JP2021146417A - ウェーハの研削方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ウェーハの研削方法において、セルフグラインドに時間をとられず、かつ、研削後のウェーハを中心に円柱状の凹みを形成させない。【解決手段】砥石1644下面と平行な保持面の半径領域でウェーハを研削する方法であり、保持面中心とウェーハ中心とを合致させ保持面にウェーハを保持する工程と、砥石1644の回転軌跡が保持面中心を通らないように該回転軌跡を保持面中心から予め設定した距離ずらしてウェーハを位置づける第1位置づけ工程を実施後、仕上げ厚みより1μm〜3μm厚い厚みまでウェーハを研削しウェーハの中心部分に砥石1644の刃幅よりも小さい直径の円柱凸部807を形成する第1研削工程と、第1研削工程後、砥石1644の回転軌跡が保持面中心を通るように砥石1644に対してウェーハを位置づける第2位置づけ工程を実施し、その後仕上げ厚みまでウェーハ研削する第2研削工程と、を備えるウェーハ研削方法。【選択図】図7

Description

本発明は、半導体ウェーハ等を研削する研削方法に関する。
半導体ウェーハを研削する研削装置は、保持面にウェーハを保持させ保持面の中心を軸に回転するチャックテーブルと、環状の砥石の中心を軸に砥石を回転させ保持面に保持されたウェーハを研削する研削手段と、を備える。保持面は、その中心を頂点とする肉眼では目視できない程度の極めてなだらかな円錐状の斜面に形成されている。そして、きわめてなだらかな円錐斜面である保持面を傾き調整手段によって研削砥石の下面と平行になるように傾き調整した状態で、研削中の砥石は保持面の中心を通り、砥石の回転軌跡において保持面の外周から中心に至る範囲でウェーハを研削している。
例えば、気孔を有するビトリファイドボンド砥石を保持面に接近する方向に所定の研削送り速度で移動させることによって、保持面に保持されたウェーハに砥石を押し付けて例えば60Nの荷重を加えながらウェーハの被研削面である上面を研削している。そのため、研削中の保持面に保持されたウェーハの中心を通過する砥石は、中心の手前では研削荷重に抗するウェーハからの抗力により圧縮され、中心を通過した後は研削荷重が無くなる事によりウェーハからの抗力が無くなり膨張する。これにより砥石の回転軌跡エリアにおけるウェーハの中心は砥石が接触する割合が多くなりその他の部分よりも研削され、直径2mmから4mmの円柱状の空間である凹みができる場合がある。
そのため、例えば特許文献1に開示にされているように、チャックテーブルの上面を研削して円柱状の凹みをウェーハに形成させないような適切な保持面を形成する(セルフグラインドする)発明がある。
特開2019−136806号公報
しかし、上記のようにチャックテーブルの上面をセルフグラインドして適切な保持面を形成するには、形成したい保持面の形状が複雑であることから、時間が掛かるという問題が有る。
よって、保持面に保持されたウェーハを砥石で研削するウェーハの研削方法においては、保持面をセルフグラインドにより形成する工程に時間をとられること無く、また、保持面で保持した状態で研削した研削後のウェーハの中心に円柱状の凹みを形成させないようにするという課題がある。
中心を頂点とする円錐斜面の保持面でウェーハを保持し該保持面の中心を軸に回転可能な保持手段と、環状の研削砥石の中心を軸に該研削砥石を回転可能に装着し該保持面に保持されたウェーハを該研削砥石で研削する研削手段と、該研削砥石の下面に平行な水平方向に該保持手段と該研削手段とを相対的に移動させる水平移動手段と、該保持手段と該研削手段とを該保持面に垂直な方向に相対的に移動させる研削送り手段と、を備えた研削装置を用いて該研削砥石の下面と平行な該保持面の半径領域でウェーハを研削するウェーハの研削方法であって、該保持面の中心とウェーハの中心とを合致させて該保持面にウェーハを保持させる保持工程と、該水平移動手段を用いて該研削砥石の径方向の刃幅からなる該研削砥石の回転軌跡が該保持面に保持されたウェーハの回転中心を通らないように、該回転軌跡を該保持面の中心から予め設定した距離だけずらして該研削砥石に対してウェーハを位置づける第1位置づけ工程と、該第1位置づけ工程後、該研削送り手段で該研削砥石を該保持面に接近する方向に研削送りして予め設定した仕上げ厚みより予め設定した値(例えば、1μm〜3μm)だけ厚い厚みまでウェーハを研削することによって該研削砥石が通らないウェーハの中心部分に該刃幅よりも小さい直径の円柱凸部を形成させる第1研削工程と、該第1研削工程の後、該水平移動手段を用いて該研削砥石の該回転軌跡が該保持面の中心を通るように該研削砥石に対してウェーハを位置づける第2位置づけ工程と、該第2位置づけ工程後、該研削送り手段で該研削砥石を該保持面に接近する方向に移動させて該円柱凸部を除去すると共に予め設定した該仕上げ厚みまでウェーハを研削する第2研削工程と、を備えるウェーハの研削方法である。
前記保持工程を行う前に、前記回転軌跡が前記保持面の中心を通る前記研削砥石で試験用ウェーハを研削したことによって、該保持面に保持された該試験用ウェーハの中心に形成される円柱凹部の直径を測定する直径測定工程を備え、前記保持工程は、該試験用ウェーハを該保持面から搬出した後に実施し、前記第1位置づけ工程は、該直径測定工程で測定した測定直径を前記予め設定した距離として、該回転軌跡の前記刃幅の中心と該保持面の中心とが一致する位置から該回転軌跡を該測定直径だけずらして、該回転軌跡の外周又は内周と該保持面の中心との距離を該測定直径の半分としてもよい。
前記第1位置づけ工程は、前記回転軌跡の外周又は内周と前記保持面の中心との距離が前記刃幅の半分になるように該回転軌跡を該保持面の中心からずらして該研削砥石に対してウェーハを位置づけてもよい。
本発明に係るウェーハの研削方法は、保持面の中心とウェーハの中心とを合致させて保持面にウェーハを保持させる保持工程と、水平移動手段を用いて研削砥石の回転軌跡が保持面の中心を通らないように研削砥石の径方向の刃幅からなる研削砥石の回転軌跡を保持面の中心から予め設定した距離だけずらして研削砥石に対してウェーハを位置づける第1位置づけ工程と、第1位置づけ工程後、研削送り手段で研削砥石を保持面に接近する方向に研削送りして予め設定した仕上げ厚みより予め設定された値(1μm〜3μm)だけ厚い厚みまでウェーハを研削することによって研削砥石が通らないウェーハの中心部分に研削砥石の刃幅よりも小さい直径の円柱凸部を形成させる第1研削工程とを実施する。そして、第1研削工程の後、水平移動手段を用いて研削砥石の回転軌跡が保持面の中心を通るように研削砥石に対してウェーハを位置づける第2位置づけ工程と、第2位置づけ工程後、研削送り手段で研削砥石を保持面に接近する方向に移動させて円柱凸部を消失させると共に予め設定した仕上げ厚みまでウェーハを研削する第2研削工程と、を実施することで、第2研削工程において、ウェーハの中心は研削砥石が接触する割合が多くなり、第1研削工程においてウェーハの被研削面に形成された円柱凸部がウェーハの被研削面のその他の部分よりも多く研削され、第2研削工程後のウェーハを、従来ウェーハの中心に形成されていた円柱凹部を有さない均一な厚みのウェーハにすることが可能となる。
研削装置の一例を示す斜視図である。 保持工程、第1位置づけ工程、及び第1研削工程を説明するための断面図である。 保持工程、第1位置づけ工程、及び第1研削工程を説明するための平面図である。 第1位置づけ工程において、回転軌跡の外周と保持面の中心との距離が研削砥石の刃幅の半分になるようにずらして研削砥石に対してウェーハを位置づける場合を説明する断面図である。 第1位置づけ工程において、回転軌跡の外周と保持面の中心との距離が研削砥石の刃幅の半分になるようにずらして研削砥石に対してウェーハを位置づける場合を説明する平面図である。 本発明に係るウェーハの研削方法における研削時間と研削手段の高さとの関係を示すグラフである。 第2位置づけ工程、及び第2研削工程を説明するための断面図である。 第2位置づけ工程、及び第2研削工程を説明するための平面図である。 試験用ウェーハを用いた直径測定工程を説明するための断面図である。 直径測定工程において、試験用ウェーハの中心に形成された円柱凹部を説明する断面図である。 直径測定工程において測定した円柱凹部の測定直径を用いて第1位置づけ工程を行う場合を説明する断面図である。 直径測定工程において測定した円柱凹部の測定直径を用いて第1位置づけ工程を行う場合を説明する平面図である。
図1に示す研削装置1は、チャックテーブル等の保持手段30上に吸引保持されたウェーハ80を研削手段16によって研削加工する装置であり、研削装置1の装置ベース10上の前方(−Y方向側)は、保持手段30に対してウェーハ80の着脱が行われる着脱領域であり、装置ベース10上の後方(+Y方向側)は、研削手段16によって保持手段30上に保持されたウェーハ80の研削加工が行われる加工領域である。
なお、本発明に係る研削装置は、研削装置1のような研削手段16が1軸の研削装置に限定されるものではなく、粗研削手段と仕上げ研削手段とを備え、回転するターンテーブルでウェーハ80を粗研削手段又は仕上げ研削手段の下方に位置づけ可能な2軸の研削装置等であってもよい。
図1に示すウェーハ80は、例えば、円柱状のシリコンインゴットをワイヤーソー等で薄く切断して形成された円形のアズスライスウェーハである。ウェーハ80の図1において下側を向いている面を表面801とし、表面801に対してZ軸方向(鉛直方向)において反対側の面を被研削面802とする。例えば、表面801は、図示しない保護部材が貼着されて保護されていてもよい。
なお、ウェーハ80はアズスライスウェーハに限定されるものではない。
外形が平面視円形状の保持手段30は、例えば、ポーラス部材等からなりウェーハ80を吸着する吸着部300と、吸着部300を支持する枠体301とを備える。保持手段30の吸着部300は、エジェクター機構又は真空発生装置等の吸引源37(図2参照)に連通し、吸引源37が吸引することで生み出された吸引力が、吸着部300の露出面と枠体301の上面とで構成される保持面302に伝達されることで、保持手段30は保持面302上でウェーハ80を吸引保持することができる。
保持面302は、保持手段30の回転中心3022を頂点とし肉眼では判断できない程度の極めてなだらかな円錐斜面となっている。
保持手段30は、カバー39によって周囲から囲まれつつ、軸方向がZ軸方向(鉛直方向)であり保持面302の中心3022を通る回転軸を軸に回転可能であり、カバー39及びカバー39に連結されY軸方向に伸縮する蛇腹カバー390の下方に配設された水平移動手段13によって、装置ベース10上をY軸方向に往復移動可能である。
研削手段16の研削砥石1644の下面に平行な水平方向(Y軸方向)に保持手段30と研削手段16とを相対的に移動させる水平移動手段13は、Y軸方向の軸心を有するボールネジ130と、ボールネジ130と平行に配設された一対のガイドレール131と、ボールネジ130の一端に連結しボールネジ130を回動させるモータ132と、内部のナットがボールネジ130に螺合し底部がガイドレール131に摺接する可動板133とを備えており、モータ132がボールネジ130を回動させると、これに伴い可動板133がガイドレール131にガイドされてY軸方向に直動し、可動板133上にテーブルベース35を介して配設された保持手段30をY軸方向に移動させることができる。
なお、水平移動手段13は、ターンテーブルであってもよい。
保持手段30は、テーブルベース35を介して可動板133上に配設されている。また、テーブルベース35は、保持手段30の周方向に等間隔を空けて複数配設された傾き調整手段34によって傾きが調整可能となっており、テーブルベース35の傾きが調整されることで、研削手段16の研削砥石1644の下面に対する保持手段30の保持面302の傾きを調整できる。
傾き調整手段34は、本実施形態においては、例えば保持手段30の周方向に120度間隔空けて配設された2つの昇降部340と、昇降部340から周方向に120度空けて配設された固定柱部341とを備えている。2つの昇降部340は、例えば、Z軸方向に上下動可能な電動シリンダやエアシリンダ等である。
加工領域には、コラム11が立設されており、コラム11の−Y方向側の前面には保持手段30と研削手段16とを保持面302に垂直な方向(Z軸方向)に相対的に移動させる研削送り手段17が配設されている。研削送り手段17は、軸方向がZ軸方向であるボールネジ170と、ボールネジ170と平行に配設された一対のガイドレール171と、ボールネジ170の上端に連結しボールネジ170を回動させる昇降モータ172と、内部のナットがボールネジ170に螺合し側部がガイドレール171に摺接する昇降板173とを備えており、昇降モータ172がボールネジ170を回動させると、これに伴い昇降板173がガイドレール171にガイドされてZ軸方向に往復移動し、昇降板173に固定された研削手段16がZ軸方向に研削送りされる。
例えば、研削装置1は、研削送り手段17により上下動する研削手段16の高さ位置を検出する高さ位置検出手段12を備えている。高さ位置検出手段12は、一対のガイドレール171に沿ってZ軸方向に延在するスケール120と、昇降板173に固定されスケール120に沿って昇降板173と共に移動しスケール120の目盛りを光学式にて読み取る読み取り部123とを備える。
保持手段30の保持面302に保持されたウェーハ80を研削加工する研削手段16は、軸方向がZ軸方向である回転軸160と、回転軸160を回転可能に支持するハウジング161と、回転軸160を回転駆動するモータ162と、回転軸160の下端に接続された円環状のマウント163と、マウント163の下面に着脱可能に装着された研削ホイール164と、ハウジング161を支持し研削送り手段17の昇降板173に固定されたホルダ165とを備える。
研削ホイール164は、ホイール基台1643と、ホイール基台1643の底面に環状に配置された研削砥石1644とを備える。本実施形態において、研削砥石1644は、例えば、気孔を有するビトリファイドボンドでダイヤモンド砥粒等が固着されて、1本の環状の輪に成形されたコンテニュアス配列のビトリファイドボンド研削砥石である。環状の研削砥石1644の刃幅は、例えば、3mmに設定されている。なお、研削砥石は、ホイール基台1643の下面に、略直方体形状の複数の研削砥石チップを研削砥石チップ間に所定の間隔を空けて環状に配列したセグメント砥石であってもよいし、砥粒を固定するボンドもビトリファイドボンドに限定されるものではなくレジンボンドでもよい。
図1に示す回転軸160の内部には、研削水供給源に連通し研削水の通り道となる図示しない流路が、回転軸160の軸方向(Z軸方向)に貫通して設けられており、該図示しない流路は、さらにマウント163を通り、ホイール基台1643の底面において研削砥石1644に向かって研削水を噴出できるように開口している。
研削位置まで降下した状態の研削手段16に隣接する位置には、例えば、ウェーハ80の厚みを接触式にて測定する厚み測定手段38が配設されている。なお、厚み測定手段38は、非接触式のタイプであってもよいし、または、研削装置1は厚み測定手段38が配設されていなくてもよい。
研削装置1は、上記のように説明した研削装置1の各構成要素を制御可能な制御手段9を備えている。CPU及びメモリ等の記憶素子等で構成される制御手段9は、例えば、研削送り手段17、研削手段16、及び水平移動手段13等に電気的に接続されており、制御手段9の制御の下で、研削送り手段17による研削手段16の研削送り動作、研削手段16における研削ホイール164の回転動作、及び水平移動手段13による保持手段30の研削ホイール164に対する位置付け動作等が制御される。
昇降モータ172は、例えば、サーボモータであり、昇降モータ172の図示しないエンコーダは、サーボアンプとしての機能も有する制御手段9に接続されており、制御手段9の出力インターフェイスから昇降モータ172に対して動作信号が供給されることによって回転軸160が回転し、図示しないエンコーダが検知した回転数をエンコーダ信号として制御手段9の入力インターフェイスに対して出力する。そして、エンコーダ信号を受け取った制御手段9は、研削送り手段17により研削送りされる研削手段16の高さ位置を遂次認識できるとともに、研削手段16の研削送り速度をフィードバック制御できる。
なお、制御手段9は、高さ位置検出手段12が検出した研削手段16の高さ位置情報を受け取り、該情報を基に研削手段16の高さ位置を遂次認識できるものであってもよい。
水平移動手段13のモータ132は、例えば、サーボモータであり、モータ132の図示しないエンコーダは、サーボアンプとしての機能も有する制御手段9に接続されており、制御手段9からモータ132に対して動作信号が供給されることによってボールネジ130が回転し、図示しないエンコーダが検知した回転数をエンコーダ信号として制御手段9に対して出力する。そして、エンコーダ信号を受け取った制御手段9は、水平移動手段13によりY軸方向に水平移動される保持手段30のY軸方向における位置を遂次認識し、所定の位置に位置づける制御が可能となる。
以下に、図1に示す研削装置1を用いて、本発明に係るウェーハ80の研削方法を実施する場合の各工程について説明する。
(1)保持工程
まず、着脱領域に位置づけられた保持手段30の保持面302の中心3022とウェーハ80の中心808とが合致するように、ウェーハ80が被研削面802を上に向けた状態で保持面302上に載置される。そして、吸引源37(図2参照)が作動して生み出された吸引力が、保持面302に伝達されることで、保持手段30によりウェーハ80が保持される。また、緩やかな円錐斜面である保持面302が図1に示す研削手段16の研削砥石1644の研削面(下面)に対して平行になるように、図1に示す傾き調整手段34によってテーブルベース35及び保持手段30の傾きが調整されることで、円錐斜面である保持面302にならって吸引保持されているウェーハ80の上面である被研削面802が、研削砥石1644の下面に対して略平行になる。
(2)第1位置づけ工程
次いで、図2、3に示すように、ウェーハ80を吸引保持した保持手段30が、水平移動手段13によって+Y方向に送られて、研削砥石1644の径方向の刃幅(例えば3mm)からなる回転軌跡が保持面302の中心3022、即ち、保持面302に保持されたウェーハ80の回転中心808を通らないように研削砥石1644の回転軌跡を保持面302の中心3022から予め設定した距離だけずらして研削砥石1644に対してウェーハ80を位置づける。即ち、研削砥石1644の回転中心が保持手段30の保持面302の中心3022(即ち、ウェーハ80の中心808)に対して所定の距離だけ水平方向(+Y方向、または−Y方向)にずれ、また、従来においては、研削砥石1644の刃幅の中心(中点)が保持手段30の保持面302の中心3022に合致するように研削手段16が水平方向において位置づけられるが、本実施形態においては、例えば、研削砥石1644の刃幅の中心が、保持面302の中心3022から2.8mmだけずれた状態となる。なお、第1位置づけ工程では、図2、3に示す研削砥石1644の回転軌跡の内周と保持面302の中心3022との距離が、研削砥石1644の刃幅3mmの半分である1.5mmになるように回転軌跡を保持面302の中心3022からずらして研削砥石1644に対してウェーハ80を位置づけしてもよい。該位置付けは、例えば、制御手段9は移動する保持手段30の保持面302の中心3022の逐次認識しているため、従来のような保持面302の中心3022と研削砥石1644の刃幅中心とを一度位置合わせした後、該ズレ量(オフセット量)分Y軸方向に保持手段30を移動させて行ってもよい。
なお、図2、図3においては、研削装置1の各構成を簡略化して示している。
なお、第1位置づけ工程では、図4、図5に示すように、ウェーハ80を吸引保持した保持手段30が、水平移動手段13によって+Y方向に送られて、研削砥石1644の径方向の3mmの刃幅からなる回転軌跡が保持面302の中心3022を通らないように研削砥石1644の回転軌跡を保持面302の中心3022から予め設定した距離だけずらし、そして、研削砥石1644の回転軌跡の外周と保持面302の中心3022との距離が刃幅3mmの半分である1.5mmになるようにしてもよい。
(3)第1研削工程
次いで、図2に簡略化して示す研削送り手段17によって、研削砥石1644が保持面302に接近する−Z方向に所定の研削送り速度で研削手段16が研削送りされていく。具体的には、図6のグラフGに示すように、例えば原点高さ位置に位置している研削手段16が高速で下降していく。また、原点高さ位置から下降し始めた研削手段16の高さ位置は、制御手段9によって常に把握されている。
そして、図6のグラフGに示すように、研削手段16がエアカット開始位置Z1に到達する。なお、図6のグラフGにおいて、横軸は研削時間Tを示し、縦軸は研削手段16の高さ位置Hを示している。
研削手段16がエアカット開始位置Z1に到達すると、研削送り手段17が、エアカット開始位置Z1から研削砥石1644の研削面がウェーハ80の被研削面802に接触するまでのエアカット(図6のグラフGに示す時間T1から時間T2までのエアカット)におけるエアカット送り速度を、エアカット開始位置Z1に到達する前の下降速度よりも低速で、例えば研削加工時の研削送り速度と同速度とする制御が制御手段9の下で行われる。エアカットを行うことで、ウェーハ80に研削砥石1644がウェーハ80を破損させる速度で突っ込むことが無いようになる。
その後、研削手段16が高さ位置Z2まで下降すると、例えば図2、3に示すように+Z方向側から見て反時計回り方向に回転される研削砥石1644の研削面がウェーハ80の被研削面802に接触して、被研削面802の研削が開始される。また、保持手段30が所定の回転速度で例えば+Z方向側から見て反時計回り方向に回転するのに伴い保持面302上に保持されたウェーハ80も回転するので、研削砥石1644がウェーハ80の被研削面802全面の研削加工を行う。ウェーハ80は保持手段30の緩やかな円錐斜面である保持面302にならって吸引保持されているため、図3に示すように、研削砥石1644の回転軌跡中の矢印Rで示す範囲内、即ち、保持面302側から見ると研削砥石1644の下面と平行な保持面302の半径領域内において、研削砥石1644はウェーハ80に当接し、例えば60Nの押し付け荷重をウェーハ80に加えつつ研削を行う。また、研削砥石1644の回転軌跡中において、主に研削砥石1644の内周側の内刃が加工点となる。研削加工中には、研削水が研削砥石1644とウェーハ80の被研削面802との接触部位に供給されて、接触部位が冷却・洗浄される。
例えば、図1に示す高さ位置検出手段12を用いた研削手段16の高さ位置の検出が行われ、制御手段9が研削送り手段17による研削手段16の研削送り量を制御しつつ研削手段16を図6のグラフGに示す高さ位置Z3まで降下させることで、制御手段9に予め設定された仕上げ厚みよりも1μm〜3μmだけ厚い厚みまでウェーハ80が研削(図6のグラフGに示す時間T2から時間T3までの第1研削)された後、所謂スパークアウトと呼ばれる加工が実施される。また、仕上げ厚みよりも1μm〜3μmだけ厚い厚みまで研削された研削砥石1644が通らないウェーハ80の中心部分に、例えば研削砥石1644の刃幅(本実施形態おいては、3mm)よりも小さい直径(例えば、2.6mm)の図7、図8に示す円柱凸部807が形成された状態になる。
つまり、図2に示す回転軌跡の内側に円柱凸部807が形成される。なお、回転軌跡の外側に円柱凸部807を形成するように研削砥石1644をずらしてもよい。
図6のグラフGに示す時間T3から時間T4までのスパークアウトでは、研削送り手段17による研削手段16の下降が停止され、研削手段16の高さ位置が、所定時間例えば高さ位置Z3で保持された状態で、回転する研削砥石1644により、回転するウェーハ80の被研削面802の削り残しが除去されて、被研削面802が整えられる。
なお、第1研削工程において、図1に示す厚み測定手段38によるウェーハ80の厚み測定が行われてもよい。
スパークアウト実施後に、研削送り手段17により研削手段16がエスケープカット(図6のグラフGに示す時間T4から時間T5までのエスケープカット)される。エスケープカットにおいては、研削手段16がウェーハ80の被研削面802への悪影響を抑えるためにゆっくりと上昇する。ここで、研削加工中において、研削手段16からウェーハ80、ウェーハ80を保持する保持手段30、テーブルベース35、及び傾き調整手段34等に−Z方向への例えば60Nの押し付け荷重が掛かっており、研削手段16がゆっくり上昇すると、押し付け荷重から上記ウェーハ80等が解放される。その結果、いわゆるスプリングバック現象が生じて、ウェーハ80の被研削面802も上昇するため、ウェーハ80の被研削面802が研削砥石1644の下面に接した状態が例えば継続される。そして、例えば、ウェーハ80の被研削面802が上昇する研削砥石1644の下面に追従するように接触しながら、研削手段16が所定の高さ位置Z4まで上昇して停止する。
なお、エスケープカット中は、研削手段16の上昇速度を速めて研削砥石1644の下面にウェーハ80の被研削面802が接触しないようにしてもよい。
(4)第2位置づけ工程
第1研削工程後、水平移動手段13によって保持手段30が−Y方向に移動されて、研削砥石1644の回転軌跡が保持面302の中心3022を通るように研削砥石1644に対してウェーハ80が位置づけされる。即ち、研削砥石1644の回転軌跡が第1研削工程においてウェーハ80の中心部分に形成された円柱凸部807の直上に位置するように研削砥石1644に対してウェーハ80が位置づけされる。例えば、図6のグラフGに示すように、時間T5から時間T6において行われる第2位置づけ工程では、研削手段16の高さ位置Z4は固定されており、ウェーハ80の被研削面802から研削砥石1644が離間せずに、回転する研削砥石1644により円柱凸部807を水平方向に向かって研削しつつ、研削砥石1644に対してウェーハ80が位置づけされてもよい。または、図6のグラフGの二点鎖線で示すように、研削送り手段17によって研削砥石1644を一度ウェーハ80の被研削面802から少しだけ上方の高さ位置Z5まで上昇退避させウェーハ80から研削砥石1644を離間させ、その後、水平移動手段13による先に説明したウェーハ80の位置づけを行い、再び、研削送り手段17により例えば第2研削工程における研削送り速度と略同様の下降速度で研削手段16を下降させてもよい。
(5)第2研削工程
次いで、図7に簡略化して示す研削送り手段17によって、研削砥石1644が保持面302に接近する−Z方向に所定の研削送り速度で研削手段16が研削送りされていく。そして、回転する研削砥石1644がウェーハ80の被研削面802に接触して、被研削面802が円柱凸部807と共に研削されていく。また、保持手段30が所定の回転速度で回転するのに伴い保持面302上に保持されたウェーハ80も回転して、研削水の供給が行われつつ研削砥石1644がウェーハ80の被研削面802全面の研削加工を行う。
例えば、図1に示す高さ位置検出手段12を用いた研削手段16の高さ位置の検出が行われ、制御手段9が研削送り手段17による研削手段16の研削送り量を制御しつつ、制御手段9に予め設定された仕上げ厚みまでウェーハ80が第2研削(図6のグラフGに示す時間T6から時間T7に示す第2研削)された後、時間T7から時間T8においてスパークアウト、及び時間T8から時間T9においてエスケープカットが行われ、さらに、研削手段16がウェーハ80から上昇退避して第2研削工程が終了する。第2研削工程後のウェーハ80は、第1研削工程において形成されていた円柱凸部807に対する研削が第2研削工程においてその他の被研削面802よりも割合が多くなされたことで、中心808に従来形成されていた円柱状の凹部が形成されていない均一な厚みのウェーハとなる。
なお、円柱凸部807は、刃幅の直径に対応した大きさで形成する。
本発明に係るウェーハの研削方法は上記実施形態に限定されず、その技術的思想の範囲内において種々異なる形態にて実施されてよいことは言うまでもない。また、添付図面に図示されている研削装置1の構成等についても、これに限定されず、本発明の効果を発揮できる範囲内で適宜変更可能である。
例えば、上記実施形態においては、研削ホイール164と保持手段30との回転方向を同一とし、回転する研削砥石1644がウェーハ80の外周から入り中心808に向かって研削していく外内研削を行っているが、例えば、第1研削工程及び第2研削工程において、研削ホイール164と保持手段30との回転方向を反対方向とし、回転する研削砥石1644がウェーハ80の中心808から入り外周に向かって研削していく内外研削を行ってもよい。
本発明に係るウェーハの研削方法は、先に説明した保持工程を行う前に、回転軌跡が保持手段30の保持面302の中心3022を通る研削砥石1644で図9に示す試験用ウェーハ806を研削したことによって、保持面302に保持された試験用ウェーハ806の中心8062に形成される円柱凹部の直径を測定する直径測定工程を備えていてもよい。
(保持工程の前に実施する直径測定工程)
図9に示すように、まず、保持手段30の保持面302の中心3022と試験用ウェーハ806の中心8062とが合致するように、試験用ウェーハ806が被研削面を上に向けた状態で保持面302上に載置され吸引保持される。なお、試験用ウェーハ806は、図1に示すウェーハ80であってもよいし、ダミーウェーハであってもよい。試験用ウェーハ806を吸引保持した保持手段30が、+Y方向に送られて、研削砥石1644の回転中心が保持手段30の保持面302の中心3022(即ち、試験用ウェーハ806の中心8062)に対して所定の距離だけ水平方向(+Y方向)にずれ、研削砥石1644の径方向の刃幅(例えば、3mm)からなる回転軌跡が試験用ウェーハ806の回転中心8062を通るように行われる。即ち、例えば、研削砥石1644のY軸方向の刃幅の中心(中点)の位置に保持面302に保持されている試験用ウェーハ806の中心8062が合致せしめられる。
次いで、図9に示す研削送り手段17によって、研削砥石1644が保持面302に接近する−Z方向に所定の研削送り速度で研削手段16が研削送りされていく。例えば図9に示す+Z方向側から見て反時計回り方向に回転される研削砥石1644の研削面が試験用ウェーハ806の被研削面(上面)に接触して、被研削面の研削が開始される。また、保持手段30が所定の回転速度で例えば+Z方向側から見て反時計回り方向に回転するのに伴い保持面302上に保持された試験用ウェーハ806も回転するので、研削砥石1644が試験用ウェーハ806の被研削面全面の研削加工を行う。そして、仕上げ厚みよりも1μm〜3μmだけ厚い厚みまで研削された試験用ウェーハ806の中心8062には、背景技術の欄で説明したような現象によって、図10に示す円柱凹部8068が形成された状態になる。
次いで、例えば、保持手段30の上方に位置づけされた図示しない撮像手段によって試験用ウェーハ806の被研削面が撮像され、さらに、形成された円柱凹部8068が写った撮像画像を用いた画像解析が、例えば、図1に示す研削装置1の制御手段9によって実施されて、円柱凹部8068の直径が測定される。例えば、円柱凹部8068の測定直径は約3mmとなる。そして、円柱凹部8068の測定直径3mmについての情報が、制御手段9の記憶素子に記憶される。
(直径測定工程後に実施する保持工程)
研削装置1の着脱領域において、保持手段30の保持面302から試験用ウェーハ806が搬出され、代わりに図1に示す製品チップとなるウェーハ80が、先に説明した保持工程における場合と同様に、保持面302の中心3022とウェーハ80の中心808とを合致させて保持面302で保持される。
(直径測定工程で測定した測定直径を用いた第1位置づけ工程)
次いで、図11、図12に示すように、ウェーハ80を吸引保持した保持手段30が、水平移動手段13によって+Y方向に送られて、研削砥石1644の径方向の刃幅(例えば3mm)からなる回転軌跡が保持面302の中心3022を通らないようにするために、直径測定工程で測定した測定直径3mmを用いて、研削砥石1644の回転軌跡の刃幅の中心と保持面302の中心3022とが一致する位置から回転軌跡を測定直径3mmだけずらして、研削砥石1644に対してウェーハ80が位置づけされる。その結果、例えば、研削砥石1644の回転軌跡の内周と保持面302の中心3022との距離が測定直径3mmの半分である1.5mmになる。
なお、研削砥石1644の回転軌跡の外周と保持面302の中心3022との距離が測定直径3mmの半分である1.5mmになるように、ウェーハ80を研削砥石1644に対して位置づけてもよい。
その後、先に説明した第1研削工程から第2研削工程を実施して、第2研削工程後のウェーハ80を、中心808に従来形成されていた円柱凹部が形成されていない均一な厚みのウェーハとする。
80:ウェーハ 802:被研削面 801:表面 807:円柱凸部
1:研削装置 10:装置ベース
30:保持手段 300:吸着部 301:枠体 302:保持面
35:テーブルベース 34:傾き調整手段 340:昇降部 341:固定柱部
38:厚み測定手段 37:吸引源
13:水平移動手段 130:ボールネジ 132:モータ 133:可動板
11:コラム 17:研削送り手段 170:ボールネジ 172:昇降モータ
16:研削手段 160:回転軸 162:モータ 164:研削ホイール
1643:ホイール基台 1644:研削砥石
9:制御手段
806:試験用ウェーハ 8062:試験用ウェーハの中心 8068:円柱凹部

Claims (3)

  1. 中心を頂点とする円錐斜面の保持面でウェーハを保持し該保持面の中心を軸に回転可能な保持手段と、環状の研削砥石の中心を軸に該研削砥石を回転可能に装着し該保持面に保持されたウェーハを該研削砥石で研削する研削手段と、該研削砥石の下面に平行な水平方向に該保持手段と該研削手段とを相対的に移動させる水平移動手段と、該保持手段と該研削手段とを該保持面に垂直な方向に相対的に移動させる研削送り手段と、を備えた研削装置を用いて該研削砥石の下面と平行な該保持面の半径領域でウェーハを研削するウェーハの研削方法であって、
    該保持面の中心とウェーハの中心とを合致させて該保持面にウェーハを保持させる保持工程と、
    該水平移動手段を用いて該研削砥石の径方向の刃幅からなる該研削砥石の回転軌跡が該保持面に保持されたウェーハの回転中心を通らないように、該回転軌跡を該保持面の中心から予め設定した距離だけずらして該研削砥石に対してウェーハを位置づける第1位置づけ工程と、
    該第1位置づけ工程後、該研削送り手段で該研削砥石を該保持面に接近する方向に研削送りして予め設定した仕上げ厚みより予め設定した値だけ厚い厚みまでウェーハを研削することによって該研削砥石が通らないウェーハの中心部分に該刃幅よりも小さい直径の円柱凸部を形成させる第1研削工程と、
    該第1研削工程の後、該水平移動手段を用いて該研削砥石の該回転軌跡が該保持面の中心を通るように該研削砥石に対してウェーハを位置づける第2位置づけ工程と、
    該第2位置づけ工程後、該研削送り手段で該研削砥石を該保持面に接近する方向に移動させて該円柱凸部を除去すると共に予め設定した該仕上げ厚みまでウェーハを研削する第2研削工程と、を備えるウェーハの研削方法。
  2. 前記保持工程を行う前に、前記回転軌跡が前記保持面の中心を通る前記研削砥石で試験用ウェーハを研削したことによって、該保持面に保持された該試験用ウェーハの中心に形成される円柱凹部の直径を測定する直径測定工程を備え、
    前記保持工程は、該試験用ウェーハを該保持面から搬出した後に実施し、
    前記第1位置づけ工程は、該直径測定工程で測定した測定直径を前記予め設定した距離として、該回転軌跡の前記刃幅の中心と該保持面の中心とが一致する位置から該回転軌跡を該測定直径だけずらして、該回転軌跡の外周又は内周と該保持面の中心との距離を該測定直径の半分とする請求項1記載のウェーハの研削方法。
  3. 前記第1位置づけ工程は、前記回転軌跡の外周又は内周と前記保持面の中心との距離が前記刃幅の半分になるように該回転軌跡を該保持面の中心からずらして該研削砥石に対してウェーハを位置づける請求項1記載のウェーハの研削方法。
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