JP2020505526A - ニットウェア、ならびにこのニットウェアを製造するための方法および装置 - Google Patents

ニットウェア、ならびにこのニットウェアを製造するための方法および装置 Download PDF

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Abstract

本発明は、ニットウェア、ならびにニットウェアを製造するための方法および装置に関し、このとき粗糸が、少なくとも2つのドラフトローラ対と紡績ノズル装置とを備えたドラフト装置に供給され、かつ少なくとも2つのドラフトローラ対によってドラフトされ、このときドラフト装置の少なくとも1つの入口ローラ対および出口ローラ対は、編機において形成すべきニットウェアのパターンに相応して、ドラフトされた粗糸の糸太さが入口ローラ対と出口ローラ対との間における相対速度の変化によって変化させられるように、制御されて駆動され、ドラフトされた粗糸は、紡績ノズル装置に供給され、かつ該紡績ノズル装置によって、圧縮空気供給を用いて強化され、かつその後で、ドラフトされて強化された粗糸は、編機に供給される。本発明によれば、方法および装置では、ドラフト装置の出口ローラ対の少なくとも1つの駆動されるローラの回転速度の駆動制御によって、ドラフトされて強化された粗糸の糸供給速度が、編機によって編成すべき編目サイズに関連して調節される。

Description

本発明は、ニットウェアを製造する方法であって、強化されていないスライバから成る、粗糸の形態の繊維束を、糸搬送方向において相前後して配置された少なくとも2つのドラフトローラ対を備えたドラフト装置と、糸搬送方向においてドラフト装置の下流に配置された紡績ノズル装置とを有する、粗糸ドラフト兼強化ユニットに供給し、かつ少なくとも2つのドラフトローラ対によってドラフトし、このときドラフト装置の少なくとも1つの入口ローラ対および出口ローラ対を、編機において形成すべきニットウェアのパターンに相応して、ドラフトされた粗糸の糸太さがその長さにわたって入口ローラ対と出口ローラ対との間における相対速度の変化によって変化させられるように、制御して駆動し、ドラフト装置から進出するドラフトされた粗糸を、紡績ノズル装置に供給し、かつ該紡績ノズル装置によって、圧縮空気供給を用いて強化し、かつその後で、ドラフトされて強化された粗糸を、直接、または少なくとも1つの搬送手段またはニップ手段を介して、編機に供給する、方法に関する。
本発明はさらに、ニットウェアを製造するための装置であって、当該装置は、少なくとも1つの編機と、糸搬送方向において編機の上流に配置された少なくとも1つの粗糸ドラフト兼強化ユニットとを有しており、該粗糸ドラフト兼強化ユニットは、糸搬送方向において相前後して配置された少なくとも2つのドラフトローラ対を備えたドラフト装置と、糸搬送方向においてドラフト装置の下流に配置された少なくとも1つの紡績ノズル装置とを有しており、このときドラフト装置の入口ローラ対の少なくとも1つの駆動されるローラ、および出口ローラ対の少なくとも1つの駆動されるローラは、少なくとも1つの駆動装置に連結されており、該駆動装置は、編機のためのパターン制御装置に連結されている装置に関する。
さらに本発明は、長さに沿って変化する糸太さを備えたドラフトされて強化された粗糸から形成されたニットウェアであって、このときドラフトされて強化された粗糸の糸太さは、当該ニットウェアのパターンに関連して形成されている、ニットウェアに関する。
独国特許発明第102011053396号明細書(DE 102011053396)に基づいて公知の、ニットウェアを製造するための方法および装置では、編機は、粗糸ドラフト兼強化ユニットに直接連結されており、この粗糸ドラフト兼強化ユニットは、粗糸をドラフトするためのドラフト装置と、ドラフトされた粗糸を一時的に強化するための紡績ノズル装置とを有しており、このとき紡績ノズル装置に後続する糸強化区間の長さは、ニップローラ対によって規定されている。これによって、ドラフトされて強化された粗糸は、直接、粗糸ドラフト兼強化ユニットから、工業的な使用のために好適な長い区間を介して編機に案内することができる。これによって特に柔軟性を有しかつボリュームのあるニットウェアを好適に製造することができる。
従来技術に基づいてさらに、変化する糸太さを備えた糸が公知であるが、しかしながら多くの場合、このようないわゆる星糸(Noppengarn)の糸太さは、単に、糸から製造されたニットウェアの外観に関してだけ変化させられる。このとき星糸は、規則的なまたは不規則な間隔をおいて肉厚部、いわゆる星(Noppen)を有することができる。特に、手編みされた製品であるという印象を喚起することが望ましいニットウェアを製造するためには、糸は、その長さおよび互いの間隔が変化する星を備えた糸が使用される。
独国特許出願公開第1910034号明細書(DE 1910034 A)には、不規則に変化する糸太さを備えた糸を形成するための方法および装置が記載されており、このときベース糸の糸太さの不規則な変化が生ぜしめられ、かつ同時に、生ぜしめられた星の太さおよび長さが不規則な形式で変化させられる。そのために、独国特許出願公開第1910034号明細書に記載された装置は、可変の回転数で作動する制御可能な駆動装置を有している。駆動装置は、運転に応じて、ドラフト装置の下流のセットに接続されており、これによってこのセットを、ドラフト装置の、このセットに対応配置された上流のセットであって、下流のセットから間隔をおいて設けられている上流のセットとは完全に無関係に駆動することができるようになっている。このようにして繊維機械から、ドラフト装置のセットの間において延びているドラフトゾーンへのストランドの供給は、ドラフトされた糸をドラフト装置の上流のセットから放出する速度とは完全に無関係に調整することができる。星糸の肉厚部を形成するために、公知の方法によれば、不規則に変化する信号が生成され、この信号は、ドラフト装置の下流のセットの作業速度が、ドラフト装置の上流のセットの作業速度とは完全に無関係に調整されることを惹起する。独国特許出願公開第1910034号明細書においては、製造された糸における糸太さの変化が、繰り返されるパターンを生ぜしめないということを重視しているにもかかわらず、糸太さの変化を前もって規定可能なパターンに相応してプログラミングすることが望まれている、特定の場合が存在し得る、ということも述べられている。
独国特許出願公開第1910034号明細書に記載された方法、およびこの明細書に記載された装置は、もっぱら、織布のようなファブリックを製造するために後でさらに加工される、変化する糸太さを備えた糸を製造するために働く。
国際公開第2016/091521号(WO 2016/091521 A1)においては、紡績装置と編機とから成る組合せが使用され、このとき紡績装置によって粗糸から、可変の太さのスライバまたは糸が製造可能であり、かつ編機の編目形成エレメントに供給可能である。そのために、紡績装置の1つのドラフト装置の少なくとも2つのローラ対が、互いに無関係に駆動制御可能な固有の駆動装置を有しており、これらの駆動装置によって、ドラフト装置の入口ローラ対と出口ローラ対との間における相対速度を変化させることができるか、または機械に、少なくとも1つの供給ローラを備えた摩擦紡績装置が設けられていて、供給ローラの速度が、1つの引出しローラ対との関係において調整可能である。公知の装置および公知の方法によって、パターンを備えたニットウェアを製造することができ、このパターンは、種々異なったスライバ強度および糸強度を備えた編目の形成によって生ぜしめられており、このときパターンは、編目列方向(Maschenreihenrichtung)および/または編目ウェール方向(Maschenstaebchenrichtung)におけるスライバ太さおよび糸太さの変化によって形成されている。
本発明の課題は、パターンの形成可能性におけるさらに高い可変性を有していて、かつ同時に最適化された材料使用を可能にする、方法、装置、およびニットウェアを提供することである。
この課題は一方では、冒頭に述べた形式の方法において、ドラフト装置の出口ローラ対の少なくとも1つのローラの回転速度の駆動制御によって、ドラフトされて強化された粗糸の糸供給速度を、編機によって編成すべき編目サイズに関連して調節することによって解決される。
好ましくは、太さが変化するドラフトされて強化された粗糸の加工によって、ニットウェアの製造時における材料使用を最適化することができる。本発明に係る方法では、粗糸ドラフト兼強化ユニットから進出するドラフトされて強化された粗糸の糸太さが、編機によって編成されるパターンに相応して、編機に連結された粗糸ドラフト兼強化ユニットによって変化させられる。
太さが変化させられたドラフトされて強化された粗糸を生ぜしめるために、粗糸ドラフト兼強化ユニットのドラフト装置には、強化されていないスライバの形態の繊維束が供給され、この繊維束は、ドラフト装置の、糸搬送方向において相前後して配置された少なくとも2つのドラフトローラ対によって、ドラフトされ、糸搬送方向においてドラフト装置に後続して配置された紡績ノズル装置によって強化される。ドラフト装置においてドラフトされた粗糸を強化するために、この粗糸には、紡績ノズル装置によって圧縮空気が供給される。強化区間は、例えば、糸搬送方向において紡績ノズル装置に後続するニップローラ対によって終了させることができ、その後で、太さが変化させられたドラフトされて強化された粗糸は、問題なく、比較的長い区間を介して、直接、粗糸ドラフト兼強化ユニットから、糸搬送方向においてこの粗糸ドラフト兼強化ユニットに後続して配置された編機に搬送されることができる。
粗糸ドラフト兼強化ユニットにおいて製造されたドラフトされて強化された粗糸の糸太さを変化させるために、ドラフト装置の少なくとも1つの入口ローラ対、つまり糸搬送方向において最初のドラフトローラ対と、ドラフト装置の出口ローラ対、つまり糸搬送方向において最後のドラフトローラ対とが、編機において形成すべきニットウェアのパターンに相応して制御されて駆動される。このとき駆動制御は、ドラフト装置によって生ぜしめられたドラフトされた粗糸の糸太さが、その長さにわたって、入口ローラ対と出口ローラ対との間における相対速度の変化によって変化させられるように行われる。ドラフトされた粗糸の糸太さは、その長さにわたって、入口ローラ対と出口ローラ対との間における相対速度の変化によってパターンに応じて変化させられることができる。
そのために好ましくは、駆動制御される入口ローラ対の回転速度が変化させられ、これによってドラフト装置には、調節された回転速度に関連して、より多くのまたはより少ない繊維束が供給される。出口ローラ対の回転速度は、例えばこのとき一定に保つことができる。しかしながらまた択一的な実施形態では、出口ローラ対の回転速度を、入口ローラ対の等しいまま(一定)の速度に対して相対的に、編成すべきパターンに関連して変化させることができる。さらに入口ローラ対および出口ローラ対は、入口ローラ対と出口ローラ対との間における相対速度の変化を介して、ドラフト装置から進出するドラフトされた粗糸の糸太さが編成すべきパターンに適合され得るように、制御されて駆動されることができる。駆動制御される入口ローラ対の回転速度は、パターンに応じて変化させることができる。
出口ローラ対の少なくとも1つの駆動されるローラの回転速度に対して相対的に、入口ローラ対の少なくとも1つの駆動されるローラの回転速度を高めるに連れて、製造すべきドラフトされて強化された粗糸の糸太さは増大する。逆に、製造すべきドラフトされて強化された粗糸の糸太さは、出口ローラ対の少なくとも1つの駆動されるローラの回転速度に対して相対的に、入口ローラ対の少なくとも1つの駆動されるローラの回転速度を低下させるに連れて、縮小する。
好ましくは、ドラフトローラ対のそれぞれ単に1つのローラが駆動され、このときそれぞれ第2のローラは、駆動されるローラへの圧着によってこのローラに対して逆方向において運動する。しかしながらまた本発明の択一的な変化形態においては、ドラフトローラ対の両ローラを駆動することも可能である。
さらに本発明に係る方法の択一的な変化形態においては、ドラフト装置に供給された繊維束は、2つよりも多くの、例えば3つまたは4つのドラフトローラ対によってもドラフトすることができる。
好ましくは、紡績ノズル装置の紡績ノズルが、ドラフトされた粗糸を糸搬送方向において加撚し、かつ自動的に搬送し、このとき紡績ノズル装置は、好ましくは少なくとも2つの紡績ノズルを有しており、両紡績ノズルは、空気力式に作動し、かつドラフト装置から進出するドラフトされた粗糸に、圧縮空気をそれぞれ逆向きの回転方向で供給する。
さらにまた好ましくは、糸搬送方向において紡績ノズル装置に後続して配置されたニップローラ対の少なくとも1つのニップローラが駆動され、このときここでも、本発明に係る方法の変化形態に応じて、少なくとも1つのニップローラの回転速度を、例えば編成すべきパターンに関連して変化させることができる。ドラフトされて強化された粗糸を、ニップローラ対を通して貫通案内することによって、紡績ノズル装置の強化区間を画定することができ、これによってドラフトされて強化された粗糸を、十分な強度をもってそれぞれの編成箇所に至るまで搬送することができる。
さらに本発明に係る方法では、ドラフト装置の出口ローラ対の少なくとも1つの駆動されるローラの回転速度を駆動制御することによって、編機に至る、ドラフトされて強化された粗糸の糸供給速度が、編機によって編成すべき編目サイズに関連して調節される。
つまり糸供給速度の変化は、本発明に係る方法では、ドラフト装置の、糸搬送方向において最後のドラフトローラ対の回転速度の適合によって可能になり、このとき増大する糸供給速度のためには、出口ローラ対の回転速度を比較的高く調節するべきであり、かつ低下する糸供給速度を得るためには、出口ローラ対の回転速度を比較的低く調節するべきである。
つまり本発明に係る方法では、糸繊度もしくは糸太さ、つまり単位糸部分当たりの糸の質量と、糸供給量とは、形成すべき編物のそれぞれ編成すべき編目サイズに適合させられる。
特に好適であることが判明している実施形態では、単に出口ローラ対の1つのローラが、それぞれ編成すべき編目サイズとそのために必要な、編機への糸供給量とに関連して、駆動され、かつ所属のローラは、駆動されるローラへの圧着によって運動させられる。さらに出口ローラ対の両ローラを共にパターン制御して駆動することも可能である。
糸供給速度の変化によって、編機において異なった大きさの編目を編成することができ、このとき編成すべき編目サイズは、編機における編み深さ(Kuliertiefe)の変化によって可能になる。異なった大きさの編目の編成によって、ニットウェアにおける透明の領域およびあまり透明でない領域を生ぜしめることができる。
さらに、出口ローラ対に対する入口ローラ対の相対速度と、これに基づいて得られる、編機において編目形成のために使用されるドラフトされて強化された粗糸の糸太さ変化との比例的な変化によって、ならびに糸供給速度の変化によって簡単に得ることができる編目サイズの変化を用いて、ほぼ一定の単位面積重量を有していてかつほぼ均一な透明性もしくは不透明性(Blickdichte)によって特徴付けられたニットウェアを製造することができる。
従来技術に基づいて公知のレギンスおよびパンティストッキングは、それらが異なった部分から構成されているのではない場合には、例外なく、等しいままの糸強度を備えた1つの編物から形成されている。これによって、レギンスもしくはパンティストッキングは、例えば臀部周辺における比較的大きな伸長に基づいて透明もしくは半透明になる。アンダウェアおよび/または肌が透けて見えることを回避するために、レギンスもしくはパンティストッキングは相応に大きくすることを甘受しなくてはならず、このことはまたそれ自体、レギンスもしくはパンティストッキングが比較的容易に滑ってしまい、かつ例えば脹ら脛周辺において十分な緊密性を有しないという欠点をもたらす。
丸編物の製造時には、編物の直径が、シリンダ直径およびニードル数のような構造上の条件によって、可能な限り十分に規定されている。編物の直径は、規定された範囲においてしか、編目サイズの変化によって変化させることができない。この効果を、製造者はレギンスにおいて利用している。編目サイズの増大に連れて、編物直径も大きくなる。これによってレギンスの脚部に、ある一定の形状を与えることができる。しかしながらこの形状付与は、予め決定された糸強度によってしか可能でない。したがって従来技術では、小さな編目、ひいては小さな編物直径における不透明性は、大きな編目サイズ、ひいては大きな編物直径におけるよりも高くなっている。
これに対して本発明に係る方法によって、糸強度および編目サイズを、形成すべき編成パターンに適合させることができる。本発明に係る方法の好適な実施形態では、したがってドラフト装置は、編機によって編成すべき編目サイズが大きければ大きいほど、入口ローラ対と出口ローラ対との間における相対速度を小さく調節し、かつ出口ローラ対の少なくとも1つの駆動されるローラの回転速度を大きく調節し、かつ編機によって編成すべき編目サイズが小さければ小さいほど、入口ローラ対と出口ローラ対との間における相対速度を大きく調節し、かつ出口ローラ対の少なくとも1つの駆動されるローラの回転速度を小さく調節するように、駆動制御される。これによって例えばレギンスまたはパンティストッキングのようなニットウェアにおいて、例えば臀部周辺領域における高められた伸長に基づき、臀部周辺におけるアンダウェアおよび/または肌が見苦しく透けて見えてしまうことを回避することができる。
そのために本発明に係る方法の使用時には、一方では編目を、製造されたニットウェアが装着中に、例えば臀部周辺におけるように比較的大きな伸長にさらされる領域において、比較的大きく編成し、かつ他方では糸太さを、編目のサイズに関連して増大させることができる。相応に糸太さは、好ましくは生ぜしめられる編目サイズに関連して適合され、このとき編目サイズの増大に連れて、編成箇所に供給されるドラフトされて強化された粗糸の糸太さは、増大し、かつ編目サイズの縮小に連れて、編成箇所に供給されるドラフトされて強化された粗糸の糸太さは、縮小する。つまり本発明に係る方法では、形成すべきニットウェアの編目サイズおよび糸太さは、パターン制御されて決定される。
そのために好ましくは、入口ローラ対と出口ローラ対との間における相対速度を、編機によって編成すべき編目サイズに対して反比例させて調節し、かつ出口ローラ対の少なくとも1つの駆動されるローラの回転速度を、編目サイズに対して正比例させて調節する。
ドラフトされて強化された粗糸の特に容易な編成を可能にするため、かつ極めて高い品質のニットウェアを編成するためには、ドラフトされて強化された粗糸を、等しいまま(一定)の糸テンションで編機に供給することが、特に好適であると判明している。本発明に係る方法の択一的な実施形態では、ドラフトされて強化された粗糸を、一定の糸テンションで編機に供給するのではなく、例えば編成パターンに適合させることが可能である。
さらに、製造すべきニットウェアの耐久性に関しては、ドラフト装置に少なくとも1つの補助糸を供給することが極めて好適であることが判明しており、このときドラフト装置への補助糸供給速度は、編機において形成すべきニットウェアの編目サイズに関連して、かつ/または補助糸の伸長特性に関連して制御される。ドラフト装置への補助糸供給速度は、編機において形成すべきニットウェアのパターンに関連して制御することも可能である。
特に有効であることが判明している実施形態では、補助糸は、糸搬送方向においてドラフト装置の最後のドラフトローラ対、つまり出口ローラ対を通して引き出される。ドラフト装置の個々のローラは場合によって異なった回転速度で運動するので、ドラフト装置の最後のドラフトローラ対に供給された補助糸には、ただ1つの回転速度しか加えられず、その結果補助糸の供給は、この回転速度に、ひいては編機において形成すべきニットウェアのパターンに適宜に適合させられることができる。しかしながらまた本発明に係る方法の別の変化形態では、補助糸は、粗糸に、他の箇所において、例えばドラフト装置への供給前においても供給されることができる。好ましくは、粗糸への補助糸の供給によって、芯・外装糸(Kern-Mantel-Garn)が形成され、この芯・外装糸では、ドラフトされて強化された粗糸が束の形態で補助糸を取り囲んでいる。
本発明に係る方法の実施形態、もしくはこれによって形成すべきニットウェアの実施形態に応じて、非弾性の糸、いわゆる芯糸、または弾性の糸、いわゆるエラスト糸を、補助糸として使用することができる。補助糸の使用によって、編機に供給すべきドラフトされて強化された、高められた安定性を備えた補助糸を含む粗糸を、得ることができる。
さらに粗糸に、1つの補助糸よりも多くの、例えば2つまたは3つの補助糸を供給することも可能である。この場合、それぞれの補助糸を、別個の補助糸供給装置によってドラフト装置に供給すると、好適であることが判明している。しかしながらまたそれぞれの補助糸を、ただ1つの補助糸供給装置を用いて粗糸に搬送することも可能である。
好ましくは、粗糸内への少なくとも1つの補助糸の挿入によって、かつそれぞれ編成すべき編目サイズに適合された糸太さもしくは糸強度によって、上に述べたように、例えばしばしばレギンスまたはパンティストッキングにおいて臀部周辺に該当するような、大きな伸長に基づく見苦しい透け見え効果(Durchschimmereffekt)が回避されるニットウェアを製造することができる。その結果として、特に装着状態において、ほぼ等しい透明性もしくは不透明性、および美しい均一な全体印象を、不所望の透け見え効果なしに有する、ニットウェアを製造することができる。
例えば少なくとも1つのエラスト糸のような少なくとも1つの補助糸は、本発明では芯糸として、つまり粗糸の繊維によって取り囲まれた補助糸として、粗糸内に挿入することができる。このことは、後の製品において、装着する人にとって被服生理学的な利点を有している。このときエラスト糸は、混紡におけるように皮膚に接触せず、繊維外装によって被覆されている。
本発明に係る方法の特に好適な変化形態では、ドラフトされて強化された複数の粗糸を、別個の粗糸ドラフト兼強化ユニットにおいて形成し、かつこれらの別個の編成システムから編機に供給し、このとき粗糸ドラフト兼強化ユニットを、互いに無関係に駆動制御し、かつ作動させる。このような構成は、特に小型丸編機の使用時に好適であることが判明している。
しかしながらまた本発明に係る方法の択一的な実施形態では、2つまたはそれ以上の、ドラフトされて強化された粗糸を、共通の粗糸ドラフト兼強化ユニットによって形成し、かつ次いで編機の1つまたは複数の別個の編成システムに供給することができる。
また、複数の粗糸ドラフト兼強化ユニットを、1つのモジュールにまとめ、かつ一緒に電子制御することも可能である。このときすべての粗糸ドラフト兼強化ユニット、または単に個々の粗糸ドラフト兼強化ユニットを、1つのモジュールにまとめておくことも可能である。粗糸ドラフト兼強化ユニットのモジュラ式の運転は、特に小型丸編機の使用に関して好適であることが判明している。
本発明に係る方法の好適な構成では、編機のそれぞれ1つの編成システムに、粗糸ドラフト兼強化ユニットのうちの少なくとも2つの粗糸ドラフト兼強化ユニットから、ドラフトされて強化された粗糸を供給する。これによって、ドラフトされて強化された粗糸から成る2つ、3つ、4つ、または4つよりも多くのストランドを、別個に形成することができ、かつそれぞれの編成システムにおいて、つまりそれぞれの編目形成箇所においてまとめることができる。これによって、異なった材料から成っていて、かつ/または異なった糸特性を備えた、異なった粗糸を、形成すべき編物において組み込むことが可能である。
本発明の課題はさらに、冒頭に述べた形式の装置であって、編機が、編み深さ調節装置を有しており、該編み深さ調節装置は、編機のためのパターン制御装置、および出口ローラ対の少なくとも1つの駆動されるローラのための少なくとも1つの駆動装置に連結されている装置によって解決される。
ドラフト装置の出口ローラ対、つまり糸搬送方向において最後のドラフトローラ対の少なくとも1つの駆動されるローラの駆動に対して相対的な、ドラフト装置の入口ローラ対、つまり糸搬送方向において最初のドラフトローラ対の少なくとも1つの駆動されるローラの、パターン制御された駆動によって、本発明に係る装置によって、異なった糸太さを備えた、ドラフトされて強化された粗糸を形成することができ、このような粗糸の材料使用は、編機において形成すべき編目構造に最適に適合されている。
そのために編機は、粗糸ドラフト兼強化ユニットに連結されており、この粗糸ドラフト兼強化ユニットは、糸搬送方向において相前後して配置された少なくとも2つのニップローラ対を備えた少なくとも1つのドラフト装置、糸搬送方向において下流に配置された紡績ノズル装置、および好ましくは、しかしながら必ずしも必要ではない、紡績ノズル装置の強化区間を画定するニップローラ対を有している。
ドラフトされて強化された粗糸を製造するために、ドラフト装置の、糸搬送方向において最初のニップローラ対には、強化されていないスライバの形態の繊維束が供給され、このような繊維束は、個々のドラフトローラ対によってドラフトされ、かつ紡績ノズル装置を用いて強化される。追加的な安定性を、ドラフトされて強化された粗糸は、後続して配置されたニップローラ対によって得ることができる。
本発明に係る装置では、それぞれのドラフトローラ対のそれぞれ少なくとも1つのローラが、駆動装置によって駆動され、このとき両ローラが駆動されてもよい。糸太さ変化は、特に、ドラフト装置の出口ローラ対に対して相対的な、入口ローラ対の回転速度の変化によって達成される。
糸搬送方向においてドラフト装置に後続して配置された紡績ノズル装置は、好ましくは2つの自己搬送式の紡績ノズルを有しており、これによってドラフトされた粗糸の搬送は、紡績ノズルの、作業方向に向けられた空気流によって行われる。好ましくは、両紡績ノズルは、糸搬送方向において相前後して配置されており、このとき両紡績ノズルは、空気力式に作動し、かつ互いに逆向きの回転流を有している。
好ましくは糸搬送方向において紡績ノズル装置に後続して配置されたニップローラ対は、また駆動装置に連結されているか、または連結可能であってよく、この駆動装置によってニップローラ対の少なくとも1つのニップローラが駆動される。ドラフトされて強化された粗糸を、ニップローラ対を通して貫通案内することによって、ドラフトされて強化された粗糸に、追加的な安定性および強度が与えられ、これによってドラフトされて、紡績ノズル強化後にニップされた粗糸は、問題なくまた、比較的長い区間を介して編機に搬送されることができ、しかもこのとき、単に一時的にしか強化されていない粗糸が、この搬送中に解離することはない。特に、紡績装置と編機とのこのような連結形式によって、特に柔らかいニットウェアを、極めて効果的に、スペースを節減して、かつ比較的安価に製造することができる。
本発明に係る装置の特に好適な変化形態において編機は、編機のためのパターン制御装置に連結されている編み深さ調節装置を有している。
編み深さ調節装置によって、好適に、編成すべき編目サイズを変化させることができる。編機のパターン制御装置との編み深さ調節装置の連結は、編目サイズを、編成すべきパターンに関連して変化させることを可能にする。製造すべき編目サイズに関連して、編目を形成するニードルが、編み深さ調節装置を用いて、大きくまたは僅かな大きさに、間隔を空けられる。
特に糸太さの適合との組合せにおいて、装着状態においてもほぼ等しい透明性もしくは不透明性を有している、例えばレギンスまたはパンティストッキングのようなニットウェアを製造することができる。これによって特に、例えば男性または女性の装着者の臀部周辺における、ニットウェアの高められた伸長に基づく、肌および/またはアンダウェアの見苦しい透け見えを回避することができる。好ましくは、編目はそのために、ニットウェアが比較的大きな伸長にさらされる領域において、例えば男性または女性の装着者の臀部周辺において比較的大きく形成され、このとき同時にニットウェアの糸太さも増大させられる。しかしながらまた、特に透明なニットウェアを形成するために、編目サイズの増大に連れて、糸太さを縮小させることも可能である。糸太さの適合はまた、パターンに応じて行うことも可能である。
本発明に係る装置の好適な実施形態では、装置は、粗糸ドラフト兼強化ユニットから進出するドラフトされて強化された粗糸の糸テンションを検出するための測定装置を有している。この測定装置によって、ドラフトされて強化された粗糸を、等しいまま(一定)の糸テンションで、編機のそれぞれの編成箇所に供給することを保証することができ、これによって、ドラフトされて強化された粗糸を、特に適宜に加工し、かつ同時に高い品質を備えたニットウェアを製造することができる。
測定装置は、さらにまた糸搬送速度、または他のプロセスパラメータを検出するためにも使用することができる。好ましくは、測定装置によって検出された値によって、紡績および/または編成プロセスが調整され、このとき、例えば1つまたは複数のドラフトローラ対の回転速度のような、1つまたは複数のプロセスパラメータを、調節することが可能である。
本発明に係る装置の好適な変化形態において、装置は、ドラフト装置に接続されていてかつ編機のためのパターン制御装置によって、かつ/またはドラフト装置に供給すべき補助糸の伸長特性に関連して制御可能な少なくとも1つの補助糸供給装置を有している。ドラフトされて強化された粗糸内に補助糸を挿入することによって、粗糸には、追加的な安定性および強度が与えられる。さらに例えば、ドラフトされて強化された粗糸の伸長特性に、補助糸によって影響を及ぼすことが可能である。
好ましくは、補助糸供給装置は、ドラフト装置の出口ローラ対、つまり糸搬送方向において最後のドラフトローラ対によって実現された引出し機能を有しており、これによって補助糸を、最後のドラフトローラ対によって収容し、かつドラフトされた糸内に組み込むことができる。主ドラフト中に初めて補助糸を供給することによって、補助糸は、ドラフト装置の1つのニップポイントしか通過しない。このとき補助糸供給装置の速度は、最後のドラフトローラ対の回転速度、および/または編機のパターン制御装置に最適に適合させることができる。さらに補助糸供給装置を、補助糸の伸長特性に関連して制御することも可能である。
使用事例に応じて、補助糸は、弾性に形成されていても、または非弾性に形成されていてもよい。ドラフトされて強化された粗糸に補助糸を供給することによって、芯が補助糸によって形成される芯・外装糸が好適に得られる。本発明に係る装置の択一的な実施形態では、ドラフトされて強化された粗糸に、1つよりも多くの補助糸、例えば2つまたは3つの補助糸が供給されてよい。
好ましくは、ドラフトされて強化された粗糸を芯・外装糸として構成することによって、ニットウェアの伸長時における、例えばレギンスまたはパンティストッキングのような製造されたニットウェアの見苦しい透け見え効果を回避することができる。さらに、大きな伸長の領域における糸太さの増大との組合せにおける編目の増大によっても、透け見え効果を回避することができる。
さらに特に好適であることが判明している実施形態では、編機の編成システムにはそれぞれ、制御技術的に互いに無関係である少なくとも2つの別個の粗糸ドラフト兼強化ユニットが対応配置されている。このような構成は、特に、小型丸編機における使用に関して好適であることが判明している。
しかしながらまた、本発明に係る装置の択一的な実施形態では、粗糸ドラフト兼強化ユニットのうちの複数の粗糸ドラフト兼強化ユニットが、1つのモジュールにまとめられていて、かつ制御技術的に連結されていてもよい。このような使用は、特に大型丸編機における使用に関して好適であると見なすことができる。使用事例に応じて、ここではすべての粗糸ドラフト兼強化ユニットが、または単に幾つかの粗糸ドラフト兼強化ユニットが、制御技術的に連結されていてよい。
本発明の課題はさらに、冒頭に述べた形式のニットウェアであって、ドラフトされて強化された粗糸の糸太さが、ニットウェアのそれぞれの編目サイズに関連して形成されており、このとき編目サイズの増大に連れて糸太さが増大し、かつ編目サイズの縮小に連れて、糸太さは縮小するニットウェアによって、解決される。
糸太さのパターン制御された変化によって、材料使用を、ニットウェアの編目構造に最適に適合させることができる。さらに本発明に係るニットウェアでは、その製造のために使用されるドラフトされて強化された粗糸の糸太さは、ニットウェアのそれぞれの編目サイズに関連して形成されており、このとき編目サイズの増大に連れて、糸太さは増大し、かつ編目サイズの縮小に連れて、糸太さは縮小する。
極めて特に好適に、ニットウェアは、変化する直径を有しているが等しいまま(一定)の不透明性を有している、丸編みされたシームレスのニットウェアである。このような場合ニットウェアは、例えばストッキングであってよく、このストッキングの直径は、脹ら脛領域において下から上に向かって増大し、これによってこの脹ら脛領域における編目サイズは、下から上に向かって増大するが、不透明性は等しいままである。それというのは、本発明によればこの脹ら脛領域における編成時に、下から上に向かって、つまり編目が大きくなる場合に、より多くの、かつより太い糸が編成箇所に供給されるからである。同じことは、逆にこの脹ら脛領域における編成時に、上から下に向かって、編目が小さくなる場合に、より少ない、かつより細い糸が編成箇所に供給される場合にも言える。このとき本発明に係るニットウェアは、このニットウェアが伸長状態もしくは装着状態においても一貫して等しい透明性もしくは不透明性を有するように形成されている。本発明に係るニットウェアの択一的な実施形態では、しかしながらまた編目サイズの増大に連れて、糸太さが縮小することも可能であり、このようにすると、特に透明な領域と、特に不透明な領域とを製造することができる。
ニットウェアは、パターンを有するニットウェアであってよい。
次に本発明の好適な実施形態、その構造、機能、および利点について、図面を参照しながら詳説する。
本発明に係る方法の1実施形態において中間製品として形成可能なドラフトされた粗糸であって、異なった糸太さを備えた粗糸の一部を、概略的に示す側面図である。 本発明に係る装置の1つの可能な実施形態を、断面して概略的に示す側面図である。 本発明に係る装置の別の可能な実施形態を、断面して概略的に示す側面図である。
図1には、本発明に係る方法の1実施形態の中間製品として製造可能なドラフトされた粗糸4bの一部が概略的に側面図で示されており、このとき粗糸4bは、図示の実施例では長さlを有している。
粗糸4bの、図1に示された粗糸部分は、3つの領域41,41’,42を有しており、これらの領域41,41’,42は、異なった糸太さd,d’によって特徴付けられている。図1に示されているように、粗糸4bは領域42において、領域41,41’におけるよりも大きな糸太さd’を有している。このとき糸太さd,d’は、粗糸4bが一時的に強化された形でドラフトされ強化された粗糸として供給される編機において、編成すべきパターンに適合させられている。このとき糸太さd,d’、および粗糸4bが比較的大きなまたは比較的小さな直径を有する領域の長さは、パターン固有に形成されている。このとき、図1に示されたのとは異なり、粗糸4bは、その長い区間にわたって一定の糸太さd,d’を有することもできる。また糸太さd,d’は、極めて短い間隔において変化することも可能である。糸太さd,d’が変化する領域41,41’,42は、規則的に繰り返されていても、またはパターンに応じて不規則に形成されていてもよい。
ドラフトされた粗糸4bは、個々の繊維40から成っており、これらの繊維40は、ここでは見えない補助糸を取り囲んでいる。使用事例に応じて、補助糸は弾性に形成されていても、または非弾性に形成されていてよい。同様に、補助糸を有していない、もしくは1つの補助糸よりも多くの補助糸を有するドラフトされた粗糸を形成することも可能である。
図2には、本発明に係る装置1の1実施形態が断面された側面図で示されており、このとき図1におけると同じ符号は、同じコンポーネントを記載しており、かつこれに関連しては、先行する記載を参照するものとする。
図2に示された装置1は、編機2と、この編機2に連結された粗糸ドラフト兼強化ユニット10とを有している。
粗糸ドラフト兼強化ユニット10は、ドラフト装置5、糸搬送方向Aにおいてドラフト装置5の下流に配置された紡績ノズル装置6、および図示の実施形態では糸搬送方向Aにおいて紡績ノズル装置6に後続するニップローラ対7を有している。
図2に示された実施形態において、ドラフト装置5は、糸搬送方向Aにおいて相前後して配置されていて互いに間隔561,562をおいて設けられた3つのドラフトローラ対51,52,53を有している。択一的な実施形態では、しかしながらまた装置1は、単に2つのドラフトローラ対51,53を有していても、または3つのドラフトローラ対51,52,53よりも多くのドラフトローラ対を有していてもよい。ドラフトローラ対51,52,53自体は、それぞれ2つのローラ511,512,521,522,531,532によって形成される。
ドラフトされて強化された粗糸4bを製造するために、ドラフト装置5の、糸搬送方向Aにおいて第1のドラフトローラ対51、つまり入口ローラ対には、強化されていないスライバの形態の繊維束(Lunte)4aが供給される。繊維束4aは、図示の実施形態では、フライヤボビン31を有する粗糸貯えユニット3から提供され、かつ入口ローラ対51に案内される。
ドラフト装置5において繊維束4aは、ドラフトローラ対51,52,53を用いてドラフトされる。そのためにそれぞれのドラフトローラ対51,52,53のそれぞれ1つのローラ511,521,531は、それぞれのローラ511,521,531を駆動する駆動装置8,8’,8’’に連結されている。
図2に示されているように、例示された本発明に係る装置1において、それぞれのドラフトローラ対51,52,53の駆動されないローラ512,522,532は、ドラフト装置押圧アーム54を用いてばね541の使用下で、駆動されるローラ511,521,531に押圧される。このときローラ512,522,532は、これらのローラ512,522,532がローラ511,521,531に対して逆向きに回転できるように支持されている。
それぞれの編目サイズに適合させられた糸太さd,d’を有するドラフトされた粗糸4bを製造するために、駆動装置8,8’,8’’は、パターン制御装置9に連結されており、このとき特に、入口ローラ対51のローラ511の駆動装置8の回転速度Xは、出口ローラ対53の回転速度Xに対して相対的に、編機2によって編成すべきパターンに関連して調整され、このとき図示の実施形態では入口ローラ対51の回転速度Xが変化させられ、このときドラフトローラ対52の回転速度Xは、予め規定されたまたは調節可能な変速比でもってドラフトローラ対51の回転速度に追従し、かつドラフトローラ対53の回転速度Xは一定に保たれる。
編成すべき編目サイズにも影響を及ぼすことができるようにするために、パターン制御装置9は、さらに、編機2の概略的に示された編み深さ調節装置(Kuliertiefenverstellvorrichtung)91に連結されている。このときプロセスは、好ましくは、編目サイズの増大に連れて糸太さd’が増大し、かつ編目が縮小するに連れて、糸太さdもまた縮小するように調整され、これによって、装着状態においてほぼ一定の透明性もしくは不透明性を有している、例えばレギンスまたはパンティストッキングのようなニットウェアを製造することができ、これによって、場合によっては他の箇所よりも多く伸長する箇所における見苦しい透け見え(Durchscheinen)を回避することができる。しかしながらまた同様に択一的な変化形態におけるプロセスは、編目サイズの増大に連れて糸太さd,d’が縮小するように、かつそれとは逆に編目サイズの縮小に連れて糸太さd,d’が増大するように、調整されてもよい。相応に、ニットウェアにおいて特に透明な領域を形成することができる。
ドラフト装置5から進出するドラフトされた粗糸4bは、次いで紡績ノズル装置6内に進入する。紡績ノズル装置6内において、ドラフトされた粗糸4bの撚りが空気噴流を用いて行われる。このとき紡績ノズル装置6は、相前後して配置された2つの紡績ノズル61,62から成っており、両紡績ノズル61,62は、空気渦流ノズルである。両紡績ノズル61,62によって発生させられた空気流は、互いに逆向きの回転方向B,Cを有しているので、仮撚りが形成される。
紡績ノズル装置6には、図示の実施形態では、糸搬送方向Aにおいて後続してニップローラ対7が設けられており、このニップローラ対7は、互いに逆向きに回転可能な2つのニップローラ71,72を有している。紡績ノズル装置6から進出するドラフトされて強化された粗糸4cは、互いに押し合わされているニップローラ71,72を通して貫通案内され、これによって一方では粗糸4cのための貫通案内部が形成され、かつ他方では粗糸4cのためのニップポイントが形成される。このときニップポイントは、紡績ノズル装置6の下流側における繊維強化区間を画定している。ニップローラ対から、ドラフトされて強化された粗糸4dが進出し、この粗糸4dは、次に編機2に直接供給される。
本発明に係る装置1’の、図3に示された実施形態では、粗糸4bには、補助糸供給装置220を用いて非弾性の補助糸22が供給され、この補助糸22は、ドラフトされて強化された粗糸4dの強度を高めるために役立つ。このとき非弾性の補助糸22は、補助糸ニップローラ対23を用いてボビン24から引き出され、図示の実施形態では糸ガイド小管26を介してドラフト装置5に供給され、かつ粗糸4b内に組み込まれる。図示の実施形態では、非弾性の補助糸22は、ドラフト装置5の、糸搬送方向Aにおいて最後のドラフトローラ対、つまり出口ローラ対53に供給され、これによって補助糸22の糸供給速度Vは、単に出口ローラ対53の回転速度Xに適合させるだけでよい。
補助糸ニップローラ対23とドラフト装置5との間に設けられた糸テンション測定装置43を用いて、非弾性の補助糸22の糸テンションを検査することができる。特に、製造されるニットウェアの品質および編成プロセスの実施に関しては、装置1,1’が、補助糸ニップローラ対23から進出する粗糸4dの糸テンションを検出するための糸テンション測定装置43を有していることが、好適であると判明しており、このようになっていると、粗糸4dを、連続した糸テンションで編機2に供給することができる。
さらに図3の実施形態において、粗糸4bには、弾性の補助糸25、例えばエラスト糸が、別の補助糸供給装置210を用いて供給される。この弾性の補助糸25は、正確な補助糸テンションを調節することができる周囲駆動装置(Umfangsantrieb)によって、糸テンション測定装置42を介して導かれ、かつその後でドラフトローラ対53に供給される。図示の実施形態において、弾性の補助糸25は、非弾性の補助糸22と一緒に糸供給速度Vで糸ガイド小管26を介してドラフト装置5に供給される。
また、補助糸供給装置220,210が、パターン制御装置および/または補助糸22,25の伸長特性によって制御されると好適である。特に、補助糸供給装置220,210が、パターン制御装置に連結されていると、補助糸22,25をパターンに適合させて使用することができる。弾性の補助糸25を使用するか、または非弾性の補助糸22を使用するかは、使用事例固有に選択することができる。同様に、単に1つの補助糸22または25を粗糸4bに供給するか、または場合によっては複数の補助糸22,25を粗糸4bに供給するかを、使用事例に応じて決定することができる。複数の補助糸22,25が使用される限りは、これらの補助糸22,25は、図3に示されているように、場合によっては異なっている補助糸テンションを顧慮して、別個の補助糸供給装置220,210を用いて、ドラフト装置5に供給することが望ましい。しかしながらまた択一的な変化形態では、複数の補助糸を、ただ1つの補助糸供給装置を用いて供給することも可能である。
好ましくは、本発明に係る装置1,1’は、異なった大きさに形成された編目を備えたニットウェアを簡単に製造することができ、これによって、編目サイズに関連して可変の糸太さd,d’を顧慮して、極めて透明な、もしくは不透明なニットウェアを提供することができる。編目サイズを変化させるために、粗糸ドラフト兼強化ユニットから編機への糸供給速度が変化させられ、このことは、糸搬送方向Aにおいて最後のドラフトローラ対、つまり出口ローラ対53の回転速度の変化によって実現される。
本発明では、編目サイズの変化によって異なった圧縮ゾーンを編ホースにおいて生ぜしめることも、同様に可能である。
さらに本発明では、糸太さもしくは糸強度の変化によって、異なった技術的な特性を備えたニットウェアを製造することができる。糸太さの変化時には、本発明に係る方法では、完成した糸における繊維含有量が変化させられる。補助糸繊度は、プロセス中に決定されている。したがって例えば導電性の補助糸を、異なった量の繊維によって取り囲むことができ、このことは、部分的に別の特性を、それぞれ製造されたニットウェアにおいてもたらす。
本発明によって、ニットウェアの耐摩耗強度に、編目サイズおよび糸強度の適合によって影響を及ぼすことが可能である。さらに本発明は、ニットウェアの透湿特性および/または蓄熱能力のような、ニットウェアの使用特性に、影響を及ぼすために使用することができる。さらに本発明を用いて、さらに、または択一的に、ニットウェアの熱伝導性および/または断熱特性に、影響を及ぼすことが可能である。

Claims (14)

  1. パターンを有するニットウェアを製造する方法であって、
    強化されていないスライバから成る、粗糸(4a)の形態の繊維束を、糸搬送方向(A)において相前後して配置された少なくとも2つのドラフトローラ対(51,52,53)を備えたドラフト装置(5)と、前記糸搬送方向(A)において前記ドラフト装置(5)の下流に配置された紡績ノズル装置(6)とを有する、粗糸ドラフト兼強化ユニット(10)に供給し、かつ前記少なくとも2つのドラフトローラ対(51,52,53)によってドラフトし、前記ドラフト装置(5)の少なくとも1つの入口ローラ対(51)および出口ローラ対(53)を、編機(2)において形成すべき前記ニットウェアの前記パターンに相応して、ドラフトされた前記粗糸(4b)の糸太さ(d,d’)がその長さにわたって前記入口ローラ対(51)と前記出口ローラ対(53)との間における相対速度の変化によって変化させられるように、制御して駆動し、
    前記ドラフト装置(5)から進出するドラフトされた前記粗糸(4b)を、前記紡績ノズル装置(6)に供給し、かつ該紡績ノズル装置(6)によって、圧縮空気供給を用いて強化し、かつその後で、
    ドラフトされて強化された前記粗糸(4d)を、直接、または少なくとも1つの搬送手段またはニップ手段を介して、前記編機(2)に供給する、方法において、
    前記ドラフト装置(5)の前記出口ローラ対(53)の少なくとも1つの駆動されるローラの回転速度の駆動制御によって、ドラフトされて強化された前記粗糸(4d)の糸供給速度(V)を、前記編機(2)によって編成すべき編目サイズに関連して調節する
    ことを特徴とする方法。
  2. 前記編機(2)によって編成すべき前記編目サイズが大きければ大きいほど、前記入口ローラ対(51)と前記出口ローラ対(53)との間における前記相対速度を小さく調節し、かつ前記出口ローラ対(53)の前記少なくとも1つの駆動されるローラの回転速度を大きく調節し、かつ前記編機(2)によって編成すべき前記編目サイズが小さければ小さいほど、前記入口ローラ対(51)と前記出口ローラ対(53)との間における前記相対速度を大きく調節し、かつ前記出口ローラ対(53)の前記少なくとも1つの駆動されるローラの前記回転速度を小さく調節する、
    請求項1記載の方法。
  3. 前記入口ローラ対(51)と前記出口ローラ対(53)との間における前記相対速度を、前記編機(2)によって編成すべき前記編目サイズに対して反比例させて調節し、かつ前記出口ローラ対(53)の前記少なくとも1つの駆動されるローラの前記回転速度を、前記編目サイズに対して正比例させて調節する、
    請求項1または2記載の方法。
  4. ドラフトされて強化された前記粗糸(4d)を、一定の糸テンションで前記編機(2)に供給する、
    請求項1から3までの少なくともいずれか1項記載の方法。
  5. 前記ドラフト装置(5)に、少なくとも1つの補助糸(22,25)を供給し、前記ドラフト装置(5)への補助糸供給速度を、前記編機において形成すべき前記ニットウェアの前記編目サイズに関連して、かつ/または前記補助糸(22,25)の伸長特性に関連して制御する、
    請求項1から4までの少なくともいずれか1項記載の方法。
  6. ドラフトされて強化された複数の前記粗糸(4d)を、別個の前記粗糸ドラフト兼強化ユニット(10)において形成し、かつこれらの別個の編成システムから前記編機(2)に供給し、前記粗糸ドラフト兼強化ユニット(10)を、互いに無関係に駆動制御し、かつ作動させる、
    請求項1から5までの少なくともいずれか1項記載の方法。
  7. 複数の前記粗糸ドラフト兼強化ユニット(10)を、1つのモジュールにまとめ、かつ一緒に電子制御する、
    請求項1から5までの少なくともいずれか1項記載の方法。
  8. 前記編機(2)のそれぞれ1つの編成システムに、前記粗糸ドラフト兼強化ユニット(10)のうちの少なくとも2つの粗糸ドラフト兼強化ユニットから、ドラフトされて強化された前記粗糸(4d)を供給する、請求項6または7記載の方法。
    ニットウェアを製造するための装置(1,1’)であって、当該装置(1,1’)は、少なくとも1つの編機(2)と、糸搬送方向(A)において前記編機(2)の上流に配置された少なくとも1つの粗糸ドラフト兼強化ユニット(10)とを有しており、該粗糸ドラフト兼強化ユニット(10)は、糸搬送方向(A)において相前後して配置された少なくとも2つのドラフトローラ対(51,52,53)を備えたドラフト装置(5)と、前記糸搬送方向(A)において前記ドラフト装置(5)の下流に配置された少なくとも1つの紡績ノズル装置(6)とを有しており、前記ドラフト装置(5)の入口ローラ対(51)の少なくとも1つの駆動されるローラ、および出口ローラ対(53)の少なくとも1つの駆動されるローラは、少なくとも1つの駆動装置(8,8’,8’’)に連結されており、該駆動装置(8,8’,8’’)は、前記編機(2)のためのパターン制御装置(9)に連結されている装置(1,1’)において、
    前記編機(2)は、編み深さ調節装置(91)を有しており、該編み深さ調節装置(91)は、前記編機(2)のための前記パターン制御装置(9)、および前記出口ローラ対(53)の前記少なくとも1つの駆動されるローラのための前記少なくとも1つの駆動装置(8’’)に連結されている
    ことを特徴とする装置。
  9. 当該装置(1,1’)は、前記粗糸ドラフト兼強化ユニット(10)から進出するドラフトされて強化された粗糸(4d)の糸テンションを検出するための少なくとも1つの糸テンション測定装置(41)を有している、
    請求項8記載の装置。
  10. 当該装置(1,1’)は、前記ドラフト装置(5)に接続されていてかつ前記編機(2)のための前記パターン制御装置(9)によって制御可能な、かつ/または前記ドラフト装置(5)に供給すべき補助糸(22,25)の伸長特性に関連して制御可能な少なくとも1つの補助糸供給装置(220,210)を有している、
    請求項8または9記載の装置。
  11. 前記編機(2)の編成システムにはそれぞれ、制御技術的に互いに無関係である少なくとも2つの別個の粗糸ドラフト兼強化ユニット(10)が対応配置されている、
    請求項8から10までの少なくともいずれか1項記載の装置。
  12. 前記粗糸ドラフト兼強化ユニット(10)のうちの複数の粗糸ドラフト兼強化ユニットが、1つのモジュールにまとめられていて、かつ制御技術的に連結されている、
    請求項8から11までの少なくともいずれか1項記載の装置。
  13. 長さに沿って変化する糸太さを備えたドラフトされて強化された粗糸(4d)から形成されたニットウェアであって、
    ドラフトされて強化された前記粗糸(4d)の前記糸太さ(d,d’)は、当該ニットウェアのそれぞれの編目サイズに関連して形成されており、前記編目サイズの増大に連れて前記糸太さ(d’)は増大し、かつ前記編目サイズの縮小に連れて、前記糸太さ(d)は縮小する
    ことを特徴とする、ニットウェア。
  14. 当該ニットウェアは、変化する直径を有しているが一定の不透明性を有している、丸編みされたシームレスのニットウェアである、
    請求項13記載のニットウェア。
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