JPH0952738A - 熱線遮断性ガラス - Google Patents

熱線遮断性ガラス

Info

Publication number
JPH0952738A
JPH0952738A JP23066995A JP23066995A JPH0952738A JP H0952738 A JPH0952738 A JP H0952738A JP 23066995 A JP23066995 A JP 23066995A JP 23066995 A JP23066995 A JP 23066995A JP H0952738 A JPH0952738 A JP H0952738A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
glass
heat ray
thickness
intermediate resin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP23066995A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuyoshi Noda
和良 野田
Katsuaki Aikawa
勝明 相川
Itaru Shibata
格 柴田
Riichi Nishide
利一 西出
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
AGC Inc
Original Assignee
Asahi Glass Co Ltd
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Glass Co Ltd, Nissan Motor Co Ltd filed Critical Asahi Glass Co Ltd
Priority to JP23066995A priority Critical patent/JPH0952738A/ja
Publication of JPH0952738A publication Critical patent/JPH0952738A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Surface Treatment Of Glass (AREA)
  • Joining Of Glass To Other Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】熱線遮断性及び電波透過性に優れた熱線を遮断
する合わせガラスの提供。 【解決手段】外板ガラスと紫外線遮断性中間樹脂膜とタ
ングステン珪素複合酸化物膜と内板ガラスとを順次積層
してなることを特徴とする熱線を遮断する熱線遮断性ガ
ラス。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は熱線遮断性ガラスに
関し、さらに詳しくは、例えば、車両用窓ガラス、建材
用ガラスなどに有用である熱線遮断性及び電波透過性に
優れた合わせガラスに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車用窓ガラスなどにおいて直
射日光などによる室内への熱の侵入及び蓄積を防止する
ために、窓ガラス面に熱線反射膜を形成することが行わ
れている。これらの従来の熱線反射膜は窒化チタンや
銀、アルミニウムのごとき比較的導電性の高い物質を蒸
着やスパッタリング法などでガラス面に形成している。
【0003】
【発明が解決しようとしている課題】上記従来の熱線反
射板ガラスは、その熱線反射膜の導電性が高く、その性
質上電磁波遮蔽性が高く、電波が透過しないために室内
アンテナやガラスプリントアンテナ、携帯電話などの通
信機器が十分に機能しないという問題があった。又、上
記窒化チタン、銀、アルミニウムなどからなる膜は、あ
る程度の厚みとなると可視光線に対する反射性が高くな
り可視光線透過率が低下し、車両の窓ガラスとしては使
用できなくなる。又、十分な透明性になる程膜を薄くす
ると、十分な熱線反射性能が得られないという問題があ
る。
【0004】又、タングステンと珪素の混合物の複合酸
化物から、電波透過性であり、かつ熱線遮断性にも優れ
ており、可視光線に対して十分な透明性及び透過性を持
つ膜を形成することができる。この膜を使用して種々の
環境下で使用するには、熱、紫外線などに対する十分な
耐環境性を付与するために有効な保護膜を設ける必要が
ある。従って、本発明の目的は、熱線遮断性及び電波透
過性に優れるとともに耐久性にも優れる、車両用窓ガラ
スや建材用ガラスとして有用な合わせガラスを提供する
ことである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的は以下の本発明
によって達成される。即ち、本発明は、外板ガラスと中
間樹脂膜と内板ガラスとを順次積層してなる合わせガラ
スにおいて、上記中間樹脂膜と内板ガラスとの間に少な
くとも1層のタングステン珪素複合酸化物膜層を含んだ
被膜が設けられたことを特徴とする熱線遮断性ガラスで
ある。
【0006】本発明によれば、合わせガラスの中間樹脂
膜と内板ガラスとの間に熱線を遮断するタングステン珪
素複合酸化物膜(以下WSiO膜という)層を含んだ被
膜を設けることによって、熱線遮断性及び電波透過性に
優れ、車両用窓ガラスや建材用ガラスとして有用な高耐
久の合わせガラスを提供することができる。上記中間樹
脂膜としては紫外線遮断性膜を使用することが好まし
い。
【0007】
【発明の実施の形態】次に好ましい実施の形態を挙げて
本発明をさらに詳しく説明する。本発明の熱線遮断性ガ
ラスは、外板ガラス1と中間樹脂膜3と内板ガラス2と
を順次積層してなり、上記中間樹脂膜3と内板ガラス2
との間に少なくとも1層のWSiO膜層を含んだ被膜が
設けられたことを基本的構成としている。図1aは従来
技術の合わせガラスの断面図であり、図1bに示す断面
図は、本発明の熱線遮断性ガラスの1実施の形態を説明
する図であり、上記中間樹脂膜3とWSiO膜4との間
にさらに酸化物誘電体膜5が形成されている例を示して
いる。図1cは、図1bの例の比較例を示す図である。
【0008】図1dに示す断面図は、本発明の熱線遮断
性ガラスの別の実施の形態を説明する図であり、上記W
SiO膜4の両面に金属及び/又は窒化物からなる透明
保護膜6と誘電体膜5が形成されている例を示してい
る。図1eは、図1dの例の比較例を示す図である。図
1fに示す断面図は、本発明の熱線遮断性ガラスのさら
に別の実施の形態を説明する図であり、アンテナ線7を
外板ガラス1と中間樹脂膜3との間に設け、さらに内板
ガラス2との間にWSiO膜4と誘電体膜5とが形成さ
れている例を示している。本発明においては、図1fに
示すようにWSiO膜4を中間樹脂膜3に直接接して設
けてもよいが、図1b、dに示すように、中間樹脂膜3
とWSiO膜4とが直接接触しないように、それらの間
に上記のごとき各種の膜を介在させることが好ましい。
【0009】本発明において使用される板ガラスとは、
普通ガラス、強化板ガラス、部分強化板ガラスなどであ
って、透明性を損なわない程度に着色されたものあって
もよい。これらのガラス基体は平板状のものに限られ
ず、種々の形状及び曲率に加工された曲面状であっても
よく、形状的にも特に限定されないが、特に各種車両の
フロント、リヤ、サイド、ルーフなどの窓ガラスなどに
おいて有用である。又、これらのガラス基体の厚みは特
に限定されないが、通常は約1.5〜5mm程度の厚み
が一般的である。
【0010】又、本発明において使用される中間樹脂膜
とは、合わせガラスにした場合において、その両面に配
設される二枚の板ガラスを強固に接着させると共に、合
わせガラスが破損した場合にも、ガラスの破片が飛び散
らない作用及び耐貫通作用を有するものであって、通常
は接着性、耐候性、耐熱性などの諸物性が改良された樹
脂膜である。特に、紫外線を実質的に透過させない膜が
好ましく、特に370nm未満の波長の紫外線を遮断す
る性質を有しているポリビニルブチラール樹脂シートが
好ましく使用される。
【0011】これらの中間樹脂膜の紫外線遮断性をさら
に向上させるために、樹脂膜中にその透明性を損なわな
い程度の有機又は無機の紫外線吸収剤、例えば、微粒子
酸化チタンなどを包含させることも好ましい。これらの
中間樹脂膜の厚みも特に限定されないが、通常は約0.
2〜0.9mm程度の厚みが一般的である。
【0012】本発明において使用されるWSiO膜は、
タングステン(W)と珪素(Si)とを、例えば、W1
00原子当たりSiを約3〜20原子の割合で混合して
加圧焼結したターゲットを酸素雰囲気中でスパッタリン
グする方法、真空蒸着法、ゾルゲル法、フレキソ印刷
法、スプレー法などの公知の方法でガラス基体の表面に
堆積及び成膜することによって形成することができる。
このようにして成膜されるWSiO膜の好ましい組成
は、Wに対してSiを5〜15原子%含む複合酸化物で
ある。又、形成されるWSiO膜の厚みとしては、薄す
ぎると所望の性能が得られず、又、厚すぎるとガラスの
透明性が低下するので、好ましい厚みは約100〜1,
300Åである。
【0013】本発明おいて、上記WSiO膜の耐久性を
さらに向上させる透明保護膜を形成することができる。
該透明保護膜としては、IVa族元素、Va族元素、III
b族元素及びIVb族元素の金属又はこれらの金属の窒化
物又は複合窒化物が好ましく用いられ、好ましい具体的
な金属としては、例えば、チタン、ジルコニウム、アル
ミニウム、及び珪素からなる群から選ばれる少なくとも
1種の金属及び/又は該金属の窒化物が挙げられる。よ
り具体的には、ZrSi2x(X=2〜4)、TixSi
yz(Ti:Si=90:10〜33:67原子比)、
TiNx(X=0.5〜1.3)、SiNx(X=0.5
〜1.3)、AlNx(X=0.5〜1.0)、Ti、
Ti/TiNx(X=0.5〜1.3)(2層)、Zr
Si2/ZrSi2x(X=2〜4)(2層)などが挙
げられる。
【0014】これらの透明保護層は、例えば、膜形成元
素又は2種以上の元素を所望の割合で混合して加圧焼結
したターゲットを不活性雰囲気又は窒素雰囲気中でスパ
ッタリングする方法、真空蒸着法などの公知の方法でW
SiO膜の少なくとも一方の面に成膜される。このよう
にして成膜される透明保護膜の厚みとしては、例えば、
図1dに示す例では約10〜200Åであり、多層に形
成する場合には1層として約5〜100Åであり、透明
保護膜全体の合計厚みとしては約10〜200Åである
ことが好ましい。これらの透明保護膜が薄すぎると所望
の性能が得られず、又、厚すぎるとガラスの透明性が低
下するので好ましくない。
【0015】本発明においては前記WSiO膜のガラス
基体との間に、合わせガラスとしての色調又は反射率の
調整の為に誘電体膜を形成することができる。該誘電体
膜としては、例えば、Zn、Sn、Al、Si、Ti、
Zr、Ta、Nb、Biなどの元素の酸化物や複合酸化
物が挙げられ、特にZn、TiあるいはSnの酸化物が
生産性の観点から好ましい。しかしながら、一方で前記
の好ましい酸化物を用いた場合には、WSiO層の紫外
線劣化が促進される。従って、Zn、TiあるいはSn
の酸化物をWSiO層に隣接させて用いた場合に、本発
明の効果が顕著である。前述した誘電体膜は、前記WS
iO膜と同様にスパッタリング方法などの公知の成膜技
術により形成される。誘電体膜の形成は、図1b、d、
fに示す位置には限定されない。これらの誘電体膜は可
視光線遮断率の低減あるいは反射色調調整などの目的で
形成され、形成される誘電体膜の厚みとしては、WSi
O層と誘電体層との合計で約900〜1,700Åが好
ましい。
【0016】上記本発明の熱線遮断性ガラスの製造方法
自体は公知の方法でよく、例えば、二枚の所定形状の板
ガラスを必要に応じて曲げ加工し、洗浄乾燥後に一方の
板ガラスの面に上記のごときWSiO膜、透明保護層及
び誘電体膜などを形成する。上記二枚の板ガラスを、W
SiO膜を内板ガラス側にして、樹脂シートを挟持する
ように貼り合わせ、予備接着、オートクレーブ処理、洗
浄・乾燥などの工程によって所望の合わせガラスが製造
される。
【0017】
【実施例】次に従来例、実施例及び比較例を挙げて本発
明をさらに具体的に説明する。 従来例 下記実施例1に記載の方法において、WSiO膜及びZ
nO膜を設けない以外は実施例1同様にして作製した通
常の膜無し合わせガラス(図1a参照)の可視光線透過
率は79%であり、太陽光線透過率は54%であった。 実施例1 ガラス基体として十分に洗浄したグリーン色熱線吸収ガ
ラス(10cm×10cm×2mm厚)を内板ガラスと
して使用した。ターゲットとしてW中にSiを4.8原
子%添加し、1,500℃前後の温度で不活性ガス雰囲
気中で加圧焼結させたターゲットを用いた。このターゲ
ットを用いて直流スパッタ法により、上記基板上にスパ
ッタ時の圧力1.0mTorr、Ar:O2=30:1
6の比率で混合したガス雰囲気中で膜厚500ÅのW95
Si5x(Xは未測定)からなる透明WSiO膜を成膜
した。次に大気開放を経ずに連続してZn金属ターゲッ
トを用いて、スパッタ時の圧力=4.0mTorr、A
r:O2=20:40の比率で混合したガス雰囲気中で
膜厚700ÅのZnO透明誘電体膜を成膜した。尚、成
膜中に基板の加熱は行わなかった。
【0018】上記の被膜が形成された内板ガラスと、外
板ガラスである別の2mmのグリーンガラスとを紫外線
遮断性のポリビニルブチラールシート(0.76mm
厚)を挟んで積層し、予備圧着し、次にオートクレーブ
により加熱加圧圧着して本発明の熱線遮断性ガラスとし
た(図1b参照)。尚、上記WSiO膜の膜抵抗は10
MΩ/□以上であった。この膜付き熱線遮断性ガラスの
可視光線透過率は72%であり、太陽光線透過率は47
%であった。
【0019】比較例1 実施例1において内板ガラスに代えて、外板ガラスにW
SiO膜及びZnO膜を形成した以外は実施例1と同様
にして比較例1の合わせガラスを作製した(図1c参
照)。上記WSiO膜の膜抵抗、膜付き合わせガラスの
可視光線透過率、太陽光線透過率は実施例1と同様であ
った。
【0020】評価例1 上記比較例1の合わせガラスについて紫外線による影響
を調べた。上記膜付き合わせガラスの外板ガラス側か
ら、JIS−R3212に準拠してカーボンアークラン
プ紫外線を100時間照射したところ、比較例1の合わ
せガラスの場合はWSiO膜による微吸収発色濃度が高
くなり可視光線透過率が70.2%まで低下していた。
その後300時間経過後にはWSiO膜による着色濃度
はさらに高くなり可視光線透過率は68%となって、そ
の後さらに1,000時間まで評価を継続したが、WS
iOによる濃色化は進行し、最終的には可視光線透過率
は67%にまで低下した。これらの経時変化を図2に示
す。
【0021】上記と同様にして実施例1の熱線遮断性ガ
ラスについて、外板ガラス側から同様に紫外線を照射し
たところ、30日間及び1,000時間経過後において
も可視光線透過率及び太陽光線透過率には殆ど変化が認
められず、その変化の絶対値は1%以内であった。これ
らのテスト結果を図2に示す。
【0022】実施例2 実施例1と同様にして、内板ガラスである厚さ2mmの
グリーンガラスに、まず、ZnO誘電体膜を450Å成
膜した。次に連続してWSiO膜を500Å成膜した。
その上に連続して50ÅのZrSi2x透明保護膜を成
膜した。尚、成膜中に基板の加熱は行わなかった。
【0023】上記の被膜が形成された内板ガラスと、外
板ガラスである別の2mmのグリーンガラスとをポリビ
ニルブチラールシート(0.76mm厚)を挟んで積層
し、予備圧着し、次にオートクレーブにより加熱加圧圧
着して本発明の熱線遮断性ガラスとした(図1d参
照)。尚、上記WSiO膜の膜抵抗は10MΩ/□以上
であった。この膜付き熱線遮断性ガラスの可視光線透過
率は72%であり、太陽光線透過率は46%であった。
【0024】比較例2 実施例1と同様にして、外板ガラスである厚さ2mmの
グリーンガラスに、まず、ZnO誘電体膜を450Å成
膜した。次に連続してWSiO膜を500Å成膜した。
その上に連続して50ÅのZrSi2x透明保護膜を成
膜した。尚、成膜中に基板の加熱は行わなかった。
【0025】上記の被膜が形成された外板ガラスと、内
板ガラスである別の2mmのグリーンガラスとをポリビ
ニルブチラールシート(0.76mm厚)を挟んで積層
し、予備圧着し、次にオートクレーブにより加熱加圧圧
着して合わせガラスとした(図1e参照)。尚、上記W
SiO膜の膜抵抗は10MΩ/□以上であった。この膜
付き合わせガラスの可視光線透過率は72%であり、太
陽光線透過率は46%であった。
【0026】実施例3 実施例1と同様にして、内板ガラスである厚さ2mmの
グリーンガラスに、まず、ZnO誘電体膜を700Å成
膜した。次に連続してWSiO膜を500Å成膜した。
尚、成膜中に基板の加熱は行わなかった。上記の被膜が
形成された内板ガラスと、外板ガラスである別の2mm
のグリーンガラスとをポリビニルブチラールシート
(0.76mm厚)を挟んで積層し、予備圧着し、次に
オートクレーブにより加熱加圧圧着して本発明の熱線遮
断性ガラスとした。この際、外板ガラスと中間樹脂膜と
の間に細い導電線(アンテナ)を張り巡らせて所謂封入
ガラスアンテナを設けた(図1f参照)。上記封入アン
テナ付熱線遮断性ガラスを実車に取り付けたところ、外
観も良好で、太陽の日差しを良く防ぎ、封入アンテナの
機能も全く損なわれず良好であった。
【0027】評価例2 上記実施例2及び比較例2の合わせガラスについて、評
価例1と同様に紫外線による影響を調べた。上記膜付き
合わせガラスの外板ガラス側から、JIS−R3212
に準拠してカーボンアークランプ紫外線を100時間照
射したところ、実施例2の熱線遮断性ガラスについては
実施例1と同様に変色が認められなかったが、比較例2
の合わせガラスについては、比較例1と同様にWSiO
膜による微吸収発色濃度が高くなってしまい、最終的に
は可視光線透過率は70%を下回ってしまった。
【0028】尚、上記実施例及び比較例の構成、性能な
どを纏めると以下の通りである。
【0029】
【発明の効果】以上説明の通り、本発明によれば、合わ
せガラスの中間樹脂膜として実質的に紫外線を透過させ
ない樹脂膜を使用し、該樹脂膜と内板ガラスとの間に熱
線を遮断するWSiO膜層を有する被膜を設けることに
よって、熱線遮断性及び電波透過性に優れ、車両用窓ガ
ラスや建材用ガラスとして有用な高耐久の合わせガラス
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来例、本発明及び比較例の合わせガラスの断
面を図形的に示す図。
【図2】比較例及び実施例の結果を示す図。
【符号の説明】
1:外板ガラス 2:内板ガラス 3:中間樹脂膜 4:WSiO膜 5:誘電体膜 6:透明保護膜 7:アンテナ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柴田 格 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 (72)発明者 西出 利一 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外板ガラスと中間樹脂膜と内板ガラスとを
    順次積層してなる合わせガラスにおいて、上記中間樹脂
    膜と内板ガラスとの間に少なくとも1層のタングステン
    珪素複合酸化物膜層を含んだ被膜が設けられたことを特
    徴とする熱線遮断性ガラス。
  2. 【請求項2】中間樹脂膜が紫外線遮断性中間樹脂膜であ
    る請求項1に記載の熱線遮断性ガラス。
  3. 【請求項3】中間樹脂膜がポリビニルブチラール樹脂膜
    である請求項1に記載の熱線遮断性ガラス。
  4. 【請求項4】タングステン珪素複合酸化物膜層を含んだ
    被膜の構成が、タングステン珪素複合酸化物膜/誘電体
    膜、あるいはタングステン珪素複合酸化物膜/誘電体膜
    /保護層の構成である請求項1に記載の熱線遮断性ガラ
    ス。
  5. 【請求項5】タングステン珪素複合酸化物膜層を含んだ
    被膜に用いられる誘電体が、Zn、TiあるいはSnの
    酸化物である請求項4に記載の熱線遮断性ガラス。
JP23066995A 1995-08-17 1995-08-17 熱線遮断性ガラス Pending JPH0952738A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23066995A JPH0952738A (ja) 1995-08-17 1995-08-17 熱線遮断性ガラス

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23066995A JPH0952738A (ja) 1995-08-17 1995-08-17 熱線遮断性ガラス

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0952738A true JPH0952738A (ja) 1997-02-25

Family

ID=16911451

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23066995A Pending JPH0952738A (ja) 1995-08-17 1995-08-17 熱線遮断性ガラス

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0952738A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007020791A1 (ja) * 2005-08-16 2007-02-22 Asahi Glass Company, Limited 車両窓用合わせガラス
WO2007020792A1 (ja) * 2005-08-16 2007-02-22 Asahi Glass Company, Limited 赤外線反射ガラス板および車両窓用合わせガラス
WO2008102822A1 (ja) 2007-02-20 2008-08-28 Fujifilm Corporation 紫外線吸収剤を含む高分子材料
WO2009022736A1 (ja) 2007-08-16 2009-02-19 Fujifilm Corporation ヘテロ環化合物、紫外線吸収剤及びこれを含む組成物
JP2021061614A (ja) * 2016-04-05 2021-04-15 Agc株式会社 透光性の開口部材
US12023894B2 (en) 2016-04-05 2024-07-02 AGC Inc. Glass sheet composite

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007020791A1 (ja) * 2005-08-16 2007-02-22 Asahi Glass Company, Limited 車両窓用合わせガラス
WO2007020792A1 (ja) * 2005-08-16 2007-02-22 Asahi Glass Company, Limited 赤外線反射ガラス板および車両窓用合わせガラス
US7629040B2 (en) 2005-08-16 2009-12-08 Asahi Glass Company, Limited Infrared reflection glass plate and laminated glass for vehicle window
US7638184B2 (en) 2005-08-16 2009-12-29 Asahi Glass Company, Limited Laminated glass for vehicle window
JP5076896B2 (ja) * 2005-08-16 2012-11-21 旭硝子株式会社 車両窓用合わせガラス
JP5076897B2 (ja) * 2005-08-16 2012-11-21 旭硝子株式会社 赤外線反射ガラス板および車両窓用合わせガラス
WO2008102822A1 (ja) 2007-02-20 2008-08-28 Fujifilm Corporation 紫外線吸収剤を含む高分子材料
WO2009022736A1 (ja) 2007-08-16 2009-02-19 Fujifilm Corporation ヘテロ環化合物、紫外線吸収剤及びこれを含む組成物
JP2021061614A (ja) * 2016-04-05 2021-04-15 Agc株式会社 透光性の開口部材
US11472161B2 (en) 2016-04-05 2022-10-18 AGC Inc. Glass sheet composite
US12023894B2 (en) 2016-04-05 2024-07-02 AGC Inc. Glass sheet composite

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1923362B1 (en) Infrared reflective glass plate and laminated glass for vehicle window
EP1923365B1 (en) Laminated glass for vehicle window
JP3515392B2 (ja) 金属被覆物品とその製法
EP1861339B1 (en) Coating composition with solar properties
EP2958872B1 (de) Scheibe mit wärmestrahlung reflektierender beschichtung
JP4385460B2 (ja) ガラス積層体、およびその製造方法
US5780149A (en) Glass article having a solar control coating
EP2822907B1 (de) Kraftfahrzeugscheibe mit wärmestrahlung reflektierender beschichtung
US8658289B2 (en) Electromagnetic radiation shielding device
JP4310872B2 (ja) ガラス積層体、機能性透明物品およびその製造方法
JP2000129464A (ja) 薄膜積層体を備えた透明基板
JP2013523494A (ja) 不連続金属層を備えた日射制御コーティング
WO2000037381A1 (en) Glazing panel
JPH0952738A (ja) 熱線遮断性ガラス
EP1597066B1 (en) Heat treatable coated article with chromium nitride ir reflecting layer and method of making same
JPH08295540A (ja) 熱線を遮断するガラス
JP3416960B2 (ja) 熱線遮蔽ガラス
JP2856683B2 (ja) 電波透過型熱線遮蔽ガラス
JPH07315883A (ja) 熱線遮断透明体およびその製造方法
KR20120063032A (ko) 저방사 다층코팅 및 이를 포함하는 저방사 유리
JPH09110472A (ja) スパッタ法による膜及びその形成法
DE102017108019A1 (de) Optisches Niedrigemission-Mehrschichtsystem