JP2022524336A - 逆洗ガイドを備えた回転ディスクフィルタ - Google Patents

Abstract

回転ディスクフィルタは、回転ドラム（４０）に固定された１つまたは複数のフィルタディスクを含み、およびフィルタディスク内に配置された一連の円周方向に離間された逆洗ガイド（１２）を含む。逆洗中、逆洗ガイドは、逆洗と浮遊固形物の混合物を係合させ、混合物をディスクフィルタに配置されたスラッジトラフに案内または向けるように機能する。逆洗ガイドは、一般に、逆洗と浮遊固形物の混合物の高い割合が最終的に固形物トラフに入るのを保証する。

Description

本発明は、水または廃水を濾過する回転ディスクフィルタに関する。

回転ディスクフィルタは、水または廃水などの液体を濾過するように設計され、通常、ドラム、ドラムに固定された複数のフィルタディスク、およびフィルタディスクの一部を形成する濾材を逆洗するための逆洗システムを含む。濾過される液体は、ドラムからフィルタディスクに送られ、フィルタディスクは、その反対側に濾材を含む。フィルタディスク内の液体は、濾材を通って外向きに流れる。このプロセスでは、液体中の浮遊固形物が濾材の内面に捕捉または保持される。時々、濾材は逆洗操作によって洗浄される。逆洗操作では、フィルタディスクの外側に配置されたノズルが、加圧された逆洗を濾材を通してフィルタディスクに向ける。逆洗により、濾材の内面に保持されている浮遊固形物が除去される。逆洗と除去された浮遊固形物の混合物は、重力によってフィルタディスクからドラムの開口部を通ってドラム内に配置された固形物トラフに流れ込む。

しかしながら、すべてまたは実質的にすべての浮遊固形物を固形物トラフに導くことは困難である。浮遊固形物の蓄積は、ドラム内部とフィルタディスク内で発生する。これらの領域には、あらゆるサイズの粒子が蓄積する。この蓄積の理由はたくさんある。主な理由は、濾材によって濾過された固形物の１００％が固形物トラフに到達しないことである。逆洗操作でドラムとフィルタディスクを回転させると、水面を突き破るときに固形物の一部が媒体から落下する。他の浮遊固形物は、逆洗中の高い流入水速度またはフィルタディスクの高い回転速度のために、固形物トラフに到達できない。さらに、濾材上に捕捉または保持された浮遊固形物の一部は、固形物トラフに到達しない。これらすべてが、非効率的な濾過プロセスをもたらす傾向がある。

したがって、浮遊固形物をより効率的に収集し、それらを固形物トラフに向けるように設計された回転ディスクフィルタが必要とされ続けている。

本発明は、逆洗および浮遊固形物の混合物をフィルタディスクおよびフィルタディスクの内周の開口部を通して案内するように設計された逆洗ガイドを有する回転ディスクフィルタを必要とし、その後、逆洗および浮遊固形物はドラムの開口部を通過し、そしてドラムに配置された固形物トラフに入る。

一実施形態では、逆洗ガイドは、フィルタディスクの反対側から内側に突出し、フィルタディスクの周りに円周方向に離間されている。逆洗ガイドとフィルタディスクの反対側に配置された濾材は、一連の逆洗チャネルを形成し、それは、フィルタディスクの内周と外周の間に略延在する。逆洗チャネルの内端部分は、フィルタディスクの内周の開口部に隣接して配置されている。逆洗操作中にフィルタディスクが回転すると、逆洗チャネルは、逆洗および浮遊固形物の混合物を捕捉または受け取り、および逆洗チャネルに沿ってフィルタディスクの内周に形成された開口部に逆洗および浮遊固形物の混合物を導く傾向がある。その後、逆洗および浮遊固形物の混合物は、ドラムの開口部を通過し、そしてドラム内に配置された固形物トラフに入る。

本発明の他の目的および利点は、そのような発明の単なる例示である以下の説明および添付の図面の検討から明らかになり、自明になるであろう。

図１はディスクフィルタの断面図である。

図１Ａは、ディスクフィルタの一部を形成するフィルタディスクの一部を示す拡大断片図である。

図１Ｂは、図１Ａの一部を示し、寸法および角度インジケータＬ、Ｈ、およびφの位置を示している。

図２は、特に逆洗ガイドを示すフィルタディスクの一部の概略断面図である。

図３は、逆洗ガイドが組み込まれたフィルタフレームモジュールの斜視図である。

図４は、ディスクフィルタの特定の構成要素をよりよく説明するために部分が切り取られたディスクフィルタの斜視図である。

図５は、ディスクフィルタの特定の構成要素をよりよく説明するために部分が切り取られたディスクフィルタの後部の斜視図である。

図６は、逆洗ガイドがフィルタディスクからの逆洗および浮遊固形物の混合物の除去をどのように促進するかを示す、ディスクフィルタの一部の断片的な斜視図である。

図面をさらに参照し、上記で論じたように、本発明は、固形物トラフ１４内の浮遊固形物を効果的に収集するように設計された回転ディスクフィルタ１０に関する。これは、回転ドラム４０に取り付けられたフィルタディスク１６に設けられた一連の逆洗ガイド１２によって達成される。図１、１Ａ、および２を参照されたい。各フィルタディスク１６は、フィルタフレーム１８と、フィルタフレームで支持されるフィルタセグメント２０とを備える。フィルタセグメント２０は、フィルタディスク１６の反対側に配置された濾材を形成する。図２を参照されたい。逆洗ガイド１２は、フィルタセグメント２０から内側に離間されている。この間隔により、逆洗ガイド１２が得られ、フィルタフレームおよびフィルタセグメント２０がフィルタディスク１６の内部の周りに逆洗チャネル２２を形成する。

逆洗操作では、フィルタディスク１６、したがって逆洗チャネル２２は、逆洗システム３０の一部を形成し、フィルタディスク１６の反対側に配置される逆洗ノズル３２を通過して回転される。ノズル３２からの加圧逆洗は、フィルタセグメント２０を貫通し、かつフィルタディスク１６に入り、その過程で、浮遊固形物は、フィルタセグメント２０の内側から除去される。フィルタセグメント２０を貫通する逆洗は、通常、フィルタディスク１６内に入ると同じ方向に継続しない。フィルタセグメント２０の内側の逆洗の速度は比較的遅い。濾材を貫通する逆洗は、重力によって濾材の内側に沿って流れ落ちる傾向がある。別の言い方をすれば、逆洗と浮遊固形物の混合物は、重力によって、フィルタセグメント２０の内面に近接して移動する傾向がある。逆洗チャネル２２は、フィルタディスク１６の回転方向に面する開放側を含む。フィルタセグメント２０の一部が逆洗ノズル３２に向かって移動し、かつ逆洗ノズル３２を通過するとき、逆洗チャネル２２は、逆洗および浮遊固形物の混合物を捕捉またはすくう傾向がある。逆洗および浮遊固形物の混合物のかなりの部分がフィルタセグメント２０の内面に隣接して移動するので、これは混合物の効率的な捕捉を容易にする。例えば図１に見られるように、ノズル３２の位置およびフィルタディスク１６の回転方向のために、逆洗および浮遊固形物の混合物は、対向する逆洗チャネル２２に向かって移動する傾向がある。逆洗チャネル２２に入ると、逆洗および浮遊固形物の混合物は、フィルタフレーム１８の内周１８Ｂに形成された開口部１８Ｄに内向きに案内され、かつ開口部１８Ｄを通って案内される。そこから、逆洗および浮遊固形物の混合物は、ドラム４０の開口部４０Ａを通過して、ドラム内に配置された固形物トラフ１４に入る。

続いて、ディスクフィルタ１０の基本的な構造と機能について説明する。しかし、最初に、焦点はフィルタディスク１６と逆洗ガイド１２にある。図１および１Ａは、回転ドラム４０に取り付けられたフィルタディスク１６を示している。ドラム４０は、その表面に形成された開口部４０Ａのアレイを含む。各フィルタディスク１６は、フィルタフレーム１８と、フィルタフレームで支持されるフィルタセグメント２０とを備える。図１に示される実施形態では、フィルタフレーム１８は、円周方向に離間された複数の支持アーム１８Ａを備える。支持アーム１８Ａは、フィルタフレームの内周１８Ｂと外周１８Ｃとの間に延びる。フィルタフレーム１８の内周１８Ｂは、また、フィルタディスク１６の内周を形成する。開口部１８Ｄは、フィルタディスク１６の内周に形成されている。開口部１８Ｄは、濾過プロセス中に水または液体がドラム４０からフィルタディスク１６に流れることを可能にする。それらはまた、逆洗および浮遊固形物の混合物が、フィルタディスク１６からドラム４０の開口部４０Ｄを通って、ドラム内に配置された固形物トラフ１４に流れることを可能にする。図１を参照されたい。

上記のように、逆洗操作中の一実施形態では、フィルタディスク１６は、図１に見られるように反時計回りに回転する。逆洗ガイド１２は、フィルタディスク１６の回転方向の支持アーム１８Ａの片側から突出する。逆洗ガイド１２は、フィルタフレーム１８と一体的に形成することができ、特に、特定のフィルタフレーム構造に取り付けまたは固定された支持アーム１８Ａと一体的に形成することがで、またはフィルタセグメント２０と一体的に形成することができる。

逆洗操作中、ノズル３２は、フィルタディスク１６の外部に配置され、および加圧された逆洗をフィルタセグメント２０に向ける。このプロセスにおいて、フィルタセグメント２０によって濾過され、および、その内側に保持されている浮遊固形物は除去される。これにより、フィルタディスク１６に逆洗と浮遊固形物の混合物が生じる。逆洗ガイド１２および逆洗チャネル２２の機能は、逆洗および浮遊固形物の混合物をフィルタディスク１６から固形物トラフ１４に案内することである。

逆洗ガイド１２と、それらが逆洗と浮遊固形物の混合物の効率的な捕捉と除去をどのように促進するかをよりよく説明するために、図２を参照されたい。図２は、フィルタフレーム１８、フィルタセグメント２０、および逆洗ガイド１２の一部を示す概略断面図である。上記のように、フィルタフレーム１８は支持アーム１８Ａを含み、および、それらは図２に概略的に示されている。支持アーム１８Ａは、内側部分１８Ａ１、外側部分１８Ａ２、および交差部分１８Ａ３を含む。図２を参照されたい。この場合も、これは概略図であり、かつ一実施形態では、図２に示される横方向に整列された支持アーム１８Ａを相互接続することができる。いずれにせよ、支持アーム１８Ａは、シール５４を受け入れて保持する背中合わせの溝を形成する。次に、周囲のフレームおよび濾材を含むフィルタセグメント２０が受け取られ、かつシール５４内に保持される。

図２を引き続き参照すると、逆洗ガイド１２は、内部部分１８Ａ１の一端から突出している。この場合も、逆洗ガイド１２は、図１および２に示されるように、逆洗中にフィルタディスク１６の回転方向に突出する。逆洗ガイド１２もまた、フィルタディスク１６の内側に突出していることに留意されたい。さらに、逆洗ガイド１２は、フィルタディスク１６の周囲に円周方向に離間されている。逆洗ガイド１２は対に配置されている。すなわち、２つの逆洗ガイド１２は、横方向に整列され、かつ互いに向かい合って配置されている。図２を参照されたい。逆洗ガイド１２は、互いにわずかに突出している。これは、逆洗ガイド１２の各対の間にオープンスペース６０を形成する。このオープンスペースは、フィルタディスク１６が回転するときに、水または液体がオープンスペースを通過することを可能にする。

一実施形態では、逆洗ガイド１２は、フィルタフレーム１８の内周１８Ｂおよび外周１８Ｃとの間に延びる細長い縁部を効果的に形成する。さらに、支持アーム１８Ａの一部とともに、逆洗ガイド１２、シール５４、およびフィルタセグメント２０が逆洗チャネル２２を形成する。図２を参照されたい。逆洗操作中、逆洗チャネル２２は、逆洗および浮遊固形物の混合物を効果的に閉じ込め、かつ混合物をフィルタフレーム１８の内周１８Ｂに形成された開口部１８Ｄに案内または向ける。前に述べたように、これにより、逆洗および浮遊固形物の混合物が、ドラム４０の開口部４０Ａのアレイを通過して、下にある固形物トラフ１４に入ることができる。

上記のように、逆洗操作中に、ドラム４０およびフィルタディスク１６を回転させることができる。フィルタセグメント２０は、ノズル３２が配置されている、ディスクフィルタ１０上の上部位置に回転される。逆洗ガイド１２がノズル３２に接近して、ノズルを通過すると、ノズル３２からの逆洗がフィルタセグメント２０を貫通して、フィルタディスク１６の内部に入る。これが起こると、逆洗と除去された浮遊固形物が混合物を形成する。逆洗ガイド１２は、逆洗および浮遊固形物の混合物を逆洗チャネル２２に押し込む傾向がある。逆洗ガイド１２および逆洗チャネル２２は、最終的にフィルタディスク１６内に到達する逆洗および浮遊固形物の混合物を捕捉またはすくう傾向がある。逆洗チャネル２２に入ると、逆洗および浮遊固形物の混合物は、チャネル２２に沿って向けられる。逆洗チャネル２２の内側部分は、フィルタフレームまたはフィルタディスクの内周１８Ｂの開口部１８Ｄに隣接して終端する。したがって、逆洗チャネル２２は、逆洗および浮遊固形物の混合物をフィルタフレーム１８の開口部１８Ｄに効果的に案内または向ける。そこから、上述したように、逆洗および浮遊固形物の混合物は、ドラム４０の開口部４０Ａを通過して、固形物トラフ１４に入る。

いくつかの実施形態では、フィルタフレーム１８はモジュール式であり、交換可能なモジュールで構成される。モジュールは、プラスチックまたは他の適切な材料で構成することができる。図３を参照すると、図１に示されているフィルタフレーム１８で使用されているモジュール８０の１つがそこに示されている。この例では、モジュール８０はプラスチックで構成され、かつベース８２を含む。モジュールのベース８２は、フィルタフレーム１８の内周１８Ｂを形成する。ベース８２は、背中合わせの関係で相互接続され、およびドラム４０の周りおよびドラム４０に固定されていることに留意されたい。各ベース８２は、反対側に開口部を含む。これらの開口部は、フィルタフレームの内周１８Ｂに開口部１８Ｄを形成する。ベース８２から上方に延びるのは、上述した支持アーム１８Ａである。図１に見られるように、外側カバー８６は、隣接するモジュール８０間で相互接続されている。したがって、モジュール８０は、外側カバー８６と共に、図１に示されるフィルタフレーム１８を形成する。

各モジュール８０の反対側には、一対のフィルタ溝が形成されている。これらのフィルタ溝は、それぞれのフィルタセグメント２０の周囲のフレームを受け入れる。フィルタセグメント２０とフィルタ溝との間に挿入することができる。

図３は、逆洗ガイド１２をモジュール８０に組み込むことができる１つの方法を示している。一対の逆洗ガイド１２が、モジュール８０の支持アーム１８Ａの前側に沿って延びることに留意されたい。特に、各逆洗ガイド１２は、支持アーム１８Ａの一部と一体的に形成され、および図２に示される方法で、そこからわずかに内側に突出している。したがって、各支持アーム１８Ａの前側には、支持アーム１８Ａのかなりの長さにわたって延びる一対の逆洗ガイド１２が提供される。これらの逆洗ガイド１２は、モジュール８０およびフィルタセグメント２０と併せて、支持アームの前側に一対の逆洗チャネル２２も形成することに留意されたい。逆洗チャネル２２は、ベース８２の開口部に隣接して終端する内側末端を含む。したがって、上記のように、逆洗操作中、逆洗チャネル２２は、逆洗および浮遊固形物の混合物をモジュール８０のベース８２に形成されている開口部に案内および向けるように機能する。そして、上述したように、ベース８２の開口部は、ドラム４０の開口部４０Ａと整列し、したがって、ベース８２の開口部から通過する逆洗および浮遊固形物の混合物は、開口部４０Ａを通って下にある固形物トラフ１４に流れる。

逆洗チャネル２２の容積および寸法は変化し得る。フィルタディスク１６の幅はディスクフィルタごとに異なるため、これは特に当てはまる。図１Ｂは、Ｌ、Ｈ、およびφを使用して、逆洗ガイド１２に対する寸法と角度を示している。この場合も、ＬとＨの長さ、および角度φは変化する。しかしながら、例示的な実施形態では、Ｌは、典型的には５から８５ｍｍ、Ｈは、３から４０ｍｍ、およびφは、２°から８３°である。

図６は、逆洗ガイド１２および逆洗チャネル２２が、逆洗および浮遊固形物の混合物の回収をどのように促進するか、およびそれらがどのように混合物を固形物トラフ１４に案内および向けるかを示す。逆洗と浮遊固形物の混合物の流れは、図６に太い点線と矢印で示されている。図６は、逆洗チャネル２２を示していない。点線および矢印は、それぞれのフィルタディスク１６を通る逆洗および浮遊固形物の混合物の流れを単に表すことを意図している。混合物の流れがフィルタフレームの内周の開口部１８Ｄを通過し、そこからドラムに形成された開口部４０Ａのアレイを通過し、次に下にある固形物トラフ１４に入る図６にも注意されたい。

フィルタディスク１６、ドラム４０は、逆洗ガイド１２および逆洗チャネル２２とともに、ディスクフィルタ１０に組み込まれている。例示的なディスクフィルタの基本設計を簡単に検討することは有益かもしれない。図４および５に示されるディスクフィルタ１０は、ハウジングを含む。一部の回転ディスクフィルタ（第２のタイプ）には、実質的なハウジング構造が備わっていない。これらのディスクフィルタは、事前に形成されたコンクリート水盤に設置するように設計されているため、フレームタイプのディスクフィルタと呼ばれることがよくある。底部と側面を備えたハーフタンクまたはフレームを含み、かつディスクフィルタのドラムのほぼ中央にしか到達しないディスクフィルタの第３のタイプまたはバージョンがまだある。

いずれにせよ、どちらのタイプのディスクフィルタにも、ディスクフィルタを構成するさまざまな構成要素をサポートするためのフレーム構造が備わっている。これに関して、ドラム４０は、ディスクフィルタのフレーム構造に回転的に取り付けられている。一般に、ドラム４０は、入口開口部および上述した開口部４０Ａのアレイを含むことを除いて、閉じられている。フィルタディスク１６はドラム４０に固定され、および逆洗操作中にそれと共に回転可能である。水または液体の濾過中、流入する水または液体は、ドラム４０の入口に向けられ、およびドラムからドラムに固定されたフィルタディスク１６に向けられる。ドラムに固定されるフィルタディスク１６の数は変えることができる。保水領域は、ディスクフィルタ１０によって濾過される水または液体を受け入れて保持するために、各フィルタディスク１６の内側に画定される。流入する液体または水に関連するヘッド圧力は、水または液体がフィルタディスク１６からフィルタセグメント２０を通って外向きに流れるようにするのに効果的である。フィルタディスク１６を出る水は、濾過された水または濾液である。上述したように、これは、水または液体中の浮遊固形物が、フィルタセグメント２０の内面に捕捉または保持される結果となる。

フィルタディスク１６を出る濾過された水または液体は、フィルタディスクの下にある保持チャンバに集められる。この保持チャンバまたは領域は、濾過された水または液体をディスクフィルタ１０から排出することを可能にする出口を含む。

逆洗動作中は、ドラム４０とその上に取り付けられたフィルタディスク１６が回転する必要がある。ディスクフィルタ１０は、ドラム４０およびフィルタディスク１６を回転駆動するための駆動システムを備えている。図４および５に示される実施形態の場合、ディスクフィルタ１０の後部の周りのパネルまたは壁構造に取り付けられているのは、ドラム４０が取り付けられているシャフトに接続されたスプロケットまたはシーブを駆動するように動作するドラムモータ９０である。図５を参照されたい。ドラムモータ９０と、ドラム４０を回転させるためのスプロケットまたはシーブとの間で、様々な手段を動作可能に相互接続することができる。一例では、チェーンドライブを利用して、ドラム４０を回転させるシャフトに固定されたスプロケットを駆動する。ドラムおよびフィルタディスク１６を回転させるために、他の様々なタイプの駆動システムを利用することができる。場合によっては、例えば、ギアモータからドラムシャフトを直接駆動することがある。

上記の逆洗システム３０に戻ると、システムは、逆洗ポンプ３３、ディスクフィルタ１０の側面部分に沿って延びるマニホルド３４、およびマニホルド３４に接続され、そこから内側に突出する一連の供給管３５を備える。内部パイプと呼ばれることもある供給管３５は、マニホルド３４からそれぞれのフィルタディスク１６の間の領域に突出している。供給管３５に固定されているのは、一連のノズルホルダまたはノズルバー３６である。ノズル３２は、ノズルバー３８に取り付けられている。好ましい実施形態では、逆洗ポンプ３３は、ディスクフィルタの一部を形成する。他の実施形態では、加圧逆洗は、ディスクフィルタ１０の一部を形成する逆洗ポンプ以外の供給源から提供することができる。

マニホルド３４は、ディスクフィルタ１０の片側に沿って堅固に取り付けるか、または回転的に取り付けることができる。場合によっては、マニホルド３４は、ドラムモータ９０から間接的に駆動することができるドライブ（図示せず）に動作可能に接続されている。いずれにせよ、マニホルド３４は、洗浄操作中に、前後に振動することができ、その結果、ノズル３２がフィルタディスク１６の間を前後にスイープして、フィルタディスク１６の反対側に配置されたフィルタセグメント２０の特定の領域を逆洗する。他の場合には、マニホルド２４は堅固に取り付けられており、逆洗操作中に前後に振動しない。

逆洗ガイド１２には多くの利点がある。それらは、逆洗と浮遊固形物の混合物のより大きな割合が最終的に固形物トラフ１４に入るのを保証する。逆洗ガイド１２の有効性の１つの尺度は、本明細書で「浮遊固形物の分離速度」（ｍｇ分離された浮遊固形物／秒）と呼ばれるものを調べることから理解することができる。浮遊固形物の分離速度を決定するための最初のステップは、ディスクフィルタ１０によって排出される逆洗および浮遊固形物の混合物の流れを測定することである。次に、逆洗と浮遊固形物の混合物の流れのサンプルを採取し、および、総浮遊固形物（ＴＳＳ）試験が実施され、逆洗と浮遊固形物の混合物の浮遊固形物の濃度（ｍｇ／Ｌ）が得られる。浮遊固形物の分離速度は、流れと浮遊固形物濃度の積として定義される。逆洗ガイド１２を使用すると、ほとんどの場合、浮遊固形物の分離速度が上がる。

本願は、「構成される（Ｃｏｎｆｉｇｕｒｅｄ ｔｏ）」が使用される。「構成される」という用語は、「設計される（ｄｅｓｉｇｎｅｄ ｔｏ）」を意味する。

もちろん、本発明は、本発明の範囲および本質的な特徴から逸脱することなく、本明細書に記載されたもの以外の特定の方法で実施することができる。したがって、本実施形態は、すべての態様において例示的であり、かつ限定的ではないと解釈されるべきであり、および添付の特許請求の範囲の意味および同等の範囲内に入るすべての変更は、そこに含まれることが意図される。

Claims (19)

1. 液体を濾過するための回転ディスクフィルタであって、
   前記液体を受け取り、その表面に形成された複数の開口部を有する回転ドラムと、
   前記ドラム内に配置され、逆洗と浮遊固形物の混合物を受け取るように構成された固形物トラフと、
   前記ドラムに固定され、前記ドラムから液体を受け取り、かつ前記液体がフィルタディスクの一部を形成する濾材を通って前記フィルタディスクから外向きに流れるときに前記液体を濾過するように構成された１つまたは複数のフィルタディスクと、
   前記フィルタディスクの内周に形成された複数の開口部を含む前記フィルタディスクと、
   前記ドラムを回転駆動し、前記フィルタディスクを前記ドラムと一緒に回転させるためのドライブと、
   前記濾材を逆洗するための逆洗システムであって、前記フィルタディスクの外側に配置され、前記逆洗を前記濾材を通して前記フィルタディスク内に向けるように構成された複数のノズルを含み、前記フィルタディスクでは、前記逆洗が前記濾材から浮遊固形物を除去し、逆洗および浮遊固形物の混合物が形成される、逆洗システムと、
   前記フィルタディスクの反対側から前記フィルタディスクの内部に内側に突出する複数の逆洗ガイドと、を備え、
   前記逆洗ガイドと前記フィルタディスクの一部は、前記フィルタディスクを通って延びる一連の逆洗チャネルを形成し、
   前記逆洗チャネルは、前記フィルタディスクの前記内周の前記開口部に略向かって延び、
   逆洗操作において、前記逆洗チャネルは、前記逆洗および浮遊固形物の混合物の少なくとも一部を受け取り、前記逆洗および前記浮遊固形物を前記フィルタディスクの前記内周の開前記開口部に向けるよう構成され、前記逆洗および浮遊固形物が前記ドラムの前記開口部を通過して、前記固形物トラフに入る、回転ディスクフィルタ。
2. 前記逆洗ガイドが、前記フィルタディスクの反対側の間で中間的に終端する末端縁部を含む、請求項１に記載の回転ディスクフィルタ。
3. 前記フィルタディスクの一方の側から突出する前記逆洗ガイドが、前記フィルタディスクの他方の側から突出する逆洗ガイドと横方向に整列している、請求項１に記載の回転ディスクフィルタ。
4. 前記横方向に整列している逆洗ガイドは、前記横方向に整列している逆洗ガイドの間に開放領域が画定されるように離間されている、請求項３に記載の回転ディスクフィルタ。
5. 前記逆洗チャネルは、前記フィルタディスクの前記外周と内周との間に略延在し、前記逆洗チャネルは内端部分を含み、前記逆洗チャネルの前記内端部分は、前記フィルタディスクの前記内周の前記開口部に隣接して終端する、請求項１に記載の回転ディスクフィルタ。
6. 前記逆洗チャネルが対に配置され、前記逆洗チャネルの対が前記フィルタディスクの周りに横方向に整列され、かつ円周方向に離間されている、請求項１に記載の回転ディスクフィルタ。
7. 前記フィルタディスクは、その反対側で前記濾材を支持するフィルタフレームを備え、前記逆洗ガイドは、前記フィルタフレームに固定されるか、または前記フィルタフレームと一体的に形成され、そこから前記フィルタディスク内に内側に突出する、請求項１に記載の回転ディスクフィルタ。
8. 前記濾材が、前記フィルタフレームに支持された一連のフィルタセグメントを含み、前記フィルタセグメントおよび前記フィルタフレームが、前記フィルタディスクの周りに一連のコンパートメントを形成し、前記逆洗ガイドおよび前記逆洗チャネルは、前記コンパートメントの前側の縁部に形成されている、請求項７に記載の回転ディスクフィルタ。
9. 前記フィルタディスクの反対側から突出する前記逆洗ガイドが、前記濾材に対して内向きに角度を付ける細長い縁部を含む、請求項１に記載の回転ディスクフィルタ。
10. 回転ディスクフィルタにおいて液体を濾過し、濾材を逆洗する方法であって、
    前記液体を回転ドラムに向けること、
    前記液体を前記回転ドラムから前記回転ドラムに固定された１つまたは複数のフィルタディスクに向け、前記フィルタディスクの反対側に配置された濾材を有すること、
    前記液体を濾過し、前記液体を前記フィルタディスクから前記濾材を通して外側に向けることによって前記液体から浮遊固形物を除去し、前記液体中の前記浮遊固形物の少なくとも一部を前記濾材の内面に保持させること、
    前記濾材を逆洗することであって、
    前記濾材の一部が、前記フィルタディスクの外部に配置されたノズルによって逆洗される位置に回転するように、前記ドラムおよび前記フィルタディスクを回転させること、
    前記ノズルから前記濾材を通って前記フィルタディスクの前記内部に逆洗を向け、当該プロセスにおいて、前記フィルタディスク内に逆洗と浮遊固形物の混合物を生じさせる前記濾材の前記内面に保持されている前記浮遊固形物の少なくとも一部を取り除くこと、
    前記フィルタディスクに配置された一連の逆洗チャネルで前記逆洗と浮遊固形物の混合物を受け取ること、
    前記フィルタディスクが回転すると、前記逆洗チャネルの前側の部分が進行方向に開くこと、および
    前記逆洗および浮遊固形物の混合物を、前記逆洗チャネルを通して、前記逆洗チャネルから前記フィルタディスクの内周の開口部を通って、前記ドラムの開口部を通って、前記ドラム内に配置された固形物トラフに向けること、によって前記濾材を逆洗すること、を備える、方法。
11. 前記ドラム、フィルタディスクおよび逆洗チャネルが回転するときに前記濾材を逆洗すること、前記ドラム、フィルタディスク、および逆洗チャンネルが回転するときに前記逆洗と浮遊固形物の混合物が前記逆洗チャンネルに流れ込むこと、を含む請求項１０に記載の方法。
12. 前記逆洗チャネルに関連する一連の逆洗ガイドが提供される、請求項１０に記載の方法。
13. 液体を濾過するための回転ディスクフィルタであって、
    前記液体を受け取り、その表面に形成された複数の開口部を有する回転ドラムと、
    前記ドラム内に配置され、逆洗と浮遊固形物の混合物を受け取るように構成された固形物トラフと、
    前記ドラムに固定され、前記ドラムから液体を受け取り、かつ前記液体がフィルタディスクの一部を形成する濾材を通って前記フィルタディスクから外向きに流れるときに前記液体を濾過するように構成された１つまたは複数のフィルタディスクと、
    前記フィルタディスクの内周に形成された複数の開口部を含む前記フィルタディスクと、
    前記濾材を逆洗するための逆洗システムであって、前記フィルタディスクの外側に配置され、前記逆洗を前記濾材を通して前記フィルタディスク内に向けるように構成された複数のノズルを含み、前記フィルタディスクでは、前記逆洗が前記濾材に保持された浮遊固形物を取り除く、逆洗システムと、
    逆洗操作中に前記ドラムとフィルタディスクを回転駆動するためのドライブと、
    前記フィルタディスクに配置され、前記逆洗操作中に前記逆洗および浮遊固形物の混合物と係合し、かつ前記逆洗および浮遊固形物の混合物を前記フィルタディスクの前記内周に形成された前記開口部に案内し、その後、前記逆洗および浮遊固形物が前記ドラムの開口部を通って前記固形物トラフ内に流れるように構成された複数の逆洗ガイドと、
    前記逆洗ガイドと前記濾材の間にオープンスペースが定義されるように、前記濾材から内側に離間された前記逆洗ガイドと、を備え、
    前記逆洗ガイドおよび前記定義されたオープンスペースは、前記逆洗操作中に前記逆洗および浮遊固形物の混合物が前記オープンスペースを通り、前記フィルタディスクを通って前記フィルタディスクの前記内周に形成された前記開口部に流れるように構成される、回転ディスクフィルタ。
14. 前記逆洗ガイドが前記濾材から離れるように角度が付けられている、請求項１３に記載の回転ディスクフィルタ。
15. 前記フィルタディスクが、フィルタフレームと、前記フィルタフレームに支持された一連のフィルタセグメントと、を含み、前記逆洗ガイドおよび前記フィルタセグメントが、前記フィルタディスク内に内部に延びる前記オープンスペースを形成する、請求項１３に記載の回転ディスクフィルタ。
16. 前記フィルタディスク内に配置された前記逆洗ガイドが、横方向に整列され、かつ互いに離間された関係で終端する末端縁部を含む、逆洗ガイドの対を含む、請求項１３に記載の回転ディスクフィルタ。
17. 前記フィルタディスクは、フィルタフレームと、前記フィルタフレームに支持された複数のフィルタセグメントと、を備え、前記逆洗ガイドは、前記フィルタフレームに固定されるか、または前記フィルタフレームと一体的に形成され、そこから前記フィルタディスク内に突出する、請求項１３に記載の回転ディスクフィルタ。
18. 前記オープンスペースは、前記フィルタディスクを通って延びる一連の逆洗チャネルの少なくとも一部を形成し、前記逆洗チャネルは、前記逆洗操作中に前記フィルタディスクの進行方向に面する開放側を有する、請求項１３に記載の回転ディスクフィルタ。
19. 前記逆洗チャネルが、前記フィルタディスクの外周と前記フィルタディスクの前記内周との間に延在し、前記逆洗チャネルが、前記フィルタの前記内周の前記開口部に隣接して終端する内端部分を含む、請求項１８に記載の回転ディスクフィルタ。

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