JP2022137359A - 表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 表示手段の反視認者側に撮像手段が配置されている場合であっても、表示品位の低下を招く虞のない表示装置を提供する。【解決手段】 表示パネル10の背後側に設けられる撮像手段51と、可視光Lを表示パネル10へと供給するように表示パネル10と撮像手段51との間に設けられる導光部材20と、導光部材20を収容するケース部材90とを備え、撮像手段51は、ケース部材90の貫通孔部91aに対応するように導光部材20の背後側に配置され、導光部材20の側面部23に対応するように第1可視光L1を発する第1の可視光源30を設け、導光部材20の背後側に第2可視光L2を発する第2の可視光源60を設け、可視光Lは、側面部23を通じて導光部材20に採り入れた第1可視光L1と、導光部材20の貫通孔部91aに対応する対応部S2に採り入れた第2可視光L2とを含むものである。【選択図】図2

Description

本発明は、例えば自動車や自動2輪車等の車両に搭載される表示装置に関するものである。
従来より、この種の表示装置にあっては、例えば下記特許文献1に記載されているものが知られている。この特許文献1に記載の表示装置は、車両に搭載された車両用計器であり、車速情報等の所定情報を表示する液晶表示パネル(表示手段)と、液晶表示パネルをバックライト照明するための複数個の可視光源と、これら複数個の可視光源が搭載された回路基板と、液晶表示パネルと回路基板との間に設けられる光学シートと、車両用計器を視認しながら車両を運転する運転者(視認者)を監視するための運転者監視手段とを備える。
運転者監視手段は、液晶表示パネルの背後側(反視認者側)に設けられる撮像手段と、撮像手段に並設された状態で液晶表示パネルの背後側に設けられる赤外線照射部とを有する。ここで、撮像手段と赤外線照射部と回路基板と光学シートとの位置関係に着目したとき、回路基板や光学シートの中央部分には撮像手段や赤外線照射部との干渉を避けるように貫通孔が各々設けられた構成となっている。
そして、赤外線照射部からの赤外光が液晶表示パネルを通過して視認者を照射するとともに、視認者(視認者の顔)を照射後の赤外光が液晶表示パネル側に向けて反射して液晶表示パネルを通過して撮像手段に入射する。これにより撮像手段は赤外光に照らされた視認者の顔を撮像することができ、視認者の顔の動作等から視認者の状態(挙動)を検知可能となる。
国際公開第2020/158602号
ところで、特許文献1に記載の表示装置では、液晶表示パネルの外形形状と光学シートの外形形状が略同じであって、液晶表示パネルの背後側に重なるように光学シートが位置し、光学シートの中央部分に形成された貫通孔に撮像手段と赤外線照射部とが位置し、複数の可視光源が搭載された回路基板にも当該貫通孔と同形状の貫通孔が設けられた構成である。
そして、複数の可視光源から発せられる可視光は、光学シートを経て液晶表示パネルに供給されることで、液晶表示パネルに情報表示が行われるが、光学シートの中央部分に貫通孔が形成されていることに起因して、この光学シートの中央部分に対応する液晶表示パネル箇所は当該中央部分以外の液晶表示パネルの他の箇所と比べて、輝度(表示輝度)が低下することが考えられる。この結果、液晶表示パネルの中央部分に表示される情報の輝度と、中央部分以外の液晶表示パネルの他の箇所に表示される情報の輝度との輝度差が生じ、表示品位の低下を招く虞がある。
そこで本発明は、前述の課題に対して対処するため、表示手段の反視認者側に撮像手段が配置されている場合であっても、表示品位の低下を招く虞のない表示装置の提供を目的とするものである。
本発明は、所定情報を表示する表示手段と、前記表示手段を視認する視認者の状態を撮像可能であって、視認者側とは反対側となる前記表示手段の反視認者側に設けられる撮像手段と、赤外光を視認者に向けて照射する赤外線照射部と、可視光を前記表示手段へと供給するように前記表示手段と前記撮像手段との間に設けられる導光部材と、前記導光部材を少なくとも収容するケース部材とを備え、前記撮像手段は、前記ケース部材に設けた貫通孔部に対応するように前記導光部材の反視認者側に配置され、前記導光部材の所定の側面部に対応するように第1可視光を発する第1の可視光源を設け、前記導光部材の反視認者側に第2可視光を発する第2の可視光源を設け、前記可視光は、前記側面部を通じて前記導光部材に採り入れた前記第1可視光と、前記導光部材の前記貫通孔部に対応する対応部に採り入れた前記第2可視光とを含むことを特徴とする。
また本発明は、前記撮像手段側となる前記導光部材の面部に粗面部を設け、前記粗面部は、前記対応部を避けるように前記面部に設けられていることを特徴とする。
また本発明は、前記第2の可視光源は、前記撮像手段に近接配置されることを特徴とする。
また本発明は、前記第2の可視光源から発せられる前記第2可視光を前記対応部に導くための導光部が設けられていることを特徴とする。
また本発明は、前記導光部は、前記撮像手段を取り囲むように配置されることを特徴とする。
また本発明は、前記第2の可視光源は、偶数個設けられ、前記撮像手段を中心とした点対称となる位置にそれぞれ配置されることを特徴とする。
また本発明は、前記導光部は、前記第2の可視光源から照射される前記第2可視光を前記対応部に向けて発散させる負の光学的パワーを有することを特徴とする。
また本発明は、前記導光部は、前記第2の可視光源から照射される前記第2可視光を前記対応部に向けて拡散成形する機能を有することを特徴とする。
また本発明は、前記導光部は、複数の前記第2の可視光源の全ての光源から前記導光部を介して照射される前記第2可視光が、前記対応部の少なくとも一部で重なるように、前記第2可視光を配光することを特徴とする。
また本発明は、前記導光部は、複数の前記第2の可視光源の全ての光源から前記導光部を介して照射される前記第2可視光が、前記対応部の全域で重なるように、前記第2可視光を配光することを特徴とする。
また本発明は、前記導光部は、前記第2の可視光源から前記導光部を介して照射される前記第2可視光が、前記対応部の少なくとも一部及び前記対応部の周囲に配光されるように、構成されることを特徴とする。
また本発明は、前記導光部は、1つの前記第2の可視光源から前記導光部を介して照射される前記第2可視光が、前記対応部の少なくとも一部及び前記対応部の周囲に配光され、複数の前記第2の可視光源の全ての光源から前記導光部を介して照射される前記第2可視光の合波が、前記対応部の全域及び前記対応部の周囲に配光されるように、構成されることを特徴とする。
本発明によれば、所期の目的を達成でき、表示手段の反視認者側に撮像手段が配置されている場合であっても、表示品位の低下を招く虞のない表示装置を提供できる。
本発明の実施形態による表示装置の正面図。 図1のA-A断面図。 図2中、光学部材を図示省略し、表示手段に導かれる可視光を模式的に示す概略図。 同実施形態による光学部材と撮像手段と第2の可視光線照射部との位置関係を示す図。 同実施形態による表示装置の電気的構成を示すブロック図。 同実施形態の変形例による表示装置の断面図。 同実施形態の他の変形例によるCIE1931の色度図。
以下、図1~図5に基づいて、本発明の表示装置を自動車の運転席前方に搭載される車両用計器に適用した場合を例に挙げて説明する。なお、以下の説明では、車両用計器を正視(視認)する視認者側を前方側(前側)とし、当該視認者側とは反対側である反視認者側を背後側(後側)とする。
図1~図3において、本実施形態による表示装置としての車両用計器Dは、車速情報等の各種の車両情報(所定情報)を表示する表示パネル(表示手段)10と、この表示パネル10の背後側に設けられる導光部材20と、この導光部材20の後述する一対の側面部に照明光L(以下、可視光Lとも言う)を供給する第1の可視光線照射部30と、表示パネル10の前方側を覆う保護部材40と、車両の運転席に着座する運転者E(以下、視認者Eとも言う)を監視する運転者監視手段50と、導光部材20の背後側に設けられる第2の可視光線照射部60と、表示パネル10と導光部材20との間に介在する光学部材70と、導光部材20の後側に沿うように設けられる反射部80と、表示パネル10や導光部材20、第1の可視光線照射部30、光学部材70、反射部80等を収容するケース部材90とを備えている。
表示パネル10は、例えば一対の絶縁基板(ガラス基板)間に液晶を封入した液晶セルの表裏面に表側偏光板、後側偏光板が各々貼り付けられた周知の液晶表示パネルを適用することができる。
また、表示パネル10は、視認者Eが直視可能な平坦な表示面11を有し、この表示面11に前記車両情報が表示される。例えば図1では、前記車両情報の一例として車両の走行速度を示す車速表示部12が表示面11(表示パネル10)の略中央部分に視覚情報として表示された例を示している。なお、ここでの詳細図示は省略するが、表示パネル10は、フレキシブルプリント配線板等の配線部材を用いて図示省略した回路基板に電気的に接続される。
導光部材20は、例えば透光性の合成樹脂材料によって略平板状に形成され、可視光Lを表示パネル10へと供給するように表示パネル10と運転者監視手段50の一構成部品である撮像手段との間に設けられる。導光部材20は、その前側となるフラットな一方の面部21と、この一方の面部21と対向する他方の面部22と、一方の面部21と他方の面部22との間に位置し、導光部材20の外周面を構成する4つの側面部23とを備えている。
一方の面部21は、前方側である表示パネル10側に向けて光(可視光L)を出射する平滑面として構成される。また、他方の面部22は前記撮像手段側を向く底面として構成される。
そして、この前記撮像手段側となる導光部材20の他方の面部22にシボ加工等からなる粗面部S1を部分的に設けている。具体的には、ここでの粗面部S1は、粗さ(シボ深さ)が所定値に設定されたシボ面として構成され、前記撮像手段(ケース部材90の後述する貫通孔部)に対峙(対応)する対応部S2を避けるように他方の面部22に設けられている。このように本例では、粗面部S1は、前記撮像手段(表示パネル10の中央部分)に対応する箇所を除いて、他方の面部22に一様に設けられる。また、対応部S2は、シボ加工(粗面)が形成されていない平滑な粗面非形成領域として構成される。なお、他方の面部22は、後述する特許請求の範囲に記載されている面部に相当する。
第1の可視光線照射部30は、適宜色(例えば白色)の第1可視光L1を発する複数個の第1のチップ型発光ダイオード(第1の可視光源)であり、上述した4つの側面部23のうち、図2中、導光部材20の左右に位置する一対の側面部23に沿うように(対応するように)設けられる。第1の可視光線照射部30は、側面部23の面積に応じて適宜の数だけ設ければよい。なお、この第1の可視光線照射部30に対応する側面部23は、後述する特許請求の範囲に記載されている所定の側面部に相当する。
保護部材40は、例えば半透過性(暗色)の合成樹脂材料によって形成された略平板状の保護パネル部材であり、表示パネル10の前方側を覆うように設けられる。
また、保護部材40は、その外形形状が表示パネル10の外形形状よりも一回り(若干)大きく、車両用計器Dを前方側から見たときに、表示パネル10の外側に位置するとともに表示パネル10と重なり合わない非重合部41を有する。なお、保護部材40は、暗色ではなく透明の合成樹脂材料によって形成してもよいし、透光性の接着剤によって表示パネル10と接合してもよい。さらには前方側となる保護部材40の最表面はフラットな平坦面ではなく、凸面状もしくは凹面状の曲面形状(湾曲形状)でもよい。
運転者監視手段50は、運転席に着座する視認者Eの顔を撮像し、視認者Eの顔の動作等から視認者Eの状態(挙動)を検知するものであり、表示パネル10を視認する視認者Eの状態を撮像可能である撮像手段51と、赤外光(近赤外光)を視認者Eに向けて照射する赤外線照射部52とを有する。
撮像手段51は、近赤外領域に感度を持つカメラであり、表示パネル10の背後側に配置される。より具体的には、ここでの撮像手段51は、表示パネル10の前記中央部分や導光部材20の対応部S2(前記粗面非形成領域)、光学部材70の後述する孔部、反射部80の後述する孔部、ケース部材90の前記貫通孔部に対応するように、ケース部材90(導光部材20)の背後側に配置され、撮像素子51aと、撮像素子51aの前方側に配置されるレンズ51bと、撮像素子51a及びレンズ51bを収容する図示省略したカメラケースとを備える。
撮像手段51は、例えば前記カメラケースが適宜固定手段によってケース部材90の後述する底壁部に固定される。また、ここでの詳細図示は省略するが、撮像手段51は、必要に応じて車両用計器Dの外装ケースを構成する計器ハウジングによって覆われる(保護される)ように構成してもよい。
赤外線照射部52は、赤外光を視認者Eに向けて照射するように非重合部41の背後側に配置される。この場合、車両用計器Dを前方側から見たときに、ケース部材90(より具体的にはケース部材90の後述する支持部)は非重合部41の真下に位置しており、赤外線照射部52は、例えば前記支持部に備えられる後述する2つの窪み部にそれぞれ配置(埋設)された2つの赤外線光源(赤外線LED)を適用することができる。
第2の可視光線照射部60は、適宜色(例えば白色)の第2可視光L2を発する複数個の第2のチップ型発光ダイオード(第2の可視光源)であり、撮像手段51に近接配置される。
例えば本例の場合、第2の可視光線照射部60として4つのチップ型発光ダイオードが採用されており、第2の可視光線照射部60は、図4に示すように撮像手段51の上下左右(時計で例えると12時、3時、6時、9時の方向)に隣接した状態で各々配置される。また、ここでの第2の可視光線照射部60は、例えば前記計器ハウジングの内部に配置された光源基板T上に撮像手段51ととともに載置される。
つまり、いくつかの実施形態において、第2の可視光線照射部60は、偶数個あり(例えば図4で図示した例では4個用いられ)、撮像手段51を中心とした点対称となる位置にそれぞれ配置される構成としている。このように構成することで、第2の可視光線照射部60によって照明される表示パネル10の被照明領域の視野角が狭くなってしまうことを抑制することができる。なお、第2の可視光線照射部60は、偶数個であればよく、図4に示す4個以外(例えば2個、6個、8個)であってもよい。なお、第2の可視光線照射部60の個数は4つに限らず、必要に応じて任意に設定することができる(例えば奇数個であってもよい)。
光学部材70は、第1可視光L1を表示パネル10へと導くように表示パネル10と導光部材20との間に設けられた複数(例えば3つ)の光学部品を適用することができる。本例の場合、光学部材70は、光拡散シート71と、BEF(Brightness Enhancement Film)72と、DBEF(Dual Brightness Enhancement Film)73とを備え、導光部材20から表示パネル10へと向かうに従って、光拡散シート71、BEF72、DBEF73の順に配置される。
光拡散シート71は、導光部材20とBEF72との間に位置し、一方の面部21から照射される第1可視光L1を拡散して均一化する役割を果たすものである。光拡散シート71としては、例えば光透過性の樹脂フィルム中に光拡散粒子を分散した光学フィルム等を適用することができる。BEF72は公知の輝度向上フィルムとして構成されるものであり、DBEF73は公知の2重輝度向上フィルムとして構成される。
ここで、光学部材70(光拡散シート71、BEF72、DBEF73)と撮像手段51と第2の可視光線照射部60の位置関係に着目すると、光拡散シート71、BEF72、DBEF73には、撮像手段51、第2の可視光線照射部60に対応する位置に孔部71a、72a、73aが各々設けられる(図4参照)。これら孔部71a、72a、73aは、撮像手段51、第2の可視光線照射部60(つまり前記粗面非形成領域)に対応する部分を刳り貫くことで得られる貫通孔として構成される。
このように構成された光学部材70のBEF72及びDBEF73によって、光拡散シート71から出射する第1可視光L1の輝度向上が図られ、この輝度向上が図られた第1可視光L1が前記中央部分を除いた表示パネル10箇所に導かれる。
反射部80は、例えば薄板状の反射シートを適用することができ、導光部材20とケース部材90の前記底壁部との間に位置している。反射部80には、前記非粗面形成領域や孔部71a、72a、73aに対応する位置に孔部81が設けられる。また、ここでの反射部80は、粗面部S1の背後側に漏れた第1可視光L1の一部を導光部材20の内部に戻すための補助反射部としての機能を有する。
ケース部材90は、表示パネル10側が開放した略箱形形状の金属ケース(もしくは樹脂ケース)であり、反射部80の背後側を覆う底壁部(基部)91と、表示パネル10や導光部材20、光学部材70、反射部80等の側方(四方)を囲む側壁部(支持部)92とを備える。
そして、対応部S2(前記非粗面形成領域)や撮像手段51、孔部71a、72a、73a、81、第2の可視光線照射部60に対応する底壁部91の中央部分には底壁部91の表裏を貫通する貫通孔形状の貫通孔部91aが設けられている。ここで、導光部材20と撮像手段51とケース部材90との位置関係に着目すると、本例の場合、撮像手段51は、底壁部91(ケース部材90)に設けた貫通孔部91aに対応するようにケース部材90(導光部材20)の背後側に配置される構成としている。さらに、導光部材20と第2の可視光線照射部60とケース部材90との位置関係に着目すると、本例の場合、第2の可視光線照射部60は、底壁部91に設けた貫通孔部91aに対応するようにケース部材90(導光部材20)の背後側に配置される構成としている。
一方、側壁部92のうち、図2中、相対する一対の側面部23とそれぞれ対峙する一対の側壁部H1の内壁面(内壁部)にはプリント基板Pがそれぞれ配置される。このプリント基板Pは、適宜導通手段を用いて前記回路基板と導通接続される。そして、複数個の第1の可視光源である第1の可視光線照射部30は、図2中、左右方向に位置し、相対する一対の側面部23と向かい合うようにプリント基板Pに実装される。
そして、この場合、相対する一対の側壁部92(一対の側壁部H1)の前面壁部92aに設けられた2つの窪み部92bには2つの赤外線照射部52がそれぞれ配置(埋設)される。なお、赤外線照射部52は、窪み部92bの底部に設けられた図示省略した配線基板上に載置される。前記配線基板と前記回路基板とは適宜導通手段を用いて電気的に接続される。
以上の各部により、車両用計器Dが構成される。このような構成において、第1の可視光線照射部30から照射される第1可視光L1は、図3に示すように一対の側面部23を通じて導光部材20の内部に採り入れられる(導入される)。そして、この導光部材20の内部に採り入れた(導入された)第1可視光L1は、互いに内側へと向かうように進みつつ、粗面部S1により前方側に向けて反射導光されることによって、導光部材20の一方の面部21から前方側に向けて出射される。一方の面部21から出射された第1可視光L1は、さらに前方側へと進み光拡散シート71、BEF72、DBEF73によって輝度向上等が図られた状態で前記中央部分を除いた表示パネル10箇所へと至る。
また、第2の可視光線照射部60から照射される第2可視光L2は、前方側に進み、導光部材20の貫通孔部91aに対応する対応部S2に採り入れられる。より具体的には、第2可視光L2は、撮像手段51の脇を通過し、貫通孔部91a、孔部81を経て、対応部S2に至り、その後、当該対応部S2対応する導光部材20箇所、孔部71a、孔部72a、孔部73aを順次通過する。孔部73aを通過した第2可視光L2は、孔部71a~73aに対応する表示パネル10の前記中央部分へと至る。
このように本例の場合、表示パネル10へと導かれる可視光Lは、前記中央部分を除いた表示パネル10箇所へと至る第1可視光L1と、表示パネル10の前記中央部分へと至る第2可視光L2とを含むように構成される。そして、両可視光L1、L2のうち、第1可視光L1は、側面部23を通じて、粗面部S1に対応する導光部材20箇所に採り入れられ、他方、第2可視光L2は、前記粗面非形成領域であって、導光部材20の貫通孔部91aに対応する対応部S2に採り入れられるようになっている。
一方、赤外線照射部52から照射される赤外光は、保護部材40の非重合部41を通過して前方側に向けて照射され、視認者Eの顔に到達する。さらに、視認者E(視認者Eの顔)を照射後の赤外光は逆方向(背後側)に反射して、保護部材40、表示パネル10、孔部73a、孔部72a、孔部71a、対応部S2に対応する導光部材20箇所、孔部81を順次通過した後、貫通孔部91aを経て撮像手段51に入射可能な構成となっている。この結果、撮像手段51は、赤外光に照らされた視認者Eの顔を撮像することができ、当該逆方向に反射した反射光を画像として取得する。
次に、図5に基づいて、車両用計器Dの電気的な構成について説明する。車両用計器Dは、前記回路基板に実装される制御部Mと、表示パネル10と、第1の可視光線照射部30と、第2の可視光線照射部60と、撮像手段51と、赤外線照射部52とを備える。
制御部Mは、制御部Mの動作プログラムが記憶されたROM(Read Only Memory)、前記動作プログラムを実行することで制御部Mの動作処理を実行するCPU(Central Processing Unit)、CPU等のワークエリアとして利用されるRAM(Random Access Memory)等を有する。
制御部Mは、撮像手段51が撮像した画像に基づいて、視認者Eの状態を判断する。具体的には、制御部Mは、撮像手段51が撮像した画像に基づいて、視認者Eが眠気を催している状態であるか否か、視認者Eが脇見運転をしている状態であるか否か等の視認者Eの状態を判断する処理を実行する。
制御部Mは、例えば視認者Eが眠気を催している状態であると判断した場合、車両用計器Dに搭載されたスピーカ(図示省略)から視認者Eに対する注意喚起を促すための警告音(「ピー」という効果音)が吹鳴されるように、当該スピーカを動作させる処理を実行する。なお、警告音の吹鳴に代えて、制御部Mによる制御のもと、表示面11に注意喚起を促すための警告メッセージを表示してもよい。
以上のように本実施形態によれば、表示パネル10の背後側に設けられる撮像手段51と、赤外線照射部52と、可視光Lを表示パネル10へと供給するように表示パネル10と撮像手段51との間に設けられる導光部材20と、導光部材20を収容するケース部材90とを備え、撮像手段51は、ケース部材90の貫通孔部91aに対応するように導光部材20の背後側に配置され、導光部材20の側面部23に対応するように第1可視光L1を発する第1の可視光源30を設け、導光部材20の背後側に第2可視光L2を発する第2の可視光源60を設け、可視光Lは、側面部23を通じて導光部材20に採り入れた第1可視光L1と、導光部材20の貫通孔部91aに対応する対応部S2に採り入れた第2可視光L2とを含むものである。
従って、表示パネル10の前記中央部分の真下であって、対応部S2(前記粗面非形成領域)に対応する導光部材20箇所に可視光Lの一部である第2可視光L2が導かれることに起因して、視認者E側から前記所定情報が表示された状態の表示パネル10を見たときに、表示パネル10の前記中央部分の輝度(表示輝度)が高くなる分、当該中央部分と中央部分以外となる表示パネル10の他の部分との輝度差が低減され、表示品位の低下を招く虞のない表示装置を提供することができる。
具体的には、図1中、表示パネル10(表示面11)の前記中央部分に表示される「0」なる数字の輝度と、前記他の部分に表示される「5」なる数字や車速単位表示の輝度との輝度差が生じにくくなり(低減され)、車速表示部12の表示が違和感のない表示態様となる。よって、視認者E側から表示パネル10を見たときの撮像手段51の存在感がより一層消失した状態となり、表示品位の向上した表示装置を提供することができる。
なお、本発明は、上述の実施形態及び図面によって限定されるものではない。本発明の要旨を変更しない範囲で、適宜、実施形態及び図面に変更(構成要素の削除も含む)を加えることが可能である。
例えば上述した実施形態では、第2の可視光線照射部60から照射される第2可視光L2が、ダイレクトに導光部材20の貫通孔部91aに対応する対応部S2に導入されるものであったが、本実施形態の変形例として図6に示すように第2の可視光線照射部60から発せられる第2可視光L2を対応部S2に導くための導光部100が設けられている構成としてもよい。
導光部100は、例えば透光性の合成樹脂材料により、所定の板厚を有する枠状(あるいは円環状)に形成され、第2の可視光線照射部60と対応部S2との間に位置し、且つ、貫通孔部91aに対応するように設置される。また、ここでの導光部100は、レンズ51b(撮像手段51)に対応する位置に中空形状の空間部101を有している。つまり、導光部100と撮像手段51との位置関係に着目すると、導光部100は、撮像手段51を取り囲むように配置されることになる。なお、導光部100は、前記計器ハウジングに適宜固定手段を用いて固定される。
また、いくつかの実施形態の導光部100は、第2の可視光線照射部60から照射される第2可視光L2を所定の範囲(例えば対応部S2の全域)に向けて発散させる負の光学的パワーを有していてもよい。具体的には、例えば導光部100は、第2可視光L2の入射面及び/又は出射面を凹面形状となるように形成してもよい。
また、いくつかの実施形態の導光部100は、第2の可視光線照射部60から照射される第2可視光L2を所定の範囲(例えば対応部S2の全域)に向けて拡散成形する機能を有していてもよい。具体的には、例えば導光部100は、所定の範囲(例えば対応部S2の全域)に光(可視光)を拡散させるように、導光部100の表面に微小なレンズアレイ構造を形成してもよい。
また、上記のとおり、導光部100が、第2可視光L2を所定の範囲に向けて発散させる負の光学的パワーを有する、もしくは第2可視光L2を所定の範囲に向けて拡散成形する機能を有する実施形態において、導光部100は、複数の第2の可視光線照射部60の全ての光源から導光部100を介して照射される第2可視光L2が所定の範囲(例えば対応部S2の一部)で重なるように、第2可視光L2を配光してもよい。なお、導光部100は、複数の第2の可視光線照射部60の全ての光源から導光部100を介して照射される第2可視光L2はが所定の範囲(対応部S2の全域)で重なるように、第2可視光L2を配光してもよい。
また、上記のとおり、導光部100が、第2可視光L2を所定の範囲に向けて発散させる負の光学的パワーを有するか、もしくは第2可視光L2を所定の範囲に向けて拡散成形する機能を有する実施形態において、導光部100は、第2の可視光線照射部60から導光部100を介して照射される第2可視光L2が、対応部S2の少なくとも一部及び対応部S2の周囲に配光されるように構成されてもよい。このように構成することで、第2の可視光線照射部60で対応部S2だけではなく、対応部S2の周囲にも第2可視光L2が配光されるため、表示パネル10における対応部S2に対応する領域と他の部分との境界をわかりにくくすることができる。
また、上記のとおり、導光部100が、第2可視光L2を所定の範囲に向けて発散させる負の光学的パワーを有するか、もしくは第2可視光L2を所定の範囲に向けて拡散成形する機能を有する実施形態において、導光部100は、1つの第2の可視光線照射部60から導光部100を介して照射される第2可視光L2が、対応部S2の少なくとも一部及び対応部S2の周囲に配光され、複数の第2の可視光線照射部60の全ての光源から導光部100を介して照射される第2可視光L2の合波が、対応部S2の全域及び対応部S2の周囲に配光されるように構成されてもよい。
以上のように導光部100を設けた場合であっても、表示パネル10の前記中央部分の真下であって、対応部S2(前記粗面非形成領域)に対応する導光部材20箇所に可視光Lの一部である第2可視光L2が光のムラのない状態で導かれることから、当該中央部分と中央部分以外となる表示パネル10の他の部分との輝度差をより低減され、前記実施形態と同様の作用効果を得ることができる。なお、導光部100の形状は、第2の可視光線照射部60から発せられる第2可視光L2を対応部S2に導くものであれば、あらゆる構成を採用することができることは言うまでもない。
また、上述した実施形態では、導光部材20の側面部23に対応するように白色の第1の可視光源としての第1の可視光線照射部30を設け、導光部材20における対応部S2の背後側に白色の第2の可視光源としての第2の可視光線照射部60を設けたものであったが、必要に応じて前記輝度差が生じないように第1の可視光源の色度と第2の可視光源の色度とのうち少なくとも一方を異ならせてもよい。例えば、図7は、CIE1931の色度図を示しており、この図7の色度図において、C1は昼白色相当の色度範囲を示し、C2は電球色相当の色度範囲を示している。そして、一例として第1可視光L1が若干、黄色みがかった白色で第2可視光L2が若干、青みがかった白色であれば、第2の可視光源を電球色の色度範囲C2に設定された白色光源を採用することで、前記輝度差を低減することができる。
さらに、上述した実施形態では、2つの赤外線照射部52がケース部材90の窪み部92bにそれぞれ配置されているが、赤外線照射部52の個数は1つでもよいし3つ以上であってもよく、その場合、赤外線照射部52の個数と同数の窪み部92bをケース部材90に設ければよい。
10 表示パネル(表示手段)
20 導光部材
21 一方の面部
22 他方の面部(面部)
23 一対の側面部(所定の側面部)
30 第1の可視光線照射部(第1の可視光源)
40 保護部材
50 運転者監視手段
51 撮像手段
52 赤外線照射部
60 第2の可視光線照射部(第2の可視光源)
70 光学部材
71 拡散シート
71a、72a、73a、81 孔部
72 BEF
73 DBEF
80 反射部
90 ケース部材
91 底壁部(基部)
91a 貫通孔部
92 側壁部(支持部)
92b 窪み部
E 視認者(運転者)
L 可視光
L1 第1可視光
L2 第2可視光
M 制御部
S1 粗面部
S2 対応部
T 光源基板

Claims (12)

  1. 所定情報を表示する表示手段と、
    前記表示手段を視認する視認者の状態を撮像可能であって、視認者側とは反対側となる前記表示手段の反視認者側に設けられる撮像手段と、
    赤外光を視認者に向けて照射する赤外線照射部と、
    可視光を前記表示手段へと供給するように前記表示手段と前記撮像手段との間に設けられる導光部材と、
    前記導光部材を少なくとも収容するケース部材とを備え、
    前記撮像手段は、前記ケース部材に設けた貫通孔部に対応するように前記導光部材の反視認者側に配置され、
    前記導光部材の所定の側面部に対応するように第1可視光を発する第1の可視光源を設け、
    前記導光部材の反視認者側に第2可視光を発する第2の可視光源を設け、
    前記可視光は、前記側面部を通じて前記導光部材に採り入れた前記第1可視光と、前記導光部材の前記貫通孔部に対応する対応部に採り入れた前記第2可視光とを含むことを特徴とする表示装置。
  2. 前記撮像手段側となる前記導光部材の面部に粗面部を設け、
    前記粗面部は、前記対応部を避けるように前記面部に設けられていることを特徴とする請求項1記載の表示装置。
  3. 前記第2の可視光源は、前記撮像手段に近接配置されることを特徴とする請求項1または請求項2記載の表示装置。
  4. 前記第2の可視光源から発せられる前記第2可視光を前記対応部に導くための導光部が設けられていることを特徴とする請求項1から請求項3のうち何れか1つに記載の表示装置。
  5. 前記導光部は、前記撮像手段を取り囲むように配置されることを特徴とする請求項4記載の表示装置。
  6. 前記第2の可視光源は、偶数個設けられ、前記撮像手段を中心とした点対称となる位置にそれぞれ配置されることを特徴とする請求項3記載の表示装置。
  7. 前記導光部は、前記第2の可視光源から照射される前記第2可視光を前記対応部に向けて発散させる負の光学的パワーを有することを特徴とする請求項1から請求項6のうち何れか1つに記載の表示装置。
  8. 前記導光部は、前記第2の可視光源から照射される前記第2可視光を前記対応部に向けて拡散成形する機能を有することを特徴とする請求項1から請求項6のうち何れか1つに記載の表示装置。
  9. 前記導光部は、複数の前記第2の可視光源の全ての光源から前記導光部を介して照射される前記第2可視光が、前記対応部の少なくとも一部で重なるように、前記第2可視光を配光することを特徴とする請求項1から請求項8のうち何れか1つに記載の表示装置。
  10. 前記導光部は、複数の前記第2の可視光源の全ての光源から前記導光部を介して照射される前記第2可視光が、前記対応部の全域で重なるように、前記第2可視光を配光することを特徴とする請求項9記載の表示装置。
  11. 前記導光部は、前記第2の可視光源から前記導光部を介して照射される前記第2可視光が、前記対応部の少なくとも一部及び前記対応部の周囲に配光されるように、構成されることを特徴とする請求項7または請求項8記載の表示装置。
  12. 前記導光部は、1つの前記第2の可視光源から前記導光部を介して照射される前記第2可視光が、前記対応部の少なくとも一部及び前記対応部の周囲に配光され、複数の前記第2の可視光源の全ての光源から前記導光部を介して照射される前記第2可視光の合波が、前記対応部の全域及び前記対応部の周囲に配光されるように、構成されることを特徴とする請求項7または請求項8記載の表示装置。
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