JP2518435Y2 - エンジンの吸気装置 - Google Patents
エンジンの吸気装置Info
- Publication number
- JP2518435Y2 JP2518435Y2 JP10302990U JP10302990U JP2518435Y2 JP 2518435 Y2 JP2518435 Y2 JP 2518435Y2 JP 10302990 U JP10302990 U JP 10302990U JP 10302990 U JP10302990 U JP 10302990U JP 2518435 Y2 JP2518435 Y2 JP 2518435Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air
- engine
- air cleaner
- vehicle
- plate member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本考案は、エンジンの吸気装置に関するものである。
［従来の技術］ 一般に、エンジンの燃焼室にエアを供給する吸気装置
には、エア中の浮遊塵を除去するエアクリーナが設けら
れ、このエアクリーナにフレッシュエア（外気）を案内
するためにフレッシュエアダクトが設けられる。ここに
おいて、フレッシュエアダクトのエア吸入口は、通常エ
ンジンルーム内に配置されるが、フレッシュエアダクト
からエンジンの排気系統まわりの高温のエアが吸入され
ると、吸気充填効率が低下するといった問題が生じる。
そこで、フレッシュエアダクトのエア吸入口を、エンジ
ンの排気系統を避けて、エンジンルームの側方に配置し
た吸気配置が提案されている（例えば、実開昭62-15815
4号公報参照）。
には、エア中の浮遊塵を除去するエアクリーナが設けら
れ、このエアクリーナにフレッシュエア（外気）を案内
するためにフレッシュエアダクトが設けられる。ここに
おいて、フレッシュエアダクトのエア吸入口は、通常エ
ンジンルーム内に配置されるが、フレッシュエアダクト
からエンジンの排気系統まわりの高温のエアが吸入され
ると、吸気充填効率が低下するといった問題が生じる。
そこで、フレッシュエアダクトのエア吸入口を、エンジ
ンの排気系統を避けて、エンジンルームの側方に配置し
た吸気配置が提案されている（例えば、実開昭62-15815
4号公報参照）。
［考案が解決しようとする課題］ しかしながら、エア吸入口をエンジンルームの側方に
配置した上記従来の吸気装置においても、エンジンの排
気系統まわりの高温のエアがエンジンルーム内に拡散す
るので、フレッシュエアダクトに吸入されるエアの温度
がかなり高くなり、吸気充填効率が十分に高まらないと
いった問題がある。
配置した上記従来の吸気装置においても、エンジンの排
気系統まわりの高温のエアがエンジンルーム内に拡散す
るので、フレッシュエアダクトに吸入されるエアの温度
がかなり高くなり、吸気充填効率が十分に高まらないと
いった問題がある。
本考案は、上記従来の問題点を解決するためになされ
たものであって、エアクリーナのフレッシュエアダクト
のエア吸入口がエンジンルーム内に配置されたエンジン
の吸気装置において、エンジンの排気系統まわりの高温
のエアがフレッシュエアダクトに混入するのを防止する
ことができ、吸気充填効率を高めることができるエンジ
ンの吸気装置を提供することを目的とする。
たものであって、エアクリーナのフレッシュエアダクト
のエア吸入口がエンジンルーム内に配置されたエンジン
の吸気装置において、エンジンの排気系統まわりの高温
のエアがフレッシュエアダクトに混入するのを防止する
ことができ、吸気充填効率を高めることができるエンジ
ンの吸気装置を提供することを目的とする。
［課題を解決するための手段］ 本考案は上記の目的を達するため、アッパシュラウド
の後方にエアクリーナが配置され、該エアクリーナにフ
レッシュエアを案内するフレッシュエアダクトのエア吸
入口がエンジンルーム内に配置されたエンジンの吸気装
置において、ラジエータを、アッパシュラウドより後方
とはならない位置に配置する一方、エアクリーナとエア
クリーナまわりの車体部分との間に、エアクリーナと一
体的に形成され、エア吸入口まわりの空間部とエンジン
高温部まわりの空間部とを仕切るプレート部材を設けた
ことを特徴とするエンジンの吸気装置を提供する。
の後方にエアクリーナが配置され、該エアクリーナにフ
レッシュエアを案内するフレッシュエアダクトのエア吸
入口がエンジンルーム内に配置されたエンジンの吸気装
置において、ラジエータを、アッパシュラウドより後方
とはならない位置に配置する一方、エアクリーナとエア
クリーナまわりの車体部分との間に、エアクリーナと一
体的に形成され、エア吸入口まわりの空間部とエンジン
高温部まわりの空間部とを仕切るプレート部材を設けた
ことを特徴とするエンジンの吸気装置を提供する。
［考案の作用・効果］ 本考案によれば、プレート部材によって、エンジンの
排気系統まわりの高温のエアが、フレッシュエアダクト
のエア吸入口まわりに流入するのが防止されるので、フ
レッシュエアダクトに吸入されるエアの温度が低くな
り、吸気充填効率が高められる。
排気系統まわりの高温のエアが、フレッシュエアダクト
のエア吸入口まわりに流入するのが防止されるので、フ
レッシュエアダクトに吸入されるエアの温度が低くな
り、吸気充填効率が高められる。
そして、プレート部材はエアクリーナと一体的に形成
され、車体には何ら加工する必要がないので、車種間の
互換性の向上と、組付性の向上とが図られる。なお、エ
アクリーナは普通プラスチック材料で形成されるので、
プレート部材もプラスチック材料で形成されることにな
り、実質的に車両の重量増加が生じない。
され、車体には何ら加工する必要がないので、車種間の
互換性の向上と、組付性の向上とが図られる。なお、エ
アクリーナは普通プラスチック材料で形成されるので、
プレート部材もプラスチック材料で形成されることにな
り、実質的に車両の重量増加が生じない。
また、ラジエータがアッパシュラウド直下または、こ
れより前方に配置されるので、ラジエータを車体に取り
付ける取付部材が小型化され、車両の軽量化が図られ
る。
れより前方に配置されるので、ラジエータを車体に取り
付ける取付部材が小型化され、車両の軽量化が図られ
る。
［実施例］ 以下、本考案の実施例を具体的に説明する。
第１図〜第３図に示すように、車両WDのエンジンルー
ム１の前端部近傍において、ボンネットラインＢのやや
下方となる位置には、車両WDのほぼ全幅にわたって車幅
方向に伸長するアッパシュラウド２が設けられている。
なお、以下では便宜上、車両WDの前進方向（第１図，第
３図では左方向）を向いて左側・右側を夫々単に「左」
・「右」という。
ム１の前端部近傍において、ボンネットラインＢのやや
下方となる位置には、車両WDのほぼ全幅にわたって車幅
方向に伸長するアッパシュラウド２が設けられている。
なお、以下では便宜上、車両WDの前進方向（第１図，第
３図では左方向）を向いて左側・右側を夫々単に「左」
・「右」という。
エンジンルーム１の左側端部近傍において、エンジン
ルーム１の上下方向のほぼ中央部には、車両WDの長手方
向に伸長するサイドフレーム３が設けられている。な
お、図示していないが、車両WDの右側端部にもサイドフ
レームが設けられているのはもちろんである。
ルーム１の上下方向のほぼ中央部には、車両WDの長手方
向に伸長するサイドフレーム３が設けられている。な
お、図示していないが、車両WDの右側端部にもサイドフ
レームが設けられているのはもちろんである。
車幅方向中央寄りの位置において、アッパシュラウド
２の真下にはラジエータ４が設けられ、このラジエータ
４のすぐ後方には、ラジエータ４に強制的に通風する電
動ファン５が設けられている。このようにラジエータ４
が前側に配置されているので、ラジエータ４を車体に取
り付ける取付部材（図示せず）が小型化され、車両WDの
軽量化が図られている。また、車両WDの左側端部近傍に
おいて、アッパシュラウド２の下方には、大小２つのヘ
ッドライト6,7が設けられている。
２の真下にはラジエータ４が設けられ、このラジエータ
４のすぐ後方には、ラジエータ４に強制的に通風する電
動ファン５が設けられている。このようにラジエータ４
が前側に配置されているので、ラジエータ４を車体に取
り付ける取付部材（図示せず）が小型化され、車両WDの
軽量化が図られている。また、車両WDの左側端部近傍に
おいて、アッパシュラウド２の下方には、大小２つのヘ
ッドライト6,7が設けられている。
そして、エンジンルーム１の車幅方向中央部よりやや
左寄りの位置に、エンジンの燃焼室（図示せず）にエア
を供給する吸気装置Ｐが配置されている。図示していな
いが、エンジンは縦置きに配置されているので、高温と
なる排気系統（図示せず）はエンジンルーム１の右寄り
の位置に配置されている。そして、アッパシュラウド２
のやや後方に、吸気装置Ｐの一部をなすプラスチック製
のエアクリーナ８が配置され、このエアクリーナ８にフ
レッシュエアを案内するためにフレッシュエアダクト９
が設けられている。このフレッシュエアダクト９のエア
吸入口9aは、エンジンルーム１の左側端部近傍におい
て、内側に開口するように形成されている。そして、フ
レッシュエアダクト９は、エア吸入口9aから、車両WDの
前進方向にみて反時計回りに大きく湾曲してエアクリー
ナ８の下面に接続されている。また、エアクリーナ８の
右後部には、浮遊塵が除去されたエアをエンジン側に案
内する吸気通路11が接続されている。
左寄りの位置に、エンジンの燃焼室（図示せず）にエア
を供給する吸気装置Ｐが配置されている。図示していな
いが、エンジンは縦置きに配置されているので、高温と
なる排気系統（図示せず）はエンジンルーム１の右寄り
の位置に配置されている。そして、アッパシュラウド２
のやや後方に、吸気装置Ｐの一部をなすプラスチック製
のエアクリーナ８が配置され、このエアクリーナ８にフ
レッシュエアを案内するためにフレッシュエアダクト９
が設けられている。このフレッシュエアダクト９のエア
吸入口9aは、エンジンルーム１の左側端部近傍におい
て、内側に開口するように形成されている。そして、フ
レッシュエアダクト９は、エア吸入口9aから、車両WDの
前進方向にみて反時計回りに大きく湾曲してエアクリー
ナ８の下面に接続されている。また、エアクリーナ８の
右後部には、浮遊塵が除去されたエアをエンジン側に案
内する吸気通路11が接続されている。
そして、エアクリーナ８の前端部には、アッパシュラ
ウド２に当接する位置まで前方に伸びて、エアクリーナ
８の前方の空間部を左右に仕切るプラスチック製のプレ
ート部材12が、エアクリーナ８に一体形成されている。
また、このプレート部材12は、右上から左下に傾斜する
ようにして形成されている。ここにおいて排気系統等の
高温部は、プレート部材12より右側に配置され、一方フ
レッシュエアダクト９のエア吸入口9aは、プレート部材
12より左側に配置されている。
ウド２に当接する位置まで前方に伸びて、エアクリーナ
８の前方の空間部を左右に仕切るプラスチック製のプレ
ート部材12が、エアクリーナ８に一体形成されている。
また、このプレート部材12は、右上から左下に傾斜する
ようにして形成されている。ここにおいて排気系統等の
高温部は、プレート部材12より右側に配置され、一方フ
レッシュエアダクト９のエア吸入口9aは、プレート部材
12より左側に配置されている。
上記構成においては、排気系統まわりの高温のエア
が、プレート部材12によって遮断され、プレート部材12
より左側のエア吸入口9aまわりの空間部へは流入しな
い。このため、フレッシュエアダクト９に吸入されるエ
アの温度が低くなり、吸気充填効率が十分に高められ
る。
が、プレート部材12によって遮断され、プレート部材12
より左側のエア吸入口9aまわりの空間部へは流入しな
い。このため、フレッシュエアダクト９に吸入されるエ
アの温度が低くなり、吸気充填効率が十分に高められ
る。
また、プレート部材12が軽量のプラスチック材料でエ
アクリーナ８と一体形成されているので、プレート部材
12を車体側に取り付ける必要がなく、したがってその組
付性の向上が図られ、さらに車種間の互換性の向上が図
られる。
アクリーナ８と一体形成されているので、プレート部材
12を車体側に取り付ける必要がなく、したがってその組
付性の向上が図られ、さらに車種間の互換性の向上が図
られる。
なお、車体側にプレート部材を取り付けるといった手
法も考えられるが、このようにすると、組付性ないし互
換性が悪くなるばかりではなく、プレート部材を金属材
料で形成することになるので、車両の重量増加を招くこ
とになる。
法も考えられるが、このようにすると、組付性ないし互
換性が悪くなるばかりではなく、プレート部材を金属材
料で形成することになるので、車両の重量増加を招くこ
とになる。
第１図は、本考案にかかる吸気装置を備えた車両のエン
ジンルームの左前端部まわりの平面説明図である。 第２図は、第１図に示す車両のエンジンルームまわりの
正面説明図である。 第３図は、第１図に示す車両のエンジンルームまわりの
側面説明図である。 WD……車両、Ｅ……吸気装置、１……エンジンルーム、
２……アッパシュラウド、３……サイドフレーム、４…
…ラジエータ、８……エアクリーナ、９……フレッシュ
エアダクト、9a……エア吸入口、12……プレート部材。
ジンルームの左前端部まわりの平面説明図である。 第２図は、第１図に示す車両のエンジンルームまわりの
正面説明図である。 第３図は、第１図に示す車両のエンジンルームまわりの
側面説明図である。 WD……車両、Ｅ……吸気装置、１……エンジンルーム、
２……アッパシュラウド、３……サイドフレーム、４…
…ラジエータ、８……エアクリーナ、９……フレッシュ
エアダクト、9a……エア吸入口、12……プレート部材。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−149220（ＪＰ，Ａ) 特開 昭63−195021（ＪＰ，Ａ) 実開 平２−50064（ＪＰ，Ｕ) 実開 平１−165719（ＪＰ，Ｕ)
Claims (1)
- 【請求項１】アッパシュラウドの後方にエアクリーナが
配置され、該エアクリーナにフレッシュエアを案内する
フレッシュエアダクトのエア吸入口がエンジンルーム内
に配置されたエンジンの吸気装置において、 ラジエータを、アッパシュラウドより後方とはならない
位置に配置する一方、エアクリーナとエアクリーナまわ
りの車体部分との間に、エアクリーナと一体的に形成さ
れ、エア吸入口まわりの空間部とエンジン高温部まわり
の空間部とを仕切るプレート部材を設けたことを特徴と
するエンジンの吸気装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10302990U JP2518435Y2 (ja) | 1990-09-28 | 1990-09-28 | エンジンの吸気装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10302990U JP2518435Y2 (ja) | 1990-09-28 | 1990-09-28 | エンジンの吸気装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0459364U JPH0459364U (ja) | 1992-05-21 |
| JP2518435Y2 true JP2518435Y2 (ja) | 1996-11-27 |
Family
ID=31847753
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10302990U Expired - Lifetime JP2518435Y2 (ja) | 1990-09-28 | 1990-09-28 | エンジンの吸気装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2518435Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4626815B2 (ja) * | 2005-12-28 | 2011-02-09 | スズキ株式会社 | 車両用エンジンの吸気装置 |
-
1990
- 1990-09-28 JP JP10302990U patent/JP2518435Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0459364U (ja) | 1992-05-21 |
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