JP2020083085A - 車両用表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 視認者の状態を検出することが可能な車両用表示装置を提供する。【解決手段】 車両情報を表示する表示パネル10と、視認者E側とは反対側となる表示パネル10の反視認者側に配置される撮像手段61と、赤外光を視認者Eに向けて照射する赤外線照射部62と、視認者E側から表示パネル10を見たときに表示パネル10と重なるように表示パネル10の反視認者側に配置される第1の光学部材70とを備え、第1の光学部材70は表示パネル10と撮像手段61との間に介在しており、視認者Eを照射後の赤外光は表示パネル10と第1の光学部材70とを透過して撮像手段61に入射可能となっている。【選択図】図3

Description

本発明は、例えば自動車や自動2輪車等の車両に搭載される車両用表示装置に関するものである。
従来より、この種の車両用表示装置にあっては、例えば下記特許文献1に記載されているものが知られている。この特許文献1に記載の車両用表示装置は、車両の運転席前方に搭載された車両用計器であり、車両の走行速度等をはじめとする各種車両情報を表示する液晶表示パネル(表示手段)と、表示装置の外装ケースを構成する樹脂製の筐体とから主に構成される。
特開2018−54291号公報
近年、車両の運転席に着座するとともに前記液晶表示パネルを視認する運転者(視認者)の顔を赤外光を利用して撮像するとともに、運転者の顔の動作等から運転者の状態(挙動)を検知するカメラモジュールを前記車両用計器に搭載するという技術の実用化が注目されつつある。ところで、特許文献1に記載の車両用表示装置にあっては、運転者の状態を検出すべく、カメラモジュールを車両用表示装置に搭載するような構成は想定されていないため、この点で更なる改良の余地があった。
そこで本発明は、前述の課題に対して対処するため、視認者の状態を検出することが可能な車両用表示装置の提供を目的とするものである。
本発明は、車両情報を表示する表示手段と、前記表示手段を視認する視認者の状態を撮像可能であって、前記視認者側とは反対側となる前記表示手段の反視認者側に配置される撮像手段と、赤外光を前記視認者に向けて照射する赤外線照射部と、前記視認者側から前記表示手段を見たときに前記表示手段と重なるように前記表示手段の前記反視認者側に配置される第1の光学部材とを備え、前記第1の光学部材は、前記表示手段と前記撮像手段との間に介在しており、前記視認者を照射後の前記赤外光は、前記表示手段と前記第1の光学部材とを透過して前記撮像手段に入射可能となっていることを特徴とする。
また本発明は、車両情報を表示する表示手段と、前記表示手段を視認する視認者の状態を撮像可能であって、前記視認者側とは反対側となる前記表示手段の反視認者側に配置される撮像手段と、赤外光を前記視認者に向けて照射する赤外線照射部と、前記視認者側から前記表示手段を見たときに前記表示手段と重なるように前記表示手段の前記反視認者側に配置される第2の光学部材とを備え、前記撮像手段は、前記視認者側から前記表示手段を見たときに前記表示手段と重ならないように前記表示手段の反視認者側に配置されており、前記視認者を照射後の前記赤外光は、前記表示手段を透過するとともに前記第2の光学部材によって反射され前記撮像手段に入射可能となっていることを特徴とする。
また本発明は、前記表示手段は、前記視認者側から直視可能な表示面を有し、前記第1の光学部材は、前記赤外光を透過して可視光を反射する光学特性を有し、前記表示面に対して傾斜するように配置されることを特徴とする。
また本発明は、前記表示手段は、前記視認者側から直視可能な表示面を有し、前記第2の光学部材は、前記赤外光を反射して可視光を透過する光学特性を有し、前記表示面に対して傾斜するように配置されることを特徴とする。
本発明によれば、所期の目的を達成でき、視認者の状態を検出することが可能な車両用表示装置を提供できる。
本発明の第1実施形態による車両用表示装置の要部正面図。 図1のA−A断面図。 図1のB−B断面図。 同第1実施形態による車両用表示装置の電気的構成を示すブロック図。 本発明の第2実施形態による車両用表示装置の要部正面図。 図5のC−C断面図。 図5のD−D断面図(インストルメントパネルは図示省略)。
(第1実施形態)以下、図1〜図4に基づいて、本発明の車両用表示装置を自動車の運転席前方に搭載される車両用計器に適用した場合を例に挙げて説明する。なお、以下の説明では、車両用計器を正視(視認)する視認者側を前方側(前側)、当該視認者側とは反対側である反視認者側を背後側(後側)とも言うことがある。
図1〜図3において、本実施形態による車両用表示装置としての車両用計器Mは、各種の車両情報を表示する表示パネル(表示手段)10と、この表示パネル10に照明光を供給する光源20と、この光源20が実装されたメイン基板30と、表示パネル10の前方側を覆う保護部材40と、表示パネル10の背後側にて表示パネル10と密着するように設けられる光学シート50と、車両の運転席に着座する視認者(運転者)Eを監視するカメラモジュール60と、表示パネル10とカメラモジュール60との間に介在する第1の光学部材70と、この第1の光学部材70と対峙するように設けられるサブ基板80と、このサブ基板80の第1の光学部材70側を向く面に実装された発光素子90と、車両用計器Mの外装ケースを構成する筐体100と、保護部材40の外縁部を隠蔽するインストルメントパネル(インパネ)110とから主に構成されている。
表示パネル10は、例えば一対の絶縁基板(ガラス基板)間に液晶を封入した液晶セルの表裏面に表側偏光板、後側偏光板が各々貼り付けられた周知の液晶表示パネルを適用することができる。
また、表示パネル10は、視認者Eが直視可能な平坦な表示面11を有し、この表示面11に前記車両情報が表示される。例えば図1では、前記車両情報の一例として車両の走行速度を示す車速表示部12が表示面11に視覚情報として表示された例を示している。
光源20は、適宜色の光を発する複数個のチップ型発光ダイオードを適用することができ、光学シート50に向けて照明光(可視光)を発する発光体である。この場合、光源20は、第1の光学部材70に対応する領域を除いたメイン基板30上に複数個、表面実装される。
メイン基板30は、例えばガラスエポキシ系基材に配線パターンが施された硬質配線基板であり、表示パネル10の表示制御や光源20、発光素子90の点灯制御を行うとともに、カメラモジュール60の動作を制御するマイクロコンピュータとしての制御部31と、光源20と、抵抗、コンデンサ等の回路部品とが前記配線パターンに導通接続されている。なお、メイン基板30は、フレキシブル配線板(図示省略)を用いて表示パネル10と電気的に接続されている。
保護部材40は、透光性合成樹脂材料によって形成され、表示パネル10の前方側を覆うように設けられた略平板状の保護パネル部材である。この保護部材40の後面側周縁には遮光部41が形成されている。遮光部41は、例えば黒色の印刷層によって形成されている。なお、保護部材40は透光性の接着剤によって表示パネル10と接合してもよく、さらには前方側となる保護部材40の最表面はフラットな平坦面ではなく前方側に向けて凸となる曲面形状(湾曲形状)でもよい。
光学シート50は、例えば光を均一化させるための略矩形状の光拡散シートやプリズムシートを適用することができ、第1の光学部材70に対応する領域が切り欠かれた切欠部51を有している。各光源20から発せられた照明光は光学シート50によって均一化された状態で表示パネル10側に導かれ、これにより前記車両情報(例えば車速表示部12)がバックライト照明される。
カメラモジュール60は、運転席に着座する視認者Eの顔を撮像し、視認者Eの顔の動作等から視認者Eの状態(挙動)を検知するものであり、表示パネル10の中央下方に対応した位置であって、表示パネル10(第1の光学部材70)の背後側に配置される。
このように、本例の場合、カメラモジュール60は表示パネル10の背後側に配置され、視認者E側からは視認不可能な状態となるので、カメラモジュール60の存在が目立ちにくくなり、車両用計器Mの商品性(デザイン性)を高めることが可能となる。
また、カメラモジュール60は、表示パネル10を視認する視認者Eの状態を撮像可能である撮像手段61と、赤外光(近赤外光)を視認者Eに向けて照射する赤外線照射部62とを有し、撮像手段61と赤外線照射部62とが一体となるように設けられる。
撮像手段61は、近赤外領域に感度を持つカメラであり、視認者E側から車両用計器Mを正視したときに第1の光学部材70と重なるように第1の光学部材70(表示パネル10)の背後側に配置される。
赤外線照射部62は、撮像手段61と同様に、視認者E側から車両用計器Mを正視したときに第1の光学部材70と重なるように第1の光学部材70(表示パネル10)の背後側に配置される。赤外線照射部62は、表示パネル10の板面方向において、撮像手段61を挟むように撮像手段61の両隣に配置された一対の赤外線光源(赤外線LED)を適用することができる。
第1の光学部材70は、前方側から車両用計器M(表示パネル10)を見たときに表示パネル10と重なるように表示パネル10の背後側に配置されるコールドミラーを適用することができる。具体的には、第1の光学部材70は、表示パネル10の背後側であって、表示パネル10の中央下方に対応する領域(つまり光学シート50の切欠部51に対応する領域)に配置される。
この場合、第1の光学部材70は、表示パネル10の表示面11に対して所定の角度(例えば略45度)、傾斜するように表示パネル10とカメラモジュール60との間に配置され、赤外光(つまり赤外線照射部62から視認者Eに向けて照射される赤外光及び視認者E照射後に撮像手段61に向かう赤外光)を透過し、発光素子90から発せられる光(可視光)を反射する光学特性を有している。
ここで、赤外線照射部62から照射される赤外光の光路について説明する。赤外線照射部62から照射される赤外光は、第1の光学部材70、表示パネル10並びに保護部材40を順次、通過(透過)して前方側に向けて照射され、視認者Eの顔に到達する。よって、赤外線照射部62は、赤外光に照らされた視認者Eの顔を撮像することができる。
さらに、視認者E(視認者Eの顔)を照射後の赤外光は、逆方向(背後側)に反射して、表示パネル10と第1の光学部材70(より具体的には保護部材40、表示パネル10並びに第1の光学部材70)を透過して撮像手段61に入射可能となる。この結果、撮像手段61は、当該逆方向に反射した赤外反射光を画像として取得する。
サブ基板80は、例えばガラスエポキシ系基材に回路パターンが施された小型の硬質回路基板であり、筐体100に備えられる後述する膨出部の内部に埋設され、発光素子90等が当該回路パターン上に導通接続される。なお、ここでのサブ基板80は、その板面方向がメイン基板30の板面方向と略直交するように配置(立設)され、例えば図示省略した配線コード(配線部材)を介してメイン基板30と電気的に接続される。
発光素子90は、光源20の発光色と同色の光を発する複数個のチップ型発光ダイオードを適用することができ、第1の光学部材70に向けて光(可視光)を発する発光体である。
筐体100は、合成樹脂材料によって形成された樹脂製の計器ハウジングであり、表示パネル10と、光源20が実装されたメイン基板30と、光学シート50と、カメラモジュール60と、第1の光学部材70と、発光素子90が実装されたサブ基板80とを収容するものである。
また、筐体100は、メイン基板30の背後側を覆う底壁部101と、表示パネル10の側方を覆う略枠状の側壁部102とを有し、側壁部102の前面側開口は保護部材40によって塞がれた状態となっている。
側壁部102には、サブ基板80の配設位置に対応するように外側に膨出する膨出部102aが設けられ、この膨出部102aの内部に発光素子90が実装されたサブ基板80が配置される。なお、必要に応じて、第1の光学部材70と発光素子90との間に(例えば側壁部102側となる膨出部102aの開口部を塞ぐように)、上述した光学シート50と同等の機能を有する小型光学シート(図示省略)を配置してもよい。
インストルメントパネル110は、例えば黒色(遮光性)の合成樹脂材料によって形成され、主に保護部材40の外縁部を覆うものである。インストルメントパネル110は、前記車両情報を視認者E側から視認可能とするための開口壁111を有する。
次に、図4に基づいて、車両用計器Mの電気的な構成について説明する。車両用計器Mは、制御部31と、表示パネル10と、光源20と、撮像手段61と、赤外線照射部62と、発光素子90とを備える。
制御部31は、制御部31の動作プログラムが記憶されたROM(Read Only Memory)、前記動作プログラムを実行することで制御部31の動作処理を実行するCPU(Central Processing Unit)、CPU等のワークエリアとして利用されるRAM(Random Access Memory)等を有する。
制御部31は、図示省略した車載ECU(Electronic Control Unit)からの情報に基づいて、表示パネル10に車速表示部12等を表示させる処理を実行する。制御部31は、例えば図示省略した前照灯スイッチのオン操作に基づいて、各光源20及び各発光素子90を点灯させる処理を実行し、各光源20から表示パネル10に向けて主に直進する直進照明光と、第1の光学部材70によって表示パネル10側に向けて反射される発光素子90からの反射照明光とを受けて車速表示部12がバックライト照明される。
また、制御部31は、撮像手段61が撮像した画像に基づいて、視認者Eの状態を判断する。具体的には、制御部31は、撮像手段61が撮像した画像に基づいて、視認者Eが眠気を催している状態であるか否か、視認者Eが脇見運転をしている状態であるか否か等の視認者Eの状態を判断する処理を実行する。
制御部31は、例えば視認者Eが眠気を催している状態であると判断した場合、車両用計器Mに搭載されたスピーカ(図示省略)から視認者Eに対する注意喚起を促すための警告音(「ピー」という効果音)が吹鳴されるように、当該スピーカを動作させる処理を実行する。なお、警告音の吹鳴に代えて(もしくは加えて)、制御部31による制御のもと、表示パネル10の表示面11に注意喚起を促すための警告メッセージを表示してもよい。
以上のように本実施形態では、表示パネル10の背後側に配置される撮像手段61と、赤外光を視認者Eに向けて照射する赤外線照射部62と、表示パネル10と重なるように表示パネル10の背後側に配置されるコールドミラーである第1の光学部材70とを備え、第1の光学部材70は表示パネル10と撮像手段61との間に介在しており、視認者Eを照射後の赤外光は表示パネル10と第1の光学部材70とを透過して撮像手段61に入射可能となっているものである。
従って、表示パネル10の背後側に第1の光学部材70を位置させ、さらに第1の光学部材70の背後側に撮像手段61と赤外線照射部62とからなるカメラモジュール60を位置させる構成を採用することで、撮像手段61が撮像した画像に基づき視認者Eの状態を検出することができるという利点がある。
また本実施形態では、表示パネル10は、視認者E側から直視可能な表示面11を有し、第1の光学部材70は、赤外光を透過して可視光を反射する光学特性を有し、表示面11に対して傾斜するように配置されることにより、第1の光学部材70に対応する表示パネル10箇所にも可視光が供給されることになるため、表示パネル10(表示面11)全体をバックライト照明することができ、商品性の向上した車両用計器Mを提供することができる。
(第2実施形態)次に、本発明の第2実施形態を図5〜図7に基づいて説明するが、前述の第1実施形態と同一もしくは相当個所には同一の符号を用いてその詳細な説明は省略する。この第2実施形態が、前記第1実施形態と異なる点は以下の通りである。
第1に、図6に示すように第1の光学部材70に代えて赤外光を反射して可視光を透過する光学特性を有するホットミラーである第2の光学部材71を表示パネル10の背後側に配置した点にある。
第2に、前方側から車両用計器Mを見たときに、光学シート50の切欠部51を埋め合わせるように小型の他の光学シート120が第2の光学部材71とメイン基板30との間に介在している点にある。
第3に、光学シート50の直下となるメイン基板30上だけではなく第2の光学部材71の直下となるメイン基板30箇所上にも光源20を実装した点にある。
第4に、図7に示すようにサブ基板80及び発光素子90に代えて、(前記第1実施形態と同様に撮像手段61と当該撮像手段61の両隣に配置された一対の赤外線照射部62とで構成される)カメラモジュール60を膨出部102aの内部に配置した点にある。
そして、この第2実施形態において、光源20は、適宜色の光を発する複数個のチップ型発光ダイオードを適用することができ、光学シート50及び他の光学シート120に向けて照明光(可視光)を発する発光体である。
また、この第2実施形態において、カメラモジュール60は、表示パネル10を視認する視認者Eの状態を撮像可能であって、前方側から表示パネル10を見たときに表示パネル10と重ならないように表示パネル10の背後側(膨出部102aの内部)に配置される。換言すれば、ここでのカメラモジュール60は、第2の光学部材71の側方に配置される。
さらに、この第2実施形態において、第2の光学部材71は、前方側から表示パネル10を見たときに表示パネル10と重なるように表示パネル10の背後側に配置されるホットミラーを適用することができる。具体的には、第2の光学部材71は、表示パネル10の背後側であって、表示パネル10の中央下方に対応する領域(つまり他の光学シート120に対応した領域)に配置される。
また、第2の光学部材71は、表示面11に対して所定の角度(例えば略45度)、傾斜するようにメイン基板30(他の光学シート120)と表示パネル10との間に配置され、赤外光(つまり赤外線照射部62から照射される赤外光及び視認者E照射後に撮像手段61に向かう赤外光)を反射し、他の光学シート120から出射される光(可視光)を透過する光学特性を有している。
ここで、この第2実施形態での赤外線照射部62から照射される赤外光の光路について説明する。赤外線照射部62から、図6における横方向(図7における上方向)に向けて照射される赤外光は、第2の光学部材71によって反射することで光路が折り曲げられて、表示パネル10側(つまり前方側)に向けて進む。この表示パネル10側に向けて進む赤外光は、表示パネル10及び保護部材40を順次、通過(透過)して前方側に向けて照射され、視認者Eの顔に到達する。よって、赤外線照射部62は、赤外光に照らされた視認者Eの顔を撮像することができる。
視認者E(視認者Eの顔)を照射後の赤外光は、逆方向(背後側)に反射して、表示パネル10(より具体的には保護部材40、表示パネル10)を透過するとともに、第2の光学部材71によって撮像手段61側に向けて反射され、撮像手段61に入射可能となる。この結果、撮像手段61は、当該逆方向に反射した赤外反射光を画像として取得する。
そして、制御部31は、撮像手段61が撮像した画像に基づいて、視認者Eの状態を判断する。制御部31は、例えば視認者Eが眠気を催している状態であると判断した場合、前記スピーカから視認者Eに対する注意喚起を促すための前記警告音が吹鳴されるように、前記スピーカを動作させる処理を実行する。なお、前記警告音の吹鳴に代えて(もしくは加えて)、制御部31による制御のもと、表示パネル10の表示面11に前記警告メッセージを表示してもよい。
以上のように、本第2実施形態によれば、表示パネル10と重なるように表示パネル10の背後側に配置されるホットミラーである第2の光学部材71と、表示パネル10と重ならないように表示パネル10の背後側に配置される撮像手段61とを備え、視認者Eを照射後の赤外光は、表示パネル10を透過(通過)するとともに第2の光学部材71によって反射され撮像手段61に入射可能となっているものである。
従って、表示パネル10の背後側に第2の光学部材71を位置させ、さらに第2の光学部材71の側方にカメラモジュール60を位置させる構成を採用することで、撮像手段61が撮像した画像に基づき視認者Eの状態を検出することができるという利点がある。
また本第2実施形態では、表示パネル10は、視認者E側から直視可能な表示面11を有し、第2の光学部材71は、赤外光を反射して可視光を透過する光学特性を有し、表示面11に対して傾斜するように配置されることにより、第2の光学部材71に対応する表示パネル10箇所にも可視光が供給されることになるため、表示パネル10(表示面11)全体をバックライト照明することができ、商品性の向上した車両用計器Mを提供することができる。
なお、この第2実施形態において、ここでの詳細図示は省略するが、必要に応じてカメラモジュール60と第2の光学部材71との間に赤外光透過部を設けてもよい。当該赤外光透過部は、例えば赤外線透過フィルムを適用することができ、側壁部102側となる膨出部102aの開口部を塞ぐように配置され、赤外光を透過可能であり、可視光を反射または吸収する機能を有する。これにより撮像手段61(カメラモジュール60)が視認者Eにより視認されることを抑制することができる。
なお、本発明は、上述の実施形態及び図面によって限定されるものではない。本発明の要旨を変更しない範囲で、適宜、実施形態及び図面に変更(構成要素の削除も含む)を加えることが可能である。
例えば上述した第1、第2実施形態では、赤外線光源である赤外線照射部62が2つ用いられているものであったが、赤外線照射部62の個数は1つでもよいし、3つ以上でもよい。
さらには、上述した第1、第2実施形態では、撮像手段61と赤外線照射部62とが一体となっているカメラモジュール60を採用したものであったが、撮像手段61と赤外線照射部62とは一体となっていなくてもよく、赤外線照射部62は、赤外光を視認者Eに向けて照射可能な位置であれば、あらゆる位置に設けることが可能である。例えばインストルメントパネル110の適宜箇所に1つ以上の透光部(図示省略)を設け、当該透光部から赤外光が視認者Eに向けて照射されるようにインストルメントパネル110の内部空間(後方側空洞領域)にて前記透光部に対応させて赤外線照射部62を配置してもよい。
10 表示パネル(表示手段)
11 表示面
20 光源
30 メイン基板
31 制御部
40 保護部材
50 光学シート
51 切欠部
60 カメラモジュール
61 撮像手段
62 赤外線照射部
70 第1の光学部材
71 第2の光学部材
80 サブ基板
90 発光素子
100 筐体
102 側壁部
102a 膨出部
110 インストルメントパネル
120 他の光学シート
E 視認者

Claims (4)

  1. 車両情報を表示する表示手段と、
    前記表示手段を視認する視認者の状態を撮像可能であって、前記視認者側とは反対側となる前記表示手段の反視認者側に配置される撮像手段と、
    赤外光を前記視認者に向けて照射する赤外線照射部と、
    前記視認者側から前記表示手段を見たときに前記表示手段と重なるように前記表示手段の前記反視認者側に配置される第1の光学部材とを備え、
    前記第1の光学部材は、前記表示手段と前記撮像手段との間に介在しており、
    前記視認者を照射後の前記赤外光は、前記表示手段と前記第1の光学部材とを透過して前記撮像手段に入射可能となっていることを特徴とする車両用表示装置。
  2. 車両情報を表示する表示手段と、
    前記表示手段を視認する視認者の状態を撮像可能であって、前記視認者側とは反対側となる前記表示手段の反視認者側に配置される撮像手段と、
    赤外光を前記視認者に向けて照射する赤外線照射部と、
    前記視認者側から前記表示手段を見たときに前記表示手段と重なるように前記表示手段の前記反視認者側に配置される第2の光学部材とを備え、
    前記撮像手段は、前記視認者側から前記表示手段を見たときに前記表示手段と重ならないように前記表示手段の反視認者側に配置されており、
    前記視認者を照射後の前記赤外光は、前記表示手段を透過するとともに前記第2の光学部材によって反射され前記撮像手段に入射可能となっていることを特徴とする車両用表示装置。
  3. 前記表示手段は、前記視認者側から直視可能な表示面を有し、
    前記第1の光学部材は、前記赤外光を透過して可視光を反射する光学特性を有し、前記表示面に対して傾斜するように配置されることを特徴とする請求項1記載の車両用表示装置。
  4. 前記表示手段は、前記視認者側から直視可能な表示面を有し、
    前記第2の光学部材は、前記赤外光を反射して可視光を透過する光学特性を有し、前記表示面に対して傾斜するように配置されることを特徴とする請求項2記載の車両用表示装置。
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