JP2516474Y2 - 内燃機関の吸気コレクタ - Google Patents

内燃機関の吸気コレクタ

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JP2516474Y2
JP2516474Y2 JP136989U JP136989U JP2516474Y2 JP 2516474 Y2 JP2516474 Y2 JP 2516474Y2 JP 136989 U JP136989 U JP 136989U JP 136989 U JP136989 U JP 136989U JP 2516474 Y2 JP2516474 Y2 JP 2516474Y2
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collector
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文和 石橋
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、多気筒内燃機関の吸気系において、各気
筒へ至る複数の通路の基端が接続される吸気コレクタに
関する。
従来の技術 多気筒内燃機関、特に燃料噴射式内燃機関の多くは、
各気筒の吸気干渉を防止するために適当な容積の吸気コ
レクタを有しており、該吸気コレクタから分岐した複数
の出口通路が各気筒の吸気ポートに接続されるようにな
っている。
例えば特開昭61-101661号公報には、第7図に示すよ
うに、断面略矩形をなす細長い箱状の吸気コレクタ21が
開示されている。そして、複数(具体的には4本)の出
口通路22は、この吸気コレクタ21の底面の一側に沿って
開口形成されている。尚、図示せぬ吸気入口は、吸気コ
レクタ21の長手方向の一端部に形成されている。
考案が解決しようとする課題 従来は、吸気系における吸気コレクタ21を単なる容積
部として取り扱っており、従ってその内部から出口通路
22へ至る吸気の流れについては何ら考慮されていない。
例えば、上記従来例では、吸気系レイアウトをコンパク
ト化するために、吸気コレクタ21の一方の側壁面21aに
沿うように出口通路22が接続されており、しかも吸気コ
レクタ21の断面中心からかなり離れた方向を向いて開口
している。そのため、吸気コレクタ21内の吸気が必ずし
も円滑に出口通路22へ導かれず、それだけ吸気抵抗の増
大を招いてしまう。
課題を解決するための手段 この考案は、長手方向の一端部に吸気入口を有し、か
つ長手方向に略直交する方向へ向かう複数の出口通路の
開口部が、長手方向に沿って順次配列された内燃機関の
吸気コレクタであって、上記複数の開口部が開口する平
坦な底面を有するとともに、上記複数の開口部を含む長
手方向範囲においては、長手方向に直交する面に沿った
各部の断面が互いに略相似な略三角形状をなし、この各
断面における上記底面に対向する頂部同士を、長手方向
に結んでなる稜線が、上記底面に投影したときに、各断
面における上記底面の略中央に位置し、かつ上記開口部
が各断面における上記底面の略中央に位置するととも
に、この開口部に至る出口通路が、上記稜線に対向して
形成されていることを特徴としている。
作用 吸気入口から吸気コレクタ内に入った吸気は、略三角
形状をなす各断面の頂部に沿うように流れ、かつ各出口
通路に滑らかに導かれる。
実施例 以下、この考案の一実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図〜第3図は、一例として4気筒機関用の吸気コ
レクタ1を示している。
この吸気コレクタ1は、内燃機関の気筒列方向に沿っ
て細長い形状をなし、その一端部に吸気入口2が形成さ
れている(第2図参照)。また、4本の短いブランチ部
3がそれぞれ出口通路4を形成しており、かつこの出口
通路4基端の4個の開口部4aが、吸気コレクタ1の長手
方向に沿って配列されている。尚、上記ブランチ部3の
先端には、該吸気コレクタ1を図示せぬスロットルチャ
ンバに取り付けるためのフランジ部5が形成されてい
る。
第1図は、上記吸気コレクタ1の長手方向に直交する
断面、詳しくは吸気入口2に最も近い#4気筒用のブラ
ンチ部3に沿った断面を示している。また第5図および
第6図は、それぞれ#3気筒用ブランチ部3、#2気筒
用ブランチ部3に沿った断面を示している。これらの断
面図に明らかなように、吸気コレクタ1は平坦な底面6
を有しており、この底面6の各断面での略中央に沿っ
て、周囲に該底面6の平坦な部分を残した形で出口通路
4が開口している。尚、吸気が開口部4a全周から滑らか
に流れ込むように、開口部4aの周囲が適宜なR面に形成
されている。
また吸気コレクタ1の断面形状は、略三角形状詳しく
は二等辺三角形の2辺を外側に膨らませ、かつ各コーナ
部を丸めたような形状をなしている。そして、各部の断
面は、略相似形をなしている。従って、略三角形の頂部
7を結ぶ線すなわち稜線lが、第3図に示すように直線
となり、しかも底面6の各断面での略中央に沿ってい
る。尚、図示するように、吸気コレクタ1の断面積が#
4気筒側から#1気筒側へ向かうに従って徐々に小さく
なっており、これによって吸気の慣性による#1気筒側
への吸気流量の片寄りが防止される。
また#1〜#4気筒の各出口通路4のいずれについて
も、その出口通路4の中心線mが上述した稜線lと交差
するように、該稜線lに対向して形成されている。
尚、図示例では、上記吸気コレクタ1は、底面6およ
びブランチ部3部分を含むボディ部材11と、吸気入口2
部分を含むカバー部材12との2部材に分割して鋳造され
ており、周囲のフランジ部13,14を互いにボルト結合す
ることによって一体化されている。これは、鋳造時の生
産性等を考慮したものである。
第4図は、カバー部材12を取り外した状態でボディ部
材11内部を示している。この第4図ならびに第2図に示
されているように、各ブランチ部3内の出口通路4は、
吸気コレクタ1の長手方向については、吸気入口2から
流入した吸気の流れに沿うように僅かに傾いた形で底面
6に接続されている。
尚、15は底面6に取り付けられた補助空気取出用のコ
ネクタである。
さて上記の構成においては、吸気入口2から入った吸
気は、吸気コレクタ1の頂部7つまり稜線lに沿うよう
に流れる。この吸気主流に対し、各出口通路4は、その
稜線lに対向するように開口しており、しかも左右に片
寄ることなく底面6の略中央に開口しているので、吸気
コレクタ1内部から各開口部4aへ非常に円滑に吸気が案
内される。従って、吸気抵抗が極めて小さなものとな
る。また吸気コレクタ1の長手方向については、吸気の
流れに沿うように出口通路4が僅かに傾斜しているた
め、吸気抵抗が一層小さく抑制される。
更に、吸気入口2から#1気筒用ブランチ部3に向か
うに従い、吸気コレクタ1の断面積を絞るようにしてい
るので、#1〜#4気筒の吸入空気量を均等に分配する
ことができる。
考案の効果 以上の説明で明らかなように、この考案に係る内燃機
関の吸気コレクタによれば、吸気コレクタ内から複数の
出口通路へ円滑に吸気を案内することができ、従来のも
のに比べて吸気抵抗を非常に小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る吸気コレクタの一実施例を示す
第2図のI−I線に沿った断面図、第2図は同実施例の
上面図、第3図は同じく正面図、第4図はボディ部材の
みの正面図、第5図および第6図はそれぞれ第2図のV
−V線およびVI-VI線に沿った断面図、第7図は従来に
おける吸気コレクタを示す断面図である。 1……吸気コレクタ、2……吸気入口、4……出口通
路、7……頂部。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】長手方向の一端部に吸気入口を有し、かつ
    長手方向に略直交する方向へ向かう複数の出口通路の開
    口部が、長手方向に沿って順次配列された内燃機関の吸
    気コレクタであって、 上記複数の開口部が開口する平坦な底面を有するととも
    に、 上記複数の開口部を含む長手方向範囲においては、長手
    方向に直交する面に沿った各部の断面が互いに略相似な
    略三角形状をなし、 この各断面における上記底面に対向する頂部同士を、長
    手方向に結んでなる稜線が、上記底面に投影したとき
    に、各断面における上記底面の略中央に位置し、 かつ上記開口部が各断面における上記底面の略中央に位
    置するとともに、この開口部に至る出口通路が、上記稜
    線に対向して形成されていることを特徴とする内燃機関
    の吸気コレクタ。
JP136989U 1989-01-10 1989-01-10 内燃機関の吸気コレクタ Expired - Fee Related JP2516474Y2 (ja)

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