JP2021135067A - 表示装置 - Google Patents

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透 村澤
Toru Murasawa
透 村澤
康之 藤塚
Yasuyuki Fujitsuka
康之 藤塚
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【課題】 表示手段の反視認者側に撮像手段が配置されている場合であっても、表示手段の表示領域を十分に確保することが可能な表示装置を提供する。【解決手段】 表示手段としての表示パネル10と、この表示パネル10を視認する視認者Eの状態を撮像可能であって、表示パネル10の背後側(反視認者側)に設けられる撮像手段61と、赤外光を視認者Eに向けて照射する赤外線照射部62と、表示パネル10と撮像手段61との間に設けられる導光部材30とを備え、導光部材30の一側面部33aに対応するように可視光を発する可視光線照射部40を設け、撮像手段61側となる導光部材30の他方の面部32に粗面部S1を設け、粗面部S1は、撮像手段61に対応する対応部S2を避けるように他方の面部32に設けられている。【選択図】図2

Description

本発明は、例えば自動車や自動2輪車等の車両に搭載される表示装置に関するものである。
従来より、この種の表示装置にあっては、例えば下記特許文献1に記載されているものが知られている。この特許文献1に記載の表示装置は、車両に搭載された車載表示パネル(画像表示装置)であり、車速情報等の所定情報を表示する矩形の液晶表示パネル(表示手段)と、液晶表示パネルを視認する視認者の状態を撮像可能であって、液晶表示パネルの背後側に設けられる撮像素子(撮像手段)と、赤外光を視認者に向けて照射する赤外線照射部と、液晶表示パネルと撮像素子との間であって、液晶表示パネルの背後側に重なるように設けられる矩形の導光板(導光部材)とを備え、導光板には撮像素子が存在するエリア(つまり例えば導光板の上部中央)に対応する位置に切欠き(欠落部)が設けられ、また導光板の一側面部に対応するように可視光を発する発光素子(可視光源)を設けたものである。
そして、例えば赤外線照射部がステアリングコラム上に搭載されている状況下にあっては、赤外線照射部からの赤外光が視認者を照射するとともに、視認者(視認者の顔)を照射後の赤外光が表示装置側に向けて反射して液晶表示パネル及び導光板の切欠きを通過して撮像素子に入射する。これにより撮像素子は赤外光に照らされた視認者の顔を撮像することができ、視認者の顔の動作等から視認者の状態(挙動)を検知可能となる。
国際公開第2018/83817号
ところで、特許文献1に記載の表示装置では、液晶表示パネルの外形形状と導光板の外形形状が略同じであって、液晶表示パネルの背後側に重なるように導光板が位置し、導光板の前記上部中央に形成された切欠きに撮像素子が位置している構成である。
そして、発光素子から発せられる可視光が、導光板に入射し、液晶表示パネルと対向する導光板の光出射面から出射することで、液晶表示パネルに情報表示が行われるが、導光板の前記上部中央に切欠きが形成されていることに起因して、この導光板の切欠きに対応する液晶表示パネル箇所は情報表示の領域としては使用できない非表示領域となる。よって、この場合、液晶表示パネル(表示手段)の一部に前記非表示領域が存在することで、液晶表示パネルの表示領域(有効表示領域)を十分に確保することができず、この点で更なる改良の余地が残されていた。
そこで本発明は、前述の課題に対して対処するため、表示手段の反視認者側に撮像手段が配置されている場合であっても、表示手段の表示領域を十分に確保することが可能な表示装置の提供を目的とするものである。
本発明は、所定情報を表示する表示手段と、前記表示手段を視認する視認者の状態を撮像可能であって、前記視認者側とは反対側となる前記表示手段の反視認者側に設けられる撮像手段と、赤外光を前記視認者に向けて照射する赤外線照射部と、前記表示手段と前記撮像手段との間に設けられる導光部材とを備え、前記導光部材の所定の側面部に対応するように可視光を発する可視光源を設け、前記撮像手段側となる前記導光部材の面部に粗面部を設け、前記粗面部は、前記撮像手段に対応する対応部を避けるように前記面部に設けられていることを特徴とする。
また本発明は、前記面部と前記撮像手段との間に、前記赤外光を透過可能な赤外光透過部が設けられていることを特徴とする。
また本発明は、前記表示手段と前記導光部材との間に設けられる光学部材を備え、前記光学部材には前記撮像手段及び前記対応部に対応する位置に欠落部もしくは貫通孔部が設けられていることを特徴とする。
また本発明は、前記対応部は、粗面が形成されていない粗面非形成領域として構成され、前記表示手段は、前記所定情報を表示可能な表示領域を有し、前記表示領域は、前記粗面部に対応して設けられる第1の表示領域と、前記粗面非形成領域に対応して設けられる第2の表示領域とでなり、前記第2の表示領域に表示される所定の表示コンテンツが、前記第1の表示領域と前記第2の表示領域との間の境界部分を避けて当該境界部分の内側に表示されることを特徴とする。
本発明によれば、所期の目的を達成でき、表示手段の反視認者側に撮像手段が配置されている場合であっても、表示手段の有効表示領域を十分に確保することが可能な表示装置を提供できる。
本発明の実施形態による表示装置の正面図。 図1のA−A断面図。 同実施形態による光学部材と撮像手段との位置関係を示す図。 同実施形態による表示装置の電気的構成を示すブロック図。 同実施形態の変形例による表示装置の正面図。 図5のB−B断面図。 同実施形態の変形例による光学部材と撮像手段との位置関係を示す図。
以下、図1〜図4に基づいて、本発明の表示装置を自動車の運転席前方に搭載される車両用計器に適用した場合を例に挙げて説明する。なお、以下の説明では、車両用計器を正視(視認)する視認者側を前方側(前側)とし、当該視認者側とは反対側である反視認者側を背後側(後側)とする。
図1、図2において、本実施形態による表示装置としての車両用計器Dは、車速情報等の各種の車両情報(所定情報)を表示する表示パネル(表示手段)10と、この表示パネル10の背後側に位置する回路基板20と、表示パネル10と回路基板20との間に配置される導光部材30と、この導光部材30の後述する一側面部に照明光(以下、可視光とも言う)を供給する可視光線照射部40と、表示パネル10の前方側を覆う保護部材50と、車両の運転席に着座する運転者E(以下、視認者Eとも言う)を監視するカメラモジュール60と、表示パネル10と導光部材30との間に介在する光学部材70と、回路基板20と導光部材30との間に位置する赤外光透過部80と、車両用計器Dの外装ケースを構成する筐体90とを備えている。
表示パネル10は、周知の液晶表示パネルを適用することができる。この場合、表示パネル10は、前記所定情報を画像等で表示可能な表示領域11を有し、この表示パネル10の有効表示領域として構成される表示領域11に前記所定情報が表示される。
ここでは、表示領域11の略中央部に車両の走行速度をデジタル表示する車速表示部12が表示されるとともに、表示領域11の上側中央に視認者Eへの注意喚起を促すための各種の警告マークで構成された警告表示部13が表示される。なお、ここでの詳細図示は省略するが、図1中、符号13aは視認者Eがシートベルトを装着していないときに赤色で表示されるシートベルト未装着警告マークであり、図1中、符号13bは視認者Eがサイドブレーキを作動させているときに赤色で表示されるサイドブレーキ作動警告マークである。
回路基板20は、例えばガラスエポキシ系基材に配線パターンが施された硬質配線基板であり、表示パネル10の表示制御や可視光線照射部40の点灯制御を行うとともにカメラモジュール60(後述する撮像手段や赤外線照射部)の動作を制御するマイクロコンピュータとしての制御部21と、抵抗、コンデンサ等の各種回路部品とが前記配線パターンに導通接続されている。
なお、回路基板20は、フレキシブルプリント配線板(図示省略)を用いて表示パネル10と電気的に接続される。また、回路基板20には、表示パネル10の上側中央において、前記撮像手段の配設位置を避けるような略コの字形状の切欠部22が設けられている。この切欠部22の形状は、光学部材70の後述する欠落部の形状と概ね一致している。
導光部材30は、例えば透光性の合成樹脂材料によって略平板状に形成され、回路基板20(前記撮像手段)と表示パネル10との間に設けられる。導光部材30は、可視光が出射可能である一方の面部31と、この一方の面部31と対向する他方の面部32と、一方の面部31と他方の面部32との間に位置し、導光部材30の外周面を構成する側面部33とを備えている。
一方の面部31は、前方側である表示パネル10側に向けて光(前記可視光)を出射する平滑面として構成される。また、他方の面部32は回路基板20側(前記撮像手段側)を向く底面として構成される。
そして、この回路基板20側(前記撮像手段側)となる導光部材30の他方の面部32にはシボ加工等からなる粗面部S1が部分的に設けられている。具体的には、ここでの粗面部S1は、粗さ(シボ深さ)が所定値に設定されたシボ面として構成され、前記撮像手段に対峙(対応)する対応部S2を避けるように他方の面部32に設けられている。粗面部S1は、表示パネル10の上側中央に対応する箇所を除いて、他方の面部32に一様に設けられる。対応部S2は、シボ加工(粗面)が形成されていない平滑な粗面非形成領域として構成される。なお、他方の面部32は、後述する特許請求の範囲に記載されている面部に相当する。
また、本例の場合、粗面部S1に対応する表示領域11箇所を第1の表示領域R1とし、対応部S2(前記欠落部)に対応する表示領域11箇所を第2の表示領域R2とする。換言すれば、ここでの表示領域11は、粗面部S1に対応して設けられる第1の表示領域R1と、前記欠落部(前記粗面非形成領域)に対応して設けられる第2の表示領域R2とでなる。そして、第1の表示領域R1に車速表示部12が表示され、第2の表示領域R2に警告表示部13が表示される。
可視光線照射部40は、適宜色の可視光(例えば白色の可視光)を発する複数個のチップ型発光ダイオード(可視光源)を適用することができ、図2中、導光部材30の左方側に位置する一側面部33aに対応するように複数設けられる。この一側面部33aは、後述する特許請求の範囲に記載されている所定の側面部に相当する。
保護部材50は、例えば半透過性(暗色)の合成樹脂材料によって形成された略平板状の保護パネル部材であり、表示パネル10の前方側を覆うように設けられる。
また、保護部材50は、その外形形状が表示パネル10の外形形状よりも一回り(若干)大きく、車両用計器Dを前方側から見たときに、表示パネル10の外側に位置するとともに表示パネル10と重なり合わない非重合部51を有する。なお、保護部材50は、暗色ではなく透明の合成樹脂材料によって形成してもよいし、透光性の接着剤によって表示パネル10と接合してもよい。さらには前方側となる保護部材50の最表面はフラットな平坦面ではなく、凸面状もしくは凹面状の曲面形状(湾曲形状)でもよい。
カメラモジュール60は、運転席に着座する視認者Eの顔を撮像し、視認者Eの顔の動作等から視認者Eの状態(挙動)を検知するものであり、表示パネル10を視認する視認者Eの状態を撮像可能である撮像手段61と、赤外光(近赤外光)を視認者Eに向けて照射する赤外線照射部62とを有する。
撮像手段61は、近赤外領域に感度を持つカメラであり、表示パネル10の前記上側中央に対応する位置であって、表示パネル10の背後側に配置される。換言すれば、ここでの撮像手段61は、表示パネル10の背後側において、第2の表示領域R2や光学部材70の前記欠落部、導光部材30の前記粗面非形成領域等に対応するように配置されることになる。
赤外線照射部62は、赤外光を視認者Eに向けて照射するように非重合部51の背後側に配置される。この場合、車両用計器Dを前方側から見たときに、筐体90は非重合部51の真下に位置しており、赤外線照射部62は、例えば筐体90に備えられる後述する2つの窪み部にそれぞれ配置(埋設)された2つの赤外線光源(赤外線LED)を適用することができる。
光学部材70は、可視光を表示パネル10へと導くように表示パネル10と導光部材30との間に設けられた2枚の光学シート(例えばプリズムシートや光拡散シート等)を適用することができる。
プリズムシートは、光を一方向に集光して輝度を向上する役割を果たすものであり、集光機能を有する複数個のプリズムが配列された光学シートである。導光部材30の一方の面部31から出射される可視光は、プリズムシートによって所定の方向(プリズムシートのシート面に対して略直交する方向)に揃えられ、これにより効率的な光照射が行われ、結果として輝度向上が図られる。また、光拡散シートは、例えばプリズムシートの前方側に積層配置され、プリズムシートから照射される可視光を拡散して均一化する役割を果たすものである。光拡散シートとしては、例えば光透過性の樹脂フィルム中に光拡散粒子を分散した光学フィルム等を採用することができる。
ここで、撮像手段61と光学部材70との位置関係に着目すると、光学部材70には、撮像手段61に対応する位置に欠落部71が設けられている(図3参照)。欠落部71は、表示パネル10の前記上側中央に対応する部分を、略コの字形に切り欠くことで得られる切り欠き部として構成される。
赤外光透過部80は、赤外光を透過可能であるとともに可視光を反射する機能を有する赤外線透過フィルムを適用することができ、他方の面部32(回路基板20)と撮像手段61との間に設けられる。なお、赤外光透過部80は、その外形形状が導光部材30の外形形状と概ね一致しており、粗面部S1の背後側に漏れた可視光の一部を導光部材30の内部に戻すための可視光補助反射部としての機能を有する。
筐体90は、表示パネル10や回路基板20、導光部材30、可視光線照射部40、撮像手段61、光学部材70、赤外光透過部80等の内機部品を収容するための樹脂製の計器ハウジングであり、表示パネル10側が開口した略箱型形状となっている。筐体90は、回路基板20の背後側を覆う底壁部91と、表示パネル10や回路基板20、導光部材30等の側方を囲む側壁部92とを備える。
ここで、側壁部92のうち、導光部材30の一側面部33aと対峙する一側壁部H1の内壁面(内壁部)にはプリント基板Pが配置される。このプリント基板Pは、フレキシブルプリント配線板(図示省略)を用いて回路基板20と導通接続される。そして、複数個の可視光源である可視光線照射部40は、一側面部33aと向かい合うようにプリント基板Pに実装される。
そして、この場合、相対する一対の側壁部92(つまり一側壁部H1及び当該一側壁部H1と相対する他の一側壁部H2)の前面壁部92aに設けられた2つの窪み部92bには2つの赤外線照射部62がそれぞれ配置(埋設)される。窪み部92bは、上述した相対する一対の側壁部92の前面壁部92aに各々設けられ、これら2つの窪み部92bに2つの赤外線照射部62がそれぞれ配置される。
なお、赤外線照射部62は、窪み部92bの底部に設けられた図示省略した配線基板上に載置される。前記配線基板と回路基板20とは適宜導通手段を用いて電気的に接続される。
以上の各部により、車両用計器Dが構成される。このような構成において、可視光線照射部40から照射される可視光は、一側面部33aを通じて導光部材30の内部に導入される。そして、この導光部材30の内部に導入された可視光は、一側面部33aとは相対する導光部材30の他の一側面部33bへと向かうように進みつつ、粗面部S1により前方側に向けて反射導光されることによって、導光部材30の一方の面部31から前方側に向けて出射される。一方の面部31から出射された可視光は、さらに前方側へと進み光学部材70によって輝度向上等が図られた状態で表示パネル10へと至り表示領域11に車速表示部12が表示される。
ところで、この場合、警告表示部13の真下に対応する他の面部32箇所(つまり対応部S2)には粗面部S1が形成されていないが、この対応部S2の周囲に位置する粗面部S1からの可視光の光反射を利用して警告表示部13の真下となる導光部材30箇所にも可視光の一部が導かれる構成となっている。そして、当該可視光の一部は、対応部S2の真上に位置する一方の面部31箇所並びに光学部材70の欠落部71を通過して表示パネル10へと至り、これにより車速表示部12よりも若干、輝度は低下するものの警告表示部13が表示領域11に表示される。このように、本例では、表示領域11の全エリアを利用して車速表示部12と警告表示部13とが表示される。
また、本例では、第1の表示領域R1と第2の表示領域R2との間の境界部分Wとしたとき(図1中、点線部分参照)、第2の表示領域R2に表示される警告表示部13は、境界部分Wを避けて(跨がないように)、境界部分Wの内側に表示される構成としている。このように構成することで、警告表示部13における表示色の色変化が、ある程度抑制された状態となり、警告表示部13の表示品位の低下を招く虞がない。なお、警告表示部13は、後述する特許請求の範囲に記載されている所定の表示コンテンツに相当する。
一方、赤外線照射部62から照射される赤外光は、保護部材50の非重合部51を通過して前方側に向けて照射され、視認者Eの顔に到達する。さらに、視認者E(視認者Eの顔)を照射後の赤外光は逆方向(背後側)に反射して、保護部材50、表示パネル10の上側中央、欠落部71、対応部S2に対応する導光部材30箇所、並びに赤外光透過部80を経て撮像手段61に入射可能な構成となっている。この結果、撮像手段61は、赤外光に照らされた視認者Eの顔を撮像することができ、当該逆方向に反射した反射光を画像として取得する。
次に、図4に基づいて、車両用計器Dの電気的な構成について説明する。車両用計器Dは、制御部21と、表示パネル10と、可視光線照射部40と、撮像手段61と、赤外線照射部62とを備える。
制御部21は、制御部21の動作プログラムが記憶されたROM(Read Only Memory)、前記動作プログラムを実行することで制御部21の動作処理を実行するCPU(Central Processing Unit)、CPU等のワークエリアとして利用されるRAM(Random Access Memory)等を有する。
制御部21は、撮像手段61が撮像した画像に基づいて、視認者Eの状態を判断する。具体的には、制御部21は、撮像手段61が撮像した画像に基づいて、視認者Eが眠気を催している状態であるか否か、視認者Eが脇見運転をしている状態であるか否か等の視認者Eの状態を判断する処理を実行する。
制御部21は、例えば視認者Eが眠気を催している状態であると判断した場合、車両用計器Dに搭載されたスピーカ(図示省略)から視認者Eに対する注意喚起を促すための警告音(「ピー」という効果音)が吹鳴されるように、当該スピーカを動作させる処理を実行する。なお、警告音の吹鳴に代えて、制御部21による制御のもと、第1の表示領域R1に注意喚起を促すための警告メッセージを表示してもよい。さらに、制御部21による制御のもと、可視光線照射部40から照射される可視光により、上述したように表示領域11の全エリアを利用して車速表示部12と警告表示部13とが表示されることになる。
以上のように本実施形態では、前記所定情報を表示する表示パネル10と、この表示パネル10を視認する視認者Eの状態を撮像可能であって、表示パネル10の背後側に設けられる撮像手段61と、赤外光を視認者Eに向けて照射する赤外線照射部62と、表示パネル10と撮像手段61との間に設けられる導光部材30とを備え、導光部材30の一側面部33aに対応するように可視光を発する可視光線照射部40を設け、撮像手段61側となる導光部材30の他方の面部32に粗面部S1を設け、粗面部S1は、撮像手段61に対応する対応部S2を避けるように他方の面部32に設けられているものである。
従って、表示パネル10の背後側に撮像手段61が配置された状況下において、表示パネル10の粗面部S1に対応する表示領域11箇所(つまり第1の表示領域R1)に前記所定情報(例えば車速表示部12)を表示することができ、さらに表示パネル10の前記非粗面形成領域に対応する表示領域11箇所(つまり第2の表示領域R2)にも前記所定情報(例えば警告表示部13)を表示することができるため、表示領域11の全エリアを情報表示の領域として使用可能となり、撮像手段61が撮像した画像に基づき視認者Eの状態を検出しつつ表示パネル10の表示領域11を十分に確保することができるという利点がある。
なお、本発明は、上述の実施形態及び図面によって限定されるものではない。本発明の要旨を変更しない範囲で、適宜、実施形態及び図面に変更(構成要素の削除も含む)を加えることが可能である。
上述した実施形態では、表示領域11にデジタル式の車速表示部12と警告表示部13とが表示される構成としたが、本実施形態の変形例として図5に示すように車速表示部12及び警告表示部13に代えて、表示領域11にアナログ式のスピードメータ画像からなる車速表示部100を表示する構成を採用してもよい。
このスピードメータ画像としての車速表示部100は、機械式の指針計器を模した画像となっており、例えば制御部21による制御のもと、図示省略したCAN(Controller Area Network)を通じて入力する車速情報に応じた値を指示するようになっている。具体的には、車速表示部100は、円弧状の配列形態を有して表示される指標画像110と、特定の指標画像110を指示する指針画像120とで構成される。
指標画像110は、ともに円弧状の配列形態を有して表示される数字画像111及び目盛画像112からなり、目盛画像112は数字画像111と対応するように数字画像111の外側に表示される。つまり、数字画像111と目盛画像112とでなる指標画像110は、指針画像120の作動範囲(回動範囲)に沿うように円弧状に赤色等で表示され、指針画像120によって指示されるものであり、これにより視認者Eは指標画像110と指針画像120との対比判読により車両の走行速度の変化を把握することができる。
指針画像120は、特定の指標画像110(特定の数字画像111及び特定の目盛画像112)を指示するものであり、指針画像120の本体部(主要部)を構成するように線状に延びる例えば赤色の指針本体画像121と、数字画像111や目盛画像112(つまり表示領域11)の略中央部に形成される略円形の指針キャップ画像122とで構成される。指針キャップ画像122は、例えば暗色で表示され、目盛画像112側となる指針画像120の先端側とは反対側に設けられる。
また、この変形例の場合、図5のB−B断面図である図6に示すように、上述した実施形態にて採用した切欠部22に代えて回路基板20には、その略中央部に表裏を貫通するような略矩形の孔部23が開口形成され、光学部材70の後述する貫通孔部の形状と概ね一致する孔部23の内側に撮像手段61が配置される。そして、上述した実施形態にて採用した対応部S2は、赤外光透過部80を挟んで撮像手段61と対峙するように他方の面部32の略中央部に形成され、上述した実施形態にて採用した粗面部S1は、他方の面部32の略中央部を除いた他方の面部32箇所に一様に設けられる。
また、この変形例における可視光線照射部40は、導光部材30の一側面部33a及び導光部材30の他の一側面部33bに対応するように設けられ、これに伴い上述した実施形態にて採用したプリント基板Pを一側面部33a側に加えて他の一側面部33b側にも設ける必要がある。さらに上述した実施形態にて採用した欠落部71に代えて光学部材70には、その略中央部に表裏を貫通するような貫通孔部72が対応部S2や撮像手段61、指針キャップ画像122に対応する位置に形成される(図6、図7参照)。
さらに、この変形例での上述した表示領域11は、粗面部S1に対応して設けられる第1の表示領域R1と、貫通孔部72(前記非粗面形成領域)に対応して設けられる第2の表示領域R2とでなり、第1の表示領域R1に指標画像110と指針本体画像121とが表示され、第2の表示領域R2に指針キャップ画像122が表示される構成としている。
このように構成した場合であっても、可視光線照射部40から照射される可視光は、一側面部33a及び他の一側面部33bを通じて導光部材30の内部に導入され、図6中、導光部材30の内側に向かうように進みつつ、粗面部S1により前方側に向けて反射導光されることによって、導光部材30の一方の面部31から前方側に向けて出射される。一方の面部31から出射された可視光は、さらに前方側へと進み光学部材70によって輝度向上等が図られた状態で表示パネル10へと至り、表示パネル10の第1の表示領域R1には指標画像110と指針本体画像121とが表示される。
一方で、指針キャップ画像122の真下に対応する他の面部32箇所(つまり対応部S2)には粗面部S1が形成されていないが、この対応部S2の周囲に位置する粗面部S1からの可視光の光反射を利用して指針キャップ画像122の真下となる導光部材30箇所にも可視光の一部が導かれる構成となっている。当該可視光の一部は、対応部S2の真上に位置する一方の面部31箇所並びに光学部材70の貫通孔部72を通過して表示パネル10へと至り、これにより指標画像110や指針本体画像121よりも若干、輝度は低下するものの暗色の指針キャップ画像122が第2の表示領域R2に表示される。この変形例の場合であっても、表示領域11の全エリアを利用して指標画像110と指針画像120とでなる車速表示部100が表示される構成となる。
また、この変形例では、第2の表示領域R2に表示される指針キャップ画像122は、第1の表示領域R1と第2の表示領域R2との間の境界部分W(図5中、点線部分参照)を避けて境界部分Wの内側に表示される構成としている。つまり、前方側から表示パネル10を見たときに、指針キャップ画像122と指針本体画像121との間には空所(クリアランス)が存在している。このように構成することで、指針キャップ画像122における画像色の色変化が、ある程度抑制された状態となり、車速表示部100の表示品位の低下を招く虞がない。なお、指針キャップ画像122は、後述する特許請求の範囲に記載されている所定の表示コンテンツに相当する。
以上、説明した本実施形態の変形例の構成によれば、表示パネル10の背後側に撮像手段61が配置された状況下において、表示パネル10の粗面部S1に対応する表示領域11箇所(つまり第1の表示領域R1)に前記所定情報(例えば指標画像110並びに指針本体画像121)を表示することができ、さらに表示パネル10の前記非粗面形成領域に対応する表示領域11箇所(つまり第2の表示領域R2)にも前記所定情報(例えば指針キャップ画像122)を表示することができるため、表示領域11の全エリアを情報表示の領域として使用可能となり、上述した実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
さらに、上述した実施形態では、2つの赤外線照射部62が筐体90の窪み部92bにそれぞれ配置されているが、赤外線照射部62の個数は1つでもよいし3つ以上であってもよく、その場合、赤外線照射部62の個数と同数の窪み部92bを筐体90に設ければよい。
10 表示パネル(表示手段)
12、100 車速表示部
13 警告表示部
20 回路基板
22 切欠部
30 導光部材
31 一方の面部
32 他方の面部(面部)
33 側面部
33a 一側面部(所定の側面部)
40 可視光線照射部
50 保護部材
60 カメラモジュール
61 撮像手段
62 赤外線照射部
70 光学部材
71 欠落部
72 貫通孔部
80 赤外光透過部
90 筐体
91 底壁部
92 側壁部
92b 窪み部
110 指標画像
120 指針画像
121 指針本体画像
122 指針キャップ画像
E 視認者(運転者)
R1 第1の表示領域
R2 第2の表示領域
S1 粗面部
S2 対応部
W 境界部分

Claims (4)

  1. 所定情報を表示する表示手段と、
    前記表示手段を視認する視認者の状態を撮像可能であって、前記視認者側とは反対側となる前記表示手段の反視認者側に設けられる撮像手段と、
    赤外光を前記視認者に向けて照射する赤外線照射部と、
    前記表示手段と前記撮像手段との間に設けられる導光部材とを備え、
    前記導光部材の所定の側面部に対応するように可視光を発する可視光源を設け、
    前記撮像手段側となる前記導光部材の面部に粗面部を設け、
    前記粗面部は、前記撮像手段に対応する対応部を避けるように前記面部に設けられていることを特徴とする表示装置。
  2. 前記面部と前記撮像手段との間に、前記赤外光を透過可能な赤外光透過部が設けられていることを特徴とする請求項1記載の表示装置。
  3. 前記表示手段と前記導光部材との間に設けられる光学部材を備え、
    前記光学部材には前記撮像手段及び前記対応部に対応する位置に欠落部もしくは貫通孔部が設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の表示装置。
  4. 前記対応部は、粗面が形成されていない粗面非形成領域として構成され、
    前記表示手段は、前記所定情報を表示可能な表示領域を有し、
    前記表示領域は、前記粗面部に対応して設けられる第1の表示領域と、前記粗面非形成領域に対応して設けられる第2の表示領域とでなり、
    前記第2の表示領域に表示される所定の表示コンテンツが、前記第1の表示領域と前記第2の表示領域との間の境界部分を避けて当該境界部分の内側に表示されることを特徴とする請求項1から請求項3のうち何れか1つに記載の表示装置。
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