以下、本発明の好ましい実施例を、添付図面を参照して詳細に説明すれば次の通りである。
以下で説明される本発明の構成のうち従来技術と同じ構成については前述した従来技術を参照することにし、別途の詳細な説明は省略する。
ここで使われる専門用語は単に特定の実施例に言及するためのものであって、本発明を限定することを意図しない。ここで使われる単数の形態は文面がこれと明白に反対の意味を示さない限り、複数の形態も含む。
明細書で使われる「含む」の意味は、特定の特性、領域、定数、段階、動作、要素及び/又は成分を具体化し、他の特定の特性、領域、定数、段階、動作、要素、成分及び/又は群の存在や付加を除外させるものではない。
本発明の好ましい実施例において、前後方向は車両の左右方向(幅方向)を意味し、左右方向は車両の前後方向(長さ方向)を意味し、上下方向は車両の上下方向を意味する。
======第1実施例======
図1〜図5に図示された通り、本発明の好ましい第1実施例に係る車両ドア用フラッシュハンドルは、ハウジング1100と、ハウジング1100に設置されるスライダー1600と、スライダー1600に収納されるハンドル部1200及びスライダー1600の左右方向のスライド(スライディング)に対してハンドル部1200を前後方向にスライドさせたり、ハンドル部1200の前後方向のスライドに対してスライダー1600を左右方向にスライドさせる直線運動変換器具を含む。
前記直線運動変換器具はスライダー1600とハンドル部1200が相対スライド可能に支持する直線運動変換部と、スライダー1600をスライドさせる駆動部1700を含む。
前記直線運動変換部はスライダー1600に形成される第1、第2傾斜長孔1601、1602と、第1、第2傾斜長孔1601、1602に沿ってスライドするようにハンドル部1200に設置される第1、第2ピン1301、1302を含む。
以下では、図5を参照して各構成について詳しく説明することにする。
<ハウジング>
ハウジング1100は図6〜図7に詳細に図示されている。
ハウジング1100は全体として後方及び左側が開放された直六面体状に形成される。すなわち、前面部と前記前面部の周りから後方に突出するように形成された周り部で構成される。
ハウジング1100の中央部にはハンドル部1200及びスライダー1600が配置され、ハウジング1100の右側部には駆動部1700が配置され、ハウジング1100の左側部にはキーシリンダー1900が配置される。
ハウジング1100にはハンドル部貫通孔1101がハウジング1100の中央部から左側部まで長く形成される。ハンドル部貫通孔1101はハンドル部1200の前面部の形状にしたがって形成され、本第1実施例では左右側が円弧の形状である長方形の形状で前後方向に貫通するように形成される。ハンドル部貫通孔1101はハンドル部1200の前面部より大きく形成されて、ハンドル部貫通孔1101とハンドル部1200間の干渉を防止する。
ハウジング1100の周り部の上部と下部には第1ガイド部1102及び第2ガイド部1105が内側に突出するように形成される。
第1ガイド部1102はハンドル部貫通孔1101の左側及び右側に配置されて、ハンドル部1200及びスライダー1600に挿入された第1、第2ピン1301、1302と、スライダー1600のスライドをガイドする。
第1ガイド部1102はそれぞれが左側と右側の二つの部分に分かれるが、第1ガイド部1102の右側は前後方向にまっすぐに延びる直線の形態で形成され、第1ガイド部1102の左側は後方部が前方から後方に行くほど左側に傾斜する直線の形態で形成される。
このような第1ガイド部1102により、第1、第2ピン1301、1302は後方に位置しているときは、ハンドル部1200が反時計回り方向に回転するときは回転半径に沿って右側に移動できる空間が確保され、前方に位置しているときは前後方向にスライドされ得る。
第2ガイド部1105はハンドル部貫通孔1101の中央部に配置されて、スライダー1600のスライドをガイドする。
上部に形成される第2ガイド部1105は前後方向にまっすぐに延びる直線の形態で形成され、下部に形成される第2ガイド部1105は全体として「┐」の形態で、前後方向にまっすぐに延びる第1直線部の後方に下方向にまっすぐに延びる第2直線部が連結されている形状で形成される。
前記第2直線部には後方に開放されるように溝が形成されて、後述するドアラッチ連結部30が差し込まれる。
ハウジング1100のうち下部に形成される第2ガイド部1105の左側部分は下方に突出するように形成される。前記突出した空間の左側の下部には後方に開放され上下方向に貫通するようにドアラッチ連結部貫通溝1104が形成されて、ドアラッチ連結部30の一部が設置される。
ハウジング1100の右側の下部には2つの第3センサ設置溝1103が互いに左右方向に一定の間隔で離隔して形成される。第3センサ設置溝1103は上部の一部が開放された四角状の縁が後方に突出するように形成される。これによって、第3センサ23a、23bは第3センサ設置溝1103に後方から前方に設置されて、前記開放された部位を通じて押圧されることになる。
ハウジング1100の右側の中央には3個の第3ガイド部1106が後方に突出するように形成される。第3ガイド部1106はハンドル部貫通孔1101の右側に配置される。
第3ガイド部1106は左右方向に長く形成され、左側及び中央部の幅の長さは右側の幅の長さより広く形成される。前記左側及び中央の後方にはリードスクリュー設置溝1131が形成され、前記右側の後方にはバンパー設置溝1136が形成される。
また、上下方向に中間部に配置される第3ガイド部1106の前後幅の長さは上部及び下部に配置される第3ガイド部1106の前後幅の長さより狭く形成される。これによって、後述するリードスクリュー設置溝1131に設置されるリードスクリュー1724及びリードスクリュー1724を囲むように配置されるスライダー復帰スプリング1730と、バンパー設置溝1136に設置されるバンパー1740それぞれの中間部及び上部と下部が第3ガイド部1106によりガイドされ得る。
ハウジング1100の前面の外側は後述するバンパー部材1500と結合される。ハンドル部貫通孔1101を中心に左側と右側にはボルトを締結できる第1バンパー締結部1113が形成される。ハンドル部貫通孔1101を中心に上側と下側には複数の第2バンパー締結部1114が形成される。第2バンパー締結部1114は中央部を中心に左側及び右側がハンドル部貫通孔1101方向に陥没するように形成される。第1バンパー締結部1113と第2バンパー締結部1114の間及び第2バンパー締結部1114と第2バンパー締結部1114の間には、前方に突出した円柱の形態で第3バンパー締結部1115が形成される。これによって、ハウジング1100とバンパー部材1500はより堅固に結合され得る。
ハウジング1100の右側は下側に突出するように形成される。
前記ハウジング1100の右側の下部には後方が開放されるように第1モータ設置溝1121が形成される。
第1モータ設置溝1121の上部には後方が開放されるようにウォームギア設置溝1122が形成される。
第1モータ設置溝1121は第3ガイド部1106の右側に配置される。第1モータ設置溝1121と第3ガイド部1106間には、リードスクリュー貫通部1132とリードスクリュー貫通部1132の上部及び下部がハウジング1100の周り部と連結されるように上下方向に長く形成される。
第1モータ設置溝1121の右側及び下側はハウジング1100の周り部により塞がれ、第1モータ設置溝1121の上側は第1モータ設置溝1121とウォームギア設置溝1122の間に形成される隔壁により塞がれ、第1モータ設置溝1121の左側はリードスクリュー貫通部1132により塞がれる。
リードスクリュー貫通部1132には後方が開放されるように溝が形成されて、リードスクリュー1724の右側が設置される。
第1モータ設置溝1121の下部には第1モータ支持部1124が上側に突出するように形成される。第1モータ設置溝1121に挿入されるモータ1710の下部の一部が第1モータ支持部1124の間に挿入されて支持される。
ウォームギア設置溝1122の下部には後方が開放されて上下方向に貫通するように溝が形成されて、モータ1710の上部に形成されるウォーム1721が前記溝を通じてウォームギア設置溝1122に設置される。
ウォームギア設置溝1122の上部には後方及び下部が開放されるように溝が形成される第1モータ軸設置部1123が形成されて、ウォーム1721の上部が設置される。
ウォームギア設置溝1122の右側には後方が開放されるように溝が形成されるリードスクリュー設置部1133が形成されて、リードスクリュー1724軸の右側が設置される。
ハウジング1100の周り部の右側面には左側に突出するようにリードスクリュー支持部1134が形成される。リードスクリュー支持部1134はリードスクリュー設置部1133の右側に配置される。リードスクリュー支持部1134によりリードスクリュー1724の右側端が支持されて、リードスクリュー1724がそれ以上右側に移動しなくなる。
第3ガイド部1106とハンドル部貫通孔1101の間には後方に突出するようにリードスクリュー設置部1135が形成される。リードスクリュー設置部1135の右側は平たく形成されて、リードスクリュー1724がそれ以上左側に移動しないようにする。また、リードスクリュー設置部1135の左側は右側が膨らんだ円弧の形態で形成されて、リードスクリュー設置部1135とハンドル部1200間の干渉を防止する。
リードスクリュー設置部1135の中央には左右方向に貫通するように溝が形成されて、前記溝にリードスクリュー1724軸の左側が設置される。
ハウジング1100の周り部の右側の下部には上下方向に貫通するように電線貫通溝1141が形成される。電線貫通溝1141は第3センサ設置溝1103の間に配置される。
第3センサ設置溝1103の間には後方に突出するように電線ガイド部1142が形成されて、左側第3センサ設置溝1103と右側第3センサ設置溝1103は電線ガイド部1142により連結される。
これによって、電線20は電線貫通溝1141を通じてハウジング1100の内部に挿入され、電線20のうち一部は電線ガイド部1142の下部を通じて第3センサ23a、23bと連結される。
ハウジング1100の周り部には後述する止め板1800と結合される第1締結部1151と、第2締結部1152が形成される。
第1締結部1151はボルトが後方から前方に挿入され得る溝を含む形態で形成される。第1締結部1151の一部はハウジング1100の周り部の右側面、上側面及び下側面の一部に外側に突出するように形成され、第1締結部1151の残りはハウジング1100の左側及びドアラッチ連結部貫通溝1104の右側に後方に突出するように形成される。
第2締結部1152はハウジング1100の周り部の上側面及び下側面に外側に突出するように形成される。第2締結部1152は前方から後方に行くほど内側に傾斜する突起の形態で形成される。
ハウジング1100の周り部にはドアパネルと結合される第3締結部1153が形成される。
第3締結部1153はハウジング1100の周り部の上側面及び下側面に外側に突出するように形成される。第3締結部1153には前後方向に貫通するように溝が形成されて、前記溝を通じてドアパネルと結合される。前記溝にはドーナツ状の金属パッド1154が設置されて、ハウジング1100とドアパネル間の結合部が破損し緩むことを防止する。
<ハンドル部>
ハンドル部1200は図8〜図9に詳細に図示されている。
ハンドル部1200は全体として長方形の左右の両側が後方に突出した形状で形成される。ハンドル部1200は前記長方形に該当するハンドル部本体1220と前記突出した部分に該当するハンドル部左側部1230及びハンドル部右側部1240を含む。
ハンドル部1200の左側部には前後方向に貫通するように延長部設置溝1201が四角の形態で形成され、ハンドル部1200の右側部には前後方向に貫通するようにピボット部設置溝1202が四角の形態で形成される。
延長部設置溝1201及びピボット部設置溝1202は左右及び上下方向がハンドル部1200により塞がれる。これによって、後述する延長部1310は延長部設置溝1201内で延長部設置溝1201に沿って移動し、ピボット部1320はピボット部設置溝1202内で第3ピン設置溝1214又はピボットピン1327を中心に回転する。
ピボット部設置溝1202の前方の下部には上下方向に貫通するようにLED設置溝1203が形成される。LED設置溝1203には後述するLED24の下部が挿入されて、ハンドル部1200の引き出し時に使用者がハンドル部1200の外からLED24の灯りを確認できるようになる。
ピボット部設置溝1202の後方の左側には左右方向に貫通するように電線貫通溝1242が形成される。後述する止め板1800の電線挿入溝1801を通じて外部と連結された電線20は、電線貫通溝1242を通じてハンドル部1200の各センサに連結され、そのうちの一部はLED24に連結される。
ハンドル部本体1220の前面にはハンドルカバー設置部1210が形成される。ハンドルカバー設置部1210はハンドル部本体1220より左側に延びるように形成される。ハンドルカバー設置部1210はハンドル部貫通孔1101の形状にしたがって左右側が円弧の形状である長方形の形状で形成される後面板と前記後面板の周りから内側に一定の間隔離隔したところに後方に突出するように形成される周り部を含む。
ハンドルカバー設置部1210の中央部にはボタンセンサ設置溝1211及び電線設置部1212が形成される。
ボタンセンサ設置溝1211は前方が開放されるように形成されて、ボタン25及びボタンセンサ26が設置される。ボタン25はボタンセンサ26の前方に配置されて、ボタン25が前方から後方に押圧されると、ボタンセンサ26が押圧されることになる。ボタン25及びボタンセンサ26は図10に詳細に図示されている。
電線設置部1212は前方及び左右方向に開放されるように形成されて、ピボット部設置溝1202を通じて入ってきた電線20が設置される。電線20は電線設置部1212を通じてボタンセンサ26に連結される。
ハンドルカバー設置部1210の周り部の上下左右には、フックの形態のハンドルカバー締結部1213が外側に突出するように形成される。ハンドルカバー締結部1213は前方から後方に行くほどハンドルカバー設置部1210の外側に傾斜する形態で形成される突起と、前記突起の両側に前記突起が弾性変形できるように内外方向に貫通するように形成される溝を含む。
これによって、後述するハンドルカバー1400はハンドルカバー設置部1210の周り部の外側面に設置される。
ハンドルカバー設置部1210の周り部の右側の上部と下部には前方が開放されて上下方向に貫通するように第3ピン設置溝1214が形成される。
ハンドル部本体1220の中央には上下方向に貫通するように第1貫通孔1221が形成される。第1貫通孔1221は角が丸い四角状に形成される。第1貫通孔1221は使用者の手が挿入され得るほど十分に大きく形成されて、使用者は第1貫通孔1221に手を入れてハンドル部1200を引っ張ることができる。このとき、第1貫通孔1221の形状によって使用者のグリップ感が向上する。
ハンドル部本体1220の後面には電線設置部1222が後方に突出するように形成される。電線設置部1222は後方に延びた後上側に折り曲げられるか、下側に折り曲げられるように形成される。
前記上側に折り曲げられるように形成される電線設置部1222と前記下方に折り曲げられるように形成される電線設置部1222は交互に配置されて、電線20の設置が容易であるとともに電線20が上下方向に流動することを防止する。
後述する止め板1800の電線挿入溝1801を通じて外部と連結される電線20は、電線設置部1222を通じてハンドル部1200の左側の後方に設置される第2センサ22に連結される。
ハンドル部左側部1230の前方には隔壁が形成されて、前記隔壁には前後方向に貫通する円形の溝が形成される。前記溝は延長部設置溝1201と連通する。
ハンドル部左側部1230は後方が開放されるように形成される。
ハンドル部左側部1230は上下方向に貫通するように形成される第1ピン設置溝を含む。
ハンドル部左側部1230の右側には外側に突出するように第2センサ設置溝1232が形成される。第2センサ設置溝1232の左側には後方に突出するように溝が形成されて、前記溝により第2センサ設置溝1232と延長部設置溝1201は互いに連通する。これによって、第2センサ設置溝1232に設置される第2センサ22は前記溝を通じて後述する延長部1310により押圧されるようになる。
ハンドル部右側部1240は後方が左側から右側に行くほど前方に傾斜するように形成される。これによって、ハンドル部1200がハンドル部右側部1240を中心に反時計回り方向に回転するとき、ハンドル部1200とハウジング1100の後面に設置される止め板1800が干渉することが防止される。
ハンドル部右側部1240の左側には上下方向に貫通するように第2ピン設置溝1241が形成される。ハンドル部1200は第2ピン設置溝1241に挿入される第2ピン1302によりスライダー1600と連結される。
<延長部>
延長部1310は図8〜図9に詳細に図示されている。
延長部1310は第1ピン1301に対して長さを調節可能にハンドル部1200の左側に設置される。
延長部1310は角が丸い四角柱状に形成されるヘッド部1311と、ヘッド部1311の後方に円柱状に形成される長さ部1313を含む。長さ部1313の直径の長さはヘッド部1311の一辺の長さより小さく形成される。
ヘッド部1311は後方が開放された形態で形成されて、ヘッド部1311の内側面と長さ部1313の外側面間には延長部復帰スプリング挿入溝1312が形成される。
長さ部1313の後方には、左側面及び右側面が前方から後方に行くほど長さ部1313の中心に傾斜するように第2センサ押圧防止部1314が形成される。第2センサ22は一つの第2センサ押圧防止部1314の右側に配置されるが、左右の両側に第2センサ押圧防止部1314を形成することによって組立性をより向上させることができる。
長さ部1313の後方には上下方向に貫通するようにスロット1315が形成される。スロット1315は左右方向に長く形成される。
長さ部1313の外側には延長部復帰スプリング1316が差し込まれる。
延長部1310はハンドル部1200の前方から後方に差し込まれる。延長部1310の後方はハンドル部左側部1230の前方に形成される隔壁に塞がれる。
このとき、延長部復帰スプリング1316の前方は延長部復帰スプリング挿入溝1312に差し込まれ、後方はハンドル部左側部1230の前方に形成される隔壁に塞がれて、ハンドル部1200の動きにより延長部復帰スプリング挿入溝1312と前記隔壁の間で前後方向で圧縮及び復元される。
前記組立後、第1ピン1301がハンドル部1200の後方に突出する延長部1310のスロット1315及びスライダー1600の第1傾斜長孔1601に差し込まれる。これによって、ハンドル部1200の左側部はスライダー1600と連結される。
このとき、スロット1315の形状により、第1ピン1301はハンドル部1200が回転するときにスロット1315に沿って自由にスライド(スライディング)される。これによって、第1傾斜長孔1601の幅を一定に維持しながらもハンドル部1200が回転するようにすることができる。
<ピボット部>
ピボット部1320は図8〜図9に詳細に図示されている。
ピボット部1320はハンドル部1200の回転軸を変更可能にハンドル部1200の右側に設置される。
ピボット部1320は上下方向に配置される円柱状の回転軸1321と、回転軸1321を中心に回転軸1321の上部及び下部から後方に延びるように形成される回転部1322と、上部回転部1322及び下部回転部1322を互いに連結するピボット部復帰スプリング設置部1325及び補強部1326を含む。
回転軸1321の中央部の直径は回転軸1321の上部及び下部の直径より小さく形成される。回転軸1321はピボット部1320に分離可能に組み立てられ得る。回転軸1321の外側にはピボット部復帰スプリング1324が巻かれる。回転軸1321の形状によりピボット部復帰スプリング1324は上下方向に離脱しなくなる。
回転軸1321の中心部には上下方向に貫通するように溝が形成される。前記溝にはピボットピン1327が挿入される。ピボットピン1327の高さ方向の長さは回転軸1321の高さ方向の長さより長く形成されて、設置後ピボットピン1327の上部及び下部の一部が回転軸1321外に突出することになる。
回転部1322は前後方向に長く延びた板状に形成される。回転部1322は回転部1322の後端はハンドル部1200が引き込まれているとき、後述する止め板1800のピボット部係止部1803に接していることができるように十分に長く形成される。
回転部1322の後方の左側には凹むように第2ピン係止防止溝1323が形成される。回転部1322の左側面がハンドル部1200のピボット部設置溝1202の内側面に接しているとき、第2ピン1302は第2ピン係止防止溝1323に位置することになる。
ピボット部復帰スプリング設置部1325は四角板状に形成されて広い面が左右方向を向くように配置される。ピボット部復帰スプリング設置部1325は回転軸1321の後方に配置される。
ピボット部復帰スプリング1324の一側は後述するハンドルカバー1400の後面に接し、他側はピボット部復帰スプリング設置部1325の右側面に接する。ピボット部復帰スプリング1324は一側を中心に時計回り方向に巻かれる。すなわち、ピボット部復帰スプリング1324によりピボット部1320は回転軸1321を中心に反時計回り方向に弾性力を受ける。
補強部1326は四角板状に形成されて広い面が前後方向を向くように配置される。補強部1326はピボット部復帰スプリング設置部1325の後方に配置される。補強部1326によってピボット部1320が剛性を維持しながらも軽量化され得る。
ピボット部1320はハンドル部1200に前方から後方に設置される。ピボット部1320の前方は、後でハンドル部1200の前方に設置されるハンドルカバー1400により塞がれ、ハンドル部1200の第3ピン設置溝1214に上部と下部が設置されるピボットピン1327により後方に流動しなくなる。
<ハンドルカバー>
ハンドルカバー1400は図10〜図11に詳細に図示されている。
ハンドルカバー1400はハンドル部1200のハンドルカバー設置部1210の形状にしたがって左右側が円弧の形状である長方形の形状で形成される。ハンドルカバー1400は後方が開放されるように形成される。
ハンドルカバー1400の左側には前後方向に貫通するようにボタン設置溝1401が設置される。ボタン設置溝1401はハンドル部1200のボタンセンサ設置溝1211の前方に配置される。ボタン設置溝1401にはボタン25の一部が挿入されるように設置され、使用者は前記ボタン25の一部を押圧することができる。
ハンドルカバー1400の右側の上部と下部には後方に突出するように第3ピン支持部1402が形成される。
第3ピン支持部1402は「T」字状に形成される。「T」から縦辺の終端がハンドルカバー1400の内側面に連結されるように形成され、前記終端は残りの部分より後方にさらに突出して、ピボットピン1327の上部と下部に接する。これによって、ピボットピン1327は前方に流動しなくなる。
ハンドルカバー1400の左側には後方に突出するように延長部支持部1403が形成される。延長部支持部1403の後面は延長部1310の前面と接する。
ハンドルカバー1400の上下左右にはフックの形態のハンドル締結部1404が内側に突出するように形成される。ハンドル締結部1404は前方から後方に行くほど外側に傾斜するように形成される。
ハンドルカバー1400の組立時、ハンドルカバー1400のハンドル締結部1404の傾斜部はハンドル部1200のハンドルカバー締結部1213の傾斜部を押圧してハンドルカバー締結部1213が少しずつ弾性変形され得るようにする。
<バンパー部材>
バンパー部材1500は図12に詳細に図示されている。
バンパー部材1500の中央部には、ハンドル部1200及びハンドルカバー1400がスライドされるハンドル貫通孔1501が前後方向に貫通するように形成される。ハンドル貫通孔1501はハンドル部1200の前方及びハンドルカバー1400の形状にしたがって左右側が円弧の形状である長方形の形状で形成される。
前記形状は多段で構成され、バンパー部材1500の後方から前方に行くほど前記形状の大きさが大きくなる。これによって、バンパー部材1500の後方に形成されるハンドル貫通孔1501と前方に形成されるハンドル貫通孔1501の間にはハンドルカバー設置溝1502が階段状に形成される。ハンドルカバー設置溝1502によりハンドル部1200の手動操作がより容易となり、キーシリンダー1900にキーを挿入するのがより容易となる。
バンパー部材1500の後方はハウジング1100の前面と結合される。ハンドル貫通孔1501を中心に左側と右側にはボルトを締結できる第1ハウジング締結部1503が形成される。ハンドル貫通孔1501を中心に上側と下側には複数の第2ハウジング締結部1504が形成される。第2ハウジング締結部1504は後方に延びるように形成され、中央部にはハウジング1100の第2バンパー締結部1114の中央部が挿入され得る溝が上下方向に貫通するように形成される。第1ハウジング締結部1503と第2ハウジング締結部1504の間及び第2ハウジング締結部1504と第2ハウジング締結部1504の間には、ハウジング1100の第3バンパー締結部1115が挿入され得る溝が前後方向に貫通するように形成される。これによって、バンパー部材1500とハウジング1100はより堅固に結合され得る。
このようなバンパー部材1500によってハウジング1100がドアパネルと直接的に接触しないため外部衝撃から保護され、また、外部から汚染物質や水分がハウジング1100に流入しないように防塵、防水の機能を遂行することができる。
<スライダー>
スライダー1600は図13〜図14に詳細に図示されている。
スライダー1600は右面1630と右面1630の上下の両端から左側に延びるように形成される上面1610と下面1620を含む。すなわち、スライダー1600は左側と前方と後方が開放されるように形成されて、前記空間にハンドル部1200が収納され得る。
上面1610及び下面1620は全体として四角板状に形成される。上面1610及び下面1620の左側は前方から後方に行くほど右側に傾斜するように形成され、右側には前方及び右側が開放されるようにハウジング干渉防止部1607が形成される。ハウジング干渉防止部1607の左側面は上面1610及び下面1620の左側面と平行するように形成される。
これによって、スライダー1600の左側の後方の空間が確保されてキーシリンダー1900が設置され得るようになる。また、スライダー1600が右側にスライドされるときにスライダー1600とハウジング1100が干渉しない限度内で、ハウジング1100の右側の前後の間隔を最大限コンパクトに形成することができる。
上面1610及び下面1620の左側と右側には上下方向に貫通するように第1、第2傾斜長孔1601、1602が形成される。第1、第2傾斜長孔1601、1602は上面1610及び下面1620の左側面と平行するように形成される。
第1傾斜長孔1601はスライダー1600の左側に形成され、第2傾斜長孔1602はスライダー1600の右側に形成される。
第1傾斜長孔1601は前方から後方まで同じ幅で形成される。前記幅の大きさは第1ピン1301の直径の大きさと類似するか若干大きく形成される。
第2傾斜長孔1602は第2傾斜長孔1602の後方に形成される引き込み部と、第2傾斜長孔1602の前方に形成される引き出し部を含む。
前記引き出し部の幅は第2ピン1302の直径に類似するか若干大きく形成される。
第2傾斜長孔1602の左側面は中盤部から後方に行くほど左側に傾斜するように形成されて、前記引き込み部の幅は前方から後方に行くほど次第に広くなる。第2傾斜長孔1602の後面はスライダー1600の後面と平行するように形成される。
これによって、第2傾斜長孔1602に挿入される第2ピン1302は、ハンドル部1200がピボット部1320の回転軸1321を中心に回転するとき、スライダー1600を移動させずに第2傾斜長孔1602内で移動され得る。
下面1620の後方にはドアラッチ連結部設置部1603が下方に突出するように形成される。ドアラッチ連結部設置部1603は「⊂」の形状で形成され、「⊂」の凹んだ部分が後方を向くように形成される。ドアラッチ連結部設置部1603はハウジング1100のドアラッチ連結部貫通溝1104の右側に挿入されるように配置される。
上面1610と下面1620の後方には上面1610と下面1620を連結する形態で補強部1606が形成される。補強部1606はドアラッチ連結部設置部1603の上部に形成される。補強部1606によってスライダー1600の剛性が向上する。
右面1630は全体として四角板の形状で形成される。右面1630は後方に突出するように形成されるスライダー復帰スプリング差し込み部1604と、スライダー復帰スプリング差し込み部1604の上部と下部に前方が開放されて左右方向に貫通する「⊂」の形状で形成される移動ナット挿入溝1605を含む。
スライダー復帰スプリング差し込み部1604は凹んだ部分が前方を向くように形成される円弧状に形成される。スライダー復帰スプリング差し込み部1604の内側には後述するリードスクリュー1724が配置され、スライダー復帰スプリング差し込み部1604の外側にはスライダー復帰スプリング1730が差し込まれる。すなわち、スライダー復帰スプリング差し込み部1604はリードスクリュー1724とスライダー復帰スプリング1730の間に配置される。スライダー復帰スプリング差し込み部1604の内側の直径はリードスクリュー1724に差し込まれる移動ナット1750の外側の直径と同一又は類似するように形成されて、スライダー復帰スプリング差し込み部1604とリードスクリュー1724は互いに接しない。
上部に形成される移動ナット挿入溝1605の下部の内側面はハウジング1100の第3ガイド部1106と接触して第3ガイド部1106によりガイドされ、上部の内側面は第3ガイド部1106と一定の間隔離隔するように形成される。下部に形成される移動ナット挿入溝1605は上部に形成される移動ナット挿入溝1605とスライダー復帰スプリング差し込み部1604を中心に対称となるように形成される。
これによって、移動ナット挿入溝1605と第3ガイド部1106の間には移動ナット1750が設置され得る空間が形成される。移動ナット1750の設置後に移動ナット1750の内側面と第3ガイド部1106の外側面は互いに接触する。
<駆動部>
駆動部1700は図15〜図16に詳細に図示されている。
駆動部1700は動力伝達部と、前記動力伝達部によって回転するウォーム1721と、ウォーム1721により回転するダブルギア1722と、ダブルギア1722及びハウジング1100により左右方向にスライドされる移動ナット1750を含む。
前記動力伝達部はモータ1710で備えられ得る。
駆動部1700はハウジング1100の右側に配置される。
モータ1710は上下方向にハウジング1100に設置される。
モータ1710は制御部(図示せず)により作動するか作動を停止する。
モータ1710の軸にはウォーム1721が設置される。
ダブルギア1722はウォームホイール1723とウォームホイール1723の左側に配置されるリードスクリュー1724を含む。ウォームホイール1723とリードスクリュー1724は一つの軸で連結されて同時に回転する。ウォームホイール1723とリードスクリュー1724の間には一面がウォームホイール1723と連結され、他面がリードスクリュー1724と連結される円板が形成される。
ウォーム1721はウォームホイール1723と噛み合う。ダブルギア1722はウォーム1721の後方に左右方向に配置される。
リードスクリュー1724の外側にはスライダー復帰スプリング1730が設置される。組立完了後、スライダー復帰スプリング1730の一側はスライダー1600のスライダー復帰スプリング差し込み部1604に設置され、スライダー復帰スプリング1730の他側はリードスクリュー貫通部1132の左側面に接する。
スライダー復帰スプリング1730の外側にはバンパー1740が設置される。
バンパー1740は全体として円形のパイプ状に形成される。バンパー1740は左右方向に配置される。
バンパー1740の前方には、前方に突出するように形成されるガイド部1741が上部と下部にそれぞれ形成される。
ガイド部1741は四角のパイプ状に形成される。ガイド部1741は左右方向に配置される。
上部のガイド部1741と下部のガイド部1741は互いに離隔するように配置される。すなわち、二つのガイド部1741の間にはハウジング挿入溝1742が形成される。
バンパー1740はハウジング1100のバンパー設置溝1136に設置される。ハウジング挿入溝1742には中間に形成される第3ガイド部1106が挿入される。上部ガイド部1741の上面は上部に形成される第3ガイド部1106の底面と接し、下部ガイド部1741の下面は下部に形成される第3ガイド部1106の上面と接する。すなわち、バンパー1740は第3ガイド部1106の間に配置されて上下方向に流動しなくなる。バンパー1740は第3ガイド部1106の形状によって一定の範囲以上左右に流動しなくなる。
このようなバンパー1740によって、スライダー復帰スプリング1730は一定量以上上下及び前後方向に動かなくなり、スライダー復帰スプリング1730作動時に発生する騒音、振動などが吸収される。
移動ナット1750は全体として四角板の形状で形成される。
移動ナット1750は広い面が左右方向を向くように配置される。
移動ナット1750の中央部には、前方が開放されて左右方向に貫通するように形成される第2ハウジング挿入溝1754と、第2ハウジング挿入溝1754の上部及び下部に形成される第2ガイド部1752と、第2ガイド部1752の上部及び下部に前方が開放されて左右方向に貫通するように形成される第1ハウジング挿入溝1753と、第1ハウジング挿入溝1753の上部及び下部に右側に突出するように形成される第1ガイド部1751を含む。
第1ハウジング挿入溝1753の前後方向の深さは第2ハウジング挿入溝1754の前後方向の深さより深く形成される。
第1ハウジング挿入溝1753と第2ハウジング挿入溝1754にはハウジング1100の第3ガイド部1106が挿入される。
第1ガイド部1751の後面は前方から後方に行くほど左側に傾斜するように形成されて、スライダー1600が左右方向にスライドされるときに移動ナット1750にさらに容易に挿入され得る。
また、移動ナット1750は中央部から右側に突出するように形成されるリードスクリュー挿入部1755を含む。
リードスクリュー挿入部1755には左右方向に貫通するように雌ねじ部が形成される。前記雌ねじ部にリードスクリュー1724が差し込まれる。
リードスクリュー1724が回転すると、移動ナット1750は一側がハウジング1100に挿入されているので第3ガイド部1106に沿って左右方向にスライドされることになる。
移動ナット1750はスライダー1600の右面1630より左側に配置される。これによって、移動ナット1750が右側に移動すると、スライダー1600は移動ナット1750によって右側に押圧され、移動ナット1750が左側に移動すると、スライダー1600はスライダー復帰スプリング1730によって左側に押圧される。
下部に形成される第1ガイド部1751には下方に突出するように第3センサ押圧部1756が形成される。第3センサ押圧部1756は移動ナット1750が左右方向にスライドして第3センサ23a、23bの上部を押圧できるほど十分に突出する。
移動ナット1750は第3センサ押圧部1756がスライダー1600の前面より前方に配置されるようにスライダー1600内に配置される。これによって、移動ナット1750とは別個にスライダー1600が左右方向にスライドされるとき、スライダー1600と第3センサ押圧部1756間の干渉が防止される。
<止め板>
ハウジング1100はハウジング1100の後方に結合される止め板1800を含む。
止め板1800は図17〜図18に詳細に図示されている。
止め板1800は、全体として前方が開放された直方体状に形成される。つまり、後面部と前記後面部の周囲から前方に突出するように形成された周り部で構成されている。
止め板1800の形状は全体としてハウジング1100の形状にしたがって形成される。
止め板1800の左側部1810及び右側部1820は止め板1800の中央部より前方に突出するように形成される。
止め板1800の中央には電線挿入溝1801が前後方向に貫通するように形成される。電線20の一部は電線挿入溝1801を通じてハウジング1100の内部に連結される。
止め板1800の中央にはハウジング支持部1802とピボット部係止部1803が前方に突出するように形成される。
ピボット部係止部1803は電線挿入溝1801より右側に配置され、ハウジング支持部1802はピボット部係止部1803より右側に配置される。
ハウジング支持部1802の左側は、左側が凹むように形成される円弧状に突出し、ハウジング支持部1802の右側は上下方向に形成される直線状に突出する。このような形状により、ハウジング支持部1802にはハウジング1100のリードスクリュー設置部1135が挿入され得る。これによって、リードスクリュー設置部1135はより堅固にリードスクリュー1724を支持することができる。
ピボット部係止部1803の右側は、左側から右側に行くほど前方に傾斜するように形成される。前記傾斜部によって使用者がハンドル部1200の右側を押圧してピボット部1320が力を受けることになっても、ピボット部1320はピボット部係止部1803以上右側に押圧されなくなる。また、ピボット部1320はピボット部1320に設置されるピボット部復帰スプリング1324により反時計回り方向に弾性力を受けているので、ピボット部係止部1803に接していないときにもピボット部係止部1803より右側に移動しなくなる。
止め板1800の左側の下部には前方に開放されて上下方向に貫通するようにドアラッチ連結部貫通溝1804が形成されて、ドアラッチ連結部30の一部が設置される。
ドアラッチ連結部貫通溝1804はハウジング1100のドアラッチ連結部貫通溝1104の後方に配置される。
左側部1810には後方が開放されるようにキーシリンダー設置溝1811が形成される。
キーシリンダー設置溝1811の内部の上部と下部にはキーシリンダー締結部1812が形成される。キーシリンダー締結部1812にはボルトが挿入され得る溝が前後方に貫通するように形成されて、キーシリンダー1900をキーシリンダー締結部1812にボルティング結合して設置することができる。
キーシリンダー設置溝1811の右側面及びキーシリンダー締結部1812は前方から後方に行くほど右側に傾斜するように形成され、キーシリンダー1900も前方から後方に行くほど右側に傾斜するように設置される。これによって、ハンドル部1200の左側が前方に引き出されたとき、使用者がキーシリンダー1900を操作するために必要なハンドル部1200とバンパー部材1500間の隙間が最小化され得る。
両キーシリンダー締結部1812の間には前後方向に貫通するようにキーシリンダー貫通溝1813が形成される。キーシリンダー貫通溝1813は円形に形成される。
キーシリンダー1900の前方はキーシリンダー貫通溝1813を通じてハウジング1100の内部に挿入される。これによって、ハンドル部1200の左側が前方に持ち上げられてハウジング1100の内部が露呈されると、キーシリンダー1900を操作できるようになる。
キーシリンダー設置溝1811の内部の左側の下端にはドアキー連結部設置部1814が後方に突出するように形成される。ドアキー連結部設置部1814は四角のパイプ状に形成される。ドアキー連結部設置部1814には後方が開放されて上下方向に貫通するように溝が形成されて、前記溝に後述するドアキー連結部50の一部が設置される。
右側部1820にはモータ支持部1821と、モータ軸支持部1822と、バンパー支持部1823が前方に突出するように形成される。
モータ支持部1821は右側部1820の右側の下部に形成される。
モータ支持部1821は角が丸い四角のパイプ状に形成される。これによって、モータ支持部1821はより軽量化される。
モータ支持部1821の前面はハウジング1100に設置されるモータ1710の後面と接する。これによって、モータ1710は後方に流動しなくなる。
モータ軸支持部1822は広い面が上下方向を向く四角板状に形成される。
モータ軸支持部1822はモータ支持部1821の上部に配置される。
モータ軸支持部1822の前面はハウジング1100の第1モータ軸設置部1123の後面と接する。これによって、モータ1710の軸は後方に流動しなくなる。
バンパー支持部1823は右側より左側がより前方に突出した板状に形成される。
バンパー支持部1823はモータ支持部1821及びモータ軸支持部1822より左側に配置される。
バンパー支持部1823の左側の前面はハウジング1100の第3ガイド部1106の後面と接し、バンパー支持部1823の右側の前面はハウジング1100に設置されるバンパー1740の後面と接する。これによって、バンパー1740は後方及び左側に流動しなくなる。
止め板1800の周り部にはハウジング1100と結合される第1締結部1831と、第2締結部1832が形成される。
第1締結部1831はボルトが後方から前方に挿入され得る溝を含む形態で形成される。第1締結部1831の一部は止め板1800の周り部の右側面、上側面及び下側面の一部に外側に突出するように形成され、第1締結部1831の残りの一部は止め板1800の左側に後方に突出するように形成され、第1締結部1831の残りは左側の下部に前後方向に貫通するように形成される。
第2締結部1832は止め板1800の周り部の上側面及び下側面に前方に突出するように形成される。第2締結部1832の中央部には上下方向に貫通する溝が形成されて、前記溝にハウジング1100の第2締結部1152が挿入される。
これによって、止め板1800とハウジング1100はより堅固に結合され得る。また、止め板1800の前面とハウジング1100の後面の間にはシーリング部材1850が挿入される。シーリング部材1850は止め板1800とハウジング1100間の隙間を埋めて、防水、防塵の役割をすることができる。
<連結部>
ドアラッチ連結部30は図5及び図31〜図37に詳細に図示されている。
ドアラッチ連結部30の一端はスライダー1600に、他端は電動式ラッチ部2000に連結される。
ドアラッチ連結部30は図31に図示された通り、ケーブル33とケーブル33を囲んでいるチューブ32を含み、ケーブル33の一端には係止突起31が形成される。
ケーブル33はスライダー1600のドアラッチ連結部設置部1603に設置されて、係止突起31はドアラッチ連結部設置部1603より右側に位置するようになる。
ドアラッチ連結部設置部1603の溝の幅はケーブル33の直径よりは大きく、ドアラッチ連結部30の直径よりは小さく形成されるので、係止突起31はドアラッチ連結部設置部1603によって右側に引っ張られるか元の状態に復帰する。
チューブ32の一側の周りには溝が形成されて、前記溝をハウジング1100の第2ガイド部1105の溝に差し込むことによって、チューブ32はハウジング1100に固定される。これによって、スライダー1600がスライドされると、チューブ32はそのまま動かず、チューブ32の中に設置されたケーブル33のみが移動することになる。
ケーブル33の他端には電動式ラッチ部2000のストッパー(図示せず)が形成される。
前記ストッパーは図32に図示された通り、安全プレート2400と連結される。ケーブル33が引っ張られるか元の状態に復帰すると、安全プレート2400もそれにしたがってスライドされる。
安全プレート2400の一側がドアラッチ連結部30に沿って引っ張られると、安全プレート2400がロック部材2615から離脱してロック部材2615の回転が可能となり、安全プレート2400により第1センサ21が押圧されてモータ2610に電源が印加されてモータ2610の作動が可能となる。すなわち、電動式ラッチ部2000のロックが解除される。
このとき、特定センサの押圧、リモコンの作動などによってモータ2610に作動命令が下されるとモータ2610が作動し、モータ2610の軸に設置されたウォームと噛み合っているロック部材2615が回転して、ロック部材2615に挿入されているオープンレバー2350を回転させる。すなわち、図35に図示されたような状態となる。
オープンレバー2350が回転すると、オープンレバー2350がラッチ2200に係止されている回動部材2370を回転させて回動部材2370がラッチ2200から離脱する。それによってラッチ2200がラッチ2200に設置されたスプリング(図示せず)の復原力によって回転すると、ラッチ2200により係止されていた車体のストライカー2100がラッチ2200が離脱しながらドアパネルが開くことになる。すなわち、図36に図示されたような状態となる。
ドアキー連結部50は図5に図示されている。
ドアキー連結部50もドアラッチ連結部30と形態及び作動原理が同じである。ただし、ドアキー連結部50の一端はキーシリンダー1900に連結されているため、キーシリンダー1900がキーによって時計回り方向又は反時計回り方向に回転すると、それによって上側に引っ張られるか元の状態に復帰する。また、ドアキー連結部50の他端はオープンレバー2350と連動するオープンプレート(図示せず)と連結されているため、オープンレバー2350を手動で回転させてラッチ2200のロックを解除することができる。
以下では、前述した構成を有する本発明の第1実施例に係る車両ドア用フラッシュハンドルの作動方法について説明することにする。
<手動式作動過程>
以下では、ハンドル部1200が手動で作動する過程を説明することにする。
図1に図示された通り、ハンドル部1200が引き込まれている状態で使用者がハンドル部1200の右側を前方から後方に押圧すると、図19に図示された通り、ハンドル部1200の右側を中心にハンドル部1200の左側が前方に回転して出ることになる。
これによって、ハンドル部1200の左側の後方にハウジング1100の内部が露出される。ハンドル部1200の左側の後方には図20に図示された通り、キーシリンダー1900が設置されている。
使用者はこの状態でハンドル部1200とバンパー部材1500の間にキーを挿入してキーシリンダー1900を操作することができる。
キーを挿入できる空間をさらに確保するために、使用者は前方に突出したハンドル部1200を引っ張ることができる。ハンドル部1200を十分に前方に引っ張ると、図21に図示された通り、ハンドル部1200は左右方向に水平な状態で引き出される。
使用者はこの状態でハンドル部1200とバンパー部材1500の間にキーを挿入してキーシリンダー1900を操作してもよい。
前述した通り、手動でハンドル部1200を引き出す場合、図22に図示された通り、スライダー復帰スプリング1730はスライダー1600によって右側に圧縮され、移動ナット1750の位置は維持される。
その後、使用者がハンドル部1200を離すと、スライダー復帰スプリング1730によりハンドル部1200は元の状態に復帰することになる。
<手動引き出し引き込み過程>
以下では前述したハンドル部1200の手動引き出し引き込み過程について断面図を参照して詳しく説明することにする。
手動引き出し引き込み過程は図26〜図28に詳細に図示されている。
図26に図示された通り、ハンドル部1200が引き込まれている状態で、ハンドル部1200の右側を押圧するとハンドル部1200の右側に設置されたピボット部1320の後方が止め板1800に密着する。ピボット部1320は使用者と止め板1800によって前後方向に圧縮力を受ける。
前記圧縮力によってピボット部1320と止め板1800間の摩擦力が増加する。前記摩擦力がピボット部1320のピボット部復帰スプリング1324による復原力より大きくなると、ピボット部1320がピボットピン1327を中心に回転しないため、ピボットピン1327の位置が固定される。
この状態でピボットピン1327の右側に押圧する力が加えられると、図27に図示されたように、ハンドル部1200がピボットピン1327を中心に反時計回り方向に回転することになる。
ハンドル部1200が回転すると、第2ピン1302は第2傾斜長孔1602の後側面に沿って左側に一定の距離移動した後、第2ピン1302の上部及び下部が挿入されている第1ガイド部1102の斜面により塞がれることになる。
第2ピン1302の位置が固定されると、ハンドル部1200はそれ以上回転しない。
ハンドル部1200が回転すると、第1ピン1301は第1傾斜長孔1601に沿って一定の距離移動した後、第1ピン1301の上部及び下部が挿入されている第1ガイド部1102の斜面により塞がれることになる。
第1ピン1301の位置が固定されると、ハンドル部1200は延長部1310に対してスライドしながら回転する。延長部1310の内部の延長部復帰スプリング1316はハンドル部1200がスライドされる分だけ圧縮される。
延長部1310は第1ピン1301に対してスライドしながら回転する。
第1ピン1301及び第2ピン1302はハンドル部1200が引き込まれた状態で第1、第2傾斜長孔1601、1602と第1ガイド部1102の溝が交差して形成される空間内でのみスライドされる。すなわち、第1ピン1301及び第2ピン1302によりスライダー1600に作用する力が存在しないため、スライダー1600はスライドしない。
使用者がハンドル部1200から手を離すと、ハンドル部1200は延長部1310の延長部復帰スプリング1316の復原力によって引き込まれることになる。
この状態で使用者がハンドル部1200を前方に引っ張ると、第1ピン1301及び第2ピン1302は第1、第2傾斜長孔1601、1602に沿って前方に移動する。これによって、スライダー1600は右側にスライドして、スライダー復帰スプリング1730が圧縮される。
ハンドル部1200の引き出しが完了すると、図29に図示したような状態となる。
延長部1310の内部の延長部復帰スプリング1316は第1ピン1301が自由に移動することにより元の状態で復元される。ピボット部1320はピボット部1320と止め板1800間の摩擦力が存在しないため、ピボット部復帰スプリング1324の復原力によってピボットピン1327を中心に反時計回り方向に回転する。
駆動部1700によりスライダー1600がスライドされたものではないため、移動ナット1750は本来の位置を維持する。
すなわち、ハンドル部1200が手動で作動するときは図37に図示された通り、移動ナット1750は左側の第3センサ23bを押圧する状態を維持する。
スライダー1600が右側にスライドされるとドアラッチ連結部30が引っ張られる。それによって電動式ラッチ部2000のロックが解除される。
しかし、左側の第3センサ23bが押圧されている状態では電動式ラッチ部2000のモータ2610が作動しないため、後述する電動式作動過程とは異なり、ハンドル部1200の左側を引っ張って延長部1310が第2センサ22を押圧しても、ドアパネルが電動で開かない。すなわち、ドアパネルを開けるためには手動で電動式ラッチ部2000を作動させなければならない。
ハンドル部1200で使用者がキーシリンダー1900にキーを入れて回すと、ドアキー連結部50により電動式ラッチ部2000が手動で作動してストライカー2100がラッチ2200から抜け出てドアパネルが開くことになる。また、電動式ラッチ部2000の手動オープンケーブルを引っ張ってドアパネルを開けてもよい。
この状態で使用者がハンドル部1200を離すと、スライダー復帰スプリング1730の弾性力によってスライダー1600が左側に移動し、これに伴い、第1ピン1301及び第2ピン1302がスライダー1600の第1、第2傾斜長孔1601、1602に沿って後方に移動して、ハンドル部1200が引き込まれる。
<電動式作動過程>
以下では、ハンドル部1200が電動で作動される過程を説明することにする。
図1〜図2に図示された通り、ハンドル部1200が引き込まれている状態でキーやリモコン、ボタン等を通じてハンドル部1200の引き出しが入力されると、制御部によってモータ1710が作動する。
モータ1710が作動すると、ウォーム1721が回転することになり、ウォーム1721が回転するにつれてダブルギア1722のウォームホイール1723が回転することになり、ウォームホイール1723と共にリードスクリュー1724も回転することになる。
リードスクリュー1724が回転すると、リードスクリュー1724と噛み合っている移動ナット1750が右側に移動することになり、移動ナット1750によりスライダー1600も右側に移動する。
スライダー1600が右側に移動すると、第1ピン1301及び第2ピン1302がスライダー1600の第1、第2傾斜長孔1601、1602に沿って前方に移動する。
これに伴い、ハンドル部1200が前方に引き出されて図23、図29及び図34に図示されたような状態となる。
移動ナット1750が右側に移動すると、移動ナット1750の第3センサ押圧部1756が図34に図示された通り、右側の第3センサ23aを押圧することになる。第3センサ23aが押圧されるとモータ1710の作動が停止する。
また、スライダー1600が右側にスライドされると、ドアラッチ連結部30が引っ張られる。ドアラッチ連結部30により安全プレート2400の一側が引っ張られると、安全プレート2400がロック部材2615から離脱してロック部材2615の回転が可能となり、安全プレート2400により第1センサ21が押圧されてモータ2610の作動が可能となる。すなわち、電動式ラッチ部2000のロックが解除される。
使用者はこの状態で前述した手動式作動方法と同様に、ハンドル部1200とバンパー部材1500の間にキーを挿入してキーシリンダー1900を操作してドアパネルを開けてもよい。
これとは異なり、電動式でドアパネルを開けようとするときは、図24、図25及び図30に図示された通り、ハンドル部1200の左側を前方に引っ張ればよい。
ハンドル部1200の左側を前方に引っ張ると、ハンドル部1200が引き込まれているときとは異なってピボット部1320の後方が固定されないため、ハンドル部1200は第2ピン1302を中心に反時計回り方向に回転する。
ハンドル部1200の左側が回転するにつれて延長部1310内の延長部復帰スプリング1316は圧縮される。ハンドル部1200が延長部1310に対して前方にスライドされることにより、ハンドル部1200の後方に設置されている第2センサ22が延長部1310の後方に形成される第2センサ押圧防止部1314から離脱して延長部1310の長さ部1313の外側面によって押圧されることになる。
第1センサ21、第2センサ22及び右側の第3センサ23aがすべて押圧されると、電動式ラッチ部2000のモータ2610が作動して図35〜図36に図示したようにドアパネルが開く。
使用者がハンドル部1200を離すと、延長部1310の延長部復帰スプリング1316によりハンドル部1200は図23に図示されたような状態に復帰する。
その後、モータ1710がハンドル部1200の引き出し時と反対方向に回転すると、移動ナット1750が左側に移動するにつれて、スライダー復帰スプリング1730の復原力によってスライダー1600が左側に移動することになる。
スライダー1600が左側に移動すると、第1ピン1301及び第2ピン1302がスライダー1600の第1、第2傾斜長孔1601、1602に沿って後方に移動する。
移動ナット1750が左側に移動すると、移動ナット1750の第3センサ押圧部1756が図31に図示された通り、左側の第3センサ23bを押圧することになる。第3センサ23bが押圧されるとモータ1710の作動が停止する。
スライダー1600が左側にスライドされると、ドアラッチ連結部30が元の状態に復帰する。ドアラッチ連結部30に沿って安全プレート2400が本来の状態に復帰すると、図32に図示された通り、安全プレート2400がロック部材2615で挿入されてロック部材2615の回転が阻止され、安全プレート2400が第1センサ21から外れてモータ2610に電源が遮断される。すなわち、電動式ラッチ部2000がロックされることになる。これによって、電動式ラッチ部2000の電気的誤作動によるドアパネルのオープンが防止される。
ただし、前述した通り、安全プレート2400が本来の状態に復帰するためには、電動式ラッチ部2000のモータ2610がドアパネルが開くときと反対方向に回転するか回動部材2370の復帰スプリングの復原力によりロック部材2615及びオープンレバー2350が元の状態に復帰する過程が先行されなければならない。
======第2実施例======
以下では、本発明の好ましい第2実施例を説明することにする。
第1実施例で前述した実施例と同じ構成については詳細な説明を省略することにする。
図38に図示された通り、第2実施例の車両ドア用フラッシュハンドルは、スライダー3600と、スライダー3600に収納されるハンドル部3200及びスライダー3600の左右方向のスライドに対してハンドル部3200を前後方向にスライドさせたり、ハンドル部3200の前後方向のスライドに対してスライダー3600を左右方向にスライドさせる直線運動変換器具を含む。
前記直線運動変換器具はスライダー3600とハンドル部3200が相対スライド可能に支持する直線運動変換部と、スライダー3600をスライドさせる駆動部3700を含む。
前記直線運動変換部はスライダー3600に形成される第1、第2傾斜長孔3601、3602と、第1、第2傾斜長孔3601、3602に沿ってスライドするようにハンドル部3200に設置される第1、第2ピン3301、3302を含む。
<ハウジング>
スライダー3600が設置されるハウジング3100は図39に詳細に図示されている。
ハウジング3100は第1実施例のハウジング1100と全般的に類似しているが、次のような差がある。
ハウジング3100の周り部の上部と下部に内側に突出するように形成される第1ガイド部3102は、前後方向にまっすぐに延びる2つの直線で構成される。
第1ガイド部3102には第1、第2ピン3301、3302の一部が挿入されて、第1ガイド部3102に沿って前後方向でのみ移動する。
ハウジング3100の左側に下方に突出するように形成された部分の左側面には、左右方向に貫通するように電線貫通溝3107が形成される。
第1実施例で電線20の一部が止め板1500を介してハンドル部1200の各センサに連結されたのとは異なり、第2実施例で電線20の一部はハウジング3100の電線貫通溝3107を介してハンドル部3200の各センサに連結される。
ハウジング3100の右側の上部に形成されるリードスクリュー設置部3133にはブッシュ設置部3125が左側に突出するように形成される。ブッシュ設置部3125は前後方向に形成され、上下方向に平行するように配置される3個の直線で構成される。
ブッシュ設置部3125には後述するリードスクリュー3724の右側に設置されるブッシュ3762の上端、下端及び前端が接することになる。
リードスクリュー設置部3135の右側面には、後述するリードスクリュー3724の左側に設置されるブッシュ3762が差し込まれるブッシュ設置溝3135aがさらに形成される。ブッシュ設置溝3135aにはブッシュ3762の一部が挿入される溝が左右方向に貫通するように形成される。前記溝の直径はブッシュ設置溝3135aの幅より小さく形成される。
<ハンドル部>
ハンドル部3200は図40に詳細に図示されている。
ハンドル部3200は第1実施例のハンドル部3200と全般的に類似しているが、次のような差がある。
ハンドル部3200の右側の後方に形成される第2ピン設置溝3241は、ハンドル部3200に設置されるピボットピン3327を中心とする円弧状に形成される。これによって、ハンドル部3200はハンドル部3200の右側が外部で押圧されたとき、第2ピン3302を移動させずともピボットピン3327を中心に回転することができる。
すなわち、第2ピン3302はハンドル部3200の回転時には左右に移動せずハンドル部3200が前後方向にスライドされるときにのみハウジング3100の第1ガイド部3102に沿って前後方向に移動する。
ハンドル部3200の後面には、第1実施例のハンドル部1200の後面に電線設置部1222が形成されたのとは異なって別途の電線設置部が形成されない。
その代わりに、ハンドル部3200の後方の右側には上部及び下部に補強部3222がそれぞれ形成される。補強部3222は第2ピン設置溝3241の左側に形成されて、第2ピン設置溝3241の強度を補強する。また、ハウジング3100の電線貫通溝3107とハンドル部3200の後方の左側とハンドル部右側部3240の電線貫通溝3242を通じて連結される電線20がハンドル部3200の下に垂れないように支持する役割をする。
<駆動部>
駆動部3700は図41〜図42に詳しく図示されている。
駆動部3700は第1実施例の駆動部3700と全般的に類似しているが、次のような差がある。
モータ3710に形成されるウォーム3721の上端には軸バンパー3763がさらに設置される。軸バンパー3763によって、ウォーム3721が回転してハウジング3100のウォームギア設置溝3122と摩擦するときに発生する騒音が減少する。
ダブルギア3722はウォームホイール3723と、ウォームホイール3723の左側に配置されるリードスクリュー3724と、ウォームホイール3723とリードスクリュー3724を貫通するダブルギア軸3725を含む。ウォームホイール3723とリードスクリュー3724は一つに連結されて同時に回転する。ウォームホイール3723とリードスクリュー3724の間には一面がウォームホイール3723と連結され、他面がリードスクリュー3724と連結されるドーナツ状の板が形成される。
ダブルギア軸3725はウォームホイール3723とリードスクリュー3724より外側に突出するように形成される。
移動ナット3750の左側面には右側に陥没するようにワッシャー設置溝3757が形成される。ワッシャー設置溝3757はリードスクリュー挿入部3755と連通する。
ダブルギア軸3725の両側にはワッシャー3761及びブッシュ3762がさらに差し込まれる。ブッシュ3762はワッシャー3761より外側に配置される。ワッシャー3761及びブッシュ3762によってダブルギア3722が回転してハウジング3100と摩擦するときに発生する騒音が減少する。
ワッシャー3761はドーナツ状の板で形成され、ブッシュ3762はドーナツ状の板に半球状の蓋が連結されている形状で形成される。ブッシュ3762のドーナツ部の直径は半球部の直径より大きく形成される。
ダブルギア軸3725の左側に設置されるワッシャー3761及びブッシュ3762は、ダブルギア3722に設置される移動ナット3750より左側に設置される。これによって、移動ナット3750がリードスクリュー3724の左側から離脱しなくなる。また、ブッシュ3762はハウジング3100のブッシュ設置溝3135aに挿入されてリードスクリュー設置部3135の左側から離脱しなくなる。
第2実施例に係る車両ドア用フラッシュハンドルの作動方法は第1実施例の作動方法と同じである。
======第3実施例======
以下では本発明に係る好ましい第3実施例を説明することにする。
前述した実施例と同じ構成については詳細な説明を省略することにする。
図45〜図49に図示された通り、本発明の好ましい第3実施例に係る車両ドア用フラッシュハンドルは、ハウジングと、前記ハウジングに設置されるスライダー4600と、スライダー4600に収納されるハンドル部4200及びスライダー4600の左右方向のスライドに対してハンドル部4200を前後方向にスライドさせたり、ハンドル部4200の前後方向のスライドに対してスライダー4600を左右方向にスライドさせる直線運動変換器具を含む。
前記直線運動変換器具はスライダー4600とハンドル部4200が相対スライド可能に支持する直線運動変換部と、スライダー4600をスライドさせる駆動部4700を含む。
前記直線運動変換部はスライダー4600に形成される第1、第2傾斜長孔4601、4602と、第1、第2傾斜長孔4601、4602に沿ってスライドするようにハンドル部4200に設置される第1、第2ピン4301、4302を含む。
以下では、図45を参照して各構成について詳しく説明することにする。
<第1ハウジング>
前記ハウジングは第1ハウジング4100と第1ハウジング4100の右側に結合される第2ハウジング4160を含む。
第1ハウジング4100は図50〜図51に詳細に図示されている。
第1ハウジング4100は全体として後方が開放された直六面体状に形成される。すなわち、第1ハウジング4100は前面部と前記前面部の周りから後方に突出するように形成された周り部で構成される。
第1ハウジング4100の中央部にはハンドル部4200及びスライダー4600が配置され、第1ハウジング4100の右側部には駆動部4700の一部が配置され、第1ハウジング4100の左側部にはキーロック部4900が配置される。
第1ハウジング4100にはハンドル部貫通孔4101が第1ハウジング4100の中央部から左側部まで長く形成される。
ハンドル部貫通孔4101はハンドル部4200の前面部の形状にしたがって形成されて、本第3実施例では左右側が円弧の形状である長方形の形状で前後方向に貫通するように形成される。ハンドル部貫通孔4101はハンドル部4200の前面部より大きく形成されて、ハンドル部貫通孔4101とハンドル部4200間の干渉を防止する。
第1ハウジング4100の周り部の上部と下部には第1ガイド部4102が外側に突出するように形成される。
第1ガイド部4102はハンドル部貫通孔4101の左側及び右側に配置されて、ハンドル部4200及びスライダー4600に挿入される第1、第2ピン4301、4302のスライドをガイドする。
第1ガイド部4102は前後方向に形成され、第1ガイド部4102の内側には第1、第2ピン4301、4302が挿入され得る溝が形成される。これによって、第1、第2ピン4301、4302の両端は前記溝に挿入されて前後方向にスライドされ得る。
第1ハウジング4100の右側の下部には2つの第3センサ設置溝4103が互いに左右方向に一定の間隔で離隔して形成される。第3センサ設置溝4103は上部及び後方が開放されるように突出して形成される。第3センサ23a、23bは第3センサ設置溝4103に後方から前方に設置されて、第3センサ設置溝4103の上部を通じて押圧されることになる。
第1ハウジング4100の右側の下端は第1ハウジング4100の中央部の下端より下方に形成される。これによって、第1ハウジング4100の右側の下端と第1ハウジング4100の中央部の下端には段差が形成され、前記段差が形成される部分には左右方向に開放されるようにドアラッチ連結部貫通溝4104が形成される。
ドアラッチ連結部貫通溝4104にはドアラッチ連結部30の一部が配置される。
ドアラッチ連結部貫通溝4104の右側には後方が開放されるようにドアラッチ連結部設置溝4105が形成される。
ドアラッチ連結部設置溝4105にはドアラッチ連結部30のチューブ32が設置されて、チューブ32の位置が固定される。
第1ハウジング4100の右側の中央には2つの第3ガイド部4106が後方に突出するように形成される。第3ガイド部4106はハンドル部貫通孔4101の右側に配置される。
第3ガイド部4106は左右方向に長く形成される。
第3ガイド部4106の左側には上下方向に移動ナット止め部4107が形成される。
移動ナット止め部4107は第3ガイド部4106の左側端より上部及び下部に突出するように形成される。
第3ガイド部4106の左側は移動ナット止め部4107により塞がれ、第3ガイド部4106の右側は第1ハウジング4100の周り部の右側によって塞がれる。
このような第3ガイド部4106により後述する駆動部4700の移動ナット4750及び移動ナットバンパー4760が一定の範囲内で左右方向にスライドされ得る。
第1ハウジング4100の右側の周り部には後方が開放されて左右方向に貫通するように第1リードスクリュー貫通溝4108が形成される。
第1リードスクリュー貫通溝4108は半円状に形成される。
第1ハウジング4100の右側の周り部には右側に突出するように第2ハウジング設置部4109が形成される。
第2ハウジング設置部4109は半円状に形成される。第2ハウジング設置部4109の直径は第1リードスクリュー貫通溝4108の直径より大きく形成され、第2ハウジング設置部4109は第1リードスクリュー貫通溝4108より前方に配置され、第2ハウジング設置部4109と第1リードスクリュー貫通溝4108の間には隔壁が形成される。
後述する第2ハウジング4160は第1リードスクリュー貫通溝4108と第2ハウジング設置部4109の間に設置される。
第1ハウジング4100の前面の外側は後述するバンパー部材4500と結合される。
ハンドル部貫通孔4101の周りには第1、第2、第3バンパー締結部4113、4114、4115が複数個で形成される。
第2バンパー締結部4114は第1ハウジング4100の前面部より外側に突出するように形成される。第2バンパー締結部4114にはハンドル部貫通孔4101側に陥没するように形成される溝の形態で第1バンパー締結部4113が形成される。
第1、第2バンパー締結部4113、4114によってバンパー部材4500を第1ハウジング4100の前面部の外側から内側に嵌合することができる。
第3バンパー締結部4115は前方に突出した円柱状に形成される。
第3バンパー締結部4115によってバンパー部材4500を第1ハウジング4100の前方から後方に嵌合することができる。
これによって、第1ハウジング4100とバンパー部材4500はより堅固に結合され得る。
第1ハウジング4100の左側の周り部には後方に突出するようにキーシリンダー設置部4121が形成される。
キーシリンダー設置部4121は、右側は円形で左側は四角形で形成される。
キーシリンダー設置部4121には前後方向に貫通するようにキーシリンダー設置溝4122が形成される。
キーシリンダー設置部4121の左側にはキーシリンダー締結部4123が形成される。キーシリンダー締結部4123にはボルトを締結できる孔が形成される。
第1ハウジング4100の上側の周り部には上側に突出するように第4締結部4131が形成される。
第4締結部4131の下部には前後方向に貫通するようにレバー貫通溝4132が形成される。
レバー貫通溝4132は、後述するレバー4950の回転半径に合わせて左右方向に長く形成される。
第4締結部4131の左側にはケーブル設置溝4133と、係止突起設置溝4134と、チューブ設置溝4135が後方に突出するように形成される。
ケーブル設置溝4133はレバー貫通溝4132の左側に形成される。ケーブル設置溝4133は後方及び左右方向に開放されるように形成される。
係止突起設置溝4134はケーブル設置溝4133の左側に形成される。係止突起設置溝4134は後方及び左右方向に開放されるように形成される。
チューブ設置溝4135は係止突起設置溝4134の左側に形成される。チューブ設置溝4135は上方向及び左右方向に開放されるように形成される。
ケーブル設置溝4133と、係止突起設置溝4134と、チューブ設置溝4135は左右方向に同一線上に位置する。
第1ハウジング4100の上側の周り部には上側に突出するようにレバー設置突起4136aとウェイトバランス設置突起4136bが形成される。
レバー設置突起4136aとウェイトバランス設置突起4136bは第4締結部4131より前方に配置される。
レバー設置突起4136aとウェイトバランス設置突起4136bは上下方向に孔が形成された円柱状に形成される。
レバー設置突起4136aはウェイトバランス設置突起4136bの左側に離隔して配置される。
レバー設置突起4136aとウェイトバランス設置突起4136bの間には上下方向に貫通するようにレバーガイド溝4137が形成される。
レバーガイド溝4137は弧の形態で形成される。これによって、後述するレバー4950の係止部4954がレバーガイド溝4137に挿入されて回転され得る。
レバー設置突起4136aの左側には上側に突出するようにレバーガイド部4138が形成される。
レバーガイド部4138は前後方向に配置される四角板の形状で形成される。
ウェイトバランス設置突起4136bの右側には上側に突出するようにウェイトバランスガイド部4139が形成される。
ウェイトバランスガイド部4139は後述するウェイトバランス4960の形態に倣って形成される。
ウェイトバランスガイド部4139はウェイトバランス4960の後面と接するように形成されて、ウェイトバランス4960の初期位置を決定し、ウェイトバランス4960がウェイトバランスガイド部4139より後方に押圧されないようにする。
ウェイトバランスガイド部4139の高さはレバーガイド部4138の高さと同一又は類似するように形成される。
第3センサ設置溝4103の間には前後方向に貫通するように第1電線貫通溝4141が形成される。
電線20は第1電線貫通溝4141を通じて第1ハウジング4100の内部に挿入されて第3センサ23a、23bに連結される。
第1ハウジング4100の下側の周り部には後方及び前後方向に貫通するように第2電線貫通溝4142が形成される。
第2電線貫通溝4142は第1ハウジング4100の中央に配置される。
電線20は第2電線貫通溝4142を通じて第1ハウジング4100の内部に挿入されて第2センサ22、LED24、ボタンセンサ26及び第4センサ27に連結される。
第1ハウジング4100の周り部には後述する第1止め板4800と結合される第1締結部4151、第2締結部4152が形成される。
第1締結部4151はボルトが後方から前方に挿入され得る溝を含む形態で形成される。
第1締結部4151の一部は第1ハウジング4100の周り部の上側面及び下側面に外側に突出するように形成され、第1締結部4151の残りは第1ハウジング4100の左側に後方に突出するように形成される。
第2締結部4152は第1ハウジング4100の周り部の上側面及び下側面に外側に突出するように形成される。第2締結部4152は前方から後方に行くほど第1ハウジング4100の内側に傾斜する突起の形態で形成される。
第1ハウジング4100の周り部にはドアパネルと結合される第3締結部4153が形成される。
第3締結部4153は第1ハウジング4100の周り部の上側面及び下側面に外側に突出するように形成される。第3締結部4153には前後方向に貫通するように溝が形成されて、前記溝を通じてドアパネルと結合される。前記溝にはドーナツ状の金属パッド4154が設置されて、第1ハウジング4100とドアパネルの間の結合部が破損したり緩むことを防止する。
第1ハウジング4100の右側の周り部には第2ハウジング締結部4155が形成される。
第2ハウジング締結部4155は第2ハウジング設置部4109より前方に配置される。
第2ハウジング締結部4155は右側に突出した直六面体の形態で形成される。
第2ハウジング締結部4155は2つの前記直六面体が上下方向に離隔するように形成される。
第2ハウジング締結部4155には上側から下方にボルトを挿入できる溝が形成される。
第1ハウジング4100の周り部の内側には第1止め板差し込み溝4156が形成される。
第1止め板差し込み溝4156には後述する第1止め板4800の第1ハウジング差し込み突起4805が挿入される。
<第1止め板>
第1ハウジング4100は第1ハウジング4100の後方に結合される第1止め板4800を含む。
第1止め板4800は図58〜図59に詳細に図示されている。
第1止め板4800は全体として前方が開放された直六面体状に形成される。すなわち、後面部と前記後面部の周りから前方に突出するように形成された周り部で構成される。
第1止め板4800の周り部は第1ハウジング4100の周り部の後方を覆うことができるように形成される。
第1止め板4800の左側部4810及び右側部4820は外側に行くほど前方に突出するように形成される。
第1止め板4800の中央の下部には第3電線貫通溝4801が前方及び上下方向に貫通するように形成される。
第3電線貫通溝4801は第1ハウジング4100の第2電線貫通溝4142と連通する。
第1止め板4800の中央には第4センサ押圧部4802とピボット部係止部4803が前方に突出するように形成される。
第4センサ押圧部4802は第3電線貫通溝4801より左側に配置され、ピボット部係止部4803は第3電線貫通溝4801より右側に配置される。
第4センサ押圧部4802は平たい半球の形態で形成される。
第4センサ押圧部4802はハンドル部4200に設置される第4センサ27の後方に位置する。第4センサ押圧部4802は初期状態で第4センサ押圧部4802が第4センサ27を押圧しないように形成される。
ピボット部係止部4803は第1止め板4800の上部及び下部にそれぞれ四角形の形態で突出するように形成される。
ピボット部係止部4803はピボット部4320の回転部4322の後方より左側に配置される。これによって、使用者がハンドル部4200の右側を押圧してピボット部4320が力を受けることになるとき、ピボット部4320はピボット部係止部4803によって左側に押圧されなくなる。
第1止め板4800の右側の下部には前後方向に貫通するように溝4804が形成される。
第1止め板4800の周り部の内側には第1ハウジング差し込み突起4805が形成される。
第1ハウジング差し込み突起4805は第1止め板4800の周り部から離隔するように形成される。前記離隔する距離は第1ハウジング4100の第1止め板差し込み溝4156の厚さと類似している。
第1止め板4800の周り部と第1ハウジング差し込み突起4805の間には第1ハウジング4100の第1止め板差し込み溝4156が挿入され得る。
これによって、別途のシーリング部材がなくても第1ハウジング4100と第1止め板4800間の隙間が埋められ得るため、防水及び防塵が可能である。
左側部4810には左側及び後方が開放されるようにキーシリンダー設置溝4811が形成される。
キーシリンダー設置溝4811には第1ハウジング4100のキーシリンダー設置部4121が差し込まれる。
キーシリンダー設置溝4811には前後方向に貫通するようにキーシリンダー貫通溝4813が形成される。キーシリンダー貫通溝4813の直径はキーシリンダー4930の直径と同じであるかより大きく形成される。
左側部4810には前後方向に貫通するように第2ギア設置溝4814が形成される。
第2ギア設置溝4814はキーシリンダー設置溝4811の下部に位置する。
右側部4820には第3リードスクリュー貫通溝4821と第2止め板設置部4822と第2止め板締結部4823が形成される。
第3リードスクリュー貫通溝4821は前方が開放されて左右方向に貫通するように形成される。
第3リードスクリュー貫通溝4821は半円状に形成される。
第3リードスクリュー貫通溝4821は第1ハウジング4100の第1リードスクリュー貫通溝4108と前後方向に対称となるように形成されて、第1リードスクリュー貫通溝4108と連通する。
第2止め板設置部4822は半円状に形成される。第2止め板設置部4822の直径は第3リードスクリュー貫通溝4821の直径より大きく形成され、第2止め板設置部4822は第3リードスクリュー貫通溝4821より後方に配置され、第2止め板設置部4822と第3リードスクリュー貫通溝4821の間には隔壁が形成される。
後述する第2止め板4170は第3リードスクリュー貫通溝4821と第2止め板設置部4822の間に設置される。
右側部4820には第2止め板締結部4823が形成される。
第2止め板締結部4823は第2止め板設置部4822より後方に配置される。
第2止め板締結部4823は右側に突出した直六面体の形態で形成される。
第2止め板締結部4823は2つの前記直六面体が上下方向に離隔するように形成される。
第2止め板締結部4823には上側から下方にボルトを挿入できる溝が形成される。
第1止め板4800の周り部には第1ハウジング4100と結合される第1締結部4831と、第2締結部4832が形成される。
第1締結部4831はボルトが後方から前方に挿入され得る溝を含む形態で形成される。第1締結部4831の一部は第1止め板4800の周り部の上側面及び下側面の一部に外側に突出するように形成され、第1締結部4831の残りは左側の上部及び下部に前後方向に貫通するように形成される。
第2締結部4832は第1止め板4800の周り部の上側面及び下側面に外側に突出するように形成される。第2締結部4832の中央部には上下方向に貫通する溝が形成されて、前記溝に第1ハウジング4100の第2締結部4152が挿入される。
これによって、第1止め板4800と第1ハウジング4100はより堅固に結合され得る。
第2締結部4832の内側にはピン干渉防止溝4833が形成される。
ピン干渉防止溝4833は前方及び内側方向が開放されるように左側及び右側にそれぞれ形成される。
ピン干渉防止溝4833は第1ハウジング4100の第1ガイド部4102の溝と連通する。
ピン干渉防止溝4833により第1ピン4301と第2ピン4302は第1止め板4800と干渉せずに前後方向にスライドされ得る。
第1止め板4800の上側の周り部にはレバー干渉防止溝4834が形成される。
レバー干渉防止溝4834は左側のピン干渉防止溝4833と右側のピン干渉防止溝4833の間に形成される。
レバー干渉防止溝4834は後方が凹んだ弧の形態で前方及び上下方向が開放されるように形成される。前記弧はレバー4950の回転半径に沿って形成される。
第1ハウジング4100と第1止め板4800が結合すると、レバー干渉防止溝4834の下部には第1ハウジング4100の周り部が位置することになる。
<第2ハウジング>
第2ハウジング4160は図60〜図61に詳細に図示されている。
第2ハウジング4160は全体として後方が開放された直六面体状に形成される。
すなわち、第1ハウジング4100は前面部と前記前面部の周りから後方に突出するように形成された周り部で構成される。
第2ハウジング4160は下部が左側に突出した形態で形成される。
第2ハウジング4160には前方に突出するように第1ハウジング締結部4161が形成される。
第1ハウジング締結部4161は第1ハウジング4100の両第2ハウジング締結部4155の間に差し込まれ得るように直六面体の形状で形成される。
第1ハウジング締結部4161には上側から下方にボルトを挿入できる溝が形成される。
これによって、第2ハウジング4160の第1ハウジング締結部4161と、第1ハウジング4100の第2ハウジング締結部4155はボルトで互いに結合され得る。
第2ハウジング4160の左側には後方及び前後方向に貫通するように第2リードスクリュー貫通溝4162が形成される。
第1リードスクリュー貫通溝4108と第2リードスクリュー貫通溝4162は前後方向に同一線上に配置される。
第2ハウジング4160の下部には後方及び上下方向に貫通するように第1エンコーダコネクタ設置溝4163が形成される。
第2ハウジング4160の周り部には後方から前方に凹むように第2止め板結合溝4164が形成される。
第2止め板結合溝4164は第2ハウジング4160の周り部で第2リードスクリュー貫通溝4162と第1エンコーダコネクタ設置溝4163が形成される区間を除いた残り区間に形成される。
第2ハウジング4160の周り部の左側には第2止め板係止突起4164aが後方に突出するように形成される。
第2止め板係止突起4164aは第2止め板結合溝4164より第2ハウジング4160の内側に形成される。
第2止め板係止突起4164aは第2ハウジング4160の角に位置する。
第2止め板係止突起4164aの左側面は後述する第2止め板4170の周り部の内側面に接する。
これによって、第2止め板係止突起4164aは第2ハウジング4160と第2止め板4170が結合するときに結合位置をガイドする役割をすることができる。
第2ハウジング4160の上部には後方が開放されるように第1リードスクリュー設置溝4165が形成される。
第1リードスクリュー設置溝4165は半円筒状に形成される。
第2ハウジング4160の上部には後方に突出するように第1ダブルギア設置部4166aが形成される。
第1ダブルギア設置部4166aは第1リードスクリュー設置溝4165の上部に形成される。
第1ダブルギア設置部4166aには後述する第1ダブルギア4722軸の上部が設置され得る半円状の溝が形成される。
第2ハウジング4160の中央には後方に突出するように第2ダブルギア設置部4166bが形成される。
第2ダブルギア設置部4166bは第1リードスクリュー設置溝4165より下部に形成される。
第2ダブルギア設置部4166bには第1ダブルギア4722軸の中央部が設置され得る半円筒状の溝が形成される。
第2ハウジング4160の下部には後方に突出するように第3ダブルギア設置部4166cが形成される。
第3ダブルギア設置部4166cには第1ダブルギア4722軸の下部が設置され得る半円状の溝が形成される。
第1、第2、第3ダブルギア設置部4166a、4166b、4166cは上下方向に同一線上に位置する。
第2ハウジング4160の左側の下部には後方が開放されるように第1モータ設置溝4167が形成される。
第1モータ設置溝4167は直六面体の形態で形成される。
第1モータ設置溝4167の右側には第1モータ軸設置溝4168aと第2モータ軸設置部4168bが形成される。
第1モータ軸設置溝4168aは第2ハウジング4160の右側の下部に形成される。
第1モータ軸設置溝4168aは後方が開放されるように形成される。第1モータ軸設置溝4168aには後述する第1ウォーム4721の軸の右側が設置される。
第2モータ軸設置部4168bは第3ダブルギア設置部4166cの左側の上端に形成される。
第2モータ軸設置溝4168aには後述するモータ4710の軸の左側が設置され得る溝が後方が開放されるように形成される。
<第2止め板>
第2ハウジング4160は第2ハウジング4160の後方に結合される第2止め板4170を含む。
第2止め板4170は図62〜図63に詳細に図示されている。
第2止め板4170は全体として前方が開放された直六面体状に形成される。
すなわち、第2止め板4170は後面部と前記後面部の周りから前方に突出するように形成された周り部で構成される。
第2止め板4170は下部が左側に突出した形態で形成される。
第2止め板4170には後方に突出するように第1止め板締結部4171が形成される。
第1止め板締結部4171は第1止め板4800の両第2止め板締結部4823の間に差し込まれるように直六面体の形状で形成される。
第1止め板締結部4171には上側から下方にボルトを挿入できる溝が形成される。
これによって、第2止め板4170の第1止め板締結部4171と、第1止め板4800の第2止め板締結部4823はボルトで互いに結合され得る。
第2止め板4170の左側には前方及び前後方向に貫通するように第4リードスクリュー貫通溝4172が形成される。
第3リードスクリュー貫通溝4821は第2ハウジング4160の第2リードスクリュー貫通溝4162と前後方向に対称となるように形成されて、第2リードスクリュー貫通溝4162と連通する。
第3リードスクリュー貫通溝4821と第2止め板4170の第4リードスクリュー貫通溝4172は左右方向に同一線上に配置される。
すなわち、第1、第2、第3、第4リードスクリュー貫通溝4108、4162、4821、4172は互いに連通する。
第2止め板4170の下部には前方及び上下方向に貫通するように第2エンコーダコネクタ設置溝4173が形成される。
第2エンコーダコネクタ設置溝4173は第2ハウジング4160の第1エンコーダコネクタ設置溝4163と前後方向に対称となるように形成されて、第1エンコーダコネクタ設置溝4163と連通する。
第2止め板4170の周り部には前方に突出するように第2ハウジング結合突起4174が形成される。
第2ハウジング結合突起4174は第2止め板4170の周り部で第4リードスクリュー貫通溝4172と第2エンコーダコネクタ設置溝4173が形成される区間を除いた残り区間に形成される。
第2ハウジング結合突起4174は第2ハウジング4160の第2止め板結合溝4164に挿入される。
これによって、別途のシーリング部材がなくても第2ハウジング4160と第2止め板4170間の隙間が埋められ得るため、防水及び防塵が可能である。また、第2ハウジング4160が車両用ドアに引き出し及び引き込まれるハンドル部4200が設置される第1ハウジング4100と空間的に互いに分離されるため、第2ハウジング4160内に設置される駆動部4700の水密性が向上する。駆動部4700の騒音がハンドル部4200を通じて外に露出する量が減るという長所もある。
第2ハウジング4160の上部には前方が開放されるように第2リードスクリュー設置溝4175が形成される。
第2リードスクリュー設置溝4175は半円筒状に形成される。
第2止め板4170の右側には上下方向にダブルギア設置溝4176が形成される。ダブルギア設置溝4176は半円筒状に形成される。
ダブルギア設置溝4176の内側には第1ダブルギア4722の軸を支持できる複数の突起が形成される。
第2止め板4170の左側の下部には前方が開放されるように第2モータ設置溝4177が形成される。
第2モータ設置溝4177は直六面体の形態で形成される。
第2モータ設置溝4177の右側には第2モータ軸設置溝4178aと第2モータ軸設置部4178bが形成される。
第2モータ軸設置溝4178aは第2止め板4170の右側の下部に形成される。
第2モータ軸設置溝4178aは前方が開放されるように形成される。第2モータ軸設置溝4178aには後述する第1ウォーム4721の軸の右側が設置される。
第2モータ軸設置部4178bはダブルギア設置溝4176の左側の上端に前方に突出するように形成される。
第2モータ軸設置部4178bには後述するモータ4710の軸の左側が設置され得る溝が、前方が開放されるように形成される。
<ハンドル部>
ハンドル部4200は図52〜図53に詳細に図示されている。
ハンドル部4200は全体として長方形の左右の両側が後方に突出した形状で形成される。ハンドル部4200は前記長方形に該当するハンドル部本体4220と前記突出した部分に該当するハンドル部左側部4230及びハンドル部右側部4240を含む。
ハンドル部4200の左側部には前後方向に貫通するように延長部設置溝4201が四角の形態で形成され、ハンドル部4200の右側部には前後方向に貫通するようにピボット部設置溝4202が四角の形態で形成される。
延長部設置溝4201及びピボット部設置溝4202は左右及び上下方向がハンドル部4200により塞がれる。これによって、後述する延長部4310は延長部設置溝4201内で延長部設置溝4201に沿って移動し、ピボット部4320はピボット部設置溝4202内でピボットピン4327を中心に回転する。
延長部設置溝4201の後方には延長部係止板4201aが設置される。
延長部係止板4201aは延長部設置溝4201内で前後方向に中間に形成される。
延長部係止板4201aは後述する延長部4310の後方の直径と同じであるかより大きい直径で形成される円形の溝を含む。
ピボット部設置溝4202の前方の下部には上下方向に貫通するようにLED設置溝4203が形成される。LED設置溝4203には後述するLED24の下部が挿入され、ハンドル部4200の引き出し時に使用者がハンドル部4200の外側からLED24の灯りを確認できるようになる。
LED設置溝4203の左側及び右側にはLED設置部4205が形成される。
LED設置部4205の下端はピボット部設置溝4202の下部の内側面に連結される。
LED設置部4205の上部にはLED設置溝4203側に突出する突起が形成されて、LED24はLED設置部4205にフック結合され得る。
LED設置部4205の上部にはボタンセンサ設置部4204が形成される。
ボタンセンサ設置部4204は後方が開放された直六面体の形態で形成されて、ボタンセンサ26がボタンセンサ設置部4204に後方から前方に挿入され得る。
ボタンセンサ設置部4204の上端はピボット部設置溝4202の上部の内側面に連結される。
ボタンセンサ設置部4204の上部には上下方向に貫通するようにボタン貫通溝4206が形成される。
ボタン貫通溝4206はハンドル部4200の右側部を貫通するように形成される。
ボタンセンサ26上部にはボタン25が設置され、ボタン25の一部はボタン貫通溝4206を通じて外部に露出する。これによって、ハンドル部4200が引き出されると使用者はボタン25を押圧することができる。ボタン25が押圧されるとボタンセンサ26が押圧されて、ボタンセンサ26が制御部(図示せず)に信号を伝達する。
ピボット部設置溝4202の後方の左側には左右方向に貫通するように電線貫通溝4242が形成される。電線貫通溝4242の上部は後方に開放されるように形成されて、前記開放された部分を通じて電線20を電線貫通溝4242に挿入することができる。
第1止め板4800の第3電線貫通溝4801を通じて外部と連結された電線20は、電線貫通溝4242を通じてハンドル部4200の各センサに連結され、そのうち一部はLED24とボタンセンサ26に連結される。
ハンドル部本体4220の前面にはハンドルカバー設置部4210が形成される。ハンドルカバー設置部4210はハンドル部本体4220より左側に延びるように形成される。ハンドルカバー設置部4210はハンドル部貫通孔4101の形状にしたがって左右側が円弧の形状である長方形の形状で形成される後面板と前記後面板の周りから内側に一定の間隔離隔したところに後方に突出するように形成される周り部を含む。
ハンドルカバー設置部4210の周り部の上下左右にはフックの形態のハンドルカバー締結部4213が外側に突出するように形成される。ハンドルカバー締結部4213は前方から後方に行くほどハンドルカバー設置部4210の外側に傾斜する形態で形成される突起と、前記突起の両側に前記突起が弾性変形できるように内外方向に貫通するように形成される溝を含む。
これによって、後述するハンドルカバー4400はハンドルカバー設置部4210の周り部の外側面に設置される。
ハンドルカバー設置部4210の周り部の右側の上部と下部には前方が開放されて上下方向に貫通するようにピボットピン設置溝4214が形成される。
ハンドル部本体4220の中央には上下方向に貫通するように第1貫通孔4221が形成される。第1貫通孔4221は角が丸い四角状に形成される。第1貫通孔4221は使用者の手が挿入され得るほど十分に大きく形成され、使用者は第1貫通孔4221に手を入れてハンドル部4200を引っ張ることができる。このとき、第1貫通孔4221の形状によって使用者のグリップ感が向上する。
第1貫通孔4221の後方上部には前方及び上部が開放されるようにレバー係止溝4223が形成される。レバー係止溝4223には第1ハウジング4100上面に設置され得るレバー4950の一部が挿入される。これによって、ハンドル部4200とレバー4950は互いに連動され得る。
ハンドル部本体4220の後面には電線設置部4222が後方に突出するように形成される。電線設置部4222は上下方向に互いに向かい合うように離隔した2つの四角板状に形成される。
第1止め板4800の第3電線貫通溝4801を通じて外部と連結される電線20は電線設置部4222を通じてハンドル部4200の左側の後方に設置される第2センサ22と第4センサ27に連結される。
ハンドル部左側部4230は後方が開放されるように形成される。
ハンドル部左側部4230は上下方向に貫通するように形成される第1ピン設置溝4231を含む。
第1ピン設置溝4231は延長部設置溝4201の上部及び下部に配置される。
ハンドル部左側部4230の右側には後方に突出するように第2センサ設置溝4232が形成される。第2センサ設置溝4232の左側には前方に凹むように溝が形成されて、第2センサ設置溝4232に設置される第2センサ22は前記溝を通じて後述する延長部4310により押圧されることになる。
第2センサ設置溝4232より右側には第4センサ設置部4233が形成される。
第4センサ設置部4233は上下方向に互いに向かい合うように離隔した2つの四角板状に形成される。
第4センサ設置部4233の後方には前記四角板が互いに向かい合う方向に突起が形成される。これによって、第4センサ27は第4センサ設置部4233にフック結合される。
ハンドル部右側部4240は後方が左側から右側に行くほど前方に傾斜するように形成される。これによって、ハンドル部4200がハンドル部右側部4240を中心に反時計回り方向に回転するとき、ハンドル部4200と第1ハウジング4100の後面に設置される第1止め板4800が互いに干渉することが防止される。
ハンドル部右側部4240の左側には上下方向に貫通するように第2ピン設置溝4241が形成される。第2ピン設置溝4241はピボット部設置溝4202の上部及び下部に形成されて、ピボット部設置溝4202と連通する。
ハンドル部4200は第2ピン設置溝4241に挿入される第2ピン4302によりスライダー4600と連結される。
<延長部>
延長部4310は図52〜図54に詳細に図示されている。
延長部4310は第1ピン4301に対して長さを調節可能にハンドル部4200の左側に設置される。
延長部4310は、角が丸い四角柱の形態で形成されるヘッド部4311と、ヘッド部4311の後方に円柱状に形成されている長さ部4313を含んでいる。長さ部4313の直径の長さは、ヘッド部4311の一辺の長さよりも小さく形成される。
ヘッド部4311は後方が開放された形態で形成されて、ヘッド部4311の内側面と長さ部4313の外側面間には延長部復帰スプリング挿入溝4312が形成される。
長さ部4313の左側面及び右側面には前方から後方に行くほど長さ部4313の中心に傾斜するように第2センサ押圧防止部4314が形成される。第2センサ22は両側の第2センサ押圧防止部4314のうち一方とのみ接触するが、左右の両側に第2センサ押圧防止部4314を形成することにより組立性をさらに向上させることができる。
長さ部4313の後方には上下方向に貫通するようにスロット4315が形成される。スロット4315は左右方向に長く形成される。
長さ部4313の外側には延長部復帰スプリング4316が差し込まれる。
延長部4310はハンドル部4200の前方から後方に差し込まれる。延長部4310の後方はハンドル部左側部4230の延長部係止板4201aにより塞がれる。
このとき、延長部復帰スプリング4316の前方は延長部復帰スプリング挿入溝4312に差し込まれ、後方は延長部係止板4201aに塞がれ、ハンドル部4200の動きにより延長部復帰スプリング挿入溝4312と延長部係止板4201aの間で前後方向に圧縮及び復元される。
前記組立後、第1ピン4301がハンドル部4200の後方に突出する延長部4310のスロット4315及びスライダー4600の第1傾斜長孔4601に差し込まれる。これによって、ハンドル部4200の左側部はスライダー4600と連結される。
このとき、スロット4315の形状により、第1ピン4301はハンドル部4200が回転するときにスロット4315に沿って自由にスライドされる。これによって、第1傾斜長孔4601の幅を一定に維持しながらもハンドル部4200が回転するようにすることができる。
第1ピン4301の上部及び下部には第1ピンバンパー4301aが差し込まれ得る。第1ピンバンパー4301aは円筒状に形成される。
第1ピンバンパー4301aはそれぞれ第1ピン設置溝4231に配置され、ハンドル部4200の回転によるハンドル部4200と第1ピン4301間の衝撃を緩和させる。
<ピボット部>
ピボット部4320は図52〜図53に詳細に図示されている。
ピボット部4320はハンドル部4200の回転軸を変更可能にハンドル部4200の右側に設置される。
ピボット部4320は「C」字状に形成される回転軸4321と、回転軸4321を中心に回転軸4321の上部及び下部から後方に延びるように形成される回転部4322と、上部回転部4322及び下部回転部4322を互いに連結するピボット部復帰スプリング設置部4325を含む。
回転軸4321は上向き方向に向かい合うように離隔するように形成される2つの円板と、前記円板を互いにつなぐバーを含む。
回転軸4321の円板には上下方向に貫通するように溝が形成される。前記溝にはピボットピン4327が挿入される。ピボットピン4327の高さ方向の長さは回転軸4321の高さ方向の長さより長く形成されて、設置後ピボットピン4327の上部及び下部の一部が回転軸4321の外に突出することになる。
回転軸4321の両円板の間にはピボット部復帰スプリング4324が設置される。
ピボット部復帰スプリング4324の中央にはピボットピン4327が挿入される。これによって、ピボット部復帰スプリング4324は上下方向に離脱しなくなる。
回転部4322は全体として前後方向に長く延びた板状に形成される。回転部4322はハンドル部4200が引き込まれているとき、第1止め板4800のピボット部係止部4803の右側に回転部4322の後方が係止され得るように十分に長く形成される。
回転部4322の後方の左側には凹むように第2ピン係止防止溝4323が形成される。回転部4322の左側面がハンドル部4200のピボット部設置溝4202の内側面に接しているとき、第2ピン4302は第2ピン係止防止溝4323に接することになる。
ピボット部復帰スプリング設置部4325は四角板状に形成される。ピボット部復帰スプリング設置部4325はピボット部4320の左側面を形成する。
ピボット部復帰スプリング4324の一側はハンドル部4200のピボット設置溝4202の内側面に接し、他側はピボット部復帰スプリング設置部4325の右側面に接する。ピボット部復帰スプリング4324は一側を中心に時計回り方向に巻かれる。すなわち、ピボット部復帰スプリング4324によりピボット部4320は回転軸4321を中心に反時計回り方向に弾性力を受ける。
ピボット部4320はハンドル部4200に前方から後方に設置される。ピボット部4320の前方は後でハンドル部4200の前方に設置されるハンドルカバー4400により塞がれ、ハンドル部4200のピボットピン設置溝4214に上部と下部が設置されるピボットピン4327によって後方に流動しなくなる。
<ハンドルカバー>
ハンドルカバー4400は図10〜図11に図示された通り、第1実施例のハンドルカバー1400と類似するように形成される。
第3実施例のハンドルカバー4400には、第1実施例のハンドルカバー1400のように第3ピン支持部4402、延長部支持部4403及びハンドル締結部4404が形成されるが、図10に図示されたボタン設置溝1401と類似する構成は形成されない。
<バンパー部材>
バンパー部材4500は図55に詳細に図示されている。
バンパー部材4500の中央部には、ハンドル部4200及びハンドルカバー4400がスライドされるハンドル貫通孔4501が前後方向に貫通するように形成される。ハンドル貫通孔4501はハンドル部4200の前方及びハンドルカバー4400の形状にしたがって左右側が円弧の形状である長方形の形状で形成される。
バンパー部材4500の後方は第1ハウジング4100の前面と結合される。
ハンドル貫通孔4501の周りには複数の第1、第2ハウジング締結部4504、4505が形成される。
第1ハウジング締結部4504はバンパー部材4500の縁から後方に延びるように形成され、中央部には第1ハウジング4100の第2バンパー締結部4114が挿入され得る溝が上下方向に貫通するように形成される。
第2ハウジング締結部4505は第1ハウジング締結部4504とハンドル貫通孔4501の間に配置される。
第2ハウジング締結部4505は第1ハウジング4100の第3バンパー締結部4115が挿入され得るように前後方向に貫通するように形成される。
これによって、バンパー部材4500と第1ハウジング4100はより堅固に結合され得る。
このようなバンパー部材4500によって第1ハウジング4100がドアパネルと直接的に接触しないため外部の衝撃から保護され、また、バンパー部材4500は外部から汚染物質や水分が第1ハウジング4100に流入しないように防塵、防水の機能を遂行することができる。
<スライダー>
スライダー4600は、図56〜図57に詳細に示されている。
スライダー4600は右面4630と右面4630の上下の両端から左側に延びるように形成される上面4610と下面4620を含む。すなわち、スライダー4600は左側と前方と後方が開放されるように形成されてハンドル部4200を収納することができる。
上面4610及び下面4620は全体として四角板状に形成される。上面4610及び下面4620の左側は前方から後方に行くほど右側に傾斜するように形成され、右側には前方及び右側が開放されるようにハウジング干渉防止部4607が形成される。
これによって、スライダー4600の左側の後方と右側の前方には空間が確保されて車両ドアパネルに設置が容易となる。
また、スライダー4600が右側にスライドされるとき、スライダー4600と第1ハウジング4100が干渉しない限度内で、第1ハウジング4100の右側の前後の間隔を最大限コンパクトに形成することができる。
上面4610及び下面4620の左側と右側には上下方向に貫通するように第1、第2傾斜長孔4601、4602が形成される。
第1、第2傾斜長孔4601、4602は上面4610及び下面4620の左側面と平行するように形成される。
第1傾斜長孔4601はスライダー4600の左側に形成され、第2傾斜長孔4602はスライダー4600の右側に形成される。
第1傾斜長孔4601と第2傾斜長孔4602は前方から後方まで同じ幅で形成される。前記幅の大きさは第1ピン4301及び第2ピン4302の直径の大きさと類似するか若干大きく形成される。
第1傾斜長孔4601と第2傾斜長孔4602の後方端部には第1ピン4301及び第2ピン4302が挿入され得る溝が後方に延びるように形成される。
上面4610には前方及び上下方向に貫通するようにレバーガイド溝4605が形成される。
下面4620の後方には上下方向に貫通するように電線貫通溝4603が形成される。電線貫通溝4603はスライダー4600のスライドに電線20が影響を受けないように左右方向に長く形成される。
上面4610及び下面4620の前方及び後方にはスライダーバンパー挿入溝4606が形成される。スライダーバンパー挿入溝4606は「L」字状に形成される。
上面4610に形成されるスライダーバンパー挿入溝4606は上部の一部と、前方又は後方が開放されるように形成される。
下面4620に形成されるスライダーバンパー挿入溝4606は下部の一部と、前方又は後方が開放されるように形成される。
スライダーバンパー挿入溝4606にはスライダーバンパー4650が挿入される。
第3実施例でスライダーバンパー4650は計8個が挿入される。
スライダーバンパー4650は「L」字状に形成される。
上面4610の前方に設置されるスライダーバンパー4650を例にして説明すると次の通りである。
スライダーバンパー4650は垂直部と水平部を含み、前記水平部は前記垂直部の下部の後方に連結される。前記垂直部の上面と前面の下部は膨らんで飛び出るように形成される。
スライダーバンパー4650をスライダーバンパー挿入溝4606に挿入すると、スライダーバンパー4650の垂直部の上面と前面の下部はスライダー4600より外側に突出することになる。
スライダーバンパー4650はスライダー4600の上面4610と下面4620の前方及び後方に設置されるため、スライダー4600の前後面及び上下面は第1ハウジング4100及び第1止め板4800から離隔することになる。
スライダーバンパー4650はゴム材質で備えられ得る。これによって、スライダー4600がスライドされるときに摩擦による騒音が減少し得る。
右面4630は全体として四角板の形状で形成される。
右面4630は右側に突出するように形成される復帰スプリングバンパー設置部4604を含む。
復帰スプリングバンパー設置部4604は凹んだ部分が後方を向くように形成される半円状に形成される。復帰スプリングバンパー設置部4604の内側には後述する復帰スプリングバンパー4740が差し込まれる。
<駆動部>
駆動部4700は図64〜図66に詳細に図示されている。
駆動部4700は動力伝達部と、前記動力伝達部によって回転する第1ウォーム4721と、第1ウォーム4721により回転する第1ダブルギア4722と、第1ダブルギア4722により回転する第2ダブルギア4725と、第2ダブルギア4725及び第1ハウジング4100によって左右方向にスライドされる移動ナット4750を含む。
前記動力伝達部はモータ4710で備えられ得る。
駆動部4700は第2ハウジング4160と第2止め板4170の間に配置される。
モータ4710は第2ハウジング4160の第1モータ設置溝4167と第2止め板4170の第2モータ設置溝4177の間に左右方向に設置される。
モータ4710は前記制御部によって作動するか作動を停止する。
モータ4710の軸には第1ウォーム4721が設置される。
モータ4710軸の端部にはモータ軸バンパー4710aが設置される。
モータ軸バンパー4710aは一側に溝が形成された円柱状に形成される。モータ軸バンパー4710aは第2ハウジング4160の第1モータ軸設置溝4168aと第2止め板4170の第2モータ軸設置溝4178aの間に差し込まれる。
モータ4710の下部にはエンコーダコネクタ4711が設置され得る。
エンコーダコネクタ4711の中央部は第2ハウジング4160の第1エンコーダコネクタ設置溝4163と第2止め板4170の第2エンコーダコネクタ設置溝4173の間に設置され、エンコーダコネクタ4711の下部は第2ハウジング4160及び第2止め板4170の下部に突出する。
エンコーダコネクタ4711の中央部にはエンコーダコネクタバンパー4714が設置される。エンコーダコネクタバンパー4714はゴム材質で備えられ、第2ハウジング4160と第2止め板4170の間に形成される内部空間の水密性を向上させる。
エンコーダコネクタ4711の上部には上部及び右側が開放されるようにモータ設置部4712が形成される。
エンコーダコネクタ4711はモータ設置部4712に設置されるモータ4710の左側面と下面の一部を囲むことができるように形成される。
エンコーダコネクタ4711の左側には上部に突出するようにエンコーダ設置部4713が形成される。
エンコーダ設置部4713はエンコーダコネクタ4711の前方及び後方にそれぞれ形成される。
エンコーダ設置部4713の上部には内側が開放され、左右方向に貫通するように溝が形成される。前記溝はモータ設置部4712に設置されるモータ4710の軸より下に配置され、エンコーダ4715が設置され得る。
第1ダブルギア4722は第2ウォーム4723と第2ウォーム4723の下部に配置される第1ウォームホイール4724を含む。
第2ウォーム4723と第1ウォームホイール4724は一つに軸に連結されて同時に回転し、第2ウォーム4723と第1ウォームホイール4724は互いに離隔して、第2ウォーム4723と第1ウォームホイール4724の間には前記軸の一部が形成される。
第1ダブルギア4722は第1ウォーム4721の後方に上下方向に配置され、第1ウォーム4721は第1ウォームホイール4724と噛み合われる。
第1ダブルギア4722軸の上部は第2ハウジング4160の第1ダブルギア設置部4166aに差し込まれ、第1ダブルギア4722軸の中央部は第2ダブルギア設置部4166bに差し込まれ、第1ダブルギア4722軸の下部は第3ダブルギア設置部4166cに差し込まれる。
これによって、第1ダブルギア4722の前方は第2ハウジング4160により塞がれる。
第1ダブルギア4722の後方は第2止め板4170のダブルギア設置溝4176により塞がれる。
第1ダブルギア4722の上端及び下端は第2止め板4170の内側面に接して第1ダブルギア4722が上下方向に流動しなくなる。
第2ダブルギア4725は第2ウォームホイール4726と第2ウォームホイール4726の左側に配置されるリードスクリュー4727を含む。
第2ウォームホイール4726とリードスクリュー4727は一つの軸で連結されて同時に回転し、第2ウォームホイール4726とリードスクリュー4727は互いに離隔して、第2ウォームホイール4726とリードスクリュー4727の間には前記軸の一部が形成される。
第2ダブルギア4725は第2ウォーム4723の前方に左右方向に配置され、第2ウォーム4723は第2ウォームホイール4726と噛み合う。
第2ウォームホイール4726とリードスクリュー4727の間にはハウジング係止板4728が形成される。
ハウジング係止板4728の直径は第2ダブルギア4725の軸の直径より大きく形成される。ハウジング係止板4728の右側には係止段が形成される。
ハウジング係止板4728の左側は第2ハウジング4160の第2リードスクリュー貫通溝4162と第2止め板4170の第4リードスクリュー貫通溝4172の間に挿入される。
ハウジング係止板4728の係止段の直径は第2、第4リードスクリュー貫通溝4162、4172の直径より大きく形成される。
これによって、ハウジング係止板4728の右側は第2ハウジング4160と第2止め板4170の内側に係止されて左側に流動しなくなる。
第2ダブルギア4725の右側には第2ダブルギアヘッド4725aが設置される。
第2ダブルギアヘッド4725aの左側には第2ダブルギア4725の右側を差し込むことができる溝が形成される。
第2ダブルギアヘッド4725aの右側には係止段が形成される。
ハウジング係止板4728の係止段と第2ハウジング4160及び第2止め板4170の内側面間には、第2ダブルギアバンパー4725bがさらに設置され得る。第2ダブルギアバンパー4725bはゴム材質で備えられ得る。これによって、第2ハウジング4160と第2止め板4170の間に形成された内部空間は、第1ハウジング4100と第1止め板4800の間に形成された内部空間と分離されるように密閉されるため、水密性が向上する。また、振動及び騒音を減少させる。
第2ダブルギアヘッド4725aの係止段と第2ハウジング4160及び第2止め板4170の内側面間には第2ダブルギアバンパー4725bがさらに設置され得る。
第2ダブルギアバンパー4725bの直径はハウジング係止板4728の係止段及び第2ダブルギアヘッド4725aの係止段の直径より大きく形成される。このような第2ダブルギアバンパー4725bにより第2ダブルギア4725の左右の流動及び騒音が減少し得る。
リードスクリュー4727の外側にはスライダー復帰スプリング4730が設置される。
スライダー復帰スプリング4730の両側には復帰スプリングバンパー4740が設置される。
復帰スプリングバンパー4740は全体として円形のパイプ状に形成される。
復帰スプリングバンパー4740にはガイド部4741が前方に突出するように形成される。
ガイド部4741は上部及び下部には前方が開放され、及び左右方向に貫通するようにハウジング挿入溝4742が形成される。
ハウジング挿入溝4742には第1ハウジング4100の第3ガイド部4106が挿入される。これによって、復帰スプリングバンパー4740は左右方向にスライドされ得、上下方向に流動しなくなる。
復帰スプリングバンパー4740には左右方向に貫通するようにリードスクリュー設置溝4743が形成される。
ハウジング挿入溝4742の一側にはスライダー復帰スプリング設置溝4744が形成される。
スライダー復帰スプリング設置溝4744はリードスクリュー設置溝4743の周りにリードスクリュー設置溝4743と離隔するように形成される。
スライダー復帰スプリング4730の左側に設置される復帰スプリングバンパー4740はスライダー4600の復帰スプリングバンパー設置部4604に設置され、後方が復帰スプリングバンパー設置部4604により塞がれる。
スライダー復帰スプリング4730の右側に設置される復帰スプリングバンパー4740の後方は第1止め板4800により塞がれる。
復帰スプリングバンパー4740によって、スライダー復帰スプリング4730の作動時に発生する騒音、振動などが復帰スプリングバンパー4740に吸収される。
移動ナット4750は全体として四角板の形状で形成される。
移動ナット4750は広い面が左右方向を向くように配置される。
移動ナット4750には前方に突出するように移動ナットバンパー設置部4752が形成される。
移動ナットバンパー設置部4752の上端及び下端には右側に突出するように復帰スプリングバンパー設置部4751が形成される。
復帰スプリングバンパー設置部4751の内側面は,復帰スプリングバンパー4740の設置後に復帰スプリングバンパー4740の外側面と接するように形成される。
移動ナットバンパー設置部4752には前方が開放されるように移動ナットバンパー挿入溝4753が形成される。
移動ナットバンパー挿入溝4753は後述する移動ナットバンパー4760が挿入され得るように四角形の両側が上下に突出した形態で形成される。
移動ナット4750の上部及び下部には後方に突出するように止め板接触突起4754が形成される。
止め板接触突起4754によって移動ナット4750は第1止め板4800と線接触することができる。これによって、移動ナット4750が左右方向にスライドされるとき、移動ナット4750と第1止め板4800間の摩擦力が最小化され得る。
移動ナット4750の中央部には左右方向に貫通するようにリードスクリュー挿入溝4755が形成される。リードスクリュー挿入溝4755は雌ねじの形態で形成されて、リードスクリュー4727と噛み合い得る。
移動ナット4750の下部には移動ナットバンパー設置部4752と復帰スプリングバンパー設置部4751にわたって下方に突出するように第3センサ押圧部4756が形成される。
第3センサ押圧部4756は移動ナット4750が左右方向にスライドされるとき、第3センサ23a、23bの上部を押圧できるほど十分に突出する。
移動ナット4750は第3センサ押圧部4756がスライダー4600の前面より前方に配置されるようにスライダー4600内に配置される。これによって、移動ナット4750は固定させたまま、スライダー4600のみが左右方向にスライドされるとき、スライダー4600と第3センサ押圧部4756間の干渉が防止される。
移動ナット4750には下部に突出するようにドアラッチ連結部設置部4757が形成される。
ドアラッチ連結部設置部4757は移動ナットバンパー設置部4752より後方に配置される。
ドアラッチ連結部設置部4757は後方に折り曲げられるように形成される。
ドアラッチ連結部設置部4757は係止突起挿入溝4758とケーブル貫通溝4759を含む。
係止突起挿入溝4758は後方及び下部が開放されるように形成される。
ケーブル貫通溝4759は係止突起挿入溝4758の中央部に後方が開放され、左右方向が貫通するように形成される。
ケーブル貫通溝4759の上下方向の幅は係止突起挿入溝4758の上下方向の幅より狭く形成される。
これによって、ドアラッチ連結部30の係止突起31及びケーブル33はドアラッチ連結部設置部4757に後方から前方に挿入され得る。また、設置後係止突起31が左右方向に流動しないため、移動ナット4750が左右方向にスライドされると係止突起31も移動ナット4750に沿って左右方向にスライドされる。
ドアラッチ連結部30のチューブ32は第1ハウジング4100のドアラッチ連結部設置溝4105により固定されるため、係止突起31が左右方向にスライドされるとチューブ32は固定されたまま、ケーブル33のみが左右方向にスライドされることになる。
移動ナット4750はスライダー4600の右面4630より左側に配置される。これによって、移動ナット4750が右側に移動すると、スライダー4600は移動ナット4750によって右側に移動し、移動ナット4750が左側に移動すると、スライダー4600はスライダー復帰スプリング4730によって左側に移動する。
前述した通り、ドアラッチ連結部30をスライダー4600ではなく移動ナット4750に連結することによって、外部衝撃及びハンドル部4200の手動操作によって移動され得るスライダー4600より安全性が向上する。
移動ナットバンパー4760は全体として直六面体の形態で形成される。
移動ナットバンパー4760の中央部には前後方向に貫通するように第1移動ナット差し込み溝4761が形成される。
第1移動ナット差し込み溝4761は四角の形態で形成され、移動ナット4750の中間に形成される移動ナットバンパー設置部4752に差し込まれる。
移動ナットバンパー4760の上部及び下部には第3ガイド部挿入溝4762と第2移動ナット差し込み溝4763が形成される。
第3ガイド部挿入溝4762は前方が開放されて左右方向に貫通するように形成される。第3ガイド部挿入溝4762は第1ハウジング4100の第3ガイド部4106に差し込まれる。
これによって、移動ナットバンパー4760は第3ガイド部4106に沿って左右方向にスライドされ得る。
第2移動ナット差し込み溝4763は上部又は下部が開放され、前後方向に貫通するように形成される。
第2移動ナット差し込み溝4763は第3ガイド部挿入溝4762より外側に配置される。
第2移動ナット差し込み溝4763は移動ナット4750の上部及び下部に形成される移動ナットバンパー設置部4752に差し込まれる。
これによって、移動ナットバンパー4760は左右方向及び上下方向に流動しないように移動ナット4750に差し込まれ、移動ナット4750も第3ガイド部4106に沿って左右方向にスライドされ得る。
移動ナットバンパー4760により移動ナット4750が左右方向にスライドされるときに摩擦による騒音が減少し得る。
復帰スプリングバンパー4740及び移動ナットバンパー4760は、第3ガイド部4106によりリードスクリュー4727が回転するとき、リードスクリュー4727とともに回転せずに左右方向にスライドされ得る。
<ドアラッチ連結部>
ドアラッチ連結部30は第1実施例のドアラッチ連結部30と同じ形態である。
ドアラッチ連結部30の一端は移動ナット4750に、他端は電動式ラッチ部5000に連結される。
チューブ32の一側の周りには溝が形成される。前記溝を第1ハウジング4100のドアラッチ連結部設置溝4105に差し込むことによって、チューブ32は第1ハウジング4100に固定される。
<キーロック部>
キーロック部4900は図67〜図68に詳細に図示されている。
キーロック部4900は使用者がキーで操作できるキーシリンダー4930と、キーシリンダー4930と連動する第1ギア4910と、第1ギア4910と噛み合って回転する第2ギア4920と、第2ギア4920と電動式ラッチ部5000を連結するギアロッド4940を含む。
キーシリンダー4930には左側に突出するように第1ハウジング締結部4931が形成される。
第1ハウジング締結部4931にはボルトを挿入できる溝が形成されて、前記溝は第1ハウジング4100のキーシリンダー締結部4123と連通する。これによって、第1ハウジング4100とキーシリンダー4930はボルトで締結される。
キーシリンダー4930の前方にはキーを挿入して回すことができる溝が形成される。
キーシリンダー4930の後方には第1ギア設置軸4932が形成される。
第1ギア設置軸4932は四角筒状に形成される。第1ギア設置軸4932は前記キーを挿入して回すとき、キーシリンダー4930で回転する部分と連動して回転する。
第1ギア設置軸4932の後方には第1ギアクリップ係止部4932aが形成される。
第1ギアクリップ係止部4932aは円の形態で形成される。
第1ギアクリップ係止部4932aの直径は第1ギア設置軸4932の一辺の長さと同じであるかより小さく形成される。
これによって、第1ギア4910は第1ギアクリップ係止部4932aを通過して第1ギア設置軸4932に設置され得、第1ギア設置軸4932の形態によって第1ギア4910は前記キーの回転と連動して空回りせずに回転され得る。
第1ギアクリップ係止部4932aで第1ギア設置軸4932と連結される部分の周りには溝が形成される。
これによって、第1ギア4910を第1ギア設置軸4932に差し込んだ状態で、第1ギアクリップ係止部4932aの溝に第1ギアクリップ4915を差し込むと、第1ギア4910の後方が第1ギアクリップ4915に塞がれて第1ギア4910が第1ギア設置軸4932から抜けなくなる。
第1ギア4910と第2ギア4920は平ギアで備えられ得る。
第1ギア4910には前後方向に貫通するようにキーシリンダー挿入溝4911が形成される。
キーシリンダー挿入溝4911は第1ギア4910がキーシリンダー4930の第1ギア設置軸4932に差し込まれるように四角の形態で形成される。
第2ギア4920には後方が開放されるようにギアロッド設置溝4921が形成される。
第2ギア4920の後方には左右方向に貫通するように第1設置ピン挿入溝4923が形成される。第1設置ピン挿入溝4923はギアロッド設置溝4921と連通する。
第2ギア4920の前方には第2ギア軸4922が前方に突出するように形成される。
第2ギア軸4922の前方の上部及び下部には外側に突出するように突起が形成され、中央部は前方及び左右方向に開放されるように形成される。これによって、第2ギア軸4922は第1止め板4800の第2ギア設置溝4814にフック結合される。
ギアロッド4940はロッド4941とロッド4941両側に形成される挿入部4942を含む。
ロッド4941は円柱状に形成され、挿入部4942は板状に形成される。
一方の挿入部4942には左右方向に貫通するように第2設置ピン挿入溝4943が形成される。
これによって、第2設置ピン挿入溝4943が形成される挿入部4942を第2ギア4920のギアロッド設置溝4921に入れ、設置ピン4945を第2ギア4920の第1設置ピン挿入溝4923及びギアロッド4940の第2設置ピン挿入溝4943に通過させると、第2ギア4920とギアロッド4940が互いに連結される。
ギアロッド4940の残りの一方の挿入部4942は電動式ラッチ部5000のドアラッチキー5010に連結される。
ドアラッチキー5010には挿入部4942が設置され得る十字状のギアロッド挿入溝5011が形成される。これによって、前記キーを挿入してキーシリンダー4930の一部を回すと第1ギア4910が回転し、第1ギア4910と噛み合った第2ギア4920が回転し、第2ギア4920に設置されたギアロッド4940が回転し、ギアロッド4940によりドアラッチキー5010が回転して電動式ラッチ部5000のロックが解除され得る。
以下では、前述した構成を有する本発明の第3実施例に係る車両ドア用フラッシュハンドルの作動方法について説明することにする。
<手動式作動過程>
第3実施例に係る車両ドア用フラッシュハンドルの手動式作動過程は第1実施例の作動方法と同じである。
<電動式作動過程>
以下では、ハンドル部4200が電動で作動する過程を説明することにする。
図45〜図46に図示された通り、ハンドル部4200が引き込まれている状態でキーやリモコン、ボタン等を通じてハンドル部4200の引き出しが入力されると、制御部によってモータ4710が作動する。
ボタンを利用したハンドル部4200の引き出し信号入力図74を参照して詳細に説明すれば次の通りである。
使用者が引き込まれているハンドル部4200を車両の内側に押圧すると、第1ピン4301がスライダー4600の第1傾斜長孔4601の後方にある溝に挿入されてハンドル部4200が後方に押圧される。
ハンドル部4200が後方に押圧されると、第1止め板4800の第4センサ押圧部4802により第4センサ27が押圧されて信号が前記制御部に伝達される。
モータ4710が作動すると、第1ウォーム4721が回転することになり、第1ウォーム4721と噛み合った第1ダブルギア4722の第1ウォームホイール4724が回転することになり、第1ウォームホイール4724と共に第2ウォーム4723が回転すると、第2ウォーム4723と噛み合った第2ダブルギア4725の第2ウォームホイール4726が回転し、第2ウォームホイール4726と共にリードスクリュー4727が回転する。
リードスクリュー4727が回転すると、リードスクリュー4727と噛み合っている移動ナット4750が右側に移動することになり、移動ナット4750によりスライダー4600も右側に移動する。
スライダー4600が右側に移動すると、第1ピン4301及び第2ピン4302がスライダー4600の第1、第2傾斜長孔4601、4602に沿って前方に移動する。
これに伴い、ハンドル部4200が前方に引き出されて、図69、図71及び図73に図示されたような状態となる。
移動ナット4750が右側に移動すると、移動ナット4750の第3センサ押圧部4756が図71に図示された通り、右側の第3センサ23aを押圧することになる。第3センサ23aが押圧されるとモータ4710の作動が停止する。
また、移動ナット4750が右側にスライドされると、ドアラッチ連結部30が引っ張られて電動式ラッチ部5000のロックが解除される。電動式ラッチ部5000のロックが解除される原理は第1実施例の作動方法と同じである。
図83に図示された通り、ハンドル部4200の左側を前方に引っ張ると、ハンドル部4200が引き込まれているときとは異なってピボット部4320の後方が固定されないため、ハンドル部4200は第2ピン4302を中心に反時計回り方向に回転する。
ハンドル部4200の左側が回転するにつれて延長部4310内の延長部復帰スプリング4316は圧縮される。ハンドル部4200が延長部4310に対して前方にスライドされることにより、ハンドル部4200の後方に設置されている第2センサ22が延長部4310の後方に形成される第2センサ押圧防止部4314から離脱して延長部4310の長さ部4313の外側面によって押圧されることになる。
電動式ラッチ部5000の第1センサ21、ハンドル部4200の第2センサ22及び右側の第3センサ23aがすべて押圧されると、電動式ラッチ部5000が駆動されてドアパネルが開く。
使用者がハンドル部4200を離すと、延長部4310の延長部復帰スプリング4316によりハンドル部4200は図69に図示されたような状態に復帰する。
その後、ボタン入力によってモータ4710がハンドル部4200の引き出し時と反対方向に回転すると、移動ナット4750が左側に移動するにつれて、スライダー復帰スプリング4730の復原力によってスライダー4600が左側に移動することになる。
スライダー4600が左側に移動すると、第1ピン4301及び第2ピン4302がスライダー4600の第1、第2傾斜長孔4601、4602に沿って後方に移動する。
移動ナット4750が左側に移動すると、移動ナット4750の第3センサ押圧部4756が図70に図示された通り、左側の第3センサ23bを押圧することになる。第3センサ23bが押圧されるとモータ4710の作動が停止する。
移動ナット4750が左側に移動すると、ドアラッチ連結部30が元の状態に復帰し、電動式ラッチ部5000がロックされることになる。電動式ラッチ部5000がロックされる原理は第1実施例の作動方法と同じである。
======第4実施例======
以下では、図75を参照して本発明に係る好ましい第4実施例を説明することにする。
前述した実施例と同じ構成については詳細な説明を省略することにする。
第4実施例の構成は第3実施例の構成と略同じである。
第4実施例では第3実施例の第3センサ23a、23bを使う代わりに、エンコーダコネクタ4711にエンコーダ4715を設置してモータ4710の駆動によってハンドル部4200が動く範囲を調節する。
エンコーダ4715は設置後モータ4710軸の下方に位置することになる。
エンコーダ4715はモータ4710軸の回転数を測定して、モータ4710が一定の回転数だけ回るようにすることができる。これによって、ハンドル部4200が引き出し及び引き込まれる距離をモータ4710の回転数を利用して計算した後、必要な回転数だけモータ4710を駆動させることができる。
======第5実施例======
以下では、図76〜図84を参照して本発明に係る好ましい第5実施例を説明することにする。
前述した実施例と同じ構成については詳細な説明を省略することにする。
第5実施例の構成は第3実施例の構成と略同じである。
第5実施例では第3実施例の電動式ラッチ部の代わりに手動式ラッチ部を含む。
前記手動式ラッチ部はレバー4950を通じてハンドル部4200の回転力が伝達されて開くことができる。
レバー4950は全体として直角三角形の形態で形成される。
レバー4950は前記直角三角形のうち直角の部分が右側に配置されるように設置される。
レバー4950の前記直角三角形のうち前方に形成される頂点には、カバー結合部4951が円形のパイプ状に形成される。
カバー結合部4951は第1ハウジング4100のレバー設置突起4136aに差し込まれて、レバー4950と第1ハウジング4100は差し込み結合される。
レバー4950はレバー設置突起4136aを中心に回転され得る。
レバー4950の前記直角三角形のうち後方に形成される頂点には、上部が開放されるようにドアラッチ連結部挿入溝4952が形成される。
ドアラッチ連結部挿入溝4952は右側が一部開放されるように形成され、前記開放された右側部分の下部から反時計回り方向に約半周程度開放されるように形成されて、ドアラッチ連結部挿入溝4952を通じてドアラッチ連結部30をケーブル33が係止突起31の左側に位置するように設置すると、係止突起31がドアラッチ連結部挿入溝4952の左側に抜け出なくなる。
第1カバー結合部4951とレバー4950の内側面間には第1スプリング挿入溝4953が形成される。
第1スプリング挿入溝4953に差し込まれる第1スプリング4970はコイルスプリングで備えられ得る。
第1スプリング4970の両端には第1折り曲げ部4971と第2折り曲げ部4972がそれぞれ形成される。
第1折り曲げ部4971は第2折り曲げ部4972より左側に位置する。
第1折り曲げ部4971はレバー4950の内側面に接し、第2折り曲げ部4972は第1ハウジング4100のレバー貫通溝4132の内側面に接する。
これによって、レバー4950が時計回り方向に回転すると、第1折り曲げ部4971が第2折り曲げ部4972側に近接しながら第1スプリング4970が圧縮される。
レバー4950の前記直角三角形のうち直角が形成される頂点には下部に突出するように係止部4954が形成される。
係止部4954は円柱状のレバー突起4955と、レバー突起4955の下部に右側に延びるように形成される延長部4956と、延長部の右側に下部に突出するように形成されるハンドル部係止突起4957を含む。
レバー突起4955は第1ハウジング4100のレバーガイド溝4137に挿入され、レバーガイド溝4137に沿って回転する。
ハンドル部係止突起4957はハンドル部4200のレバー係止溝4223の前方に位置して、ハンドル部4200が引き出されるとハンドル部係止突起4957はレバー係止溝4223に係止されることになる。
ハンドル部4200が引き出された状態で図79又は図83に図示された通り、ハンドル部4200の一側を引っ張って反時計回り方向に回転させると、レバー係止溝4223が回転するにつれてレバー係止溝4223に係止されているハンドル部係止突起4957がハンドル部係止突起4957の回転半径によって時計回り方向に回転する。すなわち、レバー4950はハンドル部4200によって時計回り方向に最後まで回転することになる。これによって、レバー4950に係止されているドアラッチ連結部30の係止突起31が引っ張られてドアラッチ連結部30と連結された手動式ラッチが開かれて車両用ドアが開放される。
レバー4950の右側にはハンドル部4200によるレバー4950の回転を阻止できるウェイトバランス4960が設置され得る。
ウェイトバランス4960は卵状に形成される。
ウェイトバランス4960は前記卵状のうち丸い部分が前方に位置し、尖がっている部分が左側の後方を向くように設置される。
ウェイトバランス4960で前記卵状のうち丸い部分には上下方向に貫通するようにカバー結合溝4961が形成される。
カバー結合溝4961は第1ハウジング4100のウェイトバランス設置突起4136bに差し込まれる。これによって、ウェイトバランス4960と第1ハウジング4100は嵌合される。
ウェイトバランス4960はウェイトバランス設置突起4136bを中心に回転され得る。
ウェイトバランス4960で前記卵状のうち尖がっている部分には、上部に突出するように第2スプリング設置部4962が形成される。
第2スプリング設置部4962によってウェイトバランス4960の重心は第2スプリング設置部4962側に偏る。
第2スプリング設置部4962の下部には左側が開放されるように第2スプリング設置溝4963が形成される。
第2スプリング設置部4962に設置される第2スプリング4980はコイルスプリングで備えられ得る。
第2スプリング4980の両端には第1折り曲げ部4981と第2折り曲げ部4982がそれぞれ形成される。
第1折り曲げ部4981は第2折り曲げ部4982より左側に位置する。
第1折り曲げ部4981はウェイトバランス4960の第2スプリング設置溝4963に接し、第2折り曲げ部4972は第1ハウジング4100のウェイトバランスガイド部4139の前方に接する。
これによって、ウェイトバランス4960が反時計回り方向に回転すると、第1折り曲げ部4981が第2折り曲げ部4982側に近接しながら第2スプリング4980が圧縮される。
カバー4990は上板と、前記上板の左側面の下部に形成される第1塞ぎ部4992と、前記上板の右側面の下部に形成される第2塞ぎ部4993と、第1塞ぎ部4992及び第2塞ぎ部4993の前方を連結する前方板と、第1塞ぎ部4992の後方と第2塞ぎ部4993の後方の間に形成されるレバー貫通溝4994を含む。
カバー4990の上板の左側及び右側にはボルト貫通溝4991が上下方向に貫通するように形成される。
カバー4990はボルトをボルト貫通溝4991に挿入し、第1ハウジング4100のレバー設置突起4136a及びウェイトバランス設置突起4136bに締結することによって、第1ハウジング4100とボルト締結される。
第1塞ぎ部4992は第1ハウジング4100のレバーガイド部4138の左側に差し込まれ、第2塞ぎ部4993は第1ハウジング4100のウェイトバランスガイド部4139の右側に差し込まれる。
レバー貫通溝4994を通じてカバー4990内側に設置されるレバー4950の後方がカバー4990の外に突出してドアラッチ連結部30と連結され得る。
ウェイトバランス4960の重量は車両の側面衝突時に慣性によって即時に反応できるように形成される。
車両の側面に衝撃が発生してハンドル部4200が引き出されると、図84に図示された通り、ウェイトバランス4960も反時計回り方向に回転して第2スプリング設置部4962が前方に位置することになる。
これによって、回転したウェイトバランス4960がレバー4950の回転半径内に位置することになってレバー4950の回転が阻止される。レバー4950が最後まで回転しないためドアラッチ連結部30が完全に引っ張られず、前記手動式ラッチ部が開かなくなる。すなわち、ウェイトバランス4960によって前記手動式ラッチ部の安全性が向上する。
======第6実施例======
以下では、本発明に係る好ましい第6実施例を説明することにする。
前述した実施例と同じ構成については詳細な説明を省略することにする。
図85〜図88に図示された通り、本発明の好ましい第6実施例に係る車両ドア用フラッシュハンドルは、ハウジングに設置されるスライダー6600と、スライダー6600に収納されるハンドル部及びスライダー6600の左右方向のスライドに対して前記ハンドル部を前後方向にスライドさせたり、前記ハンドル部の前後方向のスライドに対してスライダー6600を左右方向にスライドさせる直線運動変換器具を含む。
前記直線運動変換器具はスライダー6600と前記ハンドル部が相対スライド可能に支持する直線運動変換部と、スライダー6600をスライドさせる駆動部6700を含む。
前記直線運動変換部はスライダー6600に形成される第1、第2傾斜長孔6601、6602と、第1、第2傾斜長孔6601、6602に沿ってスライドするように前記ハンドル部に設置される第1、第2ピン6301、6302を含む。
以下では、各構成について詳しく説明することにする。
<第1ハウジング>
前記ハウジングは第1ハウジング6100と第1ハウジング6100の右側に結合される第2ハウジング6160を含む。
第1ハウジング6100は図89〜図90に詳細に図示されている。
第1ハウジング6100は本発明の好ましい第3実施例の第1ハウジング4100と全体として類似するように形成される。
第1ハウジング6100が本発明の好ましい第3実施例の第1ハウジング4100と異なって形成される点は次の通りである。
まず、第1ハウジング6100の周り部の下部に多数の底面通孔6130が上下方向に貫通するように形成される。
これによって、第1ハウジング6100を軽量化させることができる。
また、水分流入時に底面通孔6130により排水が円滑に行われる。
次に、第1ハウジング6100の周り部の上側面に形成される構成に差がある。
第1ハウジング6100の周り部の上側面にはドアパネルと結合される第3締結部6153が形成される。
第3締結部6153は第1ハウジング6100の周り部の上側面の中央部に形成される。
第3締結部6153の形状は本発明の好ましい第3実施例の第3締結部4153と類似している。
第1ハウジング6100の上側の周り部には、上側に突出するようにウェイトバランス設置突起6136と、第1カバー差し込み部6138と、第2カバー差し込み部6139と、カバー係止突起6139aが形成される。
ウェイトバランス設置突起6136は全体として円柱状に形成される。
ウェイトバランス設置突起6136は上部の直径が下部の直径より大きく形成され、ウェイトバランス設置突起6136の左側部と右側部間には間隙が形成される。
これによって、後述するウェイトバランス6960がウェイトバランス設置突起6136の下部に設置された後に容易に分離されなくなる。
第1カバー差し込み部6138はウェイトバランス設置突起6136の左側に配置される。
第1カバー差し込み部6138は前後方向に長い直六面体の形態で形成される。
第1カバー差し込み部6138は右側が開放されるように形成される。
これによって、後述するカバー6990の突出差し込み板6991aが挿入され得る。
第2カバー差し込み部6139はウェイトバランス設置突起6136の右側に配置される。
第2カバー差し込み部6139は第1ハウジング6100の上側の周り部の前方と後方の両側にそれぞれ1個ずつ形成される。
第2カバー差し込み部6139の上部は互いに向かって突出して、フック状に形成される。
両第2カバー差し込み部6139の間は上下方向に貫通するように形成される。
カバー係止突起6139aはウェイトバランス設置突起6136と第2カバー差し込み部6139の間に形成される。
カバー係止突起6139a前後方向に形成される。
カバー係止突起6139aの高さは第1カバー差し込み部6138及び第2カバー差し込み部6139の高さより低く形成される。
ウェイトバランス設置突起6136と第1カバー差し込み部6138の間には上下方向に貫通するようにウェイトバランスガイド溝6137が形成される。
ウェイトバランスガイド溝6137は弧の形態で形成される。これによって、後述するウェイトバランス6960の第1アーム6962がウェイトバランスガイド溝6137に挿入されて回転され得る。
<第1止め板>
第1ハウジング6100は第1ハウジング6100の後方に結合される第1止め板6800を含む。
第1止め板6800は図97〜図98に詳細に図示されている。
第1止め板6800は本発明の好ましい第3実施例の第1止め板4800と全体として類似するように形成される。
第1止め板6800が本発明の好ましい第3実施例の第1止め板4800と異なって形成される点は次の通りである。
第1止め板6800の中央の左右の両側には前方に突出するように段差調節ボス6803が形成される。
段差調節ボス6803には後述する段差調節ボルト40が後方から前方に結合され得る。
段差調節ボス6803の前後方向の長さは段差調節ボルト40の長さより短く形成されて、段差調節ボルト40が段差調節ボス6803の前方に突出され得る。
第1止め板6800の右側の中央には2つの第4ガイド部6806が前方に突出するように形成される。第4ガイド部6806は第1ハウジング6100の第3ガイド部6106と前後方向に同一線上に配置され、形状が同一又は類似するように形成される。
第4ガイド部6806の左側には上下方向に第2移動ナット止め部6807が形成される。第2移動ナット止め部6807は第1ハウジング6100の第1移動ナット止め部6107と前後方向に同一線上に配置され、形状が同一又は類似するように形成される。
第4ガイド部6806の左側は第2移動ナット止め部6807により塞がれ、第4ガイド部6806の右側は第1止め板6800の周り部の右側によって塞がれる。
このような第4ガイド部6806により後述する駆動部6700の移動ナット6750が一定の範囲内で左右方向にスライドされ得る。
第1止め板6800の上側の周り部にはレバー干渉防止溝4834の代わりに第3結合部干渉防止溝6834が形成される。
第3結合部干渉防止溝6834は前方に行くほど幅が広くなる台形の形態で前方及び上下方向が開放されるように形成される。
第1ハウジング6100と第1止め板6800が結合すると、第3結合部干渉防止溝6834の下部には第1ハウジング6100の周り部が位置することになる。
キーシリンダー貫通溝6813は本発明の好ましい第3実施例のキーシリンダー貫通溝4813より右側に延びるように形成される。
キーシリンダー貫通溝6813の右側にはドア外側連結部固定部6835が後方に突出するように形成される。
ドア外側連結部固定部6835は「C」字状に形成されて、ドア外側連結部固定部6835の左側に形成される空間はキーシリンダー貫通溝6813に連通する。
ドア外側連結部固定部6835には「C」字状に内側に突出するように形成される板が形成される。前記板にはドア外側連結部60のチューブ62が嵌合されて、流動しないことができる。
<第2ハウジング、第2止め板>
第2ハウジング6160及び第2止め板6170は本発明の好ましい第3実施例の第2ハウジング4160及び第2止め板4170と同一又は類似するように形成される。
<ハンドル部>
前記ハンドル部は図91〜図92に詳細に図示されている。
前記ハンドル部は前方ハンドル部6200と、前方ハンドル部6200の後方にピン結合される後方ハンドル部6250を含む。
前方ハンドル部6200は全体として上下部及び後方に開口が形成される直六面体の形状である。
前方ハンドル部6200は前方に形成される前方ハンドル部本体6220と、左側及び右側に形成される前方ハンドル部左側部6230及び前方ハンドル部右側部6240を含む。
前方ハンドル部左側部6230には前後方向に貫通するように後方ハンドル部左側部挿入溝6231が形成され、前方ハンドル部右側部6240には前後方向に貫通するように後方ハンドル部右側部挿入溝6241が形成される。
後方ハンドル部左側部挿入溝6231は前方ハンドル部左側部6230の後方の右側が開放されるように形成される。
後方ハンドル部左側部挿入溝6231の前方には図103に図示された通り、後方ハンドル部係止部材6232が形成される。
後方ハンドル部係止部材6232は後方ハンドル部左側部挿入溝6231の左側の上部及び下部に内側に突出するように形成される。
上部に形成される後方ハンドル部係止部材6232は上部から下部に行くほど左側に傾く形態で形成され、下部に形成される後方ハンドル部係止部材6232は上部から下部に行くほど右側に傾く形態で形成される。
前述とは異なり、後方ハンドル部係止部材6232は後方ハンドル部6250が後方ハンドル部係止部材6232に係止されてそれ以上前方に移動できない形態であればどのような形態でもよい。
後方ハンドル部右側部挿入溝6241の左右方向の幅は後方ハンドル部6250の右側部の左右方向の幅より大きく形成される。
これによって、前方ハンドル部6200が後述するピボットピン6327が設置される前方ハンドル部6200の右側を基準として回転するとき、前方ハンドル部6200と後方ハンドル部6250が干渉されない。
前方ハンドル部左側部6230の左側には前後方向に貫通するようにドア外側連結部設置溝6201が形成される。
ドア外側連結部設置溝6201は後方ハンドル部左側部挿入溝6231の左側に配置され、互いに連通しない。
ドア外側連結部設置溝6201は前方が開放されるように形成され、ドア外側連結部設置溝6201の後方は鍵穴の形態で上部は円形に下部は長方形に形成される。すなわち、前記円形の直径は前記長方形の左右の幅より大きく形成される。
ドア外側連結部60の係止突起61とケーブル63は、ドア外側連結部設置溝6201の上部に後方から前方に設置される。この後、係止突起61とケーブル63をドア外側連結部設置溝6201の下部に移動すると、ドア外側連結部設置溝6201の形態によって係止突起61がドア外側連結部設置溝6201の後方に抜けなくなる。
後方ハンドル部左側部挿入溝6231の前方の上側及び下側には延長部ピン係止溝6202が形成される。
延長部ピン係止溝6202は前方が開放されるように形成される。
延長部ピン係止溝6202は延長部ピン6317が後方ハンドル部左側部挿入溝6231の内側に完全に挿入されるように前後方向に十分に長く形成される。
これによって、延長部ピン6317は延長部ピン係止溝6202の前方から後方に設置され得る。
後方ハンドル部右側部挿入溝6241の前方の下部には、上下方向に貫通するように第1LED設置溝6203が形成される。
第1LED設置溝6203にはLED24の下部が挿入されて、前方ハンドル部6200の引き出し時に使用者が前方ハンドル部6200の外部でLED24の灯りを確認できるようになる。
後方ハンドル部右側部挿入溝6241の前方の上部には、上下方向に貫通するようにボタン貫通溝6206が形成される。
ボタン貫通溝6206にはボタン25の上部が外部に露出するように設置される。これによって、前方ハンドル部6200が引き出されると使用者はボタン25を押圧できるようになる。
前方ハンドル部本体6220の前面にはハンドルカバー設置部6210が形成される。ハンドルカバー設置部6210は本発明の好ましい第3実施例のハンドルカバー設置部4210と同一又は類似するように形成される。
ハンドルカバー設置部6210の右側の上部と下部には、前方及び内側が開放されるように第1ピボットピン設置溝6214が形成される。
前方ハンドル部本体6220の後方と、前方ハンドル部左側部6230及び前方ハンドル部右側部6240の間には第1手挿入部6221が形成される。
第1手挿入部6221は上下方向及び後方が開放されるように形成される。
第1手挿入部6221は角が丸い形態で形成される。
すなわち、前方ハンドル部本体6220と前方ハンドル部右側部6240が会う角も丸い形態で形成される。
後方ハンドル部6250は図93〜図94に、より詳細に図示されている。
後方ハンドル部6250は全体として上下部及び前方に開口が形成される直六面体の形状である。
後方ハンドル部6250は後方に形成される後方ハンドル部本体6270と、左側及び右側に形成される後方ハンドル部左側部6280及び後方ハンドル部右側部6290を含む。
後方ハンドル部左側部6280の右側は、後方ハンドル部左側部6280の外側面が前方ハンドル部左側部6230の外側面と同一線上に置かれるように、後方ハンドル部左側部挿入溝6231の右側に配置される。
すなわち、後方ハンドル部左側部6280の右側面の前方は前方ハンドル部左側部6230の右側面によって塞がれ、後方ハンドル部左側部6280の左側面は前方ハンドル部左側部6230の後方ハンドル部係止部材6232により塞がれる。
これによって、後方ハンドル部6250が前方に引き出されると、前方ハンドル部6200も前方に引き出されることになる。
後方ハンドル部左側部6280には前後方向に貫通するように延長部設置溝6251が四角の形態で形成される。
延長部設置溝6251は後述する延長部6310のヘッド部6311の断面の形態と同一又は類似するように形成される。
延長部設置溝6251は左右及び上下方向が後方ハンドル部6250により塞がれる。これによって、延長部6310は延長部設置溝6251内で延長部設置溝6251に沿って移動する。
延長部設置溝6251の前方には延長部係止部6251aが円形に形成される。
延長部係止部6251aは前方に突出するように形成される。
延長部係止部6251aの中央部には前後方向に貫通するように円形の溝が形成される。
延長部係止部6251aの溝の直径は延長部設置溝6251の左右及び上下方向の長さより小さく形成される。
延長部係止部6251aの溝は後述する延長部6310の長さ部6313の断面の形態と同一又は類似するように形成される。
これによって、延長部6310は延長部設置溝6251に後方から前方に挿入されて、延長部設置溝6251の前方に抜け出なくなる。
後方ハンドル部本体6270の後方及び後方ハンドル部右側部6290の内部にわたってセンサ設置溝6252が形成される。
センサ設置溝6252は後方ハンドル部本体6270の後方が開放され、後方ハンドル部右側部6290が前後方向に貫通するように形成される。
センサ設置溝6252の右側の前方には後方が開放された直六面体の形態でボタンセンサ設置部6254とLED設置部6255が形成される。
これによって、ボタンセンサ設置部6254にはボタンセンサ26が後方から前方に挿入され、LED設置部6255にはLED24が後方から前方に挿入され得る。
ボタンセンサ設置部6254はLED設置部6255の上部に配置される。
ボタンセンサ設置部6254の後方にはボタンセンサ設置部6254の内側に突出する突起が形成されて、ボタンセンサ26はボタンセンサ設置部6254にフック結合されて後方に抜け出ないことができる。
ボタンセンサ設置部6254の上部には上下方向に貫通するようにボタン設置溝6256が形成される。
ボタン設置溝6256はボタン25の周りから一定の間隔離隔するように形成される。
これによって、ボタン25はボタン設置溝6256に上から下に置かれ得る。
ボタン25はボタン設置溝6256を通じてボタンセンサ26の上面に接するように配置される。
これによって、ボタン25が押圧されるとボタンセンサ26が押圧されて、ボタンセンサ26が制御部(図示せず)に信号を伝達する。
LED設置部6255の下部には上下方向に貫通するように第2LED設置溝6253が形成される。
第2LED設置溝6253は第1LED設置溝6203と類似又は同一に形成されて互いに連通する。
第2LED設置溝6253にはLED24の下部が挿入される。
センサ設置溝6252の右側の後方には第2センサハウジングガイド部6257と、第2センサハウジング設置溝6258が形成される。
第2センサハウジングガイド部6257はセンサ設置溝6252の下部の左右の両側に形成される。
第2センサハウジングガイド部6257は第2センサハウジング22aの下部の形態にしたがって階段状に形成される。
第2センサハウジング設置溝6258はセンサ設置溝6252の上部及び下部に上下方向に貫通するように形成される。
第2センサハウジング設置溝6258は第2センサハウジング22aの上部及び下部に突出した突起の形態に合うように形成されて、第2センサハウジング22aの突起は第2センサハウジング設置溝6258に差し込まれ得る。
第2センサハウジング22aは第2センサハウジングガイド部6257及び第2センサハウジング設置溝6258によって正確な位置に設置される。
第2センサハウジング22aには第2センサ22が後方から前方に差し込まれ、第2センサ22は右側が前方ハンドル部6200の内壁によって押圧されるように配置される。
後方ハンドル部右側部6290の前方は左側に突出するように形成される。
後方ハンドル部右側部6290の前方の左側は前方ハンドル部右側部6240の内側壁の形態にしたがって弧の形状に曲がる。
前記弧の形状に曲がった部分には上下方向に貫通するように第2ピボットピン設置溝6264が形成される。
第2ピボットピン設置溝6264は第1ピボットピン設置溝6214と連通する。
これによって、後方ハンドル部右側部6290は前方ハンドル部右側部6240を一部支えることになるため、前方ハンドル部6200が第1、第2ピボットピン設置溝6214、6264に設置されるピボットピン6327を中心に回転するとき、前方ハンドル部右側部6240の回転をガイドすることになる。
後方ハンドル部本体6270の前方と、後方ハンドル部左側部6280及び後方ハンドル部右側部6290の間には第2手挿入部6271が形成される。
第2手挿入部6271は上下方向及び前方が開放されるように形成される。
第2手挿入部6271は角が丸い形態で形成される。
前方ハンドル部6200に後方ハンドル部6250が結合されると、第1手挿入部6221と第2手挿入部6271は閉曲線を形成する。前記閉曲線は使用者の手が挿入され得る程度に十分に大きく形成されて、使用者は前記閉曲線に手を入れて前方ハンドル部6200を引っ張ることができる。このとき、第1、第2手挿入部6221、6271の形状によって使用者のグリップ感が向上する。
後方ハンドル部本体6270の中央の下部には、上下方向に貫通されて後方が開放されるように電線貫通溝6276が形成される。
電線貫通溝6276により、後方ハンドル部6250が引き込まれているときに後方ハンドル部6250と第1止め板6800の間には空間が形成され、電線貫通溝6276を通じて電線20を設置することができる。
電線貫通溝6276を通じて外部と連結された電線20は後方ハンドル部6250の各センサに連結される。
後方ハンドル部本体6270の右側には電線設置部6272と段差調節突起6274が後方に突出するように形成される。
電線設置部6272は上下方向に互いに向かい合うように離隔した2つの四角板状に形成される。
電線設置部6272の後方には向かい合う前記四角板に向かって突出するように突起が形成され、前記突起によって電線設置部6272の内側に設置される電線20が後方に抜け難くなる。
段差調節突起6274は円柱状に形成され、後述する段差調節ボルト40と接することができる程度に突出する。
段差調節突起6274は電線設置部6272の右側に配置される。
後方ハンドル部本体6270の左側には第4センサ係止段6273と板スプリング差し込み突起6275が形成される。
第4センサ係止段6273は後方ハンドル部本体6270の上部及び下部に内側に突出するように形成される第1部分と、前記第1部分より左側に配置されて後方に突出するように形成される第2部分を含む。
第4センサ係止段6273の第1部分は後方ハンドル部本体6270の後方にフック状に形成されて、第4センサ係止段6273の内側に設置される第4センサ27が後方に抜けることを防止し、第4センサ係止段6273の第2部分は第4センサ27が左側に抜けることを防止する。
板スプリング差し込み突起6275は第4センサ係止段6273より右側に配置され、後方に突出するように形成されて第4センサ27が右側に抜けることを防止する。
板スプリング差し込み突起6275の前後方向の長さは第4センサ27の前後方向より長く形成される。
これによって、板スプリング差し込み突起6275には第4センサ27の後方に位置する板スプリング27aが設置され得る。
板スプリング27aは金属で備えられ得る。
板スプリング27aは全体として四角板の形状で形成される。
板スプリング27aは側面から見たとき、中央部が後方に飛び出る弧の形状で形成される。
板スプリング27aは第4センサ係止段6273の第1部分と第4センサ27間に設置される。
このような板スプリング27aにより、過度な力による第4センサ27の破損が最小化され、前記ハンドル部を引き込み方向に押圧したときの押圧の節度感が改善される。
後方ハンドル部左側部6280には上下方向に貫通するように第1ピン設置溝6281が形成される。
第1ピン設置溝6281はセンサ設置溝6252の左側の上部及び下部に形成される。
第1ピン設置溝6281が形成される部分は内側に陥没するように形成されて、前記陥没した部分に第1ピンバンパー6301aを設置することができる。
後方ハンドル部右側部6290には上下方向に貫通するように第2ピン設置溝6291が形成される。
第2ピン設置溝6291はセンサ設置溝6252の右側の上部及び下部に形成される。
第2ピン設置溝6291が形成される部分は外側に突出するように形成されて第1ピンバンパー6301aを設置したものと類似する形態となる。
後方ハンドル部6250は第1ピン設置溝6281に設置される第1ピン6301と、第2ピン設置溝6291に設置される第2ピン6302によりスライダー6600と連結される。
<延長部>
延長部6310は図91〜図92に詳細に図示されている。
延長部6310は延長部ピン6317に対して長さを調節可能に後方ハンドル部左側部6280の内部に設置される。
延長部6310は角が丸い四角柱状に形成されるヘッド部6311と、ヘッド部6311の前方に円柱状に形成される長さ部6313を含む。長さ部6313の直径の長さはヘッド部6311の一辺の長さより小さく形成される。
ヘッド部6311は前方が開放された形態で形成され、ヘッド部6311の内側面と長さ部6313の外側面間には延長部復帰スプリング挿入溝6312が形成される。
長さ部6313の内側には図103に図示された通り、段差調節板6314が四角板状に形成される。
段差調節板6314は後方ハンドル部6250が引き込み状態のとき、段差調節板6314の後面が後方ハンドル部6250の段差調節突起6274の後面と同一線上に置かれるように形成される。
長さ部6313の前方には上下方向に貫通するようにスロット6315が形成される。スロット6315は左右方向に長く形成される。
長さ部6313の外側には延長部復帰スプリング6316が差し込まれる。
延長部6310は後方ハンドル部6250に後方から前方に差し込まれる。延長部6310の後方は延長部係止部6251aにより塞がれる。
このとき、延長部復帰スプリング6316の前方は延長部係止部6251aに塞がれ、後方は延長部復帰スプリング挿入溝6312に差し込まれ、延長部ピン6317は延長部6310のスロット6315及び前方ハンドル部6200の延長部ピン係止溝6202に差し込まれる。
これによって、延長部復帰スプリング6316は前方ハンドル部6200の動きにより延長部復帰スプリング挿入溝6312と延長部係止部6251aの間で前後方向に圧縮及び復元される。
<ハンドルカバー>
ハンドルカバー6400は本発明の好ましい第1実施例のハンドルカバー1400と類似するように形成される。
ハンドルカバー6400は図103に図示されている。
ハンドルカバー6400の右側にはピボットピン支持部6402が後方に突出するように形成される。
ピボットピン支持部6402はピボットピン6327の前方を塞いでピボットピン6327が前方に抜け出ないようにして、ピボットピン6327が前方ハンドル部6200から分離されないように防止する。
ハンドルカバー6400の左側には延長部ピン支持部6403が後方に突出するように形成される。
延長部ピン支持部6403は延長部ピン6317の前方を塞いで延長部ピン6317が前方に抜け出ないようにして、延長部ピン6317が前方ハンドル部6200から分離されないように防止する。
<バンパー部材>
バンパー部材6500は本発明の好ましい第3実施例のバンパー部材4500と同一又は類似するように形成される。
<スライダー>
スライダー6600は図95〜図96に詳細に図示されている。
スライダー6600は本発明の好ましい第3実施例のスライダー4600と全体として類似するように形成される。
スライダー6600が本発明の好ましい第3実施例のスライダー4600と異なって形成される点は次の通りである。
第1傾斜長孔6601は前記ハンドル部が引き出されるとき、第1ピン6301が前半に通り過ぎる第1傾斜長孔1区間6601aと、第1ピン6301が後半に通り過ぎる第1傾斜長孔2区間6601bを含む。
すなわち、第1傾斜長孔1区間6601aはスライダー6600の後方に形成され、第1傾斜長孔2区間6601bはスライダー6600の前方に形成される。
第1傾斜長孔1区間6601aの傾斜は第1傾斜長孔2区間6601bの傾斜より緩やかに形成される。
第1傾斜長孔1区間6601aの傾斜は30°であり、第1傾斜長孔2区間6601bの傾斜は50°で形成され得る。
第1傾斜長孔1区間6601aと第1傾斜長孔2区間6601bは曲線で連結される。
第2傾斜長孔6602も第2傾斜長孔1区間6602aと第2傾斜長孔2区間6602bを含み、第1傾斜長孔6601と同一に形成される。
このような第1、第2傾斜長孔6601、6602の形態によって、前記ハンドル部引き出しの初期に角度による抵抗が少なくなるため、前記ハンドル部をさらに円滑に引き出すことができる。
スライダー6600の上面6610及び下面6620の外側面にはスライダー6600の強度向上のために格子の形態でリブが形成される。
前記リーブによって形成される溝のうち、後述するウェイトバランス6960が挿入される溝をウェイトバランス挿入溝6605という。
ウェイトバランス挿入溝6605は左右方向に形成されるガイド溝と、前記ガイド溝の右側に前方に突出するように形成される係止溝を含む。
ウェイトバランス挿入溝6605の係止溝の右側にはウェイトバランス係止板6605aが形成される。
ウェイトバランス6960がウェイトバランス挿入溝6605の係止溝に位置すると、ウェイトバランス6960がウェイトバランス係止板6605aに接することになってスライダー6600がそれ以上右側に移動しなくなる。
本発明の好ましい第6実施例では、本発明の好ましい第3実施例に記載されたスライダーバンパー4650を別途に設置せず、スライダー6600自体にスライダーバンパー6606を形成する。
上面6610に形成されるスライダーバンパー6606は、上部と前方又は後方に突出するように形成される。
下面6620に形成されるスライダーバンパー6606は、下部と前方又は後方に突出するように形成される。
スライダーバンパー6606は弧の形状に突出して、スライダー6600がスライドされるときに摩擦による騒音が減少し得る。
スライダー6600の右面に形成される復帰スプリングバンパー設置部6604の後方にはガイド溝6608がさらに形成される。
ガイド溝6608はスライダー6600の右面に左右方向に貫通して後方が開放されるように形成される。
ガイド溝6608は上下方向に互いに離隔するように2つで形成される。
ガイド溝6608には第1止め板6800の第4ガイド部6806が挿入される。
<駆動部>
駆動部6700は図99に詳細に図示されている。
駆動部6700は本発明の好ましい第3実施例の駆動部4700と全体として類似するように形成される。
駆動部6700が本発明の好ましい第3実施例の駆動部4700と異なって形成される点は次の通りである。
本発明の好ましい第6実施例の移動ナット6750は本発明の好ましい第3実施例の移動ナット4750と移動ナットバンパー4760が合わせられた形態で形成される。
移動ナット6750の前方には、左右方向に貫通し、前方が開放されるように第1ハウジングガイド溝6753が形成される。
第1ハウジングガイド溝6753は移動ナット6750の前方の上部及び下部にそれぞれ1個ずつ形成される。
第1ハウジングガイド溝6753は移動ナット6750の右側に設置される復帰スプリングバンパー6740の第1ハウジング挿入溝6742と同一線上に形成される。
第1ハウジングガイド溝6753及び第1ハウジング挿入溝6742には第1ハウジング6100の第3ガイド部6106が挿入される。
移動ナット6750の後方には、左右方向に貫通し、後方が開放されるように第1止め板ガイド溝6754が形成される。
第1止め板ガイド溝6754は移動ナット6750の後方の上部及び下部にそれぞれ1個ずつ形成される。
第1止め板ガイド溝6754には第1止め板6800の第4ガイド部6806が挿入される。
すなわち、第3ガイド部6106と第4ガイド部6806により移動ナット6750の左右方向のスライドがガイドされる。
<ドアラッチ連結部>
ドアラッチ連結部30は本発明の好ましい第3実施例のドアラッチ連結部30と同じ形態である。
ドアラッチ連結部30は、一端は移動ナット6750に、他端は電動式ラッチ部5000に連結され、移動ナット6750の移動によって電動式ラッチ部5000のロックが解除され得る。
<ドア外側連結部>
ドア外側連結部60は図107〜図110に図示された通り、一端は前方ハンドル部6200のドア外側連結部設置溝6201に挿入され、他端は電動式ラッチ部5000に連結される。
ドア外側連結部60のチューブ62を第1止め板6800のドア外側連結部固定部6835に差し込んで固定させ、チューブ62の位置に合うようにドア外側連結部設置溝6201に挿入した係止突起61を下部に下げると、係止突起61はドア外側連結部設置溝6201の後方に抜け出ることができない状態となる。
図108に図示された通り、前方ハンドル部6200が引き出されたとき、ドア外側連結部設置溝6201の後方に係止突起61が係止されないように、係止突起61はドア外側連結部設置溝6201の前方に配置される。
図107に図示されたような状態で前方ハンドル部6200が引き出され、図108に図示されたような状態となると、ドアラッチ連結部30により電動式ラッチ5000のロックが解除される。
この状態で図109に図示された通り、前方ハンドル部6200を5°程度引っ張ると図106に図示された通り、第2センサ22が押圧されて電動式ラッチ5000に電源が印加され、車両用ドアが電気的にオープンされる。
このとき、ドア外側連結部60の係止突起61はドア外側連結部設置溝6201の後方によって引っ張られるが、電動式ラッチ5000に特に影響を与えることはない。
図110に図示された通り、前方ハンドル部6200を10°程度引っ張ると、ドア外側連結部60の係止突起61がドア外側連結部設置溝6201の後方によってさらに引っ張られ、電動式ラッチ5000を機械的に作動させて車両用ドアをオープンする。
すなわち、使用者は電動式ラッチ5000に電源が正常に印加されない場合には、前方ハンドル部6200を完全に引っ張って機械的に車両用ドアをオープンすることができる。
<キーロック部>
キーロック部6900は本発明の好ましい第3実施例のキーロック部4900と同じ形態である。
<ウェイトバランス>
ウェイトバランス6960は図100〜図102に詳細に図示されている。
ウェイトバランス6960はドーナツ状の第1ハウジング差し込み部6961と、第1ハウジング差し込み部6961に連結される第1アーム6962及び第2アーム6963を含む。
第1ハウジング差し込み部6961の中心に形成される溝は第1ハウジング6100のウェイトバランス設置突起6136に差し込まれる。
第1ハウジング差し込み部6961はウェイトバランス設置突起6136に対して回転可能に形成される。
第1ハウジング差し込み部6961は下部が開放されるように形成されて、第1ハウジング差し込み部6961の下部にはスプリング6970が設置される。
第1アーム6962は第1ハウジング差し込み部6961の左側に連結される。
第1アーム6962は左側が下部に突出するように形成される。
これによって、第1アーム6962の下部は、組立後に第1ハウジング6100のウェイトバランスガイド溝6137を通じてスライダー6600のウェイトバランス挿入溝6605内に位置することになる。
第2アーム6963は第1ハウジング差し込み部6961の前方に連結される。
スプリング6970はコイルスプリングで備えられ得る。
スプリング6970の両端には第1折り曲げ部6971と第2折り曲げ部6972がそれぞれ形成される。
第1折り曲げ部6971は第2折り曲げ部6972より前方に位置する。
第1折り曲げ部6971は第2アーム6963の外側面に接し、第2折り曲げ部6972は上部に形成される第1締結部6151の外側面に接する。
これによって、ウェイトバランス6960が反時計回り方向に回転すると、第1折り曲げ部6971が第2折り曲げ部6972側に近接しながらスプリング6970が圧縮される。
初期状態のとき、ウェイトバランス6960の第1アーム6962はスライダー6600のウェイトバランス挿入溝6605のガイド溝に位置することになって、スライダー6600が左右方向に自由にスライドされ得る。
車両の側面に衝撃が発生すると、図102に図示された通り、ウェイトバランス6960が反時計回り方向に回転してスライダー6600のウェイトバランス係止板6605aの右側に第1アーム6962が位置することになって、スライダー6600が右側に移動できなくなる。
スライダー6600の移動が阻止されるため、スライダー6600と連動する後方ハンドル部6250が動かなくなり、後方ハンドル部6250に連結されたドアラッチ連結部30が引っ張られないため、前記手動式ラッチ部が開かなくなる。
すなわち、ウェイトバランス6960によって前記手動式ラッチ部の安全性が向上する。
<カバー>
ウェイトバランス6960のカバー6990は図100に詳細に図示されている。
カバー6990は全体として平たい直六面体の形態で形成される。
カバー6990の下部は開放されるように形成される。
カバー6990の左側には第1差し込み部6991が左側に突出するように形成される。
第1差し込み部6991は第1ハウジング6100の第1カバー差し込み部6138の右側に接するように形成される。
第1差し込み部6991によってカバー6990は左側に移動しなくなる。
第1差し込み部6991の下部には突出差し込み板6991aが形成される。
突出差し込み板6991aは第1差し込み部6991より左側に突出するように形成されて、第1ハウジング6100の第1カバー差し込み部6138内に挿入される。
突出差し込み板6991aによりカバー6990の左側は上側に持ち上がらなくなる。
カバー6990の右側には第2差し込み部6992が右側に突出するように形成される。
第2差し込み部6992はカバー6990の前方と後方にそれぞれ1個ずつ形成される。
第2差し込み部6992は第1ハウジング6100の第2カバー差し込み部6139の内側面にフック結合するように形成される。
第2差し込み部6992によってカバー6990の右側は上側に持ち上がらなくなる。
カバー6990の右側の下部は第1ハウジング6100のカバー係止突起6139aに接することになって、カバー6990が右側に移動しなくなる。
まず、カバー6990の突出差し込む板6991aを第1カバー差し込み部6138内に挿入した後、カバー6990の右側を下げて第2差し込み部6992と第2カバー差し込み部6139をフック結合すると、カバー6990の位置が固定される。
<段差調節ボルト>
段差調節ボルト40は図103に詳細に図示されている。
段差調節ボルト40は第1止め板6800の段差調節ボス6803に後方から前方に締結可能である。
左側の段差調節ボス6803の前方には後方ハンドル部6250の段差調節突起6274が配置され、右側の段差調節ボス6803の前方には延長部6310の段差調節板6314が配置される。
前方ハンドル部6200は後方ハンドル部6250及び延長部6310の位置により位置が変動する。
段差調節ボルト40が段差調節ボス6803の前に突出する量を調節すれば、前後方向での前方ハンドル部6200の位置を調節することができる。
これによって、車両ドア用フラッシュハンドルを組み立てるとき、車両用ドアのデザインに合うように前方ハンドル部6200の位置を調節して、車両用ドアの外側面と前方ハンドル部6200の前面間の一体感を改善させることができる。
以下では、前述した構成を有する本発明の第6実施例に係る車両ドア用フラッシュハンドルの作動方法を図104〜図106を参照して説明することにする。
図104に図示された通り、前記ハンドル部が引き込まれている状態で、前方ハンドル部6200の右側を押圧すると、図105に図示された通り、前方ハンドル部6200がピボットピン6327を中心に反時計回り方向に回転する。
前方ハンドル部6200が回転すると、前方ハンドル部6200に連結されている延長部6310が前方に引っ張られ、延長部復帰スプリング6316が圧縮される。前方ハンドル部6200に加えられる力を除去すると、延長部復帰スプリング6316が引張されて前方ハンドル部6200が本来の位置に戻る。
このとき、後方ハンドル部6250はスライダー6600に第1、第2ピン6301、6302で連結されているため動かない。
これは図106に図示された通り、前記ハンドル部が引き出された状態で前方ハンドル部6200を前方に引っ張るときも同様である。
スライダー6600のスライドによって後方ハンドル部6250が引き出されると、前方ハンドル部6200もそれにしたがって引き出し方向に移動するが、使用者が前方ハンドル部6200を引っ張ると前方ハンドル部6200のみがピボットピン6327を中心に回転し、後方ハンドル部6250は引き出された位置に固定される。
すなわち、スライダー6600に連結されて引き込み及び引き出し作動をする後方ハンドル部6250と、引っ張り作動をする前方ハンドル部6200を利用して各機能を分離することによって、前記ハンドル部の機能が互いに混ざることなく安定的に駆動され得る。
また、延長部復帰スプリング6316が前方ハンドル部6200のみを作動させるため、延長部復帰スプリング6316の作動力を減らすことができる。
前述した通り、本発明の好ましい実施例を参照して説明したが、該当技術分野の当業者は下記の特許請求の範囲に記載された本発明の思想及び領域から逸脱しない範囲内で本発明を多様に修正又は変形して実施することができる。