JP2537656Y2 - アタッチメントの振動発生装置 - Google Patents

アタッチメントの振動発生装置

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JP2537656Y2
JP2537656Y2 JP55795U JP55795U JP2537656Y2 JP 2537656 Y2 JP2537656 Y2 JP 2537656Y2 JP 55795 U JP55795 U JP 55795U JP 55795 U JP55795 U JP 55795U JP 2537656 Y2 JP2537656 Y2 JP 2537656Y2
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寛一郎 中澤
麻男 山岸
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株式会社エス・テー・ケー商会
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はパワーショベルやバック
ホウ等の建設機械とこの建設機械に装着されるバケット
等のアタッチメントとの間に介在配置され、かつこのア
タッチメントを振動させる装置に関する。
【0002】
【従来の技術】建設機械に装着するアタッチメントの一
つであるバケットの一種として、掬い上げた瓦礫や土砂
を収納する部分に篩状の網目を構成し、アタッチメント
を振動させることにより、掬い上げたもののうち、土砂
や小粒の瓦礫を篩分けるように構成したバケットがあ
る。
【0003】図5は網目を有するバケットを示す。
【0004】バケット本体50に対しては多数の開口か
ら成る網目部51が形成してあり、ブラケット52によ
り建設機械本体に装着して使用する際、建設機械側の油
圧シリンダを操作することによりこのバケットを揺動さ
せて、砂利、砂などの小径粒子を篩分ける。バケットは
レバー等の建設機械の油圧切り換え装置を操作者が操作
することにより揺動するが、一回の揺動に少なくとも一
回の操作を必要とするので、篩分けを終了するまでには
油圧切り換え操作を何回も行わねばならない。従って操
作者の疲労が著しく、また油圧切り換え装置の損傷も多
々生じている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】以上の観点に鑑み、バ
ケット等のアタッチメント側に揺動(振動)機構を設け
たものが何種か提供されている。
【0006】例えば、(1)建設機械側のアームの軸心
方向を中心に回転するようにして、主としてアタッチメ
ントの回転力により篩分ける構成のもの(実開昭61−
146558号)、
【0007】(2)錘を偏心位置に取り付けた起振装置
で発生した振動をゴム等の弾性体により増幅するように
構成したもの(実開昭63−190347号)、
【0008】(3)クランク機構等を用いて、回転運動
を振動に変化させるように構成したもの(実開昭63−
190346号、実開昭63−293229号)等があ
る。
【0009】以上の従来技術のうち(1)の実開昭61
−146558号の構成は、大量の瓦礫や土砂等を内蔵
したバケットを回転させるために大きな駆動エネルギー
を必要とする。また(2)の実開昭63−190347
号の構成は、比較的良好な振動と、それに伴う良好な篩
分け効果が期待できるが、弾性体としてのゴムスプリン
グの経時的な劣化が予想される。(3)の実開昭63−
190346号及び実開昭63−293229号の構成
はクランク機構を用いて回転力を往復運動に転換するこ
とによって振動を発生させている。この方式は、回転力
の制御により振動数を容易に調整できることや、振動機
構の経時的変化が僅かであり、装置の寿命が長いなどの
利点がある。
【0010】然し、この(3)の構成中実開昭63−1
90346号の構成はクランク機構が複数設けられ、か
つ各クランク機構を連結リンクで接続する構成となって
おり、比較的良好な振動が得られる反面、装置の構成が
複雑となる。また土砂の掬い上げや排出の際にバケット
を揺動させるバケットロッドがクランクシャフトに接続
している点にも問題がる。即ち、土砂の入ったバケット
を移動する際にはバケットを水平に保ち、土砂がこぼれ
ないようにする必要があるが、クランクシャフトの停止
位置によってはバケットの重量によりクランクシャフト
に回転モーメントが生じ、バケットロッドを止めてバケ
ットを所定の姿勢に保持しようとしても、クランクシャ
フトが勝手に回転してバケットが傾いたり、電動モータ
等の駆動装置に応力が発生する等の事態が予想される。
また実開昭63−293229号は上記実開昭63−1
90346号と基本的構成が同じであって同様の事態の
発生が予想される。
【0011】更に、篩体を2個形成し、かつ両篩体の振
動動作が同調しないようにすることによって装置全体と
しては振動が相殺されるようにして建設機械等の取り付
け対象に加わる振動を低減するようにしたもの(実開昭
61−71468号)も提案されているが、当然のこと
ながらその構成はより複雑化せざるを得ない。
【0012】また更に従来型装置はバケット等のアタッ
チメントに振動発生機構が固定的に組み込まれているた
め使用するアタッチメント毎に振動発生機構を組み込ま
ねば成らず装置の価格は必然的に上昇せざるを得ない。
因に振動動作が最も必要なアタッチメントであるバケッ
トにおいても振動機構は常時使用するものではなく、作
業形態によっては全く振動機構は不要な場合もある。従
って各アタッチメント毎に振動発生機構を組み込む従来
構成は経済上極めて不利となるという共通の欠点を有し
ている。
【0013】
【課題を解決するための手段】本考案は以上に示した従
来技術の問題点に鑑み構成したものであり、建設機械等
のアタッチメント取り付け対象に接続される接続体と、
アタッチメントに接続される振動体との間に振動発生機
構が組み込まれることによりアタッチメント取り付け対
象及びアタッチメントの何れからも独立した装置であっ
て、当該振動発生機構は回転力を発生する駆動部と、こ
の回転力を往復運動に変換するクランク機構とにより振
動を発生する機構を構成し、この振動発生機構のうちの
クランク機構、および相互に回動可能なピン接続機構の
両者により振動体と本体側接続体とを一体的に接続し、
これら各部材及び機構によって一体的な振動発生装置を
構成したことを特徴とするアタッチメント用の振動発生
装置である。
【0014】
【作用】駆動部を作動させることによりクランク機構に
回転力を伝達し、かつクランク機構は振動体に対してこ
の回転力を往復運動として伝達する。このクランク機構
の作動により振動体は他方の接続体であるピンを中心と
して,クランクの往復運動に対応した揺動(振動)を発
生する。振動体に対してはバケット等のアタッチメント
が接続されているため、振動体の振動は即ちアタッチメ
ントの振動となり、この振動によりバケット等のアタッ
チメントが掬い上げた瓦礫や土砂の篩分けを行う。
【0015】
【実施例】以下本考案の実施例を図面を参考に具体的に
説明する。
【0016】図1および図2は第1の実施例であって、
振動発生装置がアタッチメントたるバケット50から独
立した構成となっているものを示す。
【0017】振動発生装置は加振対象であるバケット5
0に直接接続する振動体1と、建設機械等のアタッチメ
ント取り付け対象に直接接続する接続体2と、これら振
動体1及び接続体2との間に介在配置されかつ振動体1
と接続体2とを連設することにより全体を一体的な装置
とする振動発生機構とからなっている。
【0018】このうち、接続体2は建設機械のアーム3
と、建設機械側の油圧シリンダのシリンダロッド15に
接続するバケットロッド4とに対してピン12および軸
16によって接続されている。後述する振動発生機構は
この振動体1と接続体2との間に介在配置するよう設け
られることによって振動体1側に接続したアタッチメン
トたるバケット50を振動させるようになっている。
【0019】次に振動発生機構の構成について説明す
る。符号5は接続体2の対向する両側壁部を挿通する軸
6の両端に取り付けられた一対の回転盤であり、一方の
回転盤(図示の構成では図2に示される回転盤のうち右
側の回転盤)は歯車となっており、油圧モータまたは電
動モータである回転駆動装置8の歯車7と係合してい
る。9はこれら両回転盤5の偏心位置にその一端をピン
10により接続されたクランクであり、その他端は別の
ピン11により振動体1に接続され、これにより振動体
1と接続体2とは一体化される。
【0020】またこれら振動体1と接続体2の両者は他
の部分では図1に示すようにピン12を介して接続され
ており、振動発生機構の一部を成すクランク9とこのピ
ン12とにより振動体1と接続体2の両者は一体的に接
続構成され、全体として振動発生装置13が構成され
る。この振動発生装置13に対して加振対象であるバケ
ット50は、ブラケット52を振動体1に対してピン1
4a、14bを以て接続されることにより、振動発生装
置13に接続固定される。
【0021】次にこの装置の作動状態について説明す
る。
【0022】バケット50を振動させるに際しては、回
転駆動装置8を作動させてこの回転駆動装置8に取りつ
けられた歯車7を介して回転盤5を回転させる。これに
より各回転盤5の偏心位置に取り付けられたクランク軸
9により振動体1は、回転盤5の回転に対応して本体側
接続体2に対して近接・離間を繰り返すようにピン12
を中心として揺動する。この力は振動体1に取りつけら
れたバケット50に対して振動として伝達される。これ
によりバケット50が掬い取った瓦礫、砂利等のうち小
径のものは網目から脱落して篩分けが行われることにな
る。
【0023】なお、瓦礫等の対象物のすくい取り或いは
排出等のために本来行われるバケット50の作動、即ち
建設機械本体側のアーム3に対するバケット50のアー
ム3に対する取り付け角の任意の変更は従来のバケット
と同様に行われる。具体的には建設機械本体側のシンリ
ダロッド15の伸縮作動がバケットロッド4を介して振
動発生装置13の軸16に伝達され、これにより振動発
生装置13全体がピン12を中心として揺動(回動)
し、同装置に取り付けられたバケット50の姿勢を変化
させることにより行われる。
【0024】図3および図4は本考案の第2の実施例を
示す。
【0025】この実施例では振動発生機構が主として振
動体1側に形成された構成となっている。
【0026】振動体1には軸20が挿通配置され、かつ
この軸20に対しては歯車21が取り付けられている。
22はこの歯車20に係合する別の歯車であり、前記実
施例と同様の回転駆動装置8により回転駆動されるよう
になっている。振動体1を挿通した軸20の両端には一
対の第1クランク23の一端が各々接続されており、さ
らに各第1クランク23の他端に対してはピン26を介
して一対の第2クランク24の一端が各々接続してい
る。
【0027】上記各第2クランク24の他端はピン27
を介して接続体2に接続している。またバケットロッド
4はこの接続体2に挿通固定された軸16に接続してい
る。なお、ピン12は接続体2に対する振動体1の揺動
(振動)を行う際の揺動中心となるピンである。符号2
5は建設機械本体側のアーム3と接続体2とを接続させ
るピンを示す。
【0028】この構成においては、回転駆動体8を作動
させるとその回転力は歯車22及び21を経て軸20に
伝達され、その両端に固設された第1クランク23はこ
の軸2の回転によって当該軸20を中心として回転す
る。第1クランク23と第2クランク24とはピン26
により相対的に回転可能に接続されているため第1クラ
ンクの回転動作により第2クランク24は往復運動を行
う。この第2クランク24の往復運動により軸20とピ
ン27は近接又は離間し、振動体1およびこれに接続す
るバケット50はピン12を中心として揺動(振動)す
ることになる。
【0029】なお、対象物のすくい取り或いは排出等の
際の建設機械本体側のアーム3に対するバケット50の
揺動動作は前記第1の実施例の場合と同様に実施され
る。
【0030】以上の実施例で示す如く本考案の振動発生
装置は建設機械及びアタッチメントたるバケットの何れ
の側からも独立した構成としたものであるが、例えば振
動体1とバケット50とを一体的に形成することによ
り、或いは接続体2を建設機械のアームと一体化するこ
とにより、本振動発生装置をアタッチメント側又は建設
機械側に予め組み込むよう構成することはもとより可能
である。
【0031】
【考案の効果】本考案は以上各実施例により具体的に説
明した如く振動発生装置をタッチメント、及び建設機械
等のアタッチメント取り付け対象の何れからも独立した
装置として構成されているため、一つの振動発生装置を
異なるアタッチメントおよび異なる取り付け対象に対し
て装着することが可能であり、装置の汎用性が極めて高
く、組み込み型の装置に比較して大幅に経済的である。
【0032】また本装置の取り付け対象たる建設機械等
アタッチメント取り付け対象及びアタッチメントの何れ
に対しても改造等や特殊部材の装着等の改変を全く必要
とせず、この点からも極めて有効な装置である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施例を示し、取り付け対象の
アームとバケットとの間に介在配置された振動発生装置
の側面図である。
【図2】図1のA−A線による断面図である。
【図3】本考案の第3の実施例を示し、取り付け対象の
アームとバケットとの間に介在配置された振動発生装置
の側面図である。
【図4】図3のB−B線による断面図である。
【図5】篩部を有するバケットの斜視図である。
【符号の説明】
1 振動体 2 接続体 3 (建設機械側)アーム 5 回転盤 6 回転軸 8 回転駆動体 9 クランク 12 ピン 13 振動発生装置 20 軸 21、22 歯車 23 第1クランク 24 第2クランク 50 バケット

Claims (5)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建設機械等のアタッチメント取り付け対
    象に対して着脱可能に構成された接続体と、当該取り付
    け対象に取り付けられるアタッチメントに対して着脱可
    能に構成された振動体とを有し、当該接続体と振動体と
    は振動発生機構を介して一体的に形成され、かつアタッ
    チメント取り付け対象及びアタッチメントの何れに対し
    ても独立して構成されたことを特徴とするアタッチメン
    トの振動発生装置。
  2. 【請求項2】 前記振動発生機構は、接続体に取り付け
    られた軸を介して回転駆動装置により回転する一対の回
    転盤と、これら回転盤の偏心位置に一端が各々接続され
    た一対のクランクとを有し、かつ各クランクの他端は振
    動体に接続するよう構成したことを特徴とする請求項1
    記載のアタッチメントの振動発生装置。
  3. 【請求項3】 前記振動発生機構は、振動体に設けられ
    た回転軸の両端に固設されかつ同回転軸を介して回転駆
    動装置により回転する一対の第1クランクと、この第1
    クランクに一端が各々接続する一対の第2クランクとを
    有し、第2クランクの他端は接続体に接続するようにし
    たことを特徴とする請求項1記載のアタッチメントの振
    動発生装置。
  4. 【請求項4】 前記振動発生機構の回転駆動装置は油圧
    モータであることを特徴とする請求項2または3記載の
    アタッチメントの振動発生装置。
  5. 【請求項5】 前記振動発生機構の回転駆動装置は電動
    モータであることを特徴とする請求項2または3記載の
    アタッチメントの振動発生装置。
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