JP2015199425A - センタピラーレス車両のドアロック構造 - Google Patents

センタピラーレス車両のドアロック構造 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、ロッカレールの断面外形を車両前後方向において一定にして、ロッカレールの強度が部分的に低下しないようにすることである。
【解決手段】本発明に係るセンタピラーレス車両のドアロック構造は、車室のドア開口部の下辺を構成するロッカレール20に設けられた被連結部材32と、ドア15の回動自由端側の下部に設けられ、被連結部材32と連結、連結解除可能に構成された連結部材40とを備え、被連結部材32は、筒状に形成されたロッカレール20の内部に設けられており、ロッカレール20には、ドア15が閉じられる際に、そのドア15の連結部材40が通過できる開口23xが形成されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、ロッカレールに設けられた被連結部材と、ドアの回動自由端側の下部に設けられ、前記被連結部材と連結、連結解除可能に構成された連結部材とを備えるセンタピラーレス車両のドアロック構造に関する。
センタピラーレス車両のドアロック構造に関する技術が特許文献1に記載されている。前記車両100は、図8(A)に示すように、その車両100の左側面に広いドア開口部102を備えている。そして、前記ドア開口部102がフロントドア105とリヤドア107とにより、観音開きの扉状に開閉できるように構成されている。リヤドア107は、閉じられた状態で上下のドアロックによりドア開口部102の上側と下側とに連結される。また、フロントドア105は、閉じられた状態で高さ方向中央のドアロックによりリヤドア107の前部に連結される。
リヤドア107の下側のドアロックは、ロッカレール103に設けられたストライカ104と、そのリヤドア107の前端下部に設けられ、前記ストライカ104と係合可能なロック機構(図示省略)とから構成されている。前記ドアロックのストライカ104は、図8(B)に示すように、丸鋼等により略逆U字形に形成されて、ロッカレール103の上面に取付けられている。
特開2013−154659号公報
上記したように、リヤドア107の下側のドアロックでは、ストライカ104はロッカレール103の上面に取付けられている。このため、例えば、リヤドア107のロック機構の高さ位置に合わせてストライカ104を低くしなければならない場合には、ストライカ104に合わせてロッカレール103の上面を他の部分よりも低くする必要がある。この場合、ストライカ104が取付けられる位置の近傍でロッカレール103の断面積が小さくなり、ロッカレール103の強度が部分的に低下する。さらに、ストライカ104が取付けられるロッカレール103の上面が他の部分よりも低くなるため、ドアを開いたときのロッカレール103の見栄えが低下する。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、本発明が解決しようとする課題は、ロッカレールの断面外形を車両前後方向において一定にできるようにして、ロッカレールの強度が部分的に低下しないようにするとともに、ロッカレールの見栄えが悪くならないようにすることである。
上記した課題は、各請求項の発明によって解決される。
請求項1の発明は、車室のドア開口部の下辺を構成するロッカレールに設けられた被連結部材と、ドアの回動自由端側の下部に設けられ、前記被連結部材と連結、連結解除可能に構成された連結部材とを備えるセンタピラーレス車両のドアロック構造であって、前記被連結部材は、筒状に形成された前記ロッカレールの内部に設けられており、前記ロッカレールには、前記ドアが閉じられる際に、そのドアの連結部材が通過できる開口が形成されていることを特徴とする。
本発明によると、被連結部材はロッカレールの内部に取付けられている。このため、ドアの連結部材の高さ位置に合わせて被連結部材の高さ位置を調整する際に、前記ロッカレールの外形を変える必要がなくなる。したがって、ロッカレールの断面の外形を車両前後方向において一定にすることができ、ロッカレールの強度が部分的に低下しない。また、ロッカレールの見栄えが低下することもない。
請求項2の発明によると、前記ロッカレールの断面の外形は、そのロッカレールの長手方向両端部を除く部分が長手方向において一定であることを特徴とする。
請求項3の発明によると、ロッカレールの内部には、被連結部材と連結したドアの連結部材の上側に配置される受け部材が設けられており、衝突荷重を受けてドアが車室内側に移動しようとする際、前記連結部材のケース部が前記受け部材と係合できるように構成されていることを特徴とする。
このように、ロッカレールの内部の受け部材とドアの連結部材のケース部とが係合可能な構成のため、衝突荷重がドアに加わったときに、ロッカレールの被連結部材とドアの連結部材との連結部分にのみ前記衝突荷重が集中することがない。したがって、衝突荷重によりドアの連結部材がロッカレールの被連結部材から外れ難くなる。
請求項4の発明によると、ロッカレールの内部には、そのロッカレールの変形を抑制するためシェアパネルが前記ロッカパネルの内部空間を横断するように設けられており、前記シェアパネルに前記被連結部材が取付けられていることを特徴とする。
このように、ロッカレールの変形を抑制するためシェアパネルを被連結部材の支持部品として兼用できるため、部品点数の削減を図れる。
本発明によると、ロッカレールの断面外形を長手方向において一定にできるため、ロッカレールの強度が部分的に低下しない。また、ロッカレールの見栄えも低下しない。
本発明の実施形態1に係るドアロック構造を備えるセンタピラーレス車両のドア開口部を表す模式側面図である。 センタピラーレス車両のロッカレール、及び下側のドアロックを構成するストライカ、受け部材を表す斜視図である。 図2に示すストライカに対してフロントドア(図示省略)のロック機構が連結した様子を表す斜視図である。 図1、及び図3のIV-IV矢視断面図である。 図4のV-V矢視平断面図である。 ストライカに連結されたフロントドアのロック機構と受け部材との関係をロッカレールの外側から見た斜視図である。 ストライカに連結されたフロントドアのロック機構と受け部材との関係をロッカレールの内側から見た斜視図である。 従来のドアロック構造を備えるセンタピラーレス車両のドア開口部を表す模式側面図(A図)、ロッカレールに対するストライカの取付け構造を表す断面図(B図)である。
[実施形態1]
以下、図1から図7に基づいて本発明の実施形態1に係るセンタピラーレス車両のドアロック構造の説明を行う。ここで、本実施形態に係るセンタピラーレス車両は、車両の左右側面に広いドア開口部を備え、そのドア開口部がフロントドアと、後側の観音開きのスイングドア及びスライドドアとにより開閉される構成の車両である。また、本実施形態に係るドアロック構造は、フロントドアを閉じたときにそのフロントドアの下側後部をドア開口部の周縁にロックする機構である。ここで、図中における前後左右及び上下は、車両の前後左右及び上下に対応している。
<センタピラーレス車両10の概要について>
本実施形態に係るセンタピラーレス車両のドアロック構造について説明する前にセンタピラーレス車両10の概要について説明する。
センタピラーレス車両10は、図1に示すように、車両の左側面に広いドア開口部10hを備えており、そのドア開口部10hが前側のフロントピラー12、後側のリヤピラー14、上側のルーフサイドレール18、及び下側のロッカレール20によって囲まれた状態で形成されている。そして、前記ドア開口部10hの前半部分がフロントドア15(二点鎖線参照)によって開閉可能なように構成されており、前記ドア開口部10hの後半部分がスライドドア16(二点鎖線参照)によって開閉可能なように構成されている。フロントドア15は、上下一対のヒンジ機構(図示省略)によってフロントピラー12に水平回動可能な状態で連結されている。そして、フロントドア15の回動自由端側(後端側)が上下のドアロック30u,30dによりルーフサイドレール18とロッカレール20とに連結可能に構成されている。また、スライドドア16の後端側が高さ方向中央部のドアロック30mによりリヤピラー14に連結可能に構成されている。
<ロッカレール20について>
ロッカレール20は、ドア開口部10hの下辺を構成する筒状部材であり、図1に示すように、フロントピラー12とリヤピラー14間で車両前後方向に延びるように設けられている。ロッカレール20は、図4の断面図に示すように、断面略コ字形に折り曲げ成形された板材であるロッカインナ22とロッカアウタ23とを備えている。また、ロッカレール20は、ロッカインナ22とロッカアウタ23間で縦向きに配置されて、そのロッカレール20の変形を抑制するシェアパネル24と、ロッカアウタ23の表面を覆う装飾用のアウタパネル26を備えている。
ロッカインナ22、シェアパネル24、ロッカアウタ23、及びアウタパネル26には、それぞれ上端縁と下端縁とに縦向きのフランジ部22f,24f,23f,26fが形成されている。そして、ロッカインナ22の上下のフランジ部22fがシェアパネル24の上下のフランジ部24fに対して内側から合わせられ、スポット溶接等により相互に固定されている。また、ロッカアウタ23の上下のフランジ部23fがシェアパネル24の上下のフランジ部24fに対して外側から合わせられ、スポット溶接等により相互に固定されている。また、ロッカアウタ23を覆ったアウタパネル26の上下のフランジ部26fがロッカインナ22とシェアパネル24の上下のフランジ部22f,24fにスポット溶接等により固定されている。これにより、ロッカレール20は筒状に構成される。
ロッカレール20の上側のフランジ部22f,24f,26fには、図4に示すように、ドア開口部10hの周縁とフロントドア15、スライドドア16間をシールするウエザーストリップ10wが装着されている。
また、ロッカレール20の外側面、即ち、アウタパネル26とロッカアウタ23の外側面には、図2等に示すように、フロントドア15の下側のドアロック30dに相当する位置に角形の開口23xが形成されている。なお、図2等では、前記ウエザーストリップ10wは省略されている。
<フロントドア15の下側のドアロック30dの概要について>
フロントドア15の下側のドアロック30dは、図3、図4に示すように、ロッカレール20の内部、即ち、開口23xの内側に設けられたストライカ32、及び受け部材50と、フロントドア15の回動自由端側の下部に設けられ、ストライカ32と連結、連結解除可能に構成されたロック機構40とから構成されている。
<ドアロック30dのストライカ32について>
ストライカ32は、図2に示すように、ストライカシャフト34とブラケット36とから構成されている。ストライカシャフト34は、左右方向に延びる上下の横棒部34u,34dと、それらの横棒部34u,34dの先端側をつなぐ縦棒部34wとにより略コ字形に形成されている。そして、ストライカシャフト34の上下の横棒部34u,34dの基端部が、図4に示すように、フランジ状のブラケット36によってロッカレール20のシェアパネル24に取付けられている。ストライカ32は、ストライカシャフト34の縦棒部34wの位置に、図3、図4に示すように、フロントドア15のロック機構40が連結されるように構成されている。即ち、前記ストライカ32が本発明の被連結部材に相当する。
<ドアロック30dのロック機構40について>
フロントドア15のインナパネル15eの下部には、図4に示すように、断面角形の切り欠き状に形成された窪み部15kが車両前後方向に延びるように形成されている。そして、前記フロントドア15が閉じられる際、前記窪み部15kに対してロッカレール20のアウタパネル26(ロッカアウタ23)が相対的に入り込むように構成されている。フロントドア15の窪み部15kには、ロッカレール20の開口23x(ストライカ32)に対応する位置にロック機構40が取付けられている。そして、フロントドア15が閉じられる際、ロック機構40の先端部分が、図3に示すように、ロッカレール20の開口23x内に挿入されるようになっている。
ロック機構40は、図3〜図5に示すように、ケース部41と、ストライカシャフト34に係合可能に構成されたフック43(図5参照)と、フック43を係合位置に保持するロック爪45(図5参照)と、そのロック爪45をロック解除方向に回動させるロック解除レバー等(図示省略)とを備えている。
ケース部41は、図3、図4に示すように、左右方向に長いケース下部41zと、上下方向に長いケース縦部41yとから断面L字形の箱状に形成されており、そのケース部41(ケース縦部41y)の背面側に前後一対の縦フランジ部41wが形成されている。また、ケース部41(ケース縦部41y)の上面側に同じく前後一対の上向きフランジ部41uが形成されている。そして、ケース部41は、図4に示すように、背面側の縦フランジ部41wがフロントドア15の窪み部15kの縦壁部分にボルトB止めされ、上面側の上向きフランジ部41uが同じく窪み部15kの天井部分にボルトB止めされることで、フロントドア15に固定される。
ケース部41のケース下部41zの先端中央には、フロントドア15が閉じられる過程で、図5に示すように、ロッカレール20(シェアパネル24)に固定されたストライカ32のストライカシャフト34が相対的に挿入できるように構成された開口部41fが形成されている。さらに、ケース下部41zには、図5に示すように、ストライカシャフト34の縦棒部34wと係合可能に構成されたフック43がフック回転軸43cを中心に水平回動可能な状態で収納されている。フック43には、ストライカシャフト34の縦棒部34wが係合可能に構成された切欠き状の係合部43kが形成されている。フック43は、バネ力により、前記係合部43kの解放部分がケース下部41zの開口部41fの方向を向くロック解除位置に保持されている。そして、フロントドア15が閉じられる過程で、ストライカ32のストライカシャフト34がケース下部41zの開口部41fからフック43の係合部43kに挿入されると、フック43はストライカシャフト34に押されてバネ力に抗して図5に示すロック位置まで左回動する。これにより、フック43とストライカシャフト34の縦棒部34wとが係合する。
ケース下部41zには、フック43をバネ力に抗してロック位置(図5参照)に保持するロック爪45が爪回転軸45cを中心に水平回動可能な状態で収納されている。このため、ロック位置まで左回動したフック43はロック爪45の働きでロック位置に保持される。これにより、ストライカ32とロック機構40のフック43とは係合状態に保持され、フロントドア15は閉ロックされる。
ここで、ロック機構40のフック43とストライカ32(ストライカシャフト34)の縦棒部34wとが係合した状態で、図4に示すように、フック43とストライカシャフト34の上側の横棒部34u間の高さ方向における寸法はH1に設定されている。
ケース下部41zには、前記ロック爪45をバネ力に抗してロック解除方向に回動させるロック解除レバー(図示省略)が収納されている。このため、前記ロック解除レバーによりロック爪45をバネ力に抗してロック解除方向に回動させると、ロック爪45とフック43との係合が外れ、フック43はバネ力でロック解除位置まで戻される。これにより、ストライカ32とロック機構40のフック43との係合状態が解除され、フロントドア15を開放できるようになる。ここで、前記ロック解除レバーはフロントドア15の取っ手(図示省略)に設けられたロック解除操作部と連動するように構成されている。即ち、前記ロック機構40が本発明の連結部材に相当する。
<ドアロック30dの受け部材50について>
受け部材50は、フロントドア15に対して側面衝突荷重が加わって前記フロントドア15が室内側に入り込もうとする際、ロック機構40のケース部41が掛かるように構成された門形架台である。受け部材50は、図6、図7等に示すように、前側縦壁部52と、後側縦壁部53と、前後の縦壁部52,53の上部をつなぐ梁状の受け本体部54とから構成されている。受け部材50の前側縦壁部52は、図2に示すように、ロッカレール20の開口23xの前側でロッカアウタ23とシェアパネル24とにより構成される筒状空間を横断するように設置されている。そして、前側縦壁部52は、周囲に形成されたフランジ部52fがロッカアウタ23の内壁面に溶接等により固定されている。また、受け部材50の後側縦壁部53は、ロッカレール20の開口23xの後側で、同じく、ロッカアウタ23とシェアパネル24とにより構成される筒状空間を横断するように設置されている。後縦壁部52も周囲のフランジ部52fがロッカアウタ23の内壁面にスポット溶接等により固定されている。
受け部材50の受け本体部54は、ロック機構40のケース部41が実際に掛かる部分であり、図2に示すように、ロッカレール20の開口23xよりも高い位置で前側縦壁部52と後側縦壁部53間に渡されている。受け部材50の受け本体部54は、図4に示すように、断面略逆台形状に形成された帯状の板であり、長手方向の両端部(前後端部)が、図6、図7等に示すように、下方に直角に折り曲げられてフランジ部54fが形成されている。そして、受け本体部54の前後のフランジ部54fがそれぞれ前側縦壁部52と後側縦壁部53とにスポット溶接等により固定されている。
ここで、受け部材50の受け本体部54とロック機構40のケース部41間の高さ方向における寸法H2は、図4に示すように、ロック機構40のフック43とストライカシャフト34の上側の横棒部34u間の高さ方向における寸法H1よりも十分小さく設定されている。
<ドアロック30d(下側)の動作について>
フロントドア15の下側のドアロック30dのロック状態を解除するには、フロントドア15に設けられたロック解除操作部(図示省略)を操作する。これにより、フロントドア15側のロック機構40のロック解除レバー(図示省略)がロック爪45をバネ力に抗してロック解除方向に回動させる。これにより、ロック爪45とフック43との係合が外れ、前記フック43はバネ力でロック解除位置まで戻される。これにより、ロッカレール20側のストライカ32とロック機構40のフック43との係合状態が解除される。即ち、ドアロック30dのロック状態が解除される。なお、下側のドアロック30dのロック解除と連動して上側のドアロック30uのロック状態が解除される。これにより、フロントドア15を開放できるようなる。
フロントドア15の下側のドアロック30dをロック動作させる場合には、フロントドア15を閉じる。これにより、フロントドア15が閉じられる過程で、図3に示すように、フロントドア15に設けられたロック機構40がロッカレール20の開口23xに挿入される。そして、ロック機構40がロッカレール20の開口23xに挿入されることで、図5に示すように、ロッカレール20内に固定されたストライカ32のストライカシャフト34が相対的にロック機構40(ケース下部41z)の開口部41fに挿入される。これにより、ストライカシャフト34がロック機構40のフック43の係合部43kに挿入されて、フック43をバネ力に抗してロック位置の方向に左回動させる。そして、フック43がロック位置まで左回動した段階で、図5に示すように、フック43とストライカシャフト34の縦棒部34wとが係合し、フック43がロック爪45の働きでロック位置に保持される。この状態で、フロントドア15のロック機構40(フック43)とロッカレール20側のストライカ32(ストライカシャフト34)とが係合され、フロントドア15の下側のドアロック30dがロック動作するようになる。
ドアロック30dがロック状態のときには、前述のように、受け部材50の受け本体部54とロック機構40のケース部41間の高さ方向における寸法H2は、図4に示すように、ロック機構40のフック43とストライカ32(ストライカシャフト34)の上側の横棒部34u間の高さ方向における寸法H1よりも十分小さく設定されている。このため、側面衝突荷重を受けてフロントドア15が車室内側方向に移動しようとすると、先ず、ロック機構40のケース部41が受け部材50の受け本体部54に掛かり、前記衝突荷重が受け部材50を介してロッカレール20で受けられる。そして、この後、ロック機構40のフック43がストライカ32の上側の横棒部34uに掛かるようになる。このため、ストライカ32とロック機構40との連結部分にのみに前記衝突荷重が集中することがなくなる。したがって、前記衝突荷重によりフロントドア15のロック機構40がストライカ32から外れ難くなる。
<本実施形態に係るドアロック構造の長所について>
本実施形態に係るドアロック構造によると、ストライカ32(被連結部材)はロッカレール20の内部に取付けられている。このため、フロントドア15のロック機構40(連結部材)の高さ位置に合わせてストライカ32の高さ位置を調整する際に、ロッカレール20の外形を変える必要がなくなる。したがって、ロッカレール20の断面の外形を車両前後方向において一定にすることができ、ロッカレール20の強度が部分的に低下しない。また、ロッカレール20の見栄えが低下することもない。
また、フロントドア15に対して側面衝突荷重が加わると、フロントドア15のロック機構40のケース部41がロッカレール20の内部の受け部材50に係合するため、ロック機構40とストライカ32との連結部分にのみ前記衝突荷重が集中することがない。したがって、衝突荷重によりフロントドア15のロック機構40がロッカレール20のストライカ32から外れ難くなる。 また、ロッカレール20の変形を抑制するためシェアパネル24をストライカ32の支持部品として兼用できるため、部品点数の削減を図れる。
<変更例>
ここで、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更が可能である。例えば、本実施形態では、ロッカレール20側にストライカ32を設け、フロントドア15側にロック機構40を設ける例を示した。しかし、ロッカレール20側にロック機構40を設け、フロントドア15側にストライカ32を設けることも可能である。
また、本実施形態では、受け部材50を前後の縦壁部52,53と梁状の受け本体部54とから構成する例を示したが、前後の縦壁部52,53と受け本体部54とを一体に成形することも可能である。また、本実施形態では、フロントドア15の下側のドアロック30dに本発明を適用する例を示した。しかし、例えば、リヤピラーに水平回動可能に連結されたリヤドアの回動自由端下側のドアロックに本発明を適用することも可能である。
10h・・・ドア開口部
15・・・・フロントドア
20・・・・ロッカレール
23x・・・開口
24・・・・シェアパネル
32・・・・ストライカ(被連結部材)
40・・・・ロック機構(連結部材)
41・・・・ケース部
50・・・・受け部材

Claims (4)

  1. 車室のドア開口部の下辺を構成するロッカレールに設けられた被連結部材と、ドアの回動自由端側の下部に設けられ、前記被連結部材と連結、連結解除可能に構成された連結部材とを備えるセンタピラーレス車両のドアロック構造であって、
    前記被連結部材は、筒状に形成された前記ロッカレールの内部に設けられており、
    前記ロッカレールには、前記ドアが閉じられる際に、そのドアの連結部材が通過できる開口が形成されていることを特徴とするセンタピラーレス車両のドアロック構造。
  2. 請求項1に記載されたセンタピラーレス車両のドアロック構造であって、
    前記ロッカレールの断面の外形は、そのロッカレールの長手方向両端部を除く部分が長手方向において一定であることを特徴とするセンタピラーレス車両のドアロック構造。
  3. 請求項1又は請求項2のいずれかに記載されたセンタピラーレス車両のドアロック構造であって、
    前記ロッカレールの内部には、前記被連結部材と連結した前記ドアの連結部材の上側に配置される受け部材が設けられており、衝突荷重を受けてドアが車室内側に移動しようとする際、前記連結部材のケース部が前記受け部材と係合できるように構成されていることを特徴とするセンタピラーレス車両のドアロック構造。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載されたセンタピラーレス車両のドアロック構造であって、
    前記ロッカレールの内部には、そのロッカレールの変形を抑制するためシェアパネルが前記ロッカパネルの内部空間を横断するように設けられており、前記シェアパネルに前記被連結部材が取付けられていることを特徴とするセンタピラーレス車両のドアロック構造。
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