JP2530557Y2 - 柱上作業用落下物防止ネット - Google Patents

柱上作業用落下物防止ネット

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JP2530557Y2
JP2530557Y2 JP2001790U JP2001790U JP2530557Y2 JP 2530557 Y2 JP2530557 Y2 JP 2530557Y2 JP 2001790 U JP2001790 U JP 2001790U JP 2001790 U JP2001790 U JP 2001790U JP 2530557 Y2 JP2530557 Y2 JP 2530557Y2
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元昭 佐藤
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日本安全産業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、主に電柱などの柱上で作業を行なう場合
に、作業者の足の下方にあたる電柱に取付け、作業中の
落下物に対する危険を未然に防ぐための柱上作業用落下
物防止ネットに関する。
〔従来の技術〕 従来この種の落下物防止ネットとしては、第5図に示
すように、電柱に巻き付けるバンド31を備えた金具32
に、複数本の骨杆33の一端が水平方向へ揺動自在に取付
け、この複数本の骨杆33を放射状に配した上面上にわた
ってネット34を直接に敷設すると共に、そのネット34の
両側縁を両側に配した骨杆33に固着してあるものが一般
的に知られている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記した従来の落下物防止ネットは、
水平方向に揺動するように骨杆が取付けられれているも
のの、それ以外に落下物の衝撃を緩和して受け止める構
造になっていないので、柱上での作業中に誤って落とし
た落下物の衝撃荷重によって、ネットを突き破ったり或
いは骨杆を破損したりして落下物が道路上に落下するこ
とがあり、危険を未然に防止するという本来の役割を充
分に果していないという問題点があった。
そこで本考案は前記事情に基づいてなされたものであ
り、破損することなく落下物を確実に受け止めることが
でき、通行人や地上作業員などの安全の確保に寄与でき
る落下物防止ネットを提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するための本考案は、電柱の柱体用の
締付バンドに取付けた支持金具に、下部に第1弾性体を
備えた軸を取着し、この軸に数本の腕杆を前記軸の周方
向及び軸芯に沿った方向へそれぞれ可動自在に取付け、
各腕杆の先部に立上管を立設し、前記軸から放射状に配
置する各腕杆の各先部間を第1ワイヤーで連結すると共
に、各腕杆に沿った上方位置に間隔を保って第2ワイヤ
ーを張設し、前記第1ワイヤーの各両端部と前記第2ワ
イヤーの一端部とをそれぞれ挿通する各立上管内におい
て該挿通端を張る方向へ付勢を持たせて保持する第2弾
性体を挿設し、前記軸の上部に軸の軸芯に沿った方向へ
可動自在な止具を取付け、該止具に上記第2ワイヤーの
他端部を連結し、前記した数本の腕杆のうち両側に位置
する両腕杆を前記第1ワイヤーが張る方向へ附勢するバ
ネ部材を軸に付設し、該第1ワイヤーと前記第2ワイヤ
ーの上面上にわたって連続するネットを敷設すると共
に、このネットの周縁を前記第1及び第2の各ワイヤー
に取着してあることを特徴とする。
〔作用〕
電柱の所定高さ位置の周囲に締付バンドを巻いて締め
付け、電柱の周方向にネットを広げた状態で固定すれ
ば、作業中に電柱上からの落ちる落下物のネット上の衝
撃荷重が、ネットを支持するワイヤー及び弾性体並びに
腕杆の相乗作用によって吸収緩和するものである。すな
わち、各腕杆と上方に間隔を保ってネットを直接に保持
する各第1ワイヤーと各第2ワイヤーは、第2弾性体と
バネ部材とによって伸縮力を保有したまま張力が掛った
状態で支持され、しかも第1及び第2ワイヤーを支持し
ている各腕杆は、第2ワイヤーの他端と連結する止具と
共に第1弾性体によって上下(軸芯方向)に揺動自在に
軸に保持されているので、ネットは上からの衝撃荷重に
対して柔軟なクッション機能を発揮して、落下物の衝撃
エネルギーを吸収する。また、両側寄りのネット上に落
ちた落下物の衝撃荷重に対しては、前記したクッション
機能と相まって、バネ部材の附勢力を受けている腕杆を
附勢力と反対方向へ瞬間的に移動するので、ネットに加
わる衝撃をバランスよく緩和する。さらに、ネットは腕
杆と間隔を保って上方位置に保持されているので、落下
物が腕杆に直接に当たることはない。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例について図面を参照しながら具
体的に説明する。
第1図乃至第4図は本考案における柱上作業用落下物
防止ネットの代表的な実施構造の一例を示すものであ
る。符号1,1は電柱などの柱体に巻き付けて固定する上
下の締付バンドで、各上下の締付バンド1,1はラチェッ
ト式構造になっており、締付金具2によって電柱に強く
固定できるようになっている。符号3は上下の締付バン
ド1,1に跨がって取付けてある支持金具であって、この
支持金具3は円形にした締付バンド1の中心から略80度
程度の間隔をあけて2箇所に設けてある。各支持金具3,
3にはブラケット4,4を上下に突設して軸5が取付けてあ
る。
各軸5にはその下部に第1コイルバネ6が巻装してあ
ると共に、2箇の連結環7,8が第1コイルバネ6による
クッションを受けて軸芯に沿った方向へ可動すると同時
に軸周方向にも回動自在に上下に嵌挿してある。各連結
環7,8には左右に一対の取付片9,9を突設して腕杆10が連
結してある。各腕杆10の先部は上方へ屈曲した立上管11
を有している。
符号12は略放射状に配置してある4本の腕杆10の各先
部間を連結する3本の第1ワイヤーであり、符号13は各
腕杆10に沿った上方位置に間隔を保って張設する4本の
第2ワイヤーである。各第1ワイヤー12の両端部と各第
2ワイヤー13の一端部は、それぞれ各腕杆先部の立上管
11内に挿通してあり、その各挿通端をワイヤー止具14に
より係止すると共に第2コイルバネ15を介在して立上管
11の口縁に嵌合した受具16によって保持されている(第
3図参照)。また、第2ワイヤー13の他端部は前記軸5
の上部位置に軸芯に沿った方向に可動自在に嵌挿し且つ
前記第1コイルバネ6のクッション作用を受けている止
具17によって保持されている。従って、各第1ワイヤー
12及び各第2ワイヤー13は、いずれも伸縮自在に然も上
下動の弾力性を兼ね備えた状態で保持されている。
さらに、符号18は各軸5に巻装したバネ部材であっ
て、このバネ部材18は4本の腕杆10のうち両側に位置す
る両腕杆10,10に第1ワイヤー12を張る方向へ附勢する
ものであり、この附勢力によって各第1ワイヤー12を適
度の長さに張設することができる。但し、バネ部材18の
強さは第2コイルバネ15による各第1ワイヤー12の伸縮
性を充分に保有する程度に設定してある。
符号19は、例えばナイロン繊維糸の網糸を用いた強靱
なネットであり、このネット19は、張設した各第1ワイ
ヤー12及び各第2ワイヤー13によって形成される上面全
域にわたって一連に敷設してあり、さらにネット19の周
縁はその周縁に対応する位置に配設されている第1ワイ
ヤー12及び第2ワイヤー13に取着してある。尚、ネット
19を敷設してある範囲は落下物を充分に受け止めること
ができる範囲、すなわち道路側における電柱の周囲約22
0度程度の範囲にわたって広がっていることが望まし
く、従って前記バネ部材18の附勢力を利用して第1ワイ
ヤー12の長さを設定して各腕杆10の開き具合や配設位置
を定めるものである。
〔考案の効果〕
本考案の柱上作業用落下物防止ネットは、以上のよう
に構成されているので、次に記載する効果を奏する。
すなわち、本考案は腕杆と上方位置に間隔を保って適
数本のワイヤーを、第2コイルバネ(第2弾性体)を巧
みに利用して伸縮性を保有した状態で張設し、しかもワ
イヤーを支える腕杆を、第1コイルバネ(第1弾性体)
によってワイヤーと共に上下に弾力性を保有して支持す
るように構成してあるので、このワイヤーによって保持
されるネットは、クッション機能が著しく増大し、ネッ
ト上に落ちる落下物の衝撃エネルギーを的確に吸収し、
ネットが毀損されることなく確実に落下物を受け止める
ことができる。また、両側に配置された腕杆には、バネ
部材によって第1ワイヤーを張る方向に適度な附勢力が
働いているので、ネットを確実に開いた状態に保つこと
ができると共に、前記したネットのクッション機能を有
効に発揮できることは勿論、両側寄りのネット上に落ち
た落下物の衝撃荷重に対しては、瞬間的に腕杆が附勢方
向に逆らって移動するので、ネットに掛かる衝撃をバラ
ンスよく緩和吸収することができる。さらに、ネットは
腕杆と間隔を保った上方位置に保持してあるので、従来
のように腕杆に当たってその衝撃エネルギーをまともに
受けることがなく、落下物はネットによってすべて安全
に受け止めることができる。
従って、本考案による落下物防止ネットを、道路上や
市街地での電柱などの柱上作業を行なう際に、作業者の
足の下方にあたる電柱の周りに取付ければ、ボルト、ナ
ット、電線及び使用工具などを誤って落とした場合で
も、本案のネットを破損することなく前記落下物を確実
に受け止め、通行人や地上作業員などの安全を確保でき
るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す正面図、第2図はその
平面図、第3図は各ワイヤー端部の保持構造を一部切欠
して示す斜視図、第4図は電柱に取付けた状態の斜視
図、第5図は従来例を示す斜視図である。 1…締付バンド、3…支持金具、5…軸、6…第1コイ
ルバネ(第1弾性体)、10…腕杆、11…立上管、12…第
1ワイヤー、13…第2ワイヤー、15…第2コイルバネ
(第2弾性体)、17…止具、18…バネ部材、19…ネット

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】電柱の柱体用の締付バンド(1)に取付け
    た支持金具(3)に、下部に第1弾性体(6)を備えた
    軸(5)を取着し、この軸(5)に数本の腕杆(10)を
    前記軸(5)の周方向及び軸芯に沿った方向へそれぞれ
    可動自在に取付け、各腕杆(10)の先部に立上管(11)
    を立設し、前記軸(5)から放射状に配置する各腕杆
    (10)の各先部間を第1ワイヤー(12)で連結すると共
    に、各腕杆(10)に沿った上方位置に間隔を保って第2
    ワイヤー(13)を張設し、前記第1ワイヤー(12)の各
    両端部と前記第2ワイヤー(13)の一端部とをそれぞれ
    挿通する各立上管(11)内において、該挿通端を張る方
    向へ付勢を持たせて保持する第2弾性体(15)を挿設
    し、前記軸(5)の上部に軸(5)の軸芯に沿った方向
    へ可動自在な止具(17)を取付け、該止具(17)に上記
    第2ワイヤー(13)の他端部を連結し、前記した数本の
    腕杆のうち両側に位置する両腕杆(10,10)を前記第1
    ワイヤー(12)が張る方向へ附勢するバネ部材(18)を
    軸(5)に付設し、該第1ワイヤー(12)と前記第2ワ
    イヤー(13)の上面上にわたって連続するネット(19)
    を敷設すると共に、このネット(19)の周縁を前記第1
    及び第2の各ワイヤー(12,13)に取着してあることを
    特徴とする柱上作業用落下物防止ネット
JP2001790U 1990-02-27 1990-02-27 柱上作業用落下物防止ネット Expired - Lifetime JP2530557Y2 (ja)

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JPH03111112U JPH03111112U (ja) 1991-11-14
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JP5980270B2 (ja) * 2014-07-01 2016-08-31 サンテック株式会社 電柱作業落下物防止具
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