JP2555489B2 - 4輪駆動車両の動力伝達装置 - Google Patents

4輪駆動車両の動力伝達装置

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JP2555489B2
JP2555489B2 JP3164704A JP16470491A JP2555489B2 JP 2555489 B2 JP2555489 B2 JP 2555489B2 JP 3164704 A JP3164704 A JP 3164704A JP 16470491 A JP16470491 A JP 16470491A JP 2555489 B2 JP2555489 B2 JP 2555489B2
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port
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hydraulic pump
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健太郎 新井
克弘 北村
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    • B60K17/3505Arrangement or mounting of transmissions in vehicles for driving both front and rear wheels, e.g. four wheel drive vehicles having differential means for driving one set of wheels, e.g. the front, at one speed and the other set, e.g. the rear, at a different speed including arrangements for suppressing or influencing the power transfer, e.g. viscous clutches with self-actuated means, e.g. by difference of speed

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、前輪と後輪とを共通の
エンジンにて駆動し得るように構成された4輪駆動車両
の動力伝達装置に関する。
【0002】
【従来の技術】4輪駆動車両の動力伝達装置の一形式と
して、前輪の車軸をエンジンに直接的に接続するととも
に、この前輪の車軸に油圧クラッチを介して後輪の車軸
を接続し、油圧ポンプが前記両車軸の相対回転に応じて
発生する吐出圧を油圧クラッチに作用させることにより
前輪と後輪との間の駆動連結を達成するものが知られて
いる。
【0003】かかる動力伝達装置の油圧ポンプとして一
般的に用いられるギヤポンプやベーンポンプは、その回
転方向に応じて油の吐出方向が決定されるため、車両の
前進時と後退時とで油の吐出方向が逆転する問題があ
る。そこで油圧ポンプと油圧クラッチの作動油圧室とを
接続する油路に介設した切換弁を手動あるいは自動で切
り換えることにより、車両の前進時と後退時における油
圧ポンプの吐出方向の逆転を補償することが行われてい
る(例えば、特願平2−238244号参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ように車両の前進時と後退時に切換弁を手動で切り換え
るようにすると、切換弁の操作が面倒であり且つ操作を
忘れる可能性がある。また、切換弁を自動で切り換える
ようにすると、該切換弁の構造が複雑化してスプールの
ロック等の故障が発生する可能性が増加することにな
る。
【0005】本発明は前述の事情に鑑みてなされたもの
で、故障の可能性が少ない簡単な構造によって4輪駆動
車両の動力伝達装置における油圧ポンプの吐出方向の逆
転を自動的に保障することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、原動機にて直接的に駆動される前輪と、
油圧クラッチを介して駆動される後輪とを有する4輪駆
動車両の動力伝達装置であって、前輪の回転数と比例し
た吐出量を有するとともに、前進時には吐出ポートとな
り後退時には吸入ポートとなる第1ポートと、前進時に
は吸入ポートとなり後退時には吐出ポートとなる第2ポ
ートとを有する第1油圧ポンプと、後輪の回転数と比例
した吐出量を有するとともに、前進時には吸入ポートと
なり後退時には吐出ポートとなる第3ポートと、前進時
には吐出ポートとなり後退時には吸入ポートとなる第4
ポートとを有する第2油圧ポンプと、第1ポートと第3
ポートとを接続する第1連結油路と、第2ポートと第4
ポートとを接続する第2連結油路と、第1連結油路と油
圧クラッチの作動油圧室とを接続する第3連結油路と、
第2連結油路と油圧クラッチの作動油圧室とを接続する
第4連結油路と、第3連結油路に介設され、第1連結油
路側から作動油圧室側への油の流れのみを許容する第1
一方向弁と、第4連結油路に介設され、第2連結油路側
から作動油圧室側への油の流れのみを許容する第2一方
向弁と、作動油圧室からの油を排出する排出油路と、
備えてなることを第1の特徴とする。
【0007】また本発明は前述の第1の特徴に加えて、
前記第1連結油路から分岐して第2連結油路に接続する
第5連結油路と、第5連結油路に介設され、第2連結油
路側から第1連結油路側への油の流れのみを許容する第
3一方向弁と、車両の後退時に第2連結油路と第5連結
油路との連通を絶つ手段と、を設けたことを第2の特徴
とする。
【0008】
【実施例】以下、図面に基づいて本考案の実施例を説明
する。
【0009】図1および図2は本発明の一実施例を示す
もので、図1は4輪駆動車両の動力伝達装置の概略図、
図2はその油圧回路図である。
【0010】図1に示すように、4輪駆動車両の前部に
搭載されたエンジンEの出力は変速機1を介して前輪側
の差動装置2に入力され、その差動装置2の出力はドラ
イブシャフト3を介して左右の前輪Wfに伝達される。
差動装置2に入力されたエンジンEの出力は傘歯車装置
4を介して後述の動力伝達装置に入力され、その動力伝
達装置の出力は傘歯車装置5を介して後輪側の差動装置
6に伝達され、更に差動装置6の出力はドライブシャフ
ト7を介して左右の後輪Wrに伝達される。
【0011】動力伝達装置は、前輪側の傘歯車装置4か
ら延びる入力軸8により前輪Wfの回転数と比例した回
転数で駆動されて該回転数と比例した吐出量を有する
1油圧ポンプPfと、後輪側の傘歯車装置5に接続する
出力軸9により後輪Wrの回転数と比例した回転数で駆
動されて該回転数と比例した吐出量を有する第2油圧ポ
ンプPrと、前記入力軸8と出力軸9との間の駆動力の
伝達・遮断を司る湿式多板型の油圧クラッチCと、該油
圧クラッチCを制御する後述の油圧回路とから構成され
る。
【0012】次に、図2を参照して前記油圧回路の構成
を説明する。第1油圧ポンプPfはトロコイドポンプか
らなり、車両の前進時には吐出ポートとなり後退時には
吸入ポートとなる第1ポート10と、前進時には吸入ポ
ートとなり後退時には吐出ポートとなる第2ポート11
とを有している。第2油圧ポンプPrは同じくトロコイ
ドポンプからなり、車両の前進時には吸入ポートとなり
後退時には吐出ポートとなる第3ポート12と、前進時
には吐出ポートとなり後退時には吸入ポートとなる第4
ポート13とを有している。両油圧ポンプPf,Prの
1回転あたりの吐出量は、第2油圧ポンプPrの方が第
1油圧ポンプPfよりも僅かに(例えば2.5%)大き
くなるように設定される。そして、第1ポート10と第
3ポート12とが第1連結油路14を介して接続され、
第2ポート11と第4ポート13とが第2連結油路15
を介して接続される。尚、トロコイドポンプよりなる両
油圧ポンプPf,Prの吐出方向はその回転方向により
決定されるため、車両の前進時と後退時とでは前記吐出
方向が逆転する。図2における両油圧ポンプPf,Pr
の白矢印と黒矢印は、それぞれ前進時の吐出方向と後退
時の吐出方向を示している。
【0013】油圧クラッチCを係合させるピストンを収
納した作動油圧室16と前記第1連結油路14および第
2連結油路15とは、それぞれ第3連結油路17と第4
連結油路18を介して接続される。第3連結油路17に
は第1連結油路14から作動油圧室16への油の流れの
みを許容する第1一方向弁19が介設されるとともに、
第4連結油路18には第2連結油路15から作動油圧室
16への油の流れのみを許容する第2一方向弁20が介
設される。また、オイルタンク21と第1連結油路14
および第2連結油路15との間には、オイルタンク21
から第1連結油路14への油の流れのみを許容する第3
一方向弁22と、オイルタンク21から第2連結油路1
5への油の流れのみを許容する第4一方向弁23がそれ
ぞれ設けられる。
【0014】前記油圧クラッチCの作動油圧室16の上
流位置には、絞り径に比べて絞り流路長が長いチョーク
型絞り24が介設される。また作動油圧室16の下流
の排出油路37には、絞り径に比べて絞り流路長が短い
オリフィス型絞り25と該オリフィス型絞り25を閉塞
する手段としての第1リリーフ弁26が設けられ、それ
らオリフィス型絞り25と第1リリーフ弁26を通過し
た油は、更に油圧クラッチCの冷却部27を通過して前
記オイルタンク21に戻される。また、チョーク型絞り
24の上流位置とオリフィス型絞り25の下流位置との
間には、作動油圧室16に伝達される油圧の上限値を規
制する第2リリーフ弁28が介設される。
【0015】前記第2連結油路15には、ハウジング2
9の内部にスプリング30で左方向に付勢したスプール
31を収納してなるスプール弁32が介設される。スプ
ール31が図示した左位置にあるとき、そのスプール3
1によってポート331 と332 の連通が遮断されると
ともにポート333 とポート334 が連通し、スプール
31がスプリング30に抗して右位置に移動したとき、
そのスプール31によってポート333 とポート334
の連通が遮断されるとともにポート331 と332 が連
通する。前記ポート331 とポート334 の間には、ポ
ート331 からポート334 への油の流れのみを許容す
る第5一方向弁34が設けられるとともに、前記ポート
332 とポート333 の間には、該ポート332 からポ
ート33 3 への油の流れのみを許容する第6一方向弁3
5が設けられる。したがって、車両の前進時すなわち第
2油圧ポンプPrの第4ポート13が油を吐出している
時には、スプール31は図示の左位置にあって第2連結
油路15と第1連結油路14は第5連結油路36を介し
て接続される。また、車両の後退時すなわち第1油圧ポ
ンプPfの第2ポート11が油を吐出している時には、
スプール31がスプリング30に抗して右位置に移動
し、第4一方向弁23と第5一方向弁34とによって第
2連結油路15と前記第5連結油路36の連通が遮断さ
れる。
【0016】次に、前述の本発明の一実施例の作用を説
明する。
【0017】前進発進時には、エンジンEの駆動力が変
速機1、差動装置2、ドライブシャフト3を介して前輪
Wfに伝達されるとともに、その駆動力は差動装置2か
ら傘歯車装置4と入力軸8を介して第1油圧ポンプPf
に伝達され、この第1油圧ポンプPfを駆動する。この
とき油圧クラッチCは遮断された状態にあり、出力軸9
に接続した第2油圧ポンプPrは停止した状態にある。
したがって、オイルタンク21から第5一方向弁34を
介して、あるいはオイルタンク21から第4一方向弁2
3、スプール弁32のポート333 ,334 、および第
5一方向弁34を介して第1油圧ポンプPfの第2ポー
ト11に吸入された油は、第1ポート10から第1連結
油路14へ吐出される。このとき、第5連結油路36の
第3一方向弁22が閉じているため、第1連結油路14
に吐出された油の全量が第3連結油路17に流入し、そ
こで第2一方向弁20に阻止されて第1一方向弁19お
よびチョーク型絞り24を介して油圧クラッチCの作動
油圧室16に供給される。
【0018】上述のようにして油圧クラッチCが係合す
ると、出力軸9、傘歯車装置5、差動装置6、およびド
ライブシャフト7を介して後輪Wrが駆動され、前記出
力軸9に接続された第2油圧ポンプPrが回転する。そ
の結果、後輪Wrの回転速度の増大に応じて第1油圧ポ
ンプPfの吐出油が第1連結油路14を介して第2油圧
ポンプPrに吸入され、第2油圧ポンプPrの吐出油が
スプール弁32のポート333 ,334 、および第5一
方向弁34を介して第1油圧ポンプPfに吸入されるよ
うになる。そして第1油圧ポンプPfの吐出量と第2油
圧ポンプPrの吸入量との差に応じて油圧クラッチCの
作動油圧室16に作用する油圧、すなわち油圧クラッチ
Cの係合力が自動的に変化し、前後輪間の回転速度差が
実質的に0になる例えば定速走行状態に達すると、油圧
クラッチCの作動油圧室16に油圧が作用しなくなって
後輪Wrへのトルク分配が断たれる。尚、前記定速走行
状態において、前述のように第2油圧ポンプPrの吐出
量は第1油圧ポンプPfの吐出量を僅かに上回っている
が、第2油圧ポンプPrの余剰の吐出油はスプール弁3
2のポート333 ,334と第5連結油路36の第3一
方向弁22を介して第2油圧ポンプPrの第3ポート1
2に還流する。
【0019】さて、第1、第2両油圧ポンプPf,Pr
の吐出量(吸入量)差が生じると、油圧クラッチCの作
動油圧室16には第1リリーフ弁26のセット荷重に対
応する油圧が直ちに作用する。前記第1リリーフ弁26
が開いた後は、第1、第2両油圧ポンプPf,Prの吐
出量差、オリフィス型絞り25およびチョーク型絞り2
4の圧力降下特性、あるいは油の粘度等により決定され
る油圧が油圧クラッチCの作動油圧室16に作用する。
そして、その油圧の上限値は第2リリーフ弁28のセッ
ト荷重により制限されるため、前記第2リリーフ弁28
のセット荷重を適宜設定することにより油圧クラッチC
の伝達トルクの上限値を調整することができる。
【0020】ところで、前記チョーク型絞り24を通過
する油量は油の粘度による影響を受け、低温状態で油の
粘度が増加するとチョーク型絞り24を流れる油量が減
少するため、油圧クラッチCの作動油圧室16とオリフ
ィス型絞り25を通過する油量も減少する。このとき、
オリフィス型絞り25の前後に発生する圧力降下量は該
オリフィス型絞り25を通過する油量の2乗に比例する
ため、通過する油量が減少するとオリフィス型絞り25
における圧力降下量が小さくなり、その分だけ上流のチ
ョーク型絞り24における圧力降下量が増加することに
なる。これにより、低温状態で作動油圧室16に作用す
る油圧、すなわち第2リリーフ弁28で設定された圧力
から前記チョーク型絞り24による圧力降下量を差し引
いた圧力が小さくなる。したがって、油の粘度上昇によ
り摩擦係数が増加しても、その分だけ油圧によるクラッ
チディスクの押し付け力が減少するため、全体として低
温時における油圧クラッチCの係合力の増大が防止され
る。一方、高温状態では油の粘度が低下して摩擦係数が
低下するが、この場合にはチョーク型絞り24による圧
力降下量が逆に減少して油圧クラッチCの作動油圧室1
6に作用する油圧が増加するため、その分だけクラッチ
ディスクの押し付け力が増加して油圧クラッチCの係合
力の低下が防止される。
【0021】上述のようにして油圧クラッチCの作動油
圧室16からオリフィス型絞り25と第1リリーフ弁2
6を介して排出された油、および作動油圧室16の上流
位置から第2リリーフ弁28を介して排出された油は、
油圧クラッチCの冷却部27を通過してオイルタンク2
1に還流する。
【0022】定速走行時に前輪Wfのみが摩擦係数の低
い路面を踏んだ場合、あるいは急加速せんとした時に
は、前輪Wfが過渡的にスリップ状態になることがあ
る。このような状態においては、入力軸8に接続された
第1油圧ポンプPfの吐出量が出力軸9に接続された第
2油圧ポンプPrの吸入量を上回り、且つ第3一方向弁
22が閉じて第5連結油路36を介しての第1連結油路
14と第2連結油路15の連通が阻止されるため、前述
と同様に油圧クラッチCが係合して後輪Wrに対して駆
動トルクが分配される。
【0023】車輪に制動力が作用すると、前後輪の制動
力配分は一般に前輪Wf側が後輪Wr側より高く設定さ
れているので、急制動時等において前輪Wfが後輪Wr
よりも先にロックする。また、定速走行からのエンジン
ブレーキは前輪Wfのみ作用するので、この場合も過渡
的には前輪Wfの回転速度が後輪Wrよりも低くなる。
このような場合には、第2油圧ポンプPrの吐出量が第
1油圧ポンプPfの吸入量を上回り、第2連結油路15
に過剰なオイルが吐出される。更に、前輪Wfが完全に
ロックした場合には、第1油圧ポンプPfが停止して第
2油圧ポンプPrのみが回転するため、この第2油圧ポ
ンプPrの吐出油の全量が過剰となる。しかしながら、
この過剰な吐出油はスプール弁32のポート333 ,3
4 と第5連結油路36の第3一方向弁22を介して第
2油圧ポンプPrの第3ポート12に還流する。このよ
うにして、後輪Wrの回転速度が前輪Wfの回転速度を
上回っても油圧クラッチCの作動油圧室16に第1、第
2両油圧ポンプPf,Prの吐出量差に基づく油圧が作
用しないため、該油圧クラッチCは遮断状態に保持され
て後輪Wrへの制動力の伝達が阻止され、これにより前
後輪の制動力配分に変化が生じることない。
【0024】以上説明した車両の前進時において、第1
油圧ポンプPfの第2ポート11は吸入ポートとなり第
2油圧ポンプPrの第4ポート13は吐出ポートとなる
ため、スプール弁32のスプール31は常に図示の左位
置に保持される。このとき、何らかの原因でスプール3
1が右位置にロックしたとしても、第2油圧ポンプPr
の第4ポート13からの吐出圧が第4一方向弁23と第
6一方向弁35に阻止されてスプール弁32のポート3
3 に作用し、前記ロックしたスプール31は正常位置
である左位置に押し戻される。
【0025】車両の後退時には、第1、第2両油圧ポン
プPf,Prの回転方向が共に逆になり、吐出ポートと
吸入ポートとの関係が上記とは逆の関係になる。
【0026】すなわち、後退発進時あるいは後退急加速
時等に前輪Wfの回転速度が後輪Wrの回転速度より大
きくなると、第1油圧ポンプPfの吐出量が第2油圧ポ
ンプPrの吸入量を上回るため、第2連結油路15に油
圧が発生する。このとき、第1油圧ポンプPfの第2ポ
ート11からの吐出圧によってスプール弁32のスプー
ル31は右方向に移動するため、第1油圧ポンプPfの
第2ポート11はスプール弁32のポート331 ,33
2 、第6一方向弁35を介して第2油圧ポンプPrの第
4ポート13に連通する。その結果、スプール31の両
端に作用する油圧が等しくなり、スプリング30の弾発
力でスプール31は左位置に復帰する。するとスプール
弁32のポート331 ,332 間の連通が絶たれ、第1
油圧ポンプPfの吐出圧によりスプール31は再び右位
置へ移動する。このようにスプール弁32のスプール3
1が右動と左動を繰り返すことにより、第1油圧ポンプ
Pfの吐出油の一部が第2油圧ポンプPrに吸入され
る。
【0027】上述のようにして、第1油圧ポンプPfの
第2ポート11からの吐出量と第2油圧ポンプPrの第
4ポートからの吸入量の差によって第2連結油路15に
吐出された油は、前述のように第4一方向弁23と第5
一方向弁34によって第5連結油路36への流入が阻止
されて第4連結油路18に流入し、そこで第2一方向弁
20を通過し且つ第1一方向弁19により阻止されて油
圧クラッチCの作動油圧室16に供給され、後輪Wrに
駆動トルクを分配すべく油圧クラッチCが接続される。
後輪Wrの回転速度が増大して定速走行状態になると第
1油圧ポンプPfと第2油圧ポンプPrの回転速度は同
一になるが、第2油圧ポンプPrの1回転あたりの吐出
量が第1油圧ポンプPfの1回転あたりの吐出量よりも
大きいため、その差に相当する油が第1連結油路14に
供給される。その結果、後退時には定速走行状態におい
ても、前輪Wf側から後輪Wr側へトルクが分配される
ことになる。
【0028】また、後退制動時には第1油圧ポンプPf
の回転速度が第2油圧ポンプPrのそれを下回るため、
第2油圧ポンプPrの第3ポート12からの吐出量と第
1油圧ポンプPfの第1ポートからの吸入量の差によっ
て第1連結油路14に油圧が発生する。このとき、第3
一方向弁22が閉じるために第3連結油路17の第1一
方向弁19を介して油圧クラッチCが係合し、前輪Wf
の制動力が後輪Wrに伝達される。
【0029】以上説明した車両の後退時において、第1
油圧ポンプPfの第2ポート11は吐出ポートとなり第
2油圧ポンプPrの第4ポート13は吸入ポートとなる
ため、スプール弁32のスプール31は右位置に移動す
る。しかしながら、万一スプール31が左位置にロック
したとしても、第1油圧ポンプPfの第2ポート11か
らの吐出圧がスプール弁32のポート331 に作用し、
前記ロックしたスプール31を右位置に押し戻すことが
できる。このときスプール31のロックが解消されない
場合であっても、第2連結油路15に発生した油圧は第
4連結油路18を介して第2リリーフ弁28から逃がさ
れるため、第1油圧ポンプPfに過剰な負荷が加わるこ
とが無い。
【0030】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明は前記実施例に限定されるものでなく、特許請求の範
囲に記載された本発明を逸脱することなく、種々の小設
計変更を行うことが可能である。
【0031】例えば、実施例では車両の後退時に第1油
圧ポンプPfの第2ポート11から油が吐出された場合
に、第4一方向弁23と第5一方向弁34によって第2
連結油路15と第5連結油路36の連通を絶っている
が、第2連結油路15と第5連結油路36間の連通を遮
断しておき、車両の前進時に第2油圧ポンプPrの第4
ポートから油が吐出されたときにのみ前記第2連結油路
15と第5連結油路36を連通させても良い。要する
に、車両の後退時において第2連結油路15と第5連結
油路36との連通を絶てば、後退時に前輪Wfがスリッ
プした場合に第2連結油路15に油圧を発生させて油圧
クラッチCを係合させ、後輪Wrにトルクを分配するこ
とができる。
【0032】
【発明の効果】以上のように本発明の第1の特徴によれ
ば、車両の前進時に第1連結油路に発生した油圧を、第
3連結油路に介設した第1一方向弁を通過させ且つ第4
連結油路に介設した第2一方向弁により阻止して油圧ク
ラッチの作動油圧室に伝達し、また車両の後退時に第2
連結油路に発生した油圧を、第4連結油路に介設した第
2一方向弁を通過させ且つ第3連結油路に介設した第1
一方向弁により阻止して油圧クラッチの作動油圧室に伝
達しているので、車両の前進時と後退時における油圧ポ
ンプの吐出方向の逆転を自動的に補償することが可能と
なる。しかも、そのために2個の一方向弁を用いている
だけなので、その構造を簡略化して故障の可能性を大幅
に減少させることができる。
【0033】また本発明の第2の特徴によれば、前進時
の急制動等によって前輪がロックあるいはロックしかか
った場合に、第2油圧ポンプの第4ポートの吐出量が第
1油圧ポンプの第2ポートの吸入量を上回っても、第2
連結油路に発生した余剰の油が第2連結油路から第5連
結油路を介して前記第2油圧ポンプの第3ポートに戻さ
れるため、油圧クラッチの係合が回避される。その結
果、前輪の制動力が後輪に伝達されることが無く、前後
輪の制動力配分を適切な値に保持することができる。ま
た、前進時に前輪がスリップした場合等において第1連
結油路に油圧が発生したとき、前記油圧は第3一方向弁
に阻止されて第5連結油路から第2連結油路に逃げるこ
とが無いため、油圧クラッチを係合させて後輪にトルク
を分配することができる。更に、後退時に前輪がスリッ
プした場合等において第2連結油路に油圧が発生したと
き、その油圧が第5連結油路を介して第1連結油路に逃
げることが無いため、油圧クラッチを係合させて後輪に
トルクを分配することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】4輪駆動車両の動力伝達装置の概略図
【図2】動力伝達装置の油圧回路図
【符号の説明】
10・・・・第1ポート 11・・・・第2ポート 12・・・・第3ポート 13・・・・第4ポート 14・・・・第1連結油路 15・・・・第2連結油路 16・・・・作動油圧室 17・・・・第3連結油路 18・・・・第4連結油路 19・・・・第1一方向弁 20・・・・第2一方向弁 22・・・・第3一方向弁 23・・・・第4一方向弁 34・・・・第5一方向弁 36・・・・第5連結油路37・・・・排出油路 C・・・・・油圧クラッチ E・・・・・エンジン(原動機) Pf・・・・第1油圧ポンプ Pr・・・・第2油圧ポンプ Wf・・・・前輪 Wr・・・・後輪

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原動機(E)にて直接的に駆動される前
    輪(Wf)と、油圧クラッチ(C)を介して駆動される
    後輪(Wr)とを有する4輪駆動車両の動力伝達装置で
    あって、 前輪(Wf)の回転数と比例した吐出量を有するととも
    に、前進時には吐出ポートとなり後退時には吸入ポート
    となる第1ポート(10)と、前進時には吸入ポートと
    なり後退時には吐出ポートとなる第2ポート(11)と
    を有する第1油圧ポンプ(Pf)と、 後輪(Wr)の回転数と比例した吐出量を有するととも
    に、前進時には吸入ポートとなり後退時には吐出ポート
    となる第3ポート(12)と、前進時には吐出ポートと
    なり後退時には吸入ポートとなる第4ポート(13)と
    を有する第2油圧ポンプ(Pf)と、 第1ポート(10)と第3ポート(12)とを接続する
    第1連結油路(14)と、 第2ポート(11)と第4ポート(13)とを接続する
    第2連結油路(15)と、 第1連結油路(14)と油圧クラッチ(C)の作動油圧
    室(16)とを接続する第3連結油路(17)と、 第2連結油路(15)と油圧クラッチ(C)の作動油圧
    室(16)とを接続する第4連結油路(18)と、 第3連結油路(17)に介設され、第1連結油路(1
    4)側から作動油圧室(16)側への油の流れのみを許
    容する第1一方向弁(19)と、 第4連結油路(18)に介設され、第2連結油路(1
    5)側から作動油圧室(16)側への油の流れのみを許
    容する第2一方向弁(20)と、作動油圧室(16)からの油を排出する排出油路(3
    7)と、 を備えてなる、4輪駆動車両の動力伝達装置。
  2. 【請求項2】 前記第1連結油路(14)から分岐して
    第2連結油路(15)に接続する第5連結油路(36)
    と、 第5連結油路(36)に介設され、第2連結油路(1
    5)側から第1連結油路側(14)側への油の流れのみ
    を許容する第3一方向弁(22)と、 車両の後退時に第2連結油路(15)と第5連結油路
    (36)との連通を絶つ手段(23,34)と、 を設けたことを特徴とする、請求項1記載の4輪駆動車
    両の動力伝達装置。
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