JP2018031514A - 換気フード - Google Patents

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Abstract

【課題】壁面に傷をつけることなく強固に固定できる換気フードを提供することを目的とする。【解決手段】中空円筒形のダクトとダクトの端部開口に備えられるカバーとを備えた換気フードであって、ダクトはダクトの内周壁から突出する係止部を備え、カバーはダクトの内周側にて挿抜可能な円筒部と、円筒部の外周壁から突出して係止部と係合することで円筒部の抜け方向への移動を規制する抜止部とを備えた換気フードを提供する。換気フードを壁に固定する際、抜止部がダクトの内周壁と換気フードの円筒部の外周壁によって押圧されて、換気フードが容易に動くのを抑制し、係止部と抜止部が係合することで換気フードに抜け方向の力が加わっても、ダクトから抜けるのを防止でき、ネジを用いずに、強固な方法で換気フードを壁に固定できる。【選択図】図1

Description

本発明は、建物の外壁や内壁に設置される換気フードに関するものである。
従来、この種の換気フードとして換気口部材が知られている(例えば、特許文献1参照)。
以下、その換気口部材について図12を参照しながら説明する。
図12に示すように、従来の換気口部材は、建物の外壁内に設けられたダクト内に嵌挿される本体筒101と、本体筒101に設けられた抜け止め金具102と、本体筒101に接続されるフード本体103とでなる換気フードにおいて壁面に接するフードフランジ部104に複数の半抜き穴105を設けた構成とし、半抜き穴105を介してネジ106で外壁に取付けできる施工方法としている。
特開平8−303830号公報(段落0009、図1)
このような従来の換気口部材、すなわち換気フードは壁への固定にネジ止めを必要としている。つまり、壁の材質によっては、直接ネジを壁に打ちこむと壁が割れてしまうため、ネジによる壁への固定は、壁に下穴を開けてからネジ止めされる。このように、換気口部材を固定する場合、壁を傷つけてしまうという課題があった。
そこで本発明は、上記従来の課題を解決するものであり、壁を傷つけることなく固定できる換気フードを提供することを目的とする。
そして、この目的を達成するために、本発明は、中空円筒形のダクトと当該ダクトの端部開口に備えられるカバーとを備えた換気フードであって、前記ダクトは、当該ダクトの内周壁から突出する係止部を備え、前記カバーは、前記ダクトの内周側にて挿抜可能な円筒部と、前記円筒部の外周壁から突出して前記係止部と係合することで前記円筒部の抜け方向への移動を規制する抜止部とを備えた換気フードという構成としたものであり、これにより所期の目的を達成するものである。
本発明によれば、壁を傷つけることなく固定できる換気フードを提供することができる。
本発明の実施の形態1に係る換気フードの構成を示す断面図。 実施の形態1に係る抜止部と係止部の挿入状態から係止状態までを示す部分断面図。 実施の形態1に係る抜止部と係止部との係止状態を示す部分断面図。 実施の形態1に係る換気フードの固定状態を示す断面図。 実施の形態1に係る換気フードの姿勢状態の変化を示す正面図。 本発明の実施の形態2に係る換気フードの構成を示す斜視図。 実施の形態2に係る抜止部の係止位置を示す図。 本発明の実施の形態3に係る抜止部の形状を示す図。 本発明の実施の形態3に係る抜止部と係止部との状態を示す断面図。 本発明の実施の形態3に係る抜止部の形状を示す図。 本発明の実施の形態3に係る抜止部と係止部との関係を示す斜視図。 従来の換気フードの構成を示す図。
本発明に係る換気フードは、中空円筒形のダクトと当該ダクトの端部開口に備えられるカバーとを備えた換気フードであって、前記ダクトは、当該ダクトの内周壁から突出する係止部を備え、前記カバーは、前記ダクトの内周側にて挿抜可能な円筒部と、前記円筒部の外周壁から突出して前記係止部と係合することで前記円筒部の抜け方向への移動を規制する抜止部とを備えた構成としている。
これにより換気フードをダクトが設置される壁に固定する際、円筒部の外周壁から突出した抜止部がダクトの内周壁を押圧して、換気フードが容易に動くのを抑制させ、かつ、ダクトの内周壁の係止部と換気フードの抜止部が係合することにより、換気フードに抜け方向の力が加わったとしても、ダクトから抜けるのを防止できる。つまり壁を傷つけることなく換気フードを壁に固定できるという効果を得ることができる。
また、円筒部は、ダクトへの挿入状態で円周方向への回動が可能な回動構造を備え、円筒部のダクトへの挿抜は、係止部と前記抜止部とが円周上における異なる位置にて行われ、円筒部のダクトへの固定は、円筒部のダクトへの挿入状態において当該円筒部を回動させることで係止部と抜止部とを円周上における同一の位置である規制位置に配置して行われる構成としてもよい。
この構成により、換気フードをダクトが設置される壁に固定する際、換気フードを、換気フードの抜止部とダクトの係止部とが円周上における異なる位置でダクトに差し込み、換気フードを、換気フードの抜止部とダクトの係止部とが円周上における同一の位置になるよう回動して換気フードを壁に設置する。これにより、係止部に対して抜止部がダクトの内部に位置する。このような状態で換気フードに何らかの外力が加わり、つまり換気フードが外れる(壁から離れる)方向の力が加わったとしても、換気フードの抜止部がダクトの内周壁の係止部によって係止されているので、換気フードが壁から外れるのを防止できる。なお、回動構造はどのようなものでもよく、例えば円筒形のダクトの内周に同じく円筒形の円筒部を差し込むことで周方向への回動が可能となり、すなわち回動構造を構成する。
また、係止部は、抜止部の抜け方向への移動を規制する抜け規制部と、抜止部の回動方向への移動を規制する回動規制部と、を備え、抜け規制部は、抜止部の規制位置からの抜け方向への移動を規制し、回動規制部は、抜止部の規制位置からの回動方向への回動を規制する構成としてもよい。
上記構成において、換気フードをダクトが設置される壁に固定する際、まず換気フードを、換気フードの抜止部とダクトの係止部とが円周上における異なる位置で差し込む。その後換気フードを、抜止部が回動規制部に向かう方向に回動させる。このとき抜止部はダクトの回動規制部に当接するまで行う。この状態で換気フードの抜止部とダクトの係止部とが円周上における同一の位置になり、すなわち抜止部を規制位置に位置させることで換気フードを壁に設置させる作業が完了される。このようにして、換気フードはネジを用いずに壁に固定できる。さらに、換気フードに何らかの外力が加わり、つまり換気フードが外れる(壁から離れる)方向の力が加わったとしても、換気フードの抜止部がダクト内周壁の係止部により、係止されているので、外れるのを防止できる。また、換気フードを回動させる作業中において、抜止部が係止部の回動規制部に当接する。このため、作業者は、その当接した感触により、抜止部と係止部とが係止する条件である円周上で抜止部と係止部とが円周上で同一に位置していることが分かる。つまり、規制位置に位置したことが容易に認識できる。
また、抜止部は、円筒部の挿入方向における先側にて円筒部と固定される円筒固定部と、円筒部の挿入方向における後側にて円筒部から円筒固定部よりも外周側に立ち上がる返し部とを備え、返し部は、係止部と係合する構成としてもよい。
これにより円筒部のダクトへの挿入時には、返し部の先端がダクトの内周壁に接しながら挿入されることとなる。返し部は、自然の状態、すなわち円筒部がダクトに挿入されていない状態ではダクトの内径より外側まで広がっていることにより、返し部はダクトの内周壁と換気フードの円筒部外周によって押圧されて、円筒部の安易な動きを抑制する。
そして、係止部と抜止部の返し部が係合することにより、換気フードがダクトから抜けるのを防止できるため、ネジを用いずに、ネジ同様の強固な方法で換気フードを壁に固定できる。さらに、ダクトの内径異なる場合であっても、返し部はダクトの内周壁によって押圧されるので、同様の効果が得られる。
また、抜止部は、円筒部の挿入方向への移動に比して円筒部の抜け方向への移動を抑制する楔部を備えた構成をしている。
この構成により、換気フードの円筒部が抜け方向に力が加わったとしても楔部がダクトの内周壁に引っかかる状態となるので、換気フードが抜け方向に動くのを抑制できる。また、楔部でダクトの内周壁に引っかかるが、換気フードの円筒部をダクトへ挿入する際は、楔部のダクト内周壁への引っかかり力が小さいため、比較的大きな力を必要とせず挿入できる。
また楔部は、さらに円筒部の回動方向への回動に比して前記円筒部の反回動方向への回動を抑制する構成をしている。
この構成により、換気フードの円筒部が反回動方向への回動方向に力が加わったとしても楔部がダクトの円周壁に引っかかるので、換気フードの反回動方向への動きを抑制できる。また、換気フードの円筒部をダクトに挿入方向に差し込んだ後、さらに円筒部を回動方向に回動する際、楔部のダクトの内周壁への引っかかり力は少なく、比較的大きな力を必要とせず回動できる。
また、抜止部は、円筒部に複数備えられた構成をしている。
これにより、抜止部がダクトの内周壁と換気フードの円筒部外周によって押圧されて換気フードが容易に動くのを抑制させる力が抜止部の個数倍に増大するため強固に換気フードをダクトに固定できる。
また、抜止部は、円筒部に等間隔で備えられた構成をしている。
これにより、抜止部がダクトの内周壁と換気フードの円筒部外周によって押圧されて換気フードが容易に動くのを抑制させる力が換気フードの円周方向のどの方向からも均等にかかる。このため、特定の方向からの力に対しては容易に動きやすいという不安定な状態になるのを抑制し、かつ、換気フードを回動させる際に常に一定の力で作業することができる。
また、係止部は、前記抜止部に対応させて複数備えられた構成としている。
この構成により、換気フードがダクトから抜ける方向(抜け方向および反回動方向)に力が加わったとしても複数の抜止部と係止部との係合力により、より強固に換気フードをダクトに固定できる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施の形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。また、全図面を通して、同一の部位については同一の符号を付して二度目以降の説明を省略している。さらに、各図面において、本発明に直接には関係しない各部の詳細については説明を省略している。
また、実施形態として記載されている、又は図面に示されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は、本発明の範囲をこれに限定する趣旨でなく、単なる説明例にすぎない。さらに、下記複数の実施の形態は、矛盾しない範囲で組み合わせて実施することができる。
(実施の形態1)
以下、図1、図2を参照して、本発明の実施の形態1に係る換気フードについて説明する。なお図1は、本発明の実施の形態1に係る換気フード4の構成を示す断面図、図2は、抜止部と係止部の挿入状態から係止状態までを示す部分断面図である。
換気フード4は、ダクト1と、カバー3とを備えている。
ダクト1は、例えば家屋等の壁10を貫通した孔31に、当該壁10を挟んで内部と外部とを連通するように設けられる。ダクト1は、中空円筒形状を有しており、壁10への設置時には、外周壁32が孔31に密着して挟持され、内周壁5が送風のための風路空間の外周を構成する。またダクト1は、設置時には、例えば当該ダクト1の端部の開口である端部開口2が、壁10の壁面33と同一平面上に位置される。ダクト1は、端部開口2近傍において、係止部6を備えている。
係止部6は、内周壁5からダクト1の円形における中心軸方向に向けて、例えばダクト1の壁面の厚みと同一の厚みで突出している。ここで壁面の厚みとは、外周壁32と内周壁5との距離である。係止部6は、図2に示すように、ダクト1の送風方向に対して垂直の断面視(図2における2番目の図)において、同一円周上に等間隔、すなわち120度毎に3個配置されている。ただし、係止部6は1個でもよい。係止部6の周方向両端と中心軸との成す角度αは例えば5度から60度程度である。係止部6は、一端が壁面33と同一平面上、すなわち端部開口2と一致させて配置されている。また係止部6は、他端がダクト1の内部方向(後述の挿入方向)に当該ダクト1の端部開口2から一定の距離入った場所に位置している。ここで一定の距離とは、後述の抜止部と特定の関係を有する距離であるが詳細は後述する。
カバー3は、円筒部7と、ダクトカバー部34とを備えている。
円筒部7は、中空円筒形状を有し、当該円筒部7の外周は、複数の係止部6の内周面で構成される内周円(図2の内周円35)よりも径が小さく、すなわち当該円筒部7は、ダクト1の内周側にて当該ダクト1に挿抜可能となっている。円筒部7は、ダクトカバー側開口36において外周方向に広がるフランジ37を有している。円筒部7は、抜止部9を備えている。
抜止部9は、円筒部7の外周壁8から外周方向に突出しており、設置時に係止部6と係合することで円筒部7の抜け方向への移動を規制する。抜止部9は、係止部6と同数かつ係止部6と位置を対応させて備えられている。抜止部9は、カバー3をダクト1に挿入する方向、すなわち挿入方向Rにおける先側15にて円筒部7と固定される円筒固定部16と、挿入方向Rにおける後側17にて円筒部7から円筒固定部16よりも外周側に立ち上がる返し部18とを備えている。なお、抜止部9と係止部6との係合の詳細については後述する。
返し部18は、円筒部7がダクト1に挿入されていない分離状態では、返し部18の最外周を結んだ円周の径はダクト1の内径よりも大きく、すなわちダクト1の内径よりも外側まで広がっている。
ダクトカバー部34は、円筒部7のフランジ37と例えばリベット止めされることで円筒部7と一体化されている。ダクトカバー部34は、断面視において中空矩形であり、一端が円筒部7の内部空間と連通し、他端は外部に開放されている。ここで外部とは、屋外や屋内を意味する。図1では、ダクトカバー部34は、他端が下方に向けて開放されており、雨の侵入を防止できる構造となっている。つまり、ダクトカバー部34は、ダクト1内への雨風の流入を防止する覆いとして機能する。
以上が換気フード4の構成である。
続いて、図2、図3、図4を参照しながら、カバー3をダクト1に挿入し、すなわち設置状態とする手順について説明する。なお、図3は、抜止部と係止部との係止状態を示す部分断面図、図4は、換気フード4の固定状態を示す断面図である。
上記構成において、換気フード4をダクト1が設置される壁10に固定する際、まず、円筒部7の中心軸とダクト1の中心軸とを一致させる。この際、円筒部7に設けられた抜止部9とダクト1に設けられた係止部6とは、中心軸に垂直な断面、すなわち円周上において異なる位置に据えられる(図2における3番目の図)。このような状態において、図4に示すように、円筒部7を挿入方向Rの方向に挿入する。この際、抜止部9(返し部18)がダクト1の内周壁5と換気フード4の円筒部7の外周壁8によって押圧されて、換気フード4が抜け方向J側に容易に動くのを抑制する。
円筒部7がダクト1に挿入されると、ダクトカバー部34あるいはフランジ37が、壁面33または端部開口2と当接し、それ以上の挿入が規制される。この状態においては、返し部18の挿入方向Rにおける後側17の端部は、係止部6の他端と周方向において競合しない位置38まで挿入されることになる。つまり、この競合しない位置38が、上述の「抜止部と特定の関係を有する距離」である。
なお、抜止部9(返し部18)と係止部6とが周方向にて競合せず、また円筒部7とダクト1とは共に円形であり、さらに円筒部7の外周がダクト1における最内周(係止部6の内周側端部)よりも径が小さいため、円筒部7はダクト1内を回動可能となっている(回動構造)。
この状態において、円筒部7を時計回り、あるいは反時計回り(図2では反時計回り)に回動させることで、係止部6と抜止部9とが円周上における同一の位置、すなわち規制位置に配置される(図2における4番目の図、および図3)。
以上のように、ダクト1の係止部6と換気フード4の抜止部9とが係合することにより、換気フード4に、抜け方向Jの力が加わったとしても、ダクト1から抜けるのを防止できる。このため、ネジを用いることなく換気フード4を壁10に固定できる。
また、ネジを必要としない固定のため、換気フード4の固定の際し、ドライバーなどの工具を必要としないため、簡単に施工が行える。
また、抜止部9の返し部18はダクト1の内周壁5と円筒部7の外周とによって押圧されて、円筒部7の安易な動きを抑制する。そして例えば抜止部9がバネ鋼などの弾性力を有していれば、抜止部9にさらに強い押圧力が加わり、強い保持力を有することができる。さらに、内径に多少の違いのあるダクトであっても、返し部18はダクト1の内周壁5によって押圧されるので、内径の違いを吸収して径の異なるダクトに円筒部7を固定することが可能となる。
また、係止部6と抜止部9はそれぞれ1個でも機能するが、複数設けることで、円筒部7が抜け方向Jに力が加わったとしても、複数の抜止部9と係止部6との係合力により、より強固に円筒部7を壁に固定できる。
なお、図5の左図はダクトカバー部34を係止部6と抜止部9とが円周上における異なる位置でダクト1に挿し込んだ状態姿勢を示したものである。そして、図5の右図はダクトカバー部34を係止部6と抜止部9とが円周上における同一の位置になるように回動した状態姿勢である。なお、ダクトカバー部34は様々な形状が許容されるため、外周の矩形でダクトカバー部34の傾きを示している。
このように、係止部6の少なくとも1つを円周上における上部に位置させる。そして、ダクトカバー部34においても、配置後の正常な位置における上部に抜止部9を位置させる。これにより、ダクトカバー部34を差し込んだ後、回動したかどうかは、換気フード4(ダクトカバー部34)の姿勢が正しい位置になっていることで確認ができるので、現場においての回動忘れを容易に確認できる。
なお、抜止部9は円筒部7と一体として構成してもよい。また、抜止部9は、必ずしも円筒固定部16と返し部18とに分割される必要は無く、外周壁8から外周方向に突出して係止部6と係合するものであればよい。
(実施の形態2)
続いて、実施の形態2に係る換気フードについて、図6および図7を参照しながら説明する。なお、実施の形態2では、上記実施の形態と異なる点について説明を行う。ここで図6は、実施の形態2に係る換気フードの構成を示す斜視図、図7は、実施の形態2に係る抜止部の係止位置を示す図である。
本実施の形態では、係止部6bは、抜け規制部11と、回動規制部12とを備えている。
抜け規制部11は、実施の形態1における係止部6と同様の形状であり、すなわち抜止部9の抜け方向Jへの移動を規制する。
回動規制部12は、抜け規制部11のさらに回動方向Kの先側端部から、ダクト1の内周壁5に沿ってさらに内部方向に向けて延設された棒状の突部である。そして回動規制部12は、抜止部9の回動方向Kへの移動を規制する。
つまり、本実施の形態では、係止部6bはL字形状を有する。そして、この形状により、抜け規制部11は、図6に示すように、抜止部9の抜け方向への規制位置(抜け方向規制位置13)からの抜け方向Jへの移動を規制し、回動規制部12は、抜止部9の回転方向への規制位置(回転方向規制位置14)からの回動方向Kへの回動を規制する構成をしている。
上記構成において、円筒部7をダクト1が設置される壁10に固定する際、円筒部7を抜止部9とダクト1の係止部6とが円周上の異なる位置で差し込む。その後、円筒部7を抜止部9が回動規制部12に向かう方向に回動させる。このとき抜止部9はダクト1の回動規制部12に当接するまで行う。この状態で抜止部9と係止部6とが円周上における同一の位置になり、換気フード4を壁10に設置させる作業が完了する。
このようにして、換気フード4はネジを用いずに壁10に固定できる。また、抜止部9と係止部6とを規制位置に位置させる作業では、円筒部7を回動させる作業中において、回動規制部12により抜止部9の回動が規制される。つまり、作業者はその当接した感触により、規制位置に位置していることが分かるため、規制位置に位置したことが容易に認識できる。
(実施の形態3)
続いて、実施の形態3に係る換気フードについて、図8、図9、図10、図11を参照しながら説明する。なお、実施の形態3では、上記実施の形態と異なる点について説明を行う。ここで図8は、本実施の形態に係る抜止部の形状を示す図、図9は、本実施の形態に係る抜止部と係止部との状態を示す断面図、図10は、本実施の形態に係る抜止部の形状を示す図、図11は、本実施の形態に係る抜止部と係止部との関係を示す斜視図である。
本実施の形態では、抜止部9cは、楔部20を備える。
楔部20は、図8に示すように、抜止部9cのさらに返し部18側に、抜け方向Jに対して先端が鋭利に尖った鋭角を向け、挿入方向Rに対しては鋭角を備えていない、すなわち三角形状を備えている。つまり楔部20は、その鋭角の方向により、円筒部7の挿入方向Rへの移動に比して円筒部7の抜け方向Jへの移動を抑制することができる。
上記構成において、円筒部7に対して抜け方向Jに力が加わったとしても、図9に示すように楔部20の先端がダクト1の内周壁5に引っかかる状態となるので、円筒部7が抜け方向Jに動くのを抑制できる。これに対して円筒部7をダクト1へ挿入する際は、挿入方向Rに対して鋭角を備えていないため、楔部20のダクト1の内周壁5への引っかかり力が小さく、大きな力を必要とせず挿入できる。
なお楔部20の鋭角を図8の方向、即ち挿抜方向に対して約45度、回動方向とは逆方向、すなわち反回動方向に傾けて設けてもよい(図10)。つまり、円筒部7の回動方向Kへの回動に比して円筒部7の反回動方向Pへの回動を抑制する構成をしている。
上記構成において、円筒部7に対して反回動方向P側への力が加わったとしても、楔部20がダクト1の内周壁5に引っかかる状態となるので、換気フード4の反回動方向Pへの動きを抑制できる。当然ながら、抜け方向Jへの移動の抑制も同時に行うことができる。つまり、円筒部7の規制位置への移動は容易に行えるが、これに対して規制位置から再度分離状態とする際には、回動、移動が抑制されているため容易に行うことができず、結果として強固に固定することができる。当然、係止部や抜止部を複数設けることで、一層強固に固定されるのは言うまでもない。
本発明に係る換気フードは、ネジや、工具を用いることなく、換気フードを短時間に固定できるという効果を有し、建物の外壁等に設置される換気フード等として有用である。
1 ダクト
2 端部開口
3 カバー
4 換気フード
5 内周壁
6,6b 係止部
7 円筒部
8 外周壁
9,9c 抜止部
10 壁
11 抜け規制部
12 回動規制部
13 抜け方向規制位置
14 回転方向規制位置
15 先側
16 円筒固定部
17 後側
18 返し部
20 楔部
31 孔
32 外周壁
33 壁面
34 ダクトカバー部
35 内周円
36 ダクトカバー側開口
37 フランジ
38 位置
J 抜け方向
K 回動方向
P 反回動方向
R 挿入方向

Claims (9)

  1. 中空円筒形のダクトと当該ダクトの端部開口に備えられるカバーとを備えた換気フードであって、
    前記ダクトは、
    当該ダクトの内周壁から突出する係止部を備え、
    前記カバーは、
    前記ダクトの内周側にて挿抜可能な円筒部と、
    前記円筒部の外周壁から突出して前記係止部と係合することで前記円筒部の抜け方向への移動を規制する抜止部とを備えた換気フード。
  2. 前記円筒部は、
    前記ダクトへの挿入状態で円周方向への回動が可能な回動構造を備え、
    前記円筒部の前記ダクトへの挿抜は、
    前記係止部と前記抜止部とが円周上における異なる位置にて行われ、
    前記円筒部の前記ダクトへの固定は、
    前記円筒部の前記ダクトへの挿入状態において当該円筒部を回動させることで前記係止部と前記抜止部とを円周上における同一の位置である規制位置に配置して行われる請求項1記載の換気フード。
  3. 前記係止部は、
    前記抜止部の前記抜け方向への移動を規制する抜け規制部と、
    前記抜止部の前記回動方向への移動を規制する回動規制部と、を備え、
    前記抜け規制部は、
    前記抜止部の前記規制位置からの抜け方向への移動を規制し、
    前記回動規制部は、
    前記抜止部の前記規制位置からの回動方向への回動を規制する請求項2記載の換気フード。
  4. 前記抜止部は、
    前記円筒部の挿入方向における先側にて前記円筒部と固定される円筒固定部と、
    前記円筒部の挿入方向における後側にて前記円筒部から前記円筒固定部よりも外周側に立ち上がる返し部とを備え、
    前記返し部は、
    前記係止部と係合する請求項1から3のいずれかに記載の換気フード。
  5. 前記抜止部は、
    前記円筒部の挿入方向への移動に比して前記円筒部の抜け方向への移動を抑制する楔部を備えた請求項1から4のいずれかに記載の換気フード。
  6. 前記楔部は、
    さらに前記円筒部の回動方向への回動に比して前記円筒部の反回動方向への回動を抑制する請求項5に記載の換気フード。
  7. 前記抜止部は、
    前記円筒部に複数備えられた請求項1から6のいずれかに記載の換気フード。
  8. 前記抜止部は、
    前記円筒部に等間隔で備えられた請求項7記載の換気フード。
  9. 前記係止部は、
    前記抜止部に対応させて複数備えられた請求項7または8記載の換気フード。
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