JP6941660B2 - 水上の上部工の構築方法および上部工の構造 - Google Patents

水上の上部工の構築方法および上部工の構造 Download PDF

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Description

本発明は、水上の上部工の構築方法および上部工の構造に関し、さらに詳しくは、水底地盤に立設された杭の上端部に、杭の打設位置の誤差を吸収しつつ、水上での煩雑な作業を削減して効率的に上部工を構築できる水上の上部工の構築方法および上部工の構造に関するものである。
水底地盤に立設された杭に支持されている桟橋等の上部工を構築するには、例えば、杭の上端部に水上にて配置した鉄骨や鉄筋を型枠で囲んでコンクリートを打設する方法がある。このようにいわゆる現場打ちコンクリートで上部工を構築する場合には、水上での煩雑な作業が多いため作業効率を向上させるには限界がある。
一方、陸上で杭頭部などをプレキャストコンクリートで形成しておき、これらのプレキャスト部材を、水底地盤に立設された杭の上端部に固定して上部工を構築する方法および上部工の構造が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この提案によれば、現場打ちコンクリートによって上部工を構築する場合よりも水上での煩雑な作業が削減されるので、作業効率を向上させるには有利になる。
特許文献1に記載の発明で使用されるプレキャスト部材には、下方に延在する鞘管、鞘管の内部を横断する支承部材および鞘管の内部で延在する型枠支持部材が一体化されている(図4)。プレキャスト部材はクレーンによって吊られて、型枠支持部材を杭に挿入し、鞘管を杭に外嵌した状態にして、支承部材を杭の上端部に形成された凹部に当接させることで、型枠支持部材の下端に固定された底型枠によって杭の所定の位置が閉鎖される(段落0049、図6、図7)。その後杭軸方向を中心にしてプレキャスト部材を回転させることで、支承部材を杭の上端部の係合切欠き部に係合させる(段落0050、図6、図7)。
特許文献1で提案されている方法では、所定の位置にプレキャスト部材設置するには水上にて杭の上端部に切欠き加工を行う必要がある。また、杭の内部に挿入する型枠支持部材に設置される底型枠の外径は杭の内径に近い寸法になっているので、型枠支持部材を杭に挿入するには、プレキャスト部材(型枠支持部材)を精度よく位置決めして精密にクレーン作業を行う必要がある。さらに、支承部材を杭の上端部の凹部に当接させた後に、杭軸方向を中心にしてプレキャスト部材を回転させて、支承部材を杭の係合切欠き部に係合させるにも高度な作業が要求される。それ故、作業効率を向上させるには改善の余地がある。
特許文献1には別の実施例として、鞘管(型枠支持部材)とプレキャスト部材とを個別に用意しておき、鞘管を杭に外嵌した後に、プレキャスト部材を横断する支承部材を杭の上端に形成された嵌合凹部に嵌合させる方法が提案されている(段落0058〜0060、図8)。この方法では、杭軸方向を中心にしてプレキャスト部材を回転させる作業が無くなるが、杭に鞘管を外嵌するための杭上端部における切欠きの形状・位置に高い加工精度や煩雑な水上での作業が要求される点は解決されない。さらに、プレキャスト部材を精度よく位置決めして鞘管の嵌合凹部に嵌合させる追加の作業が発生する。
水底地盤に杭を打設する場合は、波や潮流等の影響があるため、杭を所定位置に精度よく打設することが難しい。一般には、杭の打設位置は設計位置に対して±10cm、高さ位置は±5cmで施工管理される。そのため、陸上で打設される杭に比して、水底地盤に打設された杭の位置精度は低くなる。特許文献1に記載の方法は、底型枠の外径が杭の内径に近い寸法になっていることに加えて、プレキャスト部材を個々の杭の上端部の打設位置に応じて設置する必要がある。そのため、プレキャスト部材が杭の位置に厳格に拘束されて取付けられるので、杭の打設位置の誤差を吸収することができない。即ち、現場打コンクリートの箇所のみで杭の打設位置の誤差を吸収せざるを得ず、上部工を設計どおりの正規の位置に構築することが難しいという問題もある。
特開2018−25042号公報
本発明の目的は、水底地盤に立設された杭の上端部に、杭の打設位置の誤差を吸収しつつ、水上での煩雑な作業を削減して効率的に上部工を構築できる水上の上部工の構築方法および上部工の構造を提供することにある。
上記目的を達成するため本発明の水上の上部工の構築方法は、水底地盤に立設されている複数本の杭の上端部に、予め形成された杭頭体を設置し、隣り合う前記杭頭体どうしが梁で連結され、前記杭頭体および前記梁の上方が床版で覆われた状態にすることにより、前記杭に固定されて支持される上部工を構築する水上の上部工の構築方法において、前記杭頭体が、上下に延在する挿入部と、前記挿入部の上端部側に接合されて水平方向の複数の方向に延在する接続梁部とを有していて、前記杭の上端から所定深さの位置に前記杭の内部を上下に隔離する仕切板を設けておき、前記挿入部を前記杭の上方から前記杭の内部に遊挿し、前記杭の上端にそれぞれの前記接続梁部を載置して、前記仕切板よりも上方の前記杭の内周面および前記挿入部との間に中詰めコンクリートを充填することで、前記杭頭体を前記杭の上端部に固定することを特徴とする。
本発明の水上の上部工の構造は、予め形成されていた杭頭体と、水底地盤に立設されている複数本の杭の上端部に固定されている前記杭頭体の隣り合うどうしを連結している梁と、前記杭頭体および前記梁の上方を覆っている床版とを有して、前記杭に固定されて支持されている水上の上部工の構造において、前記杭頭体が、上下に延在する挿入部と、前記挿入部の上端部側に接合されていて水平方向の複数の方向に延在している接続梁部とを有して、前記杭は、その上端から所定深さの位置に内部を上下に隔離する仕切板を、前記杭頭体が前記杭の上端部に固定される前から予め有していて、前記挿入部が前記杭の上方から前記杭の内周面に対して遊動できるすき間を有して挿入された状態になっていて、前記杭の上端にそれぞれの前記接続梁部が載置されていて、前記仕切板よりも上方の前記杭の内周面と前記挿入部とのすき間に中詰めコンクリートが充填されていて、固化した前記中詰めコンクリートを介して前記杭頭体が前記杭の上端部に固定されていることを特徴とする。
本発明によれば、前記杭頭体において、前記挿入部が前記接続梁部よりも下方に突出している。そして、前記挿入部は前記杭の上方から前記杭の内周面に対して遊動できるすき間を有して挿入されるので、前記挿入部を前記杭に挿入させる際に前記挿入部を高精度で位置決めする必要がない。そして、前記杭頭体を下方移動させて、前記杭の上端にそれぞれの前記接続梁部を載置することで、水上での煩雑な作業を削減しながらも前記杭頭体を杭の上端部に安定して設置できる。
その後、前記仕切板よりも上方の前記杭の内周面と前記挿入部との間に充填した中詰めコンクリートが固化することで、杭頭体を杭の上端部に強固に固定できる。杭の打設位置に誤差があっても、前記挿入部は前記杭の内周面に対して相応のクリアランスを有しているので、この誤差を吸収して前記杭頭体を杭に固定できる。そして、前記杭頭体および隣り合う前記杭頭体どうしを連結する梁の上方が床版で覆われた状態にすることで、水底地盤に立設された杭の上端部に、杭の打設位置の誤差を吸収しつつ、水上での煩雑な作業を削減して効率的に上部工を構築することが可能になる。
本発明の上部工の構造を平面視で例示する説明図である。 図1のA−A断面視で上部工を例示する説明図である。 図2の杭頭体の周辺を拡大して縦断面視で例示する説明図である。 図1のB−B断面視で上部工を例示する説明図である。 図2のC−C断面視で杭と鞘管部と挿入部とを例示する説明図である。 杭に設置する前の杭頭体を平面視で例示する説明図である。 図6の杭頭体を正面視で例示する説明図である。 図6のD−D断面視で杭頭体を例示する説明図である。 杭頭体の変形例を平面視で例示する説明図である。 プレキャスト梁部を平面視で例示する説明図である。 図10のプレキャスト梁部を正面視で例示する説明図である。 プレキャスト床部を平面視で例示する説明図である。 水底地盤に立設された杭の上端部に杭頭体を設置する工程を平面視で例示する説明図である。 図13の工程を縦断面視で例示する説明図である。 杭頭体の間にプレキャスト梁部を掛け渡す工程を平面視で例示する説明図である。 図15の工程を縦断面視で例示する説明図である。 杭頭体の間にプレキャスト梁部を連結した状態を側面視で例示する説明図である。 図17の状態を縦断面視で例示する説明図である。 杭頭体とプレキャスト梁部との間にコンクリートを打設して梁を形成した状態を平面視で例示する説明図である。 図19の状態を縦断面視で例示する説明図である。 充填材および中詰めコンクリートを充填する工程を縦断面視で例示する説明図である。 梁により連結された杭頭体が杭の上端部に固定された状態を平面視で例示する説明図である。 図22の状態を縦断面視で例示する説明図である。 杭頭体および梁の上にプレキャスト床部を設置する工程を平面視で例示する説明図である。 杭頭体および梁の上にプレキャスト床部を設置した状態を縦断面視で例示する説明図である。 プレキャスト床部の上にコンクリートを打設して床版を形成する工程を縦断面視で例示する説明図である。 杭の上端部に杭頭体を設置する工程を拡大して縦断面視で例示する説明図である。 杭の上端部に杭頭体を設置する別の方法を拡大して縦断面視で例示する説明図である。 隣り合う杭頭体どうしをプレキャスト梁部で連結した杭頭体・梁ユニットを平面視で例示する説明図である。 別の杭頭体・梁ユニットを平面視で例示する説明図である。 杭頭体・梁ユニットの上方をプレキャスト床部で覆った杭頭体・梁・床版ユニットを平面視で例示する説明図である。 斜杭の上端部に杭頭体を設置する工程を拡大して縦断面視で例示する説明図である。 図32の杭頭体を斜杭の上端部に設置した状態を縦断面視で例示する説明図である。
以下、本発明の水上の上部工の構築方法および上部工の構造を、図に示した実施形態に基づいて説明する。
図1〜図2に例示するように本発明における上部工1とは、水底地盤Fに打設された複数の杭16の上端部に固定されて、これらの杭16によって支持されている桟橋等である。本発明の水上の上部工1の構造では、杭頭体2と、複数本の杭16の上端部に固定されている杭頭体2の隣り合うどうしを連結している梁10と、これらの杭頭体2および梁10の上方を覆っている床版13とを有している。上部工1にはその他に適宜必要な部材が備わることがある。図3〜図5に例示するように、杭頭体2の挿入部3が杭16の内部に挿入されて、固化した中詰めコンクリート8によって杭頭体2が杭16の上端部に固定されている。
杭頭体2は、杭16に設置する前に予め陸上等で形成されていたものである。図6〜図8に例示するように杭頭体2は、上下に延在する挿入部3と、挿入部3の上端部側に接合されていて水平方向の複数の方向に延在している接続梁部5とを有している。この実施形態の杭頭体2はさらに、それぞれの接続梁部5の少なくとも一部が埋設されるプレキャストコンクリート4(以下、PC4という)と、PC4に埋設されている鞘管部6とを有している。
挿入部3は鞘管部6の内部で上下に延在して鞘管部6の下端開口から下方に突出している。それぞれの接続梁部5は鞘管部6を貫通して水平方向に延在している。鞘管部6の下端は、それぞれの接続梁部5よりも下方に突出している。PC4は、鞘管部6の外周側に接合されている。PC4、それぞれの接続梁部5、鞘管部6の上面は実質的に同じレベルになっている。
挿入部3は鉄骨等で形成されていて、この実施形態ではH形鋼を用いて形成されている。挿入部3は例えば円管などの種々の形態を採用することができるが、杭16に遊挿できる仕様する。
接続梁部5は鉄骨等で形成されていて、この実施形態ではI形鋼を用いて形成されている。接続梁部5は、挿入部3の前後左右の4方向に延在しているが、水平方向の複数の方向に延在した仕様にすることができる。尚、この水平方向とは、挿入部3の延在方向(長手方向)に対して直交する方向に限定する意味ではなく、概ね直交する方向であればよい。接続梁部5は、挿入部3から2方向、3方向、5方向などに延在させることもできる。それぞれの接続梁部5は基本的に、平面視で挿入部3を中心にして周方向に等間隔で配置されることが望ましい。それぞれの接続梁部5は、鞘管部6の内部から外部に貫通し、さらにPC4を貫通してPC4の側面から突出している。接続梁部5は、PC4の側面から突出させない仕様にして、後述する鉄筋11cとコンクリート12のみで梁10と杭頭体2とを連結する構造にすることもできる。
PC4には、それぞれの接続梁部5に沿って延在する鉄筋4aが埋設されていて、これら鉄筋4aはPC4の側面から突出している。尚、図面(図17〜図23、図25、図26、図29、図30)では、この鉄筋4aや後述する他の鉄筋11c、14bを記載せずに省略している。鞘管部6の外周面には、それぞれの接続梁部5の下方の位置につばプレート7が接合されている。それぞれのつばプレート7は全体がPC4に埋設されている。つばプレート7は、後述するプレキャスト梁部11の鉄骨梁11aの下方に配置される鉄筋11cに対向する鉄筋4aを定着させるために設けられている。
図9に例示する杭頭体2のように、それぞれの接続梁部5どうしを直接接続させずに、挿入部3に連結させた構造にすることもできる。図9では、それぞれの接続梁部5は平面視で挿入部3に対してオーバーラップした位置に配置されて挿入部3に連結されている。或いは、それぞれの接続梁部5を、接続部材を介在させて挿入部3に間接的に連結させた構造にすることもできる。この構造の場合は、それぞれの接続梁部5は平面視で挿入部3に対してオーバーラップしていない配置にして挿入部3に連結させることができる。
杭16の上端から所定深さの位置には、杭16の内部を上下に隔離する仕切板16aが予め設けられている。即ち、仕切板16aは、杭頭体2を杭16の上端部に設置する前に杭16に取付けられたものであり、例えば、杭16を水底地盤Fに打設する前に陸上等で杭16に溶接されている。仕切板16aは鋼板等で形成されている。
図3〜図5に例示するように、挿入部3が杭16の上方から杭16の内周面に対して遊動できるすき間を有して杭16に挿入された状態になっている。即ち、挿入部3と杭16の内周面との間にはある程度のすき間が確保されていて、このすき間に後述する中詰めコンクリート8が充填されている。
挿入部3と鞘管部6との間に挿入されている杭16の上端には、それぞれの接続梁部5が載置されている。仕切板16aよりも上方の杭16の内周面と挿入部3とのすき間、
鞘管部6の内周面と接続梁部5とのすき間には中詰めコンクリート8が充填されている。杭頭体2は、固化した中詰めコンクリート8を介して杭16の上端部に固定されている。鞘管部6の内周面と杭16との間には充填材Gが充填されている。
仕切板16aによって杭16の内部を気密(水密)に隔離する必要がないが、固化していない中詰めコンクリート8が保持されるように、仕切板16aが杭16の内部を隔離している。仕切板16aは、杭16に遊挿される挿入部3に干渉しない深さ位置に設置される。
梁10は、この実施形態ではプレキャスト梁部11とコンクリート12とで構成されている。プレキャスト梁部11は、設置する前に予め陸上等で形成されていたものである。コンクリート12は、プレキャスト梁部11の延在方向(長手方向)両端部に接合されている。
プレキャスト梁部11は、図10、図11に例示するように、鉄骨梁11aと鉄骨梁11aの両側面および下端面に接合されたプレキャストコンクリート11b(以下、PC11bという)と鉄筋11cとで構成されている。鉄筋11cは、PC11bに沿って延在して埋設されていて、PC11bの長手方向端面から突出している。尚、梁10は、設置する前に予め陸上等で形成されたプレキャスト部材(プレキャスト梁部11の同等物)だけで構成することもできる。
床版13は、この実施形態ではプレキャスト床部14と、コンクリート15とで構成されている。プレキャスト床部14は、設置する前に予め陸上等で形成されていたものである。コンクリート15は、プレキャスト床部14の上面を覆って接合されている。尚、床版13は、設置する前に予め陸上等で形成されたプレキャスト部材(プレキャスト床部14の同等物)だけで構成することもできる。
プレキャスト床部14は、図12に例示するように、プレキャストコンクリート14a(以下、PC14aという)と鉄筋14bとで構成されている。鉄筋14bは、格子状にPC14aに埋設されていて、PC14aの四方端面から突出している。
次に、本発明の上部工の構築方法を説明する。
図13、図14に例示するように、上部工1を構築する領域の水底地盤には、複数の筒状の杭16が立設されている。杭16としては鋼管杭などが使用され、杭16の数は上部工1の大きさ等によって適宜決定される。この杭16は、公知の杭打設方法を用いて打設されていて上部工1が構築される杭16の上端部は水上に突出している。
それぞれの杭16は、設定された平面位置(目標位置)に概ね打設されている。しかしながら、水上(海上)での打設作業によって打設されているので、それぞれの杭16が実際に打設されている平面位置は、目標位置に対して若干の誤差(数cm程度)がある。
杭頭体2は、クレーンの吊ワイヤで吊り下げて、設置する杭16の上方に移動させて位置決めした後に、下方移動させる。これにより、図13、図14に例示するように挿入部3を杭16の上方から杭16の内部に遊挿して、挿入部3と鞘管部6との間に挿入させた杭16の上端にそれぞれの接続梁部5を載置する。
遊挿される挿入部3は杭16の内周面に対してある程度のクリアランスを有している。図5に例示するように、平面視で挿入部3の中心位置と杭16の中心位置とを一致させた場合に、挿入部3と杭16の内周面との最小クリアランスC1は例えば、10cm以上より好ましくは15cm以上に設定されている。即ち、本発明における遊挿とは、この程度の最小クリアランスC1の下限(下限値C1M)が確保されていることを意味する。
平面視で鞘管部6の中心位置と杭16の中心位置とを一致させた場合に、鞘管部6の内周面と杭16の外周面との最小クリアランスC2は、上述した挿入部3と杭16の内周面との最小クリアランスの下限値C1Mが確保されている。即ち、この最小クリアランスC2の下限値C2Mは下限値C1Mと同等以上(C2M≧C1M)に設定されている。平面視で挿入部3が杭16に対して最大限ずれて挿入されても、それぞれの接続梁部5は、杭16の上端に載置される長さを有している。
次いで、プレキャスト梁部11をクレーンの吊ワイヤで吊り下げて、図15、図16に例示するように、杭16の上端部に設置された杭頭体2の隣り合うどうしの間の上方に移動させて位置決めした後に、下方移動させる。これにより、図17、図18に例示するように、隣り合う杭頭体2どうしの間にプレキャスト梁部11を設置する。対向する鉄骨梁11aと接続梁部5とをボルト等の連結具で固定して、杭頭体2とプレキャスト梁部11とを連結する。
次いで、連結されているプレキャスト梁部11と対向する接続梁部5との間を囲むように型枠を配置して、コンクリート12を打設する。コンクリート12を打設する範囲に対向して露出している鉄筋4a、11cどうしは事前に連結しておく。露出していた鉄筋4a、11cは打設されたコンクリート12に埋設される。コンクリート12が固化して鉄骨梁11aおよびPC11bと接合することで、図19、図20に例示するように梁10が形成されるとともに、コンクリート12が固化してPC4、接続梁部5と接合する。
次いで、図21に例示するように、鞘管部6の上端開口から中詰めコンクリート8を投入して、仕切板16aよりも上方の杭16の内周面と挿入部3とのすき間、鞘管部6の内周面と接続梁部5とのすき間に中詰めコンクリート8を充填する。充填した中詰めコンクリート8が固化することで、図3〜図5に例示するように、固化した中詰めコンクリート8を介して杭頭体2が杭16の上端部に固定される。
また、鞘管部6の内周面と杭16との間に充填材Gを充填する。充填材Gは、鞘管部6の内周面と杭16との間に水が浸入することを防止する。充填材Gとしては、水の浸入する防止できるものであればよく、ゴムなどの弾性体やコンクリートなどを使用できる。これにより、図22、図23に例示するように杭16の上端部に固定された隣り合う杭頭体2どうしが梁10で強固に連結された状態になる。
次いで、プレキャスト床部14をクレーンの吊ワイヤで吊り下げて、連結された杭頭体2および梁10の上方に移動させて位置決めした後に、下方移動させる。これにより、図24、図25に例示するように、連結された杭頭体2および梁10の上面にプレキャスト床部14を設置する。隣り合って設置されたプレキャスト床部14どうしの間にはすき間が生じ、このすき間には鉄筋14bが露出している。対向して露出している鉄筋14bどうしは事前に連結しておく。
次いで、図26に例示するように、プレキャスト床部14の上面にコンクリート15を打設する。プレキャスト床部14どうしのすき間にもコンクリート15を打設する。プレキャスト床部14どうしのすき間に露出していた鉄筋14bは打設されたコンクリート15に埋設される。コンクリート15が固化して、プレキャスト床部14の上面および杭頭体2の上面と接合することで床版13が形成されるとともに、杭頭体2および梁10の上方が床版13で覆われた状態になる。このようにして水底地盤Fに立設されている複数本の杭16に固定されて支持される上部工1が構築される。
本発明では、杭頭体2に注目すると、挿入部3が鞘管部6および接続梁部5よりも下方に突出していて、最も下方に突出しているのは挿入部3である。そして、挿入部3は杭16の上方から杭16に遊挿される。それ故、杭16に対して挿入部3を高精度で位置決めしなくても、杭16に干渉させずに挿入部3を杭16に挿入させることができる。即ち、本発明においては、杭16の打設は従来の管理基準に基づいて行えばよく、高い精度が要求されない。そして、杭頭体2を下方移動させて、挿入部3と鞘管部6との間に挿入させた杭16の上端にそれぞれの接続梁部5が載置する作業を行うことで、杭頭体2を杭16の上端部に安定して設置できる(仮置きできる)。そのため、水上での煩雑な作業を削減することができる。
そして上述したように、中詰めコンクリート8が固化することで、杭頭体2を杭16の上端部に強固に固定できる。杭16が目標位置に対して誤差を有して打設されていても、挿入部3は杭16の内周面に対してある程度のクリアランスを有しているので、この誤差を吸収して杭頭体2を杭16に固定できる。
特に、設置前に形成されたプレキャスト梁部11部を梁10に使用する場合は、隣り合う杭頭体2どうしの間隔が一定値に定まってしまう。そのため、杭16の打設位置に誤差があると、隣り合う杭頭体2どうしを一定長さのプレキャスト梁部11で連結することが困難になるが、本発明によればこのような困難は解消される。その結果、杭16の打設位置の誤差を吸収しつつ、水上での煩雑な作業を削減して効率的に上部工1を構築することが可能になっている。
杭頭体2だけでなく、この実施形態のように、梁10として、隣り合う杭頭体2どうしを連結する前に予め形成されたプレキャスト梁部11を使用すると、水上での煩雑な作業がより削減される。これに伴い、効率的に上部工1を構築するには有利になる。また、この実施形態のように、床版13として、杭頭体2および梁10の上方を覆う前に予め形成されたプレキャスト床部14を使用すると、水上での煩雑な作業がより削減される。これに伴い、効率的に上部工1を構築するには有利になる。
水底地盤Fに打設されている杭16は、平面位置だけでなく、上下位置においても目標値に対して誤差を有している。即ち、杭16の上端面の上下位置に誤差が生じている。そこで、この上下位置の誤差を測量によって把握して、図27に例示するように、この誤差に対応する厚さのスペーサ9を、接続梁部5の下端面に取付けるとよい。このスペーサ9を介して、杭頭体2を杭16の上端部に設置することで、杭頭体2を目標とする高さ位置に調整することができる。
図28に例示するように、杭頭体2を杭16の上端部に設置する前に、スペーサ9を杭16の上端部に固定することもできる。このスペーサ9から吊り下げた吊り材9aに仕切板16aを接続して、仕切板16aを杭16の内部に設置することもできる。このようにして仕切板16aを杭16の内部の所望に位置に設置すると、仕切板16aを設置するための水上での作業を軽減できる。
上述した実施形態では、杭頭体2は、挿入部3と、接続梁部5と、PC4と、鞘管部6とを有しているが、鞘管部6は省略することもできる。また、鞘管部6およびPC4を省略して、挿入部3と接続梁部5だけで杭頭体2を構成することもできる。
上述した実施形態のように、独立した杭頭体2をそれぞれ1つずつ杭16の上端部に固定しているが、杭頭体2を設置するのはこの方法に限定されない。複数の杭頭体2を連結した状態にしてから、それぞれの杭頭体2を杭16の上端部に固定することもできる。
例えば図29に示すように、隣り合う杭頭体2どうしを、少なくとも梁10を構成するプレキャスト梁部11で連結した杭頭体・梁ユニットU1を、設置前に予め陸上等で形成しておくこともできる。このユニットU1では、隣り合う杭頭体2どうしがプレキャスト梁部11で連結されている。ユニットU1の大きさ(杭頭体2やプレキャスト梁部11の数)は、クレーンの吊り上げ能力等を考慮して決定する。
クレーンの吊ワイヤでこの杭頭体・梁ユニットU1を吊り下げて所定位置に位置決めした後、下方移動させる。これにより、ユニットU1のそれぞれの杭頭体2を、対応する杭16の上端部に設置する。その後、既述したように杭頭体2を杭16の上端部に固定するための必要な作業を行う。
図30に別の杭頭体・梁ユニットU2を例示する。この杭頭体・梁ユニットU2では、先に説明したユニットU1とは異なり、隣り合う杭頭体2どうしが梁10(プレキャスト梁部11およびコンクリート12)で連結されている。ユニットU2の大きさ(杭頭体2や梁部10の数)は、クレーンの吊り上げ能力等を考慮して決定する。クレーンの吊ワイヤでこの杭頭体・梁ユニットU2を吊り下げて所定位置に位置決めした後、下方移動させる。これにより、ユニットU2のそれぞれの杭頭体2を、対応する杭16の上端部に設置する。その後、既述したように杭頭体2を杭16の上端部に固定するための必要な作業を行う。このユニットU2を使用する場合、水上でコンクリート12を打設する必要がない。
図31に例示するように、隣り合う杭頭体2どうしを梁10で連結し、連結した杭頭体2および梁10の上方を、少なくとも床版13を構成するプレキャスト床部14で覆った状態にした杭頭体・梁・床ユニットU3を、設置前に予め陸上等で形成しておくこともできる。ユニットU3の大きさ(杭頭体2、梁部10、プレキャスト床部14の数)は、クレーンの吊り上げ能力等を考慮して決定する。
クレーンの吊ワイヤでこの杭頭体・梁・床ユニットU3を吊り下げて所定位置に位置決めした後、下方移動させる。これにより、ユニットU3のそれぞれの杭頭体2を、対応する杭16の上端部に設置する。その後、既述したように杭頭体2を杭16の上端部に固定するための必要な作業を行う。
上述したユニットU1、U2、U3を使用すると、水上で従来行っていた幾つかの作業が陸上等で行われることになる。それ故、水上での煩雑な作業が削減して効率的に上部工1を構築するには有利になる。
本発明は水底地盤Fに垂直に打設された杭16に限らず、図32、図33に例示するように斜めに打設されたいわゆる斜杭16に適用することもできる。この場合は、杭頭体2は、斜杭16の傾斜と同様に傾斜して下方に突出する挿入部3を備える。図32の一点鎖線CL1は、挿入部3を除く杭頭体2の中心位置を上下に延在する中心線、一点鎖線CL2は挿入部3の中心位置をその傾斜方向に延在する中心線を示している。
この杭頭体2を、クレーンの吊ワイヤで吊り下げて、設置する斜杭16の上方に移動させて位置決めした後に、斜杭16の傾斜に合わせて斜め下方に移動させる。これにより、図33に例示するように挿入部3を斜杭16の上方から斜杭16の内部に遊挿して、挿入部3と鞘管部6との間に挿入させた斜杭16の上端にそれぞれの接続梁部5を載置する。
斜杭16の上端部に設置する杭頭体2では、挿入部3の中心線CL2の上端位置は、中心線CL1に対して、所定量gだけオフセットするとよい。即ち、挿入部3の対向する鞘管部6の内周面とのクリアランスが狭くなる側(図32では右側)とは反対方向(図32では左側)に挿入部3をオフセットさせる。このオフセットによって、挿入部3が傾斜して下方に突出していても、挿入部3と鞘管部6の内周面との必要なクリアランスを確保し易くなる。このオフセットの所定量gは、斜杭16の傾斜角度の大きさに応じて設定される。
1 上部工
2 杭頭体
3 挿入部
4 プレキャストコンクリート(PC)
4a 鉄筋
5 接続梁部
6 鞘管部
7 つばプレート
8 中詰めコンクリート
9 スペーサ
9a 吊り材
10 梁
11 プレキャスト梁部
11a 鉄骨梁
11b プレキャストコンクリート(PC)
11c 鉄筋
12 コンクリート
13 床版
14 プレキャスト床部
14a プレキャストコンクリート(PC)
14b 鉄筋
15 コンクリート
16 杭
16a 仕切板
U1、U2 杭頭体・梁ユニット
U3 杭頭体・梁・床ユニット
G 充填材
F 水底地盤

Claims (10)

  1. 水底地盤に立設されている複数本の杭の上端部に、予め形成された杭頭体を設置し、隣り合う前記杭頭体どうしが梁で連結され、前記杭頭体および前記梁の上方が床版で覆われた状態にすることにより、前記杭に固定されて支持される上部工を構築する水上の上部工の構築方法において、
    前記杭頭体が、上下に延在する挿入部と、前記挿入部の上端部側に接合されて水平方向の複数の方向に延在する接続梁部とを有していて、前記杭の上端から所定深さの位置に前記杭の内部を上下に隔離する仕切板を設けておき、
    前記挿入部を前記杭の上方から前記杭の内部に遊挿し、前記杭の上端にそれぞれの前記接続梁部を載置して、前記仕切板よりも上方の前記杭の内周面および前記挿入部との間に中詰めコンクリートを充填することで、前記杭頭体を前記杭の上端部に固定することを特徴とする水上の上部工の構築方法。
  2. 前記杭頭体として、それぞれの前記接続梁部の少なくとも一部がプレキャストコンクリートに埋設されている杭頭体を使用する請求項1に記載の水上の上部工の構築方法。
  3. 前記杭頭体として、前記プレキャストコンクリートに鞘管部が埋設されていて、前記挿入部が前記鞘管部の内部で上下に延在して前記鞘管部の下端開口から下方に突出し、それぞれの前記接続梁部が前記鞘管部を貫通して水平方向に延在していて、前記鞘管部の下端がそれぞれの前記接続梁部よりも下方に突出している杭頭体を使用し、
    前記挿入部と前記鞘管部との間に挿入させた前記杭の上端にそれぞれの前記接続梁部を載置して、前記鞘管部の内周面と前記接続梁部との間に前記中詰めコンクリートを充填し、前記鞘管部の内周面と前記杭との間に充填材を充填する請求項2に記載の水上の上部工の構築方法。
  4. 前記梁として、隣り合う前記杭頭体どうしを連結する前に予め形成されたプレキャスト梁部を使用する請求項1〜3のいずれかに記載の水上の上部工の構築方法。
  5. 前記床版として、前記杭頭体および前記梁の上方を覆う前に予め形成されたプレキャスト床部を使用する請求項1〜4のいずれかに記載の水上の上部工の構築方法。
  6. 隣り合う前記杭頭体どうしを、予め形成されたプレキャスト梁部で連結した杭頭体・梁ユニットを予め形成しておき、この杭頭体・梁ユニットのそれぞれの前記杭頭体を、対応する前記杭の上端部に固定する請求項1〜3のいずれかに記載の水上の上部工の構築方法。
  7. 隣り合う前記杭頭体どうしを予め形成されたプレキャスト梁部で連結し、この連結した前記杭頭体および前記プレキャスト梁部の上方を、予め形成されたプレキャスト床部で覆った状態にした杭頭体・梁・床ユニットを予め形成しておき、この杭頭体・梁・床ユニットのそれぞれの前記杭頭体を、対応する前記杭の上端部に固定する請求項1〜3のいずれかに記載の水上の上部工の構築方法。
  8. 前記接続梁部が前記挿入部の前後左右の4方向に延在する請求項1〜7のいずれかに記載の水上の上部工の構築方法。
  9. 前記杭頭体を前記杭の上端部に設置する前に、前記杭頭体の上下位置を調整するスペーサを前記杭の上端部に固定し、前記スペーサから吊り下げられている吊り材によって前記仕切板を前記所定深さの位置に設ける請求項1〜8のいずれかに記載の水上の上部工の構築方法。
  10. 予め形成されていた杭頭体と、水底地盤に立設されている複数本の杭の上端部に固定されている前記杭頭体の隣り合うどうしを連結している梁と、前記杭頭体および前記梁の上方を覆っている床版とを有して、前記杭に固定されて支持されている水上の上部工の構造において、
    前記杭頭体が、上下に延在する挿入部と、前記挿入部の上端部側に接合されていて水平方向の複数の方向に延在している接続梁部とを有して、
    前記杭は、その上端から所定深さの位置に内部を上下に隔離する仕切板を、前記杭頭体が前記杭の上端部に固定される前から予め有していて、
    前記挿入部が前記杭の上方から前記杭の内周面に対して遊動できるすき間を有して挿入された状態になっていて、前記杭の上端にそれぞれの前記接続梁部が載置されていて、
    前記仕切板よりも上方の前記杭の内周面と前記挿入部とのすき間に中詰めコンクリートが充填されていて、固化した前記中詰めコンクリートを介して前記杭頭体が前記杭の上端部に固定されていることを特徴とする水上の上部工の構造。
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