JP2536823Y2 - 放熱板固定具 - Google Patents
放熱板固定具Info
- Publication number
- JP2536823Y2 JP2536823Y2 JP8674091U JP8674091U JP2536823Y2 JP 2536823 Y2 JP2536823 Y2 JP 2536823Y2 JP 8674091 U JP8674091 U JP 8674091U JP 8674091 U JP8674091 U JP 8674091U JP 2536823 Y2 JP2536823 Y2 JP 2536823Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spring member
- heat
- heat sink
- fastening screw
- blocks
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Mounting Components In General For Electric Apparatus (AREA)
- Cooling Or The Like Of Electrical Apparatus (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は放熱板固定具に関し、特
に電子機器で発生される熱を放熱板を通して電子機器ケ
ースから放散させるための放熱板固定具に関する。
に電子機器で発生される熱を放熱板を通して電子機器ケ
ースから放散させるための放熱板固定具に関する。
【０００２】
【従来の技術】近年における電子機器には高性能、高出
力のトランジスタやハイブリットＩＣ等が用いられるこ
とが多く、そのため、電子機器で消費される電力も増大
され、電子機器の動作によってかなりの高熱が発生され
る。このため、従来の電子機器では放熱板を設けてお
り、機器で発生された熱をこの放熱板から放散させるこ
とで放熱を行うように構成されている。
力のトランジスタやハイブリットＩＣ等が用いられるこ
とが多く、そのため、電子機器で消費される電力も増大
され、電子機器の動作によってかなりの高熱が発生され
る。このため、従来の電子機器では放熱板を設けてお
り、機器で発生された熱をこの放熱板から放散させるこ
とで放熱を行うように構成されている。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】ところで、電子機器で
は、一般に１枚或いは複数枚の回路基板を機器ケース内
に収容して機器を構成しているが、このような場合には
各回路基板に設けた放熱板も機器ケース内に収容される
ことになる。このため、放熱板から放散される熱が機器
ケース内に籠もり易く、放熱板を利用した有効な放熱が
できなくなるという問題がある。本考案の目的は、放熱
板からの熱放散を改善し、電子機器の放熱性を高めるこ
とができる放熱板固定具を提供することにある。
は、一般に１枚或いは複数枚の回路基板を機器ケース内
に収容して機器を構成しているが、このような場合には
各回路基板に設けた放熱板も機器ケース内に収容される
ことになる。このため、放熱板から放散される熱が機器
ケース内に籠もり易く、放熱板を利用した有効な放熱が
できなくなるという問題がある。本考案の目的は、放熱
板からの熱放散を改善し、電子機器の放熱性を高めるこ
とができる放熱板固定具を提供することにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本考案の放熱板固定具
は、一対の挟持ブロックと、これら挟持ブロックに挟ま
れ、その両端部を弾性変形可能な変形部として構成した
バネ部材と、挟持ブロック及びバネ部材を挿通され、そ
の先端側において一方の挟持ブロックに螺合された締結
ネジとで構成される。例えば、両挟持ブロックは断面形
状を台形とし、バネ部材は短冊状のバネ板を曲げ加工
し、両挟持ブロックで挟持される中央の真直部の両側に
菱形に曲げ加工した変形部を有する。
は、一対の挟持ブロックと、これら挟持ブロックに挟ま
れ、その両端部を弾性変形可能な変形部として構成した
バネ部材と、挟持ブロック及びバネ部材を挿通され、そ
の先端側において一方の挟持ブロックに螺合された締結
ネジとで構成される。例えば、両挟持ブロックは断面形
状を台形とし、バネ部材は短冊状のバネ板を曲げ加工
し、両挟持ブロックで挟持される中央の真直部の両側に
菱形に曲げ加工した変形部を有する。
【０００５】
【作用】本考案によれば、締結ネジを締結したときに両
挟持ブロックでバネ部材を挟圧させ、その変形部を弾性
変形させてバネ部材の両端寸法を拡大させることで、機
器ケース内に配設した放熱板をバネ部材によって機器ケ
ースの内面に押圧させ、放熱板の熱を機器ケースに伝達
させることを可能とする。
挟持ブロックでバネ部材を挟圧させ、その変形部を弾性
変形させてバネ部材の両端寸法を拡大させることで、機
器ケース内に配設した放熱板をバネ部材によって機器ケ
ースの内面に押圧させ、放熱板の熱を機器ケースに伝達
させることを可能とする。
【０００６】
【実施例】次に本考案について図面を参照して説明す
る。図１は本考案の放熱板固定具１の一実施例の分解斜
視図である。この放熱板固定具１は、一対の挟持ブロッ
ク２，３と、これら挟持ブロック２，３間に挟まれるバ
ネ部材４と、前記挟持ブロック２，３間の間隔を変化さ
せるために前記挟持ブロック２，３及びバネ部材４に挿
通される締結ネジ５とで構成される。
る。図１は本考案の放熱板固定具１の一実施例の分解斜
視図である。この放熱板固定具１は、一対の挟持ブロッ
ク２，３と、これら挟持ブロック２，３間に挟まれるバ
ネ部材４と、前記挟持ブロック２，３間の間隔を変化さ
せるために前記挟持ブロック２，３及びバネ部材４に挿
通される締結ネジ５とで構成される。
【０００７】前記一方の挟持ブロック２は、台形断面形
状に形成され、平行に対峙されたその上面から下面にか
けて前記締結ネジ５が挿通可能な挿通穴２ａを貫通させ
ている。又、他方の挟持ブロック３は上面から下面にか
けて前記締結ネジ５が螺合されるネジ穴３ａを形成して
いる。前記バネ部材４は、短冊状のバネ板を曲げ加工
し、その中央部には前記挟持ブロック２，３の各上面が
当接される真直部４ａを設け、その両端部は菱形に曲げ
形成した変形部４ｂを夫々形成している。又、前記真直
部４ａには前記締結ネジ５が挿通される挿通穴４ｃを開
設している。
状に形成され、平行に対峙されたその上面から下面にか
けて前記締結ネジ５が挿通可能な挿通穴２ａを貫通させ
ている。又、他方の挟持ブロック３は上面から下面にか
けて前記締結ネジ５が螺合されるネジ穴３ａを形成して
いる。前記バネ部材４は、短冊状のバネ板を曲げ加工
し、その中央部には前記挟持ブロック２，３の各上面が
当接される真直部４ａを設け、その両端部は菱形に曲げ
形成した変形部４ｂを夫々形成している。又、前記真直
部４ａには前記締結ネジ５が挿通される挿通穴４ｃを開
設している。
【０００８】このような構成の放熱板固定具１の使用例
を図２及び図３に示す。図２は、機器ケース１１内に図
示を省略する２枚の回路基板を収納し、各回路基板に設
けた放熱板１２を対抗配置した例を示している。機器ケ
ース１１には各放熱板１２に対抗して外側に突片１３を
一体に形成している。このような機器ケース１１に対
し、両放熱板１２の間の機器ケース外壁に挿通穴１１ａ
を開設し、この挿通穴１１ａに外側から締結ネジ５を挿
通させる。そして、機器ケース１１の内側から一方の挟
持ブロック２を挿通穴２ａを通して挿通させ、次にバネ
部材４を挿通穴４ｃを通して挿通させる。更に、その内
側から他方の挟持ブロック３をネジ穴３ａを締結ネジ５
に螺合させる。この状態では、各挟持ブロック２，３の
間隔は広い状態にあるため、バネ部材４は通常の形状に
保持されている。
を図２及び図３に示す。図２は、機器ケース１１内に図
示を省略する２枚の回路基板を収納し、各回路基板に設
けた放熱板１２を対抗配置した例を示している。機器ケ
ース１１には各放熱板１２に対抗して外側に突片１３を
一体に形成している。このような機器ケース１１に対
し、両放熱板１２の間の機器ケース外壁に挿通穴１１ａ
を開設し、この挿通穴１１ａに外側から締結ネジ５を挿
通させる。そして、機器ケース１１の内側から一方の挟
持ブロック２を挿通穴２ａを通して挿通させ、次にバネ
部材４を挿通穴４ｃを通して挿通させる。更に、その内
側から他方の挟持ブロック３をネジ穴３ａを締結ネジ５
に螺合させる。この状態では、各挟持ブロック２，３の
間隔は広い状態にあるため、バネ部材４は通常の形状に
保持されている。
【０００９】この状態から締結ネジ５を機器ケース１１
の外側から操作して締結させると、図３に示すように、
締結ネジ５に螺合された他方の挟持ブロック３がネジ頭
部に向かって螺進されるため、両挟持ブロック２，３の
間隔が狭められる。このため、バネ部材４は両側から挟
み込まれることになり、特にその変形部４ｂは両挟持ブ
ロック２，３の斜面に沿って両端方向に向けて変形さ
れ、その両端寸法が拡大される。
の外側から操作して締結させると、図３に示すように、
締結ネジ５に螺合された他方の挟持ブロック３がネジ頭
部に向かって螺進されるため、両挟持ブロック２，３の
間隔が狭められる。このため、バネ部材４は両側から挟
み込まれることになり、特にその変形部４ｂは両挟持ブ
ロック２，３の斜面に沿って両端方向に向けて変形さ
れ、その両端寸法が拡大される。
【００１０】これにより、バネ部材４の両端が放熱板１
２に夫々当接され、更に放熱板１２を移動させて夫々を
突片１３に押圧させる。したがって、この状態では、放
熱板の熱は突片１３を介して機器ケース１１に伝達さ
れ、機器ケース１１の外壁から機器外部に放熱されるこ
とになるため、熱が機器ケース１１内に籠もることもな
く、有効な放熱が実現できる。尚、挟持ブロックやバネ
部材の形状は前記実施例に限られるものではなく、例え
ば挟持ブロックを半円状に形成し、或いはバネ部材の変
形部を楕円状に形成する等の変形が可能である。
２に夫々当接され、更に放熱板１２を移動させて夫々を
突片１３に押圧させる。したがって、この状態では、放
熱板の熱は突片１３を介して機器ケース１１に伝達さ
れ、機器ケース１１の外壁から機器外部に放熱されるこ
とになるため、熱が機器ケース１１内に籠もることもな
く、有効な放熱が実現できる。尚、挟持ブロックやバネ
部材の形状は前記実施例に限られるものではなく、例え
ば挟持ブロックを半円状に形成し、或いはバネ部材の変
形部を楕円状に形成する等の変形が可能である。
【００１１】
【考案の効果】以上説明したように本考案は、締結ネジ
を締結し、一対の挟持ブロックでバネ部材を挟圧してバ
ネ部材の両端寸法を拡大させることにより、機器ケース
内に配設した放熱板をバネ部材によって機器ケースの内
面に押圧させることで、放熱板の熱を効率良く機器ケー
スに伝達させることができ、放熱板の熱が機器ケースを
介して外部に良好に放散させることができる効果があ
る。
を締結し、一対の挟持ブロックでバネ部材を挟圧してバ
ネ部材の両端寸法を拡大させることにより、機器ケース
内に配設した放熱板をバネ部材によって機器ケースの内
面に押圧させることで、放熱板の熱を効率良く機器ケー
スに伝達させることができ、放熱板の熱が機器ケースを
介して外部に良好に放散させることができる効果があ
る。
【図１】本考案の放熱板固定具の部分分解斜視図であ
る。
る。
【図２】本考案の放熱板固定具を使用した状態を示し、
締結ネジを締結する前の状態の断面図である。
締結ネジを締結する前の状態の断面図である。
【図３】本考案の放熱板固定具を使用した状態を示し、
締結ネジを締結した状態の断面図である。
締結ネジを締結した状態の断面図である。
１ 放熱板固定具 ２，３ 挟持ブロック ４ バネ部材 ５ 締結ネジ １１ 機器ケース １２ 放熱板 １３ 突片
Claims (2)
- 【請求項１】 一対の挟持ブロックと、これら挟持ブロ
ックに挟まれ、その両端部を弾性変形可能な変形部とし
て構成したバネ部材と、前記挟持ブロック及びバネ部材
を挿通され、その先端側において一方の挟持ブロックに
螺合された締結ネジとで構成され、前記締結ネジを締結
したときに前記両挟持ブロックでバネ部材を挟圧させ、
その変形部を弾性変形させてバネ部材の両端寸法を拡大
させるように構成したことを特徴とする放熱板固定具。 - 【請求項２】 両挟持ブロックは断面形状を台形とし、
バネ部材は短冊状のバネ板を曲げ加工して両挟持ブロッ
クで挟持される中央の真直部の両側に菱形に曲げ加工し
た変形部を有する請求項１の放熱板固定具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8674091U JP2536823Y2 (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | 放熱板固定具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8674091U JP2536823Y2 (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | 放熱板固定具 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0531288U JPH0531288U (ja) | 1993-04-23 |
| JP2536823Y2 true JP2536823Y2 (ja) | 1997-05-28 |
Family
ID=13895207
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8674091U Expired - Lifetime JP2536823Y2 (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | 放熱板固定具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2536823Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-09-30 JP JP8674091U patent/JP2536823Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0531288U (ja) | 1993-04-23 |
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