JP2018042520A - 濃縮豆乳含有水中油型乳化物及びその製造方法 - Google Patents

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耕作 中島
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Abstract

【課題】乳成分の代わりに豆乳を含んでいても、コク及び風味に優れる水中油型乳化物を提供する。
【解決手段】油脂類、水、乳化剤及び濃縮豆乳を混合して乳化させることにより水中油型乳化物を調製する乳化工程を経て、濃縮豆乳含有水中油型乳化物を製造する。前記乳化工程で得られた水中油型乳化物を攪拌して解乳化及び抱気させることによりホイップドクリームを調製するホイップ工程をさらに経ることにより、ホイップドクリームを調製してもよい。前記濃縮豆乳の大豆固形分の割合は15重量%以上であってもよい。前記濃縮豆乳は真空蒸発濃縮で得られた濃縮豆乳であってもよい。本発明の製造方法では、前記油脂類は植物油であってもよく、乳成分を配合しなくてもよい。
【選択図】なし

Description

本発明は、ホイップドクリームやコーヒーホワイトナーなどに利用できる濃縮豆乳含有水中油型乳化物及びその製造方法に関する。
従来から、ホイップドクリームやコーヒーホワイトナーなどの水中油型乳化組成物としては、牛乳、乳脂肪、全脂粉乳、脱脂粉乳、乳清ミネラル、乳糖などの乳成分を含む組成物が主流であった。しかし、近年の健康志向に伴って、動物性である乳成分の代わりに、植物性である豆乳を含む水中油型乳化組成物も提案されている。
特開昭60−153757号公報(特許文献1)には、大豆無脂固形分を豆乳中に1.5〜5重量%含む豆乳50〜70重量%と、乳化剤を0.5〜5重量%含む油脂50〜30重量%とを混合、均質化した豆乳ホイップドクリームが開示されている。
しかし、この豆乳ホイップドクリームでは、泡立て(ホイップ)が困難である上に、泡立てた後のホイップドクリームの保形性も低かった。特に、泡立てによる高い含気率(オーバーラン)と、保形性とは二律背反の関係にあり、両立が困難であった。さらに、大豆由来の青臭さが残存する上に、乳成分を含むホイップドクリームのようなコクや風味がなかった。
特許第4210644号公報(特許文献2)には、豆乳と、HLB12以上、グリセリンの重合度5〜10及び構成脂肪酸がオレイン酸及び/又は炭素数12〜14の飽和脂肪酸であるポリグリセリン脂肪酸エステルとを含むコーヒーホワイトナーが開示されている。
しかし、このコーヒーホワイトナーも、大豆由来の青臭さが残存する上に、乳成分を含むコーヒーホワイトナーのようなコクや風味がなかった。また、長期間の安定性が十分でなく、コーヒーに添加しても、フェザリング(凝集不溶化現象)やオイルオフ(油分の分離)の抑制は十分でなかった。
特開昭60−153757号公報(特許請求の範囲) 特許第4210644号公報(請求項1)
従って、本発明の目的は、乳成分の代わりに豆乳を含んでいても、コク及び風味に優れる水中油型乳化物及びその製造方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、豆乳を含んでいても青臭さが低減され、かつ乳化安定性に優れた水中油型乳化物及びその製造方法を提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、含気率の高いホイップドクリームを容易に調製でき、かつホイップ後の保形性も高い水中油型乳化物及びその製造方法を提供することにある。
本発明者らは、前記課題を達成するため鋭意検討した結果、濃縮豆乳を配合して水中油型乳化物を調製することにより、乳成分の代わりに豆乳を含んでいても、コク及び風味を向上できることを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明の濃縮豆乳含有水中油型乳化物の製造方法は、油脂類、水、乳化剤及び濃縮豆乳を混合して乳化させることにより水中油型乳化物を調製する乳化工程を含む。本発明の製造方法は、前記濃縮豆乳含有水中油型乳化物がホイップドクリームであり、乳化工程で得られた水中油型乳化物を攪拌して解乳化及び抱気させることによりホイップドクリームを調製するホイップ工程をさらに含んでいてもよい。前記濃縮豆乳の大豆固形分の割合は15重量%以上であってもよい。前記濃縮豆乳は真空蒸発濃縮で得られた濃縮豆乳であってもよい。本発明の製造方法では、前記油脂類は植物油であってもよく、乳脂肪、全脂粉乳などの乳成分を配合しなくてもよい。前記乳化剤は、HLB9以上のポリグリセリン飽和脂肪酸エステル及びHLB6以上のショ糖飽和脂肪酸エステルから選択された少なくとも1種である第1の乳化剤と、HLB9未満のポリグリセリン飽和脂肪酸エステル、HLB6未満のショ糖飽和脂肪酸エステル、ポリグリセリン不飽和脂肪酸エステル、ショ糖不飽和脂肪酸エステル及びレシチンから選択された少なくとも1種である第2の乳化剤との組み合わせであってもよい。
本発明には、油脂類、乳化剤及び濃縮豆乳を含む水中油型乳化物も含まれる。この水中油型乳化物の大豆固形分の割合は2.5重量%以上である。本発明の水中油型乳化物は、さらにデンプン類を含むホイップドクリームであってもよい。前記油脂類は、ヤシ油及びパーム油を含んでいてもよい。前記乳化剤は、HLB11以上のポリグリセリン飽和脂肪酸エステル、HLB6未満のポリグリセリン飽和脂肪酸エステル及びHLB6未満のショ糖飽和脂肪酸エステルを含んでいてもよい。
本発明では、濃縮豆乳を配合して水中油型乳化物を調製することにより、乳成分の代わりに豆乳を含んでいても、コク及び風味を向上できる。さらに、前記濃縮豆乳として、真空蒸発濃縮で得られた濃縮豆乳を用いると、豆乳を含んでいても青臭さ(豆臭さ)を低減でき、かつ乳化安定性も向上できる。さらに、含気率の高いホイップドクリームを容易に調製でき、かつホイップ後の保形性も向上できる。
[乳化工程]
本発明の濃縮豆乳含有水中油型乳化物(又はクリーム)の製造方法は、油脂類、水、乳化剤及び濃縮豆乳を混合して水中油型乳化物(O/W型エマルジョン)を調製する乳化工程を含む。
(油脂類)
油脂類としては、天然油脂が汎用され、例えば、植物油(大豆油、綿実油、あまに油、ひまし油、紅花油、米油、コーン油、ゴマ油、向日葵油、米糖油、アサミ油、菜種油、落花生油、ヤシ油、パーム核油、パーム油、カポック油、扁桃油、オリーブ油、トール油、エノ油、キリ油など)、動物油(牛脂、豚脂、羊脂、山羊脂、馬脂、鯨油、鶏脂、七面鳥脂など)、魚油(ニシン油、カレイ油、タラ油、シタビラメ油、ハリバ油、コイ油、マス油、ナマズ油など)などが挙げられる。これらの油脂類は、単独で又は二種以上組み合わせて使用できる。これらの油脂類は、ジグリセリドを含む油脂であってもよい。また、これらの油脂類は、硬化油、エステル交換油又は分別油であってもよい。
本発明では、濃縮豆乳の配合により、乳化物にコク及び風味を付与できるため、油脂類は、比較的風味のあっさりした植物油であってもよく、紅花油、コーン油、ゴマ油、向日葵油、大豆油、米油、キャノーラ油などの菜種油、落花生油、ヤシ油、パーム油などの植物油が汎用される。そのため、本発明の製造方法では、動物油だけでなく、ホイップドクリームやコーヒーホワイトナーなどで汎用される乳成分を配合しなくてもよい。
これらのうち、ホイップドクリームでは、口溶けに優れる点から、ヤシ油とパーム油との組み合わせが好ましい。ヤシ油とパーム油との重量割合は、ヤシ油/パーム油=99/1〜10/90、好ましくは97/3〜30/70、さらに好ましくは95/5〜50/50(特に90/10〜70/30)程度である。
油脂類の合計割合は、水中油型乳化物全体に対して、例えば10〜70重量%、好ましくは20〜60重量%、さらに好ましくは30〜50重量%(特に35〜45重量%)程度である。油脂類の合計割合が少なすぎると、ホイップドクリームやコーヒーホワイトナーの品質が低下する上に、コク及び風味も低下する虞があり、多すぎると、乳化が困難となる虞がある。
(水)
水の割合は、濃縮豆乳の割合に応じて選択できるが、油脂類100重量部に対して、例えば30〜200重量部、好ましくは50〜150重量部、さらに好ましくは80〜120重量部(特に90〜100重量部)程度である。また、水の割合は、水中油型乳化物全体に対して、例えば5〜80重量%、好ましくは10〜60重量%、さらに好ましくは20〜50重量%(特に30〜40重量%)程度である。水の割合が少なすぎると、水中油型乳化物の調製が困難となる虞があり、多すぎると、コクや風味が低下する虞がある。
(乳化剤)
乳化剤としては、水中油型(O/W型)エマルジョンを形成できれば、特に限定されず、慣用の乳化剤、例えば、リン脂質、ショ糖脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステルなどが挙げられる。これらの乳化剤のうち、乳化安定性などの点から、ショ糖脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステルが好ましい。
ショ糖脂肪酸エステルは、エステル化度の異なる混合エステルであってもよく、例えば、ショ糖脂肪酸エステル全体に対してモノエステル体の割合が10重量%以上(例えば10〜80重量%)、好ましくは20〜60重量%、さらに好ましくは30〜50重量%(特に35〜45重量%)程度であってもよい。
グリセリン脂肪酸エステルには、モノグリセリン脂肪酸エステル、ジグリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、有機酸モノグリセライドなどが含まれる。これらのうち、ポリグリセリン脂肪酸エステルが好ましい。ポリグリセリン脂肪酸エステルにおいて、グリセリン単位の繰り返し数は、例えば3〜15、好ましくは5〜14、さらに好ましくは6〜13(特に8〜12)程度である。
脂肪酸としては、例えば、カプロン酸、カプリル酸、カプリン酸、ペラルゴン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、マルガリン酸、ステアリン酸、アラキジン酸、ベヘン酸などの直鎖又は分岐鎖飽和C6−24脂肪酸;ミリストレイン酸、パルミトレイン酸、ペトロセリン酸、オレイン酸、バクセン酸、リノール酸、リノレン酸、エレオステアリン酸、ガトレン酸、アラキドン酸、エルカ酸などの直鎖又は分岐鎖不飽和C6−24脂肪酸などが挙げられる。脂肪酸は、ヒドロキシル基を有する前記飽和又は不飽和脂肪族カルボン酸の縮合体であってもよい。これらの脂肪酸のうち、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸などのC10−22飽和脂肪酸(好ましくはC12−20飽和脂肪酸、さらに好ましくはC14−20飽和脂肪酸、特にC16−18飽和脂肪酸)、オレイン酸などのC10−22不飽和脂肪酸(例えば、C12−20不飽和脂肪酸、さらに好ましくはC14−20不飽和脂肪酸、特にC16−18不飽和脂肪酸)などが汎用される。
乳化剤は、乳化剤の種類によっても異なるが、水中油型乳化物を効率良く生産でき、乳化安定性を向上できる点から、6以上の親水性−親油性バランス(HLB)を有する親水性乳化剤を含むのが好ましい。親水性乳化剤のHLBは、例えば6〜19、好ましくは7〜18(例えば8〜16)、さらに好ましくは10〜15(特に12〜14)程度である。HLBが6未満の親油性乳化剤のみであると、水中油型乳化物の調製が困難となる虞がある。
水中油型乳化物がホイップドクリームである場合、乳化剤は、乳化工程において、乳化物の乳化安定性を向上させるための第1の乳化剤と、ホイップ工程において、解乳化を促進するための第2の乳化剤との組み合わせであってもよい。
第1の乳化剤としては、前記乳化剤における好ましい乳化剤と同様であり、例えば、HLB9以上(例えば9〜18、好ましくは11〜16、さらに好ましくは12〜15)のポリグリセリン飽和脂肪酸エステル、HLB6以上(例えば6〜12)のショ糖飽和脂肪酸エステルなどが挙げられる。これらの第1の乳化剤は、単独で又は二種以上組み合わせて使用できる。これらのうち、第1の乳化剤としては、HLB11以上のポリグリセリン飽和脂肪酸エステルが好ましく、デカグリセリンステアリン酸モノエステルなどのポリグリセリンC14−22飽和脂肪酸モノエステル(特に、グリセリン単位の繰り返し数が8〜12であるポリグリセリンC16−20飽和脂肪酸モノエステル)が特に好ましい。
第2の乳化剤としては、例えば、HLB9未満のポリグリセリン飽和脂肪酸エステル、HLB6未満のショ糖飽和脂肪酸エステル、ポリグリセリン不飽和脂肪酸エステル、ショ糖不飽和脂肪酸エステル、レシチンなどが挙げられる。これらの第2の乳化剤は、単独で又は二種以上組み合わせて使用できる。
これらのうち、第2の乳化剤としては、HLB6未満のポリグリセリン飽和脂肪酸エステル及びHLB6未満のショ糖飽和脂肪酸エステルの組み合わせが好ましく、ヘキサグリセリンステアリン酸ペンタエステルなどのポリグリセリンC14−22飽和脂肪酸エステル(特に、グリセリン単位の繰り返し数が4〜8であるポリグリセリンC16−20飽和脂肪酸テトラ乃至ヘキサエステル)及びショ糖ステアリン酸エステルなどのショ糖C14−22飽和脂肪酸エステル(特に、モノエステル体の割合が35重量%以下、好ましくは25〜35重量%のショ糖ンC16−20飽和脂肪酸エステル)の組み合わせが特に好ましい。HLB6未満のポリグリセリン飽和脂肪酸エステルとHLB6未満のショ糖飽和脂肪酸エステルとを組み合わせる場合、両者の重量割合は、例えば、前者/後者=10/1〜1/5、好ましくは5/1〜1/3、さらに好ましくは3/1〜1/1(特に2.5/1〜1.5/1)程度である。
第1の乳化剤と第2の乳化剤との重量割合は、例えば、第1の乳化剤/第2の乳化剤=5/1〜1/10、好ましくは1/1〜1/8、さらに好ましくは1/2〜1/5(特に1/3〜1/4)程度である。第1の乳化剤の割合が少なすぎると、乳化安定剤が低下する虞があり多すぎると、ホイップ性(ホイップ時の泡の入り易さなど)が低下する虞がある。
乳化剤の割合は、油脂類100重量部に対して、例えば0.1〜5重量部、好ましくは0.3〜3重量部、さらに好ましくは0.5〜2重量部(特に0.7〜1.5重量部)程度である。また、乳化剤の割合は、水中油型乳化物全体に対して、例えば0.05〜3重量%、好ましくは0.1〜1重量%、さらに好ましくは0.2〜0.8重量%(特に0.3〜0.5重量%)程度である。乳化剤の割合が少なすぎると、乳化が困難となる虞があり、多すぎると、コクや風味が低下する虞がある。
(濃縮豆乳)
濃縮豆乳の原料となる豆乳は、特に限定されず、JAS(日本農林規格)で分類されている慣用の豆乳などを利用できる。
濃縮豆乳中の大豆固形分の割合は15重量%以上(例えば15〜20重量%)であってもよく、例えば15〜25重量%、好ましくは16〜22重量%、さらに好ましくは17〜21重量%(特に18〜20重量%)程度である。大豆固形分の割合が少なすぎると、コク及び風味が低下する虞がある。また、大豆固形分割合が多すぎても、乳化安定性が低下する傾向があり、濃縮豆乳の大豆固形分は20重量%以下(例えば15〜20重量%)であってもよい。
濃縮豆乳の濃縮方法としては、濃縮豆乳中の大豆固形分が前記範囲にあればよく、例えば、真空蒸発濃縮、凍結濃縮、膜濃縮などが挙げられる。これらのうち、適度な加熱により、青臭さの原因となる揮発成分が除去されるとともに、大豆タンパク質が適度に変性され、乳化安定性が向上するため、真空蒸発濃縮が好ましい。
真空蒸発濃縮における圧力としては、真空圧として、10〜100kPaの範囲で設定するのが好ましく、より好ましくは15〜70kPa程度である。温度条件としては、大豆タンパク質の変性を適度に行い、かつ真空蒸発による大豆由来の好ましくない香気成分を飛散させる目的で、88℃以下に抑えるのが好ましく、好ましくは85℃以下(例えば40〜83℃程度)、さらに好ましくは83℃以下(例えば50〜83℃程度)である。
濃縮豆乳の割合は、油脂類100重量部に対して、例えば10〜200重量部、好ましくは20〜100重量部、さらに好ましくは30〜80重量部(特に40〜60重量部)程度である。濃縮豆乳の割合は、水中油型乳化物全体に対して、例えば3〜50重量%、好ましくは5〜40重量%、さらに好ましくは10〜30重量%(特に15〜25重量%)程度である。濃縮豆乳の割合が少なすぎると、コクや風味が低下する虞があり、多すぎると、ホイップ性が低下する虞がある。
(デンプン類)
本発明の水中油型乳化物は、ホイップドクリームとして利用される場合、ホイップドクリームに対するオーバーランと保形性とを高度に両立できる点から、さらにデンプン類を含んでいてもよい。デンプン類としては、例えば、コーンスターチ、馬鈴薯デンプン、甘藷デンプン、小麦デンプン、米デンプン、タピオカデンプン、緑豆デンプン、サゴデンプン、エンドウ豆デンプンなどの水可溶性デンプン;エステル化デンプン、エーテル化デンプン、架橋デンプン、酸化デンプンなどの加工デンプン;デキストリン、シクロデキストリンなどのデンプン分解物などが挙げられる。これらのデンプン類は、単独で又は二種以上組み合わせて使用できる。これらのデンプン類のうち、適度な保形性を付与し、離水防止効果も期待できる点から、デキストリンなどのデンプン分解物が好ましく、例えば、DE値(デキストロース当量)10〜25程度のデキストリンなどが特に好ましい。
デンプン類の割合は、油脂類100重量部に対して、例えば0.5〜15重量部、好ましくは1〜10重量部、さらに好ましくは2〜8重量部(特に3〜7重量部)程度である。また、デンプン類の割合は、水中油型乳化物全体に対して、例えば0.3〜10重量%、好ましくは0.5〜5重量%、さらに好ましくは1〜3重量%(特に1.5〜2.5重量%)程度である。
(タンパク質変性防止剤)
本発明の水中油型乳化物は、濃縮豆乳の変性度を抑制又は調整するために、さらにタンパク質変性防止剤を含んでいてもよい。タンパク質変性防止剤としては、例えば、トレハロース、ショ糖などの糖類、グリセロールなどのポリオール類、ソルビトール、イノシトールなどの糖アルコール類、スルホベタインなど挙げられる。これらのタンパク質変性防止剤は、単独で又は二種以上組み合わせて使用できる。これらのタンパク質変性防止剤のうち、トレハロースなどの糖類が好ましい。
タンパク質変性防止剤の割合は、濃縮豆乳100重量部に対して、例えば10〜50重量部、好ましくは15〜40重量部、さらに好ましくは20〜30重量部程度である。また、タンパク質変性防止剤の割合は、水中油型乳化物全体に対して、例えば1〜20重量%、好ましくは2〜15重量%、さらに好ましくは3〜10重量%程度である。
(他の添加剤)
本発明の水中油型乳化物は、慣用の添加剤をさらに含んでいてもよい。慣用の添加剤としては、例えば、膨張剤又は発泡剤(重曹など)、増粘安定剤又は保水乳化安定剤(ペクチンなど)、pH調整剤(リン酸三ナトリウム、リン酸二水素カリウムなどの無機塩など)、日持ち向上剤、保存料(防腐剤、抗菌剤など)、ビタミン類、消泡剤、調味料、着香料、着色料、酸化防止剤、光安定剤、醸造用剤などが挙げられる。これら他の添加剤は、単独で又は二種以上組み合わせて使用できる。他の添加剤の合計割合は、水中油型乳化物全体に対して、例えば0.1〜10重量%、好ましくは0.3〜5重量%、さらに好ましくは0.5〜3重量%程度である。
(混合条件)
混合方法は、各成分を一括して添加して混合する方法であってもよいが、水中油型乳化物を調製し易い点から、濃縮豆乳、水及び乳化剤(必要に応じてデンプン類及び他の添加剤)を混合した後、加熱した油脂類を添加してさらに混合する方法が好ましい。乳化剤が第1の乳化剤と第2の乳化剤との組み合わせである場合、第1の乳化剤は、予め油脂類と加熱混合してもよいが、予め濃縮豆乳と加熱混合するのが好ましく、第2の乳化剤は、予め濃縮豆乳と加熱混合してもよいが、予め油脂類と加熱混合するのが好ましい。
前記成分を混合する方法は、慣用の攪拌手段、例えば、撹拌棒などを用いた手攪拌であってもよく、機械的攪拌手段(攪拌子や攪拌翼を備えた手段)、超音波分散機などが利用できる。これらのうち、機械的攪拌手段が汎用される。機械的攪拌手段としては、例えば、ホモミキサー、ホモジナイザー、ホモディスパー、ヘンシェルミキサー、バンバリーミキサー、リボンミキサー、V型ミキサーなどの慣用のミキサーなどが挙げられる。
機械的攪拌手段の回転速度は、例えば、ホモミキサーを用いる場合、1000〜20000rpm、好ましくは3000〜15000rpm、さらに好ましくは5000〜10000rpm(特に7500〜8500rpm)程度である。攪拌時間は1分以上(特に4分以上)であってもよく、例えば1〜60分、好ましくは3〜30分、さらに好ましくは4〜20分(特に5〜10分)程度である。
混合温度は、使用される乳化剤の融点以上であればよく、例えば60〜90℃、好ましくは65〜85℃、さらに好ましくは70〜80℃程度である。混合温度が低すぎると、乳化が困難となる虞がある。
得られた水中油型乳化物は、熟成処理してもよい。熟成処理では、チルド条件(例えば1〜10℃、好ましくは2〜8℃、さらに好ましくは3〜7℃)で、例えば1〜20日、好ましくは3〜15日、さらに好ましくは5〜12日程度静置してもよい。
(ホイップ工程)
ホイップ工程では、乳化工程で形成された乳化物が部分的に解乳化するとともに、組成物が抱気することにより、ホイップドクリームが得られる。
ホイップ工程では、前記乳化工程で得られた水中油型乳化物をそのまま攪拌してもよいが、さらに慣用の添加剤を配合してもよい。慣用の添加剤としては、乳化工程で配合される添加剤などが例示でき、ホイップ工程では、調味料、着香料、着色料などが配合される場合が多く、特に、糖類(白糖などの砂糖、ブドウ糖や麦芽糖などの澱粉糖、乳糖、蜂蜜、ソルビトールなどの糖アルコールなど)、人工甘味料、ラム酒、バニラエッセンスなどの調味料を配合するのが好ましい。調味料の割合は、水中油型乳化物100重量部に対して1〜30重量部、好ましくは3〜20重量部、好ましくは5〜15重量部程度である。
ホイップ工程においても、乳化工程の項で例示された慣用の攪拌手段や市販の家庭用ミキサーなどを利用できる。ホイップ工程における機械的攪拌手段の回転速度は、例えば、市販の卓上型ミキサーを用いる場合、例えば150〜700rpm、好ましくは250〜600rpm、さらに好ましくは300〜500rpm程度である。攪拌時間は、例えば0.5〜10分、好ましくは1〜5分、さらに好ましくは2〜4分(特に2.5〜3.5分)程度である。
ホイップ工程での混合温度は、油脂類の融点よりも低い温度である必要があり、撹拌で温度上昇する危険を防止し、さらには衛生的にも向上できる点から、15℃以下であってもよく、好ましくは10℃以下、さらに好ましくは3〜10℃(特に5〜8℃)程度である。混合温度が高すぎると、乳化安定性が低下し、ホイップによる解乳化がうまく進行せず、ホイップドクリームのオーバーランが低下したり、保形性を損なう虞がある。
[水中油型乳化物]
前記乳化工程で得られた水中油型乳化物(クリーム)は、そのままコーヒーホワイトナーとして利用してもよく、さらにホイップ工程を経てホイップドクリームとして利用してもよい。
水中油型乳化物(ホイップ前のクリーム)中の大豆固形分の割合は3重量%以上であればよく、例えば3〜5重量%、好ましくは3.2〜4.4重量%、さらに好ましくは3.4〜4.2重量%(特に3.6〜4重量%)程度である。ホイップドクリーム中の大豆固形分の割合は2.5重量%以上であってもよく、例えば2.5〜4.5重量%、好ましくは2.7〜4重量%、さらに好ましくは3〜3.8重量%(特に3.2〜3.6重量%)程度である。大豆固形分の割合が少なすぎると、コク及び風味が低下する虞がある。また、大豆固形分割合が多すぎても、乳化安定性が低下する傾向があり、クリーム中の大豆固形分は4重量%以下(例えば3〜4重量%)であってもよく、ホイップドクリームの大豆固形分は3.6重量%以下(例えば2.7〜3.6重量%)であってもよい。
ホイップドクリームの比重は、0.6以下(特に0.55以下)であってもよく、例えば0.4〜0.6、好ましくは0.45〜0.58、さらに好ましくは0.46〜0.55(特に0.48〜0.52)程度である。
以下に、実施例に基づいて本発明をより詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例によって限定されるものではない。なお、用いた原料及び製造機械の詳細は以下の通りであり、得られた水中油型乳化物の比重は、以下の方法で評価した。
[原料]
(油脂類)
硬化米油の含気品:(株)カネカ製「ライスショート」
パーム油:(株)カネカ製「精製パーム油」
ヤシ・パーム混合油:(株)カネカ製「ローザンアイスVS」、融点30℃
サラダ油:日清オイリオ(株)製「日清キャノーラ油」。
(乳化剤)
テトラグリセリンステアリン酸モノエステル:阪本薬品工業(株)製「SYグリスターMS−3S」、HLB8.4
ヘキサグリセリンステアリン酸モノエステル:阪本薬品工業(株)製「SYグリスターMS−5S」、HLB11.6
ヘキサグリセリンステアリン酸ペンタエステル:阪本薬品工業(株)製「SYグリスターPS−5S」、HLB4.5
デカグリセリンステアリン酸モノエステル:阪本薬品工業(株)製「SYグリスターMSW−7S」、水分含量60%、HLB13.4
ヘキサグリセリンオレイン酸モノエステル:阪本薬品工業(株)製「SYグリスターMO−5S」、HLB11.6
大豆レシチン:辻製油(株)製「SLPペースト」、HLB約3
ショ糖ステアリン酸エステルA:三菱化学フーズ(株)製「リョートー(登録商標)シュガーエステルS−570」、モノエステル含量30%、HLB約5
ショ糖ステアリン酸エステルB:三菱化学フーズ(株)製「リョートー(登録商標)シュガーエステルS−770」、モノエステル含量40%、HLB約7。
(他の添加剤)
デキストリン:松谷化学工業(株)製「パインデックス♯2」
重曹:丸紅商会(株)製「炭酸水素ナトリウム」
日持ち向上剤:ウエノフードテクノ(株)製「スマイティ」
タンパク質変性防止剤(トレハロース):(株)林原製「トレハ」。
(豆乳)
豆乳A:大豆固形分13.2重量%
豆乳B:大豆固形分14.5重量%
豆乳C:大豆固形分12.5重量%。
[製造機械]
ホモミキサー:特殊機化工業(株)製「TKホモミキサーMarkII」
卓上型ミキサー(ホイッパー):(株)愛工舎製作所製「デロンギ キッチンマシン・シェフクラシックKM−4000」
真空蒸発濃縮装置:(株)日阪製作所製「日阪プレート式濃縮装置」
凍結濃縮装置:明和工業(株)製「界面前進凍結濃縮装置」
真空蒸発ニーダー:(株)品川工業所製。
[水中油型乳化物の比重]
水中油型乳化物の比重は、90gの水を充填可能なカップに、ホイップ前のクリームとホイップドクリームとを満量充填し、重量を測定することにより算出した。
[クリームの硬さ]
クリームの硬さは、主としてクリームの粘性状態について、官能評価を行い、以下の基準で評価した。
○:クリームに適した適度な粘性を有している
△:クリームの粘性としてはやや低いか又はやや高い
×:粘性がないか又は粘性が高すぎて硬い。
[離水]
離水は、ホイップドクリームを絞り袋に入れてバットに絞り出し、1時間経過後にクリームの周囲に離水が発生しているか否か、目視で確認した。以下の基準で評価した。
−…離水なし
+…離水あり
[フェザリング及びオイルオフ]
コーヒー(ネスレ社製「エクセラ」2gを100gの熱湯に添加した溶液)に、実施例及び比較例で得られたコーヒーホワイトナーを滴下し、フェザリング及びオイルオフについて、以下の基準で評価した。また、オイルオフについては、滴下直後だけでなく、3日間放置後についても、以下の基準で評価した。
(フェザリング)
−…なし(発生が認められない)
±…わずかに認められるが、スプーンで撹拌すると分散して消失する
+…明らかに発生しており、スプーンで撹拌しても消失せずに残る。
(オイルオフ)
−…なし(発生が認められない)
±…油滴が液面にわずかに認められるが、スプーンで撹拌すると分散して消失する
+…油滴が液面に認められる
++…油滴が液面に多数認められ、一部油滴が合一している。
比較例1
(クリームの製造)
500mlのビーカーに、豆乳A180g、ヘキサグリセリンステアリン酸モノエステル1.44g、重曹1.44g及び水54gを入れて70℃付近まで加温し、豆乳含有液を調製した。一方、300mlのビーカーに、硬化米油の含気品126g、ヘキサグリセリンオレイン酸モノエステル0.72gを入れて70℃付近まで加温し、油脂含有液を調製した。次に、ホモミキサーを用いて、前記油脂含有液を添加しながら、前記豆乳混合液を7000rpmで3分間攪拌することにより乳化し、クリームを調製した。
(ホイップドクリームの製造)
得られたクリーム300gに、グラニュー糖24gを添加し、6℃の温度下、卓上型ミキサーを用いて、400rpmで6分間攪拌し、ホイップドクリームを調製した。得られたホイップドクリームは、5℃で3日間冷蔵した。
実施例1
(濃縮豆乳の製造)
真空蒸発濃縮装置を用いて、真空蒸発濃縮の方法(豆乳初期温度60℃、真空圧20kPa、処理温度70〜80℃、6.15kgの豆乳を、14分間処理し、5kgに濃縮)で豆乳Aを濃縮し、大豆固形分16重量%の濃縮豆乳aを調製した。
(クリーム及びホイップドクリームの製造)
豆乳Aの代わりに濃縮豆乳aを用いる以外は比較例1と同様にしてクリーム及びホイップドクリームを調製した。
比較例1及び実施例1におけるクリームの仕込量及び配合割合を表1に示す。さらに、比較例1及び実施例1で得られたクリームの硬度及び比重並びにホイップドクリームの比重を表2に示す。
Figure 2018042520
Figure 2018042520
比較例1及び実施例1のいずれのクリームも硬度は低かったが、比較例1よりも実施例1の方がホイップ時に泡が入り易く、比重も小さかった。さらに、得られたホイップドクリームをケーキのスポンジの上に置いて、冷蔵庫で1日以上保管したが、ホイップドクリームの水分がスポンジに吸い取られ、パサパサになる現象は見られなかった。しかし、ホイップドクリームの保形性は低く、ホイップドクリームの絞り出しが困難であった。
比較例2
(クリームの製造)
500mlのビーカーに、豆乳A160g、ヘキサグリセリンステアリン酸モノエステル1.6g、日持ち向上剤2g及び水76.4gを入れて70℃付近まで加温し、豆乳含有液を調製した。一方、300mlのビーカーに、精製パーム油159.2g、ヘキサグリセリンオレイン酸モノエステル0.8gを入れて70℃付近まで加温し、油脂含有液を調製した。次に、ホモミキサーを用いて、前記油脂含有液を添加しながら、前記豆乳混合液を7000rpmで3分間攪拌することにより乳化し、クリームを調製した。
(ホイップドクリームの製造)
得られたクリーム300gに、グラニュー糖24gを添加し、6℃の温度下、卓上型ミキサーを用いて、400rpmで4分間攪拌し、ホイップドクリームを調製した。得られたホイップドクリームは、5℃で3日間冷蔵した。
実施例2
(濃縮豆乳の製造)
凍結濃縮装置を用いて、凍結濃縮の方法(豆乳初期温度12℃、サンプルとブラインとの温度差を−15℃に設定、壁面に氷結晶成長させて水分を除去し、10kgの豆乳(固形分12.8%)を2.5時間処理し、17重量%に濃縮)で豆乳Aを濃縮し、大豆固形分17重量%の濃縮豆乳bを調製した。
(クリーム及びホイップドクリームの製造)
豆乳Aの代わりに濃縮豆乳bを用いる以外は比較例2と同様にしてクリーム及びホイップドクリームを調製した。
実施例3
(濃縮豆乳の製造)
真空蒸発濃縮装置を用いて、真空蒸発濃縮の方法(豆乳初期温度60℃、真空圧20kPa、処理温度70〜80℃、3.7kgの豆乳を、7分間処理し、3kgに濃縮)で豆乳Aを濃縮し、大豆固形分17重量%の濃縮豆乳cを調製した。
(クリーム及びホイップドクリームの製造)
豆乳Aの代わりに濃縮豆乳cを用いる以外は比較例2と同様にしてクリーム及びホイップドクリームを調製した。
実施例4
(濃縮豆乳の製造)
真空蒸発濃縮装置を用いて、真空蒸発濃縮の方法(豆乳初期温度60℃、真空圧20kPa、処理温度70〜80℃、2.7kgの豆乳を、11分間処理し、1.7kgに濃縮)で豆乳Aを濃縮し、大豆固形分20重量%の濃縮豆乳dを調製した。
(クリーム及びホイップドクリームの製造)
豆乳Aの代わりに濃縮豆乳dを用いる以外は比較例2と同様にしてクリーム及びホイップドクリームを調製した。
比較例2及び実施例2〜4におけるクリームの仕込量及び配合割合を表3に示す。さらに、比較例2及び実施例2〜4で得られたクリームの硬度及び比重並びにホイップドクリームの比重を表4に示す。
Figure 2018042520
Figure 2018042520
比較例2及び実施例2〜4のいずれのクリームも硬度は低く、ホイップドクリームを5℃で3日間冷蔵保管したが、いずれもしっかりと固まっていた。実施例1に比べて、実施例2〜4では、ホイップに要する時間は短くなったものの、比重は大きくなり、含気率は低下した。試食した結果、比較例2、実施例2、実施例3、実施例4の順序で、青臭さ(豆臭さ)が減少し、実施例4は、やや重くねっとりとした感じであった。
比較例3
(クリームの製造)
500mlのビーカーに、豆乳A120g、ヘキサグリセリンステアリン酸モノエステル1.2g、ヘキサグリセリンオレイン酸モノエステル0.8g、日持ち向上剤0.8g及び水118gを入れて70℃付近まで加温し、豆乳含有液を調製した。一方、300mlのビーカーに、精製パーム油24g、ヤシ・パーム混合油136g、大豆レシチン0.4gを入れて70℃付近まで加温し、油脂含有液を調製した。次に、ホモミキサーを用いて、前記豆乳混合液を7000rpmで1分間攪拌した後、前記油脂含有液を添加しながら、さらに3分間攪拌することにより乳化し、クリームを調製した。
(ホイップドクリームの製造)
得られたクリーム300gに、グラニュー糖24g、ラム酒6g、バニラエッセンス0.6gを添加し、6℃の温度下、卓上型ミキサーを用いて、400rpmで4分間攪拌し、ホイップドクリームを調製した。得られたホイップドクリームは、5℃で7日間冷蔵した。
実施例5
豆乳Aの代わりに実施例2で調製した濃縮豆乳bを用いる以外は比較例3と同様にしてクリーム及びホイップドクリームを調製した。
実施例6
豆乳Aの代わりに実施例3で調製した濃縮豆乳cを用いる以外は比較例3と同様にしてクリーム及びホイップドクリームを調製した。
実施例7
豆乳Aの代わりに実施例4で調製した濃縮豆乳dを用いる以外は比較例3と同様にしてクリーム及びホイップドクリームを調製した。
比較例3及び実施例5〜7におけるクリームの仕込量及び配合割合を表5に示す。さらに、比較例3及び実施例5〜7で得られたクリームの硬度及び比重並びにホイップドクリームの比重を表6に示す。
Figure 2018042520
Figure 2018042520
比較例3及び実施例5〜7のいずれのクリームも、実施例1〜4に比べて、硬度はさらに低く、ホイップドクリームは、5℃の冷蔵庫に7日間保存後、常温でしばらく放置すると、容易に軟らかくなった。しかし、実施例5〜7は、実施例2〜4に比べて、クリーム自体の硬さがないためか、ホイップしてボリュームが出るまでに時間を要した。試食した結果、ラム酒及びバニラエッセンスを添加したことにより、豆乳の豆臭さはマスキングできており、油脂に、ヤシ・パーム混合油が配合されたため、口溶け感が良好になった。
比較例4
(クリームの製造)
500mlのビーカーに、豆乳B120g、デキストリン8g、ショ糖ステアリン酸エステルB0.4g、日持ち向上剤0.8g及び水109gを入れて70℃付近まで加温し、豆乳含有液を調製した。一方、300mlのビーカーに、ヤシ・パーム混合油160g、大豆レシチン0.8g及びテトラグリセリンステアリン酸モノエステル0.8gを入れて70℃付近まで加温し、油脂含有液を調製した。次に、ホモミキサーを用いて、前記油脂含有液を添加しながら、前記豆乳混合液を7000rpmで3分間攪拌することにより乳化し、クリームを調製した。
(ホイップドクリームの製造)
得られたクリーム300gに、グラニュー糖30gを添加し、6℃の温度下、卓上型ミキサーを用いて、400rpmで4分間攪拌し、ホイップドクリームを調製した。得られたホイップドクリームは、5℃で5日間冷蔵した。
実施例8
豆乳Bの代わりに実施例3で調製した濃縮豆乳cを用いる以外は比較例4と同様にしてクリーム及びホイップドクリームを調製した。
実施例9
豆乳Bの代わりに実施例2で調製した濃縮豆乳bを用いる以外は比較例4と同様にしてクリーム及びホイップドクリームを調製した。
比較例4及び実施例8〜9におけるクリームの仕込量及び配合割合を表7に示す。さらに、比較例4及び実施例8〜9で得られたクリームの硬度及び比重並びにホイップドクリームの比重を表8に示す。
Figure 2018042520
Figure 2018042520
比較例4及び実施例8〜9のいずれのクリームも、実施例1〜4に比べて、硬度はさらに低く、実施例5〜7に比べて、ホイップしてボリュームが出るまでの時間が短かった。試食したところ、実施例8のクリームは、青臭さ少なく、ダレも見られなかったが、実施例9及び比較例4のクリームでは、青臭さが感じられ、クリームには好ましくない風味であり、ダレも見られた。
比較例5
(クリームの製造)
500mlのビーカーに、豆乳B80g、タンパク質変性防止剤20g、ショ糖ステアリン酸エステルB0.4g、日持ち向上剤0.8g及び水129.2gを入れて75℃付近まで加温し、豆乳含有液を調製した。一方、300mlのビーカーに、ヤシ・パーム混合油160g、大豆レシチン0.8g、テトラグリセリンステアリン酸モノエステル0.8gを入れて75℃付近まで加温し、油脂含有液を調製した。次に、ホモミキサーを用いて、前記油脂含有液を添加しながら、前記豆乳混合液を8200rpmで3分間攪拌することにより乳化し、クリームを調製した。
(ホイップドクリームの製造)
得られたクリーム300gに、グラニュー糖30gを添加し、6℃の温度下、卓上型ミキサーを用いて、400rpmで1分30秒間攪拌し、ホイップドクリームを調製した。得られたホイップドクリームは、5℃で5日間冷蔵した。
実施例10
豆乳Bの代わりに実施例3で調製した濃縮豆乳cを用いる以外は比較例5と同様にしてクリーム及びホイップドクリームを調製した。
実施例11
豆乳Bの代わりに実施例2で調製した濃縮豆乳bを用いる以外は比較例5と同様にしてクリーム及びホイップドクリームを調製した。
比較例6
豆乳Bの代わりに豆乳Aを用いる以外は比較例5と同様にしてクリーム及びホイップドクリームを調製した。
比較例7
豆乳Bの代わりに豆乳A40gを用い、水の配合量を169.2gに変更する以外は比較例5と同様にしてクリーム及びホイップドクリームを調製した。
比較例5〜6及び実施例10〜11におけるクリームの仕込量及び配合割合を表9に示す。さらに、比較例5〜7及び実施例10〜11で得られたクリームの硬度及び比重並びにホイップドクリームの比重を表10に示す。
Figure 2018042520
Figure 2018042520
比較例5〜7及び実施例10〜11いずれも、実施例1〜9に比べて、5℃の冷蔵庫に5日間保存後のホイップドクリームは柔らかかったが、ホイップの保形性は低かった。なかでも、実施例10はホイップのダレが抑制されていた。また、比較例6及び7のクリームは粘性がなかった。試食したところ、比較例5及び実施例10〜11はコクがあった。
実施例12
(濃縮豆乳の製造)
真空蒸発ニーダーを用いて、真空蒸発濃縮の方法(豆乳初期温度75〜80℃、真空圧49〜77kPa、処理温度67〜84℃、20kgの豆乳を、17分間処理し、11.9kgに濃縮)で豆乳Aを濃縮し、大豆固形分20重量%の濃縮豆乳eを調製した。
(クリームの製造)
500mlのビーカーに、濃縮豆乳e80g、タンパク質変性防止剤20g、デキストリン8g、ショ糖ステアリン酸エステルB0.4g、日持ち向上剤0.8g及び水149.2gを入れて75℃付近まで加温し、豆乳含有液を調製した。一方、300mlのビーカーに、ヤシ・パーム混合油160g、大豆レシチン0.8g、テトラグリセリンステアリン酸モノエステル0.8gを入れて75℃付近まで加温し、油脂含有液を調製した。次に、ホモミキサーを用いて、前記油脂含有液を添加しながら、前記豆乳混合液を8000rpmで5分間攪拌することにより乳化し、クリームを調製した。
(ホイップドクリームの製造)
得られたクリーム300gに、グラニュー糖30gを添加し、6℃の温度下、卓上型ミキサーを用いて、400rpmで1分50秒間攪拌し、ホイップドクリームを調製した。得られたホイップドクリームは、5℃で7日間冷蔵した。
比較例8
濃縮豆乳eの代わりに豆乳Cを用いる以外は比較例5と同様にしてクリーム及びホイップドクリームを調製した。
実施例13
濃縮豆乳eの代わりに実施例4で調製した濃縮豆乳dを用いる以外は比較例5と同様にしてクリーム及びホイップドクリームを調製した。
実施例12〜13及び比較例8におけるクリームの仕込量及び配合割合を表11に示す。さらに、実施例12〜13及び比較例8で得られたホイップドクリームの比重を表12に示す。
Figure 2018042520
Figure 2018042520
比較例8は保形性が最も低く、ダレ易かった。実施例13は、実施例12よりも、保形性は優れていたが、ホイップ時の泡は入り難かった。
実施例14
(濃縮豆乳の製造)
真空蒸発ニーダーを用いて、真空蒸発濃縮の方法(豆乳初期温度75〜80℃、真空圧49〜77kPa、処理温度67〜84℃、20kgの豆乳を、17分間処理し、11.9kgに濃縮)で豆乳Cを濃縮し、大豆固形分19.6重量%の濃縮豆乳fを調製した。
(クリームの製造)
500mlのビーカーに、濃縮豆乳f160g、デキストリン16g、デキストリン8g、ショ糖ステアリン酸エステルB0.8g、日持ち向上剤1.6g及び水298.4gを入れて75℃付近まで加温し、豆乳含有液を調製した。一方、500mlのビーカーに、ヤシ・パーム混合油320g、大豆レシチン1.6g、テトラグリセリンステアリン酸モノエステル1.6gを入れて75℃付近まで加温し、油脂含有液を調製した。次に、ホモミキサーを用いて、前記油脂含有液を添加しながら、前記豆乳混合液を8000rpmで5分間攪拌することにより乳化し、クリームを調製した。
(ホイップドクリームの製造)
得られたクリーム300gに、グラニュー糖30gを添加し、6℃の温度下、卓上型ミキサーを用いて、400rpmで1分50秒間攪拌し、ホイップドクリームを調製した。得られたホイップドクリームは、5℃で7日間冷蔵した。
実施例15
ショ糖ステアリン酸エステルBの代わりに、デカグリセリンステアリン酸モノエステル1.6gを用い、大豆レシチン及びテトラグリセリンステアリン酸モノエステルの代わりに、ヘキサグリセリンステアリン酸ペンタエステル1.6g及びショ糖ステアリン酸エステルA0.8gを用いる以外は実施例14と同様にしてクリーム及びホイップドクリームを調製した。なお、ショ糖ステアリン酸エステルAは、油脂中に溶解しなかったため、4000rpmで1分間予備攪拌した後、豆乳混合液に添加した。
実施例16
ショ糖ステアリン酸エステルBの代わりに、デカグリセリンステアリン酸モノエステル1.6gを用い、大豆レシチン及びテトラグリセリンステアリン酸モノエステルの割合を、いずれも0.8gに変更し、さらにヘキサグリセリンステアリン酸ペンタエステル0.8gを添加する以外は実施例14と同様にしてクリーム及びホイップドクリームを調製した。
実施例14〜16におけるクリームの仕込量及び配合割合を表13に示す。さらに、実施例14〜16で得られたホイップドクリームの比重を表14に示す。
Figure 2018042520
Figure 2018042520
実施例15は、クリームが軟らかく、泡が入るのに時間を要したが、含気量は多く、ホイップのダレも最も少なかった。実施例16は、実施例15よりも保形性が高かったが、1分経過した時点でホイップの硬さが発生し、終了後は肌がやや荒れている感じであった。
比較例9
500mlのビーカーに、豆乳B30g、ヘキサグリセリンステアリン酸モノエステル0.5g、重曹0.5g、リン酸二水素カリウム0.3g、日持ち向上剤0.5g及び水48gを入れて75℃付近まで加温し、豆乳含有液を調製した。一方、300mlのビーカーに、サラダ油20g、大豆レシチン0.2gを入れて75℃付近まで加温し、油脂含有液を調製した。次に、ホモミキサーを用いて、前記油脂含有液を添加しながら、前記豆乳混合液を7000〜8000rpmで2分間攪拌することにより乳化し、コーヒーホワイトナーを調製した。得られたコーヒーホワイトナーは、袋に入れてボイル殺菌(85℃、60分)し、冷却して、5℃で14日間冷蔵した。
実施例17
豆乳Bの代わりに実施例3で得られた濃縮豆乳cを用いる以外は比較例9と同様にしてコーヒーホワイトナーを調製した。
実施例18
豆乳Bの代わりに実施例4で得られた濃縮豆乳dを用いる以外は比較例9と同様にしてコーヒーホワイトナーを調製した。
実施例19
(濃縮豆乳の製造)
真空蒸発濃縮装置を用いて、真空蒸発濃縮の方法(豆乳初期温度60℃、真空圧20kPa、処理温度70〜80℃、8.8kgの豆乳を、37分間処理し、5.0kgに濃縮)で豆乳Aを濃縮し、大豆固形分22重量%の濃縮豆乳gを調製した。
(コーヒーホワイトナーの製造)
豆乳Bの代わりに濃縮豆乳gを用いる以外は比較例9と同様にしてコーヒーホワイトナーを調製した。
実施例20
(コーヒーホワイトナーの製造)
豆乳Bの代わりに実施例2で得られた濃縮豆乳bを用いる以外は比較例9と同様にしてコーヒーホワイトナーを調製した。
比較例9及び実施例17〜20におけるコーヒーホワイトナーの配合割合を表15に示す。さらに、比較例9及び実施例17〜20で得られたコーヒーホワイトナーの評価結果を表16に示す。
Figure 2018042520
Figure 2018042520
本発明の濃縮豆乳含有水中油型乳化物は、ホイップドクリーム、コーヒーホワイトナーなどに利用できる。

Claims (8)

  1. 油脂類、水、乳化剤及び濃縮豆乳を混合して乳化させることにより水中油型乳化物を調製する乳化工程を含む濃縮豆乳含有水中油型乳化物の製造方法。
  2. 濃縮豆乳含有水中油型乳化物がホイップドクリームであり、乳化工程で得られた水中油型乳化物を攪拌して解乳化及び抱気させることによりホイップドクリームを調製するホイップ工程をさらに含む請求項1記載の製造方法。
  3. 濃縮豆乳の大豆固形分の割合が15重量%以上である請求項1又は2記載の製造方法。
  4. 濃縮豆乳が真空蒸発濃縮で得られた濃縮豆乳である請求項1〜3のいずれかに記載の製造方法。
  5. 油脂類が植物油であり、乳成分を配合しない請求項1〜4のいずれかに記載の製造方法。
  6. 乳化剤が、HLB9以上のポリグリセリン飽和脂肪酸エステル及びHLB6以上のショ糖飽和脂肪酸エステルから選択された少なくとも1種である第1の乳化剤と、HLB9未満のポリグリセリン飽和脂肪酸エステル、HLB6未満のショ糖飽和脂肪酸エステル、ポリグリセリン不飽和脂肪酸エステル、ショ糖不飽和脂肪酸エステル及びレシチンから選択された少なくとも1種である第2の乳化剤との組み合わせである請求項1〜5のいずれかに記載の製造方法。
  7. 油脂類、乳化剤及び濃縮豆乳を含む水中油型乳化物。
  8. デンプン類をさらに含むホイップドクリームであり、大豆固形分の割合が、2.5重量%以上であり、油脂類が、ヤシ油及びパーム油を含み、かつ乳化剤が、HLB11以上のポリグリセリン飽和脂肪酸エステル、HLB6未満のポリグリセリン飽和脂肪酸エステル及びHLB6未満のショ糖飽和脂肪酸エステルを含む請求項7記載の水中油型乳化物。
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