JP2567609B2 - 振動バケット - Google Patents

振動バケット

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JP2567609B2
JP2567609B2 JP62128774A JP12877487A JP2567609B2 JP 2567609 B2 JP2567609 B2 JP 2567609B2 JP 62128774 A JP62128774 A JP 62128774A JP 12877487 A JP12877487 A JP 12877487A JP 2567609 B2 JP2567609 B2 JP 2567609B2
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寛 野坂
和也 兵頭
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Caterpillar Mitsubishi Ltd
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Caterpillar Mitsubishi Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この発明はショベル系掘削装置のバケットを加振する
振動バケットに関する。
【従来の技術】
従来のショベル系掘削装置においては、バケットの掘
削力としてリンク機構を油圧シリンダで作動させた静的
な力が用いられている。 即ち、第5図にショベル系掘削装置の一例として示す
油圧式ショベルでは、車輛本体20′にブーム19′及びリ
フトアーム4′を介してバケット1′を連結しており、
ブーム19′を作動する油圧シリンダ18′と、リフトアー
ム4′を作動する油圧シリンダ17′と、バケット1′に
枢着されたロッドを作動する油圧シリンダ6′のそれぞ
れの駆動によってバケット先端(歯先)に掘削力を生じ
させて、土砂等を破壊しながら積み込む作業を行ってい
る。 そして、上記構成では、土砂を破壊し掘削する力は、
第5図に示す如く、前記各シリンダ18′,17′,6′によ
り駆動されるバケット1′の一方向に向かう静的な力を
利用している。 しかしながら、この場合には、掘削対象物となる例え
ば地盤が上記油圧シリンダの押圧力以上の掘削抵抗を有
した硬い地盤の場合には、全く掘削ができないか、ある
いは土砂深さを少なくし土砂の掘削抵抗を低減して、少
しづつ破壊し積み込まなければならず、非能率な掘削作
業となる欠点を有していた。 そこで、掘削対象地盤が振動すると該地盤の被掘削抵
抗が減少するという事実を利用し、バケットを振動させ
る構成として、例えば、実開昭60−85345号の砂落とし
装置では、バケットとリンク機構との枢着に偏心ピンを
用いた構成が知られている。 しかし、この構成では、偏心ピンを回転させる駆動部
が、偏心ピンと同軸に設けられているので、駆動部がブ
ラケットの外側に配置され、外部衝撃に対して損傷しや
すい欠点がある。
【発明が解決しようとする問題点】
この発明は、上記事情に鑑みて鋭意研究の結果創案し
たものであって、その主たる課題は、回転駆動部をブラ
ケット内部に配置して保護しながらクランク軸を回転さ
せてバケット本体を揺動し、地盤等の掘削対象物を加振
しながら掘削を行なう振動バケットを提供するにある。
【問題点を解決するための手段】
上記課題を解決するために、この発明は、 (a).パケットの背後に突設されてリフトアームの先
端を枢着した左右一対の連結用ブラケットと、該連結用
フラケットに上記リフトアームの枢瀞位置と離間した位
魔で軸受けされた偏心した回転軸と、該回転軸に先端が
取付けられたバケットロッドと、前記回転軸に回転力を
伝動する回転駆動部とからなって掘削時に振動を与える
ようにした振動パケットにおいて、 (b).回転軸がクランク軸からなって、偏心したクラ
ンクピンにバケットロッドの先端が枢着されており、 (c).モータからなる回転駆動部が、クランク軸の下
方で上記連結用ブラケットに取付けられ、上記回転駆動
部の出力軸が一方の連結用ブラケットに軸受けされてな
り、 (d).上記出力軸とクランク軸に無端チエンを介設し
てモータの回転力がクランク軸に伝動される、 (e).これにより掘削時に振動を与えられるようにす
る、 という技術的手段を講じでいる。
【作 用】
これにより、連結用ブラケット間に配置された回転駆
動部の出力軸が回転すると、無端チエンを介して回転力
がクランク軸からなる回転軸に伝動される。 該回転軸の回転により、偏心位置で取付けられたバケ
ットロッドの先端は回転軸を中心にして偏心量に応じた
半径で同心上を回転するクランク運動の力がかかる。 バケットロッドはその基端がバケット保有機構に連結
されており、バケットロッドのクランク運動に対する相
対運動としては拘束されていることになるので、上記ク
ランクによる力はバケットロッドの先端側を揺動する力
と、バケット側のリフトアームとの枢着点を支点とした
バケットを揺動する力に変換され、バケット全体を偏心
量に対応して上下に揺動させることができる。 これによりバケットと接触している地盤等の掘削対象
物が振動して被掘削抵抗が減少するので、その振動状態
でバケットによる掘削を行い掘削能率を向上させること
ができる。
【実施例】
以下に、この発明の振動バケットを油圧ショベルに用
いた場合の好適実施例を第1図以降の図面に基づいて説
明する。 油圧ショベルは、第5図で示した如く車輛本体にブー
ム及びリフトアーム4を介して振動バケット1を連結し
ており、ブームを作動する油圧シリンダと、リフトアー
ム4を作動する油圧シリンダと、振動バケット1に枢着
されたバケットロッド8を作動する油圧シリンダ6のそ
れぞれの駆動によってバケット先端(歯先)に掘削力を
生じさせる構成となっている。 そして、振動バケット1は、リフトアーム4を枢着し
た連結用ブラケット3に、バケットロッド8の先端を連
結したクランク10と、該クランク10にチェーン15を介し
て伝動可能に連結した回転駆動部12とを設けられた構成
からなっている。 即ち、振動バケット1はその先端に数本のツース2が
装着されている公知構成からなっており、その背後に左
右一対の連結用ブラケット3が一体に突設している。 この連結用ブラケット3には、リフトアームの先端が
枢着されて枢着点5を形成し、該枢着位置と離間した前
方位置に、クランクのクランク軸が枢着点9により軸受
されている。 該クランクのクランクピン11にはバケットロッド8の
先端がクランク軸からΔr偏心して枢着点9により枢着
されており、クランク軸の枢着点9を中心にΔrの半径
で回転しうる構成となっている。 また、上記連結用ブラケット3には前記リフトアーム
の枢着点5とクランク軸の枢着点9との間に、回転駆動
部の一例を示す電動モータ12が固着されており、その回
転軸が枢着点12Pで連結用ブラケット3に回転自在に軸
受されている。 尚、ここで回転駆動部は上記電動モータに代えて油圧
モータを用いてもよい。 そして、上記電動モータ12の回転軸には第1スプロケ
ット13が軸着されており、またクランク軸にも同様に第
2スプロケット14が軸着されている。 この第1スプロケット13及び第2スプロケット14には
無端チェーン15が捲回されており、電動モータ12の回転
軸のトルクをクランク軸に伝動している。 上記の如く構成されているので、電動モータ12を回転
させることによって、第1スプロケット13、無端チェー
ン15、及び第2スプロケット14を介して、クランク軸の
枢着点9を中心としてクランクピン11に枢着されたバケ
ットロッド8の先端を偏心量即ちΔrの半径で回転させ
ることが可能となる。 そしてバケット保持機構中の油圧シリンダ6のロッド
エンドと枢着されたバケットロッドの枢着点16及び連結
用ブラケットの他端となるリフトアームとの枢着点5
は、バケットロッド8の先端の速いクランク運動に対し
ては他方基端の運動は拘束されているのに等しいので、
バケットロッド8及び連結用ブラケット3は、それぞれ
枢着点16及び5を中心として回転揺動する。 従って、バケット全体がリフトアーム4先端の枢着点
5を中心として揺動運動するので、電動モータ12の回転
数及びクランクの前記偏心量Δrを適宜最適値に設定す
ることにより、土砂に特性に対応した効果的な振動とな
るバケット加振を与えることが可能となる。 第4図(a)(b)に示すこの発明の異なる実施例
は、トラクタショベルに本発明の振動バケットを用いた
点を異にしている。 その他の構成は前記実施例と同一であるので、同一構
成には同一の符号を付してその説明を省略する。 この場合においても、振動バケット1は、回転駆動部
12によりクランク10が駆動し、バケットロッド8を介し
て前記と同様にバケット本体を加振することができる。 この発明においてバケットロッドは油圧シリンダに基
端が固定されたリンク部材からなっているが、油圧シリ
ンダのロッドであってもよい。 また、バケットロッドの基端を拘束バケット保持機構
は、油圧シリンダ、リンク機構その他の構成であっても
よい。 また、回転駆動部からの伝動手段として本実施例では
無端チェーンを用い信頼性を高めた構成としたが、この
伝動手段としてはカム、ギア、無端ベルトその他公知の
ものもこの発明の技術的範囲に含まれる。 更に、回転駆動部の出力軸と同軸に回転軸を形成して
もよい。 また、本実施例例では回転軸を回転してバケットロッ
ドの先端に揺動力を加えるが、回転軸に径方向にアーム
を突設し、該アームにバケットロッドを枢着して回転軸
を往復進退動させバケットロッドを揺動してもよい。 その他、要するにこの発明の要旨を変更しない範囲で
種々設計変更しうることは勿論である。
【発明の効果】
この発明は上記構成からなるので以下の如き特段の効
果を奏しうる。 (1).バケットロッドの先端を回転軸に偏心して取り
付けて、回転軸を回転するので、バケットを上下方向に
確実に揺動させることができ、また、回転軸の回転数及
びバケットロッドの偏心量を適宜設定することにより、
地盤等の掘削対象物の被掘削抵抗を軽減するのに効果的
な地盤振動を与えることができる。 (2).バケットロッド先端以外のバケット保持機構に
ついては特別の構成を必要とせず、また回転軸の枢着
(軸受)位置は従来構成におけるバケットロッドの枢着
位置に設定しうるので、簡単な改造で本発明の振動バケ
ットを作製することができる。 (3).回転軸をクランク軸とし、モータを連結用ブラ
ケットでクランク軸の下に配置して出力軸を上記ブラケ
ットで軸受けさせ、無端チエンで回転力を伝道するの
で、モータが外部に突出することがなく、損傷しにくく
安全である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による振動バケットを油圧ショベルに用
いた場合の要部側面図、第2図は同II−II線断面図、第
3図は本発明による振動バケットの加振作用を示す側面
図、第4図はトラクタショベルに用いた場合の異なる実
施例を示す側面図、第5図は従来の一例を示す油圧ショ
ベルの側面図である。 1……振動バケット 2……ツース 3……連結用ブラケット 4……リフトアーム 5……リフトアームの枢着点 6……油圧シリンダ 7……バケットリンク 8……バケットロッド 9……クランク軸の枢着点 10……クランク 11……クランクピン 12……電動モータ 13……第1スプロケット 14……第2スプロケット 15……チェーン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 昭夫 東京都千代田区丸の内2丁目5番1号 三菱重工業株式会社内 (56)参考文献 実開 昭60−85345(JP,U)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パケットの背後に突設されてリフトアーム
    の先端を枢着した左右一対の連結用プラケットと、該連
    結用プラケットに上記リフトアームの枢着位置と離間し
    た位置で軸受された偏心した回転軸と、該回転軸に先端
    が取付けられたバケットロッドと、前回回転軸に回転力
    を伝動する回転駆動部とからなって掘削時に振動を与え
    るようにした振動パケットにおいて、 回転軸がクランク軸からなって、偏心したクランクピン
    にバケットロッドの先端が枢着されており、 モータからなる回転駆動部が、クランク軸の下方で上記
    連結用ブラケットに取付けられ、上記回転駆動部の出力
    軸が一方の連結用ブラケットに軸受けされてなり、 上記出力軸とクランク軸に無端チェンを介設してモータ
    の回転力がクランク軸に伝動されて、掘削時に振動を与
    えられるようにしたことを特徴とする振動パケット。
  2. 【請求項2】回転駆動部が電気モータ又は油圧モータか
    らなっており、伝動部材が上記モータの出力軸とクラン
    ク軸にそれぞれ同軸に固着されたスプロケットと、該ス
    プロケット間に張設された無端チェーンとからなってお
    り、上記モータの回転力がクランク軸に伝動されて、掘
    削時に振動を与えるようにしたことを特徴とする特許請
    求の範囲第1項記載の振動パケット。
JP62128774A 1987-05-26 1987-05-26 振動バケット Expired - Lifetime JP2567609B2 (ja)

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JPS63293229A JPS63293229A (ja) 1988-11-30
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JPH0735875Y2 (ja) * 1989-09-29 1995-08-16 株式会社エス・テー・ケー商会 アタッチメントの振動発生装置
CN102839696A (zh) * 2012-09-28 2012-12-26 中国人民解放军63983部队 一种挖掘机的挖掘装置
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JPS6085345U (ja) * 1983-11-11 1985-06-12 株式会社豊田自動織機製作所 バケツトの砂落とし装置

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JPS63293229A (ja) 1988-11-30

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