JP2019116151A - 片側センタピラーレス車両の車体側部構造 - Google Patents

片側センタピラーレス車両の車体側部構造 Download PDF

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Abstract

【課題】フロントコーナー部から本来のセンタピラーがあるべき部位までのサイドシルの剛性を向上させること。【解決手段】片側センタピラーレス車両は、センタピラーレス側の第1サイドパネルアウタ16と、センタピラーを有する側の第2サイドパネルアウタと、ドア開口部30のフロントコーナー部46を補強するフロント補強部材50と、第1サイドパネルアウタ16のサイドシルにおいて、第2サイドパネルアウタのサイドシルとセンタピラーとが接続される位置に対応するセンタ部48を補強するセンタ補強部材52とを備え、第1サイドパネルアウタ16は、フロントコーナー部46からセンタ部48にかけて、第2サイドパネルアウタの同じ部位よりも剛性の高い高剛性部28を有し、フロント補強部材50及びセンタ補強部材52は、それぞれ高剛性部28に接合されている。【選択図】図2

Description

本発明は、片側センタピラーレス車両の車体側部構造に関する。
例えば、特許文献1には、センタピラーレス側のフロントコーナー部に補強部材を設けると共に、クロスメンバ部に補強部材を設けた片側センタピラーレス車両が開示されている。
特許文献1では、片側センタピラーレス車両をこのように構成することで、車体の左右の剛性差をなくすことができるとしている。
特開2004−142683号公報
ところで、センタピラーレス側では、センタピラーが無い分だけドア開口部が大きくなる。特に、ドア開口部の下枠(サイドシル)と前枠(フロントピラー下部)との結合部であるフロントコーナー部の変形が起こりやすくなる。
この点に関し、特許文献1では、フロントコーナー部とクロスメンバ部とにそれぞれ個別に補強部材を設けている。しかしながら、特許文献1では、フロントコーナー部の補強部材とクロスメンバ部の補強部材との間に配置された部材の剛性が低くなっている。このため、特許文献1に開示された構造では、フロントコーナー部の補強部材とクロスメンバ部の補強部材との間に配置された部材に応力が集中して、車体の左右の剛性差を無くすことが困難である。
本発明は、前記の点に鑑みてなされたものであり、フロントコーナー部から本来のセンタピラーがあるべき部位までのサイドシルの剛性を向上させることが可能な片側センタピラーレス車両の車体側部構造を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明は、片側センタピラーレス車両の車体側部構造において、センタピラーレス側の第1サイドパネルアウタ及び前記第1サイドパネルアウタに設けられた第1ドア開口部と、センタピラーを有する側の第2サイドパネルアウタ及び前記第2サイドパネルアウタに設けられた第2ドア開口部と、前記第1ドア開口部のフロントコーナー部を補強するフロント補強部材と、前記第1サイドパネルアウタのサイドシルにおいて、前記第2サイドパネルアウタのサイドシルと前記センタピラーとが接続される位置に対応するセンタ部を補強するセンタ補強部材と、を備え、前記第1サイドパネルアウタは、前記フロントコーナー部から前記センタ部にかけて、前記第2サイドパネルアウタの同じ部位よりも剛性の高い高剛性部を有し、前記フロント補強部材及び前記センタ補強部材は、それぞれ前記高剛性部に接合されていることを特徴とする。
なお、「対応する」とは、センタピラーレス側の第1サイドパネルアウタの一部分と、センタピラーを有する第2サイドパネルアウタの一部分とが、車両前後方向でそれぞれ同じ位置であることをいう。
本発明では、フロントコーナー部から本来のセンタピラーがあるべき部位までのサイドシルの剛性を向上させることが可能な片側センタピラーレス車両の車体側部構造を得ることができる。
本発明の実施形態に係る車体側部構造が適用された車両の概略構造斜視図である。 図1に示すセンタピラーレス側の第1サイドパネルアウタの一部透過側面図である。 第1サイドパネルアウタの高剛性部に接合されたフロント補強部材及びセンタ補強部材を示す拡大側面図である。 (a)は、第1サイドパネルインナに接合されたセンタ補強部材を示す側面図、(b)は、第2サイドパネルインナに接合された他のセンタ補強部材を示す側面図である。 高剛性部に接合されたセンタ補強部材及びリヤ補強部材の拡大側面図である。 図1の車両の下部構造を示す平面図である。 (a)は、センタピラーレス側のセンタ補強部材の上面を示す平面拡大図、(b)は、センタピラーを有する側のセンタ補強部材の上面を示す平面拡大図である。 図7(a)のVIII−VIII線に沿った断面図である。 図8のIX−IX線に沿った端面図である。 図8のX−X線に沿った端面図である。
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
図1に示されるように、本発明の実施形態に係る車体側部構造が適用された車両(片側センタピラーレス車両)10は、センタピラーレス側の車体左側部12aと、車幅方向に沿った反対側に配置されたセンタピラー14を有する側の車体右側部12bとを備えて構成されている。センタピラーレス側の車体左側部12aは、車幅方向に沿った一側に配置されている。センタピラー14を有する側の車体右側部12bは、車幅方向に沿った他側に配置されている。
車体左側部12aは、車体左側部12aの外側に設けられた第1サイドパネルアウタ16(図2参照)と、車体左側部12aの内側に設けられた第1サイドパネルインナ17(図4(a)参照)とを備えている。車体右側部12bは、車体右側部12bの外側に設けられた第2サイドパネルアウタ18(図2参照)と、車体右側部12bの内側に設けられた第2サイドパネルインナ19(図4(b)参照)とを備えている。
第1サイドパネルアウタ16は、車体左側部12aの外側壁を構成するパネルである。図2に示されるように、この第1サイドパネルアウタ16は、サイドシルアウタ20と、フロントピラーアウタ22と、リヤピラーアウタ24と、ルーフサイドレールアウタ26とを有する。サイドシルアウタ20及びフロントピラーアウタ22の下部側は、一体的に形成された高剛性部28を構成している。この「高剛性部28」については、後記で詳細に説明する。
また、第1サイドパネルアウタ16には、側面視して略矩形状のドア開口部(第1ドア開口部)30が形成されている。このドア開口部30は、サイドシルアウタ20と、フロントピラーアウタ22と、リヤピラーアウタ24と、ルーフサイドレールアウタ26とによって囲繞された内部空間によって形成されている。
図1に示されるように、第2サイドパネルアウタ18は、車体右側部12bの外側壁を構成するパネルである。この第2サイドパネルアウタ18は、サイドシルアウタ32と、フロントピラーアウタ34と、センタピラーアウタ36と、リヤピラーアウタ38と、ルーフサイドレールアウタ40とを有する。
また、第2サイドパネルアウタ18には、車両前後方向に沿って2つのドア開口部が形成されている。この2つのドア開口部は、センタピラー14の車両前方に位置する前側ドア開口部42と、センタピラー14の車両後方に位置する後側ドア開口部44とから構成されている。なお、前側ドア開口部42及び後側ドア開口部44は、第2ドア開口部として機能するものである。
第1サイドパネルアウタ16に形成されたドア開口部30は、第2サイドパネルアウタ18に形成された前側ドア開口部42及び後側ドア開口部44よりも大きな開口面積を有する。また、ドア開口部30の開口面積は、前側ドア開口部42の開口面積と後側ドア開口部44の開口面積とをそれぞれ加算した合計開口面積よりも大きくなっている。
図2に示されるように、センタピラーレス側の第1サイドパネルアウタ16は、フロントコーナー部46から、サイドシルとセンタピラーとの結合部であるセンタ部48を経由してリヤピラーまで延出する高剛性部28を備えている。なお、センタ部48は、センタピラー14を有する側の車体右側部12bのサイドシルとセンタピラー14との結合部と車両前後方向で同じ位置となっている。
この高剛性部28は、サイドシルアウタ20と、フロントピラーアウタ22の下部側とが側面視して略L字状に一体的に形成されている。高剛性部28は、センタピラー14を有する第2サイドパネルアウタ18のサイドシルアウタ32及びフロントピラーアウタ34と比較して、その剛性・強度が高くなっている。例えば、本実施形態において、センタピラーレス側の第1サイドパネルアウタ16の板厚は、センタピラー14を有する第2サイドパネルアウタ18の板厚よりも厚くなっている。また、高剛性部28は、第1サイドパネルアウタ16の他の部位よりも剛性・強度が高くなっている。高剛性部28の剛性・強度の高度化は、例えば、板厚の増加や、超高張力鋼板の使用等によって行われる。
なお、図2に示されるように、高剛性部28の車両後方端部28aは、リヤピラーアウタ24の下方まで延出している。フロントピラーアウタ34で形成された高剛性部28の車両前方側の上端28bは、フロントピラーアウタ22の中央から上方まで延出している。
高剛性部28のフロントコーナー部46には、側面視して略L字状を呈するフロント補強部材50が接合されている。また、高剛性部28のセンタ部48には、車両前後方向に沿って略直線状に延在するセンタ補強部材52が接合されている。
なお、「センタ部」とは、フロント補強部材50の車両後方端部から車両後方で、第1サイドパネルアウタ16のサイドシルにおいて、第2サイドパネルアウタ18のサイドシルとセンタピラー14とが接続される位置に対応する位置をいう。「フロントコーナー部」とは、フロントピラーの下端とサイドシルの車両前方端部とが結合される部位をいう。
図9及び図10に示されるように、高剛性部28のサイドシル部分の軸直断面は、略ハット状を呈し、上部フランジ部54aと、上面部54bと、湾曲部54cと、側壁部54dと、下面部54eと、下部フランジ部54fとから構成されている。
センタ補強部材52は、その軸直断面において略ハット状を呈し、上部フランジ部52aと、上壁部52bと、縦側壁部52cと、傾斜壁部52dと、下部フランジ部52eとから構成されている。上部フランジ部52aの上端は、サイドシルアウタ20及びサイドシルインナ56によって一体的に接合されている。この接合部位には、フランジ部58aを有するドアシール部材58が装着されている。上壁部52bは、上部フランジ部52aの下端から車幅方向外側に向かって屈曲し、略水平方向に延出している。
縦側壁部52cは、上壁部52bの車幅方向の外側端部に連続し、略鉛直下方向に延出している。傾斜壁部52dは、縦側壁部52cの下端部に連続し、車幅方向外側から車幅方向内側に向かって立ち下がる傾斜面によって形成されている。下部フランジ部52eは、傾斜壁部52dの下端部に連続し、その下端がサイドシルアウタ20及びサイドシルインナ56によって一体的に接合されている。
また、傾斜壁部52dの上部側で車両後方端部には、側面視して略円形状の開口60(図3、図10参照)が複数個形成されている。傾斜壁部52dの下部側には、側面視して複数の略矩形状の開口62(図3、図9参照)が形成されている。この矩形状の開口62は、車両前後方向に沿って離間して略直線状に配置されている。
センタ補強部材52の上壁部52bは、後記する他の補強部材64の上壁部64bよりも車幅方向の長さが長い上面66を備えている。すなわち、センタ補強部材52の上壁部52bの上面66(図7(a)参照)の車幅方向の長さは、他の補強部材64の上壁部64bの上面の車幅方向の長さよりも長くなっている。
図8に示されるように、この上面66には、ドアストライカ68(ドア係合部材)及びドアキャッチャー(ドア係合部材)70が車両前後方向に沿って所定間隔離間して取り付けられている。また、上面66は、ドアキャッチャー70の車両前後方向に沿って離間した2つの取付面72、72と、この2つの取付面72、72の間に位置して下方に窪む凹部74とを有する。この凹部74は、上面66の延在方向と略直交する車幅方向に沿って延出している。なお、サイドシルアウタ20の上面にも凹部75(図7参照)が形成され、この凹部75は、センタ補強部材52の上面66に形成された凹部74と上下方向で重畳する位置に設けられている(図8参照)。
ドアキャッチャー70は、図示しないドアに設けられた凸部76(図10参照)を収容するものである。このドアキャッチャー70は、ボルト78が挿通されるボルト取付孔を有する一対の取付板80、80と、一対の取付板80、80の間に設けられドアに設けられた凸部76を収納するキャッチ部82とが一体的に構成されている。
一対の取付板80、80は、ドアキャッチャー70の車両前方端部及び車両後方端部にそれぞれ設けられ、上面66の取付面72、72に対して取り付けられている。キャッチ部82は、2つの取付板80、80から鉛直上方向に向かって立ち上がって互いに結合された鉤状に形成されている。キャッチ部82は、取付板80に連続する屈曲部82aと、屈曲部82aの上端に連続する天板部82bとを有する。天板部82bの下方には、上面66の凹部74が形成されている。第1サイドパネルアウタ16とセンタ補強部材52とは、上面66に形成された凹部74によって位置決めされた後、凹部74で互いに接合される。
ドアストライカ68は、平面視して略長円状を呈する平板状の取付プレート84と、取付プレート84から突出して略コ字状に屈曲する係止部86とを有する。この係止部86に対してドアに設けられた図示しない係合部が係合することで、ドアがロック状態となる。
図3に戻り、フロント補強部材50は、略鉛直上方向に沿って延出する縦壁部50aと、この縦壁部50aと略直交する車両後方に向かって延出する横壁部50bとが一体的に構成されている。縦壁部50aと横壁部50bとの結合部位の上部には、略円弧状を呈する円弧状接合フランジ部88aが設けられている。縦壁部50aの車両前方端部には、上下方向に沿って縦接合フランジ部88bが設けられている。横壁部50bの下端部には、車両前後方向に沿って横接合フランジ部88cが設けられている。フロント補強部材50は、これらの円弧状接合フランジ部88a、縦接合フランジ部88b、及び、横接合フランジ部88cを介して高剛性部28に接合されている。
第2サイドパネルアウタ18のサイドシルアウタ32とサイドシルインナ33との間には、他のセンタ補強部材64が介装されている(図4(b)参照)。この他のセンタ補強部材64は、側面視して横長の矩形状を呈し、サイドシルアウタ32に沿って車両前後方向に沿って延出している。他のセンタ補強部材64は、そのフランジ部を介してサイドシルアウタ32とサイドシルインナ33との間で一体的に接合されている。
センタピラーレス側に配置されたセンタ補強部材52の車両前後方向の延出長さL1(図4(a)参照)は、センタピラー14を有する側に配置された他のセンタ補強部材64の車両前後方向の延出長さL2(図4(b)参照)よりも長くなっている(L1>L2)。この点については、後記で詳細に説明する。
センタピラーレス側の第1サイドパネルアウタ16には、センタ補強部材52の車両後方端部から車両後方に延びるリヤ補強部材90が配置されている(図5参照)。なお、センタピラー14を有する側の第2サイドパネルアウタ18には、リヤ補強部材90が配置されていない。このリヤ補強部材90は、軸直断面がハット状を呈し、高剛性部28に接合されている。リヤ補強部材90は、センタ部48において、センタ補強部材52よりも車両後方寄りに配置されている。
本実施形態に係る車体側部構造が適用された車両10は、基本的に以上のように構成されるものであり、次にその作用効果について説明する。
本実施形態では、第1サイドパネルアウタ16が、フロントコーナー部46からセンタ部48にかけて、第2サイドパネルアウタ18の同じ部位よりも剛性・強度の高い高剛性部28を有している。フロント補強部材50及びセンタ補強部材52は、それぞれ高剛性部28に接合されている。この高剛性部28によってフロント補強部材50とセンタ補強部材52とを接続することで、フロント補強部材50とセンタ補強部材52との間(隙間)の部位の剛性・強度を高めることができる。この結果、本実施形態では、フロントコーナー部46から本来のセンタピラーがあるべき部位(センタ部48)までのサイドシルの剛性・強度を向上させてドア開口部30に付与される歪を抑制することができる。
また、本実施形態では、フロント補強部材50とセンタ補強部材52との間は、高剛性部28によりセンタピラー14を有する側よりも剛性・強度が高くなる。これにより、本実施形態では、センタピラーレス側の車体左側部12aとセンタピラー14を有する側の車体右側部12bとの車体の剛性差をより確実に減少させることができる。
さらに、本実施形態では、センタピラー14を有する側である第2サイドパネルアウタ18のサイドシルアウタ32とサイドシルインナ33との間に、サイドシルとセンタピラー14とが接続される位置を補強する他のセンタ補強部材64を介装している。第2サイドパネルアウタ18側にも、他のセンタ補強部材64を配置することで、前面衝突時に付与される入力荷重に対する車体強度を高めることができる。
さらにまた、本実施形態では、センタピラーレス側に配置されたセンタ補強部材52の車両前後方向の延出長さL1が、センタピラー14を有する側に配置された他のセンタ補強部材64の車両前後方向の延出長さL2よりも長くなっている(L1>L2)。これにより、本実施形態では、センタピラーレス側のセンタ補強部材52をよりフロントコーナー部46に近接して配置することが可能となる。この結果、本実施形態では、車体の左右の剛性差を抑制することができる。
さらにまた、本実施形態では、第1サイドパネルアウタ16のサイドシルアウタ20の上面20aの車幅方向の長さW1(図7(a)参照)は、第2サイドパネルアウタ18のサイドシルアウタ32の上面32aの車幅方向の長さW2(図7(b)参照)と比較して長くなっている(W1>W2)。このサイドシルアウタ20の上面20aには、図7(a)に示されるように、ドアキャッチャー70やドアストライカ68等のドア係合部材が取り付けられている。これにより、本実施形態では、センタ補強部材52を利用してドアキャッチャー70やドアストライカ68等のドア係合部材の取付剛性を高めることができる。なお、本実施形態では、ドアキャッチャー70及びドアストライカ68の両方が上面66に対して取り付けられているが、いずれか一方が上面66に取り付けられている場合も含まれる。
さらにまた、本実施形態では、センタ補強部材52が、他のセンタ補強部材64よりも車幅方向の長さが長い上面66を有する(図7(a)参照)。すなわち、センタ補強部材52の上壁部52bの上面66の車幅方向の長さ(図9参照)は、他の補強部材64の上壁部64bの上面の車幅方向の長さよりも長くなっている。これにより、本実施形態では、センタピラーレス側のセンタ補強部材52の上面66が他のセンタ補強部材64よりも長くなっていることにより、車体の左右の剛性差を減少させることができる。
さらにまた、本実施形態では、センタ補強部材52の上面66が、ドアキャッチャー70の車両前後方向に沿って離間した2つの取付面72、72と、この2つの取付面72、72の間に位置して下方に窪む凹部74とを有している。本実施形態では、2つの取付面72、72の間に凹部74を設けることで、ドアキャッチャー70のキャッチ部82(天板部82b)の上方への突出量を抑制することが可能となる。これにより、本実施形態では、ドア開口部30(ドアシール部材58のフランジ部58a)の上方への突出量を減少させ、客室内への乗降性を向上させることができる。
さらにまた、本実施形態では、上面66に形成された凹部74が補強ビードとして機能することにより、上面66に対するドアキャッチャー70の取付剛性を高めることができる。
さらにまた、本実施形態では、第1サイドパネルアウタ16及びセンタ補強部材52が、それぞれ、上面66に形成された凹部74で接合されている。第1サイドパネルアウタ16に対してセンタ補強部材52を接合する際、この凹部74を位置決めとして利用することができる。これにより、本実施形態では、第1サイドパネルアウタ16とセンタ補強部材52との接合時における位置ずれを防止することが可能となり、ドアキャッチャー70の組付性を向上させることができる。
さらにまた、本実施形態では、第1サイドパネルアウタ16に、センタ部48から車両後方に延びるリヤ補強部材90が配置されている。本実施形態では、センタ部48よりも車両後方側にリヤ補強部材90を設けることで、ドア開口部30の車両後方側の歪を防止して、車体の左右の剛性差をより一層低減させることができる。
10 車両(片側センタピラーレス車両)
14 センタピラー
16 第1サイドパネルアウタ
18 第2サイドパネルアウタ
20 サイドシルアウタ
20a 上面
28 高剛性部
30 ドア開口部(第1ドア開口部)
42 前側ドア開口部(第2ドア開口部)
44 後側ドア開口部(第2ドア開口部)
46 フロントコーナー部
48 センタ部
50 フロント補強部材
52 センタ補強部材
64 他のセンタ補強部材
68 ドアストライカ(ドア係合部材)
70 ドアキャッチャー(ドア係合部材)
74 凹部
76 凸部
90 リヤ補強部材

Claims (6)

  1. 片側センタピラーレス車両の車体側部構造において、
    センタピラーレス側の第1サイドパネルアウタ及び前記第1サイドパネルアウタに設けられた第1ドア開口部と、
    センタピラーを有する側の第2サイドパネルアウタ及び前記第2サイドパネルアウタに設けられた第2ドア開口部と、
    前記第1ドア開口部のフロントコーナー部を補強するフロント補強部材と、
    前記第1サイドパネルアウタのサイドシルにおいて、前記第2サイドパネルアウタのサイドシルと前記センタピラーとが接続される位置に対応するセンタ部を補強するセンタ補強部材と、
    を備え、
    前記第1サイドパネルアウタは、前記フロントコーナー部から前記センタ部にかけて、前記第2サイドパネルアウタの同じ部位よりも剛性の高い高剛性部を有し、
    前記フロント補強部材及び前記センタ補強部材は、それぞれ前記高剛性部に接合されていることを特徴とする片側センタピラーレス車両の車体側部構造。
  2. 請求項1記載の片側センタピラーレス車両の車体側部構造において、
    前記第2サイドパネルアウタは、前記サイドシルと前記センタピラ−とが接続される位置を補強する他のセンタ補強部材を有し、
    前記他のセンタ補強部材の車両前方向の延出長さは、前記センタ補強部材の車両前方向の延出長さよりも短いことを特徴とする片側センタピラーレス車両の車体側部構造。
  3. 請求項1記載の片側センタピラーレス車両の車体側部構造において、
    前記第1サイドパネルアウタの前記サイドシルの上面の車幅方向の長さは、前記第2サイドパネルアウタの前記サイドシルの上面の車幅方向の長さと比較して長くなっており、
    前記第1サイドパネルアウタの前記サイドシルの前記上面には、ドア係合部材が取り付けられていることを特徴とする片側センタピラーレス車両の車体側部構造。
  4. 請求項3記載の片側センタピラーレス車両の車体側部構造において、
    前記ドア係合部材は、ドアに設けられた凸部を収容するドアキャッチャーを含み、
    前記上面は、前記ドアキャッチャーの車両前後方向に沿って離間した少なくとも2つの取付面と、前記2つの取付面の間に位置して下方に窪む凹部とを有することを特徴とする片側センタピラーレス車両の車体側部構造。
  5. 請求項4記載の片側センタピラーレス車両の車体側部構造において、
    前記第1サイドパネルアウタ及び前記センタ補強部材は、それぞれ、前記凹部で接合されていることを特徴とする片側センタピラーレス車両の車体側部構造。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれか1項記載の片側センタピラーレス車両の車体側部構造において、
    前記第1サイドパネルアウタには、前記センタ部から車両後方に延びるリヤ補強部材が配置されていることを特徴とする片側センタピラーレス車両の車体側部構造。
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