JPH08184524A - 車両用加振装置 - Google Patents

車両用加振装置

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JPH08184524A
JPH08184524A JP6328961A JP32896194A JPH08184524A JP H08184524 A JPH08184524 A JP H08184524A JP 6328961 A JP6328961 A JP 6328961A JP 32896194 A JP32896194 A JP 32896194A JP H08184524 A JPH08184524 A JP H08184524A
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JP
Japan
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power cylinder
drive
vehicle
vibration
side power
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JP6328961A
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English (en)
Inventor
Hiromichi Nozaki
博路 野崎
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小型で安価な車両用加振装置を提供する。 【構成】 ベース11に回転自在に支持され、タイヤ1
9を接置させる少なくとも一対のフリーローラ1、3
と、フリーローラ1、3の回転を往復運動に変換する運
動変換手段5と、一端側がフリーローラ1、3に運動変
換手段5を介して連結され、他端側が固定側15に支持
され、フリーローラ1、3の回転によって駆動される駆
動側パワーシリンダ7と、駆動側パワーシリンダ7によ
って駆動され、車体を加振する加振手段9とよりなるこ
とを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、車両を試験的に加振
し車内音の探索等を行う車両用加振装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の車両用加振装置として
は、例えば図7に示すものがある。すなわち、この車両
用加振装置は、加振器101と油圧源103とを備えて
いる。加振器101と油圧源103とはホース又は配管
等の管路体105で連通接続されている。前記加振器1
01は、片持ち支持された加振体107を有している。
前記油圧源103は、図示しないが油圧コンプレッサが
備えられている。
【0003】そして、油圧源103から管路体105を
介して加振器101へ油圧が給排され、加振体107が
振動するものである。従って、加振体107に自動車1
09のタイヤ111を接置することにより自動車109
を加振することができる。これによって自動車の室内騒
音を再現し、その探索を行うことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような構造では、加振器101を駆動するために油圧源
103が大型の油圧コンプレッサを必要とするため装置
が大型となって大きな設置スペースを必要とし、またコ
ストが高いという問題があった。また、加振器101は
構造上、自動車109の一方のタイヤ111のみを加振
するものであるため左右のタイヤに逆相の振動を与えて
車体の捩じり加振を行うことに困難を伴っていた。
【0005】そこで、この発明は小型且つ安価で、捩じ
り加振も容易に行なうことが可能な車両用加振装置の提
供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1の発明は、ベースに回転自在に支持され、タ
イヤを接置させる少なくとも一対のフリーローラと、前
記フリーローラの回転を往復運動に変換する運動変換手
段と、一端側が前記フリーローラに前記運動変換手段を
介して連結され、他端側が固定側に支持され、前記フリ
ーローラの回転によって駆動される駆動側パワーシリン
ダと、前記駆動側パワーシリンダによって駆動され、車
体を加振する加振手段とよりなることを特徴とする。
【0007】請求項2の発明は、請求項1記載の車両用
加振装置であって、前記運動変換手段は、前記フリーロ
ーラの側面に偏心した位置で突設された駆動ピンと、こ
の駆動ピンに一端が回転自在に連結され、他端が前記駆
動側パワーシリンダに連結された往復ロッドとよりなる
ことを特徴とする。
【0008】請求項3の発明は、請求項2記載の車両用
加振装置であって、前記駆動ピンは、前記フリーローラ
に対し偏心位置を変更可能にするアジャスタを介して突
設されたことを特徴とする。
【0009】請求項4の発明は、請求項3記載の車両用
加振装置であって、前記アジャスタは、長穴を有したア
ジャスタプレートを有し、該プレートの長穴がフリーロ
ーラの側面に設けられた締結具に嵌合し、且つ該締結具
によってアジャスタプレートをフリーローラに対し締結
するものであることを特徴とする。
【0010】請求項5の発明は、請求項1〜4にいずれ
かに記載の車両用加振装置であって、前記固定側は、前
記フリーローラのセンター部又は前記ベースであること
を特徴とする。
【0011】請求項6の発明は、請求項1記載の車両用
加振装置であって、前記運動変換手段は、前記両フリー
ローラの偏心した位置に両端を回転自在に支持した揺動
ロッドと、この揺動ロッドの中間部に一端が滑りブッシ
ュを介して連結され他端が前記駆動側パワーシリンダに
連結された往復ロッドとよりなることを特徴とする。
【0012】請求項7の発明は、請求項1〜6のいずれ
かに記載の車両用加振装置であって、前記加振手段は、
一端側が車体を支持し、他端側が固定側に支持され、且
つシリンダ部が、駆動側パワーシリンダのシリンダ部に
連通する加振側パワーシリンダとよりなることを特徴と
する。
【0013】請求項8の発明は、請求項7記載の車両用
加振装置であって、前記加振側パワーシリンダのシリン
ダ部と、前記駆動側パワーシリンダのシリンダ部とは、
ホース又は配管等の管路体で連通されていることを特徴
とする。
【0014】請求項9の発明は、請求項1〜8のいずれ
かに記載の車両用加振装置であって、前記加振手段は、
車体の左右を加振する一対備えられていることを特徴と
する。
【0015】
【作用】上記手段の請求項1の発明によれば、フリーロ
ーラに自動車の駆動輪であるタイヤを接置させて駆動輪
を駆動すると、フリーローラがタイヤによって回転駆動
される。このフリーローラの回転は、運動変換手段によ
って往復運動に変換される。変換された往復運動によっ
て駆動側パワーシリンダが駆動される。この駆動側パワ
ーシリンダの動作によって加振手段が駆動され車体を加
振することができる。
【0016】請求項2の発明では、請求項1の発明の作
用に加え、フリーローラが回転すると駆動ピンが偏心回
転し、往復ロッドが往復運動を行い、フリーローラの回
転運動を往復運動として駆動側パワーシリンダのピスト
ン部に伝達することができる。
【0017】請求項3の発明では、請求項2の発明の作
用に加え、駆動ピンの偏心位置をアジャスタによって変
更することができる。従って、駆動側パワーシリンダの
駆動ストロークを調整し加振振幅の変更を行うことがで
きる。
【0018】請求項4の発明では、請求項3の発明の作
用に加え、アジャスタプレートをフリーローラに対して
締結している締結具を緩め、このアジャスタプレートを
長穴を介して締結具に沿って移動させることにより駆動
ピンの偏心位置を調節することができる。
【0019】請求項5の発明では、請求項1〜4のいず
れかの発明の作用に加え、駆動側パワーシリンダをフリ
ーローラのセンター部またはフリーローラを支持するベ
ースに支持させることができる。従って駆動側パワーシ
リンダの他端側を確実に支持することができる。
【0020】請求項6の発明では、請求項1の発明の作
用に加え、フリーローラが回転すると揺動ロッドの両端
が偏心回転して揺動ロッドが揺動する。この揺動によっ
て往復ロッドが往復運動し、フリーローラの回転運動を
往復運動として駆動側パワーシリンダのピストン部に伝
達することができる。
【0021】請求項7の発明では、請求項1〜6の発明
の作用に加え、フリーローラの回転によって駆動側パワ
ーシリンダが駆動されると、そのシリンダ部から作動圧
力が加振側パワーシリンダのシリンダ部に送られ、加振
側パワーシリンダが振動し車体を加振することができ
る。
【0022】請求項8の発明では、加振側パワーシリン
ダが駆動されると、そのシリンダ部からホースまたは配
管等の管路体を介して加振側パワーシリンダのシリンダ
部に作動圧力が送られ、車体を加振することができる。
【0023】請求項9の発明では、請求項1〜8のいず
れかの発明の作用に加え、車体の左右を加振手段によっ
て加振することができ、車体に左右逆相の振動を与え、
捩じり加振を行うことができる。
【0024】
【実施例】以下、この発明の実施例を説明する。
【0025】図1は、第1実施例に係る車両用加振装置
を示している。この車両用加振装置は、一対のフリーロ
ーラ1,3と運動変換手段5と駆動側パワーシリンダ7
と加振手段9とを備えている。
【0026】前記一対のフリーローラ1,3はベース1
1に支持軸13,15を介して回転自在に支持されてい
る。このフリーローラ1,3は自動車17の駆動輪であ
るタイヤ19を接置させるものである。
【0027】前記運動変換手段5は駆動ピン21と往復
ロッド23とからなっている。前記駆動ピン21は一方
のフリーローラ1の側面に偏心した位置で突設されてい
る。往復ロッド23は一端にリング状の可動側嵌合部2
5を備えており、この可動側嵌合部25が駆動ピン21
に図示しないブッシュ等を介して回転自在に嵌合され、
その連結が行われている。
【0028】前記駆動側パワーシリンダ7はピストン部
27とシリンダ部29とを備えている。シリンダ部29
は前記往復ロッド23の他端に一体的に固着されてい
る。シリンダ部29の側部には連通口31が突設されて
いる。連通口31にはホースまたは配管等の管路体33
の一端が接続されている。前記ピストン部27はピスト
ンロッド35を備えている。ピストンロッド35の先端
にはリング状の固定側嵌合部37が設けられている。こ
の固定側嵌合部37は他方のフリーローラ3のセンター
部に位置する支持軸15にブッシュ16等を介して回転
自在に支持されている。従って、駆動側パワーシリンダ
7は一端側がフリーローラ1に運動変換手段5を介して
連結され、他端側が固定側に支持された構成となってい
る。なお、駆動側パワーシリンダ7の他端側を支持する
固定側はフリーローラ3のセンター部に限らずベース1
1に支持させることもできる。
【0029】前記加振手段9は加振側パワーシリンダ3
9で構成されている。この加振側パワーシリンダ39は
ピストン部41とシリンダ部43とからなっている。シ
リンダ部43は加振側ベース45に固定されている。ま
たシリンダ部43には連通口47が設けられている。こ
の連通口47には前記管路体33の他端が接続されてい
る。従って、駆動側パワーシリンダ7のシリンダ部29
と加振側パワーシリンダ39のシリンダ部43とが連通
された構成となっている。前記ピストン部41はピスト
ンロッド49を備えており、ピストンロッド49の先端
に車体加振ブラケット51が取り付けられている。この
車体加振ブラケット51によって自動車17の車体を支
持している。
【0030】なお、駆動側パワーシリンダ7のシリンダ
部29と加振側パワーシリンダ39のシリンダ部43と
その間の管路体33とには作動流体が充填されている。
【0031】次に作用を説明する。自動車17の駆動輪
であるタイヤ19を一対のフリーローラ1,3上に接置
する。この状態で駆動輪であるタイヤ19を自動車17
のパワーユニットによって駆動する。タイヤ19が回転
するとフリーローラ1,3が連動回転する。一方のフリ
ーローラ1の回転は、運動変換手段5である駆動ピン2
1、往復ロッド23によって往復運動に変換され、シリ
ンダ部29がピストン部27に対して往復運動する。こ
の往復運動によってシリンダ部29内の圧力が作動流体
を媒体として管路体33から加振側パワーシリンダ39
のシリンダ部43に対して給排される。これによって加
振側パワーシリンダ39のピストン部41が上下振動
し、ピストンロッド49を介して車体加振ブラケット5
1が上下振動する。従って、自動車17の車体を加振す
ることができる。
【0032】このようにこの発明の第1実施例では駆動
源として自動車17のパワーユニットを利用するため、
加振装置自体では大型の油圧コンプレッサ等を不要と
し、装置を著しく小型にすることができる。従ってその
設置スペースを小さくすることができると共に、安価に
製作することができる。
【0033】また、駆動側パワーシリンダ7を取り除け
ば、フリーローラ1,3を通常のものとして使用するこ
とができる。さらに、加振側パワーシリンダ39を左右
に設ければ自動車17を左右で逆相となる加振を行うこ
とができ、車体の捩じれ時に起こる配線の断線、異音の
再現等がしやすくなる。また、管路体33を伸ばすこと
により被駆動輪側の加振も行うことが可能である。
【0034】図2は、第2実施例を示している。この実
施例では、駆動側パワーシリンダ7の駆動力を調整でき
るようにしたものである。すなわちこの実施例では駆動
ピン21がアジャスタ53を介して突設されている。ア
ジャスタ53はアジャスタプレート55を有している。
アジャスタプレート55には、長穴57が設けられてい
る。このアジャスタプレート55の一端側に前記駆動ピ
ン21が突設されている。一方、フリーローラ1にはガ
イド兼用の締結具59,61が設けられている。この締
結具59,61はフリーローラ1に突設されたボルト6
3と、ボルト63に締結されたナット65とで構成され
ている。そして、前記アジャスタプレート55の長穴5
7は締結具59,61のボルト63に嵌合され、ナット
65の締め付けによってアジャスタプレート55がフリ
ーローラ1に対し締結されている。
【0035】そして、駆動ピン21はフリーローラ1に
対して偏心した位置にあり、フリーローラ1の回転によ
って前記同様シリンダ部29を往復駆動することができ
る。更に、この実施例ではナット65を緩めてボルト6
3に対しアジャスタプレート55を位置調整することに
よって、駆動ピン21の偏心位置を調節することができ
る。調節後はナット65を再び締め付けることによって
アジャスタプレート55のフリーローラ1に対する固定
を行うことができる。そして、駆動ピン21の偏心位置
を調節することによって駆動側パワーシリンダ7の振幅
を変更することができる。従って、加振側パワーシリン
ダ39による自動車17の振動の振幅を調節することが
できるのである。
【0036】従ってこの実施例でも第1実施例と同様な
作用効果を奏する他、振動の振幅を調整することによっ
て種々の加振状態を作り出し、様々な態様の試験を行う
ことができる。
【0037】図3は、第3実施例を示している。この実
施例では駆動側パワーシリンダ7のピストンロッド35
を固定側としてのベース11に突設された支持軸15に
支持させたものである。なお、駆動ピン21はアジャス
タ53を介して突設されている。
【0038】従って、この実施例でも第2実施例と略同
様な作用効果を奏することができる。また、駆動側パワ
ーシリンダの他端側をベース11に支持させることによ
ってその支持箇所の設定が容易となる。また、ベース1
1に対してピストンロッド35の支持箇所を調節できる
ようにすれば、駆動側パワーシリンダ7の駆動振幅を更
に調節することができる。この場合、アジャスタ53を
不要にすることも可能である。
【0039】図4は、この発明の第4実施例を示してい
る。この実施例では運動変換手段5を揺動ロッド67と
往復ロッド69とにより構成したものである。即ち、揺
動ロッド67は両端に嵌合部71を有している。また、
フリーローラ1,3の双方に偏心した位置に駆動ピン2
1が突設されている。この駆動ピン21に揺動ロッド6
7の両端の可動側嵌合部71が回転自在に嵌合支持され
ている。揺動ロッド67の中間部には滑りブッシュ73
が取り付けられている。滑りブッシュ73には往復ロッ
ド69の上端が結合されている。滑りブッシュ73と往
復ロッド69との結合は、揺動ロッド67の動きに合わ
せて動く滑りブッシュ73の首振りを許容するように行
なわれている。この往復ロッド69は駆動側パワーシリ
ンダ7のピストンロッド35と一体となっており、ピス
トンロッド35の下端はピストン部27に回転自在に連
結されている。また、駆動側パワーシリンダ7のシリン
ダ部29はベース11側等に固定されている。
【0040】そして、フリーローラ1,3がタイヤ19
側の回転に伴って回転すると、駆動ピン21の偏心回転
によって揺動ロッド67が上下方向に往復揺動する。こ
れによって往復ロッド69が上下動し、ピストン部27
がシリンダ部29に対して振動ストロークする。
【0041】従って、上記と同様にして加振側パワーシ
リンダ39を駆動することができる。これによって自動
車17の車体を加振することができ、第1実施例と略同
様な作用効果を奏することができる。また、この実施例
では両側が駆動ピン21によって駆動される揺動ロッド
67の運動を往復ロッド69に伝えるため、フリーロー
ラ1,3の回転運動をピストン部27の往復運動として
確実に伝えることができる。なお、この実施例において
も駆動ピン21の偏心位置をアジャスタによって調節で
きるように構成することもできる。
【0042】図5は、第5実施例を示している。
【0043】すなわち、この実施例では上記加振装置に
加えてストラットアッパマウント付近にgセンサ75,
77を左右2個設けたものである。このgセンサ75,
77を設けることによってショックアブソーバテスタと
して使用することも可能となる。すなわち、図6のよう
に時間経過に応じた上下g出力を左右輪で測定すること
ができるのである。
【0044】
【発明の効果】以上より明らかなように、請求項1の発
明によれば、自動車のパワーユニットを利用してフリー
ローラを回転させ、これによって自動車を加振すること
ができるので、大型の油圧コンプレッサ等を不要とし、
装置を著しく小型にすることができる。従って設置スペ
ースを少なくし、また安価に製作することができる。
【0045】請求項2の発明では、請求項1の発明の効
果に加え、駆動ピンと往復ロッドとによりフリーローラ
の回転を往復運動として駆動側パワーシリンダに伝える
ことができる。従って、回転運動を往復運動に確実に変
換することができ、しかも構造が著しく簡単である。
【0046】請求項3の発明では、請求項2の発明の効
果に加え、駆動ピンの偏心位置をアジャスタによって変
更することができ、振動の振幅を変えることができる。
従って種々の加振状態によって試験を行うことができ
る。
【0047】請求項4の発明では、請求項3の発明の効
果に加え、アジャスタプレートの位置の設定によって駆
動ピンの偏心位置を調節することができ、偏心位置を確
実に調節することができる。しかも、構造が極めて簡単
である。
【0048】請求項5の発明では、請求項1〜4の発明
の効果に加え、駆動側パワーシリンダの他端側をフリー
ローラのセンター部またはベースに支持することができ
る。従って、運動変換手段によって回転運動から往復運
動に変換された運動によって駆動側パワーシリンダ7を
確実に駆動することができる。
【0049】請求項6の発明では、請求項1の発明の効
果に加え、フリーローラの回転と共に揺動運転する揺動
ロッドによって往復ロッドを往復運動させることがで
き、回転運動を往復運動に確実に変換することができ
る。また、揺動ロッドはその両端を一対のフリーローラ
によって駆動されるため、高速駆動にも耐えることがで
きる。
【0050】請求項7の発明では、請求項1〜6のいず
れかの発明の効果に加え、駆動側パワーシリンダの作動
圧が加振側パワーシリンダに給排され、この加振側パワ
ーシリンダによって自動車の車体を加振することができ
る。従って駆動側パワーシリンダと加振側パワーシリン
ダとが同期し、駆動側パワーシリンダの駆動によって確
実に加振を行うことができる。
【0051】請求項8の発明では、請求項7の発明の効
果に加え、駆動側パワーシリンダの作動圧をホース又は
配管等の管路体を介して加振側パワーシリンダのシリン
ダ部に給配することができ、駆動側パワーシリンダの駆
動によって加振側パワーシリンダを確実に駆動すること
ができる。
【0052】請求項9の発明では、請求項1〜8のいず
れかの発明の効果に加え、車体の左右を逆相で加振する
ことができ、車体の捩じれ振動を起こさせることが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例に係る装置の全体図であ
る。
【図2】この発明の第2実施例に係る要部の拡大図であ
る。
【図3】この発明の第3実施例に係る要部の拡大図であ
る。
【図4】この発明の第4実施例に係る装置の全体図であ
る。
【図5】この発明をショックアブソーバテスタとして使
用した場合の説明図である。
【図6】左右輪でのg出力のグラフである。
【図7】従来例に係る車両用加振装置の全体図である。
【符号の説明】
1 フリーローラ 3 フリーローラ 5 運動変換手段 7 駆動側パワーシリンダ 9 加振手段 11 ベース 13 支持軸 15 支持軸 17 自動車 19 タイヤ 21 駆動ピン 23 往復ロッド 27 ピストン部 29 シリンダ部 33 管路体 35 ピストンロッド 39 加振側パワーシリンダ 41 ピストン部 43 シリンダ部 53 アジャスタ 55 アジャスタプレート 57 長穴 59 締結具 61 締結具 67 揺動ロッド 69 往復ロッド 73 滑りブッシュ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G01M 17/007

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベースに回転自在に支持され、タイヤを
    接置させる少なくとも一対のフリーローラと、 前記フリーローラの回転を往復運動に変換する運動変換
    手段と、 一端側が前記フリーローラに前記運動変換手段を介して
    連結され、他端側が固定側に支持され、前記フリーロー
    ラの回転によって駆動される駆動側パワーシリンダと、 前記駆動側パワーシリンダによって駆動され、車体を加
    振する加振手段とよりなることを特徴とする車両用加振
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の車両用加振装置であっ
    て、 前記運動変換手段は、前記フリーローラの側面に偏心し
    た位置で突設された駆動ピンと、この駆動ピンに一端が
    回転自在に連結され、他端が前記駆動側パワーシリンダ
    に連結された往復ロッドとよりなることを特徴とする車
    両用加振装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の車両用加振装置であっ
    て、 前記駆動ピンは、前記フリーローラに対し偏心位置を変
    更可能にするアジャスタを介して突設されたことを特徴
    とする車両用加振装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の車両用加振装置であっ
    て、 前記アジャスタは、長穴を有したアジャスタプレートを
    有し、該プレートの長穴がフリーローラの側面に設けら
    れた締結具に嵌合し、且つ該締結具によってアジャスタ
    プレートをフリーローラに対し締結するものであること
    を特徴とする車両用加振装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4にいずれかに記載の車両用
    加振装置であって、 前記固定側は、前記フリーローラのセンター部又は前記
    ベースであることを特徴とする車両用加振装置。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の車両用加振装置であっ
    て、 前記運動変換手段は、前記両フリーローラの偏心した位
    置に両端を回転自在に支持した揺動ロッドと、この揺動
    ロッドの中間部に一端が滑りブッシュを介して連結され
    他端が前記駆動側パワーシリンダに連結された往復ロッ
    ドとよりなることを特徴とする車両用加振装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかに記載の車両用
    加振装置であって、 前記加振手段は、一端側が車体を支持し、他端側が固定
    側に支持され、且つシリンダ部が、駆動側パワーシリン
    ダのシリンダ部に連通する加振側パワーシリンダとより
    なることを特徴とする車両用加振装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の車両用加振装置であっ
    て、 前記加振側パワーシリンダのシリンダ部と、前記駆動側
    パワーシリンダのシリンダ部とは、ホース又は配管等の
    管路体で連通されていることを特徴とする車両用加振装
    置。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のいずれかに記載の車両用
    加振装置であって、 前記加振手段は、車体の左右を加振する一対備えられて
    いることを特徴とする車両用加振装置。
JP6328961A 1994-12-28 1994-12-28 車両用加振装置 Pending JPH08184524A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104819814A (zh) * 2014-01-30 2015-08-05 广西大学 一种可调幅曲柄滑块受控激振机构
WO2020218251A1 (ja) * 2019-04-22 2020-10-29 本田技研工業株式会社 加振装置
JP2021043072A (ja) * 2019-09-11 2021-03-18 本田技研工業株式会社 加振装置
JP2021110694A (ja) * 2020-01-15 2021-08-02 本田技研工業株式会社 加振装置

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