JPH1067340A - 自動車のエンジンフードを利用する冷却構造 - Google Patents

自動車のエンジンフードを利用する冷却構造

Info

Publication number
JPH1067340A
JPH1067340A JP24251396A JP24251396A JPH1067340A JP H1067340 A JPH1067340 A JP H1067340A JP 24251396 A JP24251396 A JP 24251396A JP 24251396 A JP24251396 A JP 24251396A JP H1067340 A JPH1067340 A JP H1067340A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
guide plate
air duct
outer panel
engine hood
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP24251396A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuzo Konishi
雄三 小西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP24251396A priority Critical patent/JPH1067340A/ja
Publication of JPH1067340A publication Critical patent/JPH1067340A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Superstructure Of Vehicle (AREA)
  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 エンジンフードの全体の高さを低くできると
共に、空気をエアダクトに確実に導き、かつ、エアダク
トから被冷却部へ確実に導くこと。 【解決手段】 アウタパネル(12)と、アウタパネル
から下方へ間隔(14)をおいて配置されるインナパネ
ル(16)とからなるエンジンフード(10)の間隔
(14)をエアダクトとして使用し、エンジンルーム
(18)を冷却する構造であって、第1の導風板(2
8)と、第2の導風板(30)とを備える。エンジンフ
ード(10)が閉じ位置にあるとき、第1の導風板(2
8)の上方の端部(29)はエアダクトの前方の空気取
入口(20)に差し込まれ、第2の導風板(30)の上
方の端部(31)はエアダクトの後方の空気吹出口(2
2)に差し込まれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アウタパネルとこ
のアウタパネルから下方へ間隔をおいて配置されるイン
ナパネルとからなるエンジンフードの前記間隔をエアダ
クトとして使用し、エンジンルームを冷却する構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】アウタパネルと、このアウタパネルから
下方へ間隔をおいて配置されるインナパネルとからなる
エンジンフードの前記間隔をエアダクトとし、このエア
ダクトの前方の空気取入口および後方の空気吹出口にそ
れぞれガイドシールを取り付けた冷却構造が提案されて
いる(実開平2-109722号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記提案に係る冷却構
造では、空気をエアダクトに導くためのたわみ代を持っ
たガイドシールを使用しており、このガイドシールがあ
る分エンジンフードの全体の高さが高くなっている。
【0004】本発明の目的は、エンジンフードの全体の
高さを低くできると共に、空気をエアダクトに確実に導
き、かつ、エアダクトから被冷却部へ確実に導くことが
できる、自動車のエンジンフードを利用する冷却構造を
提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、アウタパネル
と、このアウタパネルから下方へ間隔をおいて配置され
るインナパネルとからなるエンジンフードの前記間隔を
エアダクトとして使用し、エンジンルームを冷却する構
造であって、第1の導風板と、第2の導風板とを備え
る。前記エンジンフードが閉じ位置にあるとき、前記第
1の導風板の上方の端部は前記エアダクトの前方の空気
取入口に差し込まれ、前記第2の導風板の上方の端部は
前記エアダクトの後方の空気吹出口に差し込まれる。
【0006】
【作用および効果】自動車が走行すると、第1の導風板
に当たった空気が第1の導風板の上方の端部から空気取
入口に導かれ、エアダクトに入る。エアダクトに入った
空気は空気吹出口で第2の導風板の上方の端部に当た
り、第2の導風板に添って被冷却部に導かれる。
【0007】たわみ代を持ったガイドシールがないた
め、その分エンジンフードと被冷却部との間のすきまを
狭めることができる。これによって、エンジンフードの
全体の高さを低くすることが可能である。
【0008】エンジンフードが閉じ位置にあるとき、第
1の導風板の上方の端部が前方の空気取入口に差し込ま
れるため、空気を確実にエアダクトに導くことができ
る。また、エンジンフードが閉じ位置にあるとき、第2
の導風板の上方の端部が後方の空気吹出口に差し込まれ
るため、エアダクトに送られた空気を確実に被冷却部に
導くことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】エンジンフードは、アウタパネル
と、このアウタパネルから下方へ10〜30mmの間隔をおい
て配置されるインナパネルとからなる。前記間隔をエア
ダクトとして使用する。エアダクトは、エンジンフード
の車体幅方向の全幅にわたる必要はなく、被冷却部に応
じてその幅を定めることができる。アウタパネルとイン
ナパネルとの間に別材からなり、車体前後方向へ伸びる
2つのリブを立て、これらリブとアウタパネルとインナ
パネルとで画定された空間をエアダクトとしたり、イン
ナパネルに車体前後方向へ伸びる2つの逆U字状の補強
部を設け、これら補強部とアウタパネルとインナパネル
とで画定された空間をエアダクトとしたりすることがで
きる。
【0010】エアダクトの前方に空気取入口を、後方に
空気吹出口を設ける。空気取入口は、その前方に配置し
て車体に取り付けるグリルから空気を供給されるが、グ
リルの一部を上方へ斜めに突出させ、これを第1の導風
板とすることが好ましい。第1の導風板の上方の端部
は、エンジンフードが閉じ位置にあるとき、前記空気取
入口に差し込まれる。空気取入口に差し込まれる前記端
部の長さは、5 〜15mmに定めることができる。第1の導
風板は、3つの片で囲まれた溝状に形成し、溝に空気が
入り易いように位置させる。一方、第2の導風板は板材
を折り曲げて、3つの片で囲まれた溝状に形成するが、
溝の水平断面積がある箇所までは下方に至るほど大きく
なるように、側部片が下方に至るほど前後方向に長くな
る形態とすることが好ましい。第2の導風板は溝に空気
が入り易いように位置させる。第2の導風板の上方の端
部は、エンジンフードが閉じ位置にあるとき、エアダク
トの空気吹出口に差し込まれる。空気吹出口に差し込ま
れる前記端部の長さは、5 〜15mmに定めることができ
る。エンジンフードのアウタパネルに、エアダクトを流
れる空気を第2の導風板に導くガイドプレートを取り付
けることが好ましく、この場合、前記ガイドプレートを
第2の導風板の端部の前方に位置させ、ガイドプレート
と第2の導風板の端部とを前後方向で重なり合せる。
【0011】
【実施例】自動車のエンジンフード10は、車体前後方
向へ伸びる仮想鉛直面で切断した断面を示す図1を参照
すると、アウタパネル12と、アウタパネル12から下
方へ間隔14をおいて配置されるインナパネル16とか
らなり、前記間隔をエアダクトとして使用するもので、
閉じ位置にあるときエンジンルーム18を覆う。エンジ
ンフード10は、それ自体公知のように、図示の閉じ位
置と、前方の端部が上方へ開いて所定の位置に留まる開
き位置とをとることができるように、枢着構造(図示せ
ず)によって支持されている。
【0012】間隔によって形成されるエアダクト14
は、前方に空気取入口20を、後方に空気吹出口22を
有する。空気取入口20は車体側のグリル24の近傍に
位置するが、空気吹出口22は被冷却部26に応じて適
切な位置に定めうる。図示の実施例では、被冷却部26
はエンジンの排気マニホルドである。
【0013】冷却構造は、前記エアダクト14に加え
て、第1の導風板28と、第2の導風板30とを備え
る。第1の導風板28は、エンジンフード10が閉じ位
置にあるとき、エアダクト14の前方の空気取入口20
に差し込まれる上方の端部29を有し、第2の導風板3
0は、エンジンフード10が閉じ位置にあるとき、エア
ダクト14の後方の空気吹出口22に差し込まれる上方
の端部31を有する。
【0014】図1および図2に示す実施例では、エアダ
クト14は、アウタパネルおよびインナパネルとは別の
材料からなり、車体前後方向へ伸びるようにアウタパネ
ル12とインナパネル16との間に取り付けられた2つ
のリブ32と、アウタパネル12と、インナパネル16
とで画定された空間である。空気取入口20がエアダク
ト14の前方に設けられ、2つの補強板34が空気取入
口20を両側で囲んでいる。
【0015】第1の導風板28は、図2に詳細に示すよ
うに、グリル24の上下に間隔をおいた3つの制御プレ
ート36,37,38のうちの中間の制御プレート37
から斜め上方へ突出された形態であり、底片40と、2
つの側部片41とを有する溝状のものである。側部片4
0は、上方に至るほど前後方向の長さが長くなるよう
に、ほぼ三角形状に形成されている。第1の導風板28
は、2つの側部片41が底片40より前方に位置するよ
うに配置する。
【0016】第2の導風板30は、図3に詳細に示すよ
うに、底片42と、2つの側部片43とを有する溝状の
ものである。底片42は、その上端部を前方にわずかに
折り曲げて形成されている。側部片43は、その上下方
向の中間までは下方に至るほど前後方向の長さが長くな
り、中間から下端まではほぼ同じ長さとなるように形成
されている。第2の導風板30は、2つの側部片43が
底片42より前方に位置するように配置し、ボルト44
を底片42の貫通穴46に差し込んでダッシュクロスメ
ンバ48のナット(図示せず)にねじ込み、ダッシュパ
ネル50に取り付けられる。
【0017】ガイドプレート52がエアダクト14の空
気吹出口32に臨むようにアウタパネル12に取り付け
られている。ガイドプレート52は、図1に示すよう
に、湾曲することが好ましいが、これは平らにすること
もできる。ガイドプレート52の車体幅方向の幅は第2
の導風板30の底片42の幅とほぼ同じである。図4に
詳細に示すように、ガイドプレート52は第2の導風板
30の前方となり、かつ、第2の導風板30と前後方向
で重なり合うオーバラップ代Oを持つように寸法を定め
る。
【0018】冷却構造は次のように機能する。自動車が
走行すると、グリル24の制御プレート36,37,3
8間を通った空気が後方へ流れる。制御プレート37に
添って流れる空気が第1の導風板28に当たると、空気
は上向きに反転し、第1の導風板28の上方の端部29
から空気取入口20に導かれ、エアダクト14に入る。
エアダクト14に入った空気はガイドプレート52に添
って下向きに反転し、空気吹出口22で第2の導風板3
0の上方の端部31に当たり、第2の導風板30に添っ
て被冷却部26に導かれる。したがって、グリル24か
ら被冷却部26に向く空気の流れは、図1の矢印のよう
に、中間の障害物を迂回するため、被冷却部26は十分
に冷却される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動車のエンジンフードを利用す
る冷却構造の実施例の、車体前後方向へ伸びる仮想鉛直
面で切断した断面図である。
【図2】第1の導風板とエアダクトの空気取入口とを示
す斜視図である。
【図3】第2の導風板と車体側の取付部とを示す斜視図
である。
【図4】第2の導風板とガイドプレートとを示す拡大断
面図である。
【符号の説明】
10 エンジンフード 12 アウタパネル 14 エアダクト(間隔) 16 インナパネル 18 エンジンルーム 20 空気取入口 22 空気吹出口 24 グリル 26 被冷却部 28 第1の導風板 29 上方の端部 30 第2の導風板 31 上方の端部 52 ガイドプレート

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アウタパネルと、このアウタパネルから
    下方へ間隔をおいて配置されるインナパネルとからなる
    エンジンフードの前記間隔をエアダクトとして使用し、
    エンジンルームを冷却する構造であって、 前記エンジンフードが閉じ位置にあるとき、前記エアダ
    クトの前方の空気取入口に差し込まれる上方の端部を有
    する第1の導風板と、前記エアダクトの後方の空気吹出
    口に差し込まれる上方の端部を有する第2の導風板とを
    備える、自動車のエンジンフードを利用する冷却構造。
JP24251396A 1996-08-27 1996-08-27 自動車のエンジンフードを利用する冷却構造 Pending JPH1067340A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24251396A JPH1067340A (ja) 1996-08-27 1996-08-27 自動車のエンジンフードを利用する冷却構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24251396A JPH1067340A (ja) 1996-08-27 1996-08-27 自動車のエンジンフードを利用する冷却構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1067340A true JPH1067340A (ja) 1998-03-10

Family

ID=17090229

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24251396A Pending JPH1067340A (ja) 1996-08-27 1996-08-27 自動車のエンジンフードを利用する冷却構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1067340A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006273101A (ja) * 2005-03-29 2006-10-12 Mazda Motor Corp 自動車の冷却風導風構造
JP2012201298A (ja) * 2011-03-28 2012-10-22 Kojima Press Industry Co Ltd カウルルーバー
DE102013102027A1 (de) 2013-03-01 2014-09-04 Dr. Ing. H.C. F. Porsche Aktiengesellschaft Ansaugluftführung für eine Brennkraftmaschine eines Kraftfahrzeugs sowie Kraftfahrzeug
WO2016092795A1 (ja) * 2014-12-09 2016-06-16 株式会社デンソー 冷却装置、および冷却モジュール
JP2016109114A (ja) * 2014-12-09 2016-06-20 株式会社デンソー 冷却装置、および冷却モジュール
WO2017030079A1 (ja) * 2015-08-20 2017-02-23 株式会社デンソー 冷却装置
JP2019043498A (ja) * 2017-09-07 2019-03-22 トヨタ自動車株式会社 エンジンカバー

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006273101A (ja) * 2005-03-29 2006-10-12 Mazda Motor Corp 自動車の冷却風導風構造
JP2012201298A (ja) * 2011-03-28 2012-10-22 Kojima Press Industry Co Ltd カウルルーバー
DE102013102027A1 (de) 2013-03-01 2014-09-04 Dr. Ing. H.C. F. Porsche Aktiengesellschaft Ansaugluftführung für eine Brennkraftmaschine eines Kraftfahrzeugs sowie Kraftfahrzeug
DE102013102027B4 (de) 2013-03-01 2018-03-29 Dr. Ing. H.C. F. Porsche Aktiengesellschaft Ansaugluftführung für eine Brennkraftmaschine eines Kraftfahrzeugs sowie Kraftfahrzeug
WO2016092795A1 (ja) * 2014-12-09 2016-06-16 株式会社デンソー 冷却装置、および冷却モジュール
JP2016109114A (ja) * 2014-12-09 2016-06-20 株式会社デンソー 冷却装置、および冷却モジュール
CN107000574A (zh) * 2014-12-09 2017-08-01 株式会社电装 冷却装置以及冷却组件
US10179509B2 (en) 2014-12-09 2019-01-15 Denso Corporation Cooling device and cooling module
WO2017030079A1 (ja) * 2015-08-20 2017-02-23 株式会社デンソー 冷却装置
JP2019043498A (ja) * 2017-09-07 2019-03-22 トヨタ自動車株式会社 エンジンカバー

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3577018B2 (ja) 車両のフロントグリル周りの吸気構造
JP3613060B2 (ja) 自動車の外気導入構造
JP4139142B2 (ja) 自動二輪車及びそのエア管理システム
JPH0328330B2 (ja)
JPH1067340A (ja) 自動車のエンジンフードを利用する冷却構造
JP6090188B2 (ja) 自動車の前部構造
JP2593799Y2 (ja) 自動車の吸気取入構造
JP2002302083A (ja) 自動二輪車のエア吸入口構造
JP2598382B2 (ja) 自動二輪車のカウリング装置
JP3981905B2 (ja) 内燃機関の吸気口構造
JP2719329B2 (ja) 自動二輪車のカウリング装置
JP2001106150A (ja) 鞍乗り型車両用の温風排出構造
JP2569202B2 (ja) 自動車フロント部の冷却風取入構造
JP2534679B2 (ja) 自動二輪車
JP2516549Y2 (ja) 車両用フロントバンパ
JPH0735156B2 (ja) 自動二輪車用気化器への吸気分配装置
JP2668783B2 (ja) 自動二輪車
JP2538643Y2 (ja) エンジンルームカバー
JP3667488B2 (ja) 車両のエンジンルーム
JPS5816422Y2 (ja) 自動車の外気導入装置
JPH0640077Y2 (ja) 自動2輪車の導風装置
JP2832837B2 (ja) 自動二輪車の吸気装置
JP2660510B2 (ja) 自動二輪車の車体フレーム
JPH0616809Y2 (ja) 自動車の外気取入れ構造
JP6705714B2 (ja) 自動車