JP2543875Y2 - マスタシリンダ - Google Patents

マスタシリンダ

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JP2543875Y2
JP2543875Y2 JP1989109493U JP10949389U JP2543875Y2 JP 2543875 Y2 JP2543875 Y2 JP 2543875Y2 JP 1989109493 U JP1989109493 U JP 1989109493U JP 10949389 U JP10949389 U JP 10949389U JP 2543875 Y2 JP2543875 Y2 JP 2543875Y2
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pressure chamber
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信治 坂田
利博 中野
清彦 皆川
英明 飯島
荒川  晴生
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  • Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は、車両用液圧ブレーキ装置及び液圧クラツチ
装置に利用されるマスタシリンダに関し、特に圧力室と
リザーバとの連通を断続するバルブ機構を設けてなる所
謂、ポートレス型のマスタシリンダに関する。
(従来の技術) 従来、この種のマスタシリンダとして実開昭62−8874
号公報に示されるものがある。
このマスタシリンダは、その一端が前記シリンダボデ
イの内孔内に固定的に設けられたホルダに係脱可能に係
合し、その他端が前記ピストンに前記圧力室側を大径と
して形成される段付内孔の大径部内に移動可能に収容さ
れるロツドと、該ロツドの他端に嵌着され前記段付内孔
の段部に形成した弁座に着座可能な弁体と、前記ピスト
ンの外周に形成される環状溝に係合し前記ピストンに組
付けられると共に前記ロツドの他端と当接して前記ロツ
ドの移動量を所定量に規制するリテーナと、該リテーナ
と前記ロツドの他端との間に介装されて前記弁体が前記
弁座に着座する方向に前記ロツドを付勢するスプリング
とにより構成されるバルブ機構を備えているものであ
り、リテーナをピストンの外周に形成される環状の溝に
係合させてピストンに組み付けることによって、その組
付時においてピストンからロッドとスプリングとリテー
ナとが分離して落下するのを防止している。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、上記した従来のマスタシリンダのバル
ブ機構においては、圧力室内に位置するピストンの外周
に形成される環状溝にリテーナがかしめにより係合され
てピストンに組付けられているため、圧力室を形成する
ピストンカツプが嵌着されるピストン外周部位よりも圧
力室側に突出する筒状部位を必然的にピストンは有して
いる。そのため、ピストンの軸長が必要以上に大きくな
り、所定のストロークを得るために当該マスタシリンダ
の軸長が増大するという問題があつた。
そこで本考案は、当該マスタシリンダにおいて、軸長
の短縮化を図ることを、その技術的課題とする。
〔考案の構成〕
(課題を解決するための手段) 上記した技術的課題を解決するために講じた技術的手
段は、当該マスタシリンダにおいて、前記ピストンカッ
プの内で前記圧力室を形成するピストンカップが外周に
嵌着される前記ピストンの前記圧力室側端部の軸方向長
さを同ピストンカップの軸方向長さと同等とし、バルブ
機構を、その一端が前記シリンダホデイの内孔内に設け
られたホルダに係脱可能に係合し、その他端が前記ピス
トンに前記圧力室側を大径として形成される段付内孔の
大径部内に移動可能に収容されるロツドと、該ロツドの
他端に嵌着され前記段付内孔の段部に形成した弁座に着
座可能な弁体と、前記段付内孔の大径部内周に形成され
ていて前記ピストンカップの内側に位置する溝に弾撥的
に係合される係止爪を有し同段付内孔の大径部内に挿入
される断面凹状の突出部と、該突出部から前記ピストン
の前記圧力室に露呈する面にそって延び前記リターンス
プリングの一端を係止するばね座部とを有し、前記ピス
トンに組付けられると共に前記ロッドの他端と当接して
前記ロッドの移動量を所定量に規制するリテーナと、該
リテーナと前記ロツドの他端との間に介装されて前記弁
体が前記弁座に着座する方向に前記ロツドを付勢するス
プリングとにより構成したことである。
(作用) 上記した手段によれば、ピストンカップの内で圧力室
を形成するピストンカップが外周に嵌着されるピストン
の圧力室側端部の軸方向長さが同ピストンカップの軸方
向長さと同等とされて、ロツド(弁体)の移動量を所定
量に規制するリテーナが、リテーナの断面凹状の突出部
がピストンの段付内孔の大径部内に挿入され、リテーナ
の突出部に設けられた係止爪がその弾性力により段付内
孔の大径部内周に形成されて圧力室を形成するピストン
カップの内側に位置する溝に弾撥的に係合して、ピスト
ンに組み付けられているため、従来のように圧力室を形
成するピストンカツプが嵌着されるピストン外周部位よ
りも圧力室側に突出する筒状部位をピストンに設ける必
要がない。これにより、ピストンの短縮化を図ることが
でき、ひいてはマスタシリンダの軸長を短縮することが
可能となる。
(実施例) 以下、本考案に従つたマスタシリンダの一実施例を図
面に基づき説明する。
第1図は本考案を実施してなる自動車用液圧ブレーキ
システムのタンデムマスタシリンダを示していて、同マ
スタシリンダ10はコンベンシヨナル型及びポートレス型
の内部構造を備えており、シリンダボデイ11,プライマ
リピストン12,セカンダリピストン13,一対のリターンス
プリング14,15及びバルブ機構V等により構成されてい
る。
シリンダボデイ11は一端が開口する筒状に形成されて
いて内部に作動液を収容するもので、その内孔11a内に
各ピストン12,13と各リターンスプリング14,15等が収容
されている。
プライマリピストン12は、両端外周に嵌着されたピス
トンカツプ16a,16bを介して内孔11a内に液密的に軸方向
へ摺動可能に嵌挿されている。また、セカンダリピスト
ン13は、その外周3箇所に嵌着したピストンカツプ17a,
17b及び17cを介して内孔11a内に液密的に軸方向へ摺動
可能に嵌挿されている。両ピストン12,13間及びセカン
ダリピストン13と内孔11aの底部間には各リターンスプ
リング16,17が介装されていて、プライマリピストン12
はリターンスプリング14により図示右方に付勢され内孔
11aの開口端内に嵌着されたスナツプリング18に一端を
係止することにより図示非作動位置に保持され、またセ
カンダリピストン13はリターンスプリング14より僅かに
ばね力が大きいリターンスプリング15により図示右方に
付勢され、シリンダボデイ11に螺合固定されて内孔11a
内に突出するストツパボルト19の頭部に後述するバルブ
機構Vのホルダ20が係止されることにより図示非作動位
置に保持されている。これにより、プライマリピストン
12はシリンダボデイ11の内孔11a内を、シリンダボデイ1
1に形成された補給ポート11bを通してリザーバRに常時
連通するプライマリ補給室R1と、シリンダボデイ11に形
成されたコンペンセーテイングポート11cを通してリザ
ーバRに連通すると共にアウトレツトポート11dを通し
て液圧管路に常時連通するプライマリ圧力室R2とに区画
している。また、セカンダリピストン13は内孔11a内を
シリンダボデイ11に形成された補給ポート11eを通して
リザーバRに常時連通するセカンダリ補給室R3と、バル
ブ機構Vを介してセカンダリ補給室R3に連通すると共に
アウトレツトポート11fを通して液圧管路に常時連通す
るセカンダリ圧力室R4とに区画している。
セカンダリピストン13はピストンカップ17a、17b、17
cの内でセカンダリ圧力室R4を形成するピストンカップ1
7aが外周に嵌着されるセカンダリピストン13のセカンダ
リ圧力室R4側端部の軸方向長さがピストンカップ17aの
軸方向長さと同等とされており、セカンダリ圧力室R4側
に開口する段付内孔を有し、該段付内孔の大径部13a内
に後述するバルブ機構Vの弁体25及びスプリング26等が
介装されている。段付内孔の小径部13bはセカンダリ補
給室R3とセカンダリ圧力室R4との間の液流通の絞り孔と
して機能するもので、小径部13bの端部はセカンダリピ
ストン13を径方向に貫通しその両端がセカンダリ補給室
R3に開口する貫通口13cに開口している。尚、段付内孔
及び貫通口13cは本考案の連通孔を構成している。
バルブ機構Vは、第1図及び第2図に示すように、セ
カンダリピストン13の段付内孔の大径部13a内にて固定
されるリテーナ23と、該リテーナ23によりセカンダリピ
ストン13に組付けられるコネクイテイングロツド24と、
該コネクイテイングロツド24の右端に嵌着された弁体25
と、コネクテイングロツド24とリテーナ23間に介装され
てコネクテイングロツド24を弁体25がセカンダリピスト
ン13の段付内孔の段部に形成される弁座13eに着座する
ように図示右方へ付勢するスプリング26とにより構成さ
れている。
リテーナ23は、セカンダリピストン13の段付内孔の大
径部13a内に挿入されて大径部13a内周に形成されていて
ピストンカップ17aの内側に位置する環状溝13dに弾撥的
に係合される複数個の係止爪23aを有する断面が凹状の
突出部である凹状部23bと、該凹状部23bからセカンダリ
ピストン13のセカンダリ圧力室R4に露呈する面に沿つて
延びリターンスプリング15の一端を係止するばね座部23
cとを有している。リテーナ23はばね鋼により形成され
ていて、その弾性力により係止爪23aが環状溝13dにスナ
ツプフイツト係合されるようになつている。尚、リテー
ナ23のばね座部23cはセカンダリピストン13のセカンダ
リ圧力室R4側端部外周に嵌着されたピストンカツプ17a
側へ延びており、ピストンカツプ17aの抜け止めをな
す。
コネクテイングロツド24は、図示右端の膨径部24aを
セカンダリピストン13の段付内孔の大径部13a内に軸方
向に移動可能に収容されて、リテーナ23の凹状部23bに
より抜け止めされていて、図示左端の係止部24bにてシ
リンダボデイ11の内孔11a底面にストツパボルト19によ
り固定されたホルダ20に係脱可能に係合されている。
かかるバルブ機構Vにおいては、セカンダリピストン
13が第1図図示非作動位置にある時コネクテイングロツ
ド24の係止部24bがホルダ20に係合して弁体25が弁座13e
から所定量離間し、またセカンダリピストン13が第1図
図示非作動位置から所定量以上移動するときコネクテイ
ングロツド24の係止部24bがホルダ20から離脱し、スプ
リング26の作用により弁体25が弁座13eに着座する。
以上の構成から成る本実施例の作用を説明する。
ブレーキペダルの踏み込み操作時、図示しないプツシ
ユロツドによりプライマリピストン12が図示左方へ押動
されると、ピストンカツプ16aがコンペンセーテイング
ポート11cを通過し、リザーバRとプライマリ圧力室R2
間の連通が遮断される。それによりプライマリピストン
圧力室R2内の液圧が上昇され、該液圧がアウトレツトポ
ート11dを介して図示せぬ液圧管路に付与される。これ
と同時に、セカンダリピストン13が図示左方へ押動さ
れ、セカンダリピストン13が所定量以上押動されると、
コネクテイングロツド24の係止部24bがホルダ20から離
脱して、スプリング26の作用により弁体25が弁座13eに
着座し、セカンダリ補給室R3とセカンダリ圧力室R4間の
連通が遮断される。それによりセカンダリ圧力室R4内の
液圧が上昇され、該液圧がアウトレツトポート11fを介
して図示せぬ液圧管路に付与される。この時、プライマ
リ圧力室R2内の作動液はコンペンセーテイングポート11
cによりリザーバRとの連通が絞られているため、ピス
トンカツプ16aが通過する以前においても該圧力室R2か
らリザーバRへの作動液の逃げが抑制されて、該圧力室
R2内の液圧が速く上昇し、ブレーキの効きを良くすると
共に、セカンダリ圧力室R4内の作動液は絞り孔として機
能する段付内孔の小径部13bによりセカンダリ補給室R3
との連通が絞られているため、弁体25が弁座13eに着座
する以前においても該圧力室R4からセカンダリ補給室R3
への作動液の逃げが抑制されて、該圧力室R4内の液圧が
速く上昇し、ブレーキの効きを良くする。
ブレーキペダルの踏み込み操作が解除されると、リタ
ーンスプリング14,15の作用により第1図に図示した非
作動位置に復帰され、各補給室R1,R3が各圧力室R2,R4に
夫々連通される。この時、液圧管路の管路抵抗により各
圧力室R2,R4内に負圧が生じた時には各ピストン12,13の
各ランド部に設けた小孔を介してピストンカツプ16a,17
aの背面より各補給室R1,R3内の作動液が夫々各圧力室R
2,R4内に吸い込まれて流入する。
また、本実施例においては、ピストンカップ17a、17
b、17c内でのセカンダリ圧力室R4を形成するピストンカ
ップ17aが外周に嵌着されるセカンダリピストン13のセ
カンダリ圧力室R4側端部の軸方向長さがピストンカップ
17aの軸方向長さと同等とされており、バルブ機構Vの
リテーナ23は凹状部23bがセカンダリピストン13の段付
内孔の大径部13a内に挿入されて大径部13a内周に形成さ
れていてピストンカップ17aの内側に位置する環状溝13d
に凹状部23bの外周に形成された複数個の係止爪23aが弾
撥的に係合されることによりセカンダリピストン13に組
付られている。従つて、圧力室内に位置するピストンの
外周に形成される環状溝にリテーナがかしめにより係合
されてピストンに組付けられていた従来のマスタシリン
ダでは、リテーナ組付のために圧力室を形成するピスト
ンカップが嵌着されるピストン外周部位よりも圧力室側
に突出する筒状部位をピストンに設け、ピストンの軸長
及びマスタシリンダの軸長の大型化を招いていたが、本
実施例においてはセカンダリピストン13にピストンカツ
プ17aよりもセカンダリ圧力室R4側に突出する筒状部位
を設ける必要がなく、セカンダリピストン13の軸長を短
縮できて当該マスタシリンダの軸長を短縮することがで
きる。また、上記した筒状部位を設ける必要がないた
め、セカンダリピストン13の段付内孔の大径部13aの軸
長を長くして弁座13eの加工性及び点検作業を悪化させ
ることなく、弁座13eをセカンダリ補給室R3側へ移動さ
せて絞り孔として機能する小径部13bの軸長を短縮する
ことができ、小径部13b内の異物の詰まりの発生を抑制
することができると共に小径部13bの加工性を向上させ
ることができる。更に、リテーナ23はばね鋼により形成
されていて、その弾性力により係止爪23aが環状溝13dに
スナツプフイツト係合されるため、組付性が良い。
〔考案の効果〕
以上に説明したように、本考案によればピストンカッ
プの内で圧力室を形成するピストンカップが外周に嵌着
されるピストンの圧力室側端部の軸方向長さが同ピスト
ンカップの軸方向長さと同等とされて、ロツドの移動量
を所定量に規制するリテーナが、リテーナの断面凹状の
突出部がピストンの段付内孔の大径部内に挿入され、リ
テーナの突出部に設けられた係止爪がその弾性力により
段付内孔の大径部内周に形成されていて圧力室を形成す
るピストンカップの内側に位置する溝に弾撥的に係合し
て、ピストンに組み付けられているため、従来のように
圧力室を形成するピストンカップが嵌着される外周部位
よりも圧力室側に突出する筒状部位をピストンに設ける
必要がなくなり、ピストンの軸長の増大に伴う当該マス
タシリンダの軸長の増大を招くことなく、所定のペダル
ストロークを得ることができる。更に、またリテーナは
ばね鋼にて形成されているため、その組付性を向上する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に従つたマスタシリンダーの実施例を示
す断面図、第2図は第1図におけるA部の拡大図であ
る。 10……マスタシリンダ、11……シリンダボデイ、11a…
…内孔、12……プライマリピストン、13……セカンダリ
ピストン、13a……大径部、13b……小径部、13c……貫
通孔、13d……環状溝、13e……弁座、14、15……リター
ンスプリング、16a,16b,17a、17b、17c……ピストンカ
ツプ、19……シトツパボルト、20……ホンダ、23……リ
テーナ、23a……係止爪、23b……凹状態、23c……ばね
座部、24……コネクテイングロツド、24a……膨径部
(他端)、24b……係止部、25……弁体、26……スプリ
ング、V……バルブ機構、R……リザーバ、R1……プラ
イマリ補給室、R2……プライマリ圧力室、R3……セカン
ダリ補給室、R4……セカンダリ圧力室。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 飯島 英明 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイ シン精機株式会社内 (72)考案者 荒川 晴生 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイ シン精機株式会社内 審査官 一ノ瀬 覚 (56)参考文献 特開 昭59−96045(JP,A)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】作動液を収容するシリンダボディの内孔内
    にピストンカップを介して液密的且つ軸方向へ摺動可能
    に嵌挿されて同内孔内に液圧管路に常時連通する圧力室
    とリザーバに常時連通する補給室とを形成すると共に前
    記圧力室と前記補給室とを連通させる連通孔を有するピ
    ストンと、前記圧力室内に収容されて前記ピストンを非
    作動位置に向けて付勢するリターンスプリングと、前記
    ピストンの前記圧力室側端部に装着されて同ピストンが
    非作動位置にあるとき前記連通孔を開放し、前記ピスト
    ンが作動位置にあるとき前記連通孔を遮蔽し前記圧力室
    内に液圧を発生させるバルブ機構とを備えてなるマスタ
    シリンダにおいて、前記ピストンカップの内で前記圧力
    室を形成するピストンカップが外周に嵌着される前記ピ
    ストンの前記圧力室側端部の軸方向長さを同ピストンカ
    ップの軸方向長さと同等とし、前記バルブ機構を、その
    一端が前記シリンダボディの内孔内に設けられたホルダ
    に係脱可能に係合し、その他端が前記ピストンに前記圧
    力室側を大径として形成される段付内孔の大径部内に移
    動可能に収容されるロッドと、該ロッドの他端に嵌着さ
    れ前記段付内孔の段に形成した弁座に着座可能な弁体
    と、前記段付内孔の大径部内周に形成されていて前記ピ
    ストンカップの内側に位置する溝に弾撥的に係合される
    係止爪を有し同段付内孔の大径部内に挿入される断面凹
    状の突出部と、該突出部から前記ピストンの前記圧力室
    に露呈する面にそって延び前記リターンスプリングの一
    端を係止するばね座部とを有し、前記ピストンに組付け
    られると共に前記ロッドの他端と当接して前記ロッドの
    移動量を所定量に規制するリテーナと、該リテーナと前
    記ロッドの他端との間に介装されて前記弁体が前記弁座
    に着座する方向に前記ロッドを付勢するスプリングとに
    より構成したことを特徴とするマスタシリンダ。
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