JP2021064522A - 操作装置 - Google Patents

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豊 青山
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Yusuke Usui
祐介 臼井
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Abstract

【課題】ユーザの意図しない誤判定を抑制することができる操作装置を提供する。【解決手段】操作装置1は、軸26から離れた先端側に先端操作領域21、軸26に近い後端側に後端操作領域23を有する操作ノブ2と、先端操作領域21及び後端操作領域23に対するユーザの接触を検出する接触検出部3と、操作ノブ2の引き上げ操作及び押し下げ操作を検出する操作検出部4と、接触検出部3によって検出された先端操作領域21及び後端操作領域23に対する接触と操作検出部4によって検出された引き上げ操作及び押し下げ操作とを組み合わせてなされた操作を判定すると共に、先端操作領域21と後端操作領域23とに対する接触が検出された際、少なくとも後端操作領域23に対する操作を無効と判定する制御部6と、を備えて概略構成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、操作装置に関する。
従来の技術として、車両のウインドウを開閉するパワーウインドウスイッチが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
このパワーウインドウスイッチは、先端が上下に揺動操作可能となるように支持軸を介してスイッチボックスに取り付けられた複数のスイッチボタンを有している。このスイッチボタンは、先端と終端にスイッチ部が設けられ、先端が下方向に揺動操作されると先端側のスイッチ部がオンとなり、先端が上方向に揺動操作されると終端側のスイッチ部がオンとなる。
特開2005−108621号公報
例えば、従来のパワーウインドウスイッチが複数のスイッチボタンを一体にして1つのスイッチボタンとして前席及び後席のウインドウの開閉を指示できるように構成されると共に、前席側及び後席側に設定された領域への接触を検出するように構成された場合、前席側の領域を操作しようとして後席側の領域にも触ってスイッチボタンを操作すると、ユーザが意図しないウインドウが開閉する誤判定が生じる可能性がある。
従って本発明の目的は、ユーザの意図しない誤判定を抑制することができる操作装置を提供することにある。
本発明の一態様は、軸を中心とした引き上げ操作、及び押し下げ操作が可能であり、軸から離れた先端側に先端操作領域、軸に近い後端側に後端操作領域を有する操作ノブと、先端操作領域及び後端操作領域に対するユーザの接触を検出する接触検出部と、操作ノブの引き上げ操作及び押し下げ操作を検出する操作検出部と、接触検出部によって検出された先端操作領域及び後端操作領域に対する接触と操作検出部によって検出された引き上げ操作及び押し下げ操作とを組み合わせてなされた操作を判定すると共に、先端操作領域と後端操作領域とに対する接触が検出された際、少なくとも後端操作領域に対する操作を無効と判定する判定部と、を備えた操作装置を提供する。
本発明によれば、ユーザの意図しない誤判定を抑制することができる。
図1(a)は、実施の形態に係る操作装置の一例を示す上面図であり、図1(b)は、図1(a)のI(b)−I(b)線で切断した断面を矢印方向から見た断面図であり、図1(c)は、操作装置のブロック図の一例である。 図2(a)は、実施の形態に係る操作装置が搭載された車両の一例を示す上面図であり、図2(b)は、操作装置の配置の一例を説明するためのドアの概略図である。 図3(a)は、実施の形態に係る操作ノブの引き上げ操作の一例を示す概略図であり、図3(b)は、操作ノブの押し下げ操作の一例を示す概略図であり、図3(c)は、先端側操作領域と後端側操作領域を同時に触って操作する一例を説明するための概略図である。 図4(a)は、実施の形態に係る操作装置の第1の制御パターンの一例を示し、図4(b)は、第2の制御パターンの一例を示している。 図5(a)は、実施の形態に係る操作装置の第3の制御パターンの一例を示し、図5(b)は、第4の制御パターンの一例を示している。 図6(a)は、実施の形態に係る操作装置の第5の制御パターンの一例を示しし、図6(b)は、第6の制御パターンの一例を示している。 図7(a)は、実施の形態に係る操作装置の第7の制御パターンの一例を示し、図7(b)は、第8の制御パターンのタイミングチャートの一例である。 図8は、実施の形態に係る操作装置の動作の一例を示すフローチャートである。
(実施の形態の要約)
実施の形態に係る操作装置は、軸を中心とした引き上げ操作、及び押し下げ操作が可能であり、軸から離れた先端側に先端操作領域、軸に近い後端側に後端操作領域を有する操作ノブと、先端操作領域及び後端操作領域に対するユーザの接触を検出する接触検出部と、操作ノブの引き上げ操作及び押し下げ操作を検出する操作検出部と、接触検出部によって検出された先端操作領域及び後端操作領域に対する接触と操作検出部によって検出された引き上げ操作及び押し下げ操作とを組み合わせてなされた操作を判定すると共に、先端操作領域と後端操作領域とに対する接触が検出された際、少なくとも後端操作領域に対する操作を無効と判定する判定部と、を備えて概略構成されている。
操作装置は、ユーザが先端操作領域の操作の際に後端操作領域23に誤って触った場合を想定し、先端操作領域と後端操作領域とに対する接触が検出された場合、少なくとも後端操作領域に対する操作を無効と判定するので、両方の操作領域に対する操作を有効と判定する場合と比べて、ユーザの意図しない誤判定を抑制することができる。
[実施の形態]
(操作装置1の概要)
図1(a)は、操作装置の一例を示す上面図であり、図1(b)は、図1(a)のI(b)−I(b)線で切断した断面を矢印方向から見た断面図であり、図1(c)は、操作装置のブロック図の一例である。図2(a)は、操作装置が搭載された車両の一例を示す上面図であり、図2(b)は、操作装置の配置の一例を説明するためのドアの概略図である。なお以下に記載する実施の形態に係る各図において、図形間の比率は、実際の比率とは異なる場合がある。また図1(c)では、主な信号の流れを矢印で示している。
操作装置1は、図1(a)〜図1(c)に示すように、軸26を中心とした引き上げ操作、及び押し下げ操作が可能であり、軸26から離れた先端側に先端操作領域21、軸26に近い後端側に後端操作領域23を有する操作ノブ2と、先端操作領域21及び後端操作領域23に対するユーザの接触を検出する接触検出部3と、操作ノブ2の引き上げ操作及び押し下げ操作を検出する操作検出部4と、接触検出部3によって検出された先端操作領域21及び後端操作領域23に対する接触と操作検出部4によって検出された引き上げ操作及び押し下げ操作とを組み合わせてなされた操作を判定すると共に、先端操作領域21と後端操作領域23とに対する接触が検出された際、少なくとも後端操作領域23に対する操作を無効と判定する判定部としての制御部6と、を備えて概略構成されている。
本実施の形態の操作装置1は、一例として、図2(a)及び図2(b)に示すように、4ドアの車両8に配置されている。より具体的には、操作装置1は、図2(b)に示すように、車両8の運転席側のドア81のドアトリム81bに取り付けられたアームレスト81cに配置されている。操作装置1は、ドア81〜ドア84のウインドウ81a〜ウインドウ84aを開閉駆動するウインドウ駆動装置85に対する指示を可能に構成されている。なお操作装置1は、運転席側以外のドアに配置されても良いし、2ドアの車両に配置されても良い。
(操作ノブ2の構成)
図3(a)は、操作ノブの引き上げ操作の一例を示す概略図であり、図3(b)は、操作ノブの押し下げ操作の一例を示す概略図であり、図3(c)は、先端側操作領域と後端側操作領域を同時に触って操作する一例を説明するための概略図である。
操作ノブ2は、図3(a)〜図3(c)に示すように、本体10の凹部12に配置されている。この凹部12は、本体10の上面10aから下方に向かってユーザの操作指9を案内するように、表面が曲面となっている。操作ノブ2は、図3(a)及び図3(b)に示すように、軸26を回転中心として矢印A方向及び矢印B方向に凹部12内を回転するように、本体10に取り付けられている。この矢印A方向とは、操作ノブ2を引き上げる方向である。また矢印B方向とは、操作ノブ2を押し下げる方向である。
操作ノブ2は、樹脂材料によって形成されている。操作ノブ2は、表面20に溝24を有し、この溝24により、表面20が軸26から離れた先端側に先端操作領域21と、軸26に近い後端側に後端操作領域23と、に分かれている。
溝24は、図1(a)に示すように、上面から見ると直線状ではなく、曲線状に形成されている。また溝24は、図1(b)に示すように、I(b)−I(b)線で切断した断面視では、先端操作領域21の後端部から後端操作領域23の頂点20bまで曲線的に形成されている。この溝24の頂点20bから下面20cは、ユーザの操作指が掛かって引き上げ操作し易い形状となっている。
また操作ノブ2は、図3(a)〜図3(c)に示すように、先端側の頂点20aから操作ノブ2の下面25に向かって曲線形状を有する側面22を有している。この側面22は、操作ノブ2の内部に向かって凹む形状を有すると共に、頂点20aから後端側に向かう形状を有している。この側面22は、溝24と同様に、ユーザの操作指が掛かって引き上げ操作し易い形状となっている。
さらに操作ノブ2は、図1(b)に示すように、頂点20aよりも頂点20bの方が高くなる形状を有している。
先端操作領域21は、前席の右のドア81のウインドウ81a、及び左のドア82のウインドウ82aを操作可能な領域である。また後端操作領域23は、後席の右のドア83のウインドウ83a、及び左のドア84のウインドウ84aを操作可能な領域である。
さらに先端操作領域21は、車両8の前席の右側及び左側のウインドウ81a及びウインドウ82aの開閉を指示するための第1の操作領域21a及び第2の操作領域21bを有している。また後端操作領域23は、車両8の後席の右側及び左側のウインドウ83a及びウインドウ84aの開閉を指示するための第3の操作領域23a及び第4の操作領域23bを有している。
第1の操作領域21aは、図1(a)において先端操作領域21の中心に付した点線から上側の領域であって、さらに頂点20aから右側の側面22を含む領域である。また第2の操作領域21bは、図1(a)において先端操作領域21の中心に付した点線から下側の領域であって、さらに頂点20aから左側の側面22を含む領域である。つまり第1の操作領域21a及び第2の操作領域21bは、前席のウインドウ81a及びウインドウ82aのそれぞれに対応した2つのノブに応じた領域であって、それぞれのノブに対する引き上げ操作及び押し下げ操作の際に接触する領域である。
第3の操作領域23aは、図1(a)において後端操作領域23の中心に付した点線から上側の領域であって、さらに頂点20bから右側の溝24の下面20cまでを含む領域である。また第4の操作領域23bは、図1(a)において後端操作領域23の中心に付した点線から下側の領域であって、さらに頂点20bから左側の溝24の下面20cまでを含む領域である。つまり第3の操作領域23a及び第4の操作領域23bは、後席のウインドウ83a及びウインドウ84aのそれぞれに対応した2つのノブに応じた領域であって、それぞれのノブに対する引き上げ操作及び押し下げ操作の際に接触する領域である。
このように操作ノブ2は、第1の操作領域21a〜第4の操作領域23bを有しているので、1つのノブで4つのウインドウ81a〜ウインドウ84aを操作でき、小型に構成されている。
(接触検出部3の構成)
本実施の形態の接触検出部3は、操作ノブ2の第1の操作領域21a〜第4の操作領域23bに対する検出対象の近接及び接触を検出する静電容量方式のタッチセンサである。
具体的には、接触検出部3は、図1(a)〜図1(c)に示すように、第1の操作領域21a〜第4の操作領域23bに配置された第1の検出電極〜第4の検出電極(=右前検出電極31〜左後検出電極34)と、右前検出電極31〜左後検出電極34から取得する出力信号(=第1の出力信号S〜第4の出力信号S)に基づいて検出対象の接近及び接触を判定する接触判定部としてのセンサ制御部35と、を備えて概略構成されている。このセンサ制御部35は、サブ基板30に配置されている。そしてサブ基板30は、操作ノブ2に配置されている。検出対象は、ユーザの操作指である。
右前検出電極31〜左後検出電極34は、導電性を有する金属材料によって形成されている。右前検出電極31〜左後検出電極34は、操作ノブ2の表面20と側面22の境界、及び表面20と溝24の境界、つまり頂点20a及び頂点20bの両サイドの角に配置されている。また右前検出電極31〜左後検出電極34は、表面20側の接触と共に、側面22側と溝24側の接触を検出するように表面20、側面22及び溝24に露出している。
右前検出電極31〜左後検出電極34は、図1(a)に示すように、細長い形状を有しているがこれに限定されず、第1の操作領域21a〜第4の操作領域23bに対する操作指の接近と接触を検出可能な形状であれば良い。この右前検出電極31〜左後検出電極34は、操作ノブ2を加飾する加飾部品でもある。
センサ制御部35は、記憶されたプログラムに従って、取得したデータに演算、加工などを行うCPU(=Central Processing Unit)、半導体メモリであるRAM(=Random Access Memory)及びROM(=Read Only Memory)などから構成されるマイクロコンピュータである。このROMには、センサ制御部35が動作するためのプログラムが格納されている。RAMは、一時的に演算結果などを格納する記憶領域として用いられる。またセンサ制御部35は、その内部にクロック信号を生成する手段を有し、このクロック信号に基づいて動作を行う。このクロック信号は、制御部6と同期されている。
センサ制御部35は、例えば、静電センサIC(=Integrated Circuit)である。接触検出部3は、自己容量方式のタッチセンサとして構成され、ユーザの操作指が右前検出電極31〜左後検出電極34に近接又は接触すると、静電容量が増加する。センサ制御部35は、静電しきい値350をRAM又はROMに有し、静電しきい値350以上の静電容量を検出した場合、ユーザの操作指の近接又は接触があったと判定する。なお接触検出部3は、自己容量方式のタッチセンサに限定されず、相互容量方式のタッチセンサや他の方式のタッチセンサであっても良い。
センサ制御部35が右前検出電極31〜左後検出電極34から取得する第1の出力信号S〜第4の出力信号Sは、アナログ信号である。センサ制御部35は、右前検出電極31〜左後検出電極34ごとに近接又は接触の有無を判定し、その結果を検出信号Sとして電気的に接続された制御部6に出力する。この検出信号Sは、デジタル信号である。またセンサ制御部35と制御部6とは、フレキシブルケーブルによって接続されている。
センサ制御部35は、図1(b)に示す操作ノブ2に配置されたサブ基板30に配置されている。このサブ基板30は、プリント配線基板であり、配線や電極パッドなどが設けられている。右前検出電極31〜左後検出電極34は、サブ基板30に形成された電極パッドや配線を介してセンサ制御部35と電気的に接続されている。
接触検出部3は、操作ノブ2に配置され、アナログ信号ではなくデジタル信号で検出結果を本体10側に送信するので、アナログ信号を送信する場合と比べて、外来ノイズの影響を受け難い。その結果、操作装置1は、ユーザの操作指の検出精度が高い。
変形例として接触検出部3は、タッチセンサに限定されず、操作ノブ2に対する接触を検出する圧力センサなどであっても良い。
ここでセンサ制御部35は、一例として、操作指の検出に、少なくとも30ms程度の時間を要する。この時間は、電極電圧のA/D変換、静電容量の検出精度向上のための検出電極の補正処理、静電容量の基準値の測定、静電容量の基準値と現在の静電容量値の差分値を算出して静電容量値を確定する処理、及びデータ送信の時間などが関わっている。
そこで制御部6は、後述する制御パターンの判定の際、スイッチが「ON」した時点で判定するのではなく、接触検出部3の処理の遅れを考慮し、スイッチが「ON」した時点から遅れて判定を行う。この遅れは、一例として、検出の確定に要する時間以上である。以下では、この遅れを考慮し、判定が行われる時点を、スイッチの「ON」が確定した時点などと記載するものとする。
(操作検出部4の構成)
操作検出部4は、図1(b)に示すように、ロッド41及びロッド42と、スイッチ43及びスイッチ44と、を備えて概略構成されている。ロッド41及びロッド42は、操作ノブ2の内部に設けられた突起と接触すると共にスイッチ43及びスイッチ44と接触している。スイッチ43及びスイッチ44は、操作ノブ2の引き上げ操作及び押し下げ操作によって、ロッド41及びロッド42を介して第1のオン状態及び第2のオン状態となるように構成されている。
スイッチ43及びスイッチ44は、一例として、それぞれ2つのスイッチから構成される。またスイッチ43及びスイッチ44は、図1(b)に示すように、本体10の凹部12の底面120に設けられた配置凹部121に配置されている。
スイッチ43は、操作ノブ2が引き上げられると、まず第1のスイッチがオン状態(第1のオン状態)となる。スイッチ43は、さらに操作ノブ2が引き上げられると、第1のスイッチと第2のスイッチがオン状態(第2のオン状態)となる。同様に、スイッチ44は、操作ノブ2が押し下げられると、まず第1のスイッチがオン状態(第1のオン状態)となる。スイッチ44は、さらに操作ノブ2が押し下げられると、第1のスイッチと第2のスイッチがオン状態(第2のオン状態)となる。
操作ノブ2が引き上げられた場合、スイッチ43が第1のオン状態となるモードがウインドウを閉方向に駆動するマニュアルモードとなる。さらに操作ノブ2が引き上げられた場合、スイッチ43が第2のオン状態となるモードがウインドウを全閉するまで駆動するオートモードとなる。
操作ノブ2が押し下げられた場合、スイッチ44が第1のオン状態となるモードがウインドウを開方向に駆動するマニュアルモードとなる。さらに操作ノブ2が押し下げられた場合、スイッチ44が第2のオン状態となるモードがウインドウを全開するまで駆動するオートモードとなる。
操作検出部4は、操作ノブ2の引き上げを検出した場合、スイッチ43からオン状態に応じたスイッチ信号Sを電気的に接続された制御部6に出力する。また操作検出部4は、操作ノブ2の押し下げを検出した場合、スイッチ44からオン状態に応じたスイッチ信号Sを電気的に接続された制御部6に出力する。
(記憶部5の構成)
記憶部5は、制御部6と電気的に接続されている。記憶部5は、制御部6の外に接続された外部記憶装置でも良いし、制御部6のRAMやメイン基板13に設けられた半導体メモリであっても良い。
この記憶部5には、接触検出部3によって操作が検出された操作領域と、操作検出部4によって検出された引き上げ操作及び押し下げ操作と、を組み合わせて駆動方向と、駆動を指示するウインドウと、を判定するための制御パターン情報50が記憶されている。
制御パターン情報50は、右前検出電極31〜左後検出電極34、スイッチ43及びスイッチ44の「ON」と「OFF」のタイミングと、出力する操作信号S、及び操作の有効、無効と、を組み合わせた制御パターンの情報である。後述する図4(a)〜図7(b)では、この制御パターン情報50に基づいた、検出電極及びスイッチの「ON」と「OFF」のタイミングと、当該タイミングで出力される操作信号、及び操作の有効、無効の制御パターンについて説明する。
(制御部6の構成)
制御部6は、記憶されたプログラムに従って、取得したデータに演算、加工などを行うCPU、半導体メモリであるRAM及びROMなどから構成されるマイクロコンピュータである。このROMには、制御部6が動作するためのプログラムが格納されている。RAMは、一時的に演算結果などを格納する記憶領域として用いられる。また制御部6は、その内部にクロック信号を生成する手段を有し、このクロック信号に基づいて動作を行う。
制御部6は、判定した制御パターンに基づいて操作信号Sを生成してウインドウを開方向及び閉方向に駆動するウインドウ駆動装置85に出力する。制御部6は、上述したように、操作指の検出確定の遅れを考慮し、スイッチの「ON」が確定した時点において制御パターンの判定を行う。なおウインドウ駆動装置85は、ウインドウが全開及び全閉となった場合、操作装置1による指示がなくても駆動を停止するように構成されている。
以下では、図4(a)〜図7(b)の図面を参照して「ON」と「OFF」のタイミングに基づく制御パターンについて説明する。図4(a)〜図7(b)の右前検出電極31〜左後検出電極34の波形は、説明のため、検出信号Sを検出電極ごとの信号として示したものである。(引上側)スイッチ43及び(押下側)スイッチ44の波形は、スイッチ信号S及びスイッチ信号Sを示している。操作信号Sは、説明のため、ウインドウ81a〜ウインドウ84aの開閉を指示する操作信号S8a〜操作信号S8dに分けた波形を図示している。
図4(a)〜図7(b)の横軸は、時間であり、時間の経過に従って数字が付されている。ここでスイッチの「ON」の立ち上がりの時間(=t、t12、t21、t30、t42、t52、t61、t71)は、「ON」が確定した時点、つまり判定を行った時点であるものとする。また操作信号は、厳密には判定が確定した後に送信されるが上記の「ON」が確定した時点との時間差が小さいため、「ON」が確定した時点から送信されると記載する。
また右前検出電極31〜左後検出電極34の「ON」と「OFF」は、操作指の検出と不検出を示している。(引上側)スイッチ43及び(押下側)スイッチ44の「ON」と「OFF」は、引き上げ操作及び押し下げ操作の検出と不検出を示している。ここでは、マニュアルモードについて説明するがオートモードでも同様である。そして操作信号Sの「ON」と「OFF」は、駆動の指示と不指示を示している。
(制御パターンについて)
・第1の制御パターン
図4(a)は、スイッチの「ON」が確定した時点で「ON」となっている検出電極に対応するウインドウを駆動する第1の制御パターンの一例を示している。
図4(a)では、右前検出電極31が時間t〜時間tの間で「ON」し、引上側のスイッチ43が時間t〜時間tの間で「ON」となっている。この図4(a)は、まず接触が検出された後に操作ノブ2が操作されてスイッチが「ON」となり、操作が終了してスイッチが「OFF」となった後、接触が検出されなくなった正常な単独操作について示している。
つまり制御部6は、スイッチ43又はスイッチ44の「ON」が確定した時点で「ON」となる検出電極があった場合、当該検出電極に対応するウインドウを駆動する操作信号Sを出力する。
制御部6は、右前検出電極31が「ON」となったことを示す検出信号Sと、引上側のスイッチ43が「ON」となったことを示すスイッチ信号Sと、を取得すると、制御パターン情報50に基づいてウインドウ81aを閉じる操作を有効であると判定する。
制御部6は、ウインドウ81aを閉駆動するための操作信号S8aを時間tから出力する。次に制御部6は、右前検出電極31が「OFF」となる前にスイッチ43が「OFF」となるので、スイッチ43が「OFF」となった時間tにおいて操作信号S8aの出力を停止する。
マニュアルモードにおける第1の制御パターンの場合、制御部6は、スイッチが「ON」となっている間、操作信号Sを出力する。なおオートモードの場合、制御部6は、オートモードが判定された時間に基づいて全開又は全閉を指示する操作信号Sを出力する。
・第2の制御パターン
図4(b)は、スイッチの「ON」が確定した時点で「ON」となっている先端操作領域21又は後端操作領域23の複数の検出電極に対応する複数のウインドウを駆動する第2の制御パターンの一例を示している。
図4(b)では、右前検出電極31が時間t10〜時間t15の間で「ON」すると共に左前検出電極32が時間t11〜時間t13の間で「ON」し、押下側のスイッチ44が時間t12〜時間t14の間で「ON」となっている。この図4(b)は、まず2つの検出電極における接触が検出された後にスイッチが「ON」となり、一方の検出電極の接触が検出されなくなった後、操作が終了してスイッチが「OFF」となり、続いて他方の検出電極の接触が検出されなくなっている。
つまり制御部6は、スイッチ43又はスイッチ44の「ON」が確定した時点で「ON」となる先端操作領域21又は後端操作領域23の複数の検出電極があった場合、当該複数の検出電極に対応するウインドウを駆動する操作信号Sを出力する。また制御部6は、操作指を検出する複数の検出電極のうち、操作指を検出しなくなった検出電極に対応するウインドウの駆動を停止する。
制御部6は、右前検出電極31及び左前検出電極32が「ON」となったことを示す検出信号Sと、押下側のスイッチ44が「ON」となったことを示すスイッチ信号Sと、を取得すると、制御パターン情報50に基づいて操作指の検出後にスイッチが「ON」となっているので、運転席側と助手席側のウインドウ81a及びウインドウ82aを開ける操作を有効と判定する。
制御部6は、ウインドウ81a及びウインドウ82aを開駆動するための操作信号S8a及び操作信号S8bを時間t12から出力する。次に制御部6は、スイッチ44が「OFF」となる前に左前検出電極32が時間t13において「OFF」となるので、操作信号S8bの出力を停止する。次に制御部6は、時間t14において先にスイッチ44が「OFF」となるので、スイッチ44が「OFF」となった時間t14に操作信号S8aの出力を停止する。
マニュアルモードにおける第2の制御パターンの場合、制御部6は、スイッチが「ON」となっている間において操作指が検出された先端操作領域21又は後端操作領域23の検出電極に対応するウインドウを駆動する操作信号Sを出力する。なおオートモードの場合、制御部6は、オートモードが判定された時間に基づいて操作指が検出された先端操作領域21又は後端操作領域23の検出電極に対応する複数のウインドウを全開又は全閉を指示する操作信号Sを出力する。
・第3の制御パターン
図5(a)は、スイッチの「ON」が確定した時点で「ON」となっている検出電極に対応するウインドウを駆動し、先に検出電極が「OFF」となった時点で駆動を停止する第3の制御パターンの一例を示している。
図5(a)では、右後検出電極33が時間t20〜時間t22の間で「ON」し、引上側のスイッチ43が時間t21〜時間t23の間で「ON」となっている。図5(a)では、操作指の検出がスイッチの「OFF」より先に「OFF」になる異常系の一例を示している。
つまり制御部6は、スイッチの「ON」が確定した後、スイッチの「OFF」より先に検出電極が「OFF」となった場合、当該検出電極に対応するウインドウの駆動を停止する。
制御部6は、右後検出電極33が「ON」となったことを示す検出信号Sと、引上側のスイッチ43が「ON」となったことを示すスイッチ信号Sと、を取得すると、制御パターン情報50に基づいて操作指の検出後にスイッチが「ON」となっているので、運転席の後側のウインドウ83aを閉じる操作を有効と判定する。
制御部6は、ウインドウ83aを閉駆動するための操作信号S8cを時間t21から出力する。次に制御部6は、スイッチ43が「OFF」となる前に右後検出電極33が「OFF」となるので、検出が「OFF」となった時間t22において操作信号S8cの出力を停止する。
マニュアルモードにおける第3の制御パターンの場合、制御部6は、操作指の検出がスイッチよりも先に「OFF」となるので、操作信号Sの出力を停止する。なおオートモードの場合、制御部6は、オートモードが判定された時間に基づいて全開又は全閉を指示する操作信号Sを出力する前に検出が「OFF」となると出力を停止する。
・第4の制御パターン
図5(b)は、スイッチの「ON」が確定した時点で検出電極が「OFF」である第4の制御パターンの一例を示している。
図5(b)では、引上側のスイッチ43が時間t30〜時間t32の間で「ON」し、左後検出電極34が時間t31〜時間t33の間で「ON」となっている。スイッチの「ON」の確定は、時間t30〜時間31の間になされている。つまり図5(b)では、処理の遅れではなく、操作指の検出より先にスイッチが「ON」となる異常系の一例を示している。
制御部6は、操作指の検出より先にスイッチが「ON」となった場合、当該検出電極に対応するウインドウの駆動を行わない。
制御部6は、引上側のスイッチ43の「ON」が確定した時点で、検出電極が「OFF」となっていた場合、制御パターン情報50に基づいてウインドウの駆動を行わないと判定する。
・第5の制御パターン
制御部6は、先端操作領域21と後端操作領域23とに対する接触が検出された際、先端操作領域21に対する引き上げ操作及び押し下げ操作を有効と判定する。
図6(a)は、スイッチの「ON」が確定した時点で先端操作領域21及び後端操作領域23の検出電極が「ON」となっている第5の制御パターンの一例を示している。
図6(a)では、右後検出電極33が時間t40〜時間t43の間で「ON」すると共に右前検出電極31が時間t41〜時間t45の間で「ON」し、押下側のスイッチ44が時間t42〜時間t44の間で「ON」となっている。
この図6(a)は、運転席の後側のウインドウ83aに対応する右後検出電極33が操作指を検出したことに続いて運転席側のウインドウ81aに対応する右前検出電極31が操作指を検出した場合を示している。
図3(c)に示すように、ユーザが操作指9の指先90によって第1の操作領域21aに対して操作する場合、操作ノブ2が小さいため、操作指9の腹部91が第3の操作領域23aに接触し、右後検出電極33によって操作指9が検出される可能性がある。この場合、ユーザは、第3の操作領域23aに対して操作する意図がないので、操作ノブ2の操作によって運転席の後側のウインドウ83aが開閉すると意図しない操作がなされたこととなる。
そこで制御部6は、先端操作領域21と後端操作領域23とに対する接触が検出された際、先端操作領域21に対する操作を有効と判定する。図6(a)では、押し下げ操作がなされているので、制御部6は、ウインドウ81aの開駆動を有効と判定すると共にウインドウ83aの開駆動を無効と判定し、スイッチ44が「ON」している時間t42〜時間t44の間、ウインドウ81aを駆動する操作信号S8aを出力する。
マニュアルモードにおける第5の制御パターンの場合、制御部6は、後端操作領域23の操作を無効とし、スイッチが「ON」となっている間において操作指を検出している先端操作領域21の検出電極に対応するウインドウを駆動する操作信号Sを出力する。なおオートモードの場合、制御部6は、オートモードが判定された時間に基づいて後端操作領域23の操作を無効とし、操作指が検出された先端操作領域21の検出電極に対応するウインドウを全開又は全閉を指示する操作信号Sを出力する。
なお変形例として制御部6は、先端操作領域21と後端操作領域23とに対する接触が検出された際、先端操作領域21及び後端操作領域23に対する操作を無効と判定する。
この変形例において制御部6は、図6(a)において点線で示すように、先端操作領域21と後端操作領域23の検出電極が「ON」となっても、操作信号S8aの出力を行わない。
・第6の制御パターン
図6(b)は、先端操作領域21を優先した後、先端操作領域21の検出電極が「ON」から「OFF」になった第6の制御パターンの一例を示している。
図6(b)では、右後検出電極33が時間t50〜時間t55の間で「ON」すると共に右前検出電極31が時間t51〜時間t53の間で「ON」し、引上側のスイッチ43が時間t52〜時間t54の間で「ON」となっている。
この図6(b)は、スイッチの「ON」が確定した時点で、右前検出電極31と右後検出電極33と「ON」となっている場合を示している。
制御部6は、スイッチの「ON」が確定した時点で先端操作領域21と後端操作領域23とに対する接触が検出されていた場合、先端操作領域21に対する操作を有効と判定する。図6(b)では、引き上げ操作がなされているので、制御部6は、ウインドウ81aの開駆動を有効と判定する。
ここで、図6(b)では、スイッチ43が「OFF」するよりも前に右前検出電極31が「OFF」となっている。制御部6は、制御パターン情報50に基づいてスイッチ43が「ON」した時間t52から右前検出電極31が「OFF」した時間t53までウインドウ81aを閉駆動する操作信号S8aを出力する。なお引き続き右後検出電極33は、「ON」となっている。しかし制御部6は、ウインドウ83aを閉じる操作を無効と判定しているので、ウインドウ83aの駆動を行わない。
マニュアルモードにおける第6の制御パターンの場合、制御部6は、後端操作領域23の操作を無効とし、スイッチが「ON」となっている間、又は先端操作領域21の検出電極が「ON」となる間において、操作指を検出している先端操作領域21の検出電極に対応するウインドウを駆動する操作信号Sを出力する。なおオートモードの場合、制御部6は、オートモードが判定された時間に基づいて後端操作領域23の操作を無効とし、操作指が検出された先端操作領域21の検出電極に対応するウインドウを全開又は全閉を指示する操作信号Sを出力する。
・第7の制御パターン
図7(a)は、ウインドウ駆動中に他の検出電極が「ON」した第7の制御パターンの一例を示している。
図7(a)では、左後検出電極34が時間t60〜時間t64の間で「ON」すると共に右後検出電極33が時間t62〜時間t65の間で「ON」し、引上側のスイッチ43が時間t61〜時間t63の間で「ON」となっている。
この図7(a)は、助手席の後側のウインドウ84aの閉駆動中に運転席側の右後検出電極33が操作指を検出した場合を示している。
制御部6は、制御パターン情報50に基づいて駆動中に「ON」となった右後検出電極33による操作指の検出を無効とする。そして制御部6は、左後検出電極34が「OFF」となるまで、又はスイッチ43が「OFF」となるまで操作信号S8dを出力する。
マニュアルモードにおける第7の制御パターンの場合、制御部6は、駆動中における他の検出電極による操作指の検出を無効とし、スイッチが「OFF」となるまで、又は先に操作指を検出した検出電極が「OFF」となるまで、ウインドウを駆動する操作信号Sを出力する。なおオートモードの場合、制御部6は、オートモードが判定されると、操作指が検出された検出電極に対応するウインドウを全開又は全閉を指示する操作信号Sを出力する。
・第8の制御パターン
図7(b)は、後端操作領域23の検出電極が「ON」した後にスイッチの「ON」が確定し、その後、先端操作領域21の検出電極が「ON」した第8の制御パターンのタイミングチャートの一例である。
図7(b)では、右後検出電極33が時間t70〜時間t74の間で「ON」すると共に右前検出電極31が時間t72〜時間t75の間で「ON」し、引上側のスイッチ43が時間t71〜時間t73の間で「ON」となっている。
この図7(b)は、運転席の後側のウインドウ84aの閉駆動中に運転席の前側の右前検出電極31が「ON」となっている。先端操作領域21と後端操作領域23が同時に「ON」となる状態でスイッチが「ON」となった場合、後端操作領域23の「ON」が無効とされる。しかし第8の制御パターンでは、後端操作領域23の「ON」となる検出電極に対応するウインドウが駆動されている間に先端操作領域21の検出電極が「ON」となっても優先されず、無効とされる。
制御部6は、制御パターン情報50に基づいて駆動中に右前検出電極31が「ON」となってもこの操作を無効とする。そして制御部6は、右後検出電極33が「OFF」となるまで、又はスイッチ43が「OFF」となるまで操作信号S8cを出力する。
マニュアルモードにおける第8の制御パターンの場合、制御部6は、駆動中における検出電極による操作指の検出を無効とし、スイッチが「OFF」となるまで、又は先に操作指を検出した検出電極が「OFF」となるまで、ウインドウを駆動する操作信号Sを出力する。なおオートモードの場合、制御部6は、オートモードが判定されると、操作指が検出された検出電極に対応するウインドウを全開又は全閉を指示する操作信号Sを出力する。
本実施の形態の操作装置1の動作の一例について図8のフローチャートに従って説明する。以下では、駆動開始するまでの動作の一例について説明する。
(動作)
操作装置1の制御部6は、接触検出部3から検出信号Sと、操作検出部4からスイッチ信号S及びスイッチ信号Sと、を取得する。制御部6は、ステップ1の「Yes」が成立する、つまりスイッチの「ON」が確定すると(Step1:Yes)、確定した時点で検出電極が「ON」となっているか確認する。
制御部6は、制御パターン情報50に基づいてスイッチの「ON」が確定した時点で検出電極が「ON」であり(Step2:Yes)、「ON」となった検出電極が単数であった場合(Step3:Yes)、操作指を検出した検出電極に応じたウインドウを駆動する(Step4)。このウインドウの駆動は、操作信号Sをウインドウ駆動装置85に出力することにより行われ、駆動したウインドウが全開又は全閉になった場合や、検出電極が「ON」から「OFF」、又はスイッチが「ON」から「OFF」になった場合に停止される。
ここでステップ2において制御部6は、制御パターン情報50に基づいてスイッチの「ON」が確定した時点で検出電極が「OFF」であった場合(ステップ2:No)、この操作を無効と判定して動作を終了する(Step5)。
またステップ3において制御部6は、制御パターン情報50に基づいて操作指を検出した検出電極が複数であり(Step3:No)、さらに当該複数の検出電極が前席側(先端操作領域21)又は後席側(後端操作領域23)のみであった場合(Step6:Yes)、操作指を検出した複数の検出電極に対応する複数のウインドウを駆動する(Step7)。
またステップ6において制御部6は、制御パターン情報50に基づいて操作指を検出した検出電極が前席側(先端操作領域21)と後席側(後端操作領域23)とに跨っていた場合(Step6:No)、後席側(後端操作領域23)を無効として前席側(先端操作領域21)を優先してウインドウを駆動する(Step8)。なお変形例として制御部6は、操作指を検出した検出電極が前席側(先端操作領域21)と後席側(後端操作領域23)とに跨っていた場合(Step6:No)、前席側(先端操作領域21)と後席側(後端操作領域23)の両方を無効とする。
(実施の形態の効果)
本実施の形態に係る操作装置1は、ユーザの意図しない誤判定を抑制することができる。例えば、ユーザが先端操作領域21に対して引き上げ操作又は押し下げ操作を行う場合、操作指9の腹部91が後端操作領域23に接近、又は接触することにより操作が判定され、意図しない後端操作領域23に対応するウインドウが駆動される可能性がある。操作装置1は、この誤判定を想定し、スイッチの「ON」が確定した時点で先端操作領域21と後端操作領域23の検出電極が「ON」となっていた場合、先端操作領域21側を優先するので、この構成を採用しない場合と比べて、ユーザの意図しない誤判定を抑制することができる。
操作装置1は、1つの操作ノブ2によってウインドウ81a〜ウインドウ84aの開閉駆動の指示を行うことができるので、4つの操作ノブを備える場合と比べて、小型となる。操作装置1は、操作ノブ2が小型になったことで、ユーザが意図しない後端操作領域23に対する接触が検出される可能性がある。操作装置1は、先端操作領域21と後端操作領域23において操作指が検出された場合、先端操作領域21に対する操作を有効と判定すると共に後端操作領域23に対する操作を無効と判定するので、この構成を採用しない場合と比べて、ユーザの意図しない誤判定を抑制することができる。
操作装置1は、接触検出部3の処理の遅れを考慮した判定を行うので、スイッチが「ON」となった時点で判定を行う場合と比べて、精度の高い判定を行うことができる。
以上、本発明のいくつかの実施の形態及び変形例を説明したが、これらの実施の形態及び変形例は、一例に過ぎず、特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。これら新規な実施の形態及び変形例は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更などを行うことができる。また、これら実施の形態及び変形例の中で説明した特徴の組合せの全てが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない。さらに、これら実施の形態及び変形例は、発明の範囲及び要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…操作装置、2…操作ノブ、3…接触検出部、4…操作検出部、5…記憶部、6…制御部、8…車両、9…操作指、10…本体、10a…上面、12…凹部、13…メイン基板、20…表面、20a…頂点、20b…頂点、20c…下面、21…先端操作領域、21a…第1の操作領域、21b…第2の操作領域、22…側面、23…後端操作領域、23a…第3の操作領域、23b…第4の操作領域、24…溝、25…下面、26…軸、30…サブ基板、31…右前検出電極、32…左前検出電極、33…右後検出電極、34…左後検出電極、35…センサ制御部、41,42…ロッド、43,44…スイッチ、50…制御パターン情報、81〜84…ドア、81a〜84a…ウインドウ、81b…ドアトリム、81c…アームレスト、85…ウインドウ駆動装置、90…指先、91…腹部、120…底面、121…配置凹部、350…静電しきい値

Claims (5)

  1. 軸を中心とした引き上げ操作、及び押し下げ操作が可能であり、前記軸から離れた先端側に先端操作領域、前記軸に近い後端側に後端操作領域を有する操作ノブと、
    前記先端操作領域及び前記後端操作領域に対するユーザの接触を検出する接触検出部と、
    前記操作ノブの前記引き上げ操作及び前記押し下げ操作を検出する操作検出部と、
    前記接触検出部によって検出された前記先端操作領域及び前記後端操作領域に対する接触と前記操作検出部によって検出された前記引き上げ操作及び前記押し下げ操作とを組み合わせてなされた操作を判定すると共に、前記先端操作領域と前記後端操作領域とに対する接触が検出された際、少なくとも前記後端操作領域に対する操作を無効と判定する判定部と、
    を備えた操作装置。
  2. 前記判定部は、前記先端操作領域と前記後端操作領域とに対する接触が検出された際、前記先端操作領域及び前記後端操作領域に対する操作を無効と判定する、
    請求項1に記載の操作装置。
  3. 前記判定部は、前記先端操作領域と前記後端操作領域とに対する接触が検出された際、前記先端操作領域に対する前記引き上げ操作及び前記押し下げ操作を有効と判定する、
    請求項1に記載の操作装置。
  4. 前記先端操作領域は、車両の前席の右側及び左側のウインドウの開閉を指示するための第1の操作領域及び第2の操作領域を有し、
    前記後端操作領域は、前記車両の後席の右側及び左側のウインドウの開閉を指示するための第3の操作領域及び第4の操作領域を有する、
    請求項1乃至3のいずれか1項の記載の操作装置。
  5. 前記接触検出部は、前記第1の操作領域〜前記第4の操作領域に配置された第1の検出電極〜第4の検出電極と、前記第1の検出電極〜前記第4の検出電極から取得する出力信号に基づいて検出対象の接近及び接触を判定する接触判定部と、を備え、
    前記接触判定部は、基板に配置され、
    前記基板は、前記操作ノブに配置される、
    請求項4に記載の操作装置。
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