JP3097321B2 - インクジェット記録装置及びインクジェット記録装置動作方法 - Google Patents

インクジェット記録装置及びインクジェット記録装置動作方法

Info

Publication number
JP3097321B2
JP3097321B2 JP16495092A JP16495092A JP3097321B2 JP 3097321 B2 JP3097321 B2 JP 3097321B2 JP 16495092 A JP16495092 A JP 16495092A JP 16495092 A JP16495092 A JP 16495092A JP 3097321 B2 JP3097321 B2 JP 3097321B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reservoir
ink
supply
supply port
path
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP16495092A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH068467A (ja
Inventor
強 北原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP16495092A priority Critical patent/JP3097321B2/ja
Publication of JPH068467A publication Critical patent/JPH068467A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3097321B2 publication Critical patent/JP3097321B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2202/00Embodiments of or processes related to ink-jet or thermal heads
    • B41J2202/01Embodiments of or processes related to ink-jet heads
    • B41J2202/21Line printing

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)
  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はインク滴を飛翔させ記録
紙等の媒体上にインク像を形成するインクジェット方式
の記録装置に関し、さらに詳細には、複数のノズルを有
するオンデマンドインクジェットヘッドへのインクの供
給手段及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のインクジェット記録装置として、
特開昭3−169564号公報、特公平3−60672
号公報等が知られている。
【0003】図12は従来例である特開昭3−1695
64号公報の実施例である。記録ヘッドに共通液室を設
け、この共通液室を流体循環用の2本の液体供給チュー
ブを介して液体供給タンクに接続し、2本の液体供給チ
ューブで循環路を形成する。また液体供給チューブの所
定位置に加圧ポンプと圧力センサーを配置した構成であ
る。また回復動作は共通液室や供給系に残留する気泡等
の異物を除去すると共に、記録ヘッドを冷却する為に実
施される。回復動作時には、吐出口面をキャップで覆う
ことにより全ての吐出口を密封し、回復用整流弁を開い
て回復ポンプを駆動することにより、循環管、共通液
室、供給管、供給タンクの流路を通して記録液を加圧循
環させる。この加圧循環の際に、記録液の一部が吐出口
から排出され、吐出不良の原因となる気泡、増粘記録
液、埃等の異物が排出除去されるように構成されてい
る。
【0004】図13は従来例である特公平3−6067
2号公報の実施例である。複数個の吐出口に連通した共
通液室は、第1、第2インク供給路を介してインクタン
クと連通している。第1インク供給路の途中には強制的
にインクを記録ヘッドに供給する強制供給手段が設けら
れている。記録ヘッドにインクを初期充填する場合に
は、強制供給手段を動作させて第1インク供給路側から
一方向の強制インク供給を行なう。インク滴を吐出して
記録を行なう場合には第1、2インク供給路からの両方
向のインク供給を行なうように構成されている。また、
第1、第2インク供給路の長さ及びインク供給圧が実質
的に同等であるように構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例のインクジ
ェットヘッドは、インクを循環させて初期充填を行なう
構成である。しかし、圧力室の内部を循環させる構成で
はない為、圧力室を完全に充填するためには、ノズルか
ら多くのインクが流れ出してしまうという問題点を有し
ている。
【0006】また、リザーバに2ケ所の供給口しか設け
られていないため、各圧力室に対するインクの供給圧を
揃えることが困難であるという問題点を有している。
【0007】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであって、その目的とするところは、インクの充填
を各圧力室に対して均一に且つインクを失うことなく短
時間で行ない、ランニングコストが安いインクジェット
記録装置を提供することである。
【0008】また、本発明の他の目的はインク滴吐出時
の各圧力室へのインクの供給を均一に行なえる吐出安定
性の高いインクジェット記録装置を提供することであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のインクジェット
記録装置は、第1のリザーバと、第2のリザーバと、第
1、第2のリザーバと連通して列設された圧力室と、圧
力室に対応して配設されてインクを吐出するノズルと、
第1のリザーバに配設されたインクタンクと連通する第
1の供給口と、第2のリザーバに配設されたインクタン
クと連通する第2の供給口とを有するインクジェット記
録装置において、第1、第2の供給口をそれぞれ少なく
とも1つ以上有し、圧力室を挟んで千鳥配列されている
ことを特徴とする。また、係るインクジェット記録装置
において、第1、第2の供給口は、それぞれ第1、第2
の供給路を介してインクタンクと連通していることを特
徴とする。また、係るインクジェット記録装置におい
て、第1の供給口から圧力室を経て第2の供給口に至る
経路の流路抵抗が実質的に同等であることを特徴とす
る。また、係るインクジェット記録装置において、第3
のリザーバが、圧力室列を挟んで第2のリザーバに並設
されており、第3のリザーバに設けられたインクタンク
と連通する少なくとも1つ以上の第3の供給口は、第2
の供給口と千鳥に配設され、且つ前記第1の供給路と連
通していることを特徴とする。また、係るインクジェッ
ト記録装置において、第1、第2の供給路の流路抵抗が
実質的に同等であることを特徴とする。また、係るイン
クジェット記録装置において、第1の供給路の途中に強
制的にインクに流れを、発生させるポンプを具備したこ
とを特徴とする。また、係るインクジェット記録装置に
おいて、第1の供給路に、ポンプを迂回する供給路を設
け、該供給路には逆止弁が配設されていることを特徴と
する。また、本発明のインクジェット記録装置は、第1
のリザーバと、第2のリザーバと、第1、第2のリザー
バと連通して列設された圧力室と、圧力室に対応して配
設されてインクを吐出するノズルと、第1のリザーバに
配設されたインクタンクと連通する第1の供給口と、第
2のリザーバに配設されたインクタンクと連通する第2
の供給口とを有するインクジェット記録装置において、
第1の供給口は、第1のリザーバの端部に配設され、第
2の供給口は、第1の供給口と対向しない第2のリザー
バの端部に配設されていることを特徴とする。また、係
るインクジェット記録装置において、第1、第2の供給
口は、それぞれ第1、第2の供給路を介してインクタン
クと連通していることを特徴とする。また、係るインク
ジェット記録装置において、第1の供給口から圧力室を
経て第2の供給口に至る経路の流路抵抗が実質的に同等
であることを特徴とする。また、係るインクジェット記
録装置において、第1、第2の供給路の流路抵抗が実質
的に同等であることを特徴とする。また、係るインクジ
ェット記録装置において、第1の供給路の途中に強制的
にインクに流れを、発生させるポンプを具備したことを
特徴とする。また、本発明のインクジェット記録装置動
作方法は、第1のリザーバと、第2のリザーバと、第
1、第2のリザーバと連通して列設された圧力室と、圧
力室に対応して配設されてインクを吐出するノズルと、
第1のリザーバに配設されたインクタンクと連通する第
1の供給口と、第2のリザーバに配設されたインクタン
クと連通する第2の供給口と、インクタンクから第1、
第2の供給口に至る第1、第2の供給路とを有するイン
クジェット記録装置動作方法において、第1、第2の供
給口をそれぞれ少なくとも1つ以上有し、且つ圧力室を
挟んで千鳥配列されており、インクタンクから第1の供
給路、第1の供給口、第1のリザーバ、圧力室、第2の
リザーバ、第2の供給口、第2の供給路を経てインクタ
ンクに至る経路でインクを流す循環モードを有すること
を特徴とする。また、本発明のインクジェット記録装置
動作方法は、第1のリザーバと、第2のリザーバと、第
1、第2のリザーバと連通して列設された圧力室と、圧
力室に対応して配設されてインクを吐出するノズルと、
第1のリザーバに配設されたインクタンクと連通する第
1の供給口と、第2のリザーバに配設されたインクタン
クと連通する第2の供給口と、インクタンクから第1、
第2の供給口に至る第1、第2の供給路とを有するイン
クジェット記録装置動作方法において、第1の供給口
は、第1のリザーバの端部に配設され、第2の供給口
は、第1の供給口と対向しない第2のリザーバの端部に
配設されており、インクタンクから第1の供給路、第1
の供給口、第1のリザーバ、圧力室、第2のリザーバ、
第2の供給口、第2の供給路を経てインクタンクに至る
経路でインクを流す循環モードを有することを特徴とす
る。
【0010】また、本発明のインクジェット記録装置
は、インクタンクから第1、第2の供給口に至る第1、
第2の供給路の流路抵抗が実質的に同等であることを特
徴とする。
【0011】また、本発明のインクジェット記録装置
は、第1の供給路の途中に強制的にインクに流れを発生
させるポンプを具備したことを特徴とする。
【0012】また、本発明のインクジェット記録装置
は、第1の供給口から圧力室を経て第2の供給口に至る
経路の流路抵抗が実質的に同等であることを特徴とす
る。
【0013】また、本発明のインクジェット記録装置動
作方法は、第1のリザーバと、第2のリザーバと、前記
第1、第2のリザーバと連通して列設された圧力室と、
前記圧力室に配設されてインクを吐出するノズルと、前
記第1のリザーバに配設された第1の供給口と、前記第
2のリザーバに配設された第2の供給口と、インクタン
クから第1、第2の供給口に至る第1、第2の供給路と
を有するインクジェット記録装置動作方法において、前
記インクタンクから前記第1の供給路、前記第1の供給
口、前記第1のリザーバ、前記圧力室、前記第2のリザ
ーバ、前記第2の供給口、前記第2の供給路を経て前記
インクタンクに至る経路でインクを流す循環モードを有
することを特徴とする。
【0014】
【作用】本発明の構成によれば、第1のリザーバに設け
られた第1の供給口と第2のリザーバに設けられた第2
の供給口が千鳥状に配置されているため、各圧力室へ均
一にインクが供給される。
【0015】また、第1の供給路の途中に設けられたポ
ンプを動作させることにより、第1のリザーバから圧力
室を経て第2のリザーバに至る循環流が発生する。第1
の供給口と第2の供給口が千鳥状に配列されているため
各圧力室を流れるインクの流速は略同一である。
【0016】
【実施例】図1は、本発明の第1の実施例のインクジェ
ット記録装置の斜視図である。1は、インクジェットヘ
ッド(以下ヘッドという)である。19は、ノズルプレ
ートであり、ノズル20、20、20・・・が1列状に
列設されている。ノズル20、20、20・・・の列の
長さは、インク滴を付着させる記録媒体の幅と同等以上
である。図1は、説明を容易にするためにノズルプレー
ト19をヘッド1から分解して表している。圧力室1
8、18、18・・・は、ノズル20、20、20・・
・に1対1に対向して列設されている。圧力室18、1
8、18・・・の一端は、第1のリザーバ2に連通して
いる。圧力室18、18、18・・・の他端は第2のリ
ザーバ3に連通している。各圧力室18、18、18・
・・は、隔壁38、38、38・・・により隔てられて
いる。第1のリザーバ2には、2つの第1の供給口4、
5が、設けられている。第1のリザーバの長さをLとす
ると、第1の供給口4は、第1のリザーバ2の一端から
約L/4の位置に設けられている。また、第1の供給口
5は、第1のリザーバ2の他端から約L/4の位置に設
けられている。圧力室18、18、18・・・の他端
は、第2のリザーバ3に連通している。第2の供給口は
3箇所設けられており、うち6は、第2のリザーバ3の
一端に設けられている。第2の供給口8は、第2のリザ
ーバ3の他端に設けられている。第2のリザーバ3の長
さも第1のリザーバ2の長さと同様Lであるので、第2
の供給口7は、第2のリザーバ3の約L/2の位置に設
けられている。従って、圧力室18、18、18・・・
の列設方向について見れば、第1の供給口4、5と第2
の供給口6、7、8は略等間隔に第2の供給口6、第1
の供給口4、第2の供給口7、第1の供給口5、第2の
供給口8という順番で列設されている。第1の供給路
は、供給管9、10と第1のコネクタ16と供給管14
により構成されている。供給管9は、第1の供給口4と
第1のコネクタ16とを連結している。供給管10は、
第1の供給口5と第1のコネクタ16とを連結してい
る。供給管14は、第1のコネクタ16とインクタンク
21とを連結している。第2の供給路は、供給管11、
12、13と第2のコネクタ17と供給管15により構
成されている。供給管11は、第2の供給口6と第2の
コネクタ17とを連結している。供給管12は、第2の
供給口7と第2のコネクタ17とを連結している。供給
管13は、第2の供給口8と第2のコネクタ17とを連
結している。供給管15は、第2のコネクタ17と、イ
ンクタンク21とを連結している。インクタンク21に
は、インク22がレベル23まで満たされている。供給
管14、15の端部24、25は、インク22の中に埋
没するようになっている。インクタンク21には、図示
しないインク検出器が設置されている。インク22のレ
ベル23が端部24、25近傍に達するとインク検出器
が作動してインクタンク21へのインクの補充を要求す
る。供給管9、10、11、12、13、14、15
は、例えばポリエチレンチューブ、ステンレスパイプ等
から構成されている。本実施例では、パイプ状の供給管
9、10、11、12、13、14、15を使用してい
るが、第1、第2の供給路として流路となる溝を形成し
た板状部材の上に板状部材を積層した構造をとることも
できる。
【0017】図2は、本発明の第1の実施例の第1の供
給口4におけるヘッド1の部分断面図である。ヘッド1
は、ノズルプレート19とスペーサ32と隔離板33と
フレーム34とベース35の積層構造になっている。本
実施例では、ヘッド1を接着積層することにより構成し
たが、締結して積層することも可能である。ノズルプレ
ート19は、ニッケルの電鋳やステンレスプレートから
構成されている。ノズル20は、電鋳やエッチングやプ
レス等の加工により形成される。本実施例のノズル20
は直径50μm、長さ100μmの円筒形を呈してい
る。但し、ノズル20の形状は、所望するインク滴の飛
行速度や体積により大きく変化する。スペーサ32は、
隔離板33とノズルプレート19との間隙を厳密に管理
する為に用いられている。この間隙は、圧力室18の間
隙に相当する。隔離板33は、インク22が振動子31
に接触するのを防止している。フレーム34は、振動子
31の挿入される貫通穴40と、第1、第2のリザーバ
2、3を形成する凹部を2ケ所有している。第1、第2
のリザーバ2、3は、フレーム34と隔離板33とスペ
ーサ32とノズルプレート19により形成されている。
ベース35は、振動子31を挟持している。振動子31
はPZT等の圧電材料から構成されている。ベース35
には、供給管9が連結している。接合部は、抜け防止の
為に固定材36により固定されている。第1のリザーバ
2は第1の供給口4からフレーム34の貫通穴39とベ
ース35の貫通穴37を経て供給管9に連通している。
【0018】次に、インク滴の吐出動作について簡単に
説明する。振動子31は、図示しない回路基板からの電
気信号を図示しない電気配線を介して受けて伸縮運動す
る。インク滴を吐出するためには、振動子31を伸張す
る方向に変形させる。この変形により圧力室18の体積
が減少する。この減少する過程において圧力室18に存
在していたインクは、第1、第2のリザーバ2、3の方
向とノズル20の方向に押し出される。この時ノズル2
0の方向に押し出されたインク22がインク滴となり空
気中を飛翔する。本実施例では、インク滴を吐出させる
為の駆動源として振動子を使用している。他の駆動源と
して回路基板から供給された電気エネルギーを熱エネル
ギーに変換し、その結果発生した気泡の圧力によりイン
ク滴を飛翔させるサーマルインクジェットを用いること
も可能である。
【0019】図3は、本発明の第1の実施例のインクの
供給路のブロック図である。簡単にする為にヘッド1
は、ノズルプレート19を外して圧力室18、18、1
8・・・と第1、第2のリザーバ2、3のみを表してい
る。以下、充填モード、供給モード、回復モードの3つ
の動作モードについて説明する。
【0020】(充填モード)ヘッド1にインクを初期充
填する工程について説明する。第1ステップとして、図
示しないキャップでノズル20、20、20・・・を覆
う。第2ステップとして、キャップとノズルプレート1
9により形成された空間を図示しないポンプ手段により
減圧する。第2ステップにより、インクタンク21の内
部のインク22は第1の供給路と第2の供給路を同時に
進行する。第1、第2のリザーバ2、3に到達したイン
ク22は、第1、第2のリザーバ2、3を満たすと同時
に圧力室18、18、18・・・の内部に進入する。本
実施例のヘッド1は、第1、第2の供給路の流路抵抗が
実質的に同等になるように構成されているため、第1、
第2の供給路を流れるインクの流速が等しい。そのた
め、殆ど同時にインクタンク21から進行してきたイン
ク22が第1、第2のリザーバ2、3に到達する。ま
た、本実施例のヘッド1は、第1の供給口4、5と第2
の供給口6、7、8が千鳥状に配列されているため、イ
ンク22が圧力室18、18、18・・・を満たす時刻
も殆ど同時になる。従って、本実施例のヘッド1は、初
期充填時間が短く、初期充填時にノズル20から失うイ
ンク22が少ないという特徴を有している。第3のステ
ップとして、ヘッド1がインク22で満たされたと判断
される所定時間経過後にキャップ内部の減圧を停止す
る。第4ステップとして、キャップをノズルプレート1
9から外し、ノズルプレート19の表面に残留したイン
ク22を図示しないゴムブレードでクリーニングする。
本実施例ではキャップ内部の減圧によりインクを吸引し
たがインクタンク21の内部を加圧することにより初期
充填を行なう場合も前述したステップによる。
【0021】(供給モード)インク滴を吐出する場合の
インク22の供給動作について説明する。インク滴を吐
出する場合インクタンク21から第1の供給路、第1の
リザーバ2、圧力室18、18、18・・・、第2のリ
ザーバ3、第2の供給路、インクタンク21に至る経路
は完全にインク22で満たされていて気泡等が存在して
いない状態である。この場合インク22は、第1の供給
路と第2の供給路の両方からヘッド1に供給される。ヘ
ッド1の複数のノズル20、20、20・・・からイン
ク滴を吐出する場合、本実施例のヘッド1は全インク滴
共に略同一の飛翔速度とインク滴の体積を形成すること
が可能な構成である。これは、第1の供給口4、5と第
2の供給口6、7、8の配列が前述したように千鳥配列
であるので、各圧力室18、18、18・・・に加えら
れインク22の供給圧が略同等になる為である。すなわ
ち、第2の供給口6に近い圧力室51は、第1のリザー
バ2からの供給圧よりも第2のリザーバ3からの供給圧
の方が小さい為、主として第2のリザーバ3からインク
22の供給を受ける。また、圧力室52が第1の供給口
4と第2の供給口6の中間に位置している場合、圧力室
52が受ける供給圧は第1、第2のリザーバ2、3にお
いて略同等になる。ここで、圧力室51が第1、第2の
リザーバから受ける供給圧の平均値と、圧力室52が受
ける供給圧の平均値は略同等である。本実施例のヘッド
1はこの関係が全ての圧力室18、18、18・・・に
ついて成り立つ。また、任意のノズル20、20、20
・・・からインク滴を吐出する場合にも、本実施例のヘ
ッド1は、圧力室18、18、18・・・の供給圧を均
等化するように作用する。このような効果は、供給口の
間隔が狭くなるほど大きくなる。
【0022】(回復モード)ノズル20の目詰まりを復
帰させる工程を説明する。第1ステップとして、キャッ
プでノズル20、20、20・・・を覆う。第2ステッ
プとして、キャップとノズルプレート19により形成さ
れた空間を図示しないポンプ手段により減圧する。第2
ステップにより、ノズル20、20、20・・・には均
等に圧力が作用する。この時目詰まりを起こしていない
ノズル20、20、20・・・からは、インク22が流
出する。しかし、前述したように各ノズルを流れるイン
ク流量は実質的に同等であるので、目詰まりが発生した
ノズル20がどのノズルであろうと、目詰まりしたノズ
ル20には均等の圧力が作用する。その結果、本実施例
のヘッド1は、第2ステップを所定時間継続することに
より任意の目詰まりノズル20を正常な状態に復帰させ
ることが可能な構造である。
【0023】図4は、本発明の第2の実施例のインクジ
ェット記録装置の斜視図である。図1の第1の実施例と
異なる点はポンプ手段61が第2の供給路に配設された
点である。
【0024】図5は、本発明の第2の実施例に使用した
チューブポンプの斜視図である。チューブポンプはポン
プ手段61に相当する。71は、固定台である。固定台
71に、動力源であるモータ76が、固定板77と固定
ねじ78により固定されている。モータ軸75には、回
転板73が取付けられている。回転板73は十字状の形
態を呈している。回転板73の4つの端には、ローラ軸
74、74、74、74を介してローラ72、72、7
2、72が回転可能なように固定されている。チューブ
79は、ローラ72と固定台71の間に挾まれるように
押圧されて設置されている。モータ76が回転すること
により回転板73が回転する。回転板73の回転に伴い
ローラ72がチューブ79を押圧しながら転動する。こ
のときチューブ79の内部のインクがローラ72の転動
方向に輸送される。
【0025】図6は本発明の第2の実施例のインクの供
給路のブロック図である。図3の第1の実施例と異なる
点は、第2の供給路の途中にポンプ81を設けた点であ
る。以下、充填モード、供給モード、回復モードの3つ
の動作モードについて説明する。
【0026】(充填モード)ヘッド1にインク22を初
期充填する動作について説明する。第1ステップとし
て、図示しないキャップでノズル20、20、20・・
・を覆う。第2ステップとして、ポンプ81を動作させ
てインク22を、インクタンク21、第2の供給路、第
2のリザーバ3、圧力室18、18、18・・・、第1
のリザーバ2、第1の供給路を経てインクタンク21に
戻る経路で循環させる。この場合ヘッド1の内部のイン
ク22の圧力は大気圧に対して正圧になる。それに対し
て、ポンプ81の動作方向を逆方向にした場合、インク
22は、インクタンク21、第1の供給路、第1のリザ
ーバ2、圧力室18、18、18・・・、第2のリザー
バ3、第2の供給路の経路を経てインクタンク21に戻
る経路で循環する。この場合、ヘッド1の内部のインク
22の圧力は大気圧に対して負圧になる。第2ステップ
において、本実施例のヘッド1は、複数に分岐した第2
の供給路の流路抵抗が実質的に同等になるように構成さ
れているため、第2の供給路を流れるインクの流速が等
しい。そのため、殆ど同時にインクタンク21から進行
してきたインク22が、第2のリザーバ3に到達する。
また、本実施例のヘッド1は、第1の供給口4、5から
圧力室18を経て第2の供給口6、7、8に至る経路の
流路抵抗が実質的に同等になるように構成されている。
そのため、殆ど同時に第2の供給口6、7、8から進入
してきたインク22が第2のリザーバ3、圧力室18、
18、18・・・、第1のリザーバ2を順に満たす。ま
た、本実施例のヘッド1は、複数に分岐した第1の供給
路の流路抵抗が実質的に同等になるように構成されてい
る。そのため、殆ど同時にインク22が第1の供給路を
満たしインクタンク21に到達する。以上のことから、
本実施例のヘッド1は、短時間で初期充填が完了する構
造である。本実施例のヘッド1は、第1、第2のリザー
バ2、3を流れるインク22の流速が略同一になる構造
である。また、本実施例のヘッド1は、圧力室18、1
8、18・・・を流れるインク22の流速が略同一にな
る構造である。そのため、本実施例のヘッド1は、第
1、第2のリザーバ2、3と圧力室18、18、18・
・・にインクの流れの淀みが発生しにくいので、気泡や
埃の残留がなく、充填不足が発生しにくい構造である。
第3のステップとして、ヘッド1がインク22で満たさ
れたと判断される所定時間経過後にポンプ81の動作を
停止する。第4ステップとしてキャップをノズルプレー
ト19から外し、ノズルプレート19の表面に残留した
インク22を図示しないゴムブレードでクリーニングす
る。
【0027】(供給モード)インク滴を吐出する場合の
インク22の供給動作について説明する。本第2の実施
例は図3に示した第1の実施例と比較して、第2の供給
路の途中にポンプ81を設けた点のみが異なる。本実施
例のポンプ81は、ローラ72がチューブ79を完全に
押し潰した状態で固定されているため、インクタンク2
1から第2の供給路を介してインク22をヘッド1に供
給することはできない構造である。そのため、インク滴
を吐出する時には、第1の供給路を経てインク22をヘ
ッド1に供給するようになっている。しかし、ローラ7
2を選択的にチューブ79から離接する機構を付加する
ことにより、第2の供給路をインク滴の吐出時のインク
供給路として用いることができる。
【0028】(回復モード)ノズル20の目詰まりを復
帰させる工程を説明する。加圧動作として、ポンプ81
を動作させてインク22を、インクタンク21、第2の
供給路、第2のリザーバ3、圧力室18、18、18・
・・、第1のリザーバ2、第1の供給路を経てインクタ
ンクに戻る経路で循環させる。この場合ヘッド1の内部
のインク22の圧力は大気圧に対して正圧になる。ま
た、ノズル20、20、20・・・にはキャップが施さ
れていない。そのため、インク22が目詰まりを起こし
ていないノズル20、20、20・・・から勢いよく噴
出する。しかし、前述したように各ノズルを流れるイン
ク流量は実質的に同等であるので、目詰まりが発生した
ノズル20がどのノズルであろうと、目詰まりしたノズ
ル20には均等の圧力が作用する。その結果、本実施例
のヘッド1は、加圧動作を所定時間継続することにより
任意の目詰まりノズル20を復帰させることが可能な構
造である。また、第1の供給路の途中に電磁弁を設ける
ことも実施可能である。この場合、回復モード時に電磁
弁を閉じることにより、目詰まり回復の為の大きな圧力
を発生することができる。
【0029】図7は本発明の第3の実施例であり、イン
クの供給路のブロック図である。図6に示した第2の実
施例と異なる点は、ポンプ81と並列に逆止弁82を設
けた点である。逆止弁82は、供給管84から供給管8
3の方向にインク22を流し供給管83から供給管82
の方向にはインク22を流さない機能を有している。逆
止弁82の作用により、充填モードと回復モードは図6
に示した第2の実施例と同様になる。供給モードにおい
て、ポンプ81のローラ72がチューブ79を完全に押
し潰した状態で固定されている。本実施例のヘッド1
は、逆止弁82の作用により第1、第2の供給路からイ
ンク22をヘッド1に供給することが可能な供給モード
を有する。
【0030】図8は、本発明の第4の実施例であり、圧
力室18、18、18・・・が2列平行に列設されてい
る実施例を表した平面図である。ヘッド1には、第1の
リザーバ91と第2のリザーバ92と第3のリザーバ9
3が圧力室18、18、18・・・の列を挟んでそれぞ
れ列設されている。第1のリザーバ91には、3つの第
1の供給口94、95、96が設けられている。第1の
供給口94は、第1のリザーバ91の一端に設けられて
いる。第1の供給口96は、第1のリザーバ91の他端
に設けられている。第1のリザーバの長さをLとする
と、第1の供給口95は、第1のリザーバ91の一端か
ら約L/2の位置に設けられている。第2のリザーバ9
2には、2つの第2の供給口97、98が設けられてい
る。第2のリザーバ92の長さもLであるので、 第2
の供給口97は、第2のリザーバ92の一端から約L/
4の位置に設けられている。また、第2の供給口98
は、第2のリザーバ92の他端から約L/4の位置に設
けられている。第3のリザーバ93には、3つの第1の
供給口99、100、101が設けられている。第3の
供給口99は、第3のリザーバ93の一端に設けられて
いる。第3の供給口101は、第3のリザーバ93の他
端に設けられている。第3のリザーバの長さもLである
ので、第3の供給口100は、第3のリザーバ93の一
端から約L/2の位置に設けられている。第1の供給口
94、95、96と第3の供給口99、100、101
は第1の供給路としてインクタンク21に連結してい
る。また、第2の供給口97、98は第2の供給路とし
てインクタンク21に連結している。本実施例の充填モ
ード、供給モード、回復モードは、上記第1、第2の供
給路により、図3の第1の実施例と図4の第2の実施例
において説明した動作と同様となる。本第3の実施例
は、圧力室18、18、18・・・が2列平行に列設さ
れている場合でもインク22のヘッド1への充填を短時
間で確実に行なうことができる構成である。また、本第
3の実施例は、圧力室18、18、18・・・への供給
圧が略同等になっているため、インク滴の飛翔速度、イ
ンク滴の体積といった吐出特性が各ノズル間で略同等で
ある。
【0031】図9は、本発明の第5の実施例であり、第
1の実施例の変形実施例を表した平面図である。図1に
表した第1の実施例と異なる点は、第1のリザーバ2に
第1の供給口102が1箇所のみ設けられている点。第
2のリザーバ3に第2の供給口103、104が設けら
れている点である。第1の供給口102は、第1のリザ
ーバ2の略中間に位置している。第2の供給口103
は、第2のリザーバ3の一端に、第2の供給口104
は、第2のリザーバ3の他端に設けられている。第1の
供給口102は第1の供給路を介してインクタンク21
に連結している。第2の供給口103、104は第2の
供給路を介してインクタンク21に連結している。本実
施例の充填モード、供給モード、回復モードは、上記第
1、第2の供給路により、図3の第1の実施例と図4の
第2の実施例において説明した動作と同様となる。ま
た、本実施例は、圧力室18、18、18・・・の列設
方向の長さが比較的短い場合の実施例である。
【0032】図10は、本発明の第6の実施例であり、
第1の実施例の変形実施例を表した平面図である。図1
に表した第1の実施例と異なる点は、第1のリザーバ2
の一端に第1の供給口105が設けられている点。第2
のリザーバ3の他端に第2の供給口106が設けられて
いる点である。第1の供給口105は第1の供給路を介
してインクタンク21に連結している。第2の供給口1
06は第2の供給路を介してインクタンク21に連結し
ている。本実施例の充填モード、供給モード、回復モー
ドは、上記第1、第2の供給路により、図3の第1の実
施例と図4の第2の実施例において説明した動作と同様
となる。また、本実施例は、圧力室18、18、18・
・・の列設方向の長さが比較的短い場合の実施例であ
る。
【0033】図11は、本発明の第7の実施例であり、
圧力室111の変形実施例を表す部分拡大平面図であ
る。図1の圧力室18の全体形状は、直方体の形状を呈
している。それに対して、本実施例の圧力室111は、
第1、第2のリザーバ2、3に連通する部分に絞り部1
12、113を有する構造である。114は、圧力室1
11に対向するノズル20の位置を表している。本実施
例のヘッド1にも図3の第1の実施例と図4の第2の実
施例において説明した充填モード、供給モード、回復モ
ードを適用することが可能である。絞り部112、11
3から圧力室111の内部に至る広がり部115は滑ら
かな曲線で構成される。そのため、本実施例のヘッド1
は、第1のリザーバ2から圧力室111を経て第2のリ
ザーバ3に至るインク22の流れの過程において、広が
り部115に気泡が残留することがない。本実施例のヘ
ッド1は、圧力室111の両端が絞られた構造であるた
め、振動子31の変形により発生する圧力室111の体
積変化を効率的にノズル20に伝達することが可能であ
る。従って、インク滴の飛翔速度を高め、インク滴の体
積を大きくする効果を有する。
【0034】
【発明の効果】本発明のインクジェット記録装置は、第
1のリザーバと、第2のリザーバと、第1、第2のリザ
ーバと連通して列設された圧力室と、圧力室に対応して
配設されてインクを吐出するノズルと、第1のリザーバ
に配設されたインクタンクと連通する第1の供給口と、
第2のリザーバに配設されたインクタンクと連通する第
2の供給口とを有するインクジェット記録装置におい
て、第1、第2の供給口をそれぞれ少なくとも1つ以上
有し、圧力室を挟んで千鳥、またはそれぞれが対向しな
いリザーバ端部に配列されていることにより、インク滴
吐出時の第1、第2の供給口から各圧力室へ流れるイン
クの供給圧を、圧力室列の両端部と中央部とで均一にす
ることができるため、吐出安定性の高いインクジェット
記録装置を提供することができるという効果を有する。
また、本発明のインクジェット記録装置は、第1のリザ
ーバと、第2のリザーバと、第1、第2のリザーバと連
通して列設された圧力室と、圧力室に対応して配設され
てインクを吐出するノズルと、第1のリザーバに配設さ
れたインクタンクと連通する第1の供給口と、第2のリ
ザーバに配設されたインクタンクと連通する第2の供給
口と、インクタンクから第1、第2の供給口に至る第
1、第2の供給路とを有するインクジェット記録装置動
作方法において、第1、第2の供給口をそれぞれ少なく
とも1つ以上有し、且つ圧力室を挟んで千鳥、またはそ
れぞれが対向しないリザーバ端部に配列されており、イ
ンクタンクから第1の供給路、第1の供給口、第1のリ
ザーバ、圧力室、第2のリザーバ、第2の供給口、第2
の供給路を経てインクタンクに至る経路でインクを流す
循環モードを有することにより、インク循環時に各圧力
室内に均等な圧力が加わるため、ヘッド内の古いインク
を新しいインクに淀みなく入れ替えることができる。ま
た、目詰まりを起こしたノズルにおいて増粘したインク
を撹拌することができる。従って、該インクジェット記
録装置を長期間使用しなかったとしても、安定したイン
ク滴吐出を維持することができるという効果を有する。
【0035】また、本発明のインクジェット記録装置及
びインクジェット記録装置動作方法は、第1、第2の供
給口が圧力室を挟んで千鳥配列されていて、圧力室に循
環流を発生させる構成及び動作方法である為、インクの
充填を各圧力室に対して均一に且つインクを失うことな
く短時間で行なうことができ、ランニングコストが安い
という効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例であるインクジェット記
録装置の斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施例であるインクジェット記
録装置のヘッドの構成を説明するための部分断面図であ
る。
【図3】本発明の第1の実施例であるインクジェット記
録装置のインクの供給路のブロック図である。
【図4】本発明の第2の実施例であるインクジェット記
録装置の斜視図である。
【図5】本発明の第2の実施例であるインクジェット記
録装置のポンプの構成を説明するための斜視図である。
【図6】本発明の第2の実施例であるインクジェット記
録装置のインクの供給路のブロック図である。
【図7】本発明の第3の実施例であるインクジェット記
録装置のインクの供給路のブロック図である。
【図8】本発明の第4の実施例であるインクジェット記
録装置のヘッドの構成を説明するための平面図である。
【図9】本発明の第5の実施例であるインクジェット記
録装置のヘッドの構成を説明するための平面図である。
【図10】本発明の第6の実施例であるインクジェット
記録装置のヘッドの構成を説明するための平面図であ
る。
【図11】本発明の第7の実施例であるインクジェット
記録装置のヘッドの構成を説明するための部分拡大平面
図である。
【図12】従来例のインクジェット記録装置のインクの
供給路を説明するための概念図である。
【図13】従来例のインクジェット記録装置の斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 インクジェットヘッド 2 第1のリザーバ 3 第2のリザーバ 4、5 第1の供給口 6、7、8 第2の供給口 9、10、14 第1の供給管 11、12、13、15 第2の供給管 19 ノズルプレート 20 ノズル 21 インクタンク 81 ポンプ

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のリザーバと、第2のリザーバと、
    前記第1、第2のリザーバと連通して列設された圧力室
    と、前記圧力室に対応して配設されてインクを吐出する
    ノズルと、前記第1のリザーバに配設されたインクタン
    クと連通する第1の供給口と、前記第2のリザーバに配
    設されたインクタンクと連通する第2の供給口とを有す
    インクジェット記録装置において、前記第1、第2の供給口をそれぞれ少なくとも1つ以上
    有し、前記第1、第2の供給口が前記圧力室を挟んで千
    鳥配列されている ことを特徴とするインクジェット記録
    装置。
  2. 【請求項2】 前記第1、第2の供給口は、それぞれ第
    1、第2の供給路を介して前記インクタンクと連通して
    いることを特徴とする請求項1記載のインクジェット記
    録装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の供給口から圧力室を経て前記
    第2の供給口に至る経路の流路抵抗が実質的に同等であ
    ることを特徴とする請求項1または2記載のインクジェ
    ット記録装置。
  4. 【請求項4】 第3のリザーバが、圧力室列を挟んで前
    記第2のリザーバに並設されており、前記第3のリザー
    バに設けられたインクタンクと連通する少なくとも1つ
    以上の第3の供給口は、前記第2の供給口と前記圧力室
    の列設方向と垂直な方向で対向しない領域に配設され、
    且つ前記第1の供給路と連通していることを特徴とする
    請求項2記載のインクジェット式記録装置。
  5. 【請求項5】 前記第1、第2の供給路の流路抵抗が実
    質的に同等であることを特徴とする請求項2乃至4のい
    ずれかに記載のインクジェット記録装置。
  6. 【請求項6】 第1の供給路の途中に強制的にインクに
    流れを、発生させるポンプを具備したことを特徴とする
    請求項2乃至5のいずれかに記載のインクジェット記録
    装置。
  7. 【請求項7】 前記第1の供給路に、前記ポンプを迂回
    する供給路を設け、該供給路には逆止弁が配設されてい
    ることを特徴とする請求項6記載のインクジェット記録
    装置。
  8. 【請求項8】 第1のリザーバと、第2のリザーバと、
    前記第1、第2のリ ザーバと連通して列設された圧力室
    と、前記圧力室に対応して配設されてインクを吐出する
    ノズルと、前記第1のリザーバに配設されたインクタン
    クと連通する第1の供給口と、前記第2のリザーバに配
    設されたインクタンクと連通する第2の供給口とを有す
    るインクジェット記録装置において、 前記第1の供給口は、前記第1のリザーバの端部に配設
    され、 前記第2の供給口は、前記第2のリザーバの前記第1の
    供給口と対向しない端部に配設されていることを特徴と
    するインクジェット記録装置。
  9. 【請求項9】 前記第1、第2の供給口は、それぞれ第
    1、第2の供給路を介して前記インクタンクと連通して
    いることを特徴とする請求項8記載のインクジェット記
    録装置。
  10. 【請求項10】 前記第1の供給口から圧力室を経て前
    記第2の供給口に至る経路の流路抵抗が実質的に同等で
    あることを特徴とする請求項8または9記載のインクジ
    ェット記録装置。
  11. 【請求項11】 前記第1、第2の供給路の流路抵抗が
    実質的に同等であることを特徴とする請求項9または1
    0記載のインクジェット記録装置。
  12. 【請求項12】 第1の供給路の途中に強制的にインク
    に流れを、発生させるポンプを具備したことを特徴とす
    る請求項9乃至11のいずれかに記載のインクジェット
    記録装置。
  13. 【請求項13】 第1のリザーバと、第2のリザーバ
    と、前記第1、第2のリザーバと連通して列設された圧
    力室と、前記圧力室に対応して配設されてインクを吐出
    するノズルと、前記第1のリザーバに配設されたインク
    タンクと連通する第1の供給口と、前記第2のリザーバ
    に配設されたインクタンクと連通する第2の供給口と
    前記インクタンクから第1、第2の供給口に至る第1、
    第2の供給路とを有するインクジェット記録装置動作方
    法において、前記第1、第2の供給口をそれぞれ少なくとも1つ以上
    有し、且つ前記第1、第2の供給口が前記圧力室を挟ん
    で千鳥配列されており、 前記インクタンクから前記第1の供給路、前記第1の供
    給口、前記第1のリザーバ、前記圧力室、前記第2のリ
    ザーバ、前記第2の供給口、前記第2の供給路を経て前
    記インクタンクに至る経路でインクを流す循環モードを
    有することを特徴とするインクジェット記録装置動作方
    法。
  14. 【請求項14】 第1のリザーバと、第2のリザーバ
    と、前記第1、第2のリザーバと連通して列設された圧
    力室と、前記圧力室に対応して配設されてインクを吐出
    するノズルと、前記第1のリザーバに配設されたインク
    タンクと連通する第1の供給口と、前記第2のリザーバ
    に配設されたインクタンクと連通する第2の供給口と、
    前記インクタンクから第1、第2の供給口に至る第1、
    第2の供給路とを有するインクジェット記録装置動作方
    法において、 前記第1の供給口は、前記第1のリザーバの端部に配設
    され、前記第2の供給口は、前記第1の供給口と対向し
    ない前記第2のリザーバの端部に配設されており、 前記インクタンクから前記第1の供給路、前記第1の供
    給口、前記第1のリザーバ、前記圧力室、前記第2のリ
    ザーバ、前記第2の供給口、前記第2の供給路を経て前
    記インクタンクに至る経路でインクを流す循環モードを
    有することを特徴とするインクジェット記録装置動作方
    法。
JP16495092A 1992-06-23 1992-06-23 インクジェット記録装置及びインクジェット記録装置動作方法 Expired - Lifetime JP3097321B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16495092A JP3097321B2 (ja) 1992-06-23 1992-06-23 インクジェット記録装置及びインクジェット記録装置動作方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16495092A JP3097321B2 (ja) 1992-06-23 1992-06-23 インクジェット記録装置及びインクジェット記録装置動作方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH068467A JPH068467A (ja) 1994-01-18
JP3097321B2 true JP3097321B2 (ja) 2000-10-10

Family

ID=15802946

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16495092A Expired - Lifetime JP3097321B2 (ja) 1992-06-23 1992-06-23 インクジェット記録装置及びインクジェット記録装置動作方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3097321B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8740365B2 (en) 2010-03-26 2014-06-03 Seiko Epson Corporation Liquid ejecting head, liquid ejecting head unit and liquid ejecting apparatus

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3414605B2 (ja) * 1995-12-25 2003-06-09 セイコーエプソン株式会社 インクジェット記録装置、及びメンテナンス方法
JPH10202853A (ja) * 1997-01-29 1998-08-04 Konica Corp インクジェットプリンタ
JP2004074605A (ja) * 2002-08-20 2004-03-11 Ricoh Co Ltd インクジェット記録装置
JP3856335B2 (ja) * 2004-03-31 2006-12-13 富士フイルムホールディングス株式会社 液滴噴射装置
JP4561276B2 (ja) * 2004-09-22 2010-10-13 富士ゼロックス株式会社 インクジェット記録装置
US8172376B2 (en) * 2005-08-02 2012-05-08 Hewlett-Packard Industrial Printing Ltd. Method of ink supply to inkjet print head array
JP2009018566A (ja) * 2007-06-14 2009-01-29 Seiko Epson Corp 流体供給装置、流体噴射装置及び流体供給方法
JP4839274B2 (ja) * 2007-07-13 2011-12-21 東芝テック株式会社 インクジェットヘッド、インクジェット記録装置
US8567912B2 (en) * 2010-04-28 2013-10-29 Eastman Kodak Company Inkjet printing device with composite substrate
JP2012171255A (ja) * 2011-02-22 2012-09-10 Kyocera Corp インクジェットヘッド及び記録装置
JP5732905B2 (ja) * 2011-02-28 2015-06-10 セイコーエプソン株式会社 液体噴射装置
EP3424726B1 (en) 2017-07-07 2021-09-22 Canon Kabushiki Kaisha Inkjet printing apparatus and control method of the inkjet printing apparatus
JP6992305B2 (ja) 2017-07-27 2022-01-13 セイコーエプソン株式会社 液体吐出装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8740365B2 (en) 2010-03-26 2014-06-03 Seiko Epson Corporation Liquid ejecting head, liquid ejecting head unit and liquid ejecting apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
JPH068467A (ja) 1994-01-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0575983B1 (en) Printer having line-type ink jet recording head
US10189047B2 (en) Fluid ejection apparatus with fluid supply floor filter
JP3161095B2 (ja) インクジェット記録装置
JP3097321B2 (ja) インクジェット記録装置及びインクジェット記録装置動作方法
JP4682758B2 (ja) 液滴吐出装置
JP3097718B2 (ja) インクジェット記録装置、及びインク供給方法
US10118390B2 (en) Single jet recirculation in an inkjet print head
JPH10157110A (ja) サーマルインクジェット印刷システム
JPH0452220B2 (ja)
JP2007320285A (ja) 液滴吐出装置
JP6135887B2 (ja) 液体噴射ヘッドおよび液体噴射装置並びに液体吐出方法
JP3158671B2 (ja) インクジェットヘッド及びその駆動方法
JP2006224435A (ja) インクジェット記録装置
JP4099763B2 (ja) 液体噴射ヘッドの液体吸引装置及び液体噴射装置
JPH08238772A (ja) インクジェット記録ヘッド及びインクジェット記録装置
US6186617B1 (en) Device for storing and supplying active liquid in ink jet printhead
JP3581504B2 (ja) インクジェットプリントヘッド
JP2006088403A (ja) インクジェット記録装置
JP3603932B2 (ja) インクジェット式記録装置、及び気泡の排除方法
US8974040B2 (en) Liquid droplet ejection head, image forming apparatus including same, and method for cleaning same
JP2008246860A (ja) インクジェット記録装置
JP4765342B2 (ja) 液滴吐出装置
JP2000318187A (ja) インクジェット記録装置
JP2004074605A (ja) インクジェット記録装置
JPH10138485A (ja) インクジェットヘッドおよびインクジェット装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 7

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070811

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 8

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080811

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 8

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080811

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 9

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090811

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090811

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100811

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110811

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120811

Year of fee payment: 12

EXPY Cancellation because of completion of term