JP2523458Y2 - エンジンの吸気マニホールド装置 - Google Patents

エンジンの吸気マニホールド装置

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JP2523458Y2
JP2523458Y2 JP1990018517U JP1851790U JP2523458Y2 JP 2523458 Y2 JP2523458 Y2 JP 2523458Y2 JP 1990018517 U JP1990018517 U JP 1990018517U JP 1851790 U JP1851790 U JP 1851790U JP 2523458 Y2 JP2523458 Y2 JP 2523458Y2
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JP
Japan
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intake manifold
egr
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nozzle
collector
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朋房 堀内
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Nissan Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、エンジンの吸気マニホールド装置に関す
る。
(従来の技術) 自動車用エンジン等にあっては、排気ガス中のNOxを
低減するために、排気ガスの一部(EGRガス)を吸気系
に還流するEGR通路が設けられている。
V型に対向する左右バンクを有するエンジンにあって
は、従来例えば第5図に示すように吸気マニホールド41
は左右バンク毎に各ブランチ(分岐管)42を集合する2
つのコレクタ43,44が上下に並んで配設され、各コレク
タ43,44には排気ガスの一部を還流するEGR通路45が接続
される。このEGR通路45はブランチ42に沿って配設さ
れ、左右バンク間に配設された図示しないEGRバルブを
介して排気通路に連通している(特開昭62-159725号公
報参照)。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、このような従来の吸気マニホールド41
にあっては、EGR通路45が各コレクタ43,44の内壁面に分
岐して開口しているため、EGR通路45の各噴出口45a,45b
付近における吸気の流れが安定せずに、各噴出口45a,45
bから各コレクタ43,44に流入する排気ガス流量にバラツ
キが生じて、気筒間の燃焼性が不均一になるという問題
点があった。
また、EGR通路45がブランチ42に沿って配設されてい
るため、EGRバルブと噴出口45a,45b間の距離が長くな
り、EGRガスの流量制御の応答性が悪化し、EGR通路45が
一体的に形成される場合は吸気マニホールド41の形状が
複雑化するという問題点が生じた。
本考案は、こうした従来の問題点を解決することを目
的とする。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するために本考案は、各吸気ポートに
接続するブランチを集合して所定容積を有する2つのコ
レクタが互いに並んで配置され、各コレクタを互いに仕
切る隔壁を備えるエンジンの吸気マニホールド装置にお
いて、隔壁の内部にEGR通路を通す一方、隔壁を貫通し
て各コレクタ内に突出する筒状ノズルを別体で設け、こ
のノズルにEGR通路を連通させるとともに、EGR通路の噴
出口が開口するノズル両端部をコレクタ流路横断面の略
中央部に該噴出口が開口するように位置させた。
(作用) 上記構成に基づき、排気ガスの一部(EGRガス)は隔
壁内に設けられるEGR通路からノズルを介して2つのコ
レクタに分流した後に、吸気と混合しながら各ブランチ
を通って各気筒に分配される。
吸気マニホールドに対して2つのコレクタを仕切る隔
壁を貫通するノズルを別体で設けることにより、EGRガ
スの噴出口をノズルを介してコレクタの流路断面におい
て略中央部に配置することが可能となり、各噴出口は各
コレクタを流れる吸気の主流に位置して開口するため、
各噴出口から各コレクタに流出するEGRガス流量を均一
にするとともに、各コレクタにおいてEGRガスと吸気の
混合を促進してEGRガスを各気筒に均一に分配すること
ができる。
また、各コレクタを互いに仕切る隔壁の内部にEGR通
路を通すことにより、EGR通路の配置自由度が増し、例
えばEGRバルブをコレクタの外壁に取付けて噴出口まで
の距離を短縮することが可能となり、その結果EGRガス
の流量の制御応答性を改善するとともに、吸気マニホー
ルドの形状を簡素化することができる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を添付図面に基づいて説明す
る。
第1図,第2図にそれぞれ示すように、V字形に対向
する左右バンクを持つ6気筒エンジンのシリンダブロッ
ク1の上部には、左右シリンダヘッド2,3と左右カムカ
バー4,5がそれぞれ取付けられ、両バンクの間に吸気マ
ニホールド6が設けられる。このエンジンは自動車に横
置きに搭載され、吸気マニホールド6の上方にはエンジ
ンルームを画成するフード8が設けられている。なお、
図中9はバルブタイミングコントロールバルブ、10はエ
ンジン冷却水通路である。
この吸気マニホールド6は右シリンダヘッド3の各吸
気ポートに接続する3本のブランチ14と左リングヘッド
2の各吸気ポートに接続する3本のブランチ13と、左右
バンク毎に各ブランチ13,14が集合する2つのコレクタ1
5,16から構成される。各コレクタ15,16は所定容積を有
し、吸気の動的効果(圧力波)を利用して吸気充填効率
を高める働きをする。
2つのコレクタ15,16は互いに上下方向に並んで気筒
列方向に延び、右バンクのロッカカバー5の上方に配置
される。すなわち、左バンクに接続する各ブランチ13を
集合するコレクタ15が右バンクの直上方に、左バンクに
接続する各ブランチ14を集合するコレクタ16がコレクタ
15の上方に並んで配設される。
吸気マニホールド6には各コレクタ15,16を集合する
ダクト部17が一体的に形成され、このダクト部17の後端
には図示しないスロットルチャンバーに対する接合フラ
ンジ19が形成され、スロットルバルブを介して吸気マニ
ホールド6に流入する吸入空気量が調節されるようにな
っている。
各コレクタ15,16の外壁部にはEGRバルブ20が取付けら
れ、このEGRバルブ20は配管21を介して排気管7に連通
し、運転状態に応じて排気ガスの一部(EGRガス)を各
コレクタ15,16に還流するようになっている。
第3図に示すように、吸気マニホールド6には各コレ
クタ15,16を互いに仕切る隔壁22が一体的に形成され、
この隔壁22には通孔23が穿孔され、この通孔23はその開
口部にEGRバルブ20に対する接合フランジ24が一体形成
されて、EGRバルブ20を介して排気ガスの一部を動くEGR
通路を構成する。
コレクタ15,16の内部には隔壁22の中央部を貫通して
圧入される円筒状のノズル27が設けられる。
隔壁22にはノズル27が圧入される穴26が穿孔される一
方、ノズル27の途中には穴26の開口縁部に着座する段部
28が形成され、ノズル27の位置決めが行われる。
ノズル27の途中には隔壁22内の通孔23に連通する通孔
31が形成されるとともに、その両端部にはEGRガスの噴
出口32,33が形成される。一方の噴出口32はコレクタ15
の流路断面において略中央部に配置され、他方の噴出口
33はコレクタ16の流路断面において同じく略中央部に配
置される。
ノズル27の両端開口部には蓋体34,35が固着される。
蓋体35には突起36が一体形成され、この突起36を介して
ノズル27の各噴出口32,33を吸気マニホールド6の上流
側に向けるように位置決めが行われる。
コレクタ16の上部外壁にはノズル27を挿通させる穴25
が穿孔され、この穴25にはノズル27の取付け後に蓋体29
が装着される。
ノズル27は各コレクタ15,16の各ブランチ13,14の分岐
部より上流側に配置される。
次に作用について説明する。
図示しないエアクリーナに取入れられた吸気は、スロ
ットルチャンバを通過した後に吸気マニホールド6のダ
クト部17を介して各コレクタ15,16に送り込まれ、各コ
レクタ15,16から各ブランチ13,14を通して各気筒に分配
される。
排気管7を流れる排気ガスの一部はEGRバルブ20を介
して吸気マニホールド6内に取入れられ、隔壁22内の通
孔23からノズル27を介して2つのコレクタ15,16に分流
した後、吸気と混合しながら各ブランチ13,14を通って
各気筒に分配され、排気ガス中のNOxを低減するように
なっている。
隔壁22を貫通するノズル27を別体で設けることによ
り、ノズル27の噴出口32,33をコレクタ15,16の流路断面
において略中央部に配置することが可能となり、各噴出
口32,33は各コレクタ15,16を流れる吸気の主流に位置し
て開口するため、各噴出口32,33から各コレクタ15,16に
流出するEGRガス流量を均一化するとともに、各コレク
タ15,16においてEGRガスと吸気の混合を促進してEGRガ
スを各気筒に均一に分配することができる。
また、各コレクタ15,16を互いに仕切る隔壁22の内部
にEGR通路を構成する通孔23を通すことにより、EGR通路
の配置自由度が増し、EGRバルブ20をコレクタ15,16の外
壁に取付けて各噴出口32,33までの距離を短縮すること
が可能となり、その結果EGRガスの流量の制御応答性を
改善するとともに、吸気マニホールド6の形状を簡素化
することができる。
(考案の効果) 以下のとおり本考案によれば、各吸気ポートに接続す
るブランチを集合して所定容積を有する2つのコレクタ
が互いに並んで配置され、各コレクタを互いに仕切る隔
壁を備えるエンジンの吸気マニホールド装置において、
隔壁の内部にEGR通路を通す一方、隔壁を貫通して各コ
レクタ内に突出する筒状ノズルを別体で設け、このノズ
ルにEGR通路を連通させるとともに、EGR通路の噴出口が
開口するノズル両端部をコレクタ流路横断面の略中央部
に該噴出口が開口するように位置させたことにより、各
コレクタにおいてEGRガスの流量を均一化できるととも
にEGRガスと吸気との混合を促進でき、これによりEGRガ
スを各気筒に均等に分配することができ、しかもEGRバ
ルブから噴出口までの距離が短縮してEGRガスの流量制
御の応答性が高められることから、エンジン運転性能と
排気性能を確実に改善することができる。さらに、本考
案によれば吸気マニホールドの形状を簡素化して生産性
を高められるという効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示すエンジンの正面図、第2
図は吸気マニホールドの平面図、第3図は同図A−A線
に沿う断面図、第4図は同じく要部拡大図である。第5
図は従来例を示す吸気マニホールドの正面図である。 1……シリンダブロック、2,3……シリンダヘッド、6
……吸気マニホールド、7……排気管、13,14……ブラ
ンチ、15,16……コレクタ、20……EGRバルブ、22……隔
壁、23……通孔、27……ノズル、32,33……噴出口。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】各吸気ポートに接続するブランチを集合し
    て所定容積を有する2つのコレクタが互いに並んで配置
    され、各コレクタを互いに仕切る隔壁を備えるエンジン
    の吸気マニホールド装置において、隔壁の内部にEGR通
    路を通す一方、隔壁を貫通して各コレクタ内に突出する
    筒状ノズルを別体で設け、このノズルにEGR通路を連通
    させるとともに、EGR通路の噴出口が開口するノズル両
    端部をコレクタ流路横断面の略中央部に該噴出口が開口
    するように位置させたことを特徴とするエンジンの吸気
    マニホールド装置。
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