JP5004044B2 - 自動車用シートのアレンジレバー装置 - Google Patents

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Description

本発明は、リクライニング操作レバーとウォークイン操作レバーとを含む自動車用シートのアレンジレバー装置に関するものである。
自動車用シートにおいては、シートバックを角度調整し乃至は前,後倒しするようリクライニングロックを開錠動可能なリクライニング操作レバーと、シートバックを前傾するようリクライニングロックを開錠動すると共に、スライドレールのスライドロックを開錠動可能なウォークイン操作レバーとを備えるものが知られている。
通常、リクライニング操作レバーはクッションブラケットとバックブラケットの相対間に装備するリクライニングロックの作動軸と同軸上に組み付けられている。一方、ウォークイン操作レバーは後部乗員による使用の便宜上からシートバックの片肩部位に備え付けられている(特許文献1)。
特許文献1のものでは、操作レバーが点在することになるため、どのレバーでどのようなシートアレンジが行えるかの判別を行い難い。それに加えて、各操作レバーがリクライニングロックの作動軸に直接的に連携されていることから、ウォークイン操作レバーをレバー操作するに伴って、リクライニング操作レバーも振れ動いてしまうような不具合がある。
上述したものの他に、リクライニング操作レバーをリクライニングロックの作動軸と同軸上に組み付けると共に、ウォークイン操作レバーもリクライニングロックの作動軸と同軸上で軸端側に装着するものが提案されている(特許文献2)。
特許文献2のものでは、各操作レバーが共にリクライニングロックの作動軸に備え付けられているため、特許文献1のものと同様に、片方の操作レバーをレバー操作すると、他方の操作レバーが振れ動くような不具合がある。
特開2005−22557 特開2001−121994
本発明は、リクライニング操作レバー,ウォークイン操作レバーを近傍に配置することから、必要な操作レバーを見つけ易くすると共に、片方の操作レバーによる動作を他方の操作レバーに簡単な機構で伝達させない、換言すれば、不使用側の操作レバーが使用側のレバー操作に伴って振れ動かず、また、シートバックの前傾状態から直ちに前倒し状態に倒せて使い勝手のよい自動車用シートのアレンジレバー装置を構成することを課題とする。
それと共に、機構部の要所部位が所期の目的通り円滑に作動する自動車用シートのアレンジレバー装置を構成するところにある。
本願の請求項1は、シートバックを角度調整し乃至は前,後倒しするようリクライニングロックを開錠動可能なリクライニング操作レバーと、シートバックを前傾するようリクライニングロックを開錠動すると共に、スライドレールのスライドロックを開錠動可能なウォークイン操作レバーとを含む自動車用シートのアレンジレバー装置であって、
クッションブラケットとバックブラケットの相対間に装備するリクライニングロックの作動軸に装着する引上げ操作用のリクライニング操作レバーと併設し、引上げ操作用のウォークイン操作レバーをクッションブラケットの面内に支軸で装着し、
片方の操作レバーによる動作を他方の操作レバーに伝達させない互いの空振りリンクと、シートバックの前傾姿勢から前倒し姿勢に倒せる切換えリンクとを介装したリンク機構を備えると共に植立ピンを後端側に設けたウォークイン操作レバーを備え
前記切換えリンクは支持ピンを突端寄り板面に設けて作動軸の同軸上に装着した第1の揺動アームとスライドレールのスライドロックとワイヤケーブルで連結し誘導ピンを上端寄り板面に設けてクッションブラケットの面内に支軸で装着した第2の揺動アームと第1の揺動アームと間隔を隔てて作動軸の同軸上に装着したリンクブラケットと上端側を第1の揺動アームの支持ピンに嵌装しウォークイン操作レバーの植立ピンを下端寄り板面に設けた長穴で受け入れて第1の揺動アームとウォークイン操作レバーとの間に掛け渡した第1のリンクプレートと上端側をリンクブラケットに貫通ピンで連結し下端側を第2の揺動アームの誘導ピンに嵌装させてリンクブラケットと第2の揺動アームとの間に掛け渡した第2のリンクプレートと上端側を第1の揺動アームに支持ピンに嵌装し第2の揺動アームの誘導ピンを下端寄り板面に設けた長穴で受け入れて第1の揺動アームと第2の揺動アームとの間に掛け渡した第3のリンクプレートを備えてなり
シートバックの前傾状態でリクライニング操作レバーを引上げ操作すると第1のリンクプレートを第1の揺動アームで下降させてウォークイン操作レバーの植立ピンを第1のリンクプレートの長穴でずらし且つ第2の揺動アームの誘導ピンを第3のリンクプレートの長穴で抉上げ状態のままで第2の揺動アームを第2のリンクプレートで下降させてワイヤケーブルの非引張り方向前方に揺動しリクライニング操作レバーによる作動を第1のリンクプレートの長穴で空振りさせてウォークイン操作レバーに伝達せずにリクライニングロックを作動軸の回動で開錠するリンク機構として組み付け
前記リンク機構により、シートバックを前傾姿勢から前倒し姿勢に倒せるよう両操作レバーをリクライニングロックの作動軸に連繋したことを特徴とする。
本願の請求項2は、支持ピンを突端寄り板面に設けた第1の揺動アームを作動軸の同軸上に装着し、第1の揺動アームと間隔を隔ててリンクブラケットを作動軸の同軸上に装着し、植立ピンを後端側に設けたウォークイン操作レバーを備え、更に、スライドレールのスライドロックとワイヤケーブルで連結し、誘導ピンを上端寄り板面に設けた第2の揺動アームをクッションブラケットの面内に支軸で装着し、
上端側を第1の揺動アームの支持ピンに嵌装し、ウォークイン操作レバーの植立ピンを下端寄り板面に設けた長穴で受け入れて第1のリンクプレートを第1の揺動アームとウォークイン操作レバーとの間に掛け渡し、
上端側をリンクブラケットに貫通ピンで連結し、下端側を第2の揺動アームの誘導ピンに嵌装させて第2のリンクプレートをリンクブラケットと第2の揺動アームとの間に掛け渡し、
上端側を第1の揺動アームに支持ピンに嵌装し、第2の揺動アームの誘導ピンを下端寄り板面に設けた長穴で受け入れて第3のリンクプレートを第1の揺動アームと第2の揺動アームとの間に掛け渡し、
下端側を第2の揺動アームの誘導ピンに嵌装し、クッションブラケットの板面より立ち上がるストッパピンを上端寄り板面に設けた長穴で受け入れて第4のリンクプレートを第2の揺動アームとクッションブラケットの間に掛け渡し、
シートバックの着座状態でリクライニング操作レバーを引上げ操作すると、第1のリンクプレートを第1の揺動アームで下降させてウォークイン操作レバーの植立ピンを第1のリンクプレートの長穴でずらし、且つ、第2の揺動レバーをワイヤケーブルの非引張り方向前方に第2のリンクプレートで揺動し、リクライニング操作レバーによる作動を第1のリンクプレートの長穴で空振りさせてウォークイン操作レバーに伝達せずに、リクライニングロックを作動軸の回動で開錠し、
シートバックの着座状態でウォークイン操作レバーを引上げ操作すると、第2の揺動アームの誘導ピンを第3のリンクプレートの長穴で抉上げて第2のリンクプレートの不動のままに第2の揺動アームをワイヤケーブルの引張り方向後方に揺動し、ウォークイン操作レバーによる作動を第2のリンクプレートの長穴で空振りさせてリクライニング操作レバーに伝達せずに、第1のリンクプレートを下方に引張って第1の揺動アームをシートバックの前傾分だけ揺動すると共に、リクライニングロックを作動軸の回動で開錠し、
シートバックの前傾状態でリクライニング操作レバーを引上げ操作すると、第1のリンクプレートを第1の揺動アームで下降させてウォークイン操作レバーの植立ピンを第1のリンクプレートの長穴でずらし、且つ、第2の揺動アームの誘導ピンを第3のリンクプレートの長穴で抉上げ状態のままで第2の揺動アームを第2のリンクプレートで下降させてワイヤケーブルの非引張り方向前方に揺動し、リクライニング操作レバーによる作動を第1のリンクプレートの長穴で空振りさせてウォークイン操作レバーに伝達せずに、リクライニングロックを作動軸の回動で開錠するリンク機構を組み付けてなることを特徴とする。
本願の請求項3は、突端縁より直角方向に折れ曲がる突片をリンクブラケットに設け、作動軸と同軸の中心を中心点とする円弧状の長穴を板面に設けたリンクブラケットの保持ブラケットをクッションブラケットの板面より立付け固定し、リンクブラケットの突片を保持ブラケットの長穴に挿置すると共に、リンクブラケットを装着する作動軸と同軸を保持ブラケットの板面に挿通し、捩りコイルバネをリンクブラケットと保持ブラケットとの間に掛け渡し、引上げ操作後に復帰動可能なリクライニング操作レバーを備えてなることを特徴とする。
本願の請求項4は、第2の揺動アームの誘導ピンを移動案内する略四辺形のガイド穴と、第2アーム揺動用の支点ピンとをクッションブラケットの板面に設けると共に、クッションブラケットの支点ピンを受け入れる長穴を第2の揺動アームの下端寄り板面に設け、
誘導ピンをガイド穴の前上隅縁に、支点ピンを長穴の下縁側に各々初期設定し、誘導ピンをガイド穴で移動案内するに、長穴の上縁側と当接する支点ピンを支点に揺動可能な第2の揺動アームを備えてなることを特徴とする。
本願の請求項1に係る自動車用シートのアレンジレバー装置においては、クッションブラケットとバックブラケットの相対間に装備するリクライニングロックの作動軸に装着する引上げ操作用のリクライニング操作レバーと併設し、引上げ操作用のウォークイン操作レバーをクッションブラケットの面内に支軸で装着するため、リクライニング操作レバー,ウォークイン操作レバーをクッションブラケットで近傍に集約することから、各操作レバーが見付け易くなる。
それと共に、シートバックの前傾状態から前倒し状態に倒せる切換えリンクを介装するため、シートバックをリクライニング操作レバーで前傾状態から前倒し状態に倒せることにより使い勝手のよいものにできる。また、片方の操作レバーによる動作を他方の操作レバーに伝達させない互いの空振りリンクを介装したリンク機構により、両操作レバーをリクライニングロックの作動軸に連繋することから、不使用側の操作レバーが使用側のレバー操作に伴って振れ動くのを簡単な機構で防げるため、不使用側の操作レバーが使用側のレバー操作を行うに邪魔するようなことがない。
本願の請求項2に係る自動車用シートのアレンジレバー装置においては、シートバックの着座状態でリクライニング操作レバーを引上げ操作すると、第1のリンクプレートを第1の揺動アームで下降させてウォークイン操作レバーの植立ピンを第1のリンクプレートの長穴でずらし、且つ、第2の揺動レバーをワイヤケーブルの非引張り方向前方に第2のリンクプレートで揺動し、リクライニング操作レバーによる作動を第1のリンクプレートの長穴で空振りさせてウォークイン操作レバーに伝達せずに、リクライニングロックを作動軸の回動で開錠し、
シートバックの着座状態でウォークイン操作レバーを引上げ操作すると、第2の揺動アームの誘導ピンを第3のリンクプレートの長穴で抉上げて第2のリンクプレートの不動のままに第2の揺動アームをワイヤケーブルの引張り方向後方に揺動し、ウォークイン操作レバーによる作動を第2のリンクプレートの長穴で空振りさせてリクライニング操作レバーに伝達せずに、第1のリンクプレートを下方に引張って第1の揺動アームをシートバックの前傾分だけ揺動すると共に、リクライニングロックを作動軸の回動で開錠し、
シートバックの前傾状態でリクライニング操作レバーを引上げ操作すると、第1のリンクプレートを第1の揺動アームで下降させてウォークイン操作レバーの植立ピンを第1のリンクプレートの長穴でずらし、且つ、第2の揺動アームの誘導ピンを第3のリンクプレートの長穴で抉上げ状態のままで第2の揺動アームを第2のリンクプレートで下降させてワイヤケーブルの非引張り方向前方に揺動し、リクライニング操作レバーによる作動を第1のリンクプレートの長穴で空振りさせてウォークイン操作レバーに伝達せずに、リクライニングロックを作動軸の回動で開錠できるため、不使用側の操作レバーが使用側のレバー操作に伴って振れ動くのを簡単な機構で防げると共に、シートバックをリクライニング操作レバーで前傾状態から前倒し状態に倒せることにより使い勝手のよいものにできる。
本願の請求項3に係る自動車用シートのアレンジレバー装置においては、リンクブラケットの突片を保持ブラケットの長穴に挿置させてリンクブラケットを保持ブラケットで揺動ガイドするため、第2のリンクプレートをリンクブラケットで、また、第2の揺動アームを第2のリンクプレートで安定よく円滑に作動するようにできる。
それに加えて、捩りコイルバネをリンクブラケットと保持ブラケットとの間に掛け渡し、引上げ操作後に復帰動可能なリクライニング操作レバーを備えるため、リクライニング操作レバーを簡単な機構で使い勝手のよいものとして備え付けられる。
本願の請求項4に係る自動車用シートのアレンジレバー装置においては、第2の揺動アームの誘導ピンを移動案内する略四辺形のガイド穴をクッションブラケットの板面に設けるため、第2の揺動アームをクッションブラケットで安定よく作動でき、スライドロックをワイヤケーブルによる引張りで円滑に開錠するようにできる。
それに加えて、第2アーム揺動用の支点ピンをクッションブラケットの板面に設けると共に、クッションブラケットの支点ピンを受け入れる長穴を第2の揺動アームの下端寄り板面に設け、誘導ピンをガイド穴の前上隅縁に、支点ピンを長穴の下縁側に各々初期設定し、誘導ピンをガイド穴で移動案内するに、長穴の上縁側と当接する支点ピンを支点に揺動可能な第2の揺動アームを備えるため、第2の揺動アームを確実に作動するようにできる。
図示のシートアレンジレバー装置は、図1で示すようにシートバックを角度調整し乃至は前,後倒しするようリクライニングロック(図示せず)を開錠動するリクライニング用操作レバー1と、シートバックを前傾するようリクライニングロックを開錠動すると共に、スライドレールのスライドロック(図示せず)を開錠動するウォークイン操作レバー2を備えウォークイン操作レバー2をリクライニング操作レバー1より下方に併設させて構成されている。両操作レバー1,2は、車内前方に伸びて引き上げ操作用として備え付けられている。
リクライニング操作レバー1(以下、「リクラレバー」と略称する。)は、クッションブラケット3とバックブラケット4の相対間に装備するリクライニングロック(以下、「リクラロック」と略称する。)の作動軸5と同軸上に装着されている。リクラレバー1は、図2で示すように支軸1aを基部側に備え、支軸1aの先端側を作動軸5の軸端面に刳り抜いた受け穴(図示せず)に圧入する嵌着部1bとして形成することから作動軸5と端面間で接合固定されている。
ウォークイン操作レバー2(以下、「ウォークレバー」と略称する。)としては、略中腹の支点部を上方に湾出させてクッションブラケット3の面内に支軸2aで装着されている。後下端側には、後述する第1のリンクプレートに設けられる長穴に挿置する植立ピン2bが設けられている。
そのウォークレバー2は、支軸2aによる略中腹の支点部より斜め下方に延びる後部側がクッションブラケット3の下縁側より張り出すストッパ片3aに突き当たることにより回転角を規制可能に取り付けられている。また、ウォークレバー2の後端縁より立ち上がるバネ掛け片2cとクッションブラケット3のフランジ部より立ち上がるバネ掛け片3cとの間に掛け止めるコイルスプリング2dにより復帰可能に取り付けられている。
クッションブラケット3,バックブラケット4はリクラロックの作動軸5を軸受けし、バックブラケット4は内バネ端をクッションブラケット3のバネ掛け片6aに掛け止め、外バネ端をバックブラケット4のバネ掛け片6bに掛け止める付勢用の渦巻きバネ6により、リクラロックの作動軸5を中心に前倒れ可能に組み付けられている。
バックブラケット4の前倒れは、バネ掛け片6bがクッションブラケット3の立上りフランジ部3bに当接することから回転規制される。バックブラケット4の前傾は、図3で示すように立上りフランジ部4aより外方に突出する張出し片4bが後述する揺動ピン11aの外軸部と当接することにより角度規制される。リクラロックの作動軸5は、左右両側に装備されるリクラロックを連結する枢軸シャフトとして掛渡し配設されている。
クッションブラケット3をベースとし、片方の操作レバーによる動作を他方の操作レバーに伝達させない互いの空振りリンクを介装したリンク機構(図2参照)が組み付けられている。そのリンク機構は、作動軸5の同軸上に装着する第1の揺動アーム10と、クッションブラケット3の面内に装着する第2の揺動アーム11を含み、第1のリンクプレート12,第2のリンクプレート13,第3のリンクプレート14,第4のリンクプレート15,リンクブラケット16,保持ブラケット17,捩りコイルバネ18を備えて組み立てられている。
第1の揺動アーム10は、図4で示すようにボス穴10aを基部側に開孔し、作動軸5をボス穴10aに嵌着することにより作動軸5の軸端側に取付け固定されている。その揺動アーム10は、後部側を後方に延在させて作動軸5を回転させるものとして備えられている。後突端側には、支持ピン10bが植設されている。
第2の揺動アーム11としては、二股状の外郭形状を有するものが備えられている。上方に伸びる片アーム部の上部側には両面より突出する誘導ピン11aが植設され、基部側には縦長穴11bが設けられている。片アーム部より側方に伸びる他アーム部には、スライドレールのスライドロックに亘るワイヤケーブル19(図1参照)を連結する止め穴11cが設けられている。
第2の揺動アーム11に対し、クッションブラケット3には略への字状のガイド穴3dと支点ピン3eとが設けられている。ガイド穴3dは、誘導ピン11aのブラケッ側に突出する軸線部を挿置することから第2の揺動アーム11を前後乃至は上下方向に安定よく移動案内するよう略四辺形に開口されている。支点ピン3eは、第2の揺動アーム11の縦長穴11bに挿置することにより第2の揺動アーム11を揺動可能に支持するものとして設けられている。
縦長穴11bは、第2の揺動アーム11を略四辺形のガイド穴3dに沿って移動させることから、上穴縁を支点ピン3eに当接させて支点となるよう設けられている。第2の揺動アーム11は、縦長穴11b,ガイド穴3dを設けずに支点ピン3eを支軸としても、誘導ピン11aを設けた上端側を前後方向に振れ作動可能に取り付けられる。
第1のリンクプレート12は、図5で示すように長い狭幅な直線状プレートとして形成されている。上端側には第1の揺動アーム10の支持ピン1bを嵌装する丸穴12aが設けられ、下端寄りにはウォークレバー2の植立ピン2bを挿置する縦長穴12bが設けられている。これにより、第1のリンクプレート12は第1の揺動アーム10とウォークレバー2との間に掛渡し装着されている。
第2のリンクプレート13は、図6で示すように第1のリンクプレート12より短い狭幅な直線状プレートとして形成されている。上端側には後述するように第4のリンクプレート15と貫通ピン13c(図1参照)で連結する丸穴13aが設けられ、下端側には第2の揺動アーム11の誘導ピン11aを嵌装する丸穴13bが設けられている。これにより、第2のリンクプレート13は第2の揺動アーム11と第4のリンクプレート15との間に掛渡し装着されている。
第3のリンクプレート14は、図7で示すように狭幅な円弧状プレートとして形成されている。片端側には第1の揺動アーム10の支持ピン10bを嵌装する丸穴14aが設けられ、他端側には第2の揺動アーム11の誘導ピン11bを挿置する湾曲状の横長穴14bが設けられている。これにより、第3のリンクプレート14は、第1の揺動アーム10と第2の揺動アーム11との間に掛渡し装着されている。
第4のリンクプレート15は、図8で示すように狭幅な円弧状プレートとして形成されている。第4のリンクプレート15の下端側には、第2の揺動アーム11の誘導ピン11aを嵌装する丸穴15aが設けられている。上端寄りには、後述する第2の揺動アーム11を中立位置に保つコイルスプリングを端止めするよう、クッションブラケット3の板面に植設されるストッパピン兼バネ掛けピンを挿置する湾曲状の横長穴15bが設けられている。これにより、第4のリンクプレート15は、第2の揺動アーム11とクッションブラケット3との間にそり上がって誘導ピン11aをガイドするよう掛渡し装着されている。
リンクブラケット16は、図9で示すように第1の揺動アーム10よりも小さい相似形の外形を呈するもので、基部側にはリクラレバー1の支軸1aより延びる嵌着部1bを挿通する抜き穴16aが設けられている。突端側には、第2のリンクプレート13と連結する貫通ピン13cを嵌装する通し穴16bが設けられている。これにより、リンクブラケット16は作動軸5の同軸上と第2のリンクプレート13の間に掛渡し装着されている。その他に、リンクブラケット16には突端縁より直角方向に折れ曲がる突片16cと、上縁辺より突片16cの反対側に折れ曲がるバネ掛け片16dとが設けられている。
保持ブラケット17(図2参照)は、クッションブラケット3に取付け固定される立上り脚部17aを有する略L字状のプレート部材で形成されている。この保持ブラケット17は、立上り脚部17aをクッションブラケット3の板面に取付け固定することからリンクブラケット16を支持するものとして備えられている。
保持ブラケット17の板面には、リクラレバー1の支軸1aより延びる嵌着部1bを挿通する抜き穴17bが設けられている。また、作動軸5と同軸中心を中心点とする円弧状の長穴17cが板面に設けられている。その他、保持ブラケット17の上縁辺にはバネ掛け用の切欠17dが設けられている。
保持ブラケット17に対し、リンクブラケット16は突片16cを長穴17cに挿置することから、リクラレバー1の引上げ操作で安定よく旋回可能に取り付けられている。また、コイル部をリクラレバー1の支軸1aより延びる嵌着部1bの軸線上に嵌装させてバネ端をリンクブラケット16のバネ掛け片16dと保持ブラケット17の切欠17dに掛け止める捩りコイルバネ18でリクラレバー1の操作後復帰動可能に付勢支持されている。
このように構成するアレンジレバー装置においては、シートバックの着座姿勢状態(図1参照)では第2の揺動レバー11の誘導ピン11aがガイド穴3dの前上隅縁を中立点として位置する。この誘導ピン11aの中立点は、誘導ピン11aとクッションブラケット3の板面に植設した第4のリンクプレート15のストッパピン兼バネ掛けピン3fとの間に掛け止められるコイルスプリング11dで保たれている(図2参照)。これにより、第2の揺動アーム11は支点ピン3eが縦長穴11bの穴下縁に当接するよう位置する。
第1のリンクプレート12は、ウォークレバー2の植立ピン2bが縦長穴12bの穴下縁に当接するよう位置する。第3のリンクプレート14は、第2の揺動アーム11の誘導ピン11aが横長穴14bの前穴縁に当接するよう位置する。第4のリンクプレート15は、ストッパピン兼バネ掛けピン3fが斜め長穴15bの下穴縁に当接するよう位置する。
シートバックの着座姿勢状態でリクラレバー1を引上げ操作すると、図10で示すように第1の揺動アーム10が旋回すると共に、作動軸5が回動し、リクラロックが開錠し、バックブラケット4が渦巻きバネ6のバネ力で回動することから、シートバックが前倒れし、バネ掛け片6bがクッションブラケット3の立上りフランジ部3bに当接することにより、シートバックの前倒れが規制される。
それと共に、第1のリンクプレート12を第1の揺動アーム10で下降させてウォークレバー2の植立ピン2bを第1のリンクプレート12の縦長穴12bでずらす。これにより、ウォークレバー2にはリクラレバー1による作動を第1のリンクプレート12の縦長穴12bで空振りさせて伝達させない。
また、リンクブラケット16が旋回し、第2のリンクプレート13が下降することにより、第2の揺動アーム11の誘導ピン11aが横長穴14bの前穴縁に当接しているところから、第2の揺動アーム11の誘導ピン11aがガイド穴3dの前下隅縁に当接するまで移動し、第2の揺動アーム11をワイヤケーブル19の非引張り方向である前方に第2のリンクプレート13で揺動させる。これにより、スライドレールのスライドロックが開錠されない。
以上総合すると、図11で示すようにシートバックBの着座姿勢状態からリクラレバー1を引上げ操作するときは、シートバックBがシートクッションCに向けて前倒れするが、リクラレバー1による作動をウォークレバー2に伝達させないため、ウォークレバー2が動かず、また、スライドレールSのスライドロックが開錠されないため、スライドレールSが動かない。
シートバックの着座姿勢状態でウォークレバー2を引上げ操作すると、図12で示すように第1のリンクプレート12を下方に引張って第1の揺動アーム10を反時計回りに揺動させ、作動軸5を回動することから、リクラロックが開錠し、シートバックを前傾させる。そのシートバックの前傾は、バックブラケット4の張出し片4bが誘導ピン11aの外軸部と当接することにより角度規制されて定まる。
それと共に、第2の揺動アーム11の誘導ピン11aを第3のリンクプレート14の横長穴14bで抉上げてガイド穴3dの後上隅縁に当接する。この時、第2のリンクプレート13の不動のままに第2の揺動アーム11をワイヤケーブル19の引張り方向である後方に揺動させる。これにより、スライドレールのスライドロックが開錠し、ウォークレバー2による作動を第3のリンクプレート14の横長穴14bで空振りさせてリクラレバー1に伝達させないようになる。
以上総合すると、図13で示すようにシートバックBの着座姿勢状態からウォークレバー2を引上げ操作するときは、シートバックBが前傾すると共に、スライドレールSのスライドロックが開錠するから、シートクッションCを含むシート全体を前方に移動できる。また、ウォークレバー2による作動をリクラレバー1に伝達させないため、リクラレバー1が動かない。
そのシートバックの前傾状態でリクラレバー1を引上げ操作すると、図14で示すように第2の揺動アーム11の誘導ピン11aが第3のリンクプレート14の長穴14bで抉上げ状態に保たれたままでガイド穴3dの後隅縁に移動し、第2の揺動アーム11を第2のリンクプレート13で下降させてワイヤケーブル19の非引張り方向である前方に揺動させる。
それと共に、第1のリンクプレート12を第1の揺動アーム10で下降させてウォークレバー2の植立ピン2bを第1のリンクプレート12の長穴12bでずらす。これにより、リクラレバー1による作動を第1のリンクプレート12の長穴12bで空振りさせてウォークレバー2に伝達せずに、リクラロックを作動軸5の回動で開錠させてシートバックを前倒しできる。
以上総合すると、図15で示すようにシートバックBの前傾状態でリクラレバー1を引上げ操作するときは、リクラロックが開錠せず、シート全体がスライドレールSで前方に移動したままで、シートバックBが前傾姿勢からシートクッションCに向けて前倒れし、また、リクラレバー1による作動をウォークレバー2に伝達させないから、ウォークレバー2が動かない。
このように、クッションブラケット3とバックブラケット4の相対間に装備するリクラロックの作動軸5に装着するリクラレバー1と併設し、ウォークレバー2をクッションブラケット3の面内に装着し、リクラレバー1,ウォークレバー2をクッションブラケット3で近傍に配置することから、各レバー1,2が見付け易くなる。
それと共に、片方のレバーによる動作を他方のレバーに伝達させない互いの空振りリンク12,14を介装したリンク機構により、不使用のレバー側が使用側のレバー操作に伴って振れ動くのを簡単な機構で防げるため、不使用側の操作レバーが使用側のレバー操作を行うに邪魔とならない。また、リクラレバー1の引上げ操作により、シートバックを前傾状態から前倒しできることから使い勝手のよいものになる。
その他に、リンクブラケット16を保持ブラケット17で揺動ガイドするため、第2のリンクプレート13をリンクブラケット16で、第2の揺動アーム11を第2のリンクプレート13で安定よく円滑に作動させられる。また、捩りコイルバネ18をリンクブラケット16と保持ブラケット17との間に掛け渡すため、リクラレバー1を引上げ操作後に復帰動可能で使い勝手のよいものとして備え付けられる。
更にまた、第2の揺動アーム11の誘導ピン11aを前後方向に移動案内する略への字状のガイド穴3dをクッションブラケット3の板面に設けるため、第2の揺動アーム11をクッションブラケット3で安定よく作動でき、スライドレールのスライドロックをワイヤケーブル19による引張りで円滑に開錠できる。
それに加えて、第2アーム揺動用の支点ピン3eをクッションブラケット3の板面に設けると共に、支点ピン3eを受け入れる縦長穴11bを第2の揺動アーム11に設け、誘導ピン11aをガイド穴3dの前上隅縁に、支点ピン3eを縦長穴11bの下縁側に各々初期設定し、誘導ピン11aをガイド穴3dで移動案内するに、縦長穴11bの上縁側と当接する支点ピン3eを支点に揺動可能な第2の揺動アーム11を備えるため、第2の揺動アーム11を確実に作動できる。
本アレンジレバー装置においては、図16で示すように上述した第1のリンクプレート12に代えて、フック状の突起12cを上端寄りに設けたものをウォークレバー2によるシートバックの前傾状態から前倒し状態の切換え用として備えるようにできる。このリンクプレート12は、図17で示すようにシートバックの着座姿勢(静止)状態であると、突起12cがガイド穴3dの後上隅縁付近に位置するよう組み付けられる。
そのアレンジレバー装置をウォークレバー2で操作すると、図18で示すように第1のリンクプレート12が降下することから、ガイド穴3dの後上隅縁に位置する第2の揺動アーム11の誘導ピン11aを突起12cで押し下げる。これと共に、第1のリンクプレート12が第1の揺動アーム10を下方に揺動させてリクラロックの作動軸5を回動し、リクラロックが開錠するため、シートバックが傾動可能となり、誘導ピン11aがバックブラケット4の張出し片4bから外れているところから、シートバックが渦巻きバネ6のバネ力で前傾状態から前倒し状態に倒れる。
但し、それに伴って、第2のリンクプレート13も下方に引っ張られることから、リンクブラケット16が下方に回転させられるため、図19で示すようにリクラレバー1も引上げ方向に振れ動くことになる。
上述した説明中で、「前」「後」なる用語は車体の前後方向を基準として用いられている。
本発明に係る自動車用シートのアレンジレバー装置をシートバックの着座(静止)状態で示す側面図である。 図1のアレンジレバー装置を構成部毎に展開させて示す斜視図である。 図1のアレンジレバー装置によるシートバックの前傾規制用として機能するバックブラケットの張出し片と誘導ピンとを示す抽出斜視図である。 図1のアレンジレバー装置を構成する第1,第2の揺動アームを取り付けたクッションブラケットを示す側面図である。 図1のアレンジレバー装置を構成する第1のリンクプレートを示す側面図である。 図1のアレンジレバー装置を構成する第2のリンクプレートを示す側面図である。 図1のアレンジレバー装置を構成する第3のリンクプレートを示す側面図である。 図1のアレンジレバー装置を構成する第4のリンクプレートを示す側面図である。 図1のアレンジレバー装置を構成するリンクブラケットを示す側面図である。 図1のシートバックの着座姿勢(静止)状態にあるアレンジレバー装置をリクライニング操作レバーの引上げ操作状態で示す側面図である。 図10のリクライニング操作レバーの引上げ操作に伴うウォークイン操作レバーを含むシート全体の姿勢状態を示す側面図である。 図1のシートバックの着座(静止)状態にあるアレンジレバー装置をウォークイン操作レバーの引上げ操作状態で示す側面図である。 図12のウォークイン操作レバーの引上げ操作に伴うリクライニング操作レバーを含むシート全体の姿勢状態を示す側面図である。 図1のシートバックの前傾状態にあるアレンジレバー装置をリクライニング操作レバーの引上げ操作状態で示す側面図である。 図14のリクライニング操作レバーの引上げ操作に伴うウォークイン操作レバーを含むシート全体の姿勢状態を示す側面図である。 図1のアレンジレバー装置を構成する別の第1のリンクプレートを示す側面図である。 図16のリンクプレートを組み付けたアレンジレバー装置をシートバックの着座姿勢(静止)状態で示す側面図である。 図17のアレンジレバー装置をシートバックの前傾状態からウォークイン操作レバーの引上げ操作状態で示す側面図である。 図18のウォークイン操作レバーの引上げ操作に伴うリクライニング操作レバーを含むシート全体の姿勢状態を示す側面図である。
1 リクライニング操作レバー
2 ウォークイン操作レバー
2a ウォークイン操作レバーの支軸
2b ウォークイン操作レバーの植立ピン
3 クッションブラケット
3d ガイド穴
3e 支点ピン
3f ストッパピン
4 バックブラケット
5 リクライニングロックの作動軸
10 第1の揺動アーム
10b 支持ピン
11 第2の揺動アーム
11a 誘導ピン
11b 長穴
12 第1のリンクプレート
12b 長穴
13 第2のリンクプレート
13c 貫通ピン
14 第3のリンクプレート
14b 長穴
15 第4のリンクプレート
15b 長穴
16 リンクブラケット
17 保持ブラケット
18 捩りコイルバネ
19 ワイヤケーブル

Claims (4)

  1. シートバックを角度調整し乃至は前,後倒しするようリクライニングロックを開錠動可能なリクライニング操作レバーと、シートバックを前傾するようリクライニングロックを開錠動すると共に、スライドレールのスライドロックを開錠動可能なウォークイン操作レバーとを含む自動車用シートのアレンジレバー装置であって、
    クッションブラケットとバックブラケットの相対間に装備するリクライニングロックの作動軸に装着する引上げ操作用のリクライニング操作レバーと併設し、引上げ操作用のウォークイン操作レバーをクッションブラケットの面内に支軸で装着し、
    片方の操作レバーによる動作を他方の操作レバーに伝達させない互いの空振りリンクと、シートバックを前傾姿勢から前倒し姿勢に倒せる切換えリンクを介装したリンク機構を備えると共に植立ピンを後端側に設けたウォークイン操作レバーを備え
    前記切換えリンクは支持ピンを突端寄り板面に設けて作動軸の同軸上に装着した第1の揺動アームとスライドレールのスライドロックとワイヤケーブルで連結し誘導ピンを上端寄り板面に設けてクッションブラケットの面内に支軸で装着した第2の揺動アームと第1の揺動アームと間隔を隔てて作動軸の同軸上に装着したリンクブラケットと上端側を第1の揺動アームの支持ピンに嵌装しウォークイン操作レバーの植立ピンを下端寄り板面に設けた長穴で受け入れて第1の揺動アームとウォークイン操作レバーとの間に掛け渡した第1のリンクプレートと上端側をリンクブラケットに貫通ピンで連結し下端側を第2の揺動アームの誘導ピンに嵌装させてリンクブラケットと第2の揺動アームとの間に掛け渡した第2のリンクプレートと上端側を第1の揺動アームに支持ピンに嵌装し第2の揺動アームの誘導ピンを下端寄り板面に設けた長穴で受け入れて第1の揺動アームと第2の揺動アームとの間に掛け渡した第3のリンクプレートを備えてなり
    シートバックの前傾状態でリクライニング操作レバーを引上げ操作すると第1のリンクプレートを第1の揺動アームで下降させてウォークイン操作レバーの植立ピンを第1のリンクプレートの長穴でずらし且つ第2の揺動アームの誘導ピンを第3のリンクプレートの長穴で抉上げ状態のままで第2の揺動アームを第2のリンクプレートで下降させてワイヤケーブルの非引張り方向前方に揺動しリクライニング操作レバーによる作動を第1のリンクプレートの長穴で空振りさせてウォークイン操作レバーに伝達せずにリクライニングロックを作動軸の回動で開錠するリンク機構として組み付け
    前記リンク機構により、シートバックを前傾姿勢から前倒し姿勢に倒せるよう両操作レバーをリクライニングロックの作動軸に連繋したことを特徴とする自動車用シートのアレンジレバー装置。
  2. 支持ピンを突端寄り板面に設けた第1の揺動アームを作動軸の同軸上に装着し、第1の揺動アームと間隔を隔ててリンクブラケットを作動軸の同軸上に装着し、植立ピンを後端側に設けたウォークイン操作レバーを備え、更に、スライドレールのスライドロックとワイヤケーブルで連結し、誘導ピンを上端寄り板面に設けた第2の揺動アームをクッションブラケットの面内に支軸で装着し、
    上端側を第1の揺動アームの支持ピンに嵌装し、ウォークイン操作レバーの植立ピンを下端寄り板面に設けた長穴で受け入れて第1のリンクプレートを第1の揺動アームとウォークイン操作レバーとの間に掛け渡し、
    上端側をリンクブラケットに貫通ピンで連結し、下端側を第2の揺動アームの誘導ピンに嵌装させて第2のリンクプレートをリンクブラケットと第2の揺動アームとの間に掛け渡し、
    上端側を第1の揺動アームに支持ピンに嵌装し、第2の揺動アームの誘導ピンを下端寄り板面に設けた長穴で受け入れて第3のリンクプレートを第1の揺動アームと第2の揺動アームとの間に掛け渡し、
    下端側を第2の揺動アームの誘導ピンに嵌装し、クッションブラケットの板面より立ち上がるストッパピンを上端寄り板面に設けた長穴で受け入れて第4のリンクプレートを第2の揺動アームとクッションブラケットの間に掛け渡し、
    シートバックの着座状態でリクライニング操作レバーを引上げ操作すると、第1のリンクプレートを第1の揺動アームで下降させてウォークイン操作レバーの植立ピンを第1のリンクプレートの長穴でずらし、且つ、第2の揺動レバーをワイヤケーブルの非引張り方向前方に第2のリンクプレートで揺動し、リクライニング操作レバーによる作動を第1のリンクプレートの長穴で空振りさせてウォークイン操作レバーに伝達せずに、リクライニングロックを作動軸の回動で開錠し、
    シートバックの着座状態でウォークイン操作レバーを引上げ操作すると、第2の揺動アームの誘導ピンを第3のリンクプレートの長穴で抉上げて第2のリンクプレートの不動のままに第2の揺動アームをワイヤケーブルの引張り方向後方に揺動し、ウォークイン操作レバーによる作動を第2のリンクプレートの長穴で空振りさせてリクライニング操作レバーに伝達せずに、第1のリンクプレートを下方に引張って第1の揺動アームをシートバックの前傾分だけ揺動すると共に、リクライニングロックを作動軸の回動で開錠し、
    シートバックの前傾状態でリクライニング操作レバーを引上げ操作すると、第1のリンクプレートを第1の揺動アームで下降させてウォークイン操作レバーの植立ピンを第1のリンクプレートの長穴でずらし、且つ、第2の揺動アームの誘導ピンを第3のリンクプレートの長穴で抉上げ状態のままで第2の揺動アームを第2のリンクプレートで下降させてワイヤケーブルの非引張り方向前方に揺動し、リクライニング操作レバーによる作動を第1のリンクプレートの長穴で空振りさせてウォークイン操作レバーに伝達せずに、リクライニングロックを作動軸の回動で開錠するリンク機構を組み付けてなることを特徴とする請求項1に記載の自動車用シートのアレンジレバー装置。
  3. 突端縁より直角方向に折れ曲がる突片をリンクブラケットに設け、作動軸と同軸中心を中心点とする円弧状の長穴を板面に設けたリンクブラケットの保持ブラケットをクッションブラケットの板面より立付け固定し、リンクブラケットの突片を保持ブラケットの長穴に挿置すると共に、リンクブラケットを装着する作動軸と同軸を保持ブラケットの板面に挿通し、捩りコイルバネをリンクブラケットと保持ブラケットとの間に掛け渡し、引上げ操作後に復帰動可能なリクライニング操作レバーを備えてなることを特徴とする請求項またはに記載の自動車用シートのアレンジレバー装置。
  4. 第2の揺動アームの誘導ピンを移動案内する略四辺形のガイド穴と、第2アーム揺動用の支点ピンとをクッションブラケットの板面に設けると共に、クッションブラケットの支点ピンを受け入れる長穴を第2の揺動アームの下端寄り板面に設け、
    誘導ピンをガイド穴の前上隅縁に、支点ピンを長穴の下縁側に各々初期設定し、誘導ピンをガイド穴で移動案内するに、長穴の上縁側と当接する支点ピンを支点に揺動可能な第2の揺動アームを備えてなることを特徴とする請求項のいずれかに記載の自動車用シートのアレンジレバー装置。
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