JP3427722B2 - 車両用シート - Google Patents

車両用シート

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JP3427722B2
JP3427722B2 JP04463798A JP4463798A JP3427722B2 JP 3427722 B2 JP3427722 B2 JP 3427722B2 JP 04463798 A JP04463798 A JP 04463798A JP 4463798 A JP4463798 A JP 4463798A JP 3427722 B2 JP3427722 B2 JP 3427722B2
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正浩 ▲たか▼田
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、シートクッション
をシートバックに沿う収納位置へ跳ね上げ回動可能とし
たシ−トクッション跳ね上げ式車両用シートに関し、特
にそのシートクッション跳ね上げ機構の改良に関する。 【0002】 【従来の技術】バン型のRV(レクリエーショナル ビ
ークル)車においては、多人数の乗車を可能とすべくフ
ロント、ミドル、リヤの三列シートを設けることが多
い。この場合、リヤシート後方の荷室空間を積載荷物に
応じて拡大できるように、ミドルとリヤの各シートをス
ライドレール上で前方へ移動可能とするとともに、各シ
ートのシートクッションをシートバックに向けて跳ね上
げ収納可能として、それぞれフロント、ミドルの各シー
トの直後まで移動できるようにしたものがある。 【0003】その一例を図5に示す。図において、ベン
チ型のシート1は両側のシートレッグ11(図は一方の
みを示す)が車両前後方向へ延びるスライドレールR上
に載置されて移動可能である。上記シート1のシートバ
ック13はリクライニングレバー15を操作することに
よって後方へ傾動可能であるとともに、シートクッショ
ン12は回動用レバー6を操作することによって、下記
の構造により、実線で示す使用位置からシートバック1
3に沿った鎖線で示す収納位置へ跳ね上げ回動可能であ
る。 【0004】シートクッション12の跳ね上げは例えば
図6に示す機構によって行われる。図において、シート
クッション12はその側面に設けた略四角形のブラケッ
ト板7が、その一のコーナ部で軸部材71によりシート
レッグ11に回転自在に結合されている。ブラケット板
7には他のコーナ部と一辺の中間位置にそれぞれピン7
2,73が立設されており、バネ部材8によって軸91
回りに図6の上方へ回動付勢された係止レバー9の係合
凹所92内に上記ピン73が位置して、シートクッショ
ン12が水平姿勢の使用位置に位置決めされている。 【0005】回動用レバー6は上端が上記軸部材71に
回動自在に結合されており、このレバー6の板面に形成
された長孔61内に上記係止レバー9の板面に立設した
ピン93が挿入されている。シートクッション12を跳
ね上げる場合には、ノブ62を掴んで回動用レバー6を
図6の矢印のように後方へ回動させると、ピン93が長
孔61に沿って移動して係止レバー9が下方へ回動し、
ピン93が係合凹所92から外れる。シートクッション
12を鎖線で示すように収納位置へ跳ね上げると、上記
ピン73に代えてピン72が係合凹所92に至ってシー
トクッション12が垂直姿勢で位置決めされる。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
シートクッション跳ね上げ機構では、ブラケット板7に
二つのピン72,73を設けていることと、バネ部材8
と係止レバー9が後方へ突出していることにより、比較
的大きな設置スペースを要するという問題がある。ま
た、跳ね上げ位置でピン72が係止レバー9の係合凹所
92を行き過ぎないようにシートクッション12の回転
ストッパを設ける必要もある。 【0007】そこで、本発明はこのような課題を解決す
るもので、シートクッションに回転ストッパを特に設け
る必要がなく、かつ全体がコンパクトなシートクッショ
ン跳ね上げ機構を有する車両用シートを提供することを
目的とする。 【0008】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では、シートクッション(12)をシートバ
ック(13)に沿う収納位置へ跳ね上げ回動可能とした
車両用シート(1)において、シートクッション(1
2)と一体に回動するブラケット板(3)と、シートレ
ッグ(11)に形成された第1の長孔(14)と、ブラ
ケット板(3)に一端が回転自在に軸着され、他端に第
1の長孔(14)内に挿置されるピン(41)を設けて
シートクッション(12)が使用位置と収納位置との間
で回動する間にピン(41)を第1の長孔(14)内を
往復摺動させるリンクアーム(4)と、ロック解除位置
とロック位置との間で操作される操作レバー(2)と、
操作レバー(2)に形成され、ロック解除位置では第1
の長孔(14)と合致してピン(41)の移動を許すと
ともに、ロック位置では第1の長孔(14)と交差して
上記ピン(41)を拘束する略L字形の第2の長孔(2
2)とを有している。 【0009】本発明において、シートクッション(1
2)を回動させる場合には操作レバー(2)をロック解
除位置に移動させる。これにより、第2の長孔(22)
が第1の長孔(14)と合致して、ピン(41)が第1
の長孔(14)に沿って移動できるようになり、シート
クッション(12)の回動が可能となる。シートクッシ
ョン(12)が使用位置あるいは収納位置にくると、ピ
ン(41)は第一の長孔(14)の一端に位置する。こ
の状態で操作レバー(12)をロック位置に移動させる
と、第2の長孔(22)が第1の長孔(14)と交差し
て上記ピン(41)が拘束され、シートクッション(1
2)の回動が規制される。 【0010】本発明によれば、従来のような後方へ大き
く突出する係止レバー等が不要になるから全体がコンパ
クトになり、設置スペースが少なくて済む。また、シー
トクツションが使用位置や収納位置に回動するとピンが
第1の長孔の一端に至ってそれ以上のシートクッション
の回動を阻止するから、別体のシートクッション用スト
ッパを設ける必要がない。 【0011】なお、上記カッコ内の符号は、後述する実
施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであ
る。 【0012】 【発明の実施の形態】図1には本発明の車両用シートの
一例を示す。シート1はベンチ型のもので、両側のシー
トレッグ11(図は一方のみを示す)が車両前後方向へ
延びるスライドレールR上に載置されて移動可能であ
る。上記シート1のシートクッション12はシートレッ
グ11に設けられた操作レバー2を操作することによっ
て、以下の構造により、実線で示す使用位置からシート
バック13に沿う鎖線で示す収納位置へ跳ね上げ回動可
能である。 【0013】シートクッション12の跳ね上げ機構の詳
細を図2に示す。図において、シートクッション12の
側面には略三角形のブラケット板3が設けられて、その
頂部が軸部材31によりシートレッグ11に回転自在に
結合されている。ブラケット板3の板面に基端を軸42
により回動自在に軸着されてリンクアーム4が設けてあ
り、その先端にはピン41が立設されている。そして、
このピン41はシートレッグ11に形成された前(図2
の左方)下がりの長孔14に挿入されてその上端に位置
している。 【0014】操作レバー2は全体がやや屈曲したへ字形
をなし、その上端が上記軸部材31に回転自在に結合さ
れるとともに、その下端は操作部21となってシートレ
ッグ11のカバーから露出している(図1参照)。操作
レバー2は、その中間部側縁とシートレッグ11の係止
部111との間に配設したバネ部材5によって下方へ回
動付勢されている。また、操作レバー2の中間部板面に
はL字形に屈曲した長孔22が形成されており、この長
孔22は長辺部221が上記長孔14と一致する形状と
なっているとともに、短辺部222は上記長孔14に対
して直交している。操作レバー2が図2に示す下方回動
端にある場合には、長孔22の長辺部221は長孔14
に対してずれた位置にあり、リンクアーム4の先端ピン
41は、長孔14に挿通された後、当該長孔14と交差
する長孔短辺部222内に位置して両長孔14,22に
より拘束されている。これにより、シートクッション1
2は軸部材31回りの回動が規制され、位置決めされて
いる。 【0015】シートクッション12を跳ね上げ回動させ
る場合には、図3の矢印で示すように、バネ部材5のバ
ネ力に抗して操作レバー2を上方のロック解除位置へ回
動させる。これにより、操作レバー2の長孔22の長辺
部221とシートレッグ11の長孔14とが合致し、リ
ンクアーム4のピン41は長孔14内を自由に移動可能
となり、ピン41を長孔14の下端に向けて移動させつ
つブラケット板3(すなわちシートクッション12)を
矢印で示すように上方へ回動させることができる。 【0016】シートクッション12がさらに回動する
と、これに伴って上記ピン41は長孔14内を再び上端
方向へ戻り移動し、シートクッション12が図4に示す
最上位置たる収納位置に至ると、ピン41が長孔14の
上端面に当接してシートクッション12のそれ以上の回
動が阻止される。この状態で操作レバー2から手を離す
と、当該レバー2は図4の実線で示すようにバネ部材5
のバネ力で下方のロック位置へ戻り(図の矢印)、長孔
22の長辺部221が長孔14からずれると同時に、長
孔22の短辺部222が長孔14と交差して両長孔1
4,22によりピン41が拘束される。これにより、ブ
ラケット板3すなわちシートクッション12は軸部材3
1回りの回動が規制されて位置決めされる。なお、シー
トクッション12を使用位置へ戻り回動させる場合に
は、操作レバー2を再び上方のロック解除位置へ引き上
げて長孔22の長辺部221を長孔14と一致させれば
良い。 【0017】このように、本実施形態によれば、従来の
係止レバー9に代えてブラケット板3にリンクアーム4
を設けて、その先端ピン41をシートレッグ11と操作
レバー2の長孔14,22で拘束し、あるいは拘束を解
除して、シートクッションの位置決めと回動を行うよう
にしたので、全体構造をコンパクトなものにすることが
できる。そしてさらに、この構造では、シートクッショ
ン12を跳ね上げ回動させた時にリンクアーム4の先端
ピン41がシートレッグ11の長孔14上端面に当接す
るから、従来のように特に別体のストッパを設けなくて
もシートクッション12は所定の回動位置で確実に停止
させられる。 【0018】 【発明の効果】以上のように、本発明の車両用シートに
よれば、シートクッションに回転ストッパを特に設ける
必要がないとともに、シートクッション跳ね上げ機構も
全体としてコンパクトなものとなる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施形態を示す、車両用シートの側
端部斜視図である。 【図2】シートクッションが使用位置にある時のシート
クッション跳ね上げ機構の正面図である。 【図3】シートクッションが回動途中にある時のシート
クッション跳ね上げ機構の正面図である。 【図4】シートクッションが収納位置にある時のシート
クッション跳ね上げ機構の正面図である。 【図5】従来の車両用シートの側端部斜視図である。 【図6】従来のシートクッション跳ね上げ機構の正面図
である。 【符号の説明】 1…車両用シート、11…シートレッグ、12…シート
クッション、13…シートバック、14…長孔、2…操
作レバー、22…長孔、3…ブラケット板、4…リンク
アーム、41…ピン。

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 シートクッションをシートバックに沿う
    収納位置へ跳ね上げ回動可能とした車両用シートにおい
    て、前記シートクッションと一体に回動するブラケット
    板と、シートレッグに形成された第1の長孔と、前記ブ
    ラケット板に一端が回転自在に軸着され、他端に前記第
    1の長孔内に挿置されるピンを設けて前記シートクッシ
    ョンが使用位置から前記収納位置へ回動する間に前記ピ
    ンを前記第1の長孔内を往復摺動させるリンクアーム
    と、ロック解除位置とロック位置との間で操作される操
    作レバーと、前記操作レバーに形成され、前記ロック解
    除位置では前記第1の長孔と合致して前記ピンの移動を
    許すとともに、前記ロック位置では前記第1の長孔と交
    差して前記ピンを拘束する略L字形の第2の長孔とを具
    備する車両用シート。
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KR101430096B1 (ko) * 2010-08-04 2014-08-13 존슨 컨트롤스 게엠베하 차량 시트용 고정 장치 및 차량 시트
JP2016222139A (ja) * 2015-06-01 2016-12-28 トヨタ紡織株式会社 乗物用シート

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