JP2020193553A - 杭柱状体の頭部接合構造及び接合方法 - Google Patents

杭柱状体の頭部接合構造及び接合方法 Download PDF

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Abstract

【課題】コンクリート構造体の主筋と補強鉄筋との干渉を回避することができ、杭頭曲げモーメントに抵抗することができる杭柱状体の杭頭部接合構造及び接合方法の提供。【解決手段】杭柱状体の頭部接合構造は、コンクリート構造体6の下部に配置され、杭柱状体の頭部に支持される鉄筋連結プレート12を備え、鉄筋連結プレート12には、コンクリート構造体6に埋設される水平鉄筋14,14が定着され、且つ、補強鉄筋8,8…が貫通される補強鉄筋用貫通孔12b,12bを備えていることによって、高い曲げ耐力を確保しつつ、補強鉄筋と水平鉄筋との干渉を回避することができる。【選択図】図2

Description

本発明は、桟橋等の上部工やフーチング等のコンクリート構造体と鋼管杭等の杭柱状体とを接合する杭柱状体の頭部接合構造及び接合方法に関する。
従来、フーチング等のコンクリート構造体と鋼管杭等の杭柱状体との接合には、コンクリート構造体に一定長さだけ杭柱状体の頭部を埋め込み、埋め込んだ部分によって杭頭曲げモーメントに抵抗する方法(以下、方法Aという)と、コンクリート構造体内への杭頭部の埋め込み深さを最小限に留め、杭頭部とコンクリート体とに跨って縦向きの補強鉄筋を杭頭部周方向に間隔をおいて配置し、補強鉄筋によって杭頭曲げモーメントに抵抗する方法(以下、方法Bという)とが知られている(例えば、特許文献1を参照)。
方法Aは、構造上、フーチング等のコンクリート構造体の下部に配置される主筋が分断されるため、十分な補強鉄筋を配置する必要があり配置が複雑になるという問題があった。
一方、方法Bは、方法Aに比べて一般的に剛結度が低いが、杭柱状体によってフーチング等のコンクリート構造体の下部に配置される主筋が分断されないので、配置が簡素化できるという利点がある。
また、方法Bは、桟橋等の杭支持構造物における杭頭部接合やプレキャスト部材との適用事例が少なく、この分野への応用が期待されている。
特開2006−83609号公報
しかしながら、従来の方法Bに係る技術では、縦向きの補強鉄筋が杭頭部周方向に間隔をおいて配置されるため、フーチングや桟橋の上部工等のコンクリート構造体の下側に格子状に配置された主筋と干渉するおそれがあり、これを回避するために杭柱状体の杭頭部外周面部に補強鉄筋を支持する部材を設ける等の対策が必要であった。
また、杭柱状体に接合されるコンクリート構造体がプレキャスト部材の場合、コンクリート構造体の主筋と補強鉄筋との嵌め合わせが困難であるため、従来の方法Aを用いてコンクリート構造体に鞘管を設置し、杭頭部を鞘管に挿入し、鞘管内にコンクリートを打設することによって杭柱状体と接合する場合が多かった。
しかしながら、鞘管によってコンクリート構造体の主筋が分断されるため、強度を確保するために必要な補強鉄筋の本数が多くなり、その分、杭柱状体の外径も大きくしなければならないという問題があった。
そこで、本発明は、このような従来の問題に鑑み、フーチングや桟橋の上部工等のコンクリート構造体の主筋と補強鉄筋との干渉を回避することができ、杭頭曲げモーメントに抵抗することができる杭柱状体の杭頭部接合構造及び接合方法の提供を目的としてなされたものである。
上述の如き従来の問題を解決するための請求項1に記載の発明の特徴は、杭柱状体の頭部にコンクリート構造体が接合されてなる杭柱状体の頭部接合構造において、前記コンクリート構造体の下部に配置され、前記杭柱状体の頭部に支持される鉄筋連結プレートを備え、前記鉄筋連結プレートには、前記コンクリート構造体に埋設される水平鉄筋が定着され、且つ、前記コンクリート構造体と前記杭柱状体とに跨って配置される補強鉄筋が貫通される補強鉄筋用貫通孔を備えていることにある。
請求項2に記載の発明の特徴は、請求項1の構成に加え、前記杭柱状体は、杭頭部に高さ調整部材を備え、前記鉄筋連結プレートが前記高さ調整部材を介して前記杭柱状体の頭部に支持されていることにある。
請求項3に記載の発明の特徴は、請求項1又は2の構成に加え、前記コンクリート構造体は、プレキャストコンクリート部材であって、前記鉄筋連結プレートは、前記プレキャストコンクリート部材に形成された縦孔の下部に配置されていることにある。
請求項4に記載の発明の特徴は、請求項1〜3の何れか一の構成に加え、前記鉄筋連結プレートの上方に間隔をおいて鉄筋支持プレートを備え、該鉄筋支持プレートに前記コンクリート構造体に埋設される水平鉄筋が定着されるとともに、前記補強鉄筋が定着されることにある。
請求項5に記載の発明の特徴は、請求項4の構成に加え、前記鉄筋支持プレートは、前記補強鉄筋が貫通される補強鉄筋用貫通孔を備えていることにある。
請求項6に記載の発明の特徴は、請求項4の構成に加え、前記鉄筋支持プレートには、複数の補強鉄筋からなる鉄筋群が挿通される鉄筋群挿通用開口部が形成されるとともに、外縁が前記鉄筋群挿通用開口部の縁部に支持される定着プレートを備え、該定着プレートに前記複数の補強鉄筋の上端部が支持され、前記複数の補強鉄筋が前記定着プレートを介して前記鉄筋支持プレートに支持されるとともに、前記定着プレートに支持された前記補強鉄筋が前記鉄筋連結プレートに形成された前記補強鉄筋用貫通孔に貫通されていることにある。
請求項7に記載の発明の特徴は、請求項6の構成に加え、前記定着プレートに上端部が支持された複数の補強鉄筋からなる補強鉄筋群の外側が環状又は螺旋状のフープ筋で拘束されていることにある。
請求項8に記載の発明の特徴は、請求項4〜6の何れか一の構成に加え、前記鉄筋連結プレートと前記鉄筋支持プレートとの間に複数のフープ筋支持柱を備え、該フープ筋支持柱に環状又は螺旋状のフープ筋が支持されていることにある。
請求項9に記載の発明の特徴は、請求項8の構成に加え、前記複数のフープ筋支持柱の外側に縦孔形成用の型枠材を備えていることにある。
請求項10に記載の発明の特徴は、請求項1〜9の何れか一の構成に加え、前記杭柱状体の頭部に着脱可能に突設され、前記鉄筋連結プレートに開口したガイド孔に挿入されるガイド部材を備え、前記補強鉄筋用貫通孔は、前記ガイド孔の外側に周方向に間隔をおいて配置されていることにある。
請求項11に記載の発明の特徴は、請求項1〜10の何れか一の構成に加え、前記杭柱状体の上端に支持され、前記鉄筋連結プレート下に配置された環状の緩衝部材を備え、該緩衝部材の内側に形成されたコンクリート製の絞り部を介して前記杭柱状体と前記コンクリート構造体とが接合されていることにある。
請求項12に記載の発明の特徴は、杭柱状体の頭部にコンクリート構造体を接合する杭柱状体の頭部接合方法において、前記コンクリート構造体の下部に配置され、前記コンクリート体に埋設される水平鉄筋が定着された鉄筋連結プレートを備え、前記杭柱状体の頭部に前記鉄筋連結プレートを支持させ、その状態で前記鉄筋連結プレートに形成された補強鉄筋用貫通孔を通して補強鉄筋を前記鉄筋連結プレートの上下に跨って配置し、しかる後、コンクリートを打設して前記杭柱状体の頭部に前記コンクリート構造体を接合することにある。
請求項13に記載の発明の特徴は、請求項12の構成に加え、前記コンクリート構造体は、プレキャストコンクリート部材であって、前記鉄筋連結プレートを前記プレキャストコンクリート部材に形成された縦孔の下部に配置しておき、前記杭柱状体の頭部に前記鉄筋連結プレートを介して前記プレキャストコンクリート部材を支持させ、その状態で前記鉄筋連結プレートに形成された補強鉄筋用貫通孔を通して補強鉄筋を前記プレキャストコンクリート部材と前記杭柱状体とに跨って配置し、しかる後、前記縦孔にコンクリートを打設して前記杭柱状体の頭部にプレキャストコンクリート部材を接合することにある。
請求項14に記載の発明の特徴は、請求項12又は13の構成に加え、前記杭柱状体の頭部に高さを調整した高さ調整部材を固定し、該高さ調整部材上に前記鉄筋連結プレートを支持させることにある。
請求項15に記載の発明の特徴は、請求項14の構成に加え、前記高さ調整部材は、中央部に前記鉄筋連結プレートを支持させる支持用凸部を備え、該支持用凸部の外側に円環状の緩衝部材を嵌め込んだ状態で前記支持用凸部に前記鉄筋連結プレートを支持させ、しかる後、前記コンクリートを打設して前記杭柱状体と前記コンクリート構造体とを接合するとともに、前記緩衝部材の内側に前記杭柱状体の径より小さい絞り部を形成し、該絞り部を介して前記杭柱状体と前記コンクリート構造体とを接合することにある。
請求項16に記載の発明の特徴は、請求項12〜15の何れか一の構成に加え、前記杭柱状体の頭部に突設されたガイド部材に、前記鉄筋連結プレートに開口したガイド孔を嵌め合わせ、前記鉄筋連結プレートを前記ガイド部材に案内させて前記コンクリート構造体を設置位置に誘導し、前記杭柱状体に前記鉄筋連結プレートを支持させ、前記ガイド孔の外側に周方向に間隔をおいて配置された補強鉄筋用貫通孔に補強鉄筋を挿入することにある。
請求項17に記載の発明の特徴は、請求項12〜16の何れか一の構成に加え、前記鉄筋連結プレートの上方に間隔をおいて鉄筋支持プレートを設けておき、該鉄筋支持プレートに前記コンクリート構造体に埋設される水平鉄筋を定着するとともに、前記補強鉄筋を定着することにある。
請求項18に記載の発明の特徴は、請求項17の構成に加え、複数の補強鉄筋の上端部を定着プレートに支持させておき、前記杭柱状体の頭部に前記鉄筋連結プレートを介して前記プレキャストコンクリート部材を支持させた後、前記定着プレートに支持させた複数の補強鉄筋を前記鉄筋支持プレートに形成された鉄筋群挿通用開口部を挿通させるとともに、前記鉄筋連結プレートに形成された前記補強鉄筋用貫通孔に貫通させ、前記定着プレートの外縁を前記鉄筋群挿通用開口部の縁部に支持させ、各補強鉄筋の上端部を前記定着プレートを介して前記鉄筋支持プレートに支持させることにある。
請求項19に記載の発明の特徴は、請求項18の構成に加え、前記定着プレートに上端部が支持された複数の補強鉄筋からなる鉄筋群の外側を環状又は螺旋状のフープ筋で拘束しておくことにある。
請求項20に記載の発明の特徴は、請求項17又は18の構成に加え、前記鉄筋連結プレートと前記鉄筋支持プレートとの間に複数のフープ筋支持柱を設けておき、該フープ筋支持柱に環状又は螺旋状のフープ筋を支持させておくことにある
本発明に係る杭柱状体の杭頭部接合構造は、請求項1に記載の構成を具備することによって、補強鉄筋によって曲げモーメントに抵抗する構造において、コンクリート構造体の下部に配置される主鉄筋と補強鉄筋との干渉を回避することができる。
また、本発明において、請求項2に記載の構成を具備することによって、接合高さを容易に調整することができる。
更に、本発明において、請求項3に記載の構成を具備することによって、補強鉄筋によって曲げモーメントに抵抗する構造をプレキャストコンクリート部材にも好適に適用することができる。
更にまた、本発明において、請求項4に記載の構成を具備することによって、補強鉄筋とコンクリート構造体の上部に配置された水平鉄筋との干渉を回避することができるとともに、補強鉄筋の定着を容易に行うことができる。
また、本発明において、請求項5に記載の構成を具備することによって、鉄筋連結プレートの補強鉄筋用貫通孔の位置に合わせて補強鉄筋の頭部を鉄筋支持プレートに定着させることができる。
また、本発明において、請求項6に記載の構成を具備することによって、補強鉄筋を一括して設置することができる。
さらに、本発明において、請求項7に記載の構成を具備することによって、複数の補強鉄筋の位置決めをすることができるとともに、フープ筋を補強鉄筋と一括して設置することができる。
また、本発明において、請求項8に記載の構成を具備することによって、現地でのフープ筋の設置作業を省くことができるとともに、狭隘な場所での作業が軽減され、効率よく作業を行うことができる。
さらに、本発明において、請求項9に記載の構成を具備することによって、フープ筋とコンクリート構造体とが隔離された状態で縦孔を形成することができる。
さらに、本発明において、請求項10に記載の構成を具備することによって、鉄筋連結プレートを介して杭柱状体とコンクリート構造体との位置決めを容易に行えるとともに、杭柱状体に対して各補強鉄筋を同心円配置に設置することができる。
さらに、本発明において、請求項11に記載の構成を具備することによって、地震等によって杭頭部に作用する曲げモーメントを低減することができ、杭柱状体、コンクリート構造体について合理的な設計を行うことができる。
本発明に係る杭柱状体の杭頭部接合方法は、請求項12に記載の構成を具備することによって、コンクリート構造体の下部に配置される主鉄筋(水平鉄筋)に対して補強鉄筋を干渉することなく効率よく設置することができる。
また、本発明において、請求項13に記載の構成を具備することによって、コンクリート構造物を効率よく構築することができる。
さらに、本発明において、請求項14に記載の構成を具備することによって、各杭の杭頭部高さを容易に調整することができる。
また、本発明において、請求項15に記載の構成を具備することによって、コンクリート構造体と杭柱状体とが半剛接合され、地震等によって杭頭部に生じる曲げモーメントを低減し、杭柱状体、コンクリート構造体について合理的な設計を行うことができるので、杭頭部を効率よく構築することができる。
応力を軽減し、杭柱状体の破損を防止することができる。
更にまた、本発明において、請求項16に記載の構成を具備することによって、鉄筋連結プレートを介してコンクリート構造体を所定の位置に誘導することができるとともに、杭柱状体に対して各補強鉄筋を同心配置に設置することができる。
更にまた、本発明において、請求項17に記載の構成を具備することによって、コンクリート構造体の上部に配置される水平鉄筋と補強鉄筋との干渉を回避し、効率よく補強鉄筋の配置を行えるとともに、補強鉄筋を容易に定着することができる。
また、本発明において、請求項18に記載の構成を具備することによって、補強鉄筋を一括して設置することができる。
さらに、本発明において、請求項19に記載の構成を具備することによって、複数の補強鉄筋の位置決めをすることができるとともに、フープ筋を補強鉄筋と一括して設置することができる。
また、本発明において、請求項20に記載の構成を具備することによって、現地でのフープ筋の設置作業を省くことができるとともに、狭隘な場所での作業が軽減され、効率よく作業を行うことができる。
本発明に係る杭柱状体の頭部接合構造を使用した一例を示す正面図である。 図1中の杭柱状体の杭頭部の接合状態を示す縦断面図である。 図2中の鉄筋連結プレートを示す斜視図である。 本発明に係る杭柱状体の杭頭部接合方法の手順を示す図であって、(a)は杭柱状体の組み立て作業の状態を示す平面図、(b)は同縦断面図である。 (a)は同上のプレキャストコンクリート部材の状態を示す平面図、(b)は同縦断面図である。 同上の底面図である。 同上の杭柱状体にコンクリート構造体を設置する作業の状態を示す斜視図である。 (a)は同上の杭柱状体にコンクリート構造体を設置した状態を示す平面図、(b)は同縦断面図である。 (a)は同上の補強鉄筋の設置作業の状態を示す平面図、(b)は同縦断面図である。 (a)は同上の杭頭部内コンクリートの打設時の状態を示す平面図、(b)は同縦断面図である。 本発明に係る杭柱状体の頭部接合構造の他の一例を示す図であって、(a)はコンクリート打設前の状態の平面図、(b)は同縦断面図である。 本発明に係る杭柱状体の頭部接合構造の他の一例を示す図であって、(a)はコンクリート構造体を示す平面図、(b)は同縦断面図である。 図12中のフープ筋を支持する構造を示す斜視図である。 (a)は同上のコンクリート構造体を使用したコンクリート打設前の状態の平面図、(b)は同縦断面図である。 (a)は同上の杭頭部内コンクリートの打設時の状態を示す平面図、(b)は同縦断面図である。 補強鉄筋を支持する構造の他の一例を示す分解斜視図である。 同上の構造を使用する際の補強鉄筋を設置する作業の状態を示す断面図である。 (a)は同上の補強鉄筋を設置した状態を示す平面図、(b)は同断面図である。 (a)は同上の杭頭部内コンクリートの打設時の状態を示す平面図、(b)は同縦断面図である。 本発明に係る杭柱状体の頭部接合構造のさらに他の一例を示す縦断面図である。 同上の杭柱状体の杭頭部接合方法の手順を示す図であって、(a)は杭柱状体の組み立て作業の状態を示す平面図、(b)は同縦断面図である。 (a)は同上の杭柱状体にコンクリート構造体を設置した状態を示す平面図、(b)は同縦断面図である。 (a)は同上の補強鉄筋の設置作業の状態を示す平面図、(b)は同縦断面図である。 (a)は同上の杭頭部内コンクリートの打設時の状態を示す平面図、(b)は同縦断面図である。 本発明に係る杭柱状体の頭部接合構造の更に他の一例を示す縦断面図である。 同上の杭柱状体の頭部接合方法の手順を示す図であって、杭柱状体を打設した状態を示す縦断面図である。 (a)は同上の鉄筋連結プレートを設置した状態を示す平面図、(b)は同縦断面図である。 (a)は同上の補強鉄筋の配置作業の状態を示す平面図、(b)は同縦断面図である。 (a)は同上の水平鉄筋の配置作業の状態を示す平面図、(b)は同縦断面図である。
次に、本発明に係る杭柱状体の頭部接合構造の実施態様を図1〜図10に示した実施例に基づいて説明する。
本実施例では、桟橋等の杭支持構造物を例に説明し、図中符号1は杭支持構造物である。
杭支持構造物1は、図1に示すように、水底地盤2に打設された複数の鋼管杭等の杭柱状体3と、杭柱状体3に支持された鉄筋コンクリート造の梁部4とを備え、梁部4上に床版部5が形成され、梁部4と床版部5とで桟橋の上部工を成している。
また、この杭支持構造物1は、図2に示すように、プレキャストコンクリート部材からなるコンクリート構造体6に形成された縦孔7と杭頭部とに跨って縦向きの補強鉄筋8,8…を杭頭部周方向に間隔をおいて配置し、縦孔7及び杭頭部にコンクリート9を打設することによって、杭柱状体3とコンクリート構造体6とが接合されている。
杭柱状体3は、鋼管杭、PHC杭又は場所打ちコンクリート杭等(本実施例では鋼管杭)であって、縦向きの中空筒状に形成されている。
この杭柱状体3には、上端より所定の深さにコンクリート打設用の底型枠10が備えられている。
また、この杭柱状体3には、杭頭部に高さ調整部材11を備え、高さ調整部材11を介して後述する鉄筋連結プレート12が支持されるようになっている。
高さ調整部材11は、図4に示すように、短辺方向を上下に向けた帯状の鋼板11a,11aを交差させた形状、本実施例では十字状に形成され、高さを調整しつつ杭頭部内に挿入され、杭柱状体3の上端部に溶接等によって固定されている。尚、高さ調整部材11の態様は、本実施例に限定されず、高さ調整可能な形状であればよい。
また、高さ調整部材11の上端には、隣り合う鋼板11a,11aの上面に跨って三角形状の取付用プレート11b,11b…が固定され、鉄筋連結プレート12に開口したガイド孔12aに挿入されるガイド部材13が着脱可能に取り付けられるようになっている。
梁部4は、杭柱状体3に接合されたプレキャストコンクリート部材からなるコンクリート構造体6によって構成され、コンクリート構造体6には、杭柱状体3に接合される縦孔7が形成されている。
縦孔7の下部には、コンクリート構造体6の下部に配置され、杭柱状体3の頭部に支持される鉄筋連結プレート12を備え、鉄筋連結プレート12には、コンクリート構造体6の下側部分に埋設される水平鉄筋14,14…の端部が溶接等によって定着されている。
鉄筋連結プレート12は、図3に示すように、鋼板等によって構成され、中央にガイド孔12aが形成されるとともに、ガイド孔12aの外側に複数の補強鉄筋用貫通孔12b,12b…が周方向に間隔をおいて形成されている。
各補強鉄筋用貫通孔12b,12b…は、杭柱状体3の杭径を基に決定される各補強鉄筋8の配置に対応した位置であって、鉄筋連結プレート12の中心から杭柱状体3の内半径よりも近い位置にそれぞれ杭頭部周方向に間隔をおいて形成されている。
この各補強鉄筋用貫通孔12b,12b…は、棒状の補強鉄筋8,8…が貫通可能な径を有し、補強鉄筋8,8…が補強鉄筋用貫通孔12b,12b…を貫通し、縦孔7内と杭柱状体3内とに跨った配置で鉄筋連結プレート12に固定される。
ガイド孔12aは、各補強鉄筋用貫通孔12b,12bと干渉しないように形成され、ガイド部材13に嵌め合わされることによって、鉄筋連結プレート12がガイド部材13に案内され、コンクリート構造体6が設置位置に誘導されるようになっている。
ガイド部材13は、図4に示すように、矩形のフランジ部13aと、フランジ部13aの上面に固定された鋼板からなるガイド板13b,13bとを備え、フランジ部13aの上面にガイド板13b,13bが十字状に配置されている。
各ガイド板13b,13bは、幅がガイド孔12aの内径とほぼ同じか若干狭く、その上部がそれぞれ先端側の細いテーパ状に形成されている。
フランジ部13aには、ボルト挿通孔が形成されており、高さ調整部材11の上端に固定された取付用プレート11b,11b…にガイド部材13をボルト締めによって着脱可能に固定できるようになっている。
次に、この杭柱状体の杭頭部接合方法について説明する。
事前準備として、工場又は施工現場近郊の製作ヤード等において、図5、図6に示すプレキャストコンクリート部材からなるコンクリート構造体6を製作する。
このコンクリート構造体6の製作は、特に図示しないが、型枠内の底部に鉄筋連結プレート12を配置するとともに、型枠の上下側にそれぞれ水平鉄筋14,14…及び水平鉄筋17,17…を配置し、下側の水平鉄筋14,14…の端部を鉄筋連結プレート12に溶接等によって固定する。
そして、型枠内にコンクリートを打設し、縦孔7底部に鉄筋連結プレート12が配置されたプレキャストコンクリート部材からなるコンクリート構造体6を形成する。
一方、施工現場においては、まず、図4に示すように、水底地盤2に鋼管杭からなる杭柱状体3を打設し、杭柱状体3内の所定の深さに杭頭底型枠10を設置する。
次に、杭柱状体3の設置高さを計測し、その高さに合わせて高さを調節しながら高さ調整部材11を固定し、高さ調整部材11上に固定した取付用プレート11bにガイド部材13を固定する。
また、杭柱状体3の外周面には、コンクリート構造体6の縦孔7の下側を塞ぐ底型枠部材15を固定する。
次に、図7に示すように、杭柱状体3の上方にコンクリート構造体6を移動させ、ガイド部材13にガイド孔12aを嵌め合わせ、鉄筋連結プレート12をガイド部材13に案内させてコンクリート構造体6を設置位置に誘導し、鉄筋連結プレート12を杭柱状体3に支持させ、コンクリート構造体6を杭柱状体3に仮支持させる。
その際、ガイド部材13にガイド孔12aを通して鉄筋連結プレート12を案内させることで、杭柱状体3とコンクリート構造体6との位置を容易に合わせることができる。
また、杭柱状体3にコンクリート構造体6を支持させることによって、底型枠部材15によって縦孔7の下側開口が塞がれる。
そして、杭柱状体3にコンクリート構造体6を仮支持させた状態で安定したら、ガイド部材13及び取付用プレート11b,11b…を取り外し撤去する。尚、取付用プレート11b,11bは、コンクリート打設時に邪魔にならなければ撤去せずともよい。
次に、図9に示すように、各補強鉄筋用貫通孔12b,12b…に縦向きの補強鉄筋8,8…を貫通させ、所定の位置で補強鉄筋8,8…を鉄筋連結プレート12に固定するとともに、補強鉄筋8,8…の外側にフープ筋16,16…を上下に間隔を置いて配置し、結束線によって固定する。
その際、ガイド部材13によって杭柱状体3と鉄筋連結プレート12とが正確に位置合わせされているので、鉄筋連結プレート12の補強鉄筋用貫通孔12b,12b…に貫通させる各補強鉄筋8,8…の位置も自動的に位置決めされ、容易に取り付けることができる。
そして、縦孔7の上面よりガイド孔12aを通して、鉄筋連結プレート12と底型枠部材15とに挟まれた空隙及び杭柱状体3内にコンクリート9を打設する(一次打設)。
その後、一次打設したコンクリートの充填状態を確認し、図10に示すように、コンクリート構造体6の上部に配置された水平鉄筋17,17間に中継鉄筋18を機械式継手等によって連結した後、縦孔7内に場所打ちコンクリート9を投入し(二次打設)、養生固化させることによって、杭柱状体3の上端部にプレキャストコンクリート部材からなるコンクリート構造体6が接合される。
尚、一次打設によるコンクリートの充填状況が確認できるのであれば、一次打設と二次打設を連続して行ってもよい。
このように構成された杭柱状体3の頭部接合構造及び接合方法では、コンクリート構造体6の下部に配置される水平鉄筋14,14…が鉄筋連結プレート12を介して連続した構造にあるので、水平鉄筋14,14…を好適に配置することができるとともに、補強鉄筋8,8…との干渉を気にする必要がない。
また、杭柱状体3にコンクリート構造体6を支持させる際に、ガイド部材13に鉄筋連結プレート12に形成されたガイド孔12aを案内させることによって、杭柱状体3に対するコンクリート構造体6の位置決めを容易に行えるとともに、各補強鉄筋8,8…の位置決めを自動的に行うことができる。
尚、プレキャストコンクリート部材からなるコンクリート構造体6は、図11に示すように、鉄筋連結プレート12の上方に間隔をおいて鉄筋支持プレート20を備え、鉄筋支持プレート20に補強鉄筋8,8…の頭部を定着させてもよい。尚、上述の実施例と同様の構成には、同一符号を付して説明を省略する。
鉄筋支持プレート20は、図3に示す鉄筋連結プレート12と同様に形成され、鋼板等によって構成され、中央に作業用孔20aが形成されるとともに、作業用孔20aの外側に複数の補強鉄筋用貫通孔20b,20b…が周方向に間隔をおいて形成されている。
各補強鉄筋8,8…は、上端部にネジ部を備え、鉄筋支持プレート20の補強鉄筋用貫通孔12b,12b…を通して垂下させ、鉄筋連結プレート12の補強鉄筋用貫通孔20b,20b…を貫通させた状態で上端部のネジ部にナット21を締め付けることによって鉄筋支持プレート20に定着される。
また、この鉄筋支持プレート20には、コンクリート構造体6の上部に埋設される水平鉄筋17,17…の端部が溶接によって定着され、鉄筋支持プレート20を介して水平鉄筋17,17が連続して連結されている。
また、コンクリート構造体6は、図12に示すように、鉄筋連結プレート12と鉄筋支持プレート20との間に複数のフープ筋支持柱50,50…を備え、フープ筋支持柱50,50…に環状又は螺旋状のフープ筋16,16が支持されているものであってもよい。尚、上述の実施例と同様の構成には同一符号を付して説明する。
尚、フープ筋支持柱50,50の外側には、コンクリート構造体6の成形時に縦孔7を形成するための筒状の型枠材51が配置されている。
この型枠材51は、コンクリート構造体6の成形時において、コンクリートとフープ筋支持柱50,50及びフープ筋16,16とを隔離する役割を担うものであり、フープ筋支持柱50,50を設置したことに伴い縦孔7内にそのまま残置されている。
フープ筋支持柱50,50…は、図13に示すように、鉄筋連結プレート12の補強鉄筋用貫通孔12b,12b…及び鉄筋支持プレート20の補強鉄筋用貫通孔20b,20bの外側に周方向に間隔をおいて配置され、端部がそれぞれ鉄筋連結プレート12及び鉄筋支持プレート20に溶接等によって固定されている。
各フープ筋16,16は、内径が各補強鉄筋用貫通孔12b,20bよりも外側に配置されるように設定され、フープ筋支持柱50,50…に結束線等によって固定されている。
そして、補強鉄筋8,8…を補強鉄筋用貫通孔12b,20bに挿入することによって、図14に示すように、補強鉄筋8,8…がフープ筋16,16の内側に挿し込まれるようになっている。
各補強鉄筋8,8…は、上端部にネジ部を備え、鉄筋支持プレート20の補強鉄筋用貫通孔20b,20b…を通して垂下させ、鉄筋連結プレート12の補強鉄筋用貫通孔12b,12b…を貫通させた状態で上端部のネジ部にナット21を締め付けることによって鉄筋支持プレート20に定着される。
挿し込まれた補強鉄筋8,8…は、縦孔7に作業員が入り、フープ筋16,16に結束線等によって固定される。
そして、上述の実施例と同様に、縦孔7の上面より作業用孔20a及びガイド孔12aを通して、鉄筋連結プレート12と底型枠部材15とに挟まれた空隙及び杭柱状体3内にコンクリート9を打設する(一次打設)。
その後、一次打設したコンクリートの充填状態を確認し、図15に示すように、縦孔7内に場所打ちコンクリート9を投入し(二次打設)、養生固化させることによって、杭柱状体3の上端部にプレキャストコンクリート部材からなるコンクリート構造体6が接合される。
また、上述の実施例では、補強鉄筋8,8…毎にその上端部を鉄筋支持プレート20に定着させた例について説明したが、図16〜図18に示すように、鉄筋支持プレート20に各補強鉄筋用貫通孔20bを設けず、複数の補強鉄筋8,8…の上端部を定着プレート52に支持させておき、定着プレート52の外縁を鉄筋群挿通用開口部53の縁部に支持させ、各補強鉄筋8,8…の上端部を鉄筋支持プレート20に支持させるようにしもよい。尚、上述の実施例と同様の構成には同一符号を付して説明を省略する。
この場合、定着プレート52に上端部が支持された複数の補強鉄筋8,8…からなる鉄筋群8Aの外側を環状又は螺旋状のフープ筋54で拘束することが望ましい。
鉄筋支持プレート20に形成された鉄筋群挿通用開口部53は、鉄筋支持プレート20を板厚方向に貫通する円形孔状に形成され、複数の補強鉄筋8,8…からなる鉄筋群8A及びその外側を拘束するフープ筋54が挿通可能な大きさとなっている。
定着プレート52は、中央部に作業用孔52aを有する円環状に形成され、作業用孔52aの外側に鉄筋連結プレート12に形成された補強鉄筋用貫通孔12b、12bと同様の配置に複数の補強鉄筋用貫通孔52b,52b…を有している。
この定着プレート52は、外径が鉄筋群挿通用開口部53の内径よりも大きく、その外縁部が鉄筋群挿通用開口部53の縁部、即ち、鉄筋群挿通用開口部53外側の鉄筋支持プレート20上面に支持されるようになっている。
そして、各補強鉄筋8,8…は、定着プレート52の補強鉄筋用貫通孔52b,52b…を通して垂下され、その上端部にナット21を締め付けることによって定着プレート52に定着されるようになっている。
尚、定着プレート52の形状は、円形状に限定されず、外縁部の複数個所又は全部が鉄筋群挿通用開口部53の縁部上面に支持され、鉄筋群挿通用開口部53から脱落不能なものであればよい。
このように構成された杭柱状体の頭部接合方法は、図17に示すように、杭柱状体3の頭部に鉄筋連結プレート12を介してプレキャストコンクリート構造体6を支持させた後、定着プレート52に支持され、その外周がフープ筋54によって拘束された複数の補強鉄筋8,8…からなる鉄筋群8Aを縦孔7上より降下させ、鉄筋群挿通用開口部53に挿通させる。
そして、所定の位置まで鉄筋群8Aを降下させると、定着プレート52に支持された各補強鉄筋8,8…が鉄筋連結プレート12に形成された補強鉄筋用貫通孔12b,12b…に貫通される。
その際、各補強鉄筋8,8…が定着プレート52に支持されているので、各補強鉄筋8,8…の位置が自動的に鉄筋連結プレート12の補強鉄筋用貫通孔12b,12b…の位置に合わされて挿通されるようになっている。
そして、鉄筋群8Aを更に降下させると、図18に示すように、定着プレート52の外縁が鉄筋群挿通用開口部53の縁部に支持され、各補強鉄筋8,8…の上端部が定着プレート52を介して鉄筋支持プレート20に支持される。
これによって、各補強鉄筋8,8…及びフープ筋54が縦孔7内の所定の位置に設置される。
そして、上述の実施例と同様に、縦孔7の上面より作業用孔52a及びガイド孔12aを通して、鉄筋連結プレート12と底型枠部材15とに挟まれた空隙及び杭柱状体3内にコンクリート9を打設する(一次打設)。
その後、一次打設したコンクリートの充填状態を確認し、図19に示すように、縦孔7内に場所打ちコンクリート9を投入し(二次打設)、養生固化させることによって、杭柱状体3の上端部にプレキャストコンクリート部材からなるコンクリート構造体6が接合される。
次に、本発明に係る杭柱状体の頭部接合構造の他の実施態様について図20〜24に基づいて説明する。尚、上述の実施例と同様の構成には、同一符号を付して説明を省略する。
この杭柱状体の頭部接合構造は、図20に示すように、杭柱状体3の上端に支持され、鉄筋連結プレート12下に配置された環状の緩衝部材60を備え、緩衝部材60の内側に形成された絞り部61を介して杭柱状体3とコンクリート構造体6とが接合されている。
この杭柱状体3の頭部接合構造は、鉄筋連結プレート12を支持させる支持用凸部62を備えた高さ調整部材63を使用し、支持用凸部62の外側に円環状の緩衝部材60を嵌め込んだ状態で接合作業を行う。
高さ調整部材63は、図21に示すように、上端部の中央に凸部64aを有する凸形状の鋼板64,64から構成され、鋼板64,64を交差させた形状、本実施例では平面視十字状に形成され、凸部64aが互いに交差して周囲より上向きに突出した十字状の支持用凸部62が形成されている。
そして、高さを調整しつつ高さ調整部材63を杭頭部内に挿入し、鋼板64,64を杭柱状体3の上端部に溶接等によって固定する。
また、この高さ調整部材63には、支持用凸部62の周囲に鋼板上端部の凹部によって円環状の緩衝部材60が嵌まり込む緩衝材嵌合部が形成されている。
緩衝部材60は、発砲スチロール材、発泡ウレタン材、ゴムスポンジ材等の低反発材によって構成され、中央に支持用凸部62と嵌合する開口部を有する円環状に形成されている。
また、緩衝部材60は、厚みが支持用凸部62の高さと同じ或いはそれよりも厚く形成され、支持用凸部62が鉄筋連結プレート12を支持した状態で緩衝部材60の上面が鉄筋連結プレート12に当接するようになっている。
尚、高さ調整部材63の支持用凸部62の上端には、隣り合う凸部64aの上面に跨って三角形状の取付用プレート65,65…が固定され、鉄筋連結プレート12に開口したガイド孔12aに挿入されるガイド部材13が着脱可能に取り付けられるようになっている。
このコンクリート構造体6と杭柱状体3を接合するには、図22に示すように、杭柱状体3の上方にコンクリート構造体6を移動させ、ガイド部材13にガイド孔12aを嵌め合わせ、鉄筋連結プレート12をガイド部材13に案内させてコンクリート構造体6を設置位置に誘導し、鉄筋連結プレート12を高さ調整部材63を介して杭柱状体3に支持させ、コンクリート構造体6を杭柱状体3に仮支持させる。
その際、ガイド部材13にガイド孔12aを通して鉄筋連結プレート12を案内させることで、杭柱状体3とコンクリート構造体6との位置を容易に合わせることができる。
また、鉄筋連結プレート12を支持用凸部62に支持させることによって、緩衝部材60が鉄筋連結プレート12下に当接した状態で配置される。
また、杭柱状体3にコンクリート構造体6を支持させることによって、底型枠部材15によって縦孔7の下側開口が塞がれる。
そして、杭柱状体3にコンクリート構造体6を仮支持させた状態で安定したら、ガイド部材13及び取付用プレート65,65を取り外し撤去する。
次に、図23に示すように、各補強鉄筋用貫通孔12b,12b…に縦向きの補強鉄筋8,8…を貫通させ、所定の位置で補強鉄筋8,8…を鉄筋連結プレート12に固定するとともに、補強鉄筋8,8…の外側にフープ筋16,16…を上下に間隔を置いて配置し、結束線によって固定する。
その際、ガイド部材13によって杭柱状体3と鉄筋連結プレート12とが正確に位置合わせされているので、鉄筋連結プレート12の補強鉄筋用貫通孔12b,12b…に貫通させる各補強鉄筋8,8…の位置も自動的に位置決めされ、容易に取り付けることができる。
そして、縦孔7の上面よりガイド孔12aを通して、図24に示すように、鉄筋連結プレート12と底型枠部材15、緩衝部材60とに挟まれた空隙67及び杭柱状体3内にコンクリート66を打設する(一次打設)。
この一次打設では、鉄筋連結プレート12下に円環状の緩衝部材60が配置されているので、緩衝部材60が型枠として機能し、緩衝部材60の内側に杭柱状体3の径よりも径の小さな絞り部61が形成される。
その後、一次打設したコンクリートを養生・固化させた後、図20に示すように、コンクリート構造体6の上部に配置された水平鉄筋17,17間に中継鉄筋18を機械式継手等によって連結した後、縦孔7内に場所打ちコンクリート9を投入し(二次打設)、養生固化させることによって、杭柱状体3の上端部に絞り部61を介してプレキャストコンクリート部材からなるコンクリート構造体6が接合される。
このように構成された杭柱状体3の接合構造は、杭柱状体3の径よりも小さな絞り部61を介してコンクリート構造体6と杭柱状体3とが接合されるとともに、コンクリート構造体6と杭柱状体3との間に緩衝部材60が介在される。
また、コンクリート構造体6と杭柱状体3との間に跨って補強鉄筋8,8が配設される。
よって、杭柱状体3とコンクリート構造体6とが半剛接合となり、地震等によって杭頭部に応力が作用した際、コンクリート構造体6に対し杭柱状体3が水平方向又は回転方向に揺動でき、接合部に生じる曲げモーメントを軽減し、杭柱状体3及びコンクリート構造体6について合理的な設計を行うことができる。
次に、本発明に係る杭柱状体の頭部接合構造及び接合方法の他の態様について図25〜図29に示す実施例に基づいて説明する。
本実施例では、杭柱状体30である基礎杭の頭部に場所打ちコンクリートからなるフーチング等のコンクリート構造体31を接合する場合について説明し、図中符号30は基礎杭、符号31はフーチングである。
フーチング31は、その下部に杭柱状体30の頭部に支持される鉄筋連結プレート32を備え、この鉄筋連結プレート32に縦向きの補強鉄筋33,33…が周方向に間隔をおいて貫通されるとともに、コンクリート構造体31に埋設される水平鉄筋34,34…が定着され、杭頭部とコンクリート構造体31とに跨って配置された補強鉄筋33,33…によって杭頭曲げモーメントに抵抗する構造になっている。
この杭柱状体30とコンクリート構造体31とを接合するには、先ず、図26に示すように、地中に鋼管杭等の杭柱状体30を打設し、しかる後、杭柱状体30の上端部を地表面より突出させるとともに、杭柱状体30内の土砂を所定の深さまで掘削する。
また、地表面に砕石を敷設して砕石層35を形成し、その砕石層35上に均しコンクリート36を打設して地表面を均一に均す。
次に、図27に示すように、杭柱状体30の突出高さを計測し、その高さに合わせて高さを調節しながら鋼製の板状又は棒状に形成された高さ調整部材38,38…を地表面から突出した杭柱状体30の上端部に固定し、その上面に杭柱状体30の中心とガイド孔32aの中心とを合わせて鉄筋連結プレート32を載置し、その位置で溶接等によって固定する。
尚、高さ調整部材38,38は、必ずしも使用する必要はなく、杭柱状体30の突出高さの計測結果によって、直接杭柱状体30上に鉄筋連結プレート32を直接載置し、その位置で溶接等によって固定してもよい。
また、杭柱状体30に対する鉄筋連結プレート32の位置決めには、図1〜図10に示す実施例と同様に高さ調整部材11とガイド部材13を使用してもよい。
次に、図28に示すように、各補強鉄筋用貫通孔32b,32b…に縦向きの補強鉄筋33,33…を貫通させ、所定に位置で補強鉄筋33,33…を鉄筋連結プレート32に固定するとともに、強鉄筋の外側にフープ筋39,39…を上下に間隔を置いて配置し、結束線によって固定する。
その際、鉄筋連結プレート32の補強鉄筋用貫通孔32b,32b…に貫通させる各補強鉄筋33,33…の位置も自動的に位置決めされ、容易に取り付けることができる。
そして、補強鉄筋33,33…の設置が完了したら、ガイド孔32aを通して杭柱状体30内にコンクリート(中詰めコンクリート)40を打設する。尚、中詰めコンクリートの打設は、後述するコンクリート構造体31を構成する場所打ちコンクリートの打設と同時に行ってもよい。
次に、図29に示すように、コンクリート体31の下部に水平鉄筋34,34…を配置するとともに、コンクリート構造体31の下部に配置される水平鉄筋34,34…の端部を溶接によって鉄筋連結プレート32に定着させる。
また、コンクリート構造体31の上部に水平鉄筋42,42…を配置するとともに、あばら筋43,43…等の必要な鉄筋を設置する。
そして、水平鉄筋34,34、水平鉄筋42,42及びあばら筋43,43の配置が完了した後、型枠41を組みたて、設置する。
そして、図25に示すように、型枠41内にコンクリートを打設し、コンクリート構造体31を形成し、コンクリートを養生・固化させることによって、杭柱状体30とコンクリート構造体31とが接合される。
1 杭支持構造物
2 水底地盤
3 杭柱状体
4 梁部
5 床版部
6 コンクリート構造体
7 縦孔
8 補強鉄筋
9 コンクリート
10 底型枠
11 高さ調整部材
12 鉄筋連結プレート
13 ガイド部材
14 水平鉄筋
15 底型枠部材
16 フープ筋
17 水平鉄筋
18 中継鉄筋
20 鉄筋支持プレート
30 杭柱状体
31 コンクリート構造体
32 鉄筋連結プレート
33 補強鉄筋
34 水平鉄筋
35 砕石層
36 均しコンクリート
38 高さ調整部材
39 フープ筋
40 コンクリート
41 型枠
42 水平鉄筋
43 あばら筋
50 フープ筋支持柱
51 型枠材
52 定着プレート
53 鉄筋群挿通用開口部
54 フープ筋
60 緩衝部材
61 絞り部
62 支持用凸部
63 高さ調整部材
64 鋼板
65 取付用プレート
66 コンクリート
67 空隙

Claims (20)

  1. 杭柱状体の頭部にコンクリート構造体が接合されてなる杭柱状体の頭部接合構造において、
    前記コンクリート構造体の下部に配置され、前記杭柱状体の頭部に支持される鉄筋連結プレートを備え、
    前記鉄筋連結プレートには、前記コンクリート構造体に埋設される水平鉄筋が定着され、且つ、前記コンクリート構造体と前記杭柱状体とに跨って配置される補強鉄筋が貫通される補強鉄筋用貫通孔を備えていることを特徴とする杭柱状体の頭部接合構造。
  2. 前記杭柱状体は、杭頭部に高さ調整部材を備え、前記鉄筋連結プレートが前記高さ調整部材を介して前記杭柱状体の頭部に支持されている請求項1に記載の杭柱状体の頭部接合構造。
  3. 前記コンクリート構造体は、プレキャストコンクリート部材であって、前記鉄筋連結プレートは、前記プレキャストコンクリート部材に形成された縦孔の下部に配置されている請求項1又は2に記載の杭柱状体の頭部接合構造。
  4. 前記鉄筋連結プレートの上方に間隔をおいて鉄筋支持プレートを備え、該鉄筋支持プレートに前記コンクリート構造体に埋設される水平鉄筋が定着されるとともに、前記補強鉄筋が定着される請求項1〜3の何れか一に記載の杭柱状体の頭部接合構造。
  5. 前記鉄筋支持プレートは、前記補強鉄筋が貫通される補強鉄筋用貫通孔を備えている請求項4に記載の杭柱状体の頭部接合構造。
  6. 前記鉄筋支持プレートには、複数の補強鉄筋からなる鉄筋群が挿通される鉄筋群挿通用開口部が形成されるとともに、外縁が前記鉄筋群挿通用開口部の縁部に支持される定着プレートを備え、
    該定着プレートに前記複数の補強鉄筋の上端部が支持され、前記複数の補強鉄筋が前記定着プレートを介して前記鉄筋支持プレートに支持されるとともに、前記定着プレートに支持された前記補強鉄筋が前記鉄筋連結プレートに形成された前記補強鉄筋用貫通孔に貫通されている請求項4に記載の杭柱状体の頭部接合構造。
  7. 前記定着プレートに上端部が支持された複数の補強鉄筋からなる補強鉄筋群の外側が環状又は螺旋状のフープ筋で拘束されている請求項6に記載の杭柱状体の頭部接合構造。
  8. 前記鉄筋連結プレートと前記鉄筋支持プレートとの間に複数のフープ筋支持柱を備え、該フープ筋支持柱に環状又は螺旋状のフープ筋が支持されている請求項4〜6の何れか一に記載の杭柱状体の頭部接合構造。
  9. 前記複数のフープ筋支持柱の外側に縦孔形成用の型枠材を備えている請求項8に記載の杭柱状体の頭部接合構造。
  10. 前記杭柱状体の頭部に着脱可能に突設され、前記鉄筋連結プレートに開口したガイド孔に挿入されるガイド部材を備え、前記補強鉄筋用貫通孔は、前記ガイド孔の外側に周方向に間隔をおいて配置されている請求項1〜9の何れか一に記載の杭柱状体の頭部接合構造。
  11. 前記杭柱状体の上端に支持され、前記鉄筋連結プレート下に配置された環状の緩衝部材を備え、該緩衝部材の内側に形成された絞り部を介して前記杭柱状体と前記コンクリート構造体とが接合されている請求項1〜10の何れか一に記載の杭柱状体の頭部接合構造。
  12. 杭柱状体の頭部にコンクリート構造体を接合する杭柱状体の頭部接合方法において、
    前記コンクリート構造体の下部に配置され、前記コンクリート体に埋設される水平鉄筋が定着された鉄筋連結プレートを備え、
    前記杭柱状体の頭部に前記鉄筋連結プレートを支持させ、その状態で前記鉄筋連結プレートに形成された補強鉄筋用貫通孔を通して補強鉄筋を前記鉄筋連結プレートの上下に跨って配置し、しかる後、コンクリートを打設して前記杭柱状体の頭部に前記コンクリート構造体を接合することを特徴とする杭柱状体の頭部接合方法。
  13. 前記コンクリート構造体は、プレキャストコンクリート部材であって、前記鉄筋連結プレートを前記プレキャストコンクリート部材に形成された縦孔の下部に配置しておき、前記杭柱状体の頭部に前記鉄筋連結プレートを介して前記プレキャストコンクリート部材を支持させ、その状態で前記鉄筋連結プレートに形成された補強鉄筋用貫通孔を通して補強鉄筋を前記プレキャストコンクリート部材と前記杭柱状体とに跨って配置し、しかる後、前記縦孔にコンクリートを打設して前記杭柱状体の頭部にプレキャストコンクリート部材を接合する請求項12に記載の杭柱状体の頭部接合方法。
  14. 前記杭柱状体の頭部に高さを調整した高さ調整部材を固定し、該高さ調整部材上に前記鉄筋連結プレートを支持させる請求項12又は13に記載の杭柱状体の頭部接合方法。
  15. 前記高さ調整部材は、中央部に前記鉄筋連結プレートを支持させる支持用凸部を備え、該支持用凸部の外側に円環状の緩衝部材を嵌め込んだ状態で前記支持用凸部に前記鉄筋連結プレートを支持させ、しかる後、前記コンクリートを打設して前記杭柱状体と前記コンクリート構造体とを接合するとともに、前記緩衝部材の内側に前記杭柱状体の径より小さい絞り部を形成し、該絞り部を介して前記杭柱状体と前記コンクリート構造体とを接合する請求項14に記載の杭柱状体の頭部接合方法。
  16. 前記杭柱状体の頭部に着脱可能に取り付けたガイド部材に、前記鉄筋連結プレートに開口したガイド孔を嵌め合わせ、前記鉄筋連結プレートを前記ガイド部材に案内させて前記コンクリート構造体を設置位置に誘導し、前記杭柱状体に前記鉄筋連結プレートを支持させ、前記ガイド孔の外側に周方向に間隔をおいて配置された補強鉄筋用貫通孔に補強鉄筋を挿入する請求項12〜15の何れか一に記載の杭柱状体の頭部接合方法。
  17. 前記鉄筋連結プレートの上方に間隔をおいて鉄筋支持プレートを設けておき、該鉄筋支持プレートに前記コンクリート構造体に埋設される水平鉄筋を定着するとともに、前記補強鉄筋を定着する請求項12〜16の何れか一に記載の杭柱状体の頭部接合方法。
  18. 複数の補強鉄筋の上端部を定着プレートに支持させておき、前記杭柱状体の頭部に前記鉄筋連結プレートを介して前記プレキャストコンクリート部材を支持させた後、前記定着プレートに支持させた複数の補強鉄筋を前記鉄筋支持プレートに形成された鉄筋群挿通用開口部を挿通させるとともに、前記鉄筋連結プレートに形成された前記補強鉄筋用貫通孔に貫通させ、前記定着プレートの外縁を前記鉄筋群挿通用開口部の縁部に支持させ、各補強鉄筋の上端部を前記定着プレートを介して前記鉄筋支持プレートに支持させる請求項17に記載の杭柱状体の頭部接合方法。
  19. 前記定着プレートに上端部が支持された複数の補強鉄筋からなる鉄筋群の外側を環状又は螺旋状のフープ筋で拘束しておく請求項18に記載の杭柱状体の頭部接合方法。
  20. 前記鉄筋連結プレートと前記鉄筋支持プレートとの間に複数のフープ筋支持柱を設けておき、該フープ筋支持柱に環状又は螺旋状のフープ筋を支持させておく請求項17又は18に記載の杭柱状体の頭部接合方法。

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