JP6363456B2 - 車両用計器 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用計器に関する。
車両等に搭載される従来の車両用計器として、例えば、特許文献1には、指針と、指針の指示対象となる指標部が設けられた表示板と、表示板の前方に配置され指針の作動範囲を取り巻く筒状部材とを備えた計器装置が開示されている。この計器装置は、表示板の前方に光源からの光を受けて発光する立体構造物でなる複数の透光体が設けられ、筒状部材に各透光体を収容すると共にその一部を突出させる収容部が設けられる。
特許第4671099号公報
ところで、上述の特許文献1に記載の計器装置は、突状目盛を構成する透光体において、突出量が相対的に大きい部位ほど入射面から入射し当該部位を伝播して出射される直進光の減衰量が相対的に高くなり、突出量が相対的に小さい部位ほど入射面から入射し当該部位を伝播して出射される直進光の減衰量が相対的に低くなる傾向にある。このため、計器装置は、透光体において、突出量が相対的に大きい部位が相対的に暗くなり、突出量が相対的に小さい部位が相対的に明るくなる傾向にあり、これにより、明るさにムラが発生するおそれがある。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであって、明るさにムラが発生することを抑制することができる車両用計器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る車両用計器は、光を透過する材料によって形成され車両に関する計測値を表示する面に突状に設けられる立体物と、前記立体物に光を照射する光源とを備え、前記立体物は、前記光源が照射した光が入射する入射面からの突出量が相互に異なる部位を含み、前記入射面からの突出量が相対的に小さい部位の前記入射面に、前記入射面からの突出量が相対的に大きい部位の前記入射面と比較して、入射する光の拡散度合いが相対的に大きい高拡散部を有することを特徴とする。
また、上記車両用計器では、前記高拡散部は、前記入射面からの突出量が相対的に小さい部位の前記入射面の表面粗さが、前記入射面からの突出量が相対的に大きい部位の前記入射面の表面粗さと比較して、相対的に粗いものとすることができる。
また、上記車両用計器では、前記高拡散部は、シボ面によって構成されるものとすることができる。
また、上記車両用計器では、前記立体物は、前記計測値に対応して設けられ、指針によって指し示される複数の突状目盛であるものとすることができる。
また、上記車両用計器では、前記光源から照射された光を前記立体物に導光する導光体を備え、前記立体物と前記導光体とは、暗色系の半透明材料により一体で形成されるものとすることができる。
また、上記車両用計器では、前記導光体の前記光源とは反対側の面を覆う文字板を備え、前記立体物は、少なくとも一部が前記文字板の前記導光体側とは反対側に位置するものとすることができる。
本発明に係る車両用計器は、立体物に高拡散部が設けられることで、立体物において突出量が相対的に小さい部位の入射面に入射する入射光の拡散度合いを相対的に大きくし他の部位への拡散光の光量を相対的に多くする一方、当該突出量が相対的に大きい部位の入射面に入射する入射光の拡散度合いを相対的に小さくし他の部位への拡散光の光量を相対的に少なくすることができる。これにより、車両用計器は、立体物全体で出射光の明るさがほぼ均一になるようにすることができる。この結果、車両用計器は、明るさにムラが発生することを抑制することができる、という効果を奏する。
図1は、実施形態に係る車両用計器の概略構成を示す分解斜視図である。 図2は、実施形態に係る車両用計器の正面図である。 図3は、図2に示すA−A断面図である。 図4は、実施形態に係る車両用計器の見返しの背面図である。 図5は、実施形態に係る車両用計器の見返し切り欠き及び立体物を含む部分斜視図である。 図6は、実施形態に係る車両用計器の立体物及び高拡散部を含む模式的な部分断面図である。 図7は、変形例に係る車両用計器の立体物及び高拡散部を含む模式的な部分断面図である。 図8は、変形例に係る車両用計器の立体物及び高拡散部を含む模式的な部分断面図である。 図9は、変形例に係る車両用計器の立体物及び高拡散部を含む模式的な部分断面図である。 図10は、変形例に係る車両用計器の立体物及び高拡散部を含む模式的な部分断面図である。 図11は、変形例に係る車両用計器の立体物及び高拡散部を含む模式的な部分断面図である。 図12は、変形例に係る車両用計器の立体物及び高拡散部を含む模式的な部分断面図である。
以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
[実施形態]
図1は、実施形態に係る車両用計器の概略構成を示す分解斜視図である。図2は、実施形態に係る車両用計器の正面図である。図3は、図2に示すA−A断面図である。図4は、実施形態に係る車両用計器の見返しの背面図である。図5は、実施形態に係る車両用計器の見返し切り欠き及び立体物(突状目盛)を含む部分斜視図である。図6は、実施形態に係る車両用計器の立体物(突状目盛)及び高拡散部を含む模式的な部分断面図である。図7、図8、図9、図10、図11、図12は、変形例に係る車両用計器の立体物(突状目盛)及び高拡散部を含む模式的な部分断面図である。
図1、図2、図3、図4、図5、図6に係る本実施形態の車両用計器1は、車両に搭載され、車両に関する計測値を表示するものである。ここでは、車両用計器1は、例えば、車両のダッシュボードに設けられたインストルメントパネルに搭載され、車両の運転に供される情報として当該車両に関する種々の情報を表示する車両用表示装置(車載メータ)の一部に適用される。
なお、図1等に示す車両用計器1の幅方向とは、典型的には、この車両用計器1が適用される車両の車幅方向に相当する。以下の説明では、車両用計器1の幅方向において、当該車両用計器1の前面に向かって左側(図1中向かって奥側)を幅方向左側、向かって右側(図1中向かって手前側)を幅方向右側という場合がある。典型的には、幅方向左側は、車両の助手席側に相当し、幅方向右側は、車両の運転席側に相当する。また、図1に示す車両用計器1の奥行き方向とは、典型的には、この車両用計器1が適用される車両の前後方向に相当する。当該奥行き方向は、典型的には、光源4の光軸方向に相当する。また、車両用計器1の前面側とは、車両の運転席と対面する側、言い換えれば、車室内側であり、典型的には、当該運転席に座った運転者によって視認される側である。一方、車両用計器1の背面側とは、奥行き方向において前面側とは反対側、言い換えれば、車室外側であり、典型的には、インストルメントパネルの内部に収容される側である。また、以下の説明で用いる各方向は、特に断りのない限り、車両用計器1がインストルメントパネルに組み付けられた状態での方向を表す。
具体的には、車両用計器1は、図1、図2、図3、図4、図5に示すように、ケース2と、配線板3と、光源4と、中間ケース5と、拡散板6と、目盛プリズム7と、文字板8と、指針9と、見返し10と、環状化粧部材11とを備える。車両用計器1は、奥行き方向の背面側から前面側に向かって、ケース2、配線板3、光源4、中間ケース5、拡散板6、目盛プリズム7、文字板8、指針9、見返し10、環状化粧部材11の順で積層された構造となっている。車両用計器1は、光源4が出射する光を用いて車両に関する種々の計測値を表示する。ここでは、車両用計器1は、一例として、車両に関する計測値として車両の走行速度を表示する車両用アナログ式速度計であるものとして説明する。なお、車両用計器1は、見返し10等のさらに奥行き方向前面側に、光を透過する部材によって形成された透過性カバー部材等を備えていてもよい。
ケース2は、車両用計器1を構成する種々の部品が組み付けられこれらを収容するケースの一部を構成するものである。ここでは、車両用計器1のケース2は、当該車両用計器1が適用される車両用表示装置全体のケースが兼用されており、すなわち、車両用表示装置のケースの一部が当該車両用計器1のケース2として利用されている。ケース2は、樹脂材料等によって構成される。
配線板3は、車両用計器1における各種機能を実現するための種々の電子部品、配線が実装されるものである。配線板3は、電子部品、配線と共に指針9を駆動するための駆動モータ12等を含んで構成される。駆動モータ12のロータ軸(回転軸)12aは、奥行き方向に沿って前面側に突出する(図3等参照)。車両用計器1は、ロータ軸12aの中心軸線が指針9の回動軸線Xとなる。ここでは、当該配線板3も、当該車両用計器1が適用される車両用表示装置全体の配線板が兼用されており、すなわち、車両用表示装置の配線板の一部が当該車両用計器1の配線板3として利用されている。配線板3は、ビス等の固定部材を介してケース2に組み付けられる。
光源4は、奥行き方向前面側(拡散板6、目盛プリズム7等が位置する側)に向けて光を照射するものである。光源4は、拡散板6、目盛プリズム7、文字板8等の奥行き方向背面側から光を照射する。光源4は、例えば、LED(Light Emitting Diode)素子等によって構成されるがこれに限らない。光源4は、配線板3に実装されて駆動制御される。ここでは、光源4は、駆動モータ12のロータ軸12aを中心とした円弧状に沿って間隔をあけて複数(図1では7つ)設けられる。
中間ケース5は、拡散板6、目盛プリズム7等を保持するためのケースである。ここでは、中間ケース5は、当該車両用計器1が適用される車両用表示装置全体のテルテールケースが兼用されており、すなわち、車両用表示装置のテルテールケースの一部が当該車両用計器1の中間ケース5として利用されている。中間ケース5は、樹脂材料等によって構成される。中間ケース5は、奥行き方向前面側の面に拡散板6、目盛プリズム7、文字板8等を保持するための保持凹部5aが形成されている。ここでは、拡散板6、目盛プリズム7は、後述するように略円環状に形成されるため、保持凹部5aは、拡散板6、目盛プリズム7、文字板8等の形状に応じた略円環状の窪みとして形成される。中間ケース5は、保持凹部5aの外周側に連通するようにして係合凹部5bや位置決め凹部5cが形成されている。係合凹部5bは、拡散板6、目盛プリズム7の係合爪部6a、7aが係合することで拡散板6、目盛プリズム7を保持凹部5a内に保持するものである。位置決め凹部5cは、拡散板6、目盛プリズム7の位置決め爪部6b、7bが係合することで拡散板6、目盛プリズム7を保持凹部5a内の所定の位置に位置決めするものである。また、中間ケース5は、保持凹部5aの略中央部分には、駆動モータ12のロータ軸12aが貫通するボス部5dが形成されている。ロータ軸12aは、ボス部5dに挿入された状態で軸周りに回転自在である。また、中間ケース5は、配線板3上の各光源4を、奥行き方向前面側に露出させる光源孔部5e(図3等参照)が形成されている。中間ケース5は、ビス等の固定部材を介してケース2に組み付けられる。
拡散板6は、光源4から奥行き方向前面側に照射された光を目盛プリズム7側に拡散させる光透過部材である。拡散板6は、典型的には、光源4からの入射光を減光および散光させ、該減光および散光させられた光を目盛プリズム7に向けて出射する。拡散板6は、保持凹部5aに収容可能な大きさの略円環板状に形成されると共に、外周部に、係合凹部5bと係合するための係合爪部6a、位置決め爪部6b等が形成される。拡散板6は、円環の中心軸線が奥行き方向に沿うようにして中間ケース5の保持凹部5aに保持される。
ここで、上述の光源4と拡散板6とは、目盛プリズム7等を奥行き方向背面側から照明するための照明装置13を構成する。照明装置13は、光源4から照射され拡散板6で拡散された光によって目盛プリズム7等を照明する。照明装置13は、光源4、拡散板6等によって、目盛プリズム7等を照明し発光させるために所定の色の光を照射する。照明装置13は、光源4が照射する光の色や光透過部材である拡散板6の色を適宜設定することで照射する光の色を設定することができる。ここでは、照明装置13は、例えば、光源4が白色の光を照射すると共に、拡散板6が白色系の半透明樹脂材料によって形成されることで明色系の白色光を照射する。なお、照明装置13は、さらに所定の色を透過するフィルムを備えることで、照射する光の色を設定するようにしてもよい。また、照明装置13は、白色光に限らず、赤色光、青色光、緑色光等、他の明色系の光を照射するものであってもよい。
目盛プリズム7は、光を透過する材料によって形成され、光源4から照射され拡散板6で拡散された光(すなわち、照明装置13から照射された光)が入射し発光するものである。本実施形態の目盛プリズム7は、導光体14と、複数の突状目盛15とを含んで構成される。導光体14と複数の突状目盛15とは、共に光を透過する材料によって形成される。ここでは、導光体14と複数の突状目盛15とは、暗色系の半透明樹脂材料により一体で形成される。つまり、導光体14と突状目盛15とは、一体である。導光体14と複数の突状目盛15とは、一例として、スモーク系のアクリル樹脂製であり、例えば黒、濃紺等の暗色系となる。導光体14は、光源4から照射された光を各突状目盛15に導光するものである。導光体14は、拡散板6と同様に、保持凹部5aに収容可能な大きさの略円環板状に形成されると共に、外周部に、係合凹部5bと係合するための係合爪部7a、位置決め爪部7b等が形成される。導光体14は、円環の中心軸線が奥行き方向に沿うようにして中間ケース5の保持凹部5aに保持され、奥行き方向背面側の面が拡散板6の奥行き方向前面側の面と対向する。突状目盛15は、車両用計器1で表示する計測値(ここでは速度)に対応して複数設けられ、指針9によって指し示されるものである。突状目盛15は、導光体14の奥行き方向前面側の面に形成される。突状目盛15は、導光体14の奥行き方向前面側の面から当該奥行き方向前面側に向かって突出するようにして形成される(図3等参照)。複数の突状目盛15は、導光体14の奥行き方向前面側の面において、当該導光体14の外周に沿って略円弧状に等間隔で形成される。なお、各突状目盛15の形状等については、後で詳細に説明する。
文字板8は、車両に関する計測値を表示する面(以下、単に「計測値表示面」という場合がある。)16を形成するものである(図2等参照)。文字板8は、拡散板6、導光体14とほぼ同等の外径の円環状部を含む板状に形成される。文字板8は、円環の中心軸線が奥行き方向に沿うようにして導光体14の奥行き方向前面側の面に装着される。言い換えれば、文字板8は、導光体14の光源4とは反対側の面(奥行き方向前面側の面)を覆う。文字板8は、奥行き方向前面側の面が計測値表示面16を構成する。文字板8は、計測値表示面16に、車両用計器1で表示する計測値に関する様々な図柄、記号、文字列等が表示される。文字板8は、例えば、透明生地のポリカーボネイト製シートであり、計測値表示面16に上記目盛プリズム7等と同系色のインクによって、上記図柄、記号、文字列等に対応した形状が中抜きされた印刷が施されることで、上記図柄、記号、文字列等が描かれている。ここでは、文字板8は、車両用計器1で表示する計測値に関する図柄、記号、文字列として、例えば、速度を表す数字や上述の各突状目盛15の間に位置する補助目盛等が描かれている。文字板8は、奥行き方向背面側から、光源4からの光が照射され、上記図柄、記号、文字列等が描かれた部分において当該照射された光が透過されることで、当該図柄、記号、文字列等が点灯表示される。また、文字板8は、上述の突状目盛15が貫通する切り欠き8aが形成されている(図1、図2、図5等参照)。切り欠き8aは、文字板8を奥行き方向に貫通している。切り欠き8aは、複数の突状目盛15の数と同じ数となるように複数形成される。複数の切り欠き8aは、各突状目盛15が奥行き方向に沿って貫通できる位置となるように、円環状部の外周に沿って略円弧状に等間隔で形成される。上述の補助目盛は、隣接する切り欠き8aの間にそれぞれ1つずつ位置する。
指針9は、車両用計器1で表示する計測値に応じて所定の部位を指し示すものである。指針9は、樹脂材料等によって棒状に形成されると共に一方の端部側に回動軸部9aが形成される。指針9は、回動軸部9aが文字板8、導光体14、拡散板6の内周面側を介してボス部5dに挿入され、当該回動軸部9aに駆動モータ12のロータ軸12aが挿入されることで、当該ロータ軸12aに組み付けられる。指針9は、駆動モータ12が回転駆動することで、計測値表示面16の奥行き方向前面側で回動軸線Xを回動中心として回動し、例えば、現在の計測値(ここでは速度)に応じた位置を指し示す。上述の各突状目盛15、及び、各補助目盛は、指針9の先端の回動軌跡に沿って複数設けられている。
見返し10は、文字板8、導光体14、拡散板6等の周囲を囲って当該導光体14、拡散板6等を押える枠状の囲み部材である。ここでは、車両用計器1の見返し10は、当該車両用計器1が適用される車両用表示装置全体の見返しが兼用されており、すなわち、車両用表示装置の見返しの一部が当該車両用計器1の見返し10として利用されている。また、見返し10は、例えば、導光体14と同系色の樹脂材料等によって構成される。見返し10は、文字板8の計測値表示面16を奥行き方向前面側に露出させるための円形状の開口として円形状孔部10aを有している。円形状孔部10aは、見返し10を奥行き方向に貫通している。ここでは、円形状孔部10aの内周面は、奥行き方向背面側から前面側に向かって徐々に広がるような傾斜面となっている。また、見返し10は、円形状孔部10aの奥行き方向背面側の端部に切り欠き10bが形成される(図2、図4、図5等参照)。切り欠き10bは、複数の突状目盛15の数と同じ数となるように複数形成される。複数の切り欠き10bは、円形状孔部10aの内周面に沿って等間隔で形成される。見返し10は、文字板8、導光体14、拡散板6等の周囲を覆った状態で、図5等に示すように、文字板8の各切り欠き8aから露出した各突状目盛15の一部(円形状孔部10a側の端部)が切り欠き10b内に挿入され、当該各突状目盛15の一部を見返し10内に覆うようにして収容する。言い換えれば、見返し10は、円形状孔部10aの奥行き方向背面側の端部が各突状目盛15の円形状孔部10a側の端部にオーバーラップしている(図3等参照)。さらに、見返し10は、ケース2に形成されている係合凹部2aに係合する係合爪部10cを有している。見返し10は、係合爪部10cが係合凹部2aに係合することでケース2に組み付けられる。
環状化粧部材11は、見返し10に装着される円環状の化粧部材(リング)である。環状化粧部材11は、例えば、樹脂材料、あるいは、金属材料等によって構成され、両面テープ等を介して見返し10の円形状孔部10aの奥行き方向前面側の端部に組み付けられる。
上記のように構成される車両用計器1は、配線板3、中間ケース5がケース2に組み付けられた状態で、保持凹部5a内に拡散板6、目盛プリズム7が積層されて保持される。この状態で、車両用計器1は、導光体14、拡散板6の内周面側にボス部5dが位置すると共に、拡散板6、目盛プリズム7の係合爪部6a、7aが係合凹部5bに係合され、拡散板6、目盛プリズム7の位置決め爪部6b、7bが位置決め凹部5cに位置決めされる。そして、車両用計器1は、文字板8が導光体14の奥行き方向前面側の面に装着されると共に、指針9が駆動モータ12のロータ軸12aに組み付けられる。この状態で、車両用計器1は、各突状目盛15が文字板8の切り欠き8aから奥行き方向前面側に突出して露出する。これにより、各突状目盛15は、車両に関する計測値を表示する計測値表示面16に突状に設けられることとなる。そして、車両用計器1は、奥行き方向に対して中間ケース5と見返し10との間に、拡散板6、目盛プリズム7、文字板8等を挟み込むような位置関係で、見返し10がケース2に組み付けられて一体化され、環状化粧部材11が見返し10に組み付けられる。この状態で、車両用計器1は、見返し10の円形状孔部10aを介して文字板8の計測値表示面16や各突状目盛15の一部が奥行き方向前面側、すなわち、車室内側に露出し、車室内側から視認可能である。
そして、車両用計器1は、例えば、当該車両用計器1が適用される車両のイグニッションがONされると光源4が点灯し光を照射する。車両用計器1は、光源4が点灯すると、光源4から照射された光が拡散板6で拡散され目盛プリズム7に向けて出射される。そして、車両用計器1は、目盛プリズム7に入射した光が導光体14を伝播して導光され各突状目盛15等を介して奥行き方向前面側に出射される。これにより、車両用計器1は、各突状目盛15や文字板8上に形成された図柄、記号、文字列等が発光し表示ON状態となる。そして、車両用計器1は、例えば、現在の計測値に応じて駆動モータ12が回転駆動することで、指針9が計測値表示面16上で回動し複数の突状目盛15、複数の各補助目盛に応じた所定の位置を指し示し、これにより、現在の計測値(速度)を表示する。一方、車両用計器1は、例えば、車両のイグニッションがOFFされ光源4が消灯されることで、各突状目盛15や文字板8上に形成された図柄、記号、文字列等の発光が停止し表示OFF状態となる。
ところで、上述した各突状目盛15は、光を透過する材料によって形成され車両に関する計測値を表示する計測値表示面16に突状に設けられる立体物17を構成する。ここでは、立体物17としての各突状目盛15は、少なくとも一部が文字板8の導光体14側とは反対側(奥行き方向前面側)に位置する。上述の光源4は、立体物17としての各突状目盛15に光を照射し、これを発光させる。
そして、立体物17としての各突状目盛15は、図6に示すように、光源4が照射した光が入射する入射面18からの突出量が相互に異なる部位を含む。以下、図6を参照して、各突状目盛15の形状について詳細に説明する。なおここでは、各突状目盛15の入射面18は、導光体14と各突状目盛15とが一体であることから、当該導光体14の入射面の一部が兼用されることとなる。より詳細には、各突状目盛15の入射面18は、導光体14と兼用される入射面であって、突状目盛15を光源4の光軸方向に沿って当該入射面に投影した領域内の入射面に相当する。さらに、入射面18からの突出量(以下、単に「突出量」という場合がある。)とは、典型的には、奥行き方向に沿った突出量であり、より詳細には、光源4の光軸方向に沿った方向の突出量に相当する。また、以下の説明では、回動軸線Xと直交する方向において、回動軸線X側を「径方向内側」、回動軸線Xとは反対側(言い換えれば、円形状孔部10a側)を「径方向外側」という。
具体的には、立体物17としての各突状目盛15は、径方向外側の部位の突出量L11が相対的に大きく、径方向内側の部位の突出量L12が相対的に小さくなっている。ここでは、各突状目盛15は、径方向に沿った断面形状が略矩形状の起立片状に形成されている。より詳細には、各突状目盛15は、径方向外側端部15aの突出量が最大、径方向内側端部15bの突出量が最小となっており、奥行き方向前面側において径方向外側端部15aと径方向内側端部15bとをつなぐように傾斜面15cが形成されている。つまり、傾斜面15cは、径方向内側から径方向外側に向かうにつれて奥行き方向前面側に向かうような傾斜面となっている。径方向外側端部15a、径方向内側端部15bは、入射面18とほぼ直交する方向に沿っている。入射面18から各突状目盛15に入射した光は、各突状目盛15の内部を伝播し、径方向外側端部15a、径方向内側端部15b、傾斜面15c等から構成される目盛表面(主として傾斜面15c)から出射される。
ここで、上記のように構成される各突状目盛15は、突出量が相対的に大きい部位(ここでは、径方向外側の部位)ほど入射面18から入射し当該部位を伝播して出射される直進光の減衰量が相対的に高くなり、突出量が相対的に小さい部位(ここでは、径方向内側の部位)ほど入射面18から入射し当該部位を伝播して出射される直進光の減衰量が相対的に低くなる傾向にある。このため、各突状目盛15は、突出量が相対的に大きい部位が相対的に暗くなり、突出量が相対的に小さい部位が相対的に明るくなり、これにより、明るさにムラが発生するおそれがある。
そこで、本実施形態の立体物17としての各突状目盛15は、図6に示すように、入射面18からの突出量が相対的に小さい部位の当該入射面18に高拡散部19が設けられることで、明るさにムラが発生することを抑制している。
高拡散部19は、入射面18からの突出量が相対的に小さい部位の当該入射面18に形成される部位であり、入射面18からの突出量が相対的に大きい部位の入射面18と比較して、入射する光の拡散度合いが相対的に大きい部位として形成される。ここで、入射する光の拡散度合いとは、例えば、直進光として入射する入射光に対する拡散光の割合に応じた指標であり、例えば、光の拡散率等を用いて表すことができる。拡散度合いは、相対的に大きいほど拡散透過光が相対的に多いことを表し、相対的に小さいほど拡散透過光が相対的に少ないことを表す。入射面18において高拡散部19が設けられる領域は、典型的には、少なくとも突出量が最小である部位、すなわち、径方向内側の径方向内側端部15b近傍を含む領域である。ここでは、高拡散部19が設けられる領域は、例えば、突出量が相対的に小さい部位から出射される出射光の光量と、突出量が相対的に大きい部位から出射される出射光の光量とがほぼ同等になり、各突状目盛15全体で出射光の明るさがほぼ均一になるような範囲を実験等によって予め検証した上で設定されればよい。
本実施形態の高拡散部19は、該当する部位の入射面18の表面粗さを他の部位と異ならせる、すなわち、相対的に粗くすることで光の拡散度合いが相対的に大きくなるようにしている。つまり、高拡散部19は、入射面18からの突出量が相対的に小さい部位の入射面18の表面粗さが、入射面18からの突出量が相対的に大きい部位の入射面18の表面粗さと比較して、相対的に粗い部位として形成される。図6の例では一例として、高拡散部19は、各突状目盛15を含む目盛プリズム7を成型する際に金型形状に応じて形成されるシボ面20によって構成される。つまり、高拡散部19は、入射面18からの突出量が相対的に小さい部位の当該入射面18にシボ面20が形成されることで表面粗さが相対的に粗い部位、さらに言えば、光の拡散度合いが相対的に大きい部位として形成される。
上記のように構成される車両用計器1は、車両に関する計測値を表示する計測値表示面16に突状に設けられた立体物17としての各突状目盛15が光源4から照射される光によって発光する。ここで、車両用計器1は、各突状目盛15において、入射面18からの突出量が相対的に小さい部位の入射面18に高拡散部19が設けられている。このため、車両用計器1は、各突状目盛15において、当該突出量が相対的に小さい部位の入射面18に入射する入射光の拡散度合いを相対的に大きくし他の部位への拡散光の光量を相対的に多くする一方、当該突出量が相対的に大きい部位の入射面18に入射する入射光の拡散度合いを相対的に小さくし他の部位への拡散光の光量を相対的に少なくすることができる。これにより、車両用計器1は、各突状目盛15において、突出量が相対的に小さい部位から出射される出射光の光量と、突出量が相対的に大きい部位から出射される出射光の光量とがほぼ同等になるようにすることができ、各突状目盛15全体で出射光の明るさがほぼ均一になるようにすることができる。
以上で説明した車両用計器1によれば、光を透過する材料によって形成され車両に関する計測値を表示する計測値表示面16に突状に設けられる立体物17(各突状目盛15)と、立体物17に光を照射する光源4とを備える。立体物17は、光源4が照射した光が入射する入射面18からの突出量が相互に異なる部位を含み、入射面18からの突出量が相対的に小さい部位の入射面18に、入射面18からの突出量が相対的に大きい部位の入射面18と比較して、入射する光の拡散度合いが相対的に大きい高拡散部19を有する。
したがって、車両用計器1は、立体物17(各突状目盛15)に高拡散部19が設けられることで、立体物17において突出量が相対的に小さい部位の入射面18に入射する入射光の拡散度合いを相対的に大きくし他の部位への拡散光の光量を相対的に多くする一方、当該突出量が相対的に大きい部位の入射面18に入射する入射光の拡散度合いを相対的に小さくし他の部位への拡散光の光量を相対的に少なくすることができる。これにより、車両用計器1は、立体物17全体で出射光の明るさがほぼ均一になるようにすることができる。この結果、車両用計器1は、明るさにムラが発生することを抑制することができる。
さらに、以上で説明した車両用計器1によれば、高拡散部19は、入射面18からの突出量が相対的に小さい部位の入射面の表面粗さが、入射面18からの突出量が相対的に大きい部位の入射面の表面粗さと比較して、相対的に粗い。したがって、車両用計器1は、高拡散部19において、入射面18の表面粗さを相対的に粗くすることで光の拡散度合いが相対的に大きくなるようにすることができ、すなわち、入射面18からの突出量が相対的に小さい部位の入射面18に、入射面18からの突出量が相対的に大きい部位の入射面18と比較して、入射する光の拡散度合いが相対的に大きい高拡散部19を形成することができる。
さらに、以上で説明した車両用計器1によれば、高拡散部19は、シボ面20によって構成される。したがって、車両用計器1は、入射面18からの突出量が相対的に小さい部位の入射面18にシボ面20を設けることで、表面粗さが相対的に粗く、光の拡散度合いが相対的に大きい高拡散部19を形成することができる。
さらに、以上で説明した車両用計器1によれば、立体物17は、計測値に対応して設けられ、指針9によって指し示される複数の突状目盛15である。したがって、車両用計器1は、指針9によって指し示される立体物17としての複数の突状目盛15が発光した際に、明るさにムラが発生することを抑制することができる。
さらに、以上で説明した車両用計器1によれば、光源4から照射された光を立体物17に導光する導光体14を備え、立体物17と導光体14とは、暗色系の半透明材料により一体で形成される。したがって、車両用計器1は、突出量に応じて明るさのムラが出やすい傾向にあるスモーク系の半透明材料を立体物17、導光体14に用いた場合であっても、上記のように高拡散部19を設けることで明るさのムラ抑制の効果をより顕著に奏することができる。
さらに、以上で説明した車両用計器1によれば、導光体14の光源4とは反対側の面を覆う文字板8を備え、立体物17は、少なくとも一部が文字板8の導光体14側とは反対側に位置する。したがって、車両用計器1は、少なくとも一部が文字板8の車室内側に位置する立体物17において明るさにムラが発生することを抑制することができる。
なお、上述した本発明の実施形態に係る車両用計器は、上述した実施形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された範囲で種々の変更が可能である。
以上の説明では、車両用計器1は、車両に関する計測値として車両の走行速度を表示する車両用アナログ式速度計であるものとして説明したがこれに限らない。車両用計器1は、車両に関する計測値として、例えば、車両が搭載する走行用動力源(例えばエンジン、モータジェネレータ等)の出力回転数を表示する回転計であってもよい。車両用計器1が表示する車両に関する計測値は、車両の走行速度、走行用動力源の出力回転数に限らず、例えば、冷却水温計、車室内/車室外温度計、車室内/車室外湿度計、車室内/車室外気圧計等、種々の計測値であってもよい。また、車両用計器1は、物理的な構成として設けられる指針9にかえて、液晶表示装置等のディスプレイに指針9に相当する指針画像を表示し当該指針画像によって計測値を指し示す計器であってもよい。
また、文字板8は、上述の立体物17としての各突状目盛15が貫通する切り欠き8aを有するものとして説明したがこれに限らず、典型的には、立体物17が当該文字板8の奥行き方向前面側に位置する構成であればよい。また、以上の説明では、光源4は、拡散板6、目盛プリズム7、文字板8等の奥行き方向背面側から光を照射するものとして説明したがこれに限らず、例えば、立体物17としての各突状目盛15、315、415、515、615の幅方向外側(径方向外側)から奥行き方向と交差する方向に沿って光を照射するものであってもよい。また、導光体14と立体物17としての各突状目盛15とは、暗色系の半透明樹脂材料により一体で形成されるものとして説明したがこれに限らない。
以上の説明では、立体物17としての各突状目盛15は、入射面18においてシボ面20がない領域に対してシボ面20がある領域を設けること、言い換えれば、シボ面20の有無に応じて高拡散部19を構成しているが、これに限らず、例えば、シボ面20におけるシボの疎密に応じて高拡散部19を構成するようにしてもよい。つまり、高拡散部19は、入射面18からの突出量が相対的に小さい部位の当該入射面18のシボ面20のシボの密度を、突出量が相対的に大きい部位の当該入射面18のシボ面20のシボの密度より、相対的に高くすることで、表面粗さが相対的に粗い部位、さらに言えば、光の拡散度合いが相対的に大きい部位として形成されてもよい。
また、各突状目盛15は、該当する部位の入射面18の表面粗さを他の部位と異ならせて高拡散部19を形成するための構成として、シボ面20にかえてサンドブラスト等によって表面処理が施された面を適用してもよい。すなわち、高拡散部19は、入射面18に対してサンドブラスト等によって表面処理が施された面によって構成されてもよい。つまり、高拡散部19は、入射面18からの突出量が相対的に小さい部位の当該入射面18にサンドブラスト等によって表面処理が施された面が形成されることで表面粗さが相対的に粗い部位、さらに言えば、光の拡散度合いが相対的に大きい部位として形成されてもよい。
また、以上で説明した高拡散部19は、シボ面20等によって構成されるものとして説明したが、これに限らず、例えば、図7の変形例に係る車両用計器201に示すように、例えば、乳白色(白色系)のインク層221等によって構成されてもよい。乳白色のインク層221は、光を拡散させやすい乳白色(白色系)の塗料が、入射面18からの突出量が相対的に小さい部位の入射面18に印刷されることで形成される。この場合であっても、車両用計器201は、入射面18からの突出量が相対的に小さい部位の入射面18に、当該インク層221を設けることで、光の拡散度合いが相対的に大きい高拡散部19を形成することができ、明るさにムラが発生することを抑制することができる。
また、立体物17としての突状目盛15の形状は、図6で説明した形状に限らない。立体物17としての突状目盛315、415、515、615は、例えば、図8、図9、図10、図11の変形例に係る車両用計器301、401、501、601に示すような形状であってもよい。
図8に示す車両用計器301が備える立体物17としての突状目盛315は、径方向外側の部位の突出量L21が相対的に小さく、径方向内側の部位の突出量L22が相対的に大きくなっている。ここでは、各突状目盛315は、径方向に沿った断面形状が略矩形状の起立片状に形成されている。より詳細には、各突状目盛315は、径方向外側端部315aの突出量が最小、径方向内側端部315bの突出量が最大となっており、奥行き方向前面側において径方向外側端部315aと径方向内側端部315bとをつなぐように傾斜面315cが形成されている。つまり、傾斜面315cは、径方向内側から径方向外側に向かうにつれて奥行き方向背面側に向かうような傾斜面となっている。径方向外側端部315a、径方向内側端部315bは、入射面18とほぼ直交する方向に沿っている。この場合、入射面18において高拡散部19が設けられる領域は、典型的には、少なくとも突出量が最小である部位、すなわち、径方向外側の径方向外側端部315a近傍を含む領域である。
図9に示す車両用計器401が備える立体物17としての突状目盛415は、径方向外側の部位の突出量L31が相対的に大きく、径方向内側の部位の突出量L32が相対的に小さくなっている。ここでは、各突状目盛415は、径方向に沿った断面形状が略階段形状の起立片状に形成されている。より詳細には、各突状目盛415は、径方向外側端部415aの突出量が最大、径方向内側端部415bの突出量が最小となっており、径方向における径方向外側端部415aと径方向内側端部415bとの間に段付き部415cが形成されている。そして、各突状目盛415は、奥行き方向前面側において径方向外側端部415aと段付き部415cとをつなぐように平坦面415dが形成され、径方向内側端部415bと段付き部415cとをつなぐように平坦面415eが形成されている。径方向外側端部415a、径方向内側端部415bは、入射面18とほぼ直交する方向に沿っている。平坦面415d、平坦面415eは、入射面18とほぼ平行に対向する。この場合、入射面18において高拡散部19が設けられる領域は、典型的には、少なくとも突出量が最小である部位、すなわち、径方向内側の径方向内側端部415b、平坦面415e近傍を含む領域である。
図10に示す車両用計器501が備える立体物17としての突状目盛515は、径方向に沿った断面形状が、径方向外側の部位の突出量が相対的に大きく、径方向内側の部位の突出量が相対的に小さくなる曲面形状に形成される。この場合、入射面18において高拡散部19が設けられる領域は、典型的には、少なくとも突出量が最小である部位、すなわち、径方向内側の部位の近傍を含む領域である。
図11に示す車両用計器601が備える立体物17としての突状目盛615は、径方向外側の部位、及び、径方向内側の部位の突出量L41が相対的に小さく、径方向中央近傍の部位の突出量L42が相対的に大きくなっている。ここでは、各突状目盛615は、径方向に沿った断面形状が略三角形状の起立片状に形成されている。より詳細には、各突状目盛615は、径方向外側端部615a、径方向内側端部615bの突出量が最小、径方向において径方向外側端部615aと径方向内側端部615bとの間に位置する稜線部615cの突出量が最大となっている。そして、各突状目盛615は、奥行き方向前面側において径方向外側端部615aと稜線部615cとをつなぐように傾斜面615dが形成され、径方向内側端部615bと稜線部615cとをつなぐように傾斜面615eが形成されている。傾斜面615dは、径方向外側端部615aから稜線部615cに向かうにつれて奥行き方向前面側に向かうような傾斜面となっている。傾斜面615eは、径方向内側端部615bから稜線部615cに向かうにつれて奥行き方向前面側に向かうような傾斜面となっている。この場合、入射面18において高拡散部19が設けられる領域は、典型的には、少なくとも突出量が最小である部位、すなわち、径方向外側端部615a、径方向内側端部615bの近傍を含む領域である。
車両用計器301、401、501、601は、突状目盛315、415、515、615が上記のような形状であっても、突出量が相対的に小さい部位の入射面18に、突出量が相対的に大きい部位の入射面18と比較して、入射する光の拡散度合いが相対的に大きい高拡散部19が設けられることで、明るさにムラが発生することを抑制することができる。
また、立体物17は、突状目盛15に限らず、光を透過する材料によって形成され車両に関する計測値を表示する計測値表示面16に突状に設けられ、入射面18からの突出量が相互に異なる部位を含むものであればなんでもよい。
図12の変形例に係る車両用計器701が備える立体物717は、突状目盛15ではなく、例えば、エンブレム等の意匠造形物であってもよい。立体物717は、入射面18とほぼ平行に対向する平坦面717aと、当該平坦面717aの両端に設けられる傾斜面717b、717c等を含んで構成される。立体物717は、平坦面717aが入射面18からの突出量が相対的に大きい部位を構成し、傾斜面717b、717cが入射面18からの突出量が相対的に小さい部位を構成する。この場合、入射面18において高拡散部19が設けられる領域は、典型的には、少なくとも突出量が最小である部位を含む傾斜面717b、717cの近傍を含む領域である。車両用計器701は、立体物717が上記のような形状であっても、突出量が相対的に小さい部位の入射面18に、突出量が相対的に大きい部位の入射面18と比較して、入射する光の拡散度合いが相対的に大きい高拡散部19が設けられることで、明るさにムラが発生することを抑制することができる。
1、201、301、401、501、601、701 車両用計器
4 光源
8 文字板
9 指針
10 見返し
14 導光体
15、315、415、515、615 突状目盛
16 計測値表示面
17、717 立体物
18 入射面
19 高拡散部
20 シボ面

Claims (6)

  1. 光を透過する材料によって形成され車両に関する計測値を表示する面に突状に設けられる立体物と、
    前記立体物に光を照射する光源とを備え、
    前記立体物は、前記光源が照射した光が入射する入射面からの突出量が相互に異なる部位を含み、前記入射面からの突出量が相対的に小さい部位の前記入射面に、前記入射面からの突出量が相対的に大きい部位の前記入射面と比較して、入射する光の拡散度合いが相対的に大きい高拡散部を有することを特徴とする、
    車両用計器。
  2. 前記高拡散部は、前記入射面からの突出量が相対的に小さい部位の前記入射面の表面粗さが、前記入射面からの突出量が相対的に大きい部位の前記入射面の表面粗さと比較して、相対的に粗い、
    請求項1に記載の車両用計器。
  3. 前記高拡散部は、シボ面によって構成される、
    請求項1又は請求項2に記載の車両用計器。
  4. 前記立体物は、前記計測値に対応して設けられ、指針によって指し示される複数の突状目盛である、
    請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の車両用計器。
  5. 前記光源から照射された光を前記立体物に導光する導光体を備え、
    前記立体物と前記導光体とは、暗色系の半透明材料により一体で形成される、
    請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の車両用計器。
  6. 前記導光体の前記光源とは反対側の面を覆う文字板を備え、
    前記立体物は、少なくとも一部が前記文字板の前記導光体側とは反対側に位置する、
    請求項5に記載の車両用計器。
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