JP2011140202A - 液体噴射ヘッドおよび液体噴射装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】液体の噴射量が確保され、噴射特性の低下を抑えた液体噴射ヘッドおよびそれを用いた液体噴射装置を得ること。
【解決手段】圧力発生室12の容積を、振動板56を介して変化させる圧電素子300が、インク供給路14の流路断面積を、振動板56を介して変化させるので、圧力発生室12の容積の変化に応じてインク供給路14の流路断面積を変化させることができ、リザーバー100と圧力発生室12との間を流れるインクの流量を調節することができる。したがって、圧力発生室12に充填されたインクを圧力発生室12と連通したノズル開口21から噴射する際に、インク供給路14を通じてリザーバー100に戻るインクの量を減少させることができ、インクの噴射量を確保でき、噴射特性の低下を抑えたインクジェット式記録ヘッド1を得ることができる。
【選択図】図3
【解決手段】圧力発生室12の容積を、振動板56を介して変化させる圧電素子300が、インク供給路14の流路断面積を、振動板56を介して変化させるので、圧力発生室12の容積の変化に応じてインク供給路14の流路断面積を変化させることができ、リザーバー100と圧力発生室12との間を流れるインクの流量を調節することができる。したがって、圧力発生室12に充填されたインクを圧力発生室12と連通したノズル開口21から噴射する際に、インク供給路14を通じてリザーバー100に戻るインクの量を減少させることができ、インクの噴射量を確保でき、噴射特性の低下を抑えたインクジェット式記録ヘッド1を得ることができる。
【選択図】図3
Description
本発明は、圧電素子の変形を利用して圧力発生室の圧力を高め、圧力発生室内の液体を噴射する液体噴射ヘッドおよび液体噴射装置に関する。
圧力発生室の一部を振動板で構成し、振動板に圧電素子を形成して、圧電素子の変形により振動板を変形させて圧力発生室内の液体を噴射する液体噴射ヘッドおよびこの液体噴射ヘッドを備えた液体噴射装置が知られている。
圧電素子は、下電極と上電極とで挟まれた圧電体を備えている。下電極と上電極との間に電圧を印加することによって、圧電素子を駆動し、変形させる。
圧電素子は、下電極と上電極とで挟まれた圧電体を備えている。下電極と上電極との間に電圧を印加することによって、圧電素子を駆動し、変形させる。
液体噴射ヘッドとしてのインクジェット式記録ヘッドでは、圧電素子としての圧電振動子を、圧力発生室の容積が増えるように変形させて、液体としてのインクのリザーバーから液体供給路としてのインク供給路を通じて圧力発生室にインクを充填する。その後、圧力発生室の容積が減るように変形させ圧力発生室の圧力を高め、圧力発生室に充填されたインクを圧力発生室と連通したノズル開口から噴射する。ここで、インク供給路を、圧力発生室よりも狭い幅で形成し、圧力発生室に流入するインクの流路抵抗を一定に保持することが知られている(例えば、特許文献1参照)。
液体供給路を、圧力発生室よりも狭い幅で形成し、圧力発生室に流入する液体の流路抵抗を一定に保持しても、圧力発生室に充填された液体を圧力発生室と連通したノズル開口から噴射する際に、液体供給路を通じてリザーバーに戻る液体が存在し、液体の戻る量だけ噴射量が減少し、液体噴射ヘッドの噴射特性が低下する。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]
液体を噴射するノズル開口に連通した圧力発生室と、前記圧力発生室と前記液体を貯蔵するリザーバーとに連通した液体供給路と、前記圧力発生室の容積および前記液体供給路の流路断面積を、振動板を介して変化させる圧電素子とを備えたことを特徴とする液体噴射ヘッド。
液体を噴射するノズル開口に連通した圧力発生室と、前記圧力発生室と前記液体を貯蔵するリザーバーとに連通した液体供給路と、前記圧力発生室の容積および前記液体供給路の流路断面積を、振動板を介して変化させる圧電素子とを備えたことを特徴とする液体噴射ヘッド。
この適用例によれば、圧力発生室の容積を、振動板を介して変化させる圧電素子に加えて、液体供給路の流路断面積を、振動板を介して変化させる圧電素子を備えているので、圧力発生室の容積の変化に応じて液体供給路の流路断面積を変化させ、リザーバーと圧力発生室との間を流れる液体の流量を調節することが可能である。したがって、圧力発生室に充填された液体を圧力発生室と連通したノズル開口から噴射する際に、液体供給路を通じてリザーバーに戻る液体の量を減少させることが可能で、液体の噴射量が確保され、噴射特性の低下を抑えた液体噴射ヘッドが得られる。
[適用例2]
上記液体噴射ヘッドにおいて、前記圧力発生室および前記液体供給路は、少なくとも流路形成基板および前記ノズル開口の設けられているノズルプレートで構成されていることを特徴とする液体噴射ヘッド。
この適用例では、圧力発生室および液体供給路が少なくとも同じ部材である流路形成基板およびノズルプレートによって構成されている。したがって、圧力発生室と液体供給路とを連続して形成でき、流路形成基板およびノズルプレートの形状によって、液体供給路の流路断面積の調節ができる液体噴射ヘッドが得られる。
上記液体噴射ヘッドにおいて、前記圧力発生室および前記液体供給路は、少なくとも流路形成基板および前記ノズル開口の設けられているノズルプレートで構成されていることを特徴とする液体噴射ヘッド。
この適用例では、圧力発生室および液体供給路が少なくとも同じ部材である流路形成基板およびノズルプレートによって構成されている。したがって、圧力発生室と液体供給路とを連続して形成でき、流路形成基板およびノズルプレートの形状によって、液体供給路の流路断面積の調節ができる液体噴射ヘッドが得られる。
[適用例3]
上記液体噴射ヘッドにおいて、前記ノズルプレートは、前記液体供給路の前記流路断面積を決める突起部を備えていることを特徴とする液体噴射ヘッド。
この適用例では、ノズルプレートの突起部によって、液体供給路の流路断面積が決められるので、突起部によって流路断面積の調節ができる液体噴射ヘッドが得られる。
上記液体噴射ヘッドにおいて、前記ノズルプレートは、前記液体供給路の前記流路断面積を決める突起部を備えていることを特徴とする液体噴射ヘッド。
この適用例では、ノズルプレートの突起部によって、液体供給路の流路断面積が決められるので、突起部によって流路断面積の調節ができる液体噴射ヘッドが得られる。
[適用例4]
上記液体噴射ヘッドにおいて、前記振動板および前記圧電素子は、前記圧力発生室と前記液体供給路とにわたって一体で形成されていることを特徴とする液体噴射ヘッド。
この適用例では、振動板および圧電素子が一体で形成されているので構造が簡単で、圧電素子の制御の容易な液体噴射ヘッドが得られる。
上記液体噴射ヘッドにおいて、前記振動板および前記圧電素子は、前記圧力発生室と前記液体供給路とにわたって一体で形成されていることを特徴とする液体噴射ヘッド。
この適用例では、振動板および圧電素子が一体で形成されているので構造が簡単で、圧電素子の制御の容易な液体噴射ヘッドが得られる。
[適用例5]
上記液体噴射ヘッドにおいて、前記圧電素子は、前記圧力発生室の前記容積を変化させる第1の圧電素子と、前記液体供給路の前記流路断面積を変化させる第2の圧電素子とを備えていることを特徴とする液体噴射ヘッド。
この適用例では、圧電素子が、圧力発生室の容積を変化させる第1の圧電素子と、液体供給路の流路断面積を変化させる第2の圧電素子とに分かれている。それぞれの圧電素子によって、容積と流路断面積とを分けて制御ができ、リザーバーと圧力発生室との間を流れる液体の流量をより好適に調節することが可能である。したがって、圧力発生室に充填された液体を圧力発生室と連通したノズル開口から噴射する際に、液体供給路を通じてリザーバーに戻る液体の量をより減少させることが可能で、液体の噴射量がより確保され、噴射特性の低下をより抑えた液体噴射ヘッドが得られる。
上記液体噴射ヘッドにおいて、前記圧電素子は、前記圧力発生室の前記容積を変化させる第1の圧電素子と、前記液体供給路の前記流路断面積を変化させる第2の圧電素子とを備えていることを特徴とする液体噴射ヘッド。
この適用例では、圧電素子が、圧力発生室の容積を変化させる第1の圧電素子と、液体供給路の流路断面積を変化させる第2の圧電素子とに分かれている。それぞれの圧電素子によって、容積と流路断面積とを分けて制御ができ、リザーバーと圧力発生室との間を流れる液体の流量をより好適に調節することが可能である。したがって、圧力発生室に充填された液体を圧力発生室と連通したノズル開口から噴射する際に、液体供給路を通じてリザーバーに戻る液体の量をより減少させることが可能で、液体の噴射量がより確保され、噴射特性の低下をより抑えた液体噴射ヘッドが得られる。
[適用例6]
上記液体噴射ヘッドにおいて、前記振動板は、第1の振動板と第2の振動板とを備え、前記第1の振動板は、前記圧力発生室の一部を構成し、前記第1の圧電素子は前記第1の振動板に設けられ、前記第2の振動板は、前記ノズルプレートの一部を構成し、前記第2の圧電素子は前記第2の振動板の面のうち前記流路基板の逆側に設けられていることを特徴とする液体噴射ヘッド。
この適用例では、第1の圧電素子に対応し、圧力発生室の一部を構成する第1の振動板に加え、第2の圧電素子に対応し、第1の振動板とは異なる第2の振動板をノズルプレートに備えているので、液体供給路の流路断面積を変化させる第2の圧電素子の振動特性に応じた第2の振動板が使用できる。したがって、圧力発生室に充填された液体を圧力発生室と連通したノズル開口から噴射する際に、液体供給路を通じてリザーバーに戻る液体の量をより減少させることが可能で、液体の噴射量がより確保され、噴射特性の低下をより抑えた液体噴射ヘッドが得られる。
上記液体噴射ヘッドにおいて、前記振動板は、第1の振動板と第2の振動板とを備え、前記第1の振動板は、前記圧力発生室の一部を構成し、前記第1の圧電素子は前記第1の振動板に設けられ、前記第2の振動板は、前記ノズルプレートの一部を構成し、前記第2の圧電素子は前記第2の振動板の面のうち前記流路基板の逆側に設けられていることを特徴とする液体噴射ヘッド。
この適用例では、第1の圧電素子に対応し、圧力発生室の一部を構成する第1の振動板に加え、第2の圧電素子に対応し、第1の振動板とは異なる第2の振動板をノズルプレートに備えているので、液体供給路の流路断面積を変化させる第2の圧電素子の振動特性に応じた第2の振動板が使用できる。したがって、圧力発生室に充填された液体を圧力発生室と連通したノズル開口から噴射する際に、液体供給路を通じてリザーバーに戻る液体の量をより減少させることが可能で、液体の噴射量がより確保され、噴射特性の低下をより抑えた液体噴射ヘッドが得られる。
[適用例7]
上記に記載の液体噴射ヘッドを備えたことを特徴とする液体噴射装置。
上記に記載の液体噴射ヘッドを備えたことを特徴とする液体噴射装置。
この適用例によれば、前述の効果を有する液体噴射装置が得られる。
以下、実施形態を図面に基づいて詳しく説明する。
(第1実施形態)
図1は、本実施形態における液体噴射装置としてのインクジェット式記録装置1000の一例を示す概略図である。インクジェット式記録装置1000は、記録媒体である記録シートSに液体としてのインクを噴射して記録を行う装置である。
図1において、インクジェット式記録装置1000は、液体噴射ヘッドとしてのインクジェット式記録ヘッド1を有する記録ヘッドユニット1Aおよび1Bを備えている。記録ヘッドユニット1Aおよび1Bには、インク供給手段を構成するカートリッジ2Aおよび2Bが着脱可能に設けられている。
ここで、インクジェット式記録ヘッド1は、記録ヘッドユニット1Aおよび1Bの記録シートSと対向する側に設けられており、図1においては図示されていない。
(第1実施形態)
図1は、本実施形態における液体噴射装置としてのインクジェット式記録装置1000の一例を示す概略図である。インクジェット式記録装置1000は、記録媒体である記録シートSに液体としてのインクを噴射して記録を行う装置である。
図1において、インクジェット式記録装置1000は、液体噴射ヘッドとしてのインクジェット式記録ヘッド1を有する記録ヘッドユニット1Aおよび1Bを備えている。記録ヘッドユニット1Aおよび1Bには、インク供給手段を構成するカートリッジ2Aおよび2Bが着脱可能に設けられている。
ここで、インクジェット式記録ヘッド1は、記録ヘッドユニット1Aおよび1Bの記録シートSと対向する側に設けられており、図1においては図示されていない。
記録ヘッドユニット1Aおよび1Bを搭載したキャリッジ3は、装置本体4に取り付けられたキャリッジ軸5に軸方向移動自在に設けられている。この記録ヘッドユニット1Aおよび1Bは、例えば、それぞれブラックインク組成物およびカラーインク組成物を吐出するものである。
そして、駆動モーター6の駆動力が図示しない複数の歯車およびタイミングベルト7を介してキャリッジ3に伝達されることで、記録ヘッドユニット1Aおよび1Bを搭載したキャリッジ3はキャリッジ軸5に沿って移動する。
一方、装置本体4にはキャリッジ3に沿ってプラテン8が設けられている。このプラテン8は図示しない紙送りモーターの駆動力により回転できるようになっており、給紙ローラーなどにより給紙された紙等の記録媒体である記録シートSがプラテン8に巻き掛けられて搬送されるようになっている。
一方、装置本体4にはキャリッジ3に沿ってプラテン8が設けられている。このプラテン8は図示しない紙送りモーターの駆動力により回転できるようになっており、給紙ローラーなどにより給紙された紙等の記録媒体である記録シートSがプラテン8に巻き掛けられて搬送されるようになっている。
以下、図2、図3および図4を参照して、インクジェット式記録ヘッド1について詳細に説明する。
図2は、インクジェット式記録ヘッド1の概略を示す分解斜視図であり、図3(a)は、インクジェット式記録ヘッド1の概略部分平面図、図3(b)は、(a)におけるA−A概略断面図である。また、図4には、図3(a)におけるB−B概略部分断面図を示した。
図2は、インクジェット式記録ヘッド1の概略を示す分解斜視図であり、図3(a)は、インクジェット式記録ヘッド1の概略部分平面図、図3(b)は、(a)におけるA−A概略断面図である。また、図4には、図3(a)におけるB−B概略部分断面図を示した。
図2、図3および図4において、インクジェット式記録ヘッド1は、流路形成基板10とノズルプレート20と保護基板30とを備えている。
流路形成基板10は、例えば、面方位(110)のシリコン単結晶基板からなり、その一方面には予め熱酸化により形成した酸化シリコンからなる、厚さ0.50μm〜2.00μmの弾性膜50が形成されている。
流路形成基板10は、例えば、面方位(110)のシリコン単結晶基板からなり、その一方面には予め熱酸化により形成した酸化シリコンからなる、厚さ0.50μm〜2.00μmの弾性膜50が形成されている。
シリコン単結晶基板を、弾性膜50が形成された面に対向する面側から異方性エッチングすることにより、この流路形成基板10には、複数の隔壁11によって区画された圧力発生室12が複数並設されている。このとき、弾性膜50はエッチングストッパーとして働く。
また、圧力発生室12の並設方向(幅方向でY軸方向とする)とは直交する方向(長手方向でX軸方向とする)の一方の端部の外側には、保護基板30の後述するリザーバー部32と連通される連通部13が形成されている。また、この連通部13は、各圧力発生室12の長手方向一端部とそれぞれ液体供給路としてのインク供給路14を介して連通されている。
また、圧力発生室12の並設方向(幅方向でY軸方向とする)とは直交する方向(長手方向でX軸方向とする)の一方の端部の外側には、保護基板30の後述するリザーバー部32と連通される連通部13が形成されている。また、この連通部13は、各圧力発生室12の長手方向一端部とそれぞれ液体供給路としてのインク供給路14を介して連通されている。
流路形成基板10の弾性膜50が形成された面に対向する面側には、圧力発生室12を形成する際のマスク膜51が設けられており、このマスク膜51上には、各圧力発生室12のインク供給路14とは反対側の端部近傍に連通するノズル開口21が穿設されたノズルプレート20が接着剤や熱溶着フィルム等を介して固着されている。
インク供給路14は、弾性膜50と流路形成基板10の一部である隔壁11とノズルプレート20に囲まれて構成されている。
ノズルプレート20には、突起部としての流量調節部140が形成されている。流量調節部140は、流路形成基板10とノズルプレート20とを組み合わせた際に、インク供給路14中に配置される。したがって、流量調節部140は、インク供給路14の流路断面積を決める。
流量調節部140は、ノズルプレート20と一体で形成されていてもよいし、別部材で設けられていてもよい。
ノズルプレート20には、突起部としての流量調節部140が形成されている。流量調節部140は、流路形成基板10とノズルプレート20とを組み合わせた際に、インク供給路14中に配置される。したがって、流量調節部140は、インク供給路14の流路断面積を決める。
流量調節部140は、ノズルプレート20と一体で形成されていてもよいし、別部材で設けられていてもよい。
流量調節部140と弾性膜50との間には、距離d1の間隔が設けられ、流量調節部140と隔壁11との間には、距離d2の間隔が設けられている。
距離d1の間隔および距離d2の間隔は、圧力発生室12の容積等によって決められる。例えば、圧力発生室12の容積が700μm(X軸方向の長さ)×58μm(Y軸方向の長さ)×70μm(X軸およびY軸に直交する方向の長さ)の場合、X軸方向のインク供給路14の長さが10μm〜20μmとして、距離d1は1μm〜4μmで、距離d2は1μm〜4μmが好ましい。
距離d1および距離d2をそれぞれ2μmとすると、インク供給路14の流路断面積は、2×(2μm×(70μm−2μm)+(2μm×58μm)=388μm程度となる。
距離d1の間隔および距離d2の間隔は、圧力発生室12の容積等によって決められる。例えば、圧力発生室12の容積が700μm(X軸方向の長さ)×58μm(Y軸方向の長さ)×70μm(X軸およびY軸に直交する方向の長さ)の場合、X軸方向のインク供給路14の長さが10μm〜20μmとして、距離d1は1μm〜4μmで、距離d2は1μm〜4μmが好ましい。
距離d1および距離d2をそれぞれ2μmとすると、インク供給路14の流路断面積は、2×(2μm×(70μm−2μm)+(2μm×58μm)=388μm程度となる。
一方、流路形成基板10のノズルプレート20が固着された側とは反対側の弾性膜50の上には、厚さが例えば、約0.40μmの絶縁体膜55が形成され、この絶縁体膜55上には、厚さが例えば、約0.20μmの下電極60と、平均の厚さが例えば、約0.80μmの圧電体70と、厚さが例えば、約0.05μmの上電極80とが積層形成されて、圧電素子300を構成している。
なお、圧電素子300とは、下電極60、圧電体70および上電極80を含む部分をいう。一般的には、圧電素子300のいずれか一方の電極を共通電極とし、他方の電極および圧電体70を圧力発生室12毎にパターニングして構成する。そして、ここではパターニングされたいずれか一方の電極および圧電体70から構成され、両電極への電圧の印加により圧電歪みが生じる部分を圧電体能動部という。いずれの場合においても、圧力発生室12毎に圧電体能動部が形成されていることになる。
本実施形態では、弾性膜50および絶縁体膜55が振動板56として作用し、圧電素子300の駆動により変形が生じる。振動板56は、圧力発生室12からインク供給路14にわたって一体で形成されている。
また、ここでは、圧電素子300と圧電素子300の駆動により変形が生じる部分を含む振動板56とを合わせてアクチュエーター装置310と称する。
ここで、下電極60だけで振動板を構成してもよい。この場合、圧電素子300がアクチュエーター装置となる。
また、ここでは、圧電素子300と圧電素子300の駆動により変形が生じる部分を含む振動板56とを合わせてアクチュエーター装置310と称する。
ここで、下電極60だけで振動板を構成してもよい。この場合、圧電素子300がアクチュエーター装置となる。
振動板56を構成する弾性膜50および絶縁体膜55は、酸化シリコンのほかに、例えば、酸化ジルコニウムまたは酸化アルミニウムから選ばれる少なくとも一種の層、またはこれらの層の積層体とすることができる。
振動板56を構成する弾性膜50および絶縁体膜55は、スパッタ法、真空蒸着、CVD法などの方法で形成することができる。
振動板56を構成する弾性膜50および絶縁体膜55は、スパッタ法、真空蒸着、CVD法などの方法で形成することができる。
振動板56は、圧電素子300が駆動することによって振動する機能を有する。振動板56は、圧電素子300の動作によって変形し、圧力発生室12の容積を変化させる。インクが充填された圧力発生室12の容積が小さくなれば、圧力発生室12内部の圧力が大きくなり、ノズルプレート20のノズル開口21よりインク滴が噴射される。
圧電素子300は、圧力発生室12の一部を構成する振動板56の部分からインク供給路14の一部を構成する振動板56にわたって一体で形成されている。具体的には、振動板56をはさんで、流量調節部140と対向する部分まで形成されている。
下電極60の材質は、導電性を有する限り特に限定されず、例えばニッケル、イリジウム、白金などの各種の金属、それらの導電性酸化物(例えば酸化イリジウムなど)、ストロンチウムとルテニウムの複合酸化物、ランタンとニッケルの複合酸化物などを用いることができる。
下電極60は、弾性膜50および絶縁体膜55上の全面に、スパッタ法、真空蒸着、CVD法などの方法で導電体の層を形成した後、フォトリソグラフィー等によりパターニングして形成することができる。また、下電極60は、印刷法などのパターニングが不要な方法によって形成してもよい。
下電極60の厚みは、例えば0.10μm〜0.30μmとすることができる。また、下電極60は、前述の材料の単層でもよいし、複数の材料を積層した構造であってもよい。
下電極60は、弾性膜50および絶縁体膜55上の全面に、スパッタ法、真空蒸着、CVD法などの方法で導電体の層を形成した後、フォトリソグラフィー等によりパターニングして形成することができる。また、下電極60は、印刷法などのパターニングが不要な方法によって形成してもよい。
下電極60の厚みは、例えば0.10μm〜0.30μmとすることができる。また、下電極60は、前述の材料の単層でもよいし、複数の材料を積層した構造であってもよい。
下電極60は、上電極80と対になり、圧電体70を挟む一方の電極として機能する。下電極60は、例えば、複数の圧電素子300の共通電極とすることができる。下電極60は、図示しない外部回路である駆動回路と電気的に接続されている。
圧電体70としては、一般式ABO3で示されるペロブスカイト型酸化物を好適に用いることができる。具体的には、チタン酸ジルコン酸鉛(Pb(Zr,Ti)O3)(以下、「PZT」と略す。)、ニオブ酸チタン酸ジルコン酸鉛(Pb(Zr,Ti,Nb)O3)(以下、「PZTN(登録商標)」と略すことがある。)、およびチタン酸バリウム(BaTiO3)、ニオブ酸カリウムナトリウム((K,Na)NbO3)などが挙げられる。
圧電体70は、下電極60と上電極80とによって電圧が印加されることで伸縮変形し、機械的な出力を行うことができる。圧電体70の材質としては、PZTおよびPZTN(登録商標)が、圧電性能が特に良好であるためより好ましい。
圧電体70は、下電極60と上電極80とによって電圧が印加されることで伸縮変形し、機械的な出力を行うことができる。圧電体70の材質としては、PZTおよびPZTN(登録商標)が、圧電性能が特に良好であるためより好ましい。
圧電体70は、ゾルゲル法やCVD法などによって形成することができる。ゾルゲル法においては、原料溶液塗布、予備加熱、結晶化アニールの一連の作業を複数回繰り返して所定の膜厚にしてもよい。
例えば、PZTを形成する場合は、Pb,Zr,Tiを含むゾルゲル溶液を用いて、スピンコート法、印刷法などにより形成することができる。圧電体70の厚みは、0.50μm〜1.50μmとすることができる。
例えば、PZTを形成する場合は、Pb,Zr,Tiを含むゾルゲル溶液を用いて、スピンコート法、印刷法などにより形成することができる。圧電体70の厚みは、0.50μm〜1.50μmとすることができる。
上電極80の材質は、下電極60と同様に、例えばニッケル、イリジウム、白金などの各種の金属、それらの導電性酸化物(例えば酸化イリジウムなど)、ストロンチウムとルテニウムの複合酸化物、ランタンとニッケルの複合酸化物などを用いることができる。
上電極80は、スパッタ法、真空蒸着等とフォトリソ工程を用いて形成することができる。上電極80の厚みは、例えば0.05μm〜0.50μmとすることができる。
上電極80は、スパッタ法、真空蒸着等とフォトリソ工程を用いて形成することができる。上電極80の厚みは、例えば0.05μm〜0.50μmとすることができる。
図2および図3において、圧電素子300には、上電極80に電気的にリード電極90が接続されている。例えば、リード電極90は、上電極80と電気的に接続し延出して設けることができる。
圧電素子300が保護膜を有する場合は、保護膜にスルーホールを形成し、上電極80とリード電極90とを接続してもよい。
圧電素子300が保護膜を有する場合は、保護膜にスルーホールを形成し、上電極80とリード電極90とを接続してもよい。
流路形成基板10の圧電素子300側には、圧電素子300に対向する領域にその運動を阻害しない程度の空間を確保可能な圧電素子保持部31を有する保護基板30が接着剤を介して接合されている。圧電素子300は、この圧電素子保持部31内に形成されているため、外部環境の影響を殆ど受けない状態で保護されている。
なお、圧電素子保持部31は、空間が密封されていてもよいし密封されていなくてもよい。
なお、圧電素子保持部31は、空間が密封されていてもよいし密封されていなくてもよい。
また、保護基板30には、リザーバー部32が設けられている。このリザーバー部32は、流路形成基板10の連通部13と連通されて各圧力発生室12の共通のインク室となるリザーバー100を構成している。
また、保護基板30のリード電極90が設けられた領域には、保護基板30を厚さ方向に貫通する貫通孔33が設けられている。そして、各圧電素子300から引き出されたリード電極90は、その端部近傍が貫通孔33内で露出されている。
延出されたリード電極90は、貫通孔33を介して図示しない回路素子等に接続されている。
また、保護基板30のリード電極90が設けられた領域には、保護基板30を厚さ方向に貫通する貫通孔33が設けられている。そして、各圧電素子300から引き出されたリード電極90は、その端部近傍が貫通孔33内で露出されている。
延出されたリード電極90は、貫通孔33を介して図示しない回路素子等に接続されている。
さらに、このような保護基板30上には、封止膜41および固定板42とからなるコンプライアンス基板40が接合されている。また、固定板42は、金属等の硬質の材料で形成される。この固定板42のリザーバー100に対向する領域は、厚さ方向に完全に除去された開口部43となっているため、リザーバー100の一方面は可撓性を有する封止膜41のみで封止されている。
例えば、インクジェット式記録ヘッド1、圧電素子300およびアクチュエーター装置310は、ウェーハー状態で圧電体70、上電極80、リード電極90等の形成を行い、最終的にウェーハー状態から分割することによって、複数のインクジェット式記録ヘッド1、圧電素子300およびアクチュエーター装置310として得ることができる。
図5に、圧電体70を含む圧電素子300が各圧力発生室12方向にたわみ変形した場合の図3(a)におけるA−A概略断面図を、図6に図3(a)におけるB−B概略部分断面図を示した。なお、たわみ変形の様子は、誇張して描かれている。
図示しない駆動回路からの駆動信号に従い、圧力発生室12に対応するそれぞれの下電極60と上電極80との間に駆動電圧を印加し、弾性膜50、絶縁体膜55、下電極60および圧電体70をたわみ変形させることにより、各圧力発生室12内の圧力が高まりノズル開口21からインク滴が噴射する。
このとき、圧電体70のたわみ変形により流量調節部140と弾性膜50との間の間隔が狭まり、流量調節部140と弾性膜50とが接触するか、距離d1が短くなる。図5および図6では、距離d1が短くなる場合が描かれている。
図示しない駆動回路からの駆動信号に従い、圧力発生室12に対応するそれぞれの下電極60と上電極80との間に駆動電圧を印加し、弾性膜50、絶縁体膜55、下電極60および圧電体70をたわみ変形させることにより、各圧力発生室12内の圧力が高まりノズル開口21からインク滴が噴射する。
このとき、圧電体70のたわみ変形により流量調節部140と弾性膜50との間の間隔が狭まり、流量調節部140と弾性膜50とが接触するか、距離d1が短くなる。図5および図6では、距離d1が短くなる場合が描かれている。
また、圧電体70を含む圧電素子300のたわみ変形がもどるとき、インクジェット式記録ヘッド1では、図示しない外部インク供給手段からインクを取り込み、リザーバー100からノズル開口21に至るまで内部をインクで満たす。
このとき、圧電体70を含む圧電素子300のたわみ変形により流量調節部140とインク供給路14を形成する弾性膜50との間の間隔の距離d1は広がり、元の値に戻る。
このとき、圧電体70を含む圧電素子300のたわみ変形により流量調節部140とインク供給路14を形成する弾性膜50との間の間隔の距離d1は広がり、元の値に戻る。
以上に述べた実施形態によれば、以下の効果が得られる。
(1)圧力発生室12の容積を、振動板56を介して変化させる圧電素子300が、インク供給路14の流路断面積を、振動板56を介して変化させるので、圧力発生室12の容積の変化に応じてインク供給路14の流路断面積を変化させることができ、リザーバー100と圧力発生室12との間を流れるインクの流量を調節することができる。したがって、圧力発生室12に充填されたインクを圧力発生室12と連通したノズル開口21から噴射する際に、インク供給路14を通じてリザーバー100に戻るインクの量を減少させることができ、インクの噴射量を確保でき、噴射特性の低下を抑えたインクジェット式記録ヘッド1を得ることができる。
(1)圧力発生室12の容積を、振動板56を介して変化させる圧電素子300が、インク供給路14の流路断面積を、振動板56を介して変化させるので、圧力発生室12の容積の変化に応じてインク供給路14の流路断面積を変化させることができ、リザーバー100と圧力発生室12との間を流れるインクの流量を調節することができる。したがって、圧力発生室12に充填されたインクを圧力発生室12と連通したノズル開口21から噴射する際に、インク供給路14を通じてリザーバー100に戻るインクの量を減少させることができ、インクの噴射量を確保でき、噴射特性の低下を抑えたインクジェット式記録ヘッド1を得ることができる。
(2)圧力発生室12およびインク供給路14が少なくとも同じ部材である流路形成基板10およびノズルプレート20によって構成されている。したがって、圧力発生室12とインク供給路14とを連続して形成でき、流路形成基板10およびノズルプレート20の形状によって、インク供給路14の流路断面積の調節ができるインクジェット式記録ヘッド1を得ることができる。
(3)ノズルプレート20の流量調節部140によって、インク供給路14の流路断面積が決められるので、流量調節部140によって流路断面積の調節ができるインクジェット式記録ヘッド1を得ることができる。
(4)振動板56および圧電素子300が一体で形成されているので構造を簡単にでき、圧電素子300の制御の容易なインクジェット式記録ヘッド1を得ることができる。
(5)前述の効果を有するインクジェット式記録装置1000を得ることができる。
(第2実施形態)
図7に、本実施形態におけるインクジェット式記録ヘッド102の概略を示す分解斜視図を、図8(a)は、インクジェット式記録ヘッド102の概略部分平面図、(b)は(a)におけるC−C概略断面図を示した。第1実施形態と同じ構成要素には同符号を付した。
図7に、本実施形態におけるインクジェット式記録ヘッド102の概略を示す分解斜視図を、図8(a)は、インクジェット式記録ヘッド102の概略部分平面図、(b)は(a)におけるC−C概略断面図を示した。第1実施形態と同じ構成要素には同符号を付した。
第1実施形態とは、圧電素子300およびアクチュエーター装置310の構成、保護基板30の構造が異なる。
本実施形態の圧電素子は、第1の圧電素子301と第2の圧電素子302とを備え、アクチュエーター装置は、第1のアクチュエーター装置311と第2のアクチュエーター装置312とを備えている。
本実施形態の圧電素子は、第1の圧電素子301と第2の圧電素子302とを備え、アクチュエーター装置は、第1のアクチュエーター装置311と第2のアクチュエーター装置312とを備えている。
振動板56は、第1実施形態と同様に形成されている。第1のアクチュエーター装置311は、第1の圧電素子301と第1の圧電素子301の駆動により変形が生じる部分を含む振動板56とを備え、第2のアクチュエーター装置312は、第2の圧電素子302と第2の圧電素子302の駆動により変形が生じる部分を含む振動板56とを備えている。
第1の圧電素子301は、圧力発生室12の一部を形成する振動板56の部分まで形成され、間隔350を空けて、第2の圧電素子302が、流量調節部140と対向する振動板56の部分に形成されている。
第1の圧電素子301は、圧力発生室12の一部を形成する振動板56の部分まで形成され、間隔350を空けて、第2の圧電素子302が、流量調節部140と対向する振動板56の部分に形成されている。
第1の圧電素子301は、下電極61と圧電体71と上電極81とを備えている。また、第2の圧電素子302は、下電極62と圧電体72と上電極82とを備えている。下電極61,62、圧電体71,72および上電極81,82は、それぞれ、第1実施形態における下電極60、圧電体70および上電極80と同様の材料を用いることができ、同様の方法で形成することができる。
上電極81にはリード電極91が設けられ、貫通孔33を通して、外部の図示しない駆動回路に接続される。
一方、上電極82にはリード電極92が設けられ、保護基板30に形成された貫通孔34を通して、外部の図示しない駆動回路に接続される。
一方、上電極82にはリード電極92が設けられ、保護基板30に形成された貫通孔34を通して、外部の図示しない駆動回路に接続される。
図9に、第1の圧電素子301および第2の圧電素子302が、各圧力発生室12方向にたわみ変形した場合の図8(a)におけるC−C概略断面図を示した。なお、たわみ変形の様子は、第1実施形態と同様に誇張して描かれている。
図示しない駆動回路からの駆動信号に従い、第1の圧電素子301および第1のアクチュエーター装置311と第2の圧電素子302および第2のアクチュエーター装置312とは別々に駆動する。
図9において、第2の圧電素子302のたわみ変形により流量調節部140とインク供給路14を形成する弾性膜50との間の間隔が狭まり、流量調節部140と弾性膜50とが接触するか、距離d1が短くなる。図9では、流量調節部140と弾性膜50とが接触する場合が描かれている。
図示しない駆動回路からの駆動信号に従い、第1の圧電素子301および第1のアクチュエーター装置311と第2の圧電素子302および第2のアクチュエーター装置312とは別々に駆動する。
図9において、第2の圧電素子302のたわみ変形により流量調節部140とインク供給路14を形成する弾性膜50との間の間隔が狭まり、流量調節部140と弾性膜50とが接触するか、距離d1が短くなる。図9では、流量調節部140と弾性膜50とが接触する場合が描かれている。
例えば、図10は、第1の圧電素子301および第1のアクチュエーター装置311、第2の圧電素子302および第2のアクチュエーター装置312の駆動波形を示す図である。(a)は、第1の圧電素子301および第1のアクチュエーター装置311の駆動波形を、(b)は、第2の圧電素子302および第2のアクチュエーター装置312の駆動波形を示している。ここで、横軸が時刻tを、縦軸が駆動電圧Vを表している。
図10において、第1の圧電素子301および第1のアクチュエーター装置311が駆動し始める時刻ta1より前の時刻tb1に、第2の圧電素子302および第2のアクチュエーター装置312が駆動し始める。したがって、流量調節部140の流路断面積が小さくなる。
インク滴の噴射は、流量調節部140の流路断面積が小さくなった後、第1の圧電素子301および第1のアクチュエーター装置311が駆動し始める時刻ta1から始まり、さほど時間が経過しないで終了する。
インク滴の噴射は、流量調節部140の流路断面積が小さくなった後、第1の圧電素子301および第1のアクチュエーター装置311が駆動し始める時刻ta1から始まり、さほど時間が経過しないで終了する。
一方、第2の圧電素子302および第2のアクチュエーター装置312の駆動の終わりの時刻tb2は、第1の圧電素子301および第1のアクチュエーター装置311の駆動が終了する時刻ta2より前か同時が好ましい。
圧電体71のたわみ変形が戻って、図示しない外部インク供給手段からインクを取り込む時に、圧電体72のたわみ変形がもどって、図9で示した流量調節部140と弾性膜50との間の間隔の距離d1が元の値に戻ってインクを取り込むのに必要なインク供給路14が確保されていればよい。
圧電体71のたわみ変形が戻って、図示しない外部インク供給手段からインクを取り込む時に、圧電体72のたわみ変形がもどって、図9で示した流量調節部140と弾性膜50との間の間隔の距離d1が元の値に戻ってインクを取り込むのに必要なインク供給路14が確保されていればよい。
以上に述べた第2実施形態によれば、第1実施形態の効果に加え、以下の効果が得られる。
(6)圧電素子が、圧力発生室12の容積を変化させる第1の圧電素子301と、インク供給路14の流路断面積を変化させる第2の圧電素子302とに分かれている。それぞれの圧電素子によって、容積と流路断面積とを分けて制御ができ、リザーバー100と圧力発生室12との間を流れるインクの流量をより好適に調節することができる。したがって、圧力発生室12に充填されたインクを圧力発生室12と連通したノズル開口21から噴射する際に、インク供給路14を通じてリザーバー100に戻るインクの量をより減少させることができ、インクの噴射量がより確保でき、噴射特性の低下をより抑えたインクジェット式記録ヘッド102を得ることができる。
(6)圧電素子が、圧力発生室12の容積を変化させる第1の圧電素子301と、インク供給路14の流路断面積を変化させる第2の圧電素子302とに分かれている。それぞれの圧電素子によって、容積と流路断面積とを分けて制御ができ、リザーバー100と圧力発生室12との間を流れるインクの流量をより好適に調節することができる。したがって、圧力発生室12に充填されたインクを圧力発生室12と連通したノズル開口21から噴射する際に、インク供給路14を通じてリザーバー100に戻るインクの量をより減少させることができ、インクの噴射量がより確保でき、噴射特性の低下をより抑えたインクジェット式記録ヘッド102を得ることができる。
(第3実施形態)
図11に、本実施形態におけるインクジェット式記録ヘッド103の概略を示す分解斜視図を、図12(a)は、インクジェット式記録ヘッド103の概略部分平面図、(b)は(a)におけるD−D概略断面図を示した。また、図13には、図12(a)におけるE−E概略部分断面図を示した。第1実施形態と同じ構成要素には同符号を付した。
図11に、本実施形態におけるインクジェット式記録ヘッド103の概略を示す分解斜視図を、図12(a)は、インクジェット式記録ヘッド103の概略部分平面図、(b)は(a)におけるD−D概略断面図を示した。また、図13には、図12(a)におけるE−E概略部分断面図を示した。第1実施形態と同じ構成要素には同符号を付した。
第1実施形態とは、インク供給路14の形状が異なり、流量調節部140を使用しない点が異なる。また、圧電素子300およびアクチュエーター装置310の代わりに、第1の圧電素子303および第1のアクチュエーター装置313を備え、第2の圧電素子304および第2のアクチュエーター装置314がノズルプレート20に設けられている点が異なる。また第2の圧電素子304は簡略化して記載されているが、第1の圧電素子と同様に、圧電体の上下を電極で挟んだ構造をしている。
図11、図12および図13において、第1のアクチュエーター装置313は、第1の圧電素子303と第1の圧電素子303の駆動により変形が生じる部分を含む第1の振動板としての振動板56とを備えている。また、第1の圧電素子303は、下電極63と圧電体73と上電極83とを備えている。
また、上電極83には、リード電極93が設けられ、保護基板30に形成された貫通孔35を通して、外部の図示しない駆動回路に接続される。
また、上電極83には、リード電極93が設けられ、保護基板30に形成された貫通孔35を通して、外部の図示しない駆動回路に接続される。
圧力発生室12と連通部13とは、インク供給路141で連結されている。インク供給路141は、流路形成基板10のノズルプレート20側の面が深さd3の溝形状に加工され、ノズルプレート20によって蓋をされることによって構成されている。ここで、ノズルプレート20とインク供給路141を構成する溝の底との距離をd3とする。
また、インク供給路141を構成するノズルプレート20の部分は、凹部22が形成されて薄くなっており、この部分は第2の振動板23となっている。第2の振動板23には、第2の圧電素子304が設けられ、第2の振動板23と第2の圧電素子304とで第2のアクチュエーター装置314を構成している。
図14に、第2の圧電素子304がインク供給路141方向にたわみ変形した場合の図12(a)におけるD−D概略断面図を、図15に図12(a)におけるE−E概略部分断面図を示した。なお、たわみ変形の様子は、第1実施形態と同様に誇張して描かれている。
図14および図15において、第2の圧電素子304がインク供給路141方向にたわみ変形すると、ノズルプレート20とインク供給路141を構成する溝の底との間隔が狭まり、ノズルプレート20とインク供給路141を構成する溝の底とが接触するか、距離d3が短くなる。図14および図15では、距離d3が短くなる場合が描かれている。
図14および図15において、第2の圧電素子304がインク供給路141方向にたわみ変形すると、ノズルプレート20とインク供給路141を構成する溝の底との間隔が狭まり、ノズルプレート20とインク供給路141を構成する溝の底とが接触するか、距離d3が短くなる。図14および図15では、距離d3が短くなる場合が描かれている。
第1の圧電素子303および第1のアクチュエーター装置313、第2の圧電素子304および第2のアクチュエーター装置314の駆動波形は、第2実施形態で説明した駆動波形を用いることができる。
以上に述べた本実施形態によれば、第2実施形態の効果に加え、以下の効果が得られる。
(7)第1の圧電素子303に対応し、圧力発生室12の一部を構成する振動板56に加え、第2の圧電素子304に対応し、振動板56とは異なる第2の振動板23をノズルプレート20に備えているので、インク供給路141の流路断面積を変化させる第2の圧電素子304の振動特性に応じた第2の振動板23が使用できる。したがって、圧力発生室12に充填されたインクを圧力発生室12と連通したノズル開口21から噴射する際に、インク供給路141を通じてリザーバー100に戻るインクの量をより減少させることができ、インクの噴射量がより確保でき、噴射特性の低下をより抑えたインクジェット式記録ヘッド103を得ることができる。
(7)第1の圧電素子303に対応し、圧力発生室12の一部を構成する振動板56に加え、第2の圧電素子304に対応し、振動板56とは異なる第2の振動板23をノズルプレート20に備えているので、インク供給路141の流路断面積を変化させる第2の圧電素子304の振動特性に応じた第2の振動板23が使用できる。したがって、圧力発生室12に充填されたインクを圧力発生室12と連通したノズル開口21から噴射する際に、インク供給路141を通じてリザーバー100に戻るインクの量をより減少させることができ、インクの噴射量がより確保でき、噴射特性の低下をより抑えたインクジェット式記録ヘッド103を得ることができる。
(変形例)
変形例は、インク供給路14に相当する隔壁11にスリット110が形成されている以外は、第1実施形態と同様の構成である。
図16(a)に、変形例におけるインクジェット式記録ヘッド104の図3(a)におけるB−B断面に相当する概略部分断面図を、(b)に、変形例において、圧電体70および圧電素子300が各圧力発生室12方向にたわみ変形した場合の図3(a)におけるB−B断面に相当する概略部分断面図を示した。第1実施形態と同じ構成要素には同符号を付した。なお、たわみ変形の様子は、第1実施形態と同様に誇張して描かれている。
変形例は、インク供給路14に相当する隔壁11にスリット110が形成されている以外は、第1実施形態と同様の構成である。
図16(a)に、変形例におけるインクジェット式記録ヘッド104の図3(a)におけるB−B断面に相当する概略部分断面図を、(b)に、変形例において、圧電体70および圧電素子300が各圧力発生室12方向にたわみ変形した場合の図3(a)におけるB−B断面に相当する概略部分断面図を示した。第1実施形態と同じ構成要素には同符号を付した。なお、たわみ変形の様子は、第1実施形態と同様に誇張して描かれている。
図16(a)および(b)において、流量調節部140の両側の隔壁11にはスリット110が形成されている。ここで、スリット110は、隔壁11の弾性膜50が接する側から形成されている。
図16(b)において、圧電体70および圧電素子300が、各圧力発生室12方向にたわみ変形すると、流量調節部140とインク供給路14を形成する弾性膜50との間の間隔が狭まり、流量調節部140と弾性膜50とが接触するか、距離d1が短くなる。図では、流量調節部140と弾性膜50とが接触する場合が描かれている。
変形例では、加えて、圧電体70および圧電素子300のたわみ変形により、スリット110で分けられた隔壁11も変形し、流量調節部140と隔壁11との間の距離d2も一部短くなる。
図16(b)において、圧電体70および圧電素子300が、各圧力発生室12方向にたわみ変形すると、流量調節部140とインク供給路14を形成する弾性膜50との間の間隔が狭まり、流量調節部140と弾性膜50とが接触するか、距離d1が短くなる。図では、流量調節部140と弾性膜50とが接触する場合が描かれている。
変形例では、加えて、圧電体70および圧電素子300のたわみ変形により、スリット110で分けられた隔壁11も変形し、流量調節部140と隔壁11との間の距離d2も一部短くなる。
以上に述べた変形例によれば、第1実施形態の効果に加え、以下の効果が得られる。
(8)圧電体70および圧電素子300のたわみ変形により、距離d1が短くなるとともに、流量調節部140と隔壁11との間の距離d2も一部短くなり、インク供給路14の流路断面積の変化幅をより大きくできる。したがって、圧力発生室12に充填されたインクを圧力発生室12と連通したノズル開口21から噴射する際に、インク供給路14を通じてリザーバー100に戻るインクの量をより減少させることができ、インクの噴射量をより確保でき、噴射特性の低下をより抑えたインクジェット式記録ヘッド104を得ることができる。
(8)圧電体70および圧電素子300のたわみ変形により、距離d1が短くなるとともに、流量調節部140と隔壁11との間の距離d2も一部短くなり、インク供給路14の流路断面積の変化幅をより大きくできる。したがって、圧力発生室12に充填されたインクを圧力発生室12と連通したノズル開口21から噴射する際に、インク供給路14を通じてリザーバー100に戻るインクの量をより減少させることができ、インクの噴射量をより確保でき、噴射特性の低下をより抑えたインクジェット式記録ヘッド104を得ることができる。
上述した実施形態および変形例以外にも、種々の変更を行うことが可能である。
例えば、第3実施形態において、インク供給路の形状を、流量調節部140を使用して第1実施形態に示したインク供給路14の形状としてもよい。この場合、第2の圧電素子304および第2のアクチュエーター装置314を、ノズルプレート20の流量調節部140が形成された場所に第2の振動板23を介して設ける。
例えば、第3実施形態において、インク供給路の形状を、流量調節部140を使用して第1実施形態に示したインク供給路14の形状としてもよい。この場合、第2の圧電素子304および第2のアクチュエーター装置314を、ノズルプレート20の流量調節部140が形成された場所に第2の振動板23を介して設ける。
また、上述した実施形態および変形例では、液体噴射ヘッドの一例としてインクジェット式記録ヘッドを挙げて説明したが、広く液体噴射ヘッド全般を対象としたものであり、インク以外の液体を噴射する液体噴射ヘッドにも勿論適用できる。その他の液体噴射ヘッドとしては、例えば、プリンター等の画像記録装置に用いられる各種の記録ヘッド、液晶ディスプレイ等のカラーフィルターの製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレイ、FED(電界放出ディスプレイ)等の電極形成に用いられる電極材料噴射ヘッド、バイオchip製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド等が挙げられる。
1,102,103,104…液体噴射ヘッドとしてのインクジェット式記録ヘッド、10…流路形成基板、12…圧力発生室、14,141…液体供給路としてのインク供給路、20…ノズルプレート、21…ノズル開口、23…第2の振動板、56…振動板、100…リザーバー、140…突起部としての流量調節部、300…圧電素子、301,303…第1の圧電素子、302,304…第2の圧電素子、1000…液体噴射装置としてのインクジェット式記録装置。
Claims (7)
- 液体を噴射するノズル開口に連通した圧力発生室と、
前記圧力発生室と前記液体を貯蔵するリザーバーとに連通した液体供給路と、
前記圧力発生室の容積および前記液体供給路の流路断面積を、振動板を介して変化させる圧電素子とを備えた
ことを特徴とする液体噴射ヘッド。 - 請求項1に記載の液体噴射ヘッドにおいて、
前記圧力発生室および前記液体供給路は、少なくとも流路形成基板および前記ノズル開口の設けられているノズルプレートで構成されている
ことを特徴とする液体噴射ヘッド。 - 請求項2に記載の液体噴射ヘッドにおいて、
前記ノズルプレートは、前記液体供給路の前記流路断面積を決める突起部を備えている
ことを特徴とする液体噴射ヘッド。 - 請求項2または請求項3に記載の液体噴射ヘッドにおいて、
前記振動板および前記圧電素子は、前記圧力発生室と前記液体供給路とにわたって一体で形成されている
ことを特徴とする液体噴射ヘッド。 - 請求項2または請求項3に記載の液体噴射ヘッドにおいて、
前記圧電素子は、前記圧力発生室の前記容積を変化させる第1の圧電素子と、
前記液体供給路の前記流路断面積を変化させる第2の圧電素子とを備えている
ことを特徴とする液体噴射ヘッド。 - 請求項5に記載の液体噴射ヘッドにおいて、
前記振動板は、第1の振動板と第2の振動板とを備え、
前記第1の振動板は、前記圧力発生室の一部を構成し、前記第1の圧電素子は前記第1の振動板に設けられ、
前記第2の振動板は、前記ノズルプレートの一部を構成し、前記第2の圧電素子は前記第2の振動板の面のうち前記流路基板の逆側に設けられている
ことを特徴とする液体噴射ヘッド。 - 請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載の液体噴射ヘッドを備えた
ことを特徴とする液体噴射装置。
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