JP2019128030A - 管継手及び管継手の固定方法 - Google Patents

管継手及び管継手の固定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】管継手の供回りを効率良く抑制することができる。【解決手段】管継手10は、壁部11の裏側11bに配置される本体部20と、壁部11に設けられた貫通孔11aに挿入される挿入部21と、貫通孔11aから壁部11の表側11cに突出する突出部22とを有する。突出部22には、突出部22との相対回転が抑制された環状の回転抑制部材50と、突出部22に係合して突出部22が壁部11の表側11cに突出した状態を維持する環状の係合部材70とが外嵌されており、回転抑制部材50及び係合部材70を貫通した状態で壁部11に取付けられて、回転抑制部材50及び係合部材70を壁部11に固定する固定部材80を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、管継手及び管継手の固定方法に関する。
特許文献1には、浴室と浴室の外部とを仕切る仕切壁に固定される管継手の固定構造について記載されている。
図9(a)に示すように、浴室の外部側に管継手90を配置し、浴室の外部側から仕切壁91の貫通孔91aに管継手90の挿通部位92を挿通させている。挿通部位92は、一部が浴室側に突出しており、この突出した箇所に、ゴムパッキン93と六角リング94とを外嵌し、さらに挿通部位92の外周のネジ溝92aにリングナット95を螺合させている。管継手90の外周に設けられた鍔部90aとリングナット95との間に、仕切壁91、ゴムパッキン93及び六角リング94が挟み込まれた状態で、管継手90は仕切壁91に固定されている。管継手90の挿通部位92の外周と、六角リング94の挿通孔94aの内周には、それぞれ平面部位92b、94bが形成されており、これら平面部位92b、94b同士が当接することによって、六角リング94と管継手90の相対回転が抑制されている。
特開2014−35051号公報
図9(b)に示すように、特許文献1の管継手90の固定構造では、管継手90の挿通部位92の内周にソケット管96をねじ込んで接続する際、管継手90の供回りを抑制するためには、スパナ97等の部材を用いて六角リング94の外周を挟み込み、六角リング94の回転を抑制する必要がある。そのため、管継手90にソケット管96を接続する作業が煩雑になる。本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、供回りを効率良く抑制することができる管継手及び管継手の固定方法を提供することにある。
上記課題を解決するための管継手は、壁部の裏側に配置される本体部と、前記壁部に設けられた貫通孔に挿入される挿入部と、前記貫通孔から前記壁部の表側に突出する突出部とを有する管継手において、前記突出部には、当該突出部との相対回転が抑制された環状の回転抑制部材と、前記突出部に係合して前記突出部が前記壁部の表側に突出した状態を維持する環状の係合部材とが外嵌されており、前記回転抑制部材及び前記係合部材を貫通した状態で前記壁部に取付けられて、前記回転抑制部材及び前記係合部材を前記壁部に固定する固定部材を備えることを要旨とする。
回転抑制部材及び係合部材が、固定部材に貫通された状態で壁部に固定されていることにより、管継手の突出部に配管を接続する際、スパナ等の部材を用いることなく、回転抑制部材の回転を抑制することができる。そのため、管継手の供回りを効率良く抑制することができる。
上記構成において、前記回転抑制部材の外周は、円形状に構成されていることが好ましい。この構成によれば、例えば、回転抑制部材の外周が多角形状である場合に比べて、回転抑制部材を目立たなくすることができるため、管継手の外観を向上させることができる。また、固定部材が貫通する領域を確保しつつ、回転抑制部材の形状を相対的に小さくすることも可能となる。そのため、回転抑制部材をより目立たなくすることができるとともに、例えば、壁部の表側から回転抑制部材及び係合部材を覆うカバーを装着する場合、カバーの体躯をより小さく設計することも可能となる。
上記構成において、前記回転抑制部材の外周面は、前記係合部材の外周面と面一であるか、もしくは、前記係合部材の外周面よりも軸線側に位置することが好ましい。この構成によれば、回転抑制部材をより目立たなくして、管継手の外観を向上させることができる。
上記構成において、前記回転抑制部材と前記係合部材の間に、環状の間隔保持部材が配置されていることが好ましい。この構成によれば、環状の間隔保持部材が配置されていることによって、回転抑制部材と係合部材とを所定の間隔だけ離間させることができる。
上記課題を解決するための管継手の固定方法は、壁部の裏側に管継手の本体部を配置し、前記壁部に設けられた貫通孔に前記管継手の挿入部を挿入し、前記貫通孔から前記壁部の表側に前記管継手の突出部を突出させた状態で、前記突出部に、当該突出部との相対回転が抑制された環状の回転抑制部材と、前記突出部に係合して前記突出部が前記壁部の表側に突出した状態を維持する環状の係合部材とを外嵌し、前記係合部材に固定部材を挿通させつつ、当該固定部材で前記回転抑制部材を穿孔し、前記係合部材及び前記回転抑制部材を貫通した状態で、前記固定部材を前記壁部に取付けることを要旨とする。
この構成によれば、回転抑制部材及び係合部材を、固定部材に貫通された状態で壁部に固定することができるため、管継手の供回りを効率良く抑制することができる。また、固定部材によって、回転抑制部材及び係合部材を一度に壁部に固定することができるため、効率良く回転抑制部材及び係合部材を壁部に固定することができる。
本発明の管継手によれば、管継手の供回りを効率良く抑制することができる。
(a)は、管継手の側面図、(b)は、管継手の底面図、(c)は、管継手の正面図。 管継手の分解斜視図。 パッキンの正面図。 回転抑制部材の正面図。 間隔保持部材の正面図。 係合部材の正面図。 変更例の回転抑制部材の正面図。 変更例の係合部材の正面図。 (a)は、従来技術の管継手の斜視図、(b)は、従来技術の管継手にソケット管を接続する際の斜視図。
管継手の実施形態を説明する。
図1(a)〜(c)に示すように、管継手10は、ユニットバス等の浴室の壁部11に設置されている。管継手10は、浴室の外部である壁部11の裏側11bに位置する配管12と、浴室の内部である壁部11の表側11cに位置する配管13とを接続して、浴室の外部の配管12から、浴室の内部の配管13に湯水を供給するために用いられる。
図1(a)、図2に示すように、管継手10は、壁部11の裏側11bに配置される本体部20と、壁部11に設けられた貫通孔11aに挿入される挿入部21と、貫通孔11aから壁部11の表側11cに突出する突出部22とを有し、全体としてL字状の形状を有している。
管継手10の本体部20は、管状に構成され、一端側が鉛直方向上側に延びるとともに、中央側が湾曲して、他端側が水平方向に延びるように構成されている。本体部20の一端側に配管12が挿入された状態で、配管12と本体部20とは接続される。本体部20の他端側には、本体部20に連続して水平方向に延びる管状の挿入部21が設けられている。挿入部21の外径は、本体部20の他端側の外径と等しくなるように構成されている。管継手10の挿入部21における、本体部20側とは反対側の端部には、挿入部21に連続して水平方向に延びる管状の突出部22が設けられている。突出部22の外径は、挿入部21の外径と等しくなるように構成されている。管継手10における本体部20の他端側、挿入部21及び突出部22には、外周と内周の両方にネジ溝(以下、それぞれ、「外周のネジ溝23」、「内周のネジ溝24」ともいう。)が形成されている。突出部22の内周のネジ溝24に配管13が螺合された状態で、配管13と突出部22とは接続される。
図1(b)、図2に示すように、管継手10の挿入部21における突出部22側の外周、及び、管継手10の突出部22の外周には、挿入部21及び突出部22の軸線を中心に対向する2箇所に互いに平行な平面が形成されている。この平面は、後述する回転抑制部材50の内周に形成された平面からなる被当接部50aに当接し、突出部22と回転抑制部材50の相対回転を抑制する当接部25として機能する。
図1(a)に示すように、管継手10の本体部20の他端側には、外周のネジ溝23に螺合した状態で、環状の板材で構成される規制部材30が外嵌されている。規制部材30よりも管継手10の挿入部21側には、環状のパッキン40が外嵌されている。規制部材30及びパッキン40は、外周が円形状であり、両者の外径は、壁部11の貫通孔11aの内径よりも大きく構成されている。パッキン40の外径は、規制部材30の外径よりも若干小さくなるように構成されている。
図3に示すパッキン40の内径は、管継手10の本体部20の他端側の外径よりも若干大きく構成されており、本体部20の他端側の外周のネジ溝23に螺合することなく、本体部20の他端側に外嵌することができるように構成されている。
規制部材30の材質は特に限定されないが、金属製であると耐久性に優れるため好ましい。パッキン40の材質は特に限定されないが、ゴム製であると水密性を確保しやすくなるため好ましい。また、後述する管継手10の突出部22に外嵌されるパッキン41においても、同じ形状及び同じ材質のものを用いることができる。
図1(a)に示すように、管継手10の挿入部21を壁部11の貫通孔11aに挿入した際に、規制部材30がパッキン40を介して壁部11の裏側11bに当接することにより、所定の位置を越えて管継手10が壁部11の表側11cへ移動しないように構成されている。管継手10の本体部20の他端側における規制部材30の螺合位置を調節することにより、管継手10の挿入部21及び突出部22の長さを調節することができる。すなわち、壁部11の厚さに応じて規制部材30の螺合位置を調節することにより、壁部11に挿入される挿入部21の長さを確保したうえで、さらに壁部11の表側11cに突出する突出部22の所定の長さを確保することができる。規制部材30の螺合位置を調節することにより、管継手10における本体部20と挿入部21の境界、及び、管継手10における挿入部21と突出部22の境界は移動する。
図1(a)、(b)、図2に示すように、管継手10の突出部22には、水平方向において壁部11の表側11cに近い位置から、パッキン41、回転抑制部材50、間隔保持部材60、及び、係合部材70がこの順で外嵌されている。また、パッキン41、回転抑制部材50、間隔保持部材60、及び、係合部材70を貫通した状態で固定部材としてのネジ80が壁部11に取付けられている。
回転抑制部材50について説明する。
図4に示すように、回転抑制部材50は、外周が円形状の環状に構成されている。回転抑制部材50の外径は、壁部11の貫通孔11aの内径よりも大きく、且つ、規制部材30の外径と略等しくなるように構成されている。回転抑制部材50の内周は、管継手10の突出部22の外周より若干大きく構成されている。これにより、回転抑制部材50は、管継手10の突出部22の外周のネジ溝23に螺合することなく、突出部22に外嵌することができるように構成されている。また、回転抑制部材50の内周には、軸線を中心に対向する2箇所に、互いに平行な平面で構成された被当接部50aが形成されている。
図1(c)に示すように、管継手10の突出部22に回転抑制部材50が外嵌された際、回転抑制部材50の被当接部50aに、管継手10の突出部22の当接部25が当接することによって、回転抑制部材50と管継手10の突出部22との相対回転が抑制される。回転抑制部材50の材質は特に限定されないが、金属製であると耐久性に優れるため好ましい。
間隔保持部材60について説明する。
図5に示すように、間隔保持部材60は、外周が円形状の環状に構成されている。間隔保持部材60の外径は、壁部11の貫通孔11aの内径よりも大きく、且つ、回転抑制部材50の外径よりも若干小さく構成されている。間隔保持部材60の内径は、管継手10の突出部22の外径より若干大きく構成されている。そのため、間隔保持部材60は、管継手10の突出部22の外周のネジ溝23に螺合することなく、突出部22に外嵌することができるように構成されている。間隔保持部材60の材質は特に限定されないが、樹脂製であると、後述する係合部材70を管継手10の突出部22の外周のネジ溝23に螺合させる際に、係合部材70の摩擦を低減することができるため好ましい。
係合部材70について説明する。
図6に示すように、係合部材70は、外周が円形状の環状に構成されている。係合部材70の外径は、壁部11の貫通孔11aの内径よりも大きく、且つ、回転抑制部材50の外径と略等しくなるように構成されている。すなわち、回転抑制部材50の外周面50bと係合部材70の外周面70bは、ともに突出部22に外嵌された場合には、面一となるように構成されている。係合部材70の内周は、係合部材70が、管継手10の突出部22の外周のネジ溝23に螺合することができる形状に構成されている。係合部材70が突出部22の外周のネジ溝23に螺合することにより、係合部材70は管継手10の突出部22に係合した状態となる。これにより、管継手10の突出部22が、壁部11の裏側11bに移動して、貫通孔11aから抜け落ちることが抑制される。すなわち、係合部材70が管継手10の突出部22に係合することにより、管継手10の突出部22が、壁部11の表側11cに突出した状態が維持される。係合部材70の軸線を中心に対向する2箇所には、後述するネジ80が貫通するネジ孔70aが設けられている。係合部材70の材質は特に限定されないが、金属製であると耐久性に優れるため好ましい。
係合部材70を管継手10の突出部22に外嵌させることにより、規制部材30と係合部材70とが壁部11を挟持した状態となる。これにより、管継手10は壁部11に固定された状態となる。
固定部材について説明する。
図1(b)に示すように、係合部材70に設けられた2箇所のネジ孔70aには、固定部材としてのネジ80が挿通した状態で取付けられている。このネジ80は、間隔保持部材60、回転抑制部材50、及び、パッキン41を貫通した状態で壁部11に取付けられている。
管継手10を壁部11に固定する手順について説明する。
まず、管継手10の本体部20の他端側に、規制部材30を螺合して外嵌する。この際、壁部11の厚さに応じて、規制部材30を外嵌する位置を調節する。次に、管継手10の本体部20の他端側にパッキン40を外嵌する。そして、管継手10の本体部20の一端側に配管12を挿入して接続する。ここで、管継手10に規制部材30とパッキン40を外嵌した後に配管12を接続する態様に限定されず、管継手10の本体部20の一端側に配管12を接続した後に、規制部材30とパッキン40を外嵌してもよい。
次に、管継手10の挿入部21を、壁部11の裏側11bから壁部11の貫通孔11aに挿入して、壁部11の表側11cに管継手10の突出部22を突出させる。そして、壁部11の表側11cに突出した管継手10の突出部22に、パッキン41を外嵌する。また、管継手10の突出部22に形成された当接部25と、回転抑制部材50の被当接部50aとが沿うようにして、管継手10の突出部22に回転抑制部材50を外嵌する。さらに、管継手10の突出部22に、間隔保持部材60を外嵌する。また、管継手10の突出部22に、係合部材70を螺合して取り付ける。
次に、係合部材70のネジ孔70aにネジ80を配置する。ネジ孔70aに配置されたネジ80は、ネジ孔70aに挿通されつつ、間隔保持部材60、回転抑制部材50、及び、パッキン41を次々に穿孔し、その先端は、壁部11にねじ立てしながら螺合されて固定される。これにより、ネジ80は、係合部材70、間隔保持部材60、回転抑制部材50、及び、パッキン41を貫通して壁部11に取付けられた状態となる。この状態において、規制部材30と係合部材70との間に壁部11が挟み込まれることにより、管継手10は壁部11に固定される。
本実施形態の作用及び効果について説明する。
(1)回転抑制部材50及び係合部材70が、ネジ80に貫通された状態で壁部11に固定されている。回転抑制部材50がネジ80によって壁部11に固定されていることにより、壁部11に対する回転抑制部材50の回転が抑制されている。これにより、管継手10の突出部22に配管13をねじ込んで接続する際、スパナ等の部材を用いることなく、回転抑制部材50の回転を抑制することができる。したがって、管継手10の供回りを効率良く抑制することができる。さらに、係合部材70もネジ80によって壁部11に固定されているため、管継手10の突出部22に螺合して外嵌された係合部材70において、螺合状態が緩んで突出部22から外れ易くなることが抑制される。したがって、管継手10の固定状態を好適に維持することができる。
(2)回転抑制部材50の外周は、円形状に構成されている。例えば、回転抑制部材50の外周が多角形状である場合に比べて、回転抑制部材50を目立たなくすることができるため、管継手10の外観を向上させることができる。また、ネジ80が貫通する領域を確保しつつ、回転抑制部材50の形状を相対的に小さくすることも可能となる。そのため、回転抑制部材50をより目立たなくすることができるとともに、例えば、壁部11の表側11cから回転抑制部材50及び係合部材70を覆うカバーを装着する場合、カバーの体躯をより小さく設計することも可能となる。
(3)回転抑制部材50の外周面50bは、係合部材70の外周面70bと面一である。したがって、回転抑制部材50をより目立たなくして、管継手10の外観を向上させることができる。また、回転抑制部材50の形状が、ネジ80を貫通させるだけの幅が確保されたものとなるため、回転抑制部材50をネジ80で穿孔する際に、より確実に孔を空けることができる。
(4)回転抑制部材50と係合部材70の間に、間隔保持部材60が配置されている。間隔保持部材60が配置されていることによって、回転抑制部材50と係合部材70とを所定の間隔だけ離間させることができる。また、例えば、間隔保持部材60が樹脂製で構成されていると、係合部材70を螺合して取り付ける際の、係合部材70の摩擦を低減することができる。
(5)係合部材70にネジ80を挿通させつつ、ネジ80で回転抑制部材50を穿孔し、係合部材70及び回転抑制部材50を貫通した状態で、ネジ80を壁部11に取付けている。回転抑制部材50及び係合部材70を、ネジ80に貫通された状態で壁部11に固定することができるため、管継手10の供回りを効率良く抑制することができる。また、ネジ80によって、回転抑制部材50及び係合部材70を一度に壁部11に固定することができるため、効率良く回転抑制部材50及び係合部材70を壁部11に固定することができる。
本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・回転抑制部材50の被当接部50aは、軸線を中心に対向する2箇所に形成された互いに平行な平面に限定されない。被当接部50aは、回転抑制部材50の内周に形成された互いに平行でない2つの平面で構成されていてもよい。また、被当接部50aは、回転抑制部材50の内周に形成された1箇所の平面で構成されていてもよく、3箇所以上の平面で構成されていてもよい。すなわち、被当接部50aは、管継手10の突出部22の当接部25と当接することによって、回転抑制部材50と管継手10の突出部22との相対回転を抑制することができる形状を適宜採用することができる。管継手10の当接部25も、同様の形状を適宜採用することができる。
・回転抑制部材50の被当接部50a、及び、管継手10の当接部25の形状は、平面以外であってもよい。平面以外の形状としては、例えば、図7に示すように、回転抑制部材50の内周における、軸線を中心に対向する2箇所に径方向内側に突出する凸部50cを設けるとともに、管継手10の突出部22の外周に凹部を設け、凹凸の関係で当接するように構成されていてもよい。
・係合部材70のネジ孔70aは、軸線を中心に対向する2箇所に形成された態様に限定されない。ネジ孔70aに取付けられたネジ80により、回転抑制部材50の回転を抑制することができる態様であれば、ネジ孔70aは1箇所のみに形成されていてもよく、3箇所以上に形成されていてもよい。同様に、ネジ80は、係合部材70に1個のみ取付けられていてもよく、3個以上取付けられていてもよい。
・ネジ80が係合部材70を貫通した構成としては、ネジ80が係合部材70のネジ孔70aに挿通された構成に限定されない。例えば、図8に示すように、係合部材70の外周部に、ネジ80を挿通させることができる切欠き部70cを形成し、この切欠き部70cにネジ80が挿通されて係合部材70を貫通していてもよい。また、係合部材70がネジ孔70aや切欠き部70cを有してなく、ネジ80で穿孔することによって係合部材70を挿通させ、ネジ80が係合部材70を貫通した構成としてもよい。
・固定部材はネジ80に限定されない。係合部材70、間隔保持部材60、回転抑制部材50、及び、パッキン41を貫通した状態で壁部11に取付けられるものを適宜採用することができ、例えば、釘等の棒状の部材を採用してもよい。
・規制部材30、パッキン40、41、回転抑制部材50、間隔保持部材60、及び、係合部材70は、外周が円形状に構成された態様に限定されない。管継手10における所定の位置に外嵌することができれば、外周が多角形状や楕円形状で構成されていてもよい。
・回転抑制部材50の外周面50bは、回転抑制部材50にネジ80が貫通するだけの幅が確保されていれば、係合部材70の外周面70bよりも軸線側に位置するように構成されていてもよい。係合部材70の外周面70bよりも軸線側に位置するように構成されていることにより、回転抑制部材50をより目立たなくして、管継手10の外観を向上させることができる。また、回転抑制部材50の外周面50bは、係合部材70の外周面70bよりも外側に位置するように構成されていてもよい。
・規制部材30と係合部材70は、同じ形状の部材であってもよい。すなわち、規制部材30として、係合部材70と同じ部材を用いてもよい。係合部材70と同じ部材を用いることにより、規制部材30を別部材として用意する必要がないため、管継手10のコストを低減することができる。
・本実施形態では、回転抑制部材50と係合部材70の間に間隔保持部材60が外嵌されていたが、間隔保持部材60は省略されていてもよい。また、間隔保持部材60は、樹脂以外の材料で構成されていてもよく、例えば、金属で構成されていてもよい。
・本実施形態の管継手において、パッキン40、41は省略されていてもよい。
・本実施形態では、規制部材30が管継手10の本体部20の他端側に螺合した状態で外嵌されていたが、この規制部材30は省略されていてもよい。例えば、管継手10の本体部20の他端側に鍔部を設け、この鍔部が、パッキン40を介して壁部11の裏側11bに当接することによって、所定の位置を越えて管継手10が壁部11の表側11cへ移動しないように構成されていてもよい。さらに、規制部材30が省略され、管継手10の本体部20に鍔部が設けられていない態様であってもよい。この場合、壁部11の表側11cに取り付けられたネジ80によって、所定の位置を越えて管継手10が壁部11の表側11cへ移動しないように構成されていてもよい。
・管継手10の本体部20は、一端側が鉛直方向上側に延びた形状に限定されない。一端側が鉛直方向下側に延びた形状であってもよく、水平方向に延びた形状であってもよい。
・本実施形態では、管継手10の本体部20の一端側に配管12を挿入して接続していたが、この態様に限定されない。例えば、管継手10の本体部20の一端側にネジ溝を形成し、このネジ溝に配管12を螺合させて接続してもよい。
10…管継手、11…壁部、11a…貫通孔、11b…壁部の裏側、11c…壁部の表側、20…本体部、21…挿入部、22…突出部、50…回転抑制部材、70…係合部材、80…ネジ(固定部材)。

Claims (5)

  1. 壁部の裏側に配置される本体部と、
    前記壁部に設けられた貫通孔に挿入される挿入部と、
    前記貫通孔から前記壁部の表側に突出する突出部とを有する管継手において、
    前記突出部には、当該突出部との相対回転が抑制された環状の回転抑制部材と、前記突出部に係合して前記突出部が前記壁部の表側に突出した状態を維持する環状の係合部材とが外嵌されており、
    前記回転抑制部材及び前記係合部材を貫通した状態で前記壁部に取付けられて、前記回転抑制部材及び前記係合部材を前記壁部に固定する固定部材を備えることを特徴とする管継手。
  2. 前記回転抑制部材の外周は、円形状に構成されている請求項1に記載の管継手。
  3. 前記回転抑制部材の外周面は、前記係合部材の外周面と面一であるか、もしくは、前記係合部材の外周面よりも軸線側に位置する請求項1又は2に記載の管継手。
  4. 前記回転抑制部材と前記係合部材の間に、環状の間隔保持部材が配置されている請求項1〜3のいずれか一項に記載の管継手。
  5. 壁部の裏側に管継手の本体部を配置し、
    前記壁部に設けられた貫通孔に前記管継手の挿入部を挿入し、
    前記貫通孔から前記壁部の表側に前記管継手の突出部を突出させた状態で、
    前記突出部に、当該突出部との相対回転が抑制された環状の回転抑制部材と、前記突出部に係合して前記突出部が前記壁部の表側に突出した状態を維持する環状の係合部材とを外嵌し、
    前記係合部材に固定部材を挿通させつつ、前記固定部材で前記回転抑制部材を穿孔し、
    前記係合部材及び前記回転抑制部材を貫通した状態で、前記固定部材を前記壁部に取付けることを特徴とする管継手の固定方法。
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