JPH0526894Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0526894Y2
JPH0526894Y2 JP1988136569U JP13656988U JPH0526894Y2 JP H0526894 Y2 JPH0526894 Y2 JP H0526894Y2 JP 1988136569 U JP1988136569 U JP 1988136569U JP 13656988 U JP13656988 U JP 13656988U JP H0526894 Y2 JPH0526894 Y2 JP H0526894Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
support
temporary
steel tower
side support
members
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1988136569U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0257225U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1988136569U priority Critical patent/JPH0526894Y2/ja
Publication of JPH0257225U publication Critical patent/JPH0257225U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0526894Y2 publication Critical patent/JPH0526894Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Suspension Of Electric Lines Or Cables (AREA)
  • Electric Cable Installation (AREA)
  • Emergency Lowering Means (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、送電線の延線工事、緊線工事に用
いる架線防護ネツト用支持装置に関する。
〔従来の技術〕
送電線を新設する際に、既設の送電線25の上
に交叉して設けることが往々にしてあり、既設の
送電線25の上に工事中の物品が落下したり、電
線が垂れ下つて接触すると事故の原因となる。そ
れで第7図に示すように、既設の送電線25の両
側に仮設鉄塔10を建設し、鉄塔間に防護ネツト
20を張設し、あるいは、新設鉄塔30から既設
の送電線25の先に仮設鉄塔10を建設し、新設
鉄塔30と仮設鉄塔10との間に防護ネツト20
を張設する等して事故を未然に防止していた。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、前記のように送電線の両側に仮
設鉄塔10を建てると、仮設工事用の広い用地
と、仮設鉄塔の基礎工事等を必要とし、工事が煩
雑となり、経済的にも非常に負担になるという問
題点があつた。
また、新設鉄塔30は、一般に、高さによつて
主柱部材の間隔が異なるためネツトの支持間隔も
様々である。よつて、一種類の架線防護ネツト用
支持装置で様々なネツト支持間隔に対応しない
と、この点でも、工事が煩雑となり、経済的にも
非常に負担になるという問題点がある。
本考案は、上記課題に鑑みてなされたもので、
架線防護ネツト張設のための工事を簡易で安価な
ものとできる架線防護ネツト用支持装置を提供す
ること等を目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この考案は、少なくとも一方は新設送電線の鉄
塔で代用した一対の架線防護ネツト張設用鉄塔の
前記新設送電線の鉄塔の主柱部材に突設されて既
設架線保護用の防護ネツトが張設される仮設腕金
と、前記新設鉄塔に固定されて前記仮設腕金上部
を支持する左右一対の固定長さの上面側支持部材
と、前記新設鉄塔に固定されて前記仮設腕金下部
を支持する左右一対の伸縮自在な下面側支持部材
とを有し、前記上面側支持部材および前記下面側
支持部材の前記新設鉄塔側先端にそれぞれ前記仮
設腕金を支持するためのバンド式金具を設けると
ともに、前記上面側支持部材および前記下面側支
持部材を前記仮設腕金に回動自在に連結したこと
を特徴とする。
鉄塔の主柱部材は、一般に山形鋼、あるいは鋼
管とされるが、本考案は、そのいずれであつても
よく、山形鋼の場合には、前記新設鉄塔の主柱部
材に、小間隔をおいて平行に添設パイプをバンド
式支持金具と固定式支持金具とで仮設して、該添
設パイプに前記仮設腕金を前記バンド式金具を介
して支持することが望ましい。
鉄塔主柱部材が鋼管からなる場合に本考案を実
施するには前記新設鉄塔の主柱部材に、直接、前
記バンド式金具により前記上面側支持部材および
前記下面側支持部材を仮設することにより、前記
仮設腕金を支持させることができる。
〔実施例〕
以下、図面に基いて本考案の実施例を詳細に述
べる。送電線を新設する場合、既設の送電線25
と交叉する時には、新設送電線の工事中のたるみ
を考慮して新設鉄塔30をなるべく既設の送電線
の近くに建設するものである。この実施例では、
第1図に示すように、仮設鉄塔中の少くとも一つ
を新設送電線の鉄塔で代用することにより、工事
用地を縮少し、仮設鉄塔一基分の基礎工事、組
立、解体、撤去作業の必要がなく、工事費の低減
が計られるものである。
新設鉄塔30の主柱部材は、山形鋼を使用する
場合と鋼管を使用する場合とがある。次に夫々の
場合について説明する。
第2図は仮設鉄塔10の替りに使用する新設鉄
塔30の主柱部材1として、山形鋼を使用した場
合の実施例を示すものであり、仮設腕金15と主
柱部材1との接合を示す正面図である。本実施例
では、主柱部材1にバンド式支持金具2と固定式
支持金具3とで添設パイプ4を固定しており、添
設パイプ4は主柱部材1に小間隔をおいて延設さ
れている。
前記添設パイプ4にバンド式金具5により仮設
腕金15を取付けて固定し、仮設腕金15は鉄塔
の両側に張り出している。そして、仮設鉄塔10
の両側に突設した仮設腕金16と前記仮設腕金1
5との間にワイヤーとナイロンロープからなる防
護ネツト20を張設する。新設送電線の架設工事
作業が終了すると、防護ネツトを撤去し、新設主
柱部材1から仮設腕金15と仮設鉄塔10とを解
体、撤去し、次の架設工事現場に移動する。
第3図は、仮設鉄塔10の替りに使用する新設
鉄塔30の主柱部材6として、鋼管を使用してい
る場合の実施例を示すものであり、仮設腕金15
と主柱部材6との接合を示す正面図である。この
場合、主柱部材6に直接バンド式金具5を使用し
て仮設腕金15を取付け固定することができる。
このように新設鉄塔の主柱部材は山形鋼を使用
する場合と鋼管を使用する場合とがあるが、山形
鋼を使用する場合には、添設パイプ4をバンド式
支持金具2と固定式支持金具3とで主柱部材1に
仮設し、この添設パイプ4で仮設腕金15を支持
することにより、また鋼管を使用する場合は、直
接主柱部材6にバンド式金具5で仮設腕金15を
支持できるので、主柱部材1,6にボルト孔を穿
つような後に残る傷をつけることなく、充分な強
度を以て仮設腕金15を固定することができ、架
線工事が終了すれば主柱部材1から簡単に添設パ
イプ4を撤去し、次の作業場で再使用することも
可能で、工事の作業性は良好となり、経済的にも
安価にすることができる。
次に、仮設腕金15を主柱部材に取付ける際の
細部構造を第4〜第6図によつて説明する。以下
の例は主柱部材に鋼管を使用した例で示してい
る。なお、図中同一又は類似部分は同一の番号で
示した。
本実施例の架線防護ネツト用支持部材は、仮設
腕金15支持のための支持構造を備えている。こ
の構造は仮設腕金15の上部を支持する上面側支
持部材17、下部を支持する下面側支持部材8を
含んでいる。第4図はかかる仮設腕金15支持の
ための支持構造の平面図で上面側支持部材17な
どを示すものである。第5図は同支持構造の正面
図である。第6図は同支持構造の下面側支持部材
8などを示す図である。
上面側支持部材17は、ピボツトを両端に設け
回動自在とした左右一対の固定長さの支持部材
で、仮設腕金15の上部を支持するものである。
仮設腕金15側はピン接点7を介してピン止めさ
れ、他端はバンド式金具5に止められている。
また、仮設腕金15支持のための支持構造にお
いては、一端は主柱部材6にバンド式金具5によ
り固着し、他端は仮設腕金15にピン接点7を介
してピン止めする左右一対の伸縮自在な補助伸縮
部材40が上面側支持部材17に並設されてい
る。補助伸縮部材40は上面側支持部材17と同
様に両端にピボツトを設けて回動自在としてお
り、仮設腕金15の上部を支持するものである。
その一端は上面側支持部材17と同一のバンド式
金具5に連結され、他端はピン接点7を介して仮
設腕金15に対し上面側支持部材17と同一高さ
に上面側支持部材17にやや距離をおいてピン止
めされる。この補助伸縮部材40の両端は、捩子
部9を有するターンバツクル機構となつている。
なお、18は固定長さの中間部材である。本実施
例の上面側支持部材17、中間部材18は固定長
であるので、寸法を決定する際は容易に施行でき
て工事が簡単となる。接合時の長さは補助伸縮部
材40で調節できる。
下面側支持部材8は、上面側支持部材17と同
様に両端にピボツトを設けて回動自在としてい
て、上面側支持部材17とは異なり、仮設腕金1
5の下部を支持する左右一対の伸縮自在な部材で
ある。その一端は主柱部材6にバンド式金具5に
より固着し、他端は仮設腕金15にピン接点7を
介してピン止めし、両端は、捩子部9を有するタ
ーンバツクル機構となつている。また、下面側支
持部材8においても、上面側支持部材17の場合
と同様な補助伸縮部材41が並設されている。下
面側支持部材8、補助伸縮部材41は自在に伸縮
できることから、取付け可能な鉄塔の種類の範囲
が広くなる。
〔考案の効果〕
以上説明した本考案にかかる架線防護ネツト支
持装置によれば、仮設鉄塔中の少くとも一つを新
設送電線の鉄塔で代用することにより、工事用地
を縮少し、仮設鉄塔一基分の基礎工事、組立、解
体、撤去作業の必要がなく、工事が簡易で安価と
なる。
また、左右一対の固定長さの上面側支持部材と
左右一対の伸縮自在な下面側支持部材とは仮設腕
金に回動自在に連結され、下面側支持部材は伸縮
自在であるから、新設鉄塔の主柱間隔が新設鉄塔
高さにより異なることにより、ネツト支持間隔が
多様であつても、一種類の架線防護ネツト支持装
置で対応することができ、様々なサイズの架線防
護ネツト支持装置を用意して工事にのぞむ必要は
なく、もつて、この点でも架線防護ネツト張設工
事を簡易で安価なものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は、この考案の1実施例を示すもので、第
1図は概略を示す斜視図、第2図は主柱部材が山
形鋼の場合の仮設腕金の接合を示す正面図、第3
図は主柱部材が鋼管製の場合の同様の正面図、第
4図は仮設腕金支持のための支持構造の平面図で
上面側支持部材などを示すもの、第5図は同支持
構造の正面図、第6図は同支持構造の下面側支持
部材などを示す図、第7図は従来の架線防護ネツ
ト用支持装置を示す斜視図である。 1……山形鋼製主柱部材、2……バンド式支持
金具、3……固定式支持金具、4……添設パイ
プ、5……バンド式金具、6……鋼管製主柱部
材、7……ピン接点、8……下面側支持部材、9
……捩子部、10……仮設鉄塔、15……仮設腕
金、16……仮設鉄塔の腕金、17……上面側支
持部材、18……中間部材、20……防護ネツ
ト、25……既設送電線、30……新設鉄塔。4
0……補助伸縮部材、41……補助伸縮部材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 少なくとも一方は新設送電線の鉄塔で代用し
    た一対の架線防護ネツト張設用鉄塔の前記新設
    送電線の鉄塔の主柱部材に突設されて既設架線
    保護用の防護ネツトが張設される仮設腕金と、
    前記新設鉄塔に固定されて前記仮設腕金上部を
    支持する左右一対の固定長さの上面側支持部材
    と、前記新設鉄塔に固定されて前記仮設腕金下
    部を支持する左右一対の伸縮自在な下面側支持
    部材とを有し、前記上面側支持部材および前記
    下面側支持部材の前記新設鉄塔側先端にそれぞ
    れバンド式金具を設けるとともに、前記上面側
    支持部材および前記下面側支持部材を前記仮設
    腕金に回動自在に連結した架線防護ネツト用支
    持装置。 (2) 山形鋼からなる、前記新設鉄塔の主柱部材
    に、小間隔をおいて平行に添設パイプをバンド
    式支持金具と固定式支持金具とで仮設し、該添
    設パイプで前記バンド式金具を介して前記仮設
    腕金を支持する実用新案登録請求の範囲第1項
    記載の架線防護ネツト用支持装置。 (3) 鋼管からなる、前記新設鉄塔の主柱部材に、
    直接、前記バンド式金具により前記上面側支持
    部材および前記下面側支持部材を仮設し、前記
    仮設腕金を支持する実用新案登録請求の範囲第
    1項記載の架線防護ネツト用支持装置。
JP1988136569U 1988-10-19 1988-10-19 Expired - Lifetime JPH0526894Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988136569U JPH0526894Y2 (ja) 1988-10-19 1988-10-19

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988136569U JPH0526894Y2 (ja) 1988-10-19 1988-10-19

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0257225U JPH0257225U (ja) 1990-04-25
JPH0526894Y2 true JPH0526894Y2 (ja) 1993-07-08

Family

ID=31397202

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1988136569U Expired - Lifetime JPH0526894Y2 (ja) 1988-10-19 1988-10-19

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0526894Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5328840B2 (ja) * 2011-05-27 2013-10-30 中国電力株式会社 電線延線工法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61210809A (ja) * 1985-03-14 1986-09-19 四国電力株式会社 送電線架線工事における下方構造物保護方法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61210809A (ja) * 1985-03-14 1986-09-19 四国電力株式会社 送電線架線工事における下方構造物保護方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0257225U (ja) 1990-04-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2070885A1 (en) Universal Pole Anchoring Device
US3872947A (en) Scaffolding and like construction
JPH0526894Y2 (ja)
WO2007137343A1 (en) Construction shelter
CN207314896U (zh) 一种调节式建筑安全防护三角栏杆
JPH0756328Y2 (ja) 落石防止柵のコーナー部構造
JP2782161B2 (ja) 衝撃吸収柵におけるロープ開き防止装置
JPH0532589Y2 (ja)
CN216517038U (zh) 一种铝模安装层烟道口临时防护结构
CN220782669U (zh) 一种高空圆管柱与网架贯穿焊接可调节操作平台装置
CN216615499U (zh) 一种装配式桥梁墩顶临边围护结构
JPH0650456Y2 (ja) 横組み柱プレハブ鉄筋の建起し装置
JPH11190126A (ja) 足場における壁つなぎ兼用足場ブラケット
CN212507521U (zh) 一种伸缩式电梯井防护装置
JP3014682U (ja) バリケード支持具
KR200262098Y1 (ko) 관형철탑 암의 안전보조대
JPH0415879Y2 (ja)
KR200403206Y1 (ko) 건축공사용 안전망 구조물
JPH0536041Y2 (ja)
KR200172587Y1 (ko) 건축용 안전망의 지지구조체
KR950003705Y1 (ko) 철골구조용 안전작업대
JPH065478Y2 (ja) 送電鉄塔用保護線設置ア−ム
JPS6348757Y2 (ja)
KR200140965Y1 (ko) 교각 상부 난간대 브라켓
JPH0430289Y2 (ja)