JP7375814B2 - 車両用表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば自動車や自動2輪車等の車両に搭載される車両用表示装置に関するものである。
従来より、この種の車両用表示装置にあっては、例えば下記特許文献1に記載されているものが知られている。この特許文献1に記載の車両用表示装置は、車両の運転席前方に搭載された車両用計器であり、車両の走行速度等をはじめとする各種車両情報を表示する液晶表示パネル(表示手段)と、表示装置の外装ケースを構成する樹脂製の筐体とから主に構成される。
特開2018-54291号公報
近年、車両の運転席に着座するとともに前記液晶表示パネルを視認する運転者(視認者)の顔を撮像するとともに、運転者の顔の動作等から運転者の状態(挙動)を検知するカメラモジュールを前記車両用計器に搭載するという技術の実用化が注目されつつある。ところで、特許文献1に記載の車両用表示装置にあっては、運転者の状態を検出すべく、カメラモジュールを車両用表示装置に搭載するような構成は想定されていないため、この点で更なる改良の余地があった。
そこで本発明は、前述の課題に対して対処するため、視認者の状態を検出することが可能な車両用表示装置の提供を目的とするものである。
本発明は、車両情報を表示する表示手段と、前記表示手段を視認する視認者の状態を撮像可能であって、前記視認者側とは反対側となる前記表示手段の反視認者側に設けられる撮像手段と、赤外光を前記視認者に向けて照射する赤外線照射部と、可視光を前記表示手段へと導くように前記表示手段と光源との間に配置される光拡散シートとを備え前記赤外線照射部から照射される前記赤外光は前記視認者側に向けて照射されるとともに、前記視認者を照射後の前記赤外光が反射して前記撮像手段に入射される構成とし、前記光拡散シートには、前記撮像手段に対応する箇所に欠落部が設けられ、前記撮像手段と前記表示手段との間には前記赤外光を透過するとともに前記可視光を反射または吸収する機能を有する赤外光透過部が設けられていることを特徴とする。
また本発明は、車両情報を表示する表示手段と、前記表示手段を視認する視認者の状態を撮像可能である撮像手段と、赤外光を前記視認者に向けて照射するように前記視認者側とは反対側となる前記表示手段の反視認者側に設けられる赤外線照射部と、可視光を前記表示手段へと導くように前記表示手段と光源との間に配置される光拡散シートとを備え前記赤外線照射部から照射される前記赤外光は前記視認者側に向けて照射されるとともに、前記視認者を照射後の前記赤外光が反射して前記撮像手段に入射される構成とし、前記光拡散シートには、前記赤外線照射部に対応する箇所に欠落部が設けられ、前記赤外線照射部と前記表示手段との間には前記赤外光を透過するとともに前記可視光を反射または吸収する機能を有する赤外光透過部が設けられていることを特徴とする。
また本発明は、車両情報を表示する表示手段と、前記表示手段を視認する視認者の状態を撮像可能であって、前記視認者側とは反対側となる前記表示手段の反視認者側に設けられる撮像手段と、赤外光を前記視認者に向けて照射するように前記表示手段の反視認者側に設けられる赤外線照射部と、可視光を前記表示手段へと導くように前記表示手段と光源との間に配置される光拡散シートとを備え前記赤外線照射部から照射される前記赤外光は前記視認者側に向けて照射されるとともに、前記視認者を照射後の前記赤外光が反射して前記撮像手段に入射される構成とし、前記光拡散シートには、前記撮像手段及び前記赤外線照射部に対応する箇所に欠落部が設けられ、前記撮像手段及び前記赤外線照射部と前記表示手段との間には前記赤外光を透過するとともに可視光を反射または吸収する機能を有する赤外光透過部が設けられていることを特徴とする。
また本発明は、前記赤外光透過部は、前記撮像手段を覆うように設けられるとともに前記欠落部の周囲に位置する前記光拡散シート部分と重なり合う重合部を有していることを特徴とする。
また本発明は、前記赤外光透過部は、前記赤外線照射部を覆うように設けられるとともに前記欠落部の周囲に位置する前記光拡散シート部分と重なり合う重合部を有していることを特徴とする。
また本発明は、前記赤外光透過部は、前記撮像手段及び前記赤外線照射部を覆うように設けられるとともに前記欠落部の周囲に位置する前記光拡散シート部分と重なり合う重合部を有していることを特徴とする。
本発明によれば、所期の目的を達成でき、視認者の状態を検出することが可能な車両用表示装置を提供できる。
本発明の実施形態による車両用表示装置の正面図。 図1のA-A断面図。 図1のB-B断面図。 図1のC-C断面図。 同実施形態によるカメラモジュールと光学部材との位置関係を模式的に示す平面図。 同実施形態によるカメラモジュールとパネル体との位置関係を模式的に示す平面図。 同実施形態による車両用表示装置の電気的構成を示すブロック図。 同実施形態の変形例1による車両用表示装置の断面図。 同実施形態の変形例2による撮像手段がインストルメントパネルに設置された状態を模式的に示す図。 同実施形態の変形例2による車両用表示装置の断面図。 同実施形態の変形例3による車両用表示装置の断面図。 同実施形態の変形例4によるカメラモジュールと光学部材との位置関係を模式的に示す平面図。 同実施形態の変形例6による車両用表示装置の断面図。
以下、図1~図7に基づいて、本発明の車両用表示装置を自動車の運転席前方に搭載される車両用計器に適用した場合を例に挙げて説明する。なお、以下の説明では、車両用計器を正視(視認)する視認者側を前方側(前側)とし、当該視認者側とは反対側である反視認者側を背後側(後側)とする。
図1~図4において、本実施形態による車両用表示装置としての車両用計器Dは、車速情報等の各種の車両情報(所定情報)を表示する表示パネル(表示手段)10と、この表示パネル10の背後側に位置する回路基板20と、この回路基板20の前方側に実装された複数個の光源30と、表示パネル10の前方側を覆う保護部材40と、車両の運転席に着座する運転者E(以下、視認者Eとも言う)を監視するカメラモジュール50と、表示パネル10と光源30との間に配置される光学部材60と、表示パネル10と光学部材60との間に位置するパネル体70と、車両用計器Dの外装ケースを構成する筐体80と、保護部材40の外縁部を隠蔽するインストルメントパネル(インパネ)90とを備えている。
表示パネル10は、例えば一対の絶縁基板(ガラス基板)間に液晶を封入した液晶セルの表裏面に表側偏光板、後側偏光板が各々貼り付けられた周知の液晶表示パネルを適用することができる。
また、表示パネル10は、視認者Eが直視可能な平坦な表示面11を有し、この表示面11に前記車両情報が表示される。例えば図1では、前記車両情報の一例として車両の走行速度を示す車速表示部12が表示面11に視覚情報として表示された例を示している。
回路基板20は、例えばガラスエポキシ系基材に配線パターンが施された硬質配線基板であり、表示パネル10の表示制御や光源30の点灯制御を行うとともに、カメラモジュール50(後述する撮像手段や赤外線照射部)の動作を制御するマイクロコンピュータとしての制御部21と、光源30と、抵抗、コンデンサ等の各種回路部品とが前記配線パターンに導通接続されている。
つまり、本例の場合、回路基板20には、制御部21と光源30とが実装(配設)されている。例えば、光源30が回路基板20の前方側に実装され、制御部21が回路基板20の背後側に実装される。なお、回路基板20は、フレキシブル配線板(図示省略)を用いて表示パネル10と電気的に接続される。また、回路基板20には、表示パネル10の上側中央において、後述する欠落部と略同一形状の切欠部22が設けられている。
光源30は、適宜色の光を発する複数個のチップ型発光ダイオードを適用することができ、光学部材60(表示パネル10)に向けて照明光(以下、可視光とも言う)を発する(供給する)ように表示パネル10の背後側に設けられる。
保護部材40は、透光性合成樹脂材料によって形成され、表示パネル10の前方側を覆うように設けられた略平板状の保護パネル部材である。この保護部材40の後面側周縁には遮光部41が形成されている。遮光部41は、例えば黒色の印刷層によって形成されている。なお、保護部材40は透光性の接着剤によって表示パネル10と接合してもよく、さらには前方側となる保護部材40の最表面はフラットな平坦面ではなく前方側に向けて凸や凹となる曲面形状(湾曲形状)でもよい。
カメラモジュール50は、運転席に着座する視認者Eの顔を撮像し、視認者Eの顔の動作等から視認者Eの状態(挙動)を検知するものであり、表示パネル10の前記上側中央に対応する位置であって、表示パネル10の背後側に配置される。
このように、本例の場合、カメラモジュール50は(表裏面に表側偏光板、裏側偏光板が貼られた)表示パネル10の背後側に配置され、前方側からは視認不可能な状態となるので、カメラモジュール50の存在が目立ちにくくなり、車両用計器Dの商品性(デザイン性)を高めることが可能となる。
また、カメラモジュール50は、表示パネル10を視認する視認者Eの状態を撮像可能である撮像手段51と、赤外光(近赤外光)を視認者Eに向けて照射する赤外線照射部52とを有し、撮像手段51と赤外線照射部52とが一体となるように設けられる。
撮像手段51は、近赤外領域に感度を持つカメラであり、表示パネル10の前記上側中央に対応する位置であって、表示パネル10の背後側に設けられる。
赤外線照射部52は、赤外光を視認者Eに向けて照射するように表示パネル10の背後側に設けられる。赤外線照射部52は、表示パネル10の板面方向において、撮像手段51を挟むように撮像手段51の両隣に配置された一対の赤外線光源(赤外線LED)を適用することができる。
光学部材60は、可視光を表示パネル10へと導くように表示パネル10の背後側に配置される。光学部材60は、複数個設けられ、本例の場合、プリズムシート61と光拡散シート62とで光学部材60が構成されるものとする。
ここで、プリズムシート61と光拡散シート62との位置関係に着目すると、背後側から前方側に向かうに従って、プリズムシート61、光拡散シート62の順に積層配置される。
プリズムシート61は、可視光を一方向に集光して輝度を向上する役割を果たすものであり、集光機能を有する複数個のプリズムが配列された光学シートである。光源30から発せられる可視光は、このプリズムシート61によって所定の方向(プリズムシート61のシート面に対して略直交する方向)に揃えられ、効率的な光照射が行われ、結果として輝度向上が図られる。
そして、光学部材60の一構成部品であるプリズムシート61には、図5に示すように撮像手段51及び赤外線照射部52(つまりカメラモジュール50)に対応する箇所に欠落部61aが設けられている。欠落部61aは、表示パネル10の前記上側中央に対応する部分を、略コの字形に切り欠くことで得られる切り欠き部として構成される。
また、光拡散シート62は、プリズムシート61から照射される可視光を拡散して均一化する役割を果たすものである。光拡散シート62としては、例えば光透過性の樹脂フィルム中に光拡散粒子を分散した光学フィルム等を採用することができる。
また、本例の場合、光拡散シート62は、その外形形状がプリズムシート61の外形形状と略一致している。つまり、このことは、光学部材60の一構成部品である光拡散シート62には、撮像手段51及び赤外線照射部52(つまりカメラモジュール50)に対応する箇所に(欠落部61aに連通するような)欠落部62aが設けられていることを意味する。欠落部62aは、表示パネル10の前記上側中央に対応する部分を略コの字形に切り欠くことで得られる切り欠き部として構成される。
パネル体70は、表示パネル10と光学部材60との間に介在する薄板状の透光性基材71と、カメラモジュール50(撮像手段51及び赤外線照射部52)の前方側を覆うように設けられるとともに光学部材60の後述する所要部Xと重なり合う赤外光透過部72とを有している(図5、図6参照)。
透光性基材71は、パネル体70の母材であって樹脂製の透明薄板パネルを適用することができ、その外形形状が表示パネル10の外形形状と略一致している。赤外光透過部72は、赤外光を透過するとともに前記照明光(可視光)を反射または吸収する機能を有し、赤外線透過インク等によって透光性基材71の後側(または前側)に印刷形成されている。
この場合、赤外光透過部72は、カメラモジュール50の前方側に位置する本体部72aと、前方側から表示パネル10を正視したときに欠落部62a(欠落部61a)の周囲に位置する光拡散シート62部分(プリズムシート61部分)と重なり合うように設けられる重合部72bとを有している。そして、この欠落部62aの周囲に位置する光拡散シート62部分や欠落部61aの周囲に位置するプリズムシート61部分が上述した光学部材60の所要部Xに相当する。
重合部72bは、赤外光を透過可能な本体部72aから拡張された拡張部分として構成され、欠落部62aの周囲付近となる光拡散シート62部分からカメラモジュール50側へと漏洩する可能性のある可視光を遮る(カットする)機能を有している。
なお、赤外光透過部72は、赤外線透過インクを印刷することに代えて、赤外線透過フィルムを適用することも可能である。例えば当該赤外線透過フィルムは、カメラモジュール50の前方側を少なくとも覆うように透光性基材71の後側(または前側)に貼り付けられる。
筐体80は、表示パネル10や回路基板20、カメラモジュール50等の車両用計器Dの内機部品を収納する樹脂製の計器ハウジングであり、表示パネル10側が開口した略箱型形状となっている。また、筐体80は、回路基板20の背後側を覆う底壁部81と、表示パネル10の側方を囲む周壁部82とを備え、底壁部81にはカメラモジュール50を包囲するような略コの字状の仕切壁83が設けられている。
インストルメントパネル90は、例えば黒色(遮光性)の合成樹脂材料によって形成され、主に保護部材40の外縁部を覆うものである。インストルメントパネル90は、前記車両情報を視認者E側から視認可能とするための開口壁91を有する。
以上の各部により、車両用計器Dが構成される。このような構成において、赤外線照射部52から照射される赤外光は、表示パネル10を介して(つまり赤外光透過部72の本体部72a、表示パネル10及び保護部材40を通過して)前方側に向けて照射され、視認者Eの顔に到達する。
さらに、視認者E(視認者Eの顔)を照射後の赤外光は逆方向(背後側)に反射して表示パネル10を経て(つまり保護部材40、表示パネル10及び本体部72aを通過して)撮像手段51に入射可能な構成となっている。この結果、撮像手段51は、赤外光に照らされた視認者Eの顔を撮像することができ、当該逆方向に反射した反射光を画像として取得する。
つまり、本例の場合、赤外線照射部52から視認者Eを経て撮像手段51へと至る赤外光の光路中に赤外光透過部72(本体部72a)が設けられ、且つ、当該赤外光透過部72は、表示パネル10と光学部材60との間に介在する透光性基材71に設けられた構成となっている。
次に、図7に基づいて、車両用計器Dの電気的な構成について説明する。車両用計器Dは、制御部21と、表示パネル10と、光源30と、撮像手段51と、赤外線照射部52とを備える。
制御部21は、制御部21の動作プログラムが記憶されたROM(Read Only Memory)、前記動作プログラムを実行することで制御部21の動作処理を実行するCPU(Central Processing Unit)、CPU等のワークエリアとして利用されるRAM(Random Access Memory)等を有する。
制御部21は、図示省略した車載ECU(Electronic Control Unit)からの情報に基づいて、表示面11に車速表示部12等を表示させる処理を実行する。制御部21は、例えば図示省略した前照灯スイッチのオン操作に基づいて、光源30を点灯させる処理を実行し、これにより車速表示部12がバックライト照明される。
また、制御部21は、撮像手段51が撮像した画像に基づいて、視認者Eの状態を判断する。具体的には、制御部21は、撮像手段51が撮像した画像に基づいて、視認者Eが眠気を催している状態であるか否か、視認者Eが脇見運転をしている状態であるか否か等の視認者Eの状態を判断する処理を実行する。
制御部21は、例えば視認者Eが眠気を催している状態であると判断した場合、車両用計器Dに搭載されたスピーカ(図示省略)から視認者Eに対する注意喚起を促すための警告音(「ピー」という効果音)が吹鳴されるように、当該スピーカを動作させる処理を実行する。なお、警告音の吹鳴に代えて、制御部21による制御のもと、表示パネル10の表示面11に注意喚起を促すための警告メッセージを表示してもよい。
以上のように本実施形態では、表示パネル10を視認する視認者Eの状態を撮像可能であって、表示パネル10背後側に設けられる撮像手段51と、赤外光を視認者Eに向けて照射するように表示パネル10背後側に設けられる赤外線照射部52とを備え、赤外線照射部52から照射される赤外光は前方側である視認者E側に向けて照射されるとともに、視認者Eを照射後の赤外光が反射して撮像手段51に入射される構成とし、赤外線照射部52から撮像手段51へと至る赤外光の光路中に赤外光を透過可能な本体部72a(赤外光透過部72)が設けられているものである。
従って、車両用計器D内部(パネル体70の背後側)に撮像手段51と赤外線照射部52とからなるカメラモジュール50を組み込む構成を採用することで、撮像手段51が撮像した画像に基づき視認者Eの状態を検出することができるという利点がある。
なお、本発明は、上述の実施形態及び図面によって限定されるものではない。本発明の要旨を変更しない範囲で、適宜、実施形態及び図面に変更(構成要素の削除も含む)を加えることが可能である。例えば下記に示す変形例1~6を挙げることができる。
(変形例1)上述した実施形態では、撮像手段51と赤外線照射部52とが一体となっているカメラモジュール50を採用したものであったが、撮像手段51と赤外線照射部52とは一体となっていなくてもよく、赤外線照射部52は、赤外光を視認者Eに向けて照射可能な位置であれば、あらゆる位置に設けることが可能である。
具体的には、本実施形態の変形例1として図8に示すようにインストルメントパネル90の適宜箇所(例えば開口壁91)に(1つ以上の)透光部92を設け、当該透光部92を通じて赤外光が視認者Eに向けて照射されるようにインストルメントパネル90の内部空間Sにて透光部92に対応させて赤外線照射部52を配置してもよい。
つまり、この変形例1では、視認者Eの状態を撮像可能であって表示パネル10の背後側に設けられる撮像手段51と、赤外光を視認者Eに向けて照射する赤外線照射部52とを備え、赤外線照射部52から照射される赤外光は視認者E側に向けて照射されるとともに視認者Eを照射後の赤外光が反射して撮像手段51に入射される構成とし、赤外線照射部52から撮像手段51へと至る赤外光の光路中において、撮像手段51を覆うように赤外光透過部72(本体部72a)が設けられる構成となり、当該構成を採用した場合であっても、撮像手段51が撮像した画像に基づき視認者Eの状態を検出することが可能となる。
なお、この変形例1のようにインストルメントパネル90の内部空間Sに設置される赤外線照射部52が視認者Eに向けて赤外光を照射する構成を採用する場合、光学部材60(プリズムシート61及び光拡散シート62)には、撮像手段51に対応する箇所に欠落部61a、62aが設けられる。
(変形例2)また、変形例1の更なる応用例として撮像手段51と赤外線照射部52とは一体となっていなくてもよく、撮像手段51は表示パネル10を視認する視認者Eの状態を撮像可能な位置であれば、あらゆる位置に設けることが可能である。例えば本実施形態の変形例2として図9に示すように、撮像手段51を車両100の運転席前方となるインストルメントパネル90の上部93に設置する構成としてもよい。なお、図9において、101は、車両100のフロントガラス(ウインドシールド)を示す。
つまり、この変形例2では、図9、図10に示すように視認者Eの状態を撮像可能である撮像手段51と、赤外光を視認者Eに向けて照射するように表示パネル10の背後側に設けられる赤外線照射部52とを備え、赤外線照射部52から照射される赤外光は視認者E側に向けて照射されるとともに視認者Eを照射後の赤外光が反射して撮像手段51に入射される構成とし、赤外線照射部52から撮像手段51へと至る赤外光の光路中において、赤外線照射部52を覆うように赤外光透過部72(本体部72a)が設けられた構成となり、当該構成を採用した場合であっても、撮像手段51が撮像した画像に基づき視認者Eの状態を検出することが可能となる。
なお、この変形例2のように車両100におけるインストルメントパネル90の上部93に撮像手段51を設ける構成を採用する場合、光学部材60(プリズムシート61及び光拡散シート62)には、赤外線照射部52に対応する箇所に欠落部61a、62aが設けられる。
(変形例3)上述した実施形態では、光拡散シート62の真下に光源30が位置している構成であったが、これに代えて図11に示すように光拡散シート62の真下に透光性の合成樹脂材料によって形成された略平板状の導光部材110(後述する特許請求の範囲に記載された光学部材の一例)を配置するとともに、図1中、下側に位置する導光部材110の一側面部111に対向するように(複数個の)光源30を配置してもよい。図11は、第1実施形態にて開示した図4に対応する縦断面図面となっている。
この場合、図1中、下側に位置する周壁部82の内壁面に回路基板20と導通接続されたプリント基板120を配置し、一側面部111と向かい合うようにプリント基板120に光源30が実装される。
一方、導光部材110は、光源30から光学部材60へと至る可視光の照明経路中に配置され、その外形形状は、プリズムシート61や光拡散シート62の外形形状と略同一形状となっている。つまり、このことは導光部材110には、欠落部61a、62aに対応する位置に欠落部61a、62aと同一形状、同一機能を有する欠落部112が設けられることを意味する。そして、この欠落部112の周囲に位置する導光部材110部分が上述した所要部Xに相当する。
なお、必要に応じて、導光部材110の後側を向く面に光反射性の高い反射層(図示省略)を形成してもよい。そして、この変形例3において、光学部材60を廃止してもよいし、もしくは上述した変形例1や変形例2の構成を適宜組み合わせてもよいことは言うまでもない。
(変形例4)上述した実施形態では、プリズムシート61、光拡散シート62の前記上側中央に切欠部からなる欠落部61a、62aを設けたものであったが、これに代えて図12に示すようにプリズムシート61には撮像手段51及び赤外線照射部52に対応する箇所に貫通孔部61bを設け、光拡散シート62には撮像手段51及び赤外線照射部52に対応する箇所に(貫通孔部61bに連通するような)貫通孔部62bを設けてもよい。これら貫通孔部61b、62bは、プリズムシート61及び光拡散シート62の前記上側中央にて、表裏を貫通する略矩形の貫通孔として設けられる。
(変形例5)上述した実施形態では、2つの光学シート(プリズムシート61、光拡散シート62)によって光学部材60が構成されていたが、前記光学シートの個数は、1つでもよいし3つ以上でもよい。例えば単一の光学シートである光拡散シート62のみによって光学部材60を構成してもよいし、プリズムシート61と光拡散シート62と2重輝度向上フィルムとしての反射偏光シート(図示省略)とによって光学部材60を構成してもよい。
この反射偏光シートは、あらゆる方向に振動しながら入射する光(可視光)のうち、特定の偏光方向に振動する光のみ透過させて、他の偏光方向に振動する光は反射する光学シートであり、例えばプリズムシート61と光源30との間に介在するように配置され、上述した欠落部61a、62a(あるいは上述した貫通孔部61b、62b)に相当する図示省略した欠落部(あるいは貫通孔部)を備える。なお、このように光学部材60の個数を適宜、変化させた場合において、上述した変形例1~3の構成を適宜組み合わせてもよいことは言うまでもない。
(変形例6)上述した実施形態では、赤外光透過部72がパネル体70の母材である透光性基材71に設けられたものであったが、赤外光透過部72は赤外線照射部52から撮像手段51へと至る赤外光の光路中に設けられていればよいものであり、例えば図13に示すように透光性基材71(パネル体70)を廃止して赤外光透過部72を保護部材40の後側(あるいは前側)に設けてもよい。赤外光透過部72は、保護部材40への赤外線透過インクの印刷または赤外線透過フィルムの貼付によって得ることができる。
この際、前方側から表示パネル10(車両用計器D)を正視したとき、保護部材40に設けられる赤外光透過部72と、表示パネル10の背後側に配置されるカメラモジュール50とは互いに重なり合うような位置関係にあることは言うまでもない。さらには、ここでの詳細図示は省略するが、赤外線透過インクの印刷や赤外線透過フィルムの貼付に代えて、前記位置関係を保ちつつ保護部材40と離間するように保護部材40の前方側に所定の厚さを有する板材で形成された赤外光透過部72を配置してもよい。なお、この変形例6を適用するにあたって、上述した変形例1~5の構成を適宜組み合わせてもよいことは言うまでもない。
10 表示パネル(表示手段)
20 回路基板
30 光源
40 保護部材
50 カメラモジュール
51 撮像手段
52 赤外線照射部
60 光学部材
61 プリズムシート
61a、62a 欠落部
62 光拡散シート
70 パネル体
71 透光性基材
72 赤外線透過部
80 筐体
90 インストルメントパネル
100 車両
110 導光部材
111 一側面部
E 視認者(運転者)

Claims (6)

  1. 車両情報を表示する表示手段と、
    前記表示手段を視認する視認者の状態を撮像可能であって、前記視認者側とは反対側となる前記表示手段の反視認者側に設けられる撮像手段と、
    赤外光を前記視認者に向けて照射する赤外線照射部と
    可視光を前記表示手段へと導くように前記表示手段と光源との間に配置される光拡散シートとを備え
    前記赤外線照射部から照射される前記赤外光は前記視認者側に向けて照射されるとともに、前記視認者を照射後の前記赤外光が反射して前記撮像手段に入射される構成とし、
    前記光拡散シートには、前記撮像手段に対応する箇所に欠落部が設けられ、
    前記撮像手段と前記表示手段との間には前記赤外光を透過するとともに前記可視光を反射または吸収する機能を有する赤外光透過部が設けられていることを特徴とする車両用表示装置。
  2. 車両情報を表示する表示手段と、
    前記表示手段を視認する視認者の状態を撮像可能である撮像手段と、
    赤外光を前記視認者に向けて照射するように前記視認者側とは反対側となる前記表示手段の反視認者側に設けられる赤外線照射部と
    可視光を前記表示手段へと導くように前記表示手段と光源との間に配置される光拡散シートとを備え
    前記赤外線照射部から照射される前記赤外光は前記視認者側に向けて照射されるとともに、前記視認者を照射後の前記赤外光が反射して前記撮像手段に入射される構成とし、
    前記光拡散シートには、前記赤外線照射部に対応する箇所に欠落部が設けられ、
    前記赤外線照射部と前記表示手段との間には前記赤外光を透過するとともに前記可視光を反射または吸収する機能を有する赤外光透過部が設けられていることを特徴とする車両用表示装置。
  3. 車両情報を表示する表示手段と、
    前記表示手段を視認する視認者の状態を撮像可能であって、前記視認者側とは反対側となる前記表示手段の反視認者側に設けられる撮像手段と、
    赤外光を前記視認者に向けて照射するように前記表示手段の反視認者側に設けられる赤外線照射部と
    可視光を前記表示手段へと導くように前記表示手段と光源との間に配置される光拡散シートとを備え
    前記赤外線照射部から照射される前記赤外光は前記視認者側に向けて照射されるとともに、前記視認者を照射後の前記赤外光が反射して前記撮像手段に入射される構成とし、
    前記光拡散シートには、前記撮像手段及び前記赤外線照射部に対応する箇所に欠落部が設けられ、
    前記撮像手段及び前記赤外線照射部と前記表示手段との間には前記赤外光を透過するとともに可視光を反射または吸収する機能を有する赤外光透過部が設けられていることを特徴とする車両用表示装置。
  4. 前記赤外光透過部は、前記撮像手段を覆うように設けられるとともに前記欠落部の周囲に位置する前記光拡散シート部分と重なり合う重合部を有していることを特徴とする請求項1記載の車両用表示装置。
  5. 前記赤外光透過部は、前記赤外線照射部を覆うように設けられるとともに前記欠落部の周囲に位置する前記光拡散シート部分と重なり合う重合部を有していることを特徴とする請求項2記載の車両用表示装置。
  6. 前記赤外光透過部は、前記撮像手段及び前記赤外線照射部を覆うように設けられるとともに前記欠落部の周囲に位置する前記光拡散シート部分と重なり合う重合部を有していることを特徴とする請求項3記載の車両用表示装置。
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