JP2020152385A - シート包装体及びシート包装体の製造方法 - Google Patents

シート包装体及びシート包装体の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】見栄えを良好に維持することのできるシート包装体及びシート包装体の製造方法を提供する。【解決手段】取出口を有する袋本体10の内部に、複数枚のシートを積層させたシート積層体が収納され、取出口からシートが取り出されて使用されるシート包装体100において、袋本体10は、フィルム材により形成され、平面視長方形状の対向する上面部10a及び下面部10bを備え、上面部10a及び下面部10bの4つの長辺のうち少なくとも2つの長辺に沿って、袋本体10の長手方向に沿って延在する互いに平行な形状保持部(ファスナー部20、線状部30)が備えられ、少なくとも2つの長辺は、袋本体10の平面視において重ならない位置にある。【選択図】図1

Description

本発明は、シート包装体及びシート包装体の製造方法に関する。
従来、取出口を有する袋本体の内部に、ウェットティシューなどのシートを複数枚積層させたシート積層体を収納しておき、取出口からシートを一枚ずつ取り出すようにして使用されるシート包装体が知られている。
かかるシート包装体では、例えば、ピロー包装と呼ばれる包装形態などが利用されている。ピロー包装とは、被包装物であるシート積層体をフィルム材で巻き込むように包み、その巻き込み方向において重畳する端部を接着し、さらに巻き込み方向と直交する方向のフィルム材の開口端部を接着してなる包装形態である(例えば、特許文献1参照)。
特許第6249552号公報
しかしながら、このようにフィルム材のみでシート積層体を包装しているシート包装体では、袋本体の形状が崩れやすく、見栄えが損なわれる場合があった。
本発明の課題は、見栄えを良好に維持することのできるシート包装体及びシート包装体の製造方法を提供することである。
前記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、
取出口を有する袋本体の内部に、複数枚のシートを積層させたシート積層体が収納され、前記取出口からシートが取り出されて使用されるシート包装体において、
前記袋本体は、フィルム材により形成され、平面視長方形状の対向する上面部及び下面部を備え、
前記上面部及び前記下面部の4つの長辺のうち少なくとも2つの長辺に沿って、前記袋本体の長手方向に延在する互いに平行な形状保持部が備えられ、
前記少なくとも2つの長辺は、前記袋本体の平面視において重ならない位置にあることを特徴とする。
本発明によれば、形状保持部により袋本体の形状が保持されるので、見栄えを良好に維持できるシート包装体を提供することができる。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のシート包装体において、
前記形状保持部は、前記フィルム材より硬度の高い、可撓性を有する材料で形成されることを特徴とする。
本発明によれば、袋本体に外力が加わった場合にも変形し難く、見栄えが損なわれるのを抑制することができる。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のシート包装体において、
前記形状保持部は、熱可塑性樹脂で形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、熱溶着により、袋本体と一体となった形状保持部を備えた構成とすることができる。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載のシート包装体において、
前記上面部の一の長辺に沿って、前記取出口を開閉可能に形成するファスナーを備え、
前記形状保持部の一つは、前記ファスナーであることを特徴とする。
本発明によれば、ファスナーがシート包装体の形状保持部として機能することで、部品点数が増加するのを防ぐことができる。
また、請求項5に記載の発明は、
請求項1から4のいずれか一項に記載のシート包装体の製造方法であって、
フィルム材に少なくとも2つの互いに平行な前記形状保持部を形成する第1工程と、
前記形状保持部の形成されたフィルム材の、前記形状保持部の延在方向と直交する方向の端部同士を重ねて筒状体を形成し、前記端部同士を熱溶着してセンターシール部を形成する第2工程と、
前記センターシール部の形成された前記筒状体の内部に前記シート積層体が配された状態で、当該筒状体の開口端部を熱溶着してトップシール部を形成する第3工程と、
を有することを特徴とする。
本発明によれば、フィルム材に形状保持部を形成することにより、熱溶着の熱によりフィルム材が伸縮するのが防止され、見栄えの良好なシート包装体を製造することができる。
また、請求項6に記載の発明は、請求項5に記載のシート包装体の製造方法において、
前記第1工程は、フィルム材に熱可塑性樹脂からなる線状部材を熱溶着させることで前記形状保持部を形成する。
本発明によれば、形状保持部をフィルム材に容易に形成することができる。
本発明によれば、見栄えを良好に維持することのできるシート包装体及びシート包装体の製造方法を提供することができる。
実施形態に係るシート包装体を示す斜視図である。 図1のII−II部における断面図である。 形状保持部の配置について説明するための図である。 実施形態に係るシート包装体の製造方法を示すフローチャートである。 他の態様のシート包装体を示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態であるシート包装体について、図1から図5に基づいて説明する。ただし、本発明の技術的範囲は、図示例に限定されない。
なお、以下においては、図1に示すように、前後方向、左右方向及び上下方向並びにX軸、Y軸及びZ軸を定めて説明する。すなわち、シート包装体100の厚み方向において、フラップ部Fが形成された側を上、その反対側を下、シート包装体100の長手方向の一端側を前、その反対側を後、後を向いた際の右手側を右、後を向いた際の左手側を左とし、前後方向に沿った軸をX軸、左右方向に沿った軸をY軸、上下方向に沿った軸をZ軸とする。
<シート包装体の構成>
シート包装体100は、例えば、ピロータイプのガゼット包装体であって、その内部にシート積層体Tが収容され、取出口からシートを一枚ずつ取り出すようにして使用されるものである。
シート包装体100は、図1に示すように、一枚のフィルム材からなる袋本体10と、袋本体10の右側部において長手方向に沿って開閉可能な取出口を形成するファスナー部20と、袋本体10の左側部において長手方向に沿って設けられた線状部30と、を備えて構成される。
(シート積層体)
シート積層体Tは、例えば、ティシューペーパー、トイレクリーナー、キッチンクリーナー等のドライシート又はウェットシートであり、複数枚をそれぞれ折り畳み状態で積層させている。シート積層体Tの高さは、シート包装体100に収納可能な高さであれば特に限定はない。
(袋本体)
袋本体10は、扁平な袋状に形成されている。具体的に、袋本体10は、平面視長方形状の対向する上面部10a及び下面部10bと、上面部10a及び下面部10bを連結させる一対のマチ部10c,10cと、を備える。
なお、ここでいう「平面視長方形状」には、厳密に長方形である場合のみでなく、例えば角部が直角でない場合などの多少の誤差や変形を含み得る。つまり、一見して長方形状であればよい。
この袋本体10は、一枚のフィルム材の対向する端部同士を重畳させて接着し、さらに、形成された筒状体の開口両端部を接着することで形成されたものである。
具体的に、袋本体10は、一枚のフィルム材の対向する端部同士を合掌状態に重畳させたフラップ部Fを有し、フラップ部Fの先端に、熱溶着されて形成されたセンターシール部11を備えている。また、袋本体10は、センターシール部11を形成することで筒状体となったフィルム材の開口両端部が熱溶着されて形成されたトップシール部12,12と、を備える。
フラップ部Fは、袋本体10の上面部10aの一側部(右側部)において、前後方向に延在するように配されている。また、トップシール部12,12は、袋本体10の長手方向の両端部(前端部及び後端部)に、それぞれ位置している。
フィルム材の材質としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリエステル、ポリアミド、ポリ塩化ビニル等の合成樹脂シートの単材若しくは複合材、又はこれら合成樹脂シートとアルミフォイル若しくは紙等を貼り合わせた複合シートを使用することができる。また、フィルム材の厚みは、例えば、40μmから70μm程度である。
(フラップ部)
フラップ部Fは、上述したように、袋本体10の上面部10aの右側部において、前後方向に延在するように配されている。
フラップ部Fは、図2に示すように、袋本体10のマチ部10cよりも外方に突出するように設けられており、その先端部がシート包装体100の上面に重なるように、基端部で折り曲げた状態とすることもできる。
フラップ部Fの先端には、センターシール部11が備えられる。また、フラップ部Fにおいては、センターシール部11よりも基端部側にファスナー部20が備えられており、さらに、ファスナー部20とセンターシール部11との間に、切断用ミシン目等の切り取り線部13が備えられている。
切り取り線部13に沿って、手やハサミ等でフラップ部Fを切断すると、フラップ部Fからセンターシール部11が切除され、この切除に伴って、切り取り線部13とファスナー部20との間に、ファスナー部20を開くために指で摘む部分となるリム部を形成することができる。
(ファスナー部)
ファスナー部20は、図1及び図2に示すように、フラップ部Fを形成する2枚フィルム材の内面側に前後方向に沿って配設される。フラップ部Fの下側のフィルム材に、雄咬合子20aが備えられ、フラップ部Fの上側のフィルム材に、雌咬合子20bが備えられる。
雄咬合子20aと雌咬合子20bとは、互いに咬み合う形状である。その一例としては、雄咬合子20aは断面略T字型であり、雌咬合子20bは断面略Cの字型である。
ファスナー部20が開けられた状態では、上下のフィルム材が離間して、取出口となる開口が形成される。そして、雄咬合子20aの先端と雌咬合子20b先端とが、咬合しあうことで、ファスナー部20が閉じられた状態となり、取出口が閉塞される。
かかるファスナー部20により、袋本体10の取出口に隙間が生じることなく密封状態が保たれる。特にウェットシートを収容している場合には、シートが乾燥してしまうのを防止することができる。また、必要により、Y方向に並列な複数のファスナー部20を備えた二重構造を採用すると、密封状態を確実にできるため好ましい。
(線状部)
線状部30は、図1及び図2に示すように、袋本体10の上面部10aの左側部に、前後方向に沿って延在する線状部材31を備える。線状部材31は、ファスナー部20と平行になるように設けられている。
線状部材31は、フィルム材より硬度の高い可撓性を有する材料で形成されることが好ましく、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート等の熱可塑性樹脂を用いることができる。
線状部材31のY方向の幅としては、例えば、3.0mm〜30.0mmである。
なお、線状部30は、図1では、袋本体10の上面部10aの内面側に設けられているが、上面部10aの外面側に設けられていても良い。また、線状部30としては、Y方向に並列な複数の線状部材31を備えても良い。
(形状保持部)
ここで、本実施形態においては、上記したファスナー部20と線状部30とが、袋本体10の形状を保持するための「形状保持部」として機能している。
形状保持部は、フィルム材より硬質な可撓性を有する材質により、上面部10a及び下面部10bの4つの長辺のうち少なくとも2つの長辺に沿って、その近傍或いは重なるように、袋本体10の長手方向に沿って延在するように設けられるものである。
この少なくとも2つの形状保持部は、互いに平行で、且つ、袋本体10の平面視において重ならない位置に設けられる。
なお、ここでいう「互いに平行」とは、厳密に平行である場合のみでなく、袋本体10の歪みなどによる、ある程度の誤差や変形を含み得る。
また、「重ならない位置」も、Z方向において厳密に重なっている必要はなく、一見してZ方向において重なっている位置を意味している。
このような形状保持部により、例えば、シート積層体Tが少なくなって袋本体10の収容空間の空き領域が増えた際などに、袋本体10の形状が崩れるのを防止することができる。
なお、本実施形態では、上述したように、ファスナー部20が形状保持部としての役割を担っているが、ファスナー部20とは別に、袋本体10の上面部10aの右側部に線状部30を備えることとしても良い。
また、本実施形態では、図1及び図2に示したように、上面部10aの2つの長辺に沿って形状保持部を有する構成を例示して説明したが、形状保持部の位置はこれに限定されない。
具体的には、図3(a)に示すように、上面部10aの右側部の長辺と、下面部10bの左側部の長辺に沿って、形状保持部(ファスナー部20及び線状部30)が設けられても良い。
また、図3(b)に示すように、上面部10aの2つの長辺と、下面部10bの一方の長辺(ここでは左側部の長辺)に、全部で3つの形状保持部(ファスナー部20及び2つの線状部30)が設けられても良い。
また、図3(c)に示すように、上面部10a及び下面部10bの4つの長辺に沿って、全部で4つの形状保持部(ファスナー部20及び3つの線状部30)が設けられても良い。
図3(a)〜図3(c)においても、ファスナー部20とは別に線状部30を備えても良い。
<包装体の使用方法>
次に、シート包装体100の使用方法について説明する。
シート包装体100は、フラップ部Fを基端部にて折曲し、袋本体10の上面に重ねて保管することができる。使用に際し、フラップ部Fを起こして展開させ、切り取り線部13に沿って、センターシール部11を切除して、切り取り線部13とファスナー部20との間に、リム部を形成させる。
次いで、ファスナー部20を開いてフラップ部Fに取出口を形成し、取出口から手指を差し入れ、シート積層体Tを構成するシートのうち、必要枚数のシートを取り出すことができる。シートの取り出し後はファスナー部20を閉じ、そのまま、或いはフラップ部Fを元の折曲状態とする。
シート包装体は、通常、袋本体10がフィルム材により形成されるため形状が崩れやすい。特に、シート積層体Tの枚数が減って袋本体10の内部に余剰空間をできた場合などには形状が崩れやすいところ、本実施形態のシート包装体100は、形状保持部により袋本体10の形状が維持され、見栄えを良好に維持することが可能となっている。
また、シート包装体100を容器に収納して保管する場合、その容器の形状にあわせて形状保持部の両端部が湾曲しつつも、全体として袋本体10の形状が維持されるため、見栄えを良好に維持することが可能となる。
<包装体の製造方法>
次に、シート包装体100の製造方法の一例について説明する。
図4は、シート包装体100の製造方法を示すフローチャートである。
なお、前提として、複数枚のシートを折り畳み状態で積層させたシート積層体Tが作製されていることとする。
まず、搬送される帯状のフィルム材上の搬送方向の所定位置で、幅方向に延在するように、熱可塑性樹脂からなる線状部材31を載置し、熱を加えて溶着させて、帯状のフィルム材上に形状保持部を一体的に形成する(ステップS1:第1工程)。
なお、第1工程は、フィルム材に形状保持部を形成するものであれば、熱溶着でなくともよい。
例えば、形状保持部としてのファスナー材(雄咬合子20a及び雌咬合子20b)も、搬送される帯状のフィルム材上の搬送方向の所定位置で、幅方向に延在するように配置され、所定方法でフィルム材に固定された状態とされる。
次に、形状保持部の形成されたフィルム材により筒状体を形成し、筒状体の端部同士を熱溶着してセンターシール部11を形成する(ステップS2:第2工程)。
具体的に、第2工程においては、形状保持部の形成されたフィルム材上にシート積層体Tを載置して、これを包むように、フィルム材の搬送方向先端部をシート積層体Tの後方のフィルム体の所定位置に重畳させ(筒状体の形成)、その重畳させた部分(筒状体の端部同士)を熱溶着し、筒状体をフィルム材から切断する。
なお、帯状のフィルム材を切断した後、筒状体を形成して熱溶着しても良い。
また、筒状体の熱溶着後、その内部にシート積層体Tが入れられることとしても良い。
このようにして、筒状となったフィルム材の内部にシート積層体Tが配された状態において、筒状のフィルム材の開口端部を熱溶着してトップシール部12,12を形成する(ステップS3:第2工程)。
かかる製造工程においては、センターシール部11の形成時には、フィルム材に形状保持部が形成されているため、熱溶着の熱によりフィルム材が伸縮するのが防止され、袋本体10の長手方向に皺や歪みが発生するのを抑制することができる。これにより、皺や歪みがなく、寸法の安定したシート包装体100を生産することが可能となる。
<効果>
以上のように、本実施形態によれば、取出口を有する袋本体10の内部に、複数枚のシートを積層させたシート積層体Tが収納され、取出口からシートが取り出されて使用されるシート包装体100において、袋本体10は、フィルム材により形成され、平面視長方形状の対向する上面部10a及び下面部10bを備え、上面部10a及び下面部10bの4つの長辺のうち少なくとも2つの長辺に沿って、袋本体10の長手方向に沿って延在する互いに平行な形状保持部(ファスナー部20、線状部30)が備えられ、少なくとも2つの長辺は、袋本体10の平面視において重ならない位置にある。
このため、形状保持部により袋本体10の形状が保持されるので、見栄えを良好に維持することができる。
また、本実施形態によれば、形状保持部は、フィルム材より硬度の高い、可撓性を有する材料で形成される。
このため、袋本体10に外力が加わった場合にも変形し難く、見栄えが損なわれるのを抑制することができる。
また、本実施形態によれば、形状保持部は、熱可塑性樹脂で形成される。
このため、熱溶着により、袋本体と一体となった形状保持部を備えた構成とすることができる。
また、本実施形態によれば、上面部10aの一の長辺の近傍には、袋本体10の長手方向(X方向)に沿って延在し、取出口を開閉可能に形成するファスナー部20を備え、形状保持部の一つは、ファスナー部20である。
このため、ファスナー部20で形状保持部を兼用することができ、構成を簡単にすることができる。
また、本実施形態によれば、シート包装体の製造方法であって、フィルム材に少なくとも2つの互いに平行な形状保持部を形成する第1工程と、形状保持部の形成されたフィルム材の、前記形状保持部の延在方向と直交する方向の端部同士を重ねて筒状体を形成し、前記端部同士を熱溶着してセンターシール部11を形成する第2工程と、センターシール部11の形成された筒状体の内部にシート積層体Tが配された状態で、当該筒状体の開口端部を熱溶着してトップシール部12,12を形成する第3工程と、を有する。
このため、センターシール部11を形成する前にフィルム材に形状保持部を形成することにより、センターシール部11の形成時の熱でフィルム材が収縮されるのが抑制される。すなわち、シート包装体100の長手方向に沿った辺の長さを略同一にできる。よって、皺や歪みの発生が抑えられ、見栄えの良好なシート包装体100を製造することができる。
また、本実施形態によれば、第1工程は、フィルム材に熱可塑性樹脂からなる線状部材31を熱溶着させて形状保持部を形成する。
このため、フィルム材に、形状保持部を容易に形成することができる。
<その他>
なお、上記実施形態においては、シート包装体100として、ファスナー部20の開閉で形成される取出口からシートを取り出す構成のものを例示して説明したが、シート包装体の形状はこれに限定されない。
例えば、図5に示すように、上面部50aにシートを取り出す取出口が形成された袋本体50と、取出口を開閉自在に覆う蓋材60と、を備えたシート包装体200であっても良い。蓋材60は、上面部50aに貼着されており、蓋材60を剥がして取出口からシートが取り出され、シート取出し後には、蓋材60は再度上面部50aに貼着される。
シート包装体200の場合、図5では図示は省略しているが、センターシール部11は、上面部50aと対向する下面部50bに配されている。
また、図5のシート包装体200では、上面部50aの右側部及び左側部に、形状保持部としての線状部30が備えられている。なお、形状保持部の位置としては、例えば、図3(a)〜図3(c)に例示したものと同様に設定可能である。
このように蓋材60が上面部50aに貼着される構成の場合、形状保持部により上面部50aに皺や歪み等が発生し難いことで、密閉状態をより保ち易くすることができる。
10、50 袋本体
10a、50a 上面部
10b、50b 下面部
10c マチ部
11 センターシール部
12 トップシール部
13 切り取り線部
20 ファスナー部(形状保持部)
20a 雄咬合子
20b 雌咬合子
30 線状部(形状保持部)
31 線状部材
60 蓋材
F フラップ部
T シート積層体
100、200 シート包装体

Claims (6)

  1. 取出口を有する袋本体の内部に、複数枚のシートを積層させたシート積層体が収納され、前記取出口からシートが取り出されて使用されるシート包装体において、
    前記袋本体は、フィルム材により形成され、平面視長方形状の対向する上面部及び下面部を備え、
    前記上面部及び前記下面部の4つの長辺のうち少なくとも2つの長辺に沿って、前記袋本体の長手方向に延在する互いに平行な形状保持部が備えられ、
    前記少なくとも2つの長辺は、前記袋本体の平面視において重ならない位置にあることを特徴とするシート包装体。
  2. 前記形状保持部は、前記フィルム材より硬度の高い、可撓性を有する材料で形成されることを特徴とする請求項1に記載のシート包装体。
  3. 前記形状保持部は、熱可塑性樹脂で形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のシート包装体。
  4. 前記上面部の一の長辺に沿って、前記取出口を開閉可能に形成するファスナーを備え、
    前記形状保持部の一つは、前記ファスナーであることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のシート包装体。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載のシート包装体の製造方法であって、
    フィルム材に少なくとも2つの互いに平行な前記形状保持部を形成する第1工程と、
    前記形状保持部の形成されたフィルム材の、前記形状保持部の延在方向と直交する方向の端部同士を重ねて筒状体を形成し、前記端部同士を熱溶着してセンターシール部を形成する第2工程と、
    前記センターシール部の形成された前記筒状体の内部に前記シート積層体が配された状態で、当該筒状体の開口端部を熱溶着してトップシール部を形成する第3工程と、
    を有することを特徴とするシート包装体の製造方法。
  6. 前記第1工程は、フィルム材に熱可塑性樹脂からなる線状部材を熱溶着させることで前記形状保持部を形成することを特徴とする請求項5に記載のシート包装体の製造方法。
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