JP2529455B2 - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

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JP2529455B2 JP2249431A JP24943190A JP2529455B2 JP 2529455 B2 JP2529455 B2 JP 2529455B2 JP 2249431 A JP2249431 A JP 2249431A JP 24943190 A JP24943190 A JP 24943190A JP 2529455 B2 JP2529455 B2 JP 2529455B2
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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はサンプリング周波数の各々異なる映像データ
と音声データとを同期して記録,再生および編集が可能
なディジタルVTR等の磁気記録再生装置に関する。
従来の技術 ディジタルオーディオ機器の分野において、ディジタ
ル機器間をディジタル信号のまま結ぶディジタルオーデ
ィオインターフェースは近年標準化が進められており、
例えば“EIAJ CP−340"や“AES3−1985(ANSI S4.40
−1985)”等で既に規格化がなされている。通常のテレ
ビジョン信号をディジタル記録するディジタルVTR等に
おいても業務用および放送用の分野では映像信号のディ
ジタルデータとディジタルオーディオインターフェース
からの信号を同一テープ上に記録することが可能になっ
ている。第10図にコンポジット映像信号をカラーサブキ
ャリア周波数の4倍でサンプリングして、ディジタルデ
ータで記録するコンポジットディジタルVTRにおけるデ
ィジタルオーディオインターフェースの入力データタイ
ミングの一例を示す。サンプリング周波数48KHz,4チャ
ンネル,16ビットのオーディオデータは768KHzのクロッ
クおよび48KHzのシンクと8ビットのデータバスで入出
力され、16ビットのデータはバイト0とバイト1に分け
て転送される。バイト2〜3はビット数の拡張用及びモ
ード指定その他のデータとして使用される。チャンネル
の識別は48KHzのシンクで行われる。ディジタルVTRから
ディジタルVTRへの記録・編集時には再生映像信号を基
準にテープへの記録速度が決定され、音声信号データも
映像信号データに対し一定位相で出力される。音声のサ
ンプリング周波数であるfas=48KHzは映像信号の水平周
波数fhに対して、NTSC,PALM方式のテレビジョン信号に
おいては、 fas=(1144/375)fh …(1) PAL方式のテレビジョン信号においては、 fas=(384/125)fh …(2) になるように決定してある。
ディジタルVTR間でのダビングの際は前記したように
入出力される映像信号により、オーディオの記録・再生
データも同期化されるので問題ないが、通常のオーディ
オ機器からディジタルVTRに音声を記録する場合には従
来第11図に示すような接続を行っていた。第11図におい
て、100はディジタルオーディオテープレコーダ(以
下、DATという。)等の再生側のディジタルオーディオ
機器、200は記録側のディジタルVTRである。DAT100の再
生系の構成要素として、101は再生基準発生回路、102は
サーボ回路、103は磁気テープ、104はヘッド、105は音
声再生処理回路であり、ディジタルVTR200の構成要素と
して、201は映像基準発生回路、1は映像記録処理回
路、2は音声記録処理回路、3はマルチプレクサ、4は
記録ヘッド、5は磁気テープ、6は再生ヘッド、7は映
像再生処理回路、8は音声再生処理回路、11はサーボ回
路、16は記録再生のサーボ基準を記録入力と映像信号に
するかリファレンスの映像入力にするかを切り換えるス
イッチである。
通常、映像機器へのダビングやアフターレコーディン
グに使用する場合にソース機として使用される業務用DA
Tなどにおいては、DAT100に示すようにリファレンス映
像信号REF1を入力する端子があり、再生基準発生回路10
1で信号REF1から水平同期信号を抽出し、(1)式また
は(2)式で示すオーディオのサンプリング周波数を作
成し、そのサンプリング周波数で音声データが出力され
るようサーボ回路102および音声再生処理回路105に基準
タイミングを送出する。サーボ回路102によって送り速
度の調整されたテープ103からヘッド104で記録データを
再生し、音声再生処理回路105でサンプリング周波数fas
のディジタルデータに変換し、さらにディジタルインタ
ーフェースからはディジタルデータをシリアルインター
フェースに従ったフォーマットに変換した通信データAD
ATAを出力する。データADATAの送信タイミングは第10図
に示したものである。ここで、第10図のシンクの周波数
は再生デジタルデータの周波数fas=48KHzに等しい。デ
ィジタルVTR200もDAT100と同様にダビングや編集時の基
準および再生映像信号の出力基準として信号REF1を入力
する端子があり、映像基準発生回路201は同様にサーボ
回路11および音声再生処理回路8,映像再生処理回路7に
基準タイミングを送出する。出力信号B.BはREF1のタイ
ミングから作成したシンクおよびバーストの位相が信号
REF1に同期したブラックバースト信号である。音声記録
処理回路2はディジタルインターフェースより入力され
た受信データADATAをサンプリング周波数fasのデータに
変換した後、誤り訂正符号などに符号変換される。符号
変換されたデータはマルチプレクサ3により、磁気テー
プ5における記録位置を映像と分割され、記録ヘッド4
で記録される。
記録用の映像信号データVDATAを基準に記録したい場
合は映像記録処理回路1に入力されたデータVDATAを符
号変換処理するとともに記録サーボ基準タイミングを作
成し、スイッチ16を介してサーボ回路11に供給する。
再生時には同様に映像基準発生回路201より再生基準
タイミングをサーボ回路11に供給し、再生ヘッド6でテ
ープ5より記録データを再生する。再生ヘッド6からの
データは映像再生処理回路7及び音声再生処理回路8で
復号がなされ、各々の回路より再生映像信号データVIDE
O OUTと再生音声信号データAUDIO OUTが出力される。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、通常の民生用あるいは家庭用として使
用されるDAT等には、レファレンス映像信号REF1を入力
し、それに同期して再生音声データを得る機能がない。
このような基準映像信号に対してサンプリング周波数fa
sが前述の(1),(2)式を満たさない音声データを
記録した場合、記録データが欠落したり、同じデータが
連続して記録されることにより、ダビング編集後あるい
は記録後に再生した音声データは品質の悪いものとな
る。同様の問題はリファレンス映像信号が入力されてな
い場合や記録の基準を記録用の映像信号データにしてお
きデータVDATAとデータADATAが非同期のとき、データVD
ATAが入力されてないときにも生じる。
本発明の目的は上記したディジタルオーディオインタ
ーフェースから入力した音声データを記録する場合に、
基準映像信号がない場合でも音声データを劣化すること
なく記録,編集が可能な磁気記録再生装置を提供するこ
とを目的とする。
課題を解決するための手段 この目的を達成するために本発明の磁気記録再生装置
は、映像記録処回路と音声記録処理回路により量子化さ
れた記録映像信号データおよび記録音声信号データを処
理した後に前記映像信号データの同期信号を基準に記録
媒体に記録し、映像再生処理回路と音声再生処理回路に
より記録媒体より再生したデータを処理して出力基準映
像信号に同期して再生映像信号データ及び再生音声信号
データを得るに際し、オーディオのディジタルインター
フェースから入力されたクロックまたはシンクの周波数
より映像サンプリング周波数のクロックを作成する周波
数変換回路と、前記出力基準映像信号より映像サンプリ
ング周波数のクロックを作成するPLL回路と、前記映像
サンプリング周波数のクロックと前記出力基準映像信号
から再生処理に必要な各種映像・音声タイミングおよび
ブラックバーストデータを作成する映像基準発生回路
と、前記記録音声信号データの記録または編集を行う場
合でかつ、前記記録映像信号データが無入力かあるいは
記録音声信号データに対して非同期の場合に、前記映像
記録処理回路に入力する前記記録映像信号データを前記
ブラックバーストデータに切り換える第1のスイッチ
と、前記場合に、前記映像基準発生回路に供給する映像
サンプリング周波数のクロックを前記PLL回路で作成し
たクロックから前記周波数変換回路で作成したクロック
に切り換える第2のスイッチと、前記場合に、前記映像
基準発生回路に供給する出力基準映像信号を開放し、映
像基準発生回路を自走モードで動作させる第3のスイッ
チとを具備している。
作用 本発明は上記した構成により、映像と音声の両方を記
録するディジタルVTR等の機器において、レファレンス
映像信号を入力し、それに同期して再生音声データを得
る機能のないディジタルオーディオ機器からのディジタ
ル音声データを記録編集する場合においても、ディジタ
ルオーディオインターフェースより入力される音声信号
のサンプリング周波数に相当するシンクか、あるいはシ
ンクの16倍の周波数を有するデータの転送クロックより
映像信号のサンプリングクロックを作成し、その映像信
号のサンプリングクロックより基準の映像信号データお
よび基準の映像信号タイミングを作成し直し、それによ
ってディジタルVTRの記録制御を行うことにより、ディ
ジタルオーディオデータに同期してディジタルVTRの記
録制御を行う。
実施例 以下、本発明の磁気記録再生装置の一実施例につい
て、図面を参照しながら説明する。
第1図は本発明の一実施例における磁気記録再生装置
のブロック図を示すものである。以下の説明では、他の
図面のものと同一の動作を行う部分については同一符号
を付し、重複説明を省略する。第1図において、1は映
像信号処理回路、2は音声記録処理回路、3はマルチプ
レクサ、4は記録ヘッド、5は磁気テープ、6は再生ヘ
ッド、7は映像再生処理回路、8は音声再生処理回路、
9はバーストロックPLL(PLLはフェイズ・ロックド・ル
ープの略)、10は映像基準発生回路、11はサーボ回路、
12は周波数変換回路、13,14,15,16はスイッチである。
第1図は従来例第7図のVTR200に相当する部分である
が、通常記録時はスイッチ13にて記録ビデオデータVDAT
Aが選択され、映像記録処理回路1に供給される。映像
記録処理回路1ではデータの記録処理が行われると同時
に記録用のサーボ基準SVINを作成し、スイッチ16を介し
てサーボ回路11に供給する。音声記録処理回路2および
マルチプレクサ3,記録ヘッド4,磁気テープ5の動作は従
来例と同様である。
再生時はリファレンス映像信号REF1がスイッチ15を介
して映像基準発生回路10に供給される。スイッチ15の出
力REF2は映像基準発生回路10に供給されると共にバース
トロックPLL9に供給される。バーストロックPLL9では信
号REF2のバースト周波数の4倍の周波数のクロック4FSC
1が作成される。映像基準発生回路10に供給されるクロ
ック4FSCは通常再生時にはスイッチ14によって前記クロ
ック4FSC1が選択される。映像基準発生回路10は供給さ
れたクロック4FSCと信号REF2より基準の映像信号タイミ
ングを作り直し、外部機器接続用の映像基準となるブラ
ックバースト信号B.Bを発生する。同時に映像再生処理
回路7に供給する映像出力のタイミングスタートパルス
VRSTおよび映像の処理クロック4FSCを供給し、音声再生
処理回路8に音声出力のタイミングスタートパルスARST
と音声の処理クロックARCKを供給する。映像および音声
のタイミングスタートパルスVRST,ARSTおよびクロック4
FSC,ARCKは信号B.Bに同期したものである。通常再生時
は映像基準発生回路10からの再生サーボ基準SVREFがス
イッチ16で選択されサーボ回路11に供給される。サーボ
回路11,再生ヘッド6,映像再生処理回路7,音声再生処理
回路8の動作は従来例と同じである。
次に、本実施例に於ける磁気記録再生装置の編集時の
動作について説明する。従来より記録済みの磁気テープ
の途中に別の映像を挿入したり、映像および複数チャン
ネルの音声の1部分のみ記録し直す編集操作を行う場
合、その基準に記録映像信号データVDATAを使用する場
合とリファレンスの映像信号REF1を使用する場合があっ
た。本発明ではディジタルオーディオインターフェース
からのクロック入力あるいはシンク入力で記録タイミン
グを制御するモードを新たに設けている。第1図におい
て、例えば編集したい音声信号データ(以下、オーディ
オデータという。)ADATAがデータVDATAあるいは信号RE
F1と非同期の場合や記録基準としたいデータVDATAある
いは信号REF1がない場合に制御信号AUDLによりスイッチ
13,14,15の各々が切り換えられる。例えばスイッチ14は
周波数変換回路12からのクロック4FSC2を映像基準発生
回路10のクロック4FSCとして供給する。周波数変換回路
12はディジタルオーディオインターフェースからのデー
タの一部であるシンク入力ASYNCを周波数変換して映像
のカラーサブキャリア周波数fscの4倍の周波数のクロ
ック4FSC2を作成する。カラーサブキャリア周波数fscと
映像の水平周波数fhとの関係はNTSC方式で、 fsc=(455/2)fh …(3) PAL方式で、 fsc=(1135/4+1/625)fh …(4) で与えられ、シンクASYNCの周波数は音声信号のサンプ
リング周波数fas=48KHzに等しいので、(1)式〜
(4)式よりNTSC方式で、 4fsc=(170625/572)fas …(5) PAL方式で、 4fsc=(141875/384+1/480)fa =(709379/1920)fas …(6) となり、シンクASYNCより分周と周波数整数倍の処理で
クロック4FSC2が作成できる。また、ディジタルインタ
ーフェースからのクロックを周波数変換してクロック4F
SC2を得る方法もある。これは、第6図に示すディジタ
ルインターフェースからのクロック周波数fackが fack=16fas …(7) であることから同様に(5)式〜(7)式により作成す
るものである。また、周波数整数倍の処理にはPLL(フ
ェーズ・ロックド・ループ)が多く用いられるが、第1
図において選択されたクロック4FSC2を映像基準発生回
路10で分周し(3)式,(4)式により作成された水平
周波数fhのパルスFHとシンクASYNCより(1),(2)
式により作成した周波数fhを周波数比較し、双方の周波
数が等しくなるようクロック4FSC2の周波数を制御して
やってもよい。
スイッチ13はスイッチ14に連動し、記録用映像信号デ
ータVDATAの代わりに映像基準発生回路10からのブラッ
クバースト信号B.Bのディジタルデータか、あるいは信
号B.Bを作成する基になるタイミングデータB.B.DATAを
映像記録処理回路1に供給する。スイッチ15は解放とな
り、映像基準発生回路10にはリファレンス映像信号は入
力されず、自動的に連続な映像基準タイミングを内部で
作成する自走モードとなる。
第2図は第1図における各部のタイミング図であり、
以下に第2図について説明する。VTRの記録基準となる
映像信号データVDATAにはカラーバー信号が挿入されて
いる。通常、出力基準映像信号REF1にはデータVDATAと
同じ信号が入力されている。ここで例えば、記録データ
VDATAおよび信号REF1が無入力状態になった場合で、か
つ、ディジタルインターフェースからのデータは入力さ
れており、記録またはアフターレコーディングを行いた
い場合、映像の無入力状態を検出し、制御信号AUDLの論
理レベルを“H"から“L"に変化させる。映像出力基準と
なるブラックバースト信号B.Bはクロック4FSCより作成
され、NTSC方式の場合水平周期は910クロック、バース
トの周波数はクロックの1/4の周波数である。記録映像
信号データがない場合、制御信号AUDLによりクロック4F
SCは記録映像信号VDATAから作成したものからディジタ
ルインターフェースより入力されたオーディオのシンク
ASYNCを周波数変換して作成したものにスイッチ14によ
って切り換える。信号B.Bは切り換えられたクロック4FS
Cに従って連続して作成される。同時に記録基準となるR
ECDATAにはデータB.B.DATAがスイッチ13により選択され
映像記録処理回路1に供給される。
以上の本実施例によれば、記録用の映像基準がない場
合でもディジタルインターフェースからのディジタルオ
ーディオに同期した記録映像基準を映像記録処理回路1
に供給するので、映像基準を基準に動作するマルチプレ
クサ3およびサーボ回路11がディジタルオーディオデー
タと非同期に動作し、記録したオーディオデータが欠落
したり、不連続にならないように記録することが可能で
ある。
第3図は本発明において、周波数変換回路12を構成す
る際の第1の実施例における周波数変換回路12と映像基
準発生回路10の詳細なブロック図である。第3図の映像
基準発生回路10において、30は映像基準の位相を決める
ためのリセットパルス作成回路、31はクロック4FSCを分
周してカラーサブキャリアを作成するサブキャリア作成
回路、32はクロック4FSCから水平周期をカウントする水
平カウンタ、33は垂直周期をカウントする垂直カウン
タ、34はデコーダ、35はバーストゲート、36は加算器、
37はゲート、38は周波数変換器、39は記録基準用映像デ
ータB.B.DATAを作成するディジタルデータ作成回路であ
り、周波数変換回路12において、20は周波数変換器、21
は位相比較器、22はローパスフィルタ、23は電圧制御発
振器である。
上記のように構成された周波数変換回路12と映像基準
発生回路10について、以下その動作を説明する。ディジ
タルオーディオのシンクASYNCより、クロック4FSC2を作
成する場合、すなわちディジタルオーディオの入力デー
タを基準に記録・編集を行う場合、前述の(5)式また
は(6)式から作成可能であるが、本実施例において周
波数変換回路12は、初めにシンクASYNCより周波数変換
器20で周波数fhの水平パルスAFHを作成する。位相比較
器21とローパスフィルタ22,電圧制御発振器23は外部の
スイッチ14及び映像基準発生回路10の一部を介してPLL
回路24を構成し、パルスAFHと電圧制御発振器21で発生
したクロック4FSC2をスイッチ14を介して映像基準発生
回路10の内部で分周して作成した水平周波数のパルスFH
を位相比較器21で位相比較することにより、ディジタル
オーディオのシンクASYNCとクロック4FSC2の周波数関係
を一定に制御している。映像基準発生回路10はスイッチ
14で選択されたクロック4FSCからサブキャリア作成回路
31,水平カウンタ32,垂直カウンタ33により各々映像の基
準となるサブキャリアFSC,水平位相情報HADR,垂直位相
情報VADRを作成する。デコーダ34は前記情報HADRおよび
VADRを基に水平パルスFH,映像信号データを作成する基
になるタイミングデータVTIM,サーボ制御タイミングSVR
EF,映像の再生回路のタイミングリセットパルスVST,オ
ーディオ再生の再生位相を映像位相に合わせるための映
像の位相情報となるフィールド番号FN,コンポジットシ
ンク,バーストフラグBF等を作成する。ブラックバース
ト信号B.Bは外部接続機器へ供給する映像基準信号であ
り、コンポジットシンクにサブキャリアFSCをバースト
フラグBFでゲートしたバーストを加算器36で加算するこ
とにより作成する。リセットパルス作成回路30はサブキ
ャリア作成回路31,水平カウンタ32,垂直カウンタ33に供
給する各リセットタイミングを、リファレンス映像信号
REF2より検出して作成するものであるが、ディジタルオ
ーディオを基準に記録を行う際は信号REF2は無入力とな
り、各リセットタイミングは出力されない。このとき前
記各カウンタ32,33およびサブキャリア作成回路31は内
部でリセットを作成する自走モードとなる。信号B.Bの
波形は第2図に示す通りである。周波数変換器38は水平
パルスAFHよりディジタルオーディオの再生クロックARC
Kを作成し、ゲート37はディジタルオーディオの再生位
相を決定するリセットパルスARSTを作成する。また、デ
ィジタルデータ作成回路39はデコーダ34からのタイミン
グデータVTIMより記録映像データB.B.DATAを作成する。
データの内容は信号B.Bをサンプリング周波数4fscでデ
ィジタルデータに変換したデータと同じものである。こ
こで、B.B.DATAはディジタルオーディオをアフターレコ
ーディングする際等にオーディオデータを記録処理する
際の記録基準として作用する他、テープが未記録状態の
場合はディジタルオーディオを安定に再生するための再
生基準として記録されるものである。
以上のように本実施例によれば、周波数変換回路12
は、初めにシンクASYNCより周波数変換器20で周波数fh
の水平パルスAFHを作成すし、位相比較器21とローパス
フィルタ22,電圧制御発振器23は外部のスイッチ14およ
び映像基準発生回路10の一部を介してPLL回路24を構成
し、パルスAFHと電圧制御発振器21で発生したクロック4
FSC2をスイッチ14を介して映像基準発生回路10の内部で
分周して作成した水平周波数のパルスFHを位相比較器21
で位相比較することにより、ディジタルオーディオのシ
ンクASYNCとクロック4FSC2の周波数関係を一定に制御す
ることを可能にしている。映像基準発生回路10は従来よ
り信号B.Bを発生するために周波数4fscのクロックより
水平パルスFHを作成する回路を具備している。従って、
周波数変換回路12はクロック4FSC2より水平パルスFHを
作成する回路を別に具備する必要はなく、回路を省略
し、映像基準発生回路10の内部の回路を共用化し、回路
規模を小さく実現することが可能である。また周波数変
換器20はアナログ音声信号をディジタルデータに変換す
る際に映像の水平パルスFHよりサンプリング周波数fas
のクロックをPLLで発生する際に周波数fasから水平パル
スFHと位相比較するための周波数fhを得るのに必要な回
路であり、同様の回路で実現できる他、共用化すること
も可能である。
第4図は第3図におけるPLL回路24の各部の波形であ
り、位相比較器21はパルスFHとAFHの位相を比較し、出
力PCOにはFHに対してAFHの位相が早い場合に、位相差に
従った+方向の電圧が出力され、反対にAFHの位相が遅
れている場合は−方向の電圧が出力される。出力PCOは
ローパスフィルタ22で中間レベルに平滑化されLPOとな
るため、電圧制御発振器23が発生するクロッス4FSC2はA
FHの周波数の平均値がパルスFHの周波数となるようにそ
の周波数が制御される。但し、PAL方式の映像信号を扱
う場合、(4)式から 4fsc=(1135+4/625)fh …(7) となり、クロック4FSCをそのままカウントし、例えば、
水平周期を1135クロックとして、パルスFHを作成する
と、625水平周期に4クロック、即ち2フィールド(1
フィールドは1垂直周期)に4クロックだけパルスFHが
ずれることになる。そのためPAL方式の映像信号を扱う
場合、水平カウンタは1フィールドに2回、水平周期を
1136クロックとカウントして、周波数関係をあわせる
(以下オフセット動作という)。この場合出力PCO′は
第5図に示すように、のこぎり波状の位相誤差電圧とな
る。a,bは水平周期を1136クロックとカウントする部分
であり、誤差電圧PCOが大きくなってPLLが不安定になる
のを防止するため、ほぼ等間隔(約1/2フィールドに1
回)で1136クロックの位置が現われるようにしている。
さらに、クロック4FSC2の周波数が誤差電圧PCO′に追従
して周波数変動を起こさないようにローパスフィルタ22
のゲインを小さくし、出力LPO′が第5図のように1フ
ィールドでほとんど変化しないよう設計しなければなら
ない。
第6図は本発明における周波数変換回路12と映像基準
発生回路10の第2の実施例を示す詳細なブロック図であ
る。第6図の実施例はPAL方式の映像信号を扱うため
に、第3図の実施例に改良を施したものである。映像順
発生回路10において、31はサブキャリア作成回路、33は
垂直カウンタ、35はバーストゲート、36は加算器、37は
ゲート、38は周波数変換器、39はディジタルデータ作成
回路であり、以上は第3図の構成と同様なものである。
第3図と異なるのは新たに位相比較器40、ローパスフィ
ルタ41、電圧制御発振器42で構成される水平周波数の正
数倍(本実施例では864倍)のクロック864FHを発生する
PLLを設けたことと、映像基準の位相を決めるためのリ
セットパルス作成回路30a,30b、水平カウンタ32a,32b、
デコーダ34a,34bが、各々クロック4FSCで動作するもの
とクロック864FHで動作するものの2つを備えたことで
ある。また、周波数変換回路12において、20は周波数変
換、21は位相比較器、22はローパスフィルタ、23は電圧
制御発振器で第3図の構成と同じである。
上記のように構成された周波数変換回路12と映像基準
発生回路10について、以下その動作を説明する。リセッ
トパルス作成回路30aおよび水平カウンタ32a,およびデ
コーダ34aは第3図の実施例と同様な動作をするもので
あり、デコーダ34aは水平カウンタ32aからの水平位相情
報HADRaよりオフセット処理がなされた水平パルスFH1を
作成する。位相比較器40はデコーダ34aからのオフセッ
トされた水平パルスFH1とデコーダ34bからのオフセット
動作を行っていない水平パルスFH2とを位相比較する。
比較した誤差電圧PC1およびローパスフィルタの出力LP1
は第7図に示す通りであり、誤差電圧PC1は第5図PCO′
と逆極性となる。電圧制御発振器42は水平周波数の864
倍の周波数のクロック864FHで発振するように制御さ
れ、水平カウンタ32bおよびデコーダ34bはクロック864F
Hが水平周波数の正数倍となるので、デコーダ34bからの
水平パルスFH2はオフセットのないものとなる。デコー
ダ34bは同時に水平カウンタ32bからの水平位相情報HADR
bおよび垂直カウンタ33からの垂直位相情報VADRより映
像信号データを作成する基になるタイミングデータVTIM
bを作成し、デコーダ34aに供給する他、オーディオ再生
位相と映像再生位相との位相合わせのための映像位相を
示すフィールド番号FN,コンポジットシンク,バースト
フラグBF等を作成する。デコーダ34aは同様にディジタ
ルデータ作成回路39に供給するVTIMをデータVTIMbおよ
び水平位相情報HADRaから作成する他、サーボ制御タイ
ミングSVREF、映像の再生回路のタイミングリセットパ
ルスVRSTを作成する。他の動作は第3図の実施例と同様
であるが、周波数変換器20,38はPAL方式の映像信号の水
平周波数との関係に合わせるため周波数変換の変換比を
変更している。さらに、周波数変換器38は水平パルスFH
からではなく864倍の周波数のクロック864FHから作成す
ることにより変換比を簡単にしている。
以上のように本実施例によれば、PAL方式の映像信号
を扱うディジタルVTRにおいても位相比較器21にフィー
ドバックされる水平パルスはオフセットしない安定した
周波数のパルスであるので、ローパスフィルタのゲイン
を低くする必要がなく設計が容易である。また、映像基
準発生回路10にとってオフセットしない安定した水平パ
ルスは信号B.Bの発生等で必要不可欠なものであり、周
波数変換回路12でローパスフィルタ22を使用し、さらに
映像基準発生回路10でオフセット除去用PLLのローパス
フィルタ41を使用すると、応答の遅いPLLがシリーズに
接続されることになり、得られる水平パルスの周波数及
び位相が不安定となることが考えられるが、これらの問
題を防止することができる。同様に周波数変換器38の周
波数変換比を簡単にできる他、第3図の実施例で行う場
合と異なり、水平パルス(第3図ではFH)をオフセット
させる必要がないため実現が非常に容易である。
第8図は本発明における周波数変換回路12と映像基準
発生回路10の第3の実施例に示す詳細なブロック図であ
る。同図において、映像基準発生回路10の構成要素のう
ち、51はサブキャリア位相カウンタ、52はリード・オン
リ・メモリ(ROM)、53はデコーダ、54はDA変換器、55
はローパスフィルタ、56は水平同期分離回路であり、他
の部分は第3図または第6図の実施例と同一の動作を行
うものであるので重複説明を省略する。
上記のように構成された映像基準発生回路10につい
て、以下その動作を説明する。サブキャリア位相カウン
タ51は第3図および第6図のサブキャリア作成回路31に
相当するもので、異なるのは分周波形FSCを出力するの
ではなく、サブキャリアの位相を示す2ビットのデータ
SCPに0〜3のディジタルのアドレスを順次出力し、ROM
52に供給する。同様に、水平カウンタ32,垂直カウンタ3
3も各々水平位相情報HADRと垂直位相情報VADRをROM52と
デコーダ53に供給する。デコーダ53はサーボ制御タイミ
ングSVREF、映像の再生回路のタイミングリセットパル
スVRSTおよびオーディオ再生位相と映像再生位相との位
相合わせのための映像位相を示すフィールド番号FNを作
成するだけであり、第3図および第6図の実施例におけ
るデコーダ34,34bのようにブラックバースト信号B.Bを
発生するための各種タイミングや映像信号データB.B.DA
TAを作成する基になるタイミングデータVTIMは発生しな
い。映像信号データB.BはROM52で発生し、例えば1カラ
ーフレーム(NTSC方式では4フィールド、PAL方式では
8フィールド)分のデータを書き込んでおき、位相情報
HADR,VADR,SCPをアドレスとしてブラックバースト波形
に対応するディジタルデータを順次読み出すように構成
する。水平および垂直同期信号のシーケンスはPAL,NATS
C方式とも2フィールドで完結するので、ROM52は2フィ
ールド分の水平および垂直同期信号のデータおよびバー
ストのエンベロープのみを記憶し、バーストについては
バーストエンベロープデータをサブキャリア位相情報で
変調をかけるように構成することにより、容量を削減す
ることも可能である。PAL方式の場合はサブキャリアが
1水平期間毎に90゜交番するシーケンスや垂直同期期間
のバーストブランキング期間に4フィールドのシーケン
スがあるため構成はNTSCに比較し多少複雑になる。
第9図はROM52の出力データB.B.DATAをアナログ的に
表現したタイミングおよび水平パルスFH、サブキャリア
位相情報SCPのタイミング図である。DA変換器54はデー
タB.B.DATAをアナログデータに変換し、ローパスフィル
タ55で高周波成分を除去することにより、第3図および
第6図と同様なブラックバースト信号B.Bを得る。水平
パルスFHは信号B.Bの水平同期信号を水平同期分離回路5
6で分離することにより容易に得ることができる。水平
同期分離回路56は例えば、第9図に示す信号B.Bの波形
に対して、しきい電圧VTHをコンパレータで比較するこ
とにより図のFHで示す水平パルスを出力する。ディジタ
ルデータB.B.DATAは例えばPAL方式の信号データを出力
する場合、水平周波数fhとサンプリングクロック周波数
4fscの間に前述したオフセットの関係が成立しているた
め各水平周期で第9図のB.B.DATAで示した波形のサンプ
リングポイントは水平周期毎に水平同期信号の位相に対
して少しずつ(クロック4FSCの周期の4/625ずつ)前に
ずれていく。しかしながら前記水平周波数に対してオフ
セットをもつクロックで出力されたデータB.B.DATAはDA
変換器54およびローパスフィルタ55を通すことにより第
9図のB.Bの実線で示した連続な波形を得ることができ
る。従って、水平同期分離回路56の出力からはオフセッ
トしておらず、なお且つクロック4FSCに対し、テレビジ
ョン方式に準拠した一定の周波数関係をもつ水平パルス
FHを得ることができる。
以上のように本実施例では前記水平パルスを周波数変
換回路12および周波数変換器38に供給するため、PAL方
式の映像信号を扱う場合に第3図,第6図の実施例で必
要であったオフセットしている水平パルスとオフセット
していない水平パルスとを位相比較する必要がなく、VT
Rの各部のタイミングの管理や動作周波数の管理が容易
かつ安定に行える。
なお、第8図で周波数変換器20および38はPAL方式の
場合の周波数変換比を記載しているが、NTSC方式の場
合、(1),(2)式より周波数変換器20については12
5/384を375/1144に、周波数変換器38については384/125
を1144/375に各々周波数変換比を変更することで対応可
能である。PAL/NTSC両方式への対応も、ROMデータを変
更することにより、ハード的な変更は少ないので容易で
ある。
発明の効果 以上のように本発明は、オーディオのディジタルイン
ターフェースから入力されたクロックまたはシンクの周
波数より映像サンプリング周波数のクロックを作成する
周波数変換回路と、出力基準映像信号より映像サンプリ
ング周波数のクロックを作成するPLL回路と、映像サン
プリング周波数のクロックと出力基準映像信号から再生
処理に必要な各種映像・音声タイミングおよびブラック
バーストデータを作成する映像基準発生回路と、記録音
声信号データの記録または編集を行う場合でかつ記録映
像信号データが無入力かあるいは記録音声信号データに
対して非同期の場合に、映像記録処理回路に入力する記
録信号データをブラックバーストデータに切り換える第
1のスイッチと、前記場合、に映像基準発生回路に供給
する映像サンプリング周波数のクロックを前記PLL回路
で作成したクロックから周波数変換回路で作成したクロ
ックに切り換える第2のスイッチと、前記場合に、映像
基準発生回路に供給する出力基準映像信号を開放し映像
基準発生回路を自走モードで動作させる第3のスイッチ
を具備することにより、映像と音声の両方を記録するデ
ィジタルVTR等の機器においてレファレンス映像信号入
力し、それに同期して再生音声データを得る機能のない
ディジタルオーディオ機器からのディジタル音声データ
を記録・編集する場合や、記録用の映像信号データを基
準に記録・再生する場合において、音声の編集のみ映像
と非同期のディジタルインターフェースよりとって別々
に記録・編集する場合、映像の信号源がなくディジタル
オーディオデータのみ記録・編集したい場合等に、ディ
ジタルインターフェースからのディジタルオーディオに
同期した記録映像基準を映像記録処理回路に供給するの
で、映像基準を基準に映像とオーディオの記録データを
ミックスするマルチプレクサやテープ,ヘッドの速度制
御を行うびサーボ回路がディジタルオーディオと非同期
に動作し、記録したオーディオデータが欠落したり、不
連続にならないように記録することができ、再生の際に
必要な映像系のデータも信号B.Bで補って記録するの
で、記録再生とも安定して行うことが可能で、その実用
効果は大きい。
また、映像サンプリング周波数がカラーサブキャリア
の4倍の周波数4fscであるコンポジットディジタルVTR
においてPLL回路を基準映像信号のバーストより周波数4
fscのクロックを作成し、周波数変換回路はオーディオ
のディジタルインターフェースから入力されたシリアル
クロックあるいはシンクデータの周波数に分周および整
数倍の処理を行い水平周波数のパルスを作成する周波数
変換器と、周波数変換器からのパルスと映像基準発生回
路で作成した水平周波数のパルスを位相比較した結果で
出力クロックの周波数4fscが制御されるPLL回路を具備
し、第2のスイッチで切り換えた映像サンプリング周波
数4fscのクロック4FSCを映像基準発生回路に供給するよ
う構成することにより、映像基準発生回路は従来より外
部接続機器への基準となるブラックバースト信号B.Bを
発生するためにクロック4FSCより水平パルスFHを作成す
る水平カウンタを具備しており、周波数変換回路はクロ
ック4FSCより水平パルスFHを作成する回路を別に具備す
る必要はなく、回路規模を小さく実現できる。
別の方法として、第2のスイッチで切り換えた映像サ
ンプリング周波数4fscのクロック4FSCを映像基準発生回
路に供給し、映像基準発生回路は前記クロック4FSCを分
周し、水平同期信号の周期に前記クロック4FSCの周期単
位で近似し、且つ平均周波数が水平周波数に一致するよ
う周期が変化する第1のパルスを作成する第1の水平カ
ウンタと、第1のパルスから平滑化された水平周波数の
正数倍のクロックを作成するPLL回路と、水平周波数の
整数倍のクロックより周波数変換回路に供給する水平周
波数の第2のパルスおよび映像・音声タイミングの基準
となるコンポジット同期信号を作成する第2の水平カウ
ンタを具備するよう構成すれば、映像信号データは周波
数4fscが水平周波数の整数倍でないPAL方式の映像信号
データを扱うディジタルVTRにおいても前記周波数変換
回路にフィードバックされる水平パルスはオフセットし
ない安定した周波数のパルスにでき、周波数変換回路を
容易に実現できる。また映像基準発生回路にとってオフ
セットしない安定した水平パルスは信号B.Bの発生等で
必要不可欠なものであり、新たな回路を追加することな
く実現でき、周波数変換回路と映像基準発生回路オフセ
ットによる位相誤差による周波数変動のない応答の遅い
PLLがシリーズに接続され、得られる水平パルスの周波
数及び位相が不安定となる問題を防止することもでき
る。
同様に、映像基準発生回路をクロック4FSCを分周し、
映像基準となるカラーサブキャリア位相および水平・垂
直位相をカウントするカウンタと、カウンタの出力をア
ドレスに入力しブラックバースト信号のディジタルデー
タを出力するROM(リード・オンリ・メモリ)と、ディ
ジタルデータをアナログのブラックバースト信号に変換
するDA変換器およびDA変換器の出力の高調波除去を行う
ローパスフィルタと、ブラックバースト信号より周波数
変換回路に供給する水平周波数のパルスを作成する水平
同期分離回路を備えた構成では、PAL方式のコンポジッ
トデジタルVTRにおいて、水平周波数に対してオフセッ
トをもつクロック4FSCで出力されたブラックバーストの
ディジタルデータをDA変換器54およびローパスフィルタ
55を通すことにより得られたブラックバースト信号の水
平同期信号は水平周波数と等しくなり、オフセットしな
い周波数変換が可能であり、水平同期分離回路の出力に
は安定な周波数で且つクロック4FSCに対しテレビジョン
方式に準拠した一定の周波数関係をもつ水平パルスFHを
得ることができる。さらに他の構成では必要としていた
オフセットしている水平パルスとしていない水平パルス
を位相比較する必要がなく、VTRの各部のタイミングの
管理や動作周波数の管理が容易かつ安定に行える。ま
た、ROMのデータを変更することによりPAL方式とNTSC方
式の両方に容易に対応できるなどの効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例における磁気記録再生装置の
構成を示すブロック図、第2図は第1図における各部の
タイミング波形図、第3図は第1図における周波数変換
回路12と映像基準発生回路10の第1の実施例を示す詳細
なブロック図、第4図および第5図は第3図における各
部のタイミング波形図、第6図は第1図に於ける周波数
変換回路12と映像基準発生回路10の第2の実施例を示す
詳細なブロック図、第7図は第6図における各部のタイ
ミング波形図、第8図は第1図における周波数変換回路
12と映像基準発生回路10の第3の実施例を示す詳細なブ
ロック図、第9図は第8図に於ける各部のタイミング波
形図、第10図はディジタルオーディオインターフェース
のタイミング波形図、第11図は従来の磁気記録再生装置
の構成を示すブロック図である。 1……映像記録処理回路、2……音声記録処理回路、3
……マルチプレクサ、4……記録ヘッド、5……磁気テ
ープ、6……再生ヘッド、7……映像再生処理回路、8
……音声再生処理回路、9……バーストロックPLL、10
……映像基準発生回路、11……サーボ回路、12……周波
数変換回路、13〜16……スイッチ、20,38……周波数変
換器、21,40……位相比較器、22,41,55……ローパスフ
ィルタ、23,42……電圧制御発振器、24……PLL回路、3
0,30a,30b……リセットパルス作成回路B、31……サブ
キャリア作成回路、32,32a,32b……水平カウンタ、33…
…垂直カウンタ、33,33a,33b,53……デコーダ、35……
バーストゲート、36……加算器、37……ゲート、39……
ディジタルデータ作成回路、52……ROM、54……DA変換
器、56……水平同期分離回路。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】映像記録処理回路と音声記録処理回路によ
    り量子化された記録映像信号データおよび記録音声信号
    データを処理した後に前記映像信号データの同期信号を
    基準に記録媒体に記録し、映像再生処理回路と音声再生
    処理回路により記録媒体より再生したデータを処理して
    出力基準映像信号に同期して再生映像信号データおよび
    再生音声信号データを出力する磁気記録再生装置におい
    て、 オーディオのディジタルインターフェースから入力され
    たクロックまたはシンクの周波数より映像サンプリング
    周波数のクロックを作成する周波数変換回路と、 前記出力基準映像信号より映像サンプリング周波数のク
    ロックを作成するPLL(フェーズ・ロックド・ループ)
    回路と、 前記映像サンプリング周波数のクロックと前記出力基準
    映像信号から再生処理に必要な各種映像・音声タイミン
    グ及びブラックバーストデータを作成する映像基準発生
    回路と、 前記記録音声信号データの記録または編集を行う場合で
    かつ前記記録映像信号データが無入力かあるいは前記記
    録音声信号データに対して非同期の場合に前記映像記録
    処理回路に入力する前記記録映像信号データを前記ブラ
    ックバーストデータに切り換える第1のスイッチと、 前記場合に、前記映像基準発生回路に供給する映像サン
    プリング周波数のクロックを前記PLL回路で作成したク
    ロックから前記周波数変換回路で作成したクロックに切
    り換える第2のスイッチと、 前記場合に、前記映像基準発生回路に供給する出力基準
    映像信号を開放し、前記映像基準発生回路を自走モード
    で動作させる第3のスイッチとを具備する磁気記録再生
    装置。
  2. 【請求項2】映像サンプリング周波数はカラーサブキャ
    リアの4倍の周波数4fscであり、PLL回路は基準映像信
    号のバーストより周波数4fscのクロックを作成し、周波
    数変換回路は、オーディオのディジタルインターフェー
    スから入力されたシリアルクロックあるいはシンクデー
    タの周波数に分周及び整数倍の処理を行い水平周波数の
    パルスを作成する周波数変換器と、前記周波数変換器か
    らのパルスと映像基準発生回路で作成した水平周波数の
    パルスとを位相比較した結果で出力クロックの周波数4f
    scが制御されるPLL回路とを具備し、 第2のスイッチで切り換えた映像サンプリング周波数4f
    scのクロック4FSCを前記映像基準発生回路に供給し、前
    記映像基準発生回路は前記クロック4FSCを分周し、前記
    周波数変換回路に供給する水平周波数のパルス及び映像
    ・音声タイミングの基準となるコンポジット同期信号を
    作成する水平カウンタとを具備する請求項1記載の磁気
    記録再生装置。
  3. 【請求項3】映像サンプリング周波数はカラーサブキャ
    リアの4倍の周波数4fscでかつ映像信号データは周波数
    4fscが水平周波数の整数倍でないPAL方式の映像信号デ
    ータであり、PLL回路は基準映像信号のバーストより周
    波数4fscのクロックを作成し、周波数変換回路はオーデ
    ィオのディジタルインターフェースから入力されたシリ
    アルクロックあるいはシンクデータの周波数に分周及び
    整数倍の処理を行い水平周波数のパルスを作成する周波
    数変換器と、前記周波数変換器からのパルスと映像基準
    発生回路で作成した水平周波数のパルスを位相比較した
    結果で出力クロックの周波数4fscが制御されるPLL回路
    とを具備し、 第2のスイッチで切り換えた映像サンプリング周波数4f
    scのクロック4FSCを前記映像基準発生回路に供給し、前
    記映像基準発生回路は前記クロック4FSCを分周し、水平
    同期信号の周期に前記クロック4FSCの周期単位で近似
    し、且つ平均周波数が水平周波数に一致するよう周期が
    変化する第1のパルスを作成する第1の水平カウンタ
    と、前記第1のパルスから平滑化された水平周波数の正
    数倍のクロックを作成するPLL回路と、前記水平周波数
    の整数倍のクロックより前記周波数変換回路に供給する
    水平周波数の第2のパルスおよび映像・音声タイミング
    の基準となるコンポジット同期信号を作成する第2の水
    平カウンタとを具備する請求項1記載の磁気記録再生装
    置。
  4. 【請求項4】映像サンプリング周波数はカラーサブキャ
    リア周波数の4倍の周波数4fscであり、PLL回路は基準
    映像信号のバーストより周波数4fscのクロックを作成
    し、周波数変換回路は、オーディオのディジタルインタ
    ーフェースから入力されたシリアルクロックあるいはシ
    ンクデータの周波数に分周および整数倍の処理を行い水
    平周波数のパルスを作成する周波数変換器と、前記周波
    数変換器からのパルスと前記映像基準発生回路で作成し
    た水平周波数のパルスを位相比較した結果で出力クロッ
    クの周波数4fscが制御されるPLL回路とを具備し、 第2のスイッチで切り換えた周波数4fscのクロック4FSC
    を前記映像基準発生回路に供給し、前記映像基準発生回
    路は前記クロック4FSCを分周し映像基準となるカラーサ
    ブキャリア位相および水平・垂直位相をカウントするカ
    ウンタと、前記カウンタの出力をアドレスに入力しブラ
    ックバースト信号のディジタルデータを出力するROM
    (リード・オンリ・メモリ)と、前記ディジタルデータ
    をアナログのブラックバースト信号に変換するDA変換器
    および前記DA変換器の出力の高調波除去を行うローパス
    フィルタと、前記ブラックバースト信号より前記周波数
    変換回路に供給する水平周波数のパルスを作成する水平
    同期分離回路とを具備する請求項1記載の磁気記録再生
    装置。
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