JP2019025694A - 液体吐出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】液体吐出装置において、粘度の高い液体を取り扱い可能であり、かつ、ノズルから液体が漏れることを抑制可能な技術を提供する。【解決手段】液体吐出装置は、液体を吐出するためのノズル41に連通する液室42と、液室の容積を変更するための容積変更部と、液室に接続され、液室に液体を流入させる流入路31と、液体を排出する排出路と、流入路の流路抵抗を変更するための第1流路抵抗変更部44と、流入路に液体を加圧して供給する液体供給部と、流入路を迂回して液体供給部から供給された液体を排出路に流すバイパス流路33と、を備える。【選択図】図3

Description

本発明は、液体吐出装置に関する。
液体を吐出する液体吐出装置に関し、例えば、特許文献1に記載の装置では、ノズルに連通するインク室の容積をアクチュエーターを用いて変動させることにより、ノズルからインクを吐出させている。
特開2011−213094号公報
特許文献1に記載の装置において、ノズルから液体を吐出させないタイミングにおいてノズルからインクが漏れることを防止するためには、インク室に供給するインクの圧力を、ノズルのメニスカス耐圧よりも小さくする必要があり、大きな圧力を加えることができない。そのため、特許文献1に記載の装置では、供給時に例えば粘度の高い液体を加圧して高速にインク室に液体を充填することが困難である。そこで、発明者らはインクの供給圧力を高めるために、インク室の入口に弁を設け、ノズルから液体を吐出しないタイミングにおいて、この弁を閉じることで、ノズルからのインク漏れを抑制する手法を検討した。しかし、弁を完全に遮断することは困難であるため、インクの供給時に大きな圧力を加えると、弁からインクがインク室側に漏れ、その結果、ノズルからもインクが漏れる可能性があるという問題を見出した。そのため、粘度の高い液体を取り扱い可能であり、かつ、ノズルから液体が漏れることを抑制可能な技術が望まれる。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現することが可能である。
(1)本発明の一形態によれば、液体吐出装置が提供される。この液体吐出装置は、液体を吐出するためのノズルに連通する液室と;前記液室の容積を変更するための容積変更部と;前記液室に接続され、前記液室に前記液体を流入させる流入路と;前記液体を排出する排出路と;前記流入路の流路抵抗を変更するための第1流路抵抗変更部と;前記流入路に前記液体を加圧して供給する液体供給部と;前記流入路を迂回して前記液体供給部から供給された前記液体を前記排出路に流すバイパス流路と;を備える。このような形態の液体吐出装置であれば、第1流路抵抗変更部によって流入路の流路抵抗を大きくした場合に、加圧供給された液体をバイパス流路に流すことができるので、流入路の流路抵抗を大きくした場合において流入路から液室側に液体が漏れることを抑制できる。そのため、粘度の高い液体を高速に液室に充填することが可能であり、かつ、ノズルから液体が漏れることを抑制できる。
(2)上記形態の液体吐出装置は、前記液室に接続され、前記液室から前記液体を前記排出路に流す流出路を備えてもよい。このような形態の液体吐出装置であれば、液体の沈降成分が液室内に堆積することを抑制したり、液室内に混入した気泡を排出したりすることができる。
(3)上記形態の液体吐出装置は、前記流出路の流路抵抗を変更するための第2流路抵抗変更部を備えてもよい。このような形態の液体吐出装置であれば、液体を吐出させる最に流出路の流路抵抗を大きくすることによって、液室内の圧力を効率的に高めることができる。
(4)上記形態の液体吐出装置は、前記バイパス流路の流路抵抗を変更するための第3流路抵抗変更部を備えてもよい。このような形態の液体吐出装置であれば、液室に液体を充填する際にバイパス流路の流路抵抗を大きくすることによって、液室内に液体を効率的に充填することができる。
(5)上記形態の液体吐出装置において、前記液体供給部は、定量ポンプであってもよい。このような形態の液体吐出装置であれば、簡易な構成で、粘度の高い液体を取り扱い可能であり、かつ、ノズルから液体が漏れることを抑制できる。
本発明は、上述した液体吐出装置としての形態以外にも、種々の形態で実現することが可能である。例えば、液体吐出装置によって実行される液体吐出方法や、液体吐出装置を制御するためのコンピュータープログラム、そのコンピュータープログラムが記録された一時的でない有形な記録媒体等の形態で実現することができる。
第1実施形態における液体吐出装置の概略構成を示す説明図である。 ヘッド部の概略構成を示す第1の説明図である。 ヘッド部の概略構成を示す第2の説明図である。 制御部が実行する吐出制御の制御内容を示す工程図である。 第2実施形態におけるヘッド部の概略構成を示す第1の説明図である。 第2実施形態におけるヘッド部の概略構成を示す第2の説明図である。 第3実施形態におけるヘッド部の概略構成を示す説明図である。 第4実施形態におけるヘッド部の概略構成を示す説明図である。
A.第1実施形態:
図1は、本発明の第1実施形態における液体吐出装置100の概略構成を示す説明図である。液体吐出装置100は、タンク10と、液体供給部20と、供給路30と、ヘッド部40と、排出路50と、液体貯留部60と、負圧発生源70と、制御部80と、を備える。
タンク10には液体が収容されている。液体としては、例えば、所定の粘度を有するインクが収容される。タンク10内の液体は液体供給部20により加圧され、供給路30を通じてヘッド部40に供給される。本実施形態における液体供給部20は、一定流量の液体を供給可能な定量ポンプである。定量ポンプとしては、脈動の少ないギアポンプを採用することが可能である。また、例えば、供給路30の一部に脈動を吸収するためのバッファータンクを設けることにより、ダイヤフラム型やプランジャー型の各種定量ポンプを用いることも可能である。
供給路30を通じてヘッド部40に供給された液体は、ヘッド部40により吐出される。ヘッド部40の動作は、制御部80により制御される。制御部80は、CPUとメモリーとを備えるコンピューターとして構成されており、メモリーに記憶されたプログラムをCPUが実行することにより、ヘッド部40の動作を制御する。プログラムは、一時的でない有形な記録媒体に記録されていてもよい。
ヘッド部40によって吐出されなかった液体は、排出路50を通じて液体貯留部60に排出される。液体貯留部60には、各種ポンプによって構成可能な負圧発生源70が接続されている。負圧発生源70は、液体貯留部60内を負圧にすることにより、排出路50を通じてヘッド部40から液体を吸引する。上記のように、本実施形態では、ヘッド部40から吐出されなかった液体がヘッド部40から排出路50に排出されるので、ヘッド部40内に液体内の沈降成分が堆積することを抑制することができる。なお、負圧発生源70は省略することも可能である。
本実施形態では、液体貯留部60とタンク10とは、循環流路90によって接続されている。液体貯留部60に貯留された液体は、循環流路90を通じてタンク10に戻され、再び、液体供給部20によってヘッド部40に供給される。循環流路90には、液体貯留部60から液体を吸引するためのポンプが備えられていてもよい。また、循環流路90には、異物除去フィルターや脱気モジュールが備えられていてもよい。なお、循環流路90を省略し、液体吐出装置100を、液体を循環させない構成とすることも可能である。
図2は、ヘッド部40の概略構成を示す第1の説明図である。図2の下方が重力方向下向きであるものとする。ヘッド部40は、ノズル41と液室42と容積変更部43と第1流路抵抗変更部44とを備えている。液室42は、液体が供給される部屋である。液室42は、液体を外部に吐出するためのノズル41に連通している。液室42には、液室42に液体を流入させるための流入路31が接続されている。流入路31には、供給路30(図1)を通じて液体が流入する。
液室42の天面45は、振動板や弾性ゴムなどの弾性変形可能な部材によって構成されている。この天面45の上部には、液室42の容積を変更するための容積変更部43が設けられている。容積変更部43は、天面45を上下方向に移動させることによって液室42の容積を変更することができる。本実施形態では、容積変更部43として、上下方向に伸張可能なピエゾアクチュエーターを用いる。
本実施形態では、流入路31の天面32の一部が、振動板や弾性ゴムなどの弾性変形可能な部材によって構成されている。この天面32の上部には、供給路30の流路抵抗を変更するための第1流路抵抗変更部44が設けられている。第1流路抵抗変更部44は、天面32を上下方向に移動させることによって流入路31の流路断面積を変更することができる。本実施形態では、第1流路抵抗変更部44として、上下方向に伸張可能なピエゾアクチュエーターを用いる。図2に示したヘッド部40の構造を、以下では吐出構造という。
図3は、ヘッド部40の概略構成を示す第2の説明図である。図3の紙面奥行き方向が重力方向下向きであるものとする。図3に示すように、本実施形態におけるヘッド部40は、図2で説明した吐出構造を複数組備えている。より具体的には、ヘッド部40には、第1流路抵抗変更部44、液室42およびノズル41を含む吐出構造が、水平方向に隣り合って5組配置されている。各液室42に接続される流入路31は、共通した供給路30に接続されている。つまり、本実施形態では、1つの供給路30から5つの流入路31が分岐している。
本実施形態では、供給路30には、バイパス流路33が接続されている。バイパス流路33は、各流入路31を迂回して液体供給部20から供給された液体を排出路50に流す流路である。本実施形態では、ノズル41から液体を吐出するか否かにかかわらず、バイパス流路33には、常時、液体が流れる。バイパス流路33の流路抵抗は、第1流路抵抗変更部44によって流路抵抗を最も小さくした各流入路31の合成流路抵抗よりも大きく、第1流路抵抗変更部44によって流路抵抗を最も大きくした各流入路31の合成流路抵抗よりも小さく設定されている。
図4は、制御部80が実行する吐出制御の制御内容を示す工程図である。液体を吐出しない待機工程では、制御部80は、第1流路抵抗変更部44を制御して流入路31の流路抵抗を大きくし、流入路31を閉塞させる。本実施形態では、ヘッド部40にバイパス流路33(図3)が設けられている。そのため、待機工程では、供給路30からヘッド部40に供給された液体は、流入路31には流入せず、バイパス流路33を通って、排出路50から排出される。
続いて、制御部80は、液室42に液体を充填する充填工程を行う。この充填工程では、制御部80は、第1流路抵抗変更部44を制御して流入路31の流路抵抗を小さくし、更に、容積変更部43を制御して液室42の容積を大きくする。こうすることによって、液室42内に液体が充填される。この第1充填工程中においても、液体の一部はバイパス流路33に流れるが、バイパス流路33の流路抵抗は、各流入路31の合成流路抵抗よりも小さくなるように設定されているため、待機工程と比較してバイパス流路33を流れる液体の流量は少なくなる。
第1充填工程によって液室42に液体を充填すると、制御部80は、吐出工程を行う。この吐出工程では、制御部80は、第1流路抵抗変更部44を制御して流入路31の流路抵抗を大きくした上で、容積変更部43を制御して液室42の容積を小さくすることによって液室42内の圧力を高める。すると、液室42内の圧力がノズル41内の液体のメニスカス耐圧を超えて、ノズル41から液体が吐出される。本実施形態では、流入路31の流路抵抗を大きくした上で、液室42の容積を小さくするので、液室42内の圧力を効率的に高めることができる。この吐出工程中においても、バイパス流路33には液体が流れる。
吐出工程によって液室42から液体を吐出させると、制御部80は、尾切り工程を行う。この尾切り工程では、制御部80は、流入路31の流路抵抗が大きい状態を保持したまま、容積変更部43を制御して、液室42の容積を待機工程時と同様の大きさに大きくする。すると、吐出工程において高まった液室42の圧力が開放されるので、ノズル41から吐出された液体の尾切りを効果的に行うことができる。この尾切り工程においても、バイパス流路33には液体が流れる。なお、この尾切り工程は、液体が尾を引かない程度の粘度であれば省略することも可能である。制御部80は、以上で説明した工程を繰り返し実行することにより、ノズル41から液滴状の液体を連続的に吐出させることができる。
以上で説明した本実施形態の液体吐出装置100によれば、ヘッド部40にバイパス流路33が設けられているので、液体を吐出しない非吐出時には、液体は、流路抵抗が高められた流入路31を迂回して、バイパス流路33を通じて排出される。そのため、ヘッド部40に供給する液体の圧力を高めることができる。この結果、粘度の高い液体を高速に液室42に充填することが容易になる。また、第1流路抵抗変更部44によって流入路31を完全に閉塞できない場合であっても、液体は、流路抵抗の高い流入路よりも流路抵抗の低いバイパス流路33に流れるため、液体が液室42内に入り込んでノズル41から漏れることを抑制できる。つまり、本実施形態の液体吐出装置100によれば、粘度の高い液体を高周波数で吐出することが可能であり、かつ、ノズル41から液体が漏れることを抑制でき、安定的に吐出サイクルを実現できる。
なお、本実施形態において、流入路31の入口に加わる液体の圧力は、バイパス流路33の流路抵抗が大きいほど高くなり、また、液体供給部20(定量ポンプ)の流速が大きいほど高くなる。そのため、流入路31の入口に加わる液体の圧力が、流入路31の流路抵抗にかかわらず、ノズル41のメニスカス耐圧を超えないように、バイパス流路33の流路抵抗および定量ポンプの流速を設定することにより、圧力センサーなどを設けて液体の精密な圧力制御を行うことなく、簡易な構成でノズルからの液体の漏れを抑制できる。
B.第2実施形態:
図5は、第2実施形態におけるヘッド部40Bの概略構成を示す第1の説明図である。また、図6は、第2実施形態におけるヘッド部40Bの概略構成を示す第2の説明図である。第2実施形態におけるヘッド部40Bは、液室42に流出路34が接続されている点で、第1実施形態と異なる。流出路34は、液室42に接続され、液室42から液体を排出路50に流す流路である。流出路34の流路抵抗は、例えば、液室42の流路抵抗よりも十分に大きく設定されている。
このような第2実施形態によれば、液室42と排出路50とが流出路34を通じて連通しているため、液室42内の液体は、ノズル41から吐出されるだけではなく、流出路34からも一定量流出する。そのため、液室42内に液体の沈降成分が堆積することを抑制したり、液室42内に混入した気泡を排出路50に排出したりすることができるので、ノズル41の目詰まりや不吐出を抑制することができる。
C.第3実施形態:
図7は、第3実施形態におけるヘッド部40Cの概略構成を示す説明図である。第3実施形態におけるヘッド部40Cは、第2実施形態(図5,6)と同様に、流出路34を備えている。そして、第3実施形態では、この流出路34に、流出路34の流路抵抗を変更するための第2流路抵抗変更部46が備えられている。第2流路抵抗変更部46の構成は、第1流路抵抗変更部44と同様であるため詳細な説明は省略する。
このような第3実施形態によれば、制御部80は、液体の充填工程(図4)において第2流路抵抗変更部46を制御して流出路34の流路抵抗を大きくすることにより、液体を液室42に効率的に充填することができる。また、制御部80は、液体の吐出工程において第2流路抵抗変更部46を制御して流出路34の流路抵抗を大きくすることにより、液室42内の圧力を効率的に高めることができる。そのため、液体を効率的に吐出することができる。その他の工程においては、制御部80は、第2流路抵抗変更部46を制御して流出路34の流路抵抗を小さくすることにより、液室42内の液体を排出路50に流すことができる。そのため、第2実施形態と同様に、液室42内に液体の沈降成分が堆積することを抑制したり、液室42内に混入した気泡を排出路50に排出したりすることができるので、ノズル41の目詰まりや不吐出を抑制することができる。
D.第4実施形態:
図8は、第4実施形態におけるヘッド部40Dの概略構成を示す説明図である。第4実施形態におけるヘッド部40Dは、バイパス流路33に、バイパス流路33の流路抵抗を変更するための第3流路抵抗変更部47を備えている。第3流路抵抗変更部47の構成は、第1流路抵抗変更部44と同様であるため詳細な説明は省略する。
このような第4実施形態によれば、制御部80は、液体の充填工程(図4)において、バイパス流路33の流路抵抗を大きくすることにより、液体を効率的に液室42に充填することができる。また、その他の工程では、バイパス流路33の流路抵抗を小さくすることにより、液体を、バイパス流路33を通じて排出することができるので、第1実施形態と同様に、粘度の高い液体を取り扱い可能であり、かつ、ノズル41から液体が漏れることを抑制できる。なお、この第4実施形態における第3流路抵抗変更部47は、上述した第1実施形態から第3実施形態のどの実施形態におけるバイパス流路33にも適用可能である。
E.他の実施形態:
上記実施形態では、各流入路31に対して個別に第1流路抵抗変更部44が設けられている。これに対して、複数の流入路31に対して1つの第1流路抵抗変更部を設け、複数の流入路31の流路抵抗をまとめて変更可能な構成としてもよい。また、第2流路抵抗変更部46についても、複数の流出路34に対して1つ設けることにより、複数の流出路34の流路抵抗をまとめて変更可能な構成としてもよい。
上記実施形態において、ヘッド部40は、複数の吐出構造を有している。しかし、ヘッド部40は、吐出構造を1つのみ備えてもよい。
上記実施形態において、ヘッド部40には、バイパス流路33が1つのみ設けられている。しかし、バイパス流路33は、複数設けられていてもよい。
上記実施形態では、液体供給部20として定量ポンプを用いている。しかし、液体供給部20は、定量ポンプに限らず、一定の圧力で液体を供給するポンプなど、種々のポンプを採用可能である。
上記実施形態における、容積変更部43、第1流路抵抗変更部44、第2流路抵抗変更部46、第3流路抵抗変更部47は、ピエゾアクチュエーターに限らず、エアシリンダーやソレノイド、磁歪材料などの他のアクチュエーターやカム機構等によって構成してもよい。
本発明は、インクを吐出する液体吐出装置に限らず、インク以外の他の液体を吐出する任意の液体吐出装置にも適用することができる。例えば、以下のような各種の液体吐出装置に本発明は適用可能である。
(1)ファクシミリ装置等の画像記録装置。
(2)液晶ディスプレイ等の画像表示装置用のカラーフィルターの製造に用いられる色材吐出装置。
(3)有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイや、面発光ディスプレイ(Field Emission Display、FED)等の電極形成に用いられる電極材吐出装置。
(4)バイオチップ製造に用いられる生体有機物を含む液体を吐出する液体吐出装置。
(5)精密ピペットとしての試料吐出装置。
(6)潤滑油の吐出装置。
(7)樹脂液の吐出装置。
(8)時計やカメラ等の精密機械にピンポイントで潤滑油を吐出する液体吐出装置。
(9)光通信素子等に用いられる微小半球レンズ(光学レンズ)などを形成するために紫外線硬化樹脂液等の透明樹脂液を基板上に吐出する液体吐出装置。
(10)基板などをエッチングするために酸性又はアルカリ性のエッチング液を吐出する液体吐出装置。
(11)他の任意の微小量の液滴を吐出させる液体吐出ヘッドを備える液体吐出装置。
なお、「液滴」とは、液体吐出装置から吐出される液体の状態をいい、粒状、涙状、糸状に尾を引くものも含むものとする。また、ここでいう「液体」とは、液体吐出装置が消費できるような材料であればよい。例えば、「液体」は、物質が液相であるときの状態の材料であれば良く、粘性の高い又は低い液状態の材料、及び、ゾル、ゲル水、その他の無機溶剤、有機溶剤、溶液、液状樹脂、液状金属(金属融液)のような液状態の材料も「液体」に含まれる。また、物質の一状態としての液体のみならず、顔料や金属粒子などの固形物からなる機能材料の粒子が溶媒に溶解、分散または混合されたものなども「液体」に含まれる。液体の代表的な例としてはインクや液晶等が挙げられる。ここで、インクとは一般的な水性インクおよび油性インク並びにジェルインク、ホットメルトインク等の各種の液体状組成物を包含するものとする。
本発明は、上述の実施形態に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施形態の技術的特徴は、上述の課題の一部又は全部を解決するために、あるいは、上述の効果の一部又は全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
10…タンク、20…液体供給部、30…供給路、31…流入路、32…天面、33…バイパス流路、34…流出路、40,40B〜40D…ヘッド部、41…ノズル、42…液室、43…容積変更部、44…第1流路抵抗変更部、45…天面、46…第2流路抵抗変更部、47…第3流路抵抗変更部、50…排出路、60…液体貯留部、70…負圧発生源、80…制御部、90…循環流路、100…液体吐出装置

Claims (5)

  1. 液体吐出装置であって、
    液体を吐出するためのノズルに連通する液室と、
    前記液室の容積を変更するための容積変更部と、
    前記液室に接続され、前記液室に前記液体を流入させる流入路と、
    前記液体を排出する排出路と、
    前記流入路の流路抵抗を変更するための第1流路抵抗変更部と、
    前記流入路に前記液体を加圧して供給する液体供給部と、
    前記流入路を迂回して前記液体供給部から供給された前記液体を前記排出路に流すバイパス流路と、
    を備える液体吐出装置。
  2. 請求項1に記載の液体吐出装置であって、
    前記液室に接続され、前記液室から前記液体を前記排出路に流す流出路を備える、液体吐出装置。
  3. 請求項2に記載の液体吐出装置であって、
    前記流出路の流路抵抗を変更するための第2流路抵抗変更部を備える、液体吐出装置。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の液体吐出装置であって、
    前記バイパス流路の流路抵抗を変更するための第3流路抵抗変更部を備える、液体吐出装置。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載の液体吐出装置であって、
    前記液体供給部は、定量ポンプである、液体吐出装置。
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