JP2006144355A - 杭頭補強構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 杭頭補強筋と基礎梁主筋との干渉を回避する。
【解決手段】 杭頭に鋼板からなる杭天板13を有するSC杭10等の杭を対象として、その杭頭部に多数の杭頭補強筋15を基礎梁主筋14と交差する状態で配筋することで杭頭部を補強するために、杭天板の上面に鋼製のリングプレート16を溶接し、そのリングプレートの上面に杭頭補強筋の下端を溶接することにより、それら杭頭補強筋を杭の外形輪郭にほぼ沿う仮想の正八角形の輪郭を形成するように配列した状態で配筋する。リングプレートの外形輪郭を正八角形とすることが好ましい。
【選択図】 図1

Description

本発明は、各種の杭の杭頭部に対する補強構造に関する。
鋼管を主体とする各種の杭、たとえば鋼管自体を杭体とする鋼管杭や、鋼管内にコンクリートを充填したいわゆるSC杭(外殻鋼管付き遠心力コンクリート杭)、鋼管とソイルセメントとの合成鋼管杭等にあっては、その杭頭部に補強および基礎との一体化を図るための杭頭補強筋が配筋されることが通常である。
従来、この種の杭の杭頭部に対する杭頭補強筋の配筋は、図3に示すように杭の外殻を構成している鋼管1の杭頭部外周面に杭頭補強筋2の下端部をフレア溶接することで行うことが一般的である。また、たとえば特許文献1に示されるように、杭頭補強筋2を杭頭部外周面に直接溶接することに代えて、杭頭部に筒状の取付金具を多数溶接してそれら取付金具に対して鉄筋をねじ込む等して接合するという手法も提案されている。
特開2004−124700号公報
しかし、図3に示すように杭頭補強筋2を杭頭部外周面に直接溶接したり、特許文献1に示されるように杭頭補強筋を接合するための取付金具を杭頭部外周面に直接溶接することは、杭頭補強筋2と基礎梁主筋との干渉が不可避であるので好ましくない。すなわち、図3に示しているように杭頭部には多数の基礎梁主筋3が格子状に配筋され、杭頭補強筋2はそれら基礎梁主筋3と交差してそれらの間を上下方向に通過する状態で配筋されることになるから、それら杭頭補強筋2と基礎梁主筋3の干渉を完全に回避することは不可能である。そのため、通常は杭頭補強筋2を避けて基礎梁主筋3を配筋するか、あるいは逆に基礎梁主筋3を避けて杭頭補強筋2を配筋せざるを得ず、いずれにしても配筋作業に手間がかかるばかりでなく最適位置に配筋ができない場合も生じることがあるので好ましくなく、有効な改善策が望まれていた。
上記事情に鑑み、本発明は杭頭補強筋と基礎梁主筋との干渉を回避し得る有効適切な杭頭補強構造を提供することを目的とする。
本発明は、杭頭に鋼板からなる杭天板を有する杭を対象として、その杭頭部に多数の杭頭補強筋を基礎梁主筋と交差する状態で配筋することにより杭頭部を補強する杭頭補強構造であって、杭天板の上面に鋼製のリングプレートを溶接し、そのリングプレートの上面に多数の杭頭補強筋の下端を溶接することにより、それら杭頭補強筋を杭の外形輪郭にほぼ沿う仮想の正八角形の輪郭を形成するように配列した状態で配筋することを特徴とする。本発明においてはリングプレートの外形輪郭を正八角形とすることが好ましい。
本発明によれば、杭天板に溶接したリングプレートの上面に杭頭補強筋の下端を溶接することにより、杭頭補強筋をリングプレートを介して杭頭から直上に立ち上げるように配筋するが、それら杭頭補強筋を杭の外形輪郭にほぼ沿う仮想の正八角形の輪郭を形成するように配列することにより、それら杭頭補強筋の配列を基礎梁主筋と平行もしくは45度の角度で交差させることが可能となり、それにより杭頭補強筋と基礎梁主筋との干渉を自ずと回避し易くなり、杭頭補強筋や基礎梁主筋をほぼ等間隔で整然と適正配筋することが可能となる。また、リングプレートの外形輪郭を正八角形としておけば、その上面に杭頭補強筋を溶接する際にはリングプレートの外形輪郭に沿って杭頭補強筋を配列することでそれらの配列は自ずと正八角形になるから、杭頭補強筋の位置決めのための墨出し作業を容易に行うことができる。
本発明をSC杭(外殻鋼管付き遠心力コンクリート杭)に適用する場合の一実施形態を図1〜図2を参照して説明する。本実施形態におけるSC杭10は、その外殻が鋼管11からなり、鋼管11の内周面には所定厚の遠心力コンクリート12が一体に形成され、杭頭には環状の鋼板からなる杭天板13が一体に設けられているものである。
図1に示すように、このSC杭10の直上には多数の基礎梁主筋14が格子状に配筋され、それら基礎梁主筋14と交差する状態で多数(図示例では24本)の杭頭補強筋15を配筋するのであるが、本実施形態ではそれら杭頭補強筋15をリングプレート16を介して杭頭より立ち上げて配筋することとし、しかもそれら杭頭補強筋15をSC杭10の外形輪郭にほぼ沿う仮想の正八角形の輪郭を形成するように配列することとしている。
リングプレート16はたとえば厚さ36mm程度の鋼板製のもので、その中心部には杭天板13の内径よりもやや大きい中心孔を有しているものであるが、図1(b)に示すように上面側の外周部が外側にフランジ状に張り出すことで外形輪郭は正八角形とされており、杭天板13上に重ねられてその内周および外周がそれぞれ全周にわたって杭天板13に対して溶接されることで杭頭部に強固に一体化されるものである。
杭頭補強筋15としてはたとえばD25程度の異形スタッドを採用し、その下端をそれぞれリングプレート16の上面に溶接するのであるが、それら杭頭補強筋15はSC杭10の外形輪郭どうりに円形に配列されるではなく、リングプレート16の外形輪郭に合わせて正八角形をなすように配列され、それによりそれら杭頭補強筋15はSC杭10の外形輪郭にほぼ沿う仮想の正八角形を形成するように配列されることになる。
なお、リングプレート16に対する杭頭補強筋15の溶接はスタッド溶接により行うことが好ましく、それによれば図3に示した従来例のように杭頭補強筋2を鋼管1の外周面にフレア溶接する場合に比較して溶接品質とその信頼性を向上させることができる。
また、リングプレート16の外形輪郭は必ずしも正八角形とすることはなくSC杭10の外形輪郭と同様に円形としておくことでも良いが、上記のようにリングプレート16の外形輪郭を正八角形としておけば、その上面に杭頭補強筋15を溶接する際にはリングプレート16の外形輪郭に沿って杭頭補強筋15を配列することでそれらの配列は自ずと正八角形になるから、杭頭補強筋15の位置決めのための墨出し作業を容易に行うことができる。
上記のように杭頭補強筋15を正八角形に配列することにより、それら杭頭補強筋15の配列を基礎梁主筋14と平行もしくは45度の角度で交差させることができ、したがって杭頭補強筋15と基礎梁主筋14との干渉を自ずと回避し易くなり、基礎梁主筋14の配筋作業を容易に行うことが可能となるばかりでなく、杭頭補強筋15および基礎梁主筋14の双方をほぼ等間隔で整然と適正配筋することが可能であるし、各杭頭補強筋15の配筋位置がSC杭10の外形輪郭に対して大きくずれてしまうようなこともない。換言すれば、杭頭補強筋15の配列をSC杭10の外径輪郭と同様に円形に配列することでは従来と同様に基礎梁主筋14との干渉が不可避であることは言うに及ばず、杭頭補強筋15の配列を正八角形以外のたとえば任意の正多角形とすることでは、やはり杭頭補強筋15と基礎梁主筋14との干渉を有効に回避できるものではないし、杭頭補強筋15の配筋位置もSC杭10の外形輪郭に対して大きくずれてしまうから無意味である。
上記構造による杭頭部を施工する際の作業手順としては、SC杭10を製作する際にその杭天板13の上面にリングプレート16を予め溶接しておき、そのSC杭10を施工した後、リングプレート16の上面に杭頭補強筋15の溶接位置の墨出しを行って各杭頭補強筋15をスタッド溶接により順次溶接すれば良い。その後、必要に応じて適宜の補強筋17(図1(b)参照)を配筋した後、その上に基礎梁主筋14を格子状に配筋すれば良い。なお、可能であればリングプレート16に予め墨出しを行っておいても良い。
あるいは、他の施工手順として、既製品のSC杭10をそのまま通常どうり施工した後、現場にて杭天板13の上面にリングプレート16を溶接し、そのリングプレート16上に杭頭補強筋15を溶接することでも良い。
さらに、リングプレート16に予め杭頭補強筋15を溶接してそれらをユニット化しておき、そのユニットを現場にて杭天板13に対して一括して溶接することでも良い。その場合には、リングプレート16を周方向に複数に分割した形態のユニットとすることも考えられる。
なお、上記実施形態はSC杭への適用であるが、本発明はSC杭のみならず、リングプレートを溶接可能な杭天板を有するものであれば他の形式の杭にも同様に適用できることは言うまでもない。
本発明の一実施形態である杭頭補強構造を示す図である。 同、杭頭部を示す分解斜視図である。 従来一般の杭頭補強構造を示す図である。
符号の説明
10 SC杭
11 鋼管
12 遠心力コンクリート
13 杭天板
14 基礎梁主筋
15 杭頭補強筋
16 リングプレート
17 補強筋

Claims (2)

  1. 杭頭に鋼板からなる杭天板を有する杭を対象として、その杭頭部に多数の杭頭補強筋を基礎梁主筋と交差する状態で配筋することにより杭頭部を補強する杭頭補強構造であって、
    杭天板の上面に鋼製のリングプレートを溶接し、そのリングプレートの上面に多数の杭頭補強筋の下端を溶接することにより、それら杭頭補強筋を杭の外形輪郭にほぼ沿う仮想の正八角形の輪郭を形成するように配列した状態で配筋することを特徴とする杭頭補強構造。
  2. 請求項1記載の杭頭補強構造であって、リングプレートの外形輪郭を正八角形とすることを特徴とする杭頭補強構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013163893A (ja) * 2012-02-09 2013-08-22 Toda Constr Co Ltd コンクリート杭の補強筋取付用定規と杭頭補強筋の取付方法
JP2020193553A (ja) * 2019-05-22 2020-12-03 五洋建設株式会社 杭柱状体の頭部接合構造及び接合方法

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