JP2024052802A - 可動コネクタ、及びシールドの製造方法 - Google Patents

可動コネクタ、及びシールドの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】基板上での占有面積を小さく設定する場合でも、可動ハウジングの可動空間の確保とシールドの半田付け強度の確保とを両立し易くする。
【解決手段】可動コネクタ10では、固定シェル92(シールド)は、固定ハウジング30の本体壁部93を左右方向の外側から覆うシールド本体壁部93と、固定ハウジング30の延長壁部32に配置されるシールド延長壁部92Eと、を有している。シールド延長壁部92Eは、延長壁部32を左右方向の外側から覆う基部95と、該基部95から左右方向の外側に突出し、回路基板に半田付けされる半田付け部96と、を有している。そして、上記のシールド本体壁部93は、基部95よりも左右方向の外側に位置している。
【選択図】図1

Description

本発明は、ハウジングにシールドが装着される可動コネクタ、及び可動コネクタのハウジングに装着されるシールドの製造方法に関する。
下記特許文献1には、可動コネクタが開示されている。この可動コネクタでは、固定ハウジングと可動ハウジングとの間に可動空間が形成されている。また、固定ハウジングと可動ハウジングとの間には、端子が架け渡されており、当該端子が有するU字状の可動ばね部がその可動空間内で弾性変形する。これにより、固定ハウジングに対する可動ハウジングの変位が許容される。また、この可動コネクタは、金属製のシェル部材(シールド)を固定ハウジングに装着することでノイズ対策を施している。このシールドは、基板の平面に沿う方向に突出した半田付け部を有しており、当該半田付け部が基板に半田付けされることで、シールドが基板のGND回路と導通するとともに、基板からのコネクタの剥離が防止される。
特開2013-45739号公報
ところで、近年の電子機器の小型化に伴い、基板に実装されるコネクタにおいては、基板上での占有面積を小さく設定することが求められている。このため、上記のような可動コネクタでは、可動ハウジングの可動空間の確保と、シールドの半田付け部の大きさ(すなわち基板に対する半田付け部の半田付け強度)の確保とを両立することが困難になってきている。
本発明は、基板上での占有面積を小さく設定する場合でも、可動ハウジングの可動空間の確保とシールドの半田付け強度の確保とを両立し易い可動コネクタ、及び当該可動コネクタのシールドを製造するのに適したシールドの製造方法を得ることを目的とする。
第1の態様の可動コネクタは、ハウジングと、前記ハウジングに保持される端子と、前記ハウジングに装着されるシールドと、を有する可動コネクタであって、前記ハウジングは、基板に固定される第1ハウジングと、前記第1ハウジングに対して前記端子を介して弾性的に変位可能に連結される第2ハウジングと、を有しており、前記第1ハウジングは、前記基板の平面に沿う第1方向に延在するとともに、前記平面に沿い且つ前記第1方向と交差する第2方向の外側から前記第2ハウジングに対向する本体壁部と、前記本体壁部に対して前記第1方向に隣接する延長壁部と、を有しており、前記シールドは、前記本体壁部を前記第2方向の外側から覆うシールド本体壁部と、前記延長壁部に配置されるシールド延長壁部と、前記シールド本体壁部と前記シールド延長壁部とを接続するシールド接続部と、を有しており、前記シールド延長壁部は、前記延長壁部を第2方向の外側から覆う基部と、前記基部から前記第2方向の外側に突出し、前記基板に半田付けされる半田付け部と、を有しており、前記シールド本体壁部は、前記基部よりも前記第2方向の外側に位置している。
第1の態様の可動コネクタでは、端子が保持されるとともにシールドが装着されるハウジングは、基板に固定される第1ハウジングと、第1ハウジングに対して端子を介して弾性的に変位可能に連結される第2ハウジングとを有している。第1ハウジングは、基板の平面に沿う第1方向に延在するとともに、基板の平面に沿い且つ第1方向と交差する第2方向の外側から第2ハウジングに対向する本体壁部と、該本体壁部に対して第1方向に隣接する延長壁部と、を有している。また、上記のシールドは、本体壁部を第2方向の外側(すなわち第2ハウジングとは反対側)から覆うシールド本体壁部と、延長壁部に配置されるシールド延長壁部と、これらのシールド本体壁部とシールド延長壁部とを接続するシールド接続部と、を有している。
上記のシールド延長壁部は、第1ハウジングの延長壁部を第2方向の外側から覆う基部と、当該基部から第2方向の外側に突出し、基板に半田付けされる半田付け部と、を有している。そして、上記のシールド本体壁部は、上記の基部よりも第2方向の外側、すなわち半田付け部が突出した側であり且つ第2ハウジングとは反対側に位置している。つまり、第2ハウジングとの間に可動ハウジングの可動空間を形成する本体壁部を第2方向の外側から覆うシールド本体壁部が、シールド延長壁部の基部に対して第2方向の外側(第2ハウジングとは反対側)にずれて配置されている。そして、上記の基部から第2方向の外側に突出した半田付け部が、基部とともに第2方向の内側に退避して配置されている。これにより、基板上での本可動コネクタの占有面積を小さく設定する場合でも、可動ハウジングである第2ハウジングの可動空間の確保と、シールドの半田付け強度の確保とを両立し易くなる。
第2の態様の可動コネクタは、第1の態様において、前記シールド本体壁部と前記シールド延長壁部と前記シールド接続部とは、金属板で一体に形成されており、前記シールド接続部は、前記第2方向の内側に向かって屈曲する屈曲部を有しており、一部が前記第1方向に板厚方向を向けて配置されている。
第2の態様の可動コネクタでは、シールド本体壁部とシールド延長壁部とシールド接続部とが金属板で一体に形成されている。上記のシールド接続部は、第2方向の内側に向かって屈曲する屈曲部を有しており、一部が第1方向に板厚方向を向けて配置されている。これにより、シールド接続部を介してシールド本体壁部に繋がるシールド延長壁部の基部を第2方向の内側に退避して配置させるに際し、シールド接続部の第1方向の寸法を短く設定することが容易になる。
第3の態様の可動コネクタは、第2の態様において、前記シールドは、平面展開状態で長尺状をなし且つ長手方向中間部に前記シールド本体壁部を有するとともに、前記シールド本体壁部には、順送加工用のキャリアから切断されたキャリア切断部が設けられている。
第3の態様の可動コネクタでは、金属製のシールドのシールド本体壁部には、順送加工用のキャリアから切断されたキャリア切断部が設けられている。このシールド本体壁部は、平面展開状態のシールドの長手方向中間部に設けられる。つまり、平面展開状態のシールドは、長手方向中間部において順送加工用のキャリアに接続される。このため、例えば平面展開状態のシールドが長手方向一端部においてキャリアに接続される場合と比較して、順送加工時におけるシールド(ブランク)の振れが小さくなる。これにより、シールドの寸法精度を高めることが可能となる。
第4の態様の可動コネクタは、第1の態様~第3の態様の何れか1つの態様において、前記第1ハウジングは樹脂製であり、前記第1ハウジングに形成されたウェルドラインが前記シールドによって覆われており、前記シールドは、前記ウェルドラインと直交する方向の両側で前記第1ハウジングに保持されている。
第4の態様の可動コネクタでは、樹脂製の第1ハウジングに形成されたウェルドラインがシールドによって覆われており、シールドは、ウェルドラインと直交する方向の両側で第1ハウジングに保持されている。これにより、上記のウェルドラインを含むウェルド部において第1ハウジングが破損することを防止することができる。
第5の態様のシールドの製造方法は、可動コネクタのハウジングに装着される金属製の前記シールドを順送加工によって製造するシールドの製造方法であって、金属板に対して外形抜きを含む抜き加工を行い、順送加工用のキャリアに接続された長尺状のブランクを形成する抜き工程と、前記ブランクに対して曲げ加工を行い、前記キャリアに接続された前記シールドを形成する曲げ工程と、前記キャリアから前記シールドを切り離す切断工程と、を有し、前記抜き工程では、前記ブランクの短手方向一端部における長手方向中央側のみを前記キャリアに接続し、前記曲げ工程では、前記ブランクの長手方向端側にクランク状の曲げ部を形成する。
第5の態様のシールドの製造方法では、可動コネクタのハウジングに装着される金属製のシールドを順送加工によって製造する。この製造方法では、先ず抜き工程において、金属板に対して外形抜きを含む抜き加工を行い、順送加工用のキャリアに接続された長尺状のブランクを形成する。次いで曲げ工程において、ブランクに対して曲げ加工を行い、キャリアに接続されたシールドを形成する。次いで切断工程において、キャリアからシールドを切り離す。上記の抜き工程では、ブランクの短手方向一端部における長手方向中央側のみをキャリアに接続する。例えばブランクが長手方向一端部においてキャリアに接続される場合と比較して、順送加工時におけるブランクの振れが小さくなる。これにより、シールドの寸法精度を高めることが可能となる。しかも、上記のようにブランクの短手方向一端部における長手方向中央側のみがキャリアに接続されるので、上記の曲げ工程において、ブランクの長手方向端側にクランク状の曲げ部を形成することができる。これにより、例えば第1の態様~第4の態様の何れか1つの態様の可動コネクタのシールドを製造する際に、シールド接続部に上記のクランク状の曲げ部を設定することができ、シールド本体壁部とシールド延長壁部の基部とを第2方向にずらすことができる。よって、このシールドの製造方法は、第1の態様~第4の態様の何れか1つの態様の可動コネクタのシールドを製造するのに適している。
以上説明したように、本発明に係る可動コネクタでは、基板上での占有面積を小さく設定する場合でも、可動ハウジングである第2ハウジングの可動空間の確保とシールドの半田付け強度の確保とを両立し易くなる。また、本発明に係るシールドの製造方法は、本発明に係る可動コネクタのシールドを製造するのに適している。
本発明の実施形態に係る可動コネクタを示す斜視図である。 同可動コネクタを示す平面図である。 同可動コネクタを示す側面図である。 同可動コネクタを示す分解斜視図である。 可動ハウジングを示す斜視図である。 固定ハウジングを示す斜視図である。 信号端子を示す斜視図である。 電源端子を示す斜視図である。 可動シェルを示す斜視図である。 固定シェルを示す斜視図である。 同可動コネクタの部分的な構成を示す斜視図である。 固定シェルのブランクを示す平面図であり、ブランクの短手方向一端部における長手方向中間部のみがキャリアに接続された状態の図である。 固定シェルのブランクを示す平面図であり、ブランクの長手方向一端部における短手方向中央部のみがキャリアに接続された状態の図である。 固定シェルのブランクを示す平面図であり、ブランクの長手方向両端部における短手方向中央部がそれぞれキャリアに接続された状態の図である。 固定シェルの第1変形例を示す斜視図である。 固定シェルの第2変形例を示す斜視図である。
以下、図1~図12を用いて、本発明の一実施形態に係る可動コネクタ10及び該可動コネクタ10が備える固定シェル92(シールド)の製造方法について説明する。なお、説明の便宜上、各図中に適宜記す矢印FRを可動コネクタ10の前方とし、矢印LHを可動コネクタ10の左方とし、矢印UPを可動コネクタ10の上方とする。以下、単に前後、左右、上下の方向を用いて説明する場合、可動コネクタ10に対する方向を示すものとする。これらの方向は、可動コネクタ10の使用状態での方向とは無関係である。また、各図においては、図面を見易くする関係から一部の符号を省略している場合がある。
(構成)
図1~図3には、本実施形態に係る可動コネクタ10が示されている。この可動コネクタ10は、所謂フローティングコネクタであり、回路基板11(図3以外では図示省略)に載置されるハウジング12(図1~図4参照)を備えている。このハウジング12は、接続対象物である図示しない相手側コネクタが挿抜される可動ハウジング14(図5参照)と、回路基板11に固定される固定ハウジング30(図6参照)とによって構成されている。固定ハウジング30は、可動ハウジング14に対して相手側コネクタの挿抜方向(矢印Z方向)と直交する架渡方向(矢印Y方向)の両側に配置された一対の側壁部30A、30Bを有している。上記の固定ハウジング30は、本発明における「第1ハウジング」に相当し、上記の可動ハウジング14は、本発明における「第2ハウジング」に相当する。上記の回路基板11は、本発明における「基板」に相当しており、この回路基板11の板厚方向は、上記の挿抜方向Zと一致する。この回路基板11の平面方向は、上記に挿抜方向Zに直交する方向である。
また、この可動コネクタ10は、可動ハウジング14と一対の側壁部30A、30Bとの間に架渡方向Yに沿って架け渡され、挿抜方向Z及び架渡方向Yと直交する端子配列方向(矢印X方向)に配列された複数の信号端子50(図4及び図7参照)と、複数の信号端子50に対して端子配列方向Xの両側に配置され、可動ハウジング14と一対の側壁部30A、30Bとの間に架渡方向Yに沿って架け渡された複数の電源端子70(図4及び図8参照)とを備えている。信号端子50及び電源端子70は、本発明における「端子」に相当する。
さらに、この可動コネクタ10は、ハウジング12を覆い、ノイズを遮蔽するシェル80を備えている。このシェル80は、本発明における「シールド」に相当しており、可動ハウジング14を覆う可動シェル82(図9参照)と、固定ハウジング30を覆う固定シェル92(図10参照)とによって構成されている。
この可動コネクタ10は、基板対基板接続用コネクタのプラグ(雄型)を構成しており、レセプタクル(雌型)である相手側コネクタは、回路基板11とは別の相手側回路基板に固定される構成になっている。この相手側コネクタには、複数の信号端子50と電気的に接続される図示しない複数の相手側信号端子と、複数の電源端子70と電気的に接続される図示しない複数の相手側電源端子とが設けられている。なお、可動コネクタ10の接続対象物は、レセプタクル(コネクタ)に限らず、バスバーや角ピンであってもよい。
上記の端子配列方向Xは、本発明における「第1方向」に相当し、上記の架渡方向Yは、本発明における「第2方向」に相当する。端子配列方向X及び架渡方向Yは、回路基板11の平面(板面)に沿う方向である。また、本実施形態において、上記の端子配列方向Xは、可動コネクタ10の前後方向と一致しており、上記の架渡方向Yは、可動コネクタ10の左右方向と一致しており、上記の挿抜方向Zは、可動コネクタ10の上下方向と一致している。以下の説明では、端子配列方向Xを「前後方向」と称し、架渡方向Yを「左右方向」と称し、挿抜方向Zを「上下方向」と称する場合がある。この可動コネクタ10は、前後方向及び左右方向に対称な形状に形成されている。
(可動ハウジングについて)
図5に示されるように、可動ハウジング14は、上方へ向けて開口した矩形の有底孔16を有して有底の略矩形筒状(略直方体状)に形成されている。この可動ハウジング14は、左右方向に対向した左右一対の側壁部14A、14Bと、左右の側壁部14A、14Bの前後両端部を左右方向に繋いだ前後一対の連結壁部14C、14Dと、左右の側壁部14A、14Bを左右方向に繋ぐと共に前後の連結壁部14C、14Dを前後方向に繋いだ底壁部14E(図2参照)と、を一体に備えている。左右の側壁部14A、14Bは、前後方向に延在しており、前後の連結壁部14C、14Dは、左右方向に延在している。底壁部14Eは、可動ハウジング14の略下半部に設けられており、上下方向に厚く形成されている。この可動ハウジング14は、例えば合成樹脂等の絶縁性材料によって製造されたものである。なお、本実施形態に係る可動ハウジング14は、前後方向を長手とする長尺状に形成されているが、可動ハウジング14における前後方向の寸法は、信号端子50の数によって適宜変更される構成になっている。
前後の連結壁部14C、14D(可動ハウジング14の前後両端部)の下端部には、前後方向外側(端子配列方向Xの外側)へ向けて突出した前後一対の係合凸部18が形成されている。前後の係合凸部18は、直方体状に形成されている。
左右の側壁部14A、14Bにおける有底孔16側の面には、上下方向に延びる複数の信号端子挿入溝20が前後方向に等間隔に並んで形成されている。これらの信号端子挿入溝20は、有底孔16側及び上方側へ向けて開口している。また、これらの信号端子挿入溝20は、底壁部14Eを上下方向に貫通した複数の信号端子挿入孔21(図2参照)に連通されている。
前後の連結壁部14C、14Dには、前後方向外側へ向けて開口した左右一対の収容凹部22がそれぞれ形成されている。左右の収容凹部22は、上下方向に延びており、係合凸部18の基端部に形成された左右一対の貫通孔24に連通されている。これらの貫通孔24は、係合凸部18の基端部を上下方向に貫通している。また、左右の収容凹部22の下端部は、可動ハウジング14の下面に形成された図示しない左右一対の弾性部挿入溝に連通されている。左右の弾性部挿入溝は、左右方向に延びており、左右方向両側へ向けて開口している。また、前後の連結壁部14C、14Dの略下半部における左右方向両側には、それぞればね収容凹部28が形成されている。左右一対のばね収容凹部28は、前後方向外側及び左右方向外側へ向けて開口している。さらに、左右のばね収容凹部28の上方で前後の連結壁部14C、14Dには、それぞれ下方側に開口したシェル保持孔29が形成されている。
(固定ハウジングについて)
図6に示されるように、固定ハウジング30は、上下方向に貫通した矩形の貫通孔33を有して略矩形枠状に形成されている。この固定ハウジング30は、左右方向に対向した左右一対の側壁部30A、30Bと、左右の側壁部30A、30Bの前後方向両端部を左右方向に繋いだ前後一対の連結壁部30C、30Dとを一体に備えている。左右の側壁部30A、30Bは、前後方向(第1方向)に延在しており、前後の連結壁部30C、30Dは、左右方向(第2方向)に延在している。左右の側壁部30A、30Bの前後方向中間部は、それぞれ本体壁部31とされており、左右の側壁部30A、30Bの前後方向両端部は、それぞれ延長壁部32とされている。本体壁部31は、延長壁部32よりも上方側に突出しており、各延長壁部32は、本体壁部31に対して前後方向(第1方向)に隣接している。左右の側壁部30A、30Bの前後方向両端部と、前後の連結壁部30C、30Dとは、上下方向の寸法が同等に設定されている。この固定ハウジング30は、例えば合成樹脂等の絶縁性材料によって製造されたものである。なお、本実施形態に係る固定ハウジング30は、前後方向を長手とする長尺状に形成されているが、固定ハウジング30における前後方向の寸法は、信号端子50の数によって適宜変更される構成になっている。
固定ハウジング30の貫通孔33の内側には、可動ハウジング14の略下半部が挿入されており、可動ハウジング14の略上半部は、固定ハウジング30の上方側(外側)に配置されている。固定ハウジング30の貫通孔33の内周面と、可動ハウジング14の略下半部の外周面との間には、上下方向から見て略矩形環状の可動空間34(図2参照)が形成されている。固定ハウジング30の側壁部30A、30Bの本体壁部31は、可動ハウジング14に対して左右方向(第2方向)の外側から対向している。
左右の側壁部30A、30Bの本体壁部31には、上下方向に延びる複数の信号端子挿入溝36が前後方向に等間隔に並んで形成されている。複数の信号端子挿入溝36は、左右方向内側(左右方向中央側)及び下方側に開放されている。また、左右の側壁部30A、30Bの延長壁部32において、本体壁部31に隣接する部位には、上下方向に貫通した電源端子挿入孔37がそれぞれ形成されている。さらに、左右の側壁部30A、30Bの延長壁部32において、電源端子挿入孔37に対する前後方向の両側には、左右方向内側に凹んだ凹部38がそれぞれ形成されている。各凹部38は、左右方向外側及び上下方向両側に開放されている。また、各凹部38の左右方向内側(奥側)で各延長壁部32には、固定シェル保持溝39がそれぞれ形成されている。固定シェル保持溝39は、左右方向外側及び上下方向両側に開放されている。また、左右の側壁部30A、30Bにおいて、固定シェル保持溝39に対する左右方向内側には、図示しない可動シェル保持溝が形成されている。可動シェル保持溝と固定シェル保持溝39とは互いに連通されている。
前後の連結壁部30C、30Dの左右方向中間部の下部には、上方側へ凹んだ係合凹部40がそれぞれ形成されている。前後の係合凹部40内には、可動ハウジング14に形成された前後の係合凸部18が配置されている。各係合凸部18の上面は、各係合凹部40の上面に対して接触又は近接して対向している。これらの係合凸部18及び係合凹部40は、可動ハウジング14が固定ハウジング30に対して上方側へ脱落することを防止する抜止として機能する。また、各係合凸部18の左右両側面と、各係合凹部40の左右両側面との間には、固定ハウジング30に対する可動ハウジング14の相対変位を許容するための隙間がそれぞれ形成されている。また、前後の連結壁部30C、30Dのうちの一方(ここでは連結壁部30C)における左右方向の中央部には、固定ハウジング30を射出成形によって製造する際に生じたウェルドラインWLが形成されている。
(信号端子について)
図7に示されるように、複数の信号端子50は、導電性を有する金属板が所定の形状に打ち抜ぬかれて製造されたものであり、左右一対の端子列52A、52B(図4参照)を構成している。左右の端子列52A、52Bは、それぞれ複数の信号端子50が前後方向に等間隔に並べられた構成になっている。左側の端子列52Aが有する複数の信号端子50と、右側の端子列52Bが有する複数の信号端子50とは、同一の形状に形成されているが、互いに左右方向に反対向きの姿勢で配置されている。左側の端子列52Aが有する複数の信号端子50は、固定ハウジング30の左側の側壁部30Aと、可動ハウジング14との間に左右方向に沿って架け渡されており、右側の端子列52Bが有する複数の信号端子50は、固定ハウジング30の右側の側壁部30Bと、可動ハウジング14との間に左右方向に沿って架け渡されている。なお、図7には、左側の端子列52Aが有する一の信号端子50と、右側の端子列52Bが有する一の信号端子50とが図示されている。
各信号端子50は、可動ハウジング14に保持され、相手側コネクタに設けられた相手側信号端子と電気的に接触されて左右方向外側へ弾性変形する第1接触部50Aと、第1接触部50Aから左右方向外側へ延出され、弾性変形可能とされた第1弾性部50Bと、第1弾性部50Bにおける第1接触部50Aとは反対側の端部から左右方向外側へ延出されて固定ハウジング30に保持され、回路基板11に固定される第1接続部50Cと、を有している。
第1接触部50Aは、左右方向を板厚方向とし且つ上下方向を長手方向とする長尺板状に形成されており、可動ハウジング14の信号端子挿入溝20及び図示しない信号端子挿入孔に対して下方側から挿入されている。この第1接触部50Aの略下半部は、可動ハウジング14の信号端子挿入孔21内に挿入(圧入)された第1保持部50A1とされている。この第1保持部50A1には、前後方向両側へ突出した複数の爪部54が上下方向に並んで形成されている。これら複数の爪部54が信号端子挿入孔21の内周面に食い込むことで、第1保持部50A1が可動ハウジング14に保持されている。
第1接触部50Aの略上半部は、第1接点弾性部50A2とされている。第1接点弾性部50A2は、可動ハウジング14の信号端子挿入溝20内に挿入されており、左右方向に弾性変形可能とされている。第1接点弾性部50A2の上部には、可動ハウジング14の有底孔16内へ突出した第1接点部56が形成されている。第1接点部56は、相手側コネクタに設けられた相手側信号端子と接触される。これにより、信号端子50が相手側信号端子と電気的に接続される構成になっている。
第1接続部50Cは、固定ハウジング30の信号端子挿入溝36に対して下方側から挿入(圧入)された第1圧入部50C1と、第1圧入部50C1の下端から左右方向外側へ延出された第1基板接続部50C2とを有しており、前後方向視で略L字状に形成されている。第1圧入部50C1には、前後方向両側へ突出した爪部60が形成されている。これらの爪部60が信号端子挿入溝36の内周面に引っ掛かることで、第1圧入部50C1が固定ハウジング30に保持されている。第1基板接続部50C2は、固定ハウジング30に対して回路基板11の平面方向(ここでは、左右方向の外方)へ突出している。この第1基板接続部50C2は、基端側の部分(第1圧入部50C1側の部分)が左右方向の内側へ向かって上り勾配に傾斜しており、先端側の部分が回路基板11の平面に平行に形成されている。この第1基板接続部50C2の先端側の部分は、ハンダ付け等の手段によって回路基板11に固定(電気的に接続)される構成になっている。
第1弾性部50Bは、信号端子50の左右方向中間部を構成しており、第1接触部50Aの下端から左右方向外側かつ上方側へ一体に延出されている。この第1弾性部50Bにおける第1接触部50Aとは反対側の端部からは、上記の第1接続部50Cが一体に延出されている。
(電源端子について)
図8に示されるように、複数の電源端子70は、導電性を有する金属板が打ち抜かれると共に、曲げ加工を施されて製造されたものである。本実施形態では、可動ハウジング14の前後方向両側に、それぞれ左右一対の電源端子70が配置されている。左右の電源端子70は、互いに左右方向において対称な形状に形成されている。また、可動ハウジング14の前側に配置された左右の電源端子70と、可動ハウジング14の後側に配置された左右の電源端子70とは、互いに前後方向に反対向きの姿勢で配置されている。左側の電源端子70は、固定ハウジング30の左側の側壁部30Aと、可動ハウジング14との間に左右方向に沿って架け渡されており、右側の電源端子70は、固定ハウジング30の右側の側壁部30Bと、可動ハウジング14との間に左右方向に沿って架け渡されている。
各電源端子70は、可動ハウジング14に保持され、相手側コネクタに設けられた相手側電源端子と電気的に接触されて前後方向内側へ弾性変形する第2接触部70Aと、第2接触部70Aから左右方向外側へ延出され、弾性変形可能とされた第2弾性部70Bと、第2弾性部70Bにおける第2接触部70Aとは反対側の端部から左右方向外側へ延出されて固定ハウジング30に保持され、回路基板11に固定される第2接続部70Cと、を有している。
第2接触部70Aは、前後方向を板厚方向とし且つ上下方向を長手方向とする長尺板状に形成されており、可動ハウジング14の貫通孔24及び収容凹部22及びに対して下方側から挿入されている。この第2接触部70Aの略下半部は、可動ハウジング14の貫通孔24内に挿入(圧入)された第2保持部70A1とされている。この第2保持部70A1には、左右方向両側へ突出した複数の爪部72が上下方向に並んで形成されている。これら複数の爪部72が貫通孔24の内周面に食い込むことで、第2保持部70A1が可動ハウジング14に保持されている。
第2接触部70Aの略上半部は、第2接点弾性部70A2とされている。第2接点弾性部70A2は、可動ハウジング14の収容凹部22内に挿入されており、前後方向に弾性変形可能とされている。第2接点弾性部70A2の上部には、可動ハウジング14よりも前後方向外側へ突出した第2接点部71が形成されている。第2接点部71は、相手側コネクタに設けられた相手側電源端子と接触される。これにより、電源端子70が相手側電源端子と電気的に接続される構成になっている。
第2接続部70Cは、固定ハウジング30の電源端子挿入孔37に対して下方側から挿入(圧入)された第2圧入部70C1と、第2圧入部70C1の下端から左右方向外側へ延出された第2基板接続部70C2とを有しており、前後方向視で略L字状に形成されている。第2圧入部70C1には、左右方向内側へ突出した爪部78が形成されている。この爪部78が電源端子挿入孔37の内周面に引っ掛かることで、第2圧入部70C1が固定ハウジング30に保持されている。第2基板接続部70C2は、固定ハウジング30に対して回路基板11の平面方向(ここでは、左右方向の外方)へ突出している。この第2基板接続部70C2は、ハンダ付け等の手段によって回路基板11に固定(電気的に接続)される構成になっている。
第2弾性部70Bは、電源端子70の左右方向中間部を構成しており、第2接触部70Aの下端から左右方向外側へ一体に延出されている。この第2弾性部70Bにおける第2接触部70Aとは反対側の端部からは、上記の第2接続部70Cが一体に延出されている。第2弾性部70Bの左右方向中間部は、上方側へ逆U字状をなして曲がった第2ばね部70B1とされている。この第2ばね部70B1における左右方向内側の部位は、可動ハウジング14の左右のばね収容凹部28に収容されている。
(可動シェルについて)
図9に示されるように、可動シェル82は、金属板が打ち抜かれると共に、曲げ加工を施されて製造されたものである。本実施形態では、可動ハウジング14の左右方向両側に、それぞれ可動シェル82が配置されている。左右の可動シェル82は、同一の形状に形成されているが、互いに左右方向に反対向きの姿勢で配置されている。この可動シェル82は、回路基板11に対するハウジング12の載置前に、圧入によって可動ハウジング14に保持されると共に、一部が固定ハウジング30に対しても圧入によって保持されるように構成されている。
各可動シェル82は、可動ハウジング14の左右の側面を覆う可動シェル本体82Aと、可動シェル本体82Aの前後方向両端部から前後方向両側へそれぞれ延出された前後一対の可動側保持部82Bと、前後の可動側保持部82Bからそれぞれ下方側に延出された前後一対の下方延出部82Cと、前後の下方延出部82Cの下端部からそれぞれ左右方向外側に延出された前後一対のばね部82Dと、前後のばね部82Dにおける下方延出部82Cとは反対側の端部からそれぞれ延出された前後一対の固定側保持部82Eと、前後の固定側保持部82Eにおけるばね部82Dとは反対側から延出された前後一対の固定側接続部82Fと、を一体に備えている。
可動シェル本体82Aは、前後方向を長手とし、左右方向を板厚方向とする長尺矩形板状をなしており、可動ハウジング14の左右の側面に重ね合わされている。前後の可動側保持部82Bは、可動シェル本体82Aの前後方向両端部の下部から前後方向外側かつ左右方向内側へ斜めに延出された後に前後方向外側かつ上方側へ延出されている。これらの可動側保持部82Bにおいて上方側に延びる上延部82B1は、可動ハウジング14に形成された前後のシェル保持孔29に対して下方側から差し込まれている。各上延部82B1には、前後方向中央側へ突出した上下一対の爪部84が形成されている。これらの爪部84がシェル保持孔29の内周面に食い込むことで、前後の可動側保持部82Bが可動ハウジング14に保持されており、これらの可動側保持部82Bを介して可動シェル本体82Aが可動ハウジング14に保持されている。
前後の下方延出部82Cは、前後の可動側保持部82Bの下端部からそれぞれ直線状に下方側へ延出されており、下端部が回路基板11の上方近傍に配置されている。前後のばね部82Dは、前後の下方延出部82Cの下端部から左右方向外側かつ上方側に延出された後に下方側へ屈曲しており、前後方向視で略逆U字状をなしている。前後のばね部82D及び下方延出部82Cは、ばね性を有している。
前後の固定側保持部82Eは、前後のばね部82Dにおける左右方向外側の端部から前後方向外側に延出された後に上方側に延出されている。これらの固定側保持部82Eにおいて上方側に延びる上延部82E1は、固定ハウジング30の前後両端部に形成された図示しない可動シェル保持溝に対して下方側から差し込まれている。各上延部82E1には、前後方向両側へ突出した複数の爪部86が上下方向に並んで形成されている。これら複数の爪部86が上記の可動シェル保持溝の内周面に食い込むことで、前後の固定側保持部82Eが固定ハウジング30に保持されている。前後の固定側接続部82Fは、前後の固定側保持部82Eの上端部から左右方向外側かつ下方側へ延出されている。これらの固定側接続部82Fの先端部は、固定シェル92の後述する基部95に対して弾性的に圧接されている。これにより、可動シェル82と固定シェル92とが電気的に接続される構成になっている。
(固定シェルについて)
図10に示されるように、固定シェル92は、金属板が打ち抜かれると共に、曲げ加工を施されて製造されたものである。この固定シェル92は、回路基板11に対するハウジング12の載置前に、圧入によって固定ハウジング30に保持されるように構成されている。この固定シェル92は、固定ハウジング30の左右の側壁部30A、30Bを覆う左右一対の側壁被覆部92A、92Bと、前後の連結壁部30C、30Dを覆う前後一対の連結壁被覆部92C、92Dと、固定ハウジング30の左右の側壁部30A、30Bの各延長壁部32に配置される複数(ここでは4つ)の延長壁部92Eとを備えている。
左右の側壁被覆部92A、92Bは、側壁部30A、30Bの本体壁部31を左右方向外側(第2方向の外側)から覆う本体壁部93と、本体壁部93の上端部から左右方向内側へ延出されて側壁部30A、30Bを上方側から覆う上壁部94と、本体壁部93の前端部の上部から左右方向内側へ延出されて側壁部30A、30Bの前後方向外側から覆う前壁部98及び後壁部100とを備えている。上記の本体壁部93は、本発明における「シールド本体壁部」に相当する。以下、本体壁部93を「シールド本体壁部93」と称する。シールド本体壁部93を含む左右の側壁被覆部92A、92Bは、前後方向を長手とする長尺状をなしている。
左右のシールド本体壁部93の下端部からは、左右の第1被覆部(第1延出部)112がそれぞれ延出されている。各第1被覆部112は、複数の信号端子50が配置された前後方向の領域において、各シールド本体壁部93の下端部から左右方向外側かつ下方側に向けて斜めに延出されており、複数の信号端子50の第1基板接続部50C2よりも左右方向の外側へ延びている。これらの第1被覆部112は、複数の信号端子50の第1基板接続部50C2を上方側かつ左右方向外側から覆っている。
また、上記各第1被覆部112に対する前後方向外側の近傍には、それぞれ第2被覆部(第2延出部)114が配置されている。各第2被覆部114は、固定シェル92の左右の側壁被覆部92A、92Bにおけるシールド本体壁部93の下端部からそれぞれ延出されている。各第2被覆部114は、電源端子70が配置された前後方向の領域において、各シールド本体壁部93の下端部から左右方向外方に向けて延出されており、電源端子70の第2基板接続部70C2を上方側から覆っている。なお、左右の側壁被覆部92A、92Bのうちの一方(ここでは側壁被覆部92A)に設けられた前後一対の第2被覆部114は、本発明における「キャリア切断部」に相当する。以下、側壁被覆部92Aに設けられた前後一対の第2被覆部114を「一対のキャリア切断部114」と称する。
前後の連結壁被覆部92C、92Dは、連結壁部30C、30Dを前後方向外側から覆う縦壁部102と、縦壁部102の上端部から前後方向中央側へ延出されて連結壁部30C、30Dを上方側から覆う上壁部104とを備えている。縦壁部102は、上壁部104よりも左右方向外側に張り出している。
4つの延長壁部92Eは、本発明における「シールド延長壁部」に相当する。以下、延長壁部92Eを「シールド延長壁部92E」と称する。各シールド延長壁部92Eは、各延長壁部32を左右方向の外側(第2方向の外側)から覆う基部95と、基部95から左右方向外側(第2方向の外側)に突出し、回路基板11に半田付けされる半田付け部96とを有している。
各シールド延長壁部92Eの基部95は、左右の側壁被覆部92A、92Bに対する前後方向両側に配置されている。各基部95は、左右方向を板厚方向とする板状をなしており、固定ハウジング30に形成された4つの固定シェル保持溝39に対してそれぞれ上方側から差し込まれている。各基部95には、前後方向両側へ突出した複数の爪部106が上下方向に並んで形成されている。これら複数の爪部106が各固定シェル保持溝39の内周面に食い込むことで、各基部95が固定ハウジング30に保持されている。そして、これらの基部95に対して、可動シェル82の固定側接続部82Fが左右方向内側から圧接されている。
各基部95の上端部からは、前後方向視で円弧状をなす上壁接続部108が延出されている。上壁接続部108は、上方側かつ左右方向内側へ延びており、連結壁被覆部92C又は92Dの上壁部104の左右方向端部に繋がっている。また、各基部95の前後方向中央側端部の上部からは、平面視(上下方向視)でクランク状をなす本体壁接続部110が延出されている。本体壁接続部110は、左右方向外側へ延びた後に前後方向中央側へ屈曲しており、側壁被覆部92A又は92Bのシールド本体壁部93の前後方向端部に繋がっている。本体壁接続部110は、本発明における「シールド接続部」に相当する。以下、本体壁接続部110を「シールド接続部110」と称する。このシールド接続部110によって、シールド本体壁部93とシールド延長壁部92Eの基部95とが接続されている。
4つの半田付け部96は、上下方向を板厚方向とする板状をなしており、各基部95の下端部から左右方向外側(第2方向の外側)へ延出されている。これらの半田付け部96は、ハンダ付け等の手段によって回路基板11のGND回路に固定(電気的に接続)される構成になっている。これにより、固定シェル92が回路基板11に固定されると共に、回路基板11からの固定ハウジング30の剥離が防止される。
上記構成の固定シェル92では、図2に示されるように、シールド本体壁部93が、シールド延長壁部92Eの基部95よりも左右方向外側(第2方向の外側)に位置している。つまり、可動ハウジング14との間に可動ハウジング14の可動空間34を形成する固定ハウジング30の本体壁部31を左右方向外側から覆うシールド本体壁部93が、シールド延長壁部92Eの基部95に対して左右方向外側(可動ハウジング14とは反対側)にずれて配置されている。また、固定ハウジング30には、基部95及び半田付け部96に対応する位置に左右方向内側に凹んだ凹部38が形成されており、基部95及び半田付け部96が左右方向内側に退避して配置されている。
また、上記構成の固定シェル92は、前述したように、金属板が打ち抜かれると共に、曲げ加工を施されて製造されたものであり、シールド本体壁部93とシールド延長壁部92Eの基部95とシールド接続部110とが、上記の金属板によって一体に形成されている。図11に示されるように、シールド接続部110は、左右方向内側(第2方向の内側)に向かって屈曲する屈曲部110Aを有しており、シールド接続部110の一部110Bが前後方向(第1方向)に板厚方向を向けて配置されている。なお、図11以外では、屈曲部110A及び上記一部110Bの符号を省略している。
また、上記構成の固定シェル92が装着された樹脂製の固定ハウジング30では、連結壁部30Cの左右方向中央部に形成されたウェルドラインWLが、連結壁被覆部92Cの縦壁部102及び上壁部104によって前後方向外側及び上方側から覆われている。そして、上記のウェルドラインWLと直交する方向の両側(ここでは左側及び右側)において、固定シェル92が固定ハウジングに30に保持されている。具体的には、連結壁部30Cの左方及び右方において、シールド延長壁部92Eの基部95が固定ハウジング30の延長壁部32に保持されている。これにより、連結壁部30CがウェルドラインWLを含むウェルド部において破損(左右方向に破断)することが防止されている。なお、本実施形態では、固定シェル92が4つのシールド延長壁部92Eを有しているが、これに限るものではない。例えば固定シェル92において、前側かつ左側のシールド延長壁部92Eと後側かつ右側のシールド延長壁部92Eとが省略された構成にしてもよいし、前側かつ右側のシールド延長壁部92Eと後側かつ左側のシールド延長壁部92Eとが省略された構成にしてもよい。
上記構成の固定シェル92は、順送加工(順送プレス加工)によって製造されたものであり、シールド本体壁部93には、順送加工用のキャリアC(図12参照)から切断された一対のキャリア切断部114が設けられている。この固定シェル92の製造は、図示しない順送金型を用いて行われる。この固定シェルの製造方法では、先ず抜き工程において、長尺帯状の金属板に対して外形抜きを含む抜き加工を行い、順送加工用のキャリアCに接続された長尺状のブランクB(図12参照)を形成する。このブランクBは、本発明における「平面展開状態のシールド」に相当しており、長尺状をなしている。
ブランクBの長手方向中間部は、シールド本体壁部93を含む側壁被覆部92A、92Bによって構成されており、長手方向両端側の部分は、連結壁被覆部92C、92D、シールド延長壁部92E、シールド接続部110等によって構成されている。ブランクBの短手方向一端部において、側壁被覆部92Aのシールド本体壁部93の長手方向両端部は、一対のキャリア切断部114に繋がる一対のキャリア接続部C1を介してキャリアCに接続されている。つまり、このブランクBは、短手方向一端部における長手方向中央側のみが一対のキャリア接続部C1を介してキャリアCに接続された構成とされている。
上記の抜き工程の次には、曲げ工程が行われる。この曲げ工程では、ブランクBに対して曲げ加工を行うことにより、一対のキャリア接続部C1を介してキャリアCに接続された固定シェル92を形成する。この曲げ工程では、ブランクBの長手方向端側にクランク状の曲げ部を形成する。この曲げ部が形成される部位は、シールド接続部110に相当する部位である。この曲げ工程の次には、切断工程が行われる。切断工程では、側壁被覆部92Aのシールド本体壁部93の近くで一対のキャリア接続部C1を切断し、キャリアCから固定シェル92を切り離す。これにより、固定シェル92が完成する。
(作用及び効果)
次に、本実施形態の作用及び効果について説明する。
上記構成の可動コネクタ10では、固定ハウジング30の一対の側壁部30A、30Bと可動ハウジング14との間に、複数の信号端子50及び一対の電源端子70が架け渡されている。複数の信号端子50は、上下方向(挿抜方向Z)及び左右方向(架渡方向Y)と直交する前後方向(端子配列方向X)に配列されており、架渡方向Yの中間部に弾性変形可能な第1弾性部50Bを有している。一対の電源端子70は、複数の信号端子50に対して端子配列方向Xの両側に配置され、一対の側壁部30A、30B間に架け渡されている。これらの電源端子70は、架渡方向Yの中間部が可動ハウジング14における端子配列方向Xの端部に保持されており、一対の側壁部30A、30Bと可動ハウジング14との間に位置する部位にそれぞれ弾性変形可能な第2弾性部70Bを有している。
この可動コネクタ10では、各信号端子50が有する第1弾性部50Bと、各電源端子70が有する一対の第2弾性部70Bとが弾性変形可能とされており、固定ハウジング30に対する可動ハウジング14の相対変位が許容される。これにより、可動コネクタ10と相手側コネクタとの嵌合ずれを吸収することができる。
また、この可動コネクタ10では、回路基板11に載置されるハウジング12に保持される信号端子50が、回路基板11と接続される第1基板接続部50C2を有しており、上記のハウジング12を覆うシェル80によってノイズが遮蔽(シールド)される。このシェル80は、可動ハウジング14を覆う左右の可動シェル82と、固定ハウジング30を覆う固定シェル92とによって構成されており、可動シェル82が有するばね部82Dの弾性変形によって上記の相対変位が許容される。
この可動コネクタ10では、固定ハウジング30は、回路基板11の平面に沿う前後方向(第1方向)に延在するとともに、左右方向(第2方向)の外側から可動ハウジング14に対向する本体壁部31と、本体壁部31に対して前後方向に隣接する延長壁部32と、を有している。また、上記のシェル80が有する固定シェル92は、本体壁部31を左右方向の外側(すなわち可動ハウジング14とは反対側)から覆うシールド本体壁部93と、延長壁部32に配置されるシールド延長壁部92Eと、これらのシールド本体壁部93とシールド延長壁部92Eとを接続するシールド接続部110と、を有している。
上記のシールド延長壁部92Eは、固定ハウジング30の延長壁部32に保持される基部95と、基部95から左右方向の外側に突出し、回路基板11に半田付けされる半田付け部96と、を有している。そして、上記のシールド本体壁部93は、シールド延長壁部92Eの基部95よりも左右方向の外側、すなわち半田付け部96が突出した側であり且つ可動ハウジング14とは反対側に位置している。つまり、可動ハウジング14との間に可動ハウジングの可動空間34を形成する本体壁部31を左右方向の外側から覆うシールド本体壁部93が、シールド延長壁部92Eの基部95に対して左右方向の外側(可動ハウジング14とは反対側)にずれて配置されている。そして、上記の基部95から左右方向の外側に突出した半田付け部96が、基部95とともに左右方向の内側に退避して配置されている。これにより、回路基板11上での本可動コネクタ10の占有面積を小さく設定する場合でも、可動ハウジング14の可動空間34の確保と固定シェル92の半田付け強度の確保とを両立し易くなる。
また、この可動コネクタ10では、樹脂製の固定ハウジング30に形成されたウェルドラインWLが固定シェル92によって覆われており、固定シェル92は、ウェルドラインWLと直交する方向の両側(左側及び右側)において、シールド延長壁部92Eの基部95が固定ハウジング30の延長壁部32に保持されている。これにより、固定ハウジング30がウェルドラインWLを含むウェルド部において破損することを防止することができる。
また、この可動コネクタ10では、シールド本体壁部93とシールド延長壁部92Eとシールド接続部110とが金属板で一体に形成されている。上記のシールド接続部110は、第2方向の内側に向かって屈曲する屈曲部110Aを有しており、一部110Bが第1方向に板厚方向を向けている。これにより、シールド接続部110を介してシールド本体壁部93に繋がるシールド延長壁部92Eの基部95を第2方向の内側に退避して配置させるに際し、シールド接続部110の第1方向の寸法を短く設定することが容易になる。しかも、シールド接続部110が可動空間34側に張り出さないため、シールド接続部110によって可動空間34が狭められることを防止できる。
また、この可動コネクタ10では、金属製の固定シェル92のシールド本体壁部93には、順送加工用のキャリアCから切断されたキャリア切断部114が設けられている。このシールド本体壁部93は、平面展開状態の固定シェル92の長手方向中間部に設けられる。つまり、平面展開状態の固定シェル92は、長手方向中間部において順送加工用のキャリアCに接続される。このため、例えば平面展開状態の固定シェル92が長手方向一方の端部においてキャリアCに接続される場合と比較して、順送加工時における固定シェル92(ブランクB)の振れが小さくなる。これにより、固定シェル92の寸法精度を高めることが可能となる。
上記の効果について図13及び図14を用いて補足説明する。上記の固定シェル92の製造方法では、先ず抜き工程において、金属板に対して外形抜きを含む抜き加工を行い、順送加工用のキャリアCに接続された長尺状のブランクBを形成する。次いで曲げ工程において、ブランクBに対して曲げ加工を行い、キャリアCに接続されたシールドを形成する。次いで切断工程において、キャリアCから固定シェル92を切り離す。上記の抜き工程では、ブランクBの短手方向一端部における長手方向中央側のみがキャリアCに接続される。このため、例えばブランクBが長手方向一端部においてキャリアCに接続される構成(図13に示される第1比較例参照)と比較して、順送加工時におけるブランクBの振れが小さくなる。これにより、固定シェル92の寸法精度を高めることが可能となる。
しかも、上記のようにブランクBの短手方向一端部における長手方向中央側のみがキャリアCに接続されるので、上記の曲げ工程において、ブランクBの長手方向端側にクランク状のシールド接続部110(曲げ部)を形成することができる。これにより、シールド本体壁部93とシールド延長壁部92Eの基部95とを左右方向(第2方向)にずらすことができる。つまり、図14に示される第2比較例のように、ブランクBの長手方向両端部がキャリアCに接続される構成では、シールド接続部110をクランク状に成形することができないが、本実施形態では可能となる。よって、上記の製造方法は、本実施形態に係る可動コネクタ10の固定シェル92を製造するのに適している。
<実施形態の補足説明>
上記実施形態では、固定シェル92のシールド接続部110が、左右方向(第2方向)の内側に向かって屈曲する屈曲部110Aを有し、シールド接続部110の一部110Bが前後方向(第1方向)に板厚方向を向けて配置された構成にしたが、これに限るものではない。例えば図15に示される第1変形例のように、シールド接続部110が、左右方向(第2方向)の内側に向かって屈曲する屈曲部110Aを有し、シールド接続部110の一部110Bが上下方向に板厚方向を向けて配置された構成にしてもよい。
また、上記実施形態では、固定シェル92の各部が金属板によって一体に形成された構成にしたが、これに限らず、図16に示される第2変形例のように、固定シェル92が左右方向に二分割された構成にしてもよい。なお、図16においてDLは、固定シェル92の分割ラインである。
また、上記実施形態では、第1端子である信号端子50と、第2端子である電源端子70とを備えた構成にしたが、これに限らず、第2端子が省略された構成にしてもよい。
その他、本発明は、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更して実施できる。また、本発明の権利範囲が上記実施形態に限定されないことは勿論である。
10 可動コネクタ
11 回路基板(基板)
12 ハウジング
14 可動ハウジング(第2ハウジング)
30 固定ハウジング(第1ハウジング)
31 本体壁部
32 延長壁部
50 信号端子(端子)
70 電源端子(端子)
80 シェル(シールド)
92 固定シェル
93 シールド本体壁部
92E シールド延長壁部
95 基部
96 半田付け部
110 シールド接続部
110A 屈曲部
110B 一部
B ブランク(平面展開状態のシールド)
C キャリア
WL ウェルドライン

Claims (5)

  1. ハウジングと、前記ハウジングに保持される端子と、前記ハウジングに装着されるシールドと、を有する可動コネクタであって、
    前記ハウジングは、
    基板に固定される第1ハウジングと、
    前記第1ハウジングに対して前記端子を介して弾性的に変位可能に連結される第2ハウジングと、
    を有しており、
    前記第1ハウジングは樹脂製であり、
    前記第1ハウジングに形成されたウェルドラインが前記シールドによって覆われており、
    前記シールドは、前記ウェルドラインと直交する方向の両側で前記第1ハウジングに保持されている、
    可動コネクタ。
  2. ハウジングと、前記ハウジングに保持される端子と、前記ハウジングに装着されるシールドと、を有する可動コネクタであって、
    前記ハウジングは、
    基板に固定され、枠状である第1ハウジングと、
    前記第1ハウジングに対して前記端子を介して弾性的に変位可能に連結される第2ハウジングと、
    を有しており、
    前記第1ハウジングは、
    前記基板の平面に沿う第1方向に延在するとともに、前記平面に沿い且つ前記第1方向と交差する第2方向の外側から前記第2ハウジングに対向する本体壁部と、
    前記本体壁部に対して前記第1方向に隣接する延長壁部と、
    を有しており、
    前記シールドは、
    前記本体壁部を前記第2方向の外側から覆うシールド本体壁部と、
    前記延長壁部に配置されるシールド延長壁部と、
    前記シールド本体壁部と前記シールド延長壁部とを接続するシールド接続部と、
    を有しており、
    前記シールド延長壁部は、
    前記延長壁部を第2方向の外側から覆う基部と、
    前記基部から前記第2方向の外側に突出し、前記基板に半田付けされる半田付け部と、
    を有しており、
    前記シールド本体壁部は、前記基部よりも前記第2方向の外側に位置している可動コネクタ。
  3. 前記シールド本体壁部と前記シールド延長壁部と前記シールド接続部とは、金属板で一体に形成されており、
    前記シールド接続部は、前記第2方向の内側に向かって屈曲する屈曲部を有しており、一部が前記第1方向に板厚方向を向けて配置されている請求項1又は請求項2に記載の可動コネクタ。
  4. 前記シールドは、平面展開状態で長尺状をなし且つ長手方向中間部に前記シールド本体壁部を有するとともに、前記シールド本体壁部には、順送加工用のキャリアから切断されたキャリア切断部が設けられている請求項3に記載の可動コネクタ。
  5. 請求項1に記載された可動コネクタの前記ハウジングに装着される金属製の前記シールドを順送加工によって製造するシールドの製造方法であって、
    金属板に対して外形抜きを含む抜き加工を行い、順送加工用のキャリアに接続された長尺状のブランクを形成する抜き工程と、
    前記ブランクに対して曲げ加工を行い、前記キャリアに接続された前記シールドを形成する曲げ工程と、
    前記キャリアから前記シールドを切り離す切断工程と、を有し、
    前記抜き工程では、前記ブランクの短手方向一端部における長手方向中央側のみを前記キャリアに接続し、
    前記曲げ工程では、前記ブランクの長手方向端側にクランク状の曲げ部を形成するシールドの製造方法。
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