JP2524571Y2 - シートリクライニング装置 - Google Patents
シートリクライニング装置Info
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- JP2524571Y2 JP2524571Y2 JP4399090U JP4399090U JP2524571Y2 JP 2524571 Y2 JP2524571 Y2 JP 2524571Y2 JP 4399090 U JP4399090 U JP 4399090U JP 4399090 U JP4399090 U JP 4399090U JP 2524571 Y2 JP2524571 Y2 JP 2524571Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seat
- back arm
- walk
- lever
- slide mechanism
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Seats For Vehicles (AREA)
- Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 （産業上の利用分野） この考案は、ワンボックス車などのように複数列のシ
ートを有する車両において、ウォークイン機構を有する
跳ね上げ式シートのシートリクライニング装置に関す
る。
ートを有する車両において、ウォークイン機構を有する
跳ね上げ式シートのシートリクライニング装置に関す
る。
（従来の技術） 複数列、例えば３列のシートを有するワンボックス車
などの車両において、３列目シートの乗員の乗降を容易
にするため前列の２列目シートにはウォークイン機構が
装着されている。このウォークイン機構はシートバック
を前傾させると同時にスライド機構のロックが解除さ
れ、シート全体が最前位置から最後位置まで自由に移動
できるように構成されている。
などの車両において、３列目シートの乗員の乗降を容易
にするため前列の２列目シートにはウォークイン機構が
装着されている。このウォークイン機構はシートバック
を前傾させると同時にスライド機構のロックが解除さ
れ、シート全体が最前位置から最後位置まで自由に移動
できるように構成されている。
さらにまた、最近では車室内を多目的に活用するため
に、シートバック前傾状態のシート全体を持ち上げて直
立させる、いわゆる跳ね上げ式シートが採用されてい
る。
に、シートバック前傾状態のシート全体を持ち上げて直
立させる、いわゆる跳ね上げ式シートが採用されてい
る。
（考案が解決しようとする課題） しかしながら、従来の跳ね上げ式シートにおいては、
シート跳ね上げ時に、スライド機構のロックが解除され
ており、シートが固定されていないので、シート跳ね上
げ操作が非常にやりにくかった。
シート跳ね上げ時に、スライド機構のロックが解除され
ており、シートが固定されていないので、シート跳ね上
げ操作が非常にやりにくかった。
この考案は、上記した従来技術の課題を解決するもの
で、その目的とするところは、バックアームを前傾した
状態であってもスライド機構をロックさせることがで
き、シート跳ね上げ操作を容易に行うようにした跳ね上
げ式シートのシートリクライニング装置を提供すること
にある。
で、その目的とするところは、バックアームを前傾した
状態であってもスライド機構をロックさせることがで
き、シート跳ね上げ操作を容易に行うようにした跳ね上
げ式シートのシートリクライニング装置を提供すること
にある。
［考案の構成］ （課題を解決するための手段）」 上記目的を達成するため、この考案は、車体側に跳ね
上げ機構を介して設けられたロアーレールとこのロアー
レールに摺動可能に配置したアッパーレールを備えたス
ライド機構と、前記アッパーレールに固定されシートク
ッションを取付けたベースプレートと、このベースプレ
ートに回動可能に軸支されシートバックを取付けたバッ
クアームと、これらベースプレートとバックアームとの
間に介在され操作レバーの操作により前記バックアーム
の傾きを調節可能としたリクライニングロック機構と、
前記バックアームを前傾させたときこのバックアームと
係合して一体で回動するウォークインレバーが前記スラ
イド機構と連動してこのスライド機構のロックを解除す
るウォークイン機構とを備えた跳ね上げ式シートのシー
トリクライニング装置において、前記バックアームを前
傾させた状態で、このバックアームと前記ウォークイン
レバーの係合を解除して前記スライド機構を再ロックさ
せる第２の操作レバーを設けたことを特徴とするもので
ある。
上げ機構を介して設けられたロアーレールとこのロアー
レールに摺動可能に配置したアッパーレールを備えたス
ライド機構と、前記アッパーレールに固定されシートク
ッションを取付けたベースプレートと、このベースプレ
ートに回動可能に軸支されシートバックを取付けたバッ
クアームと、これらベースプレートとバックアームとの
間に介在され操作レバーの操作により前記バックアーム
の傾きを調節可能としたリクライニングロック機構と、
前記バックアームを前傾させたときこのバックアームと
係合して一体で回動するウォークインレバーが前記スラ
イド機構と連動してこのスライド機構のロックを解除す
るウォークイン機構とを備えた跳ね上げ式シートのシー
トリクライニング装置において、前記バックアームを前
傾させた状態で、このバックアームと前記ウォークイン
レバーの係合を解除して前記スライド機構を再ロックさ
せる第２の操作レバーを設けたことを特徴とするもので
ある。
（作用） バックアームを前傾させた状態で、スライド機構を再
ロックできるようにしたから、シートバックを前傾させ
ロックした状態で使用可能で車室内を多目的に利用する
ことができ、とくに、バックアーム前傾状態のシート全
体を持ち上げて車体のフロアに対して直立させるシート
跳ね上げ操作時に、アッパーレールをロアーレールにロ
ックしシートを固定することができる。この結果、シー
ト跳ね上げ操作を容易に行うことができる。
ロックできるようにしたから、シートバックを前傾させ
ロックした状態で使用可能で車室内を多目的に利用する
ことができ、とくに、バックアーム前傾状態のシート全
体を持ち上げて車体のフロアに対して直立させるシート
跳ね上げ操作時に、アッパーレールをロアーレールにロ
ックしシートを固定することができる。この結果、シー
ト跳ね上げ操作を容易に行うことができる。
（実施例） 以下、この考案を図面に示す実施例に基づいて説明す
る。
る。
第１図はシートリクライニング装置の要部側面説明
図、第２図は第１図のII−II矢視側面説明図、第３図は
ウォークイン機構に連結したスライド機構の概略斜視説
明図、第４図（ａ），（ｂ），（ｃ）はシートリクライ
ニング装置の動作説明図である。
図、第２図は第１図のII−II矢視側面説明図、第３図は
ウォークイン機構に連結したスライド機構の概略斜視説
明図、第４図（ａ），（ｂ），（ｃ）はシートリクライ
ニング装置の動作説明図である。
図において、Ｐはシートリクライニング装置で、車体
側に図示しない跳ね上げ機構を介して設けられたロアレ
ール11とこのロアーレール11に摺動可能に配置したアッ
パーレール12を備えたスライド機構10と、アッパーレー
ル12に固定されシートクッションSCを取付けたベースプ
レート20と、このベースプレート20に回動可能に軸支さ
れシートバックSBを取付けたバックアーム30と、これら
ベースプレート20とバックアーム30との間に介在したリ
クライニングロック機構40と、バックアーム30を前傾さ
せたときスライド機構10のロックを解除するウォークイ
ン機構60とからなっている。
側に図示しない跳ね上げ機構を介して設けられたロアレ
ール11とこのロアーレール11に摺動可能に配置したアッ
パーレール12を備えたスライド機構10と、アッパーレー
ル12に固定されシートクッションSCを取付けたベースプ
レート20と、このベースプレート20に回動可能に軸支さ
れシートバックSBを取付けたバックアーム30と、これら
ベースプレート20とバックアーム30との間に介在したリ
クライニングロック機構40と、バックアーム30を前傾さ
せたときスライド機構10のロックを解除するウォークイ
ン機構60とからなっている。
そしてこの考案は、特に、バックアーム30を前傾させ
た状態で、スライド機構10を再ロックできるようにした
ことを特徴としている。
た状態で、スライド機構10を再ロックできるようにした
ことを特徴としている。
つぎに、この考案の構造をさらに詳細に説明する。
スライド機構10は、車体のフロア（図示せず）に対し
て回動可能に設けられたロアーレール11と、このロアー
レール11に摺動可能に配置された最前位置から最後位置
まで自由に移動できるアッパーレール12とからなり、ロ
アレール11に固定したロックプレート13に形成した複数
の係止部、例えば係止溝13aに、択一的に係止する後記
ウォークイン機構60のロックバー64によってロックされ
るように設定されている。
て回動可能に設けられたロアーレール11と、このロアー
レール11に摺動可能に配置された最前位置から最後位置
まで自由に移動できるアッパーレール12とからなり、ロ
アレール11に固定したロックプレート13に形成した複数
の係止部、例えば係止溝13aに、択一的に係止する後記
ウォークイン機構60のロックバー64によってロックされ
るように設定されている。
バックアーム30はベースプレート20に固定された第１
の枢軸31に基部を回動可能に軸支しており、一端を第１
の枢軸31に他端を自由端側に植設された第２の枢軸32に
それぞれ係止したうず巻ばね33によってバックアーム30
は第１の枢軸31を中心として反時計方向に回転するよう
に付勢されている。またうず巻ばね33のばね力は、後記
引張りばね71のばね力より大きく設定されている。
の枢軸31に基部を回動可能に軸支しており、一端を第１
の枢軸31に他端を自由端側に植設された第２の枢軸32に
それぞれ係止したうず巻ばね33によってバックアーム30
は第１の枢軸31を中心として反時計方向に回転するよう
に付勢されている。またうず巻ばね33のばね力は、後記
引張りばね71のばね力より大きく設定されている。
リクライニングロック機構40はアッパーツース41と、
ロアーツース42と、第１の操作レバー43とからなり、ア
ッパーツース41はバックアーム30に一体的に固定されて
おり、円弧状下縁部にはラッチ歯41aが形成されてい
る。ロアーツース42はベースプレート20に植設された第
３の枢軸44に基部を回動可能に軸支しており、自由端側
の円弧状上縁部にはラッチ歯41aと噛合する歯部42aが形
成されている。第１の操作レバー43はベースプレート20
に植設された第４の枢軸45に基部を回動可能に軸支して
おり、その自由端部側に植設されたローラ軸46には、ロ
アーツース42の自由端側下縁部に形成されたカム部42b
と当接するローラ47が回転自在に支持されている。
ロアーツース42と、第１の操作レバー43とからなり、ア
ッパーツース41はバックアーム30に一体的に固定されて
おり、円弧状下縁部にはラッチ歯41aが形成されてい
る。ロアーツース42はベースプレート20に植設された第
３の枢軸44に基部を回動可能に軸支しており、自由端側
の円弧状上縁部にはラッチ歯41aと噛合する歯部42aが形
成されている。第１の操作レバー43はベースプレート20
に植設された第４の枢軸45に基部を回動可能に軸支して
おり、その自由端部側に植設されたローラ軸46には、ロ
アーツース42の自由端側下縁部に形成されたカム部42b
と当接するローラ47が回転自在に支持されている。
第1,第3,第４の枢軸31,44,45にはバックアーム30、ア
ッパーツース41及びロアーツース42をベースプレート20
との間に挟むようにしてホルダープレート80が固定され
ており、このホルダープレート80の係止孔80aとローラ
軸46との間にはコイル状の引張ばね48の両端が係止され
ており、この引張ばね48によって第１の操作レバー43は
第４の枢軸45を中心として反時計方向に回動するように
付勢され、ローラ47を介してロアーツース42の歯部42a
をアッパーツース41のラッチ歯41aと噛合させている。
また第１の操作レバー43の基部近傍にはロアーツース42
の自由端側上縁部42cと対向してロック解除ピン49が植
設されている。
ッパーツース41及びロアーツース42をベースプレート20
との間に挟むようにしてホルダープレート80が固定され
ており、このホルダープレート80の係止孔80aとローラ
軸46との間にはコイル状の引張ばね48の両端が係止され
ており、この引張ばね48によって第１の操作レバー43は
第４の枢軸45を中心として反時計方向に回動するように
付勢され、ローラ47を介してロアーツース42の歯部42a
をアッパーツース41のラッチ歯41aと噛合させている。
また第１の操作レバー43の基部近傍にはロアーツース42
の自由端側上縁部42cと対向してロック解除ピン49が植
設されている。
ウォークイン機構60はウォークインレバー61と、第２
の操作レバー62と、ウォークインワイヤ63と、ロックバ
ー64からなり、ウォークインレバー61は第１の枢軸31に
基部を回動可能に軸支しており、後記リターンばね71に
よって第１の枢軸31を中心として時計方向に回動するよ
うに付勢されている。またホルダープレート80には、ウ
ォークインレバー61の反時計方向の回動を規制するスト
ッパ80bが形成されている。第２の操作レバー62は第２
の枢軸32に基部を回動可能に軸支しており、第２の枢軸
32に基部を巻回し一端部を第２の操作レバー62に他端部
をバックアーム30の係止孔30aにそれぞれ係止した捩り
コイルばね66によって、第２の枢軸32を中心として反時
計方向に回動するように付勢され、その回動はバックア
ーム30に植設されたストッパピン67により規制されてい
る。また第２の操作レバー62の自由端側に植設されたロ
ーラ軸68にはローラ69が回転自在に支持されており、こ
のローラ69はウォークインレバー61の一方の自由端側上
縁部と対向する位置に配置されている。ウォークインワ
イヤ63は、一端をウォークインレバー61の他方の自由端
側に他端をロックバー64にそれぞれ係止している。ロッ
クバー64はアッパーレール12に固定されたプレート70に
摺動可能に支持されており、引張りばね71によってロッ
クプレート13の係止溝13aと係止する方向に付勢されて
いる。
の操作レバー62と、ウォークインワイヤ63と、ロックバ
ー64からなり、ウォークインレバー61は第１の枢軸31に
基部を回動可能に軸支しており、後記リターンばね71に
よって第１の枢軸31を中心として時計方向に回動するよ
うに付勢されている。またホルダープレート80には、ウ
ォークインレバー61の反時計方向の回動を規制するスト
ッパ80bが形成されている。第２の操作レバー62は第２
の枢軸32に基部を回動可能に軸支しており、第２の枢軸
32に基部を巻回し一端部を第２の操作レバー62に他端部
をバックアーム30の係止孔30aにそれぞれ係止した捩り
コイルばね66によって、第２の枢軸32を中心として反時
計方向に回動するように付勢され、その回動はバックア
ーム30に植設されたストッパピン67により規制されてい
る。また第２の操作レバー62の自由端側に植設されたロ
ーラ軸68にはローラ69が回転自在に支持されており、こ
のローラ69はウォークインレバー61の一方の自由端側上
縁部と対向する位置に配置されている。ウォークインワ
イヤ63は、一端をウォークインレバー61の他方の自由端
側に他端をロックバー64にそれぞれ係止している。ロッ
クバー64はアッパーレール12に固定されたプレート70に
摺動可能に支持されており、引張りばね71によってロッ
クプレート13の係止溝13aと係止する方向に付勢されて
いる。
つぎに、この考案の実施例の作用を説明する。
まず第１図及び第４図（ａ）に示す着座状態における
シートバックSBの傾斜角度を調節する場合には、第１の
操作レバー43を引張ばね48のばね力に抗して時計方向に
回動させる。すると、ローラ47がロアーツース42のカム
部42bから離れ、ロアーツース42に対する押圧力が解除
され、ロック解除ピン49とロアーツース42の自重との協
働作用によりロアーツース42が反時計方向に回動し、ラ
ッチ歯41aと歯部42aとの噛み合いが解除される。このリ
クライニングロック機構40のアンロック状態でシートバ
ックSBを前傾又は後傾させることにより、前傾位置Ｅと
フルフラット位置Ｂとの間でシートバックSBの傾斜位置
を多段階に調節することができる。
シートバックSBの傾斜角度を調節する場合には、第１の
操作レバー43を引張ばね48のばね力に抗して時計方向に
回動させる。すると、ローラ47がロアーツース42のカム
部42bから離れ、ロアーツース42に対する押圧力が解除
され、ロック解除ピン49とロアーツース42の自重との協
働作用によりロアーツース42が反時計方向に回動し、ラ
ッチ歯41aと歯部42aとの噛み合いが解除される。このリ
クライニングロック機構40のアンロック状態でシートバ
ックSBを前傾又は後傾させることにより、前傾位置Ｅと
フルフラット位置Ｂとの間でシートバックSBの傾斜位置
を多段階に調節することができる。
そして、所望するシートバックSBの傾斜位置で第１の
操作レバー43を解放すると、引張ばね48の復元力により
第１の操作レバー43が初期位置に復帰し、再びラッチ歯
41aと歯部42aとが噛み合ってリクライニングロック機構
40がロック状態となる。
操作レバー43を解放すると、引張ばね48の復元力により
第１の操作レバー43が初期位置に復帰し、再びラッチ歯
41aと歯部42aとが噛み合ってリクライニングロック機構
40がロック状態となる。
つぎに、シートクッションSCを移動させるいわゆるウ
ォークインさせる場合には、上記と同様に第１の操作レ
バー43を時計方向に回動させるとラッチ歯41aと歯部42a
との噛み合いが外れ、バックアーム30がうず巻ばね33の
ばね力により第２の操作レバー62を伴って反時計方向に
回動する。この回動過程で第２の操作レバー62のローラ
69がウォークインレバー61をストッパ80bと当接するま
で反時計方向に回動させ、第１図及び第４図（ｂ）に示
すようにバックアーム30が前傾位置Ｅまで回動する。こ
れによって、ウォークインワイヤ63を介してロックバー
64が引張りばね71のばね力に抗して引張られ、ロックバ
ー64がロックプレート13の係止溝13aから離脱し、スラ
イド機構10のロック状態が解除される。これにより、シ
ート全体を所望の位置へ移動させることができる。
ォークインさせる場合には、上記と同様に第１の操作レ
バー43を時計方向に回動させるとラッチ歯41aと歯部42a
との噛み合いが外れ、バックアーム30がうず巻ばね33の
ばね力により第２の操作レバー62を伴って反時計方向に
回動する。この回動過程で第２の操作レバー62のローラ
69がウォークインレバー61をストッパ80bと当接するま
で反時計方向に回動させ、第１図及び第４図（ｂ）に示
すようにバックアーム30が前傾位置Ｅまで回動する。こ
れによって、ウォークインワイヤ63を介してロックバー
64が引張りばね71のばね力に抗して引張られ、ロックバ
ー64がロックプレート13の係止溝13aから離脱し、スラ
イド機構10のロック状態が解除される。これにより、シ
ート全体を所望の位置へ移動させることができる。
つぎに、上記のようにシート全体を所望の位置へ移動
させ、バックアーム30が最前傾位置Ａに位置している状
態から、シート全体を持ち上げて車体のフロアに対して
直立させる、いわゆるシート跳ね上げ操作について説明
する。
させ、バックアーム30が最前傾位置Ａに位置している状
態から、シート全体を持ち上げて車体のフロアに対して
直立させる、いわゆるシート跳ね上げ操作について説明
する。
第４図（ｂ）に示す状態で、第２の操作レバー62を時
計方向に回動させると、ローラ69がウォークインレバー
61から離脱する。すると、バックアーム30が最前傾位置
Ａまで回動するとともにウォークインレバー61は引張り
ばね71の復元力により時計方向に回動する。これによっ
てウォークインワイヤ63を介してロックバー64がアッパ
ーレール12側に引き寄せられて係止溝13aに係止され、
スライド機構10が再びロックされる。
計方向に回動させると、ローラ69がウォークインレバー
61から離脱する。すると、バックアーム30が最前傾位置
Ａまで回動するとともにウォークインレバー61は引張り
ばね71の復元力により時計方向に回動する。これによっ
てウォークインワイヤ63を介してロックバー64がアッパ
ーレール12側に引き寄せられて係止溝13aに係止され、
スライド機構10が再びロックされる。
上述のように、バックアーム30を前傾させた状態で、
第２の操作レバー62の操作によりスライド機構10を再ロ
ックできるようにしたから、シートバックを前傾させロ
ックした状態で使用可能で車室内を多目的に利用するこ
とができ、とくにバックアーム30前傾状態において、ス
ライド機構10を含むシート全体を持ち上げて車体のフロ
アに対して直立させるシート跳ね上げ操作時に、アッパ
ーレール12はロアーレール11にロックされシートを固定
することができるため、シート跳ね上げ操作を容易に行
うことができる。さらに、第２の操作レバー62を第１の
操作レバー43に近接してバックアーム30側に設けたか
ら、操作性を良好にすることができる。
第２の操作レバー62の操作によりスライド機構10を再ロ
ックできるようにしたから、シートバックを前傾させロ
ックした状態で使用可能で車室内を多目的に利用するこ
とができ、とくにバックアーム30前傾状態において、ス
ライド機構10を含むシート全体を持ち上げて車体のフロ
アに対して直立させるシート跳ね上げ操作時に、アッパ
ーレール12はロアーレール11にロックされシートを固定
することができるため、シート跳ね上げ操作を容易に行
うことができる。さらに、第２の操作レバー62を第１の
操作レバー43に近接してバックアーム30側に設けたか
ら、操作性を良好にすることができる。
上述のとおり、この考案のシートリクライニング装置
によれば、バックアームを前傾させた状態で、スライド
機構を再ロックできるようにしたから、シートバックを
前傾させロックした状態で使用可能で車室内を多目的に
利用することができ、とくにバックアーム前傾状態のシ
ート全体を持ち上げて車体のフロアに対して直立させる
シート跳ね上げ操作時に、アッパーレールはロアーレー
ルにロックされシートを固定することができるため、シ
ート跳ね上げ操作を容易に行うことができる。
によれば、バックアームを前傾させた状態で、スライド
機構を再ロックできるようにしたから、シートバックを
前傾させロックした状態で使用可能で車室内を多目的に
利用することができ、とくにバックアーム前傾状態のシ
ート全体を持ち上げて車体のフロアに対して直立させる
シート跳ね上げ操作時に、アッパーレールはロアーレー
ルにロックされシートを固定することができるため、シ
ート跳ね上げ操作を容易に行うことができる。
第１図はシートリクライニング装置の要部側面説明図、
第２図は第１図のII−II矢視側面説明図、第３図はウォ
ークイン機構に連結したスライド機構の概略斜視説明
図、第４図（ａ），（ｂ），（ｃ）はシートリクライニ
ング装置の動作説明図である。 Ｐ…シートリクライニング装置 SC…シートクッション SB…シートバック 10…スライド機構 11…ロアーレール 12…アッパーレール 20…ベースプレート 30…バックアーム 31…第１の枢軸 32…第２の枢軸 33…うず巻ばね 40…リクライニングロック機構 41…アッパーツース 41a…ラッチ歯 42…ロアーツース 42a…歯部 43…第１の操作レバー 44…第３の枢軸 45…第４の枢軸 47…ローラ 61…ウォークインレバー 62…第２の操作レバー 63…ウォークインワイヤ 64…ロックバー 66…捩りコイルばね 69…ローラ 71…引張りばね
第２図は第１図のII−II矢視側面説明図、第３図はウォ
ークイン機構に連結したスライド機構の概略斜視説明
図、第４図（ａ），（ｂ），（ｃ）はシートリクライニ
ング装置の動作説明図である。 Ｐ…シートリクライニング装置 SC…シートクッション SB…シートバック 10…スライド機構 11…ロアーレール 12…アッパーレール 20…ベースプレート 30…バックアーム 31…第１の枢軸 32…第２の枢軸 33…うず巻ばね 40…リクライニングロック機構 41…アッパーツース 41a…ラッチ歯 42…ロアーツース 42a…歯部 43…第１の操作レバー 44…第３の枢軸 45…第４の枢軸 47…ローラ 61…ウォークインレバー 62…第２の操作レバー 63…ウォークインワイヤ 64…ロックバー 66…捩りコイルばね 69…ローラ 71…引張りばね
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 宮地 滋弘 神奈川県綾瀬市小園771番地 池田物産 株式会社内 (72)考案者 小竹 敏 愛知県名古屋市熱田区南１番町１番10号 愛知機械工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭54−67920（ＪＰ，Ａ)
Claims (1)
- 【請求項１】車体側に跳ね上げ機構を介して設けられた
ロアーレールとこのロアーレールに摺動可能に配置した
アッパーレールを備えたスライド機構と、前記アッパー
レールに固定されシートクッションを取付けたベースプ
レートと、このベースプレートに回動可能に軸支されシ
ートバックを取付けたバックアームと、これらベースプ
レートとバックアームとの間に介在され操作レバーの操
作により前記バックアームの傾きを調節可能としたリク
ライニングロック機構と、前記バックアームを前傾させ
たときこのバックアームと係合して一体で回動するウォ
ークインレバーが前記スライド機構と連動してこのスラ
イド機構のロックを解除するウォークイン機構とを備え
た跳ね上げ式シートのシートリクライニング装置におい
て、前記バックアームを前傾させた状態で、このバック
アームと前記ウォークインレバーの係合を解除して前記
スライド機構を再ロックさせる第２の操作レバーを設け
たことを特徴とするシートリクライニング装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4399090U JP2524571Y2 (ja) | 1990-04-26 | 1990-04-26 | シートリクライニング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4399090U JP2524571Y2 (ja) | 1990-04-26 | 1990-04-26 | シートリクライニング装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH043833U JPH043833U (ja) | 1992-01-14 |
| JP2524571Y2 true JP2524571Y2 (ja) | 1997-02-05 |
Family
ID=31556885
Family Applications (1)
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|---|---|---|---|
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| JP (1) | JP2524571Y2 (ja) |
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-
1990
- 1990-04-26 JP JP4399090U patent/JP2524571Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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Also Published As
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