JP2018041877A - 基板への接着シート貼り付け装置及び貼り付け方法 - Google Patents

基板への接着シート貼り付け装置及び貼り付け方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ウエハの内周面に触れずに保護テープ等の接着テープを貼り付けるようにする。【解決手段】基板Wの形状に切断された接着テープTを上チャンバ50内の吸着テーブル59に保持して、下チャンバ9上に移送し、下チャンバ9の貼り付けテーブル8に保持された基板W上に貼り付ける接着テープ搬送体gを備えた接着テープ貼り付け装置である。貼り付けテーブル8は、気体導入孔24が設けられたテーブル凹部8bと、基板Wの外周縁部を保持する外周保持部15とを備え、上チャンバ50と下チャンバ9とで真空チャンバを形成するとともに、真空チャンバを減圧状態にして基板W上に接着テープTを貼り付けた後、減圧を開放する際、気体導入孔24から気体を導入することで、基板Wを裏面側から吸着テーブル59へ押圧するようにする。【選択図】図2

Description

本発明は、ウエハ等の基板へ保護テープ等の接着シートを貼り付ける貼り付け装置及び貼り付け方法に関する。
従来から、半導体ウエハ(以下、単にウエハという)の表面に回路パターンを形成し、前記ウエハ表面の回路パターンに保護テープを貼り付け、その後、前記ウエハの裏面を研削してウエハを薄厚化することが行なわれている。
前記保護テープのウエハへの貼り付けとして、しわや気泡が入らないよう、減圧下で貼り付けを行う保護テープの貼り付け装置が知られている(例えば、特許文献1)。
前記保護テープの貼り付け装置では、予めウエハの形状に切断された保護テープを上チャンバと一体となった吸着搬送体に吸着保持し、下チャンバ内の貼り付けテーブルに保持されたウエハ上に前記上チャンバが下降することで、真空チャンバを形成する。そして、前記真空チャンバ内を減圧し、前記吸着搬送体に保持された保護テープを真空チャンバ内でウエハに押圧することでウエハに貼り付けるようになっている。従って、貼り付けられる保護テープにしわや気泡が入らないようになっている。
また、最近では、携帯端末等の小型化に伴い、ウエハをより薄く形成し、小型化を図ることが行なわれている。このウエハの薄厚化に伴い、ウエハの取扱いも困難になってきている。そこで、このウエハの取扱いを容易にするために、ウエハの外周のみ残し、内周部分を研削して環状凸部を形成した凹状のウエハが使用されるようになってきている(例えば、特許文献2)。
図10は、環状凸部80が形成されたウエハWの一例であり、該ウエハWを裏面から見たものである(理解が容易なように一部切欠いて描いてある)。前記ウエハWは、環状凸部80を残して、該環状凸部80に囲繞されるウエハWの内周部分が研削され、凹状面81が形成されている。
図11は、前記環状凸部が形成されたウエハWの形成と該ウエハWを処理する工程の一例を表したものである。以下、前記ウエハWの処理工程について図11(a)から図11(h)に基づいて説明する。
図11(a)のように、表面に回路パターン(図示せず)の形成されたウエハWが、準備され、図11(b)のように、前記回路パターンに保護テープTが貼り付けられる。
次に図11(c)のように、環状凸部80を残して、該環状凸部80に囲繞されるウエハWの内周部分が研削され、凹状面81が形成される。次に図11(d)のように保護テープTが適宜の手段で剥離される。
図11(e)のように該凹状面81に金属蒸着やスパッタリングなどにより、金属面が形成され、図11(f)のように再び、ウエハWの表面に保護テープTが貼り付けられる。
次に、図11(g)のように環状凸部80が研削され、除去される。続いて、図11(h)のようにダイシングテープDTを介して、ダイシングフレームDFにマウントされる。その後、図示しないがウエハWは、保護テープTが剥離された後、ダイシングされチップ化される。
特開2001−148412号公報 特開2008−034709号公報
ところで、特許文献1の保護テープ貼り付け装置は、通常の平面状ウエハの回路パターン面に保護テープを貼り付けるものが前提となっており、前記平面状ウエハに保護テープを貼り付ける場合は、平面状ウエハの裏面を平坦なテーブルに吸着保持し、前記平面状ウエハの回路パターン面に真空チャンバ内の減圧下で、吸着搬送体に保持された保護テープを貼り付けるようになっている。
しかし、環状凸部を有する内周部が研削されたウエハ(以後、単に凹状ウエハという)に保護テープを貼り付ける場合、凹状ウエハの凹状面が、撓んだり、反ったりし、吸着搬送体に保持された保護テープと凹状ウエハの凹状面が密着し難いため、貼り付け面に気泡やしわが発生する問題があった。
また、凹状ウエハは、凹状面に金属蒸着等が施されている場合、この凹状面に触れたくないという要請があり、凹状面と触れないように、中空で保持したい要請がある。
そこで、凹状ウエハの凹状面に触れずに保持する装置として特許文献2のような装置が開示されている。この特許文献2の装置は、凹状ウエハの表面に貼り付けられた保護テープ上に剥離テープを貼り付けて保護テープを剥離テープと一体に剥離させるようになっている。このとき、凹状ウエハの環状凸部を吸着で保持しながら、凹状面を中空で保持し、この中空部分に圧空を供給して凹状面を表面側に突出させるようになっている。
しかし、特許文献2の装置は、保護テープに剥離テープを貼り付ける際、凹状ウエハの上面の一部しか支持していない状態でテーブルと凹状ウエハの中空部分に圧空を導入して凹状ウエハの凹状面を上方に突出させているので、凹状ウエハの環状凸部と凹状面の境界部分に亀裂が発生しやすい問題がある。
そこで、本発明は、ウエハを破損させず、さらにウエハ内周面にも触れずにウエハを保持するとともに、保護テープをしわや気泡を発生させずに精度良くウエハに貼り付けることを目的とする。
本発明の構成は、以下のような構成を採用する。
本発明は、
基板を保持する貼り付けテーブルが設けられた下チャンバと、
基板の外形に見合う大きさに切断された接着テープを吸着保持して前記下チャンバ上に移送すると共に、前記基板上に接着テープを貼り付ける接着テープ搬送体と、を有し、
前記接着テープ搬送体は、下チャンバと合わさることで真空チャンバを形成する上チャンバと、この上チャンバ内に揺動自在に収納され、前記貼り付けテーブル上への下降時に水平姿勢で接着テープの非粘着面に重なって前記接着テープを吸着保持し、傾斜状態で下チャンバ上へ下降することにより、接着テープの傾斜下がり側の部分を基板上に重ね、傾斜下がり側を基点に揺動して基板上に接着テープを貼り付ける吸着テーブルと、を有する基板への接着テープ貼り付け装置において、
前記貼り付けテーブルは、前記基板の裏面に対向するように形成され、気体を導入する気体導入孔が設けられたテーブル凹部と、前記テーブル凹部を囲繞する外周面に設けられ、前記基板の外周縁部を保持する外周保持部と、を備えて構成され、
前記上チャンバと下チャンバとで真空チャンバを形成するとともに、前記真空チャンバを減圧状態にして前記基板上に前記接着テープを貼り付けた後、前記減圧を開放する際、前記気体導入孔から気体を導入することで、前記基板を裏面側から前記吸着テーブルへ押圧するようにした構成を作用する基板への接着テープ貼り付け装置である。
本発明は、前記発明において、前記テーブル凹部に、気体排出孔を設け、前記気体導入孔から気体を導入する際に、一部の気体を前記気体排出孔から排出するようにした構成を採用する基板への接着テープ貼り付け装置である。
また、本発明において、前記基板は、環状凸部が設けられ、該環状凸部に囲繞される内周面が研削された凹状ウエハである構成を採用した基板への接着テープ貼り付け装置である。
また、本発明は、前記テーブル凹部に、複数の基板保持ピンを突没自在に設け、前記基板保持ピンの先端に開孔を設けるとともに、前記開孔を吸気による吸着または排気による気体噴出を行うように切り替え可能に構成するとともに前記保持ピンの周囲から一部の気体を排気可能にした構成を採用する基板への接着テープ貼り付け装置である。
また、本発明は、基板を保持する貼り付けテーブルが設けられた下チャンバと、
前記下チャンバと合わさって真空チャンバを形成する上チャンバと、
前記上チャンバ内に前記基板の外形に見合う大きさに切断された接着テープを吸着保持する吸着テーブルと、を設けておき、前記吸着テーブルに保持された接着テープを前記真空チャンバ内の減圧下で基板に貼り付ける基板への接着テープ貼り付け方法において、
前記貼り付けテーブルに、前記基板の裏面に対向するように凹部を形成し、該凹部に気体を導入する気体導入孔を設けるとともに、前記テーブル凹部を囲繞する外周面に前記基板の外周縁部を保持する外周保持部を設けて構成しておき、
前記外周保持部で基板の外周縁部を保持し、前記上チャンバと下チャンバとで真空チャンバを形成し、前記真空チャンバを減圧状態にして前記基板上に前記接着テープを貼り付けた後、前記減圧を開放する際、前記気体導入孔から気体を導入することで、前記基板を裏面側から前記吸着テーブルへ押圧するようにした構成を採用する基板への接着テープ貼り付け方法である。
また、本発明は、前記テーブル凹部に、気体排出孔を設けておき、前記気体導入孔から気体を導入する際に、一部の気体を前記気体排出孔から排出するようにした構成を採用する請求項1記載の基板への接着テープ貼り付け方法である。
本発明によれば、真空下で各種の接着テープを貼り付けるので気泡やしわの発生無く基板に接着テープを貼り付けることができる。さらに、内周部分に触れたくない要請のあるウエハや環状凸部が形成された凹状ウエハであっても、内周部分に触れることなく接着テープを精度良く貼り付けることができる。また、基板への接着テープの貼り付けの際に、基板が撓んでも、内周部分に触れることなく接着テープを貼り付けることができる。また、基板への接着テープ貼り付けの際に吸着テーブルで接着テープを介して、基板を支持しながら、基板の裏面から、気体で基板を押圧するようにしているので、基板を破損することなく、接着テープを基板に貼り付けることができる。また、前記テーブル凹部に気体排出孔を設けておき、前記気体導入孔から気体を導入する際に、一部の気体を前記気体排出孔から排出するようにすれば、基板に無理な負荷がかからず、基板を破損することがない。
は、本発明の一実施形態に係る接着テープ貼り付け装置の平面図である。 は、図1のA−A方向断面矢視図である。 は、図1のB−B方向断面矢視図である。 は、本発明に用いられる貼り付けテーブルの一実施形態を表す平面図である。 は、本発明に用いられる貼り付けテーブルの断面説明図である。 (a)及び(b)は、接着テープ切断部で接着テープを穴開きテーブルに貼り付け及び剥離する状態を表す説明図である。 (a)から(c)は、本発明の接着テープ貼り付け装置の接着テープ貼り付け動作を表す説明図である。 (d)から(f)は、本発明の接着テープ貼り付け装置の接着テープ貼り付け動作を表す説明図である。 (g)から(i)は、本発明の接着テープ貼り付け装置の接着テープ貼り付け動作を表す説明図である。 は、環状凸部が形成され、該環状凸部に囲繞される内周面が研削された凹状ウエハの一部切欠き斜視図である。 (a)から(h)は、図10の凹状ウエハの形成及び加工例を表す説明図である。 は、スリットが形成されたスリットウエハの斜視図である。
以下、本発明の基板への接着テープ貼り付け装置の一実施形態について図1から図6に基づいて説明する。
図1は、本発明の接着テープ貼り付け装置1の平面図であり、図2は、図1のA−A方向断面矢視図であり、図3は、図1のB−B方向断面矢視図である。
本発明の接着テープ貼り付け装置1は、基板W(以下ウエハWという)を収納するウエハ供給/収納部aと、位置決め部bと、ウエハ供給/収納部aに多段に収納されたウエハWを一枚ずつ取り出して位置決め部bに搬送するウエハ搬送部cと、前記位置決め部bで位置決めされたウエハWを受け取って支持する接着テープ貼り付け部dと、前記位置決め部b上のウエハWを接着テープ貼り付け部dに移送するウエハ搬送部eと、前記接着テープ貼り付け部dに隣接して位置し、前記接着テープTを前記ウエハWの外形とほぼ同等若しくはやや小径に切断する接着テープ切断部fと、前記接着テープ貼り付け部dと前記接着テープ切断部fとの間を移動し、前記接着テープ切断部fで切断された接着テープTを吸着保持して前記接着テープ貼り付け部dに移送すると共に、該接着テープ貼り付け部dで前記ウエハW上に接着テープTを貼り付ける接着テープ搬送体g等から構成されている。
本発明で使用するウエハWは、例えば図10に示すように、外周に環状凸部80が設けられ、該環状凸部に囲繞される内周面が研削された凹状ウエハWが用いられる。なお、前記凹状ウエハWだけでなく、内周面に触れたくない要請のあるウエハが、好適に用いられる。例えば図12に示すようなウエハWのパターン82にスリット85が形成されたスリットウエハSWにも適用できる。この場合、前記スリットウエハSWのパターン形成面(表面)を下面として、前記スリットウエハSWの裏面に両面接着テープTを貼り付けることに適用でき、両面接着テープTが貼り付けられたスリットウエハSWは、この後、前記両面接着テープTを介してガラス等の支持基板が貼り付けられる。
なお、ウエハWの外周の一部には、位置決め用のノッチ82や、オリフラ(図示しない)が形成されていても良い。
前記ウエハ供給/収納部aは、図1のように、機台2上の右手前に位置し、多段状にウエハWを収納可能な収納カセット3が交換可能に設置されている。前記収納カセット3は、図示しない駆動源によって昇降可能になっており、順次ウエハWの取り出し、収納が自在になっている。
位置決め部bは、搬送ロボット4に隣接する位置に配置された支持台28上に設置されている。前記支持台28上には、搬送されたウエハWの外周(本実施形態では凹状ウエハWの環状凸部80)を吸着保持して回転させる回転テーブル5と、その近隣上方に光学手段等の適宜手段でウエハWのノッチ82またはオリフラを検出するセンサ6が設けられている。
また、図2のように前記回転テーブル5は、モータ7によって回転自在に構成され、保持されたウエハWを回転させて、該ウエハWの外周に設けられたノッチ82に光を照射して該ノッチ82をセンサ6で検出するようになっている。
ウエハ搬送部cは、前記収納カセット3の左横に位置し、収納カセット3に収納されたウエハWを一枚ずつ取り出す搬送ロボット4が設けられ、該搬送ロボット4は、伸縮と旋回が自在に構成され、ハンド先端の下面でウエハWの外周部を吸着し、前記位置決め部bの回転テーブル5上への移送を行うようになっている。なお、ハンド先端は、適宜ベルヌーイチャック等で非接触タイプのものを用いることもできる。また、前記搬送ロボット4は、接着テープTが貼り付けられた後のウエハWの前記収納カセット3への搬送を行うようになっている。
図1のように機台2の中央には接着テープ貼り付け部dが、位置決め部bと接着テープ切断部fとの間に設けられている。また、前記接着テープ貼り付け部dは、前記機台2上に設置された下チャンバ9と、該下チャンバ9の内部に設けられた貼り付けテーブル8等で構成されている。
前記貼り付けテーブル8は、図2のように下方がガイド11に支持され、前記ガイド11は、下チャンバ9にスライド可能に貫入して支持板12に支持されている。また、前記下チャンバ9の下方に支持枠13が設けられている。また、該支持枠13の下面に昇降シリンダ14が設けられ、該昇降シリンダ14のシリンダ軸14a先端に前記支持板12が接続されている。従って、前記支持板12は、前記昇降シリンダ14によって昇降動自在になっており、前記昇降シリンダ14のシリンダ軸14aの伸縮により、前記貼り付けテーブル8は、前記下チャンバ9に対して昇降動が自在になっている。
また、前記貼り付けテーブル8は、上面に凹部8b(図5参照)が形成され、ウエハW裏面の内周面が前記貼り付けテーブル8に接触しないようになっている。また、前記貼り付けテーブル8は、凹部8bを囲繞する凸部8a上に吸着孔15が複数設けられ、外周保持部を形成している。前記吸着孔15は、後述する真空チャンバ内の吸引とは独立して吸引できる吸引ホース16が接続され、該吸引ホース16は、切替バルブ17を介して真空ポンプ18に接続されている。該真空ポンプ18を起動して、切替バルブ17を開放することで前記吸着孔15に吸引力が作用するようになっている。
前記外周保持部としての前記吸着孔15は、ウエハWの外周部分で接触しても影響が出ない部分を吸着するようになっている。例えば、外周に環状凸部80が形成された凹状ウエハWの場合、前記環状凸部80が吸着保持される。また、スリットウエハSWの場合、パターン形成面の外周部分で接触しても影響が出ない部分が、吸着保持される。
また、前記貼り付けテーブル8の凹部8bは、4箇所に開孔19が設けられ、真空チャンバ内と連通している。また、前記開孔19内は、それぞれ4本の支持ピン20が挿通されている。前記支持ピン20は、先端部に吸着部が設けられており、その先端部でウエハWを吸着保持可能になっている。前記開孔19は、後述する前記貼り付けテーブル8の凹部8b内への通気の際に、一部の空気を排出するようになっている。
前記支持ピン20は、貼り付けテーブル8の下方で、下端が支持枠21に支持されている。前記支持枠12の下面にはシリンダ25が設けられ、前記シリンダ25の軸は、支持枠21に接続されている。前記シリンダ25を作用させることで前記支持ピン20が貼り付けテーブル8の凹部8bから突没するようになっている。前記支持ピン20が、貼り付けテーブル8から突出した際にウエハWの裏面側を吸着保持することが可能になっている。なお、前記支持ピン20は、前記凹状ウエハW等、内周面に触れたくない要請のある場合は、動作させずに待機している(内周面に触れても良いウエハの場合に適宜使用できるようになっている。)。従って、各種のウエハWに応じて、前記支持ピン20の使用有無を切替えることで、各種ウエハWの特性に合わせた処理を適正に行えるようになっている。
また、前記支持ピン20は、それぞれ内部に通気孔22が穿設され、支持枠21内でそれぞれ連通している。前記支持枠21には、通気パイプ23が接続され、切替バルブ24を介して真空ポンプ18に接続されている。
前記貼り付けテーブル8の凹部8bは、中心部に通気孔24が穿孔され、さらに開孔19を囲繞して円周状に複数の通気孔24が穿孔されている。前記通気孔24は、通気パイプ25を介して通気ポンプ26に接続されている。なお、通気ポンプ26に代えて、適宜シリンダ等の通気ラインに切替バルブを設けて接続するようにしても良い。前記通気ポンプ26を作用させることで、前記凹部8b内に大気を導入することが可能になっている。
前記ウエハ搬送部eは、前記位置決め部bと前記接着テープ貼り付け部dの奥側に水平方向に設けられたレール29と、該レール29に沿って移動自在な吸着ハンド27等から構成されている。
前記吸着ハンド27は、本実施形態においては、ウエハWの上面から吸着保持するようになっており、ウエハWの外周のパターン形成面以外の部分を吸着保持するようになっている。なお、前記吸着ハンド27は、非接触タイプのものを用いるようにしても良い。
前記レール29は、前記位置決め部bと前記接着テープ貼り付け部dとの間に沿って敷設されている。前記吸着ハンド27の支持部後端は、前記レール26に摺動可能に嵌合され、適宜の駆動源(図示しない)により、前記吸着ハンド27は、前記位置決め部bと前記接着テープ貼り付け部dとの間を移動するようになっている。従って、前記吸着ハンド27は、前記位置決め部bで位置決めされたウエハWを吸着保持し、該ウエハWを前記接着テープ貼り付け部dの貼り付けテーブル8上に移載するようになっている。
前記接着テープ切断部fは、前記接着テープ貼り付け部dを挟んで前記位置決め部bと反対側に位置し、前記穴開きテーブル30と、接着テープTを前記穴開きテーブル30上に貼り付ける貼り付けユニット37と、前記穴開きテーブル30の下方に設けられたカッタユニット33等を有する。
前記穴開きテーブル30の両側に、側板36、36が接着テープ貼り付け装置1の装置奥から装置手前にかけて立設されている。前記側板36、36間には、前記貼り付けユニット37が設けられている。
前記貼り付けユニット37は、広幅の接着テープTが巻回された供給リール38と、使用済みの接着テープTを巻取る回収リール39と、供給される接着テープTを案内する複数のガイドローラ40と、前記接着テープTからセパレータSを剥離するピンチローラ43と、前記接着テープTから剥離されるセパレータSを巻取るセパレータ回収リール41と、前記接着テープTを前記穴開きテーブル30に押圧して貼り付ける貼り付けローラ42と、前記穴開きテーブル30に貼り付けられた接着テープTの余剰部分を剥離する剥離ローラ44等を備えて構成されている。
前記供給リール38は、前記両側板36、36間の装置手前側に軸支されている。前記供給リール38に、例えばウエハWのパターン形成面を保護する保護テープ等の接着テープTが巻回されている。保護テープ以外には例えばダイアタッチフィルムや、ウエハWに支持基板を貼り付ける場合の両面テープ等、各種の接着テープを用いることができる。なお、前記供給リール38は、適宜の駆動源やストッパが設けられ、接着テープTを自在に繰り出すことができる。
前記供給リール38から繰出された接着テープTは、ガイドローラ40に案内され、ピンチローラ43によって、粘着面側に仮着されたセパレータSが剥離された後、接着面が下になった状態で貼り付けローラ42の下方を通過し、前記穴開きテーブル30上に案内される。この後、前記接着テープTは、前記剥離ローラ44の上方を経由してガイドローラ40に案内され、ピンチローラ45を経由して回収リール39に巻取られる。また、前記剥離されたセパレータSは、セパレータ回収リール41に巻取られる。なお、ピンチローラ45及び回収リール39は、適宜の駆動源(図示しない)が設けられている。
前記側板36、36の穴開きテーブル30に沿った側方にレール47、47が敷設されている。前記貼り付けローラ42は、軸受部材46に軸支され、前記レール47、47に摺動可能に嵌合している。前記軸受部材46は、スライダ49が設けられ、該スライダ49は、レール47に摺動可能に嵌合している。また、前記軸受部材46は、図示しない適宜の駆動源により、前記レール47に沿って前記貼り付けローラ42と一体に水平動自在になっている。また、前記貼り付けローラ42は、前記接着テープTを押圧しながら転動し、前記接着テープTを穴開きテーブル30上に貼り付けるようになっている。
また、前記穴開きテーブル30の側方には剥離ローラ44が設けられている。該剥離ローラ44は、軸受部材48に軸支されている。該軸受部材48は、前記レール47、47に摺動可能に嵌合している。また、前記軸受部材48は、図示しない適宜の駆動源により、前記レール47に沿って前記剥離ローラ44と一体に水平動自在になっている。前記剥離ローラ44は、前記穴開きテーブル30の上面と前記接着テープTの接着面との間を転動することで、くり貫かれた接着テープTの余剰部分を前記穴開きテーブル30から剥離するようになっている。なお、前記剥離ローラ44は、接着テープTの接着面と接することから、適宜の離型処理(例えば、フッ素処理)が施されている。
前記穴開きテーブル30は、ウエハWの外形よりも大きい矩形状に形成され、前記ウエハWの外径とほぼ同じか、僅かに小径の円形穴32が形成されている。また、前記穴開きテーブル30の上面は、前記貼り付けテーブル8の上端とほぼ同じ高さになっている。また、前記穴開きテーブル30の上面には、上チャンバ50が合わさった際に吸着テーブル59の支持部が干渉しないように退避孔72が設けられている。また、前記穴開きテーブル30の下方には、該穴開きテーブル30に貼り付けられる接着テープTを円形穴32の内周に沿って円周方向に切断するカッタユニット33が設けられている。
前記カッタユニット33は、円周カッタ34を有し、該円周カッタ34は、ベルト36を介してモータ35に接続されることにより、回転が自在になっている。また、前記円周カッタ34は、適宜の駆動源による上下動が可能となっている。なお、ウエハWの位置決め部の形状に応じて、適宜オリフラカッタやノッチカッタを別途設けるようにしても良い。
前記穴開きテーブル30に貼り付けられた接着テープTは、前記円形孔32の下方から前記円周カッタ34が突き刺されるようになっている。前記円周カッタ34は、該接着テープTを突き刺した後、回転することでウエハWの外形とほぼ同じまたは、やや小径に接着テープTを切り抜くようになっている。なお、接着テープTのウエハWのノッチやオリフラに対応する部分は、図示しないカッタで切断すれば良い。なお、前記円周カッタ34をウエハWのノッチやオリフラの形状に合わせて移動可能に構成し、前記ノッチやオリフラの形状に前記円周カッタ34を移動制御して、前記ノッチやオリフラを切断するようにしても良い。
前記接着テープ搬送体gは、前記接着テープ切断部fの直上に臨んで設けられている。前記接着テープ搬送体gは、上チャンバ50と、上チャンバ50内に設けられた吸着テーブル51と上チャンバ50側部の接着テープ貼り付け部d側に設けられた貼り付けローラ52(図2参照)等から構成されている。
前記側板36は、一部切欠かれて切欠部36aが形成されており、前記切欠部36aと垂直方向に支持枠53が設けられている。前記支持枠53は、前記接着テープ切断部f上から前記接着テープ貼り付け部d上にかけて懸架され、両側の支持壁の内側にレール54、54が敷設されている。また、両レール54、54間に、支持枠55が掛け渡され、該支持枠55は、両端に設けられたスライダ58、58を介して両レール54、54に移動可能に支持されている。なお、前記支持枠55は、図示しない適宜の駆動源により、前記両レール54、54に沿って移動自在になっている。
前記支持枠55には、前記上チャンバ50が、支持枠55に立設された複数のガイド部材56に昇降可能に支持されている。また、前記支持枠55上に昇降シリンダ57が設けられ、前記上チャンバ50は、前記昇降シリンダ57によって前記支持枠55に対して、昇降自在になっている。
前記上チャンバ50上に、真空アダプタ68が設けられ、該真空アダプタ68は、図示しない真空ポンプに接続されている。前記真空アダプタ68から、真空ポンプを通じて排気することで、前記上チャンバ50と前記下チャンバ9とで形成される真空チャンバ内を減圧し、真空状態にすることができる。
前記上チャンバ50は、内部に吸着テーブル59を備え、該吸着テーブル59は、接着テープ切断部fで切断される接着テープTを背面側から吸着保持するようになっている。前記吸着テーブル59は、例えば多孔質体で形成され、ウエハWの外形よりやや小さく(例えばウエハ外形より1〜2mm程度小さく形成)形成されている。前記吸着テーブル59の多孔質体は、下面の吸着面を残して、非通気性部材で囲繞され、吸着面に吸着力を発生させるようになっている。
また、前記吸着テーブル59は、上面側が固定枠60で支持されている。なお、吸着テーブル59は、真空チャンバ内の吸引とは独立して吸引できる吸引ホース61が接続されており、真空チャンバと吸着テーブル59に差圧を発生させることができるようになっている。従って、真空チャンバ内が真空状態となっても前記吸着テーブル59に接着テープTを保持できるようになっている。
また、前記固定枠60は、先端がバネ部材62を介して上チャンバ50に接続されている。前記固定枠60の後端は、支持枠が下方に向けて延設され、該支持枠は、上チャンバ50に固定された固定枠64に軸63を介して軸支されている。
前記上チャンバ50の内部上壁には、レール66が敷設され、該レール66には、スライダが摺動可能に嵌合している。前記スライダには支持枠を介してスイングローラ67が転動可能に軸支されている。また、前記固定枠60の上面には、レール65が敷設されており、前記スイングローラ67は、前記レール65上を転動するようになっている。
また、前記固定枠60は、前記バネ部材62によって、前端側が上方に向けて付勢されており、初期状態では、前記吸着テーブル59は、前上がり傾斜状態となっている。そし
て、前記スイングローラ67が前記レール66上を走行することで吸着テーブル59が軸63を支点に揺動し、該吸着テーブル59が水平に保たれるようになっている。
また、前記上チャンバ50は、前記接着テープ切断部fで切断された接着テープTを前記吸着テーブル59で吸着保持し、前記接着テープ貼り付け部d上に搬送するとともに接着テープ貼り付け部dの下チャンバ9と合わさって真空チャンバを形成するようになっている。
また、前記上チャンバ50の接着テープ貼り付け部d側には、支持板70が延設され、該支持板70の下面にローラ枠71が設けられている。該ローラ枠71には、押えローラ52が軸支されている。前記支持板70上には、シリンダ72が立設され、該シリンダ72のシリンダ軸は、前記ローラ枠71に接続されている。また、前記シリンダ72の両側には、ガイド73が立設されており、前記シリンダ72を作用させることで前記押えローラ52が昇降するようになっている。前記押えローラ52は、前記ウエハWに接着テープTを貼り付けた後に作用して、接着テープTの浮き上がりを防止する。
以上が、本発明の一実施形態に係る接着テープ貼り付け装置1の構成であり、次に該接着テープ貼り付け装置1の動作について図6から図9に基づいて以下に説明する。
図6(a)及び(b)は、接着テープ切断部fで接着テープTを穴開きテーブル30に貼り付け及び剥離する動作を表す説明図である。
図6(a)は、穴開きテーブル30に接着テープTを貼り付ける動作を表す。まず、前記穴開きテーブル30上にセパレータSが剥離された接着テープTが接着面を下にして供給される。続いて、貼り付けローラ42が、接着テープTの背面側を押圧転動しながら、該接着テープTを穴開きテーブル30上に貼り付ける。この後、後述のように接着テープTがウエハWの外形状に切断され、ウエハWへの貼り付け動作が行なわれる。
図6(b)は、接着テープTが穴開きテーブル30でくり貫かれた後の接着テープTの余剰部分を剥離する状態を表す説明図である。前記剥離ローラ44が、接着テープTの接着面側と接しながら転動する。前記剥離ローラ44が、穴開きテーブル30の円形穴32の外側部分に貼り付いた接着テープTの余剰部分に到達する。続いて、前記剥離ローラ44が、前記接着テープTの余剰部分と穴開きテーブル30との間に進入し、前記接着テープTが穴開きテーブル30から剥離される。
次に図7から図9に基づいて、接着テープTをウエハWに貼り付ける貼り付け動作について説明する。
図7(a)のように、接着テープ搬送体gとしての上チャンバ50が、接着テープ切断部f上の穴開きテーブル30上に位置する。このとき、接着テープTは、図6(a)のように穴開きテーブル30上に貼り付けられている。また、上チャンバ50内のスイングローラ67が図示矢印のように水平動し、吸着テーブル59が平坦状態にされる。
次に前記上チャンバ50が、前記穴開きテーブル30上に下降することで、前記吸着テーブル59が前記接着テープTの背面側に当接し、この状態で前記吸着テーブル59に吸着力を作用させて前記接着テープTを前記吸着テーブル59に吸着保持する。また、前記接着テープ貼り付け部dでは、位置決めされたウエハWが吸着ハンド27によって搬送されて、前記貼り付けテーブル8上に載置される。前記貼り付けテーブル8上に載置された前記ウエハWは、下面の環状凸部80が、吸着孔15により吸着保持される。このとき、前記貼り付けテーブル8の内周部は、凹状に形成されているのでウエハWの裏面は、前記貼り付けテーブル8に触れないようになっている。
図7(b)のように、円周カッタ34が上昇し、前記穴開きテーブル30と前記吸着テーブル59の隙間に突き刺され、前記円周カッタ34が旋回することで前記吸着テーブル59の外形と同じまたは、僅かに大きく接着テープTがくり貫かれる。
図7(c)のように、前記上チャンバ50が上昇し、前記円周カッタ34が下降する。また、前記上チャンバ50内の前記吸着テーブル59は、前記スイングローラ67が移動することにより、前上がり傾斜状態となる。一方、前記接着テープ貼り付け部dでは、前記貼り付けテーブル8が下降し、下降位置に位置する。
図8(d)のように、前記上チャンバ50が、前記接着テープ切断部f上から前記接着テープ貼り付け部d上へと移動し、続いて、前記上チャンバ50が前記接着テープ貼り付け部dの下チャンバ9に合わさって真空チャンバを形成する。該真空チャンバ形成後、該真空チャンバ内を前記真空アダプタ68を介して真空ポンプ(図示しない)で吸引して減圧し、真空チャンバ内を真空状態にする。該真空チャンバ内が、真空状態になると前記貼り付けテーブル8が上昇し、前上がり傾斜となった前記吸着テーブル59に保持された前記接着テープTの下端部に前記貼り付けテーブル8に保持されたウエハWが当接される。このとき、前記接着テープTが前記ウエハWに当接される当接点は、前記ウエハWの環状凸部80の前記貼り付けテーブル8に支持された部分であるので、前記ウエハWが破損することがない。
図8(e)のように、前上がり傾斜となった前記吸着テーブル59を前記スイングローラ67の移動により揺動させて水平状態とすることで、前記接着テープTをウエハWに順次押し付けて貼り付ける。このようにすることで、前記接着テープTがウエハWに先付きして気泡やしわが入ることを防止できる。
図8(f)のように、前記真空アダプタ68から大気を導入することで、真空状態を解除するとともに前記通気ポンプ26を通じて通気することで前記通気孔24を通じて圧空が導入され、前記ウエハWの凹状面が、前記吸着テーブル59に保持された接着テープTに押圧される。すなわち、前記ウエハWと前記吸着テーブル59に接着テープTが挟持され、前記ウエハWに接着テープTが密着される。なお、前記通気孔24から圧空を導入する際、一部の空気を、前記支持ピン20の周囲に形成された開孔19から排出するようにすれば、必要以上に前記ウエハWと前記貼り付けテーブル8の凹状部で形成される空間の圧力が高まり過ぎることがない。前記開孔19からの空気の排出量は、適宜前記開孔19を塞ぐようにすることで調整できるようになっている。また、圧空で導入される空気に代え、アルゴンガスや窒素ガス等の不活性なガスを導入するようにすることもできる。
図9(g)のように、前記上チャンバ50が上昇して、真空チャンバが開放される。
図9(h)のように、前記上チャンバ50が水平動し、該上チャンバ50横の貼り付けローラ52が前記ウエハWの端部上に位置する。
図9(i)のように、前記貼り付けローラ52が下降して、前記ウエハWの貼り付け始端部を押圧しながら、前記上チャンバ50が水平動することで、前記貼り付けローラ52が前記ウエハWを押圧転動し、特に接着テープTの外周端部分を前記ウエハWに良く接着させる。なお、この貼り付けローラ52による貼り付け動作は、接着テープTとウエハWとの接着状態により、必要に応じて適宜行なえば良い。
以上が、本発明の接着テープ貼り付け装置で接着テープをウエハに貼り付ける一実施形態であるが、適宜発明の範囲内で変更できる。例えば、本実施形態においては、外周に環状凸部が形成された凹状ウエハについて説明したが、前述のスリットウエハSWや各種のウエハを用いることができ、平坦なウエハであっても適用できる。また、接着テープは、保護テープだけでなく、ダイアタッチフィルムや両面テープ等、各種の接着テープを使用できる。
W 基板(ウエハ)
Wa 凹状ウエハ
SW スリットウエハ
T 接着テープ
S セパレータ
DT ダイシングテープ
DF ダイシングフレーム
a ウエハ供給/収納部
b 位置決め部
c ウエハ搬送部
d 接着テープ貼り付け部
e ウエハ搬送部
f 接着テープ切断部
g 接着テープ搬送体
1 接着テープ貼り付け装置
2 機台
3 収納カセット
4 搬送ロボット
5 回転テーブル
6 センサ
7 回転モータ
8 貼り付けテーブル
8a 凸部
8b 凹部
9 下チャンバ
10 上チャンバ
11 ガイド
12 支持板
13 支持枠
14 昇降シリンダ
14a シリンダ軸
15 吸着孔
16 吸引ホース
17 切替バルブ
18 真空ポンプ
19 開孔
20 支持ピン
21 支持枠
22 通気孔
23 通気パイプ
24 通気孔
25 シリンダ
26 通気ポンプ
27 吸着ハンド
28 支持台
29 レール
30 穴開きテーブル
31 支持枠
32 円形穴
33 カッタユニット
34 円周カッタ
35 モータ
36 側板
37 貼り付けユニット
38 供給リール
39 回収リール
40 ガイドローラ
41 セパレータ回収リール
42 貼り付けローラ
43 ピンチローラ
44 剥離ローラ
45 ピンチローラ
46 軸受部材
47 レール
48 軸受部材
49 スライダ
50 上チャンバ
51 吸着テーブル
52 貼り付けローラ
53 支持枠
54 レール
55 支持枠
56 ガイド部材
57 昇降シリンダ
58 スライダ
59 吸着テーブル
60 固定枠
61 吸引ホース
62 バネ部材
63 支持枠
64 固定枠
65 レール
66 レール
67 スイングローラ
68 真空アダプタ
70 支持板
71 ローラ枠
72 退避孔
80 環状凸部
81 凹状面
82 ノッチ
83 金属膜
84 回路
85 スリット

Claims (7)

  1. 基板をその上面に保持する貼り付けテーブルが設けられた下チャンバと、
    基板の外形に見合う大きさに切断された接着テープを非粘着面側から吸着保持して前記下チャンバ上に移送するとともに、前記基板上に接着テープを貼り付ける接着テープ搬送体と、を備え、
    前記接着テープ搬送体は、
    下チャンバと合わさることで真空チャンバを形成する上チャンバと、この上チャンバ内に揺動自在に支持され、傾斜状態で下チャンバ上へ下降することにより、前記接着テープの傾斜下がり側の部分を基板上に重ね、傾斜下がり側を基点に揺動することにより基板上に接着テープを貼り付ける吸着テーブルと、を備える基板への接着テープ貼り付け装置において、
    前記貼り付けテーブルは、前記基板の裏面に対向するように形成されるとともに気体を導入する気体導入孔が設けられたテーブル凹部と、
    前記テーブル凹部を囲繞する外周面に設けられ、前記基板の外周縁部を保持する外周保持部と、を備え、
    前記上チャンバと下チャンバとで真空チャンバを形成するとともに、前記真空チャンバを減圧状態にして前記基板上に前記接着テープを貼り付けた後、前記減圧を開放する際、前記気体導入孔から気体を導入することで、前記基板を裏面側から前記吸着テーブルへ押圧するようにしたことを特徴とする基板への接着テープ貼り付け装置。
  2. 前記テーブル凹部に、気体排出孔を設け、前記気体導入孔から気体を導入する際に、一部の気体を前記気体排出孔から排出するようにしたことを特徴とする請求項1記載の基板への接着テープ貼り付け装置。
  3. 前記テーブル凹部に、複数の基板保持ピンを突没自在に設け、前記基板保持ピンの先端に開孔を設けて前記開孔を吸気による吸着または排気による気体噴出を行うように切り替え可能に構成したことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の基板への接着テープ貼り付け装置。
  4. 前記気体排出孔は、前記保持ピンの外周に穿設された開孔であり、気体を排出可能に構成されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の基板への接着テープ貼り付け装置。
  5. 前記基板は、環状凸部が設けられ、該環状凸部に囲繞される内周面が研削された凹状ウエハであることを特徴とする請求項1または請求項2のいずれか1項に記載の基板への接着テープ貼り付け装置。
  6. 基板をその上面に保持する貼り付けテーブルが設けられた下チャンバと、
    前記下チャンバと合わさって真空チャンバを形成する上チャンバと、
    前記上チャンバ内に前記基板の外形に見合う大きさに切断された接着テープを吸着保持する吸着テーブルと、を設けておき、前記吸着テーブルに保持された接着テープを前記真空チャンバ内の減圧下で基板に貼り付ける基板への接着テープ貼り付け方法において、
    前記貼り付けテーブルに、前記基板の裏面に対向するように凹部を形成し、該凹部に気体を導入する気体導入孔を設けるとともに、前記テーブル凹部を囲繞する外周面に前記基板の外周縁部を保持する外周保持部を設けて構成しておき、
    前記外周保持部で基板の外周縁部を保持し、前記上チャンバと下チャンバとで真空チャンバを形成し、前記真空チャンバを減圧状態にして前記基板上に前記接着テープを貼り付けた後、前記減圧を開放する際、前記気体導入孔から気体を導入することで、前記基板を裏面側から前記吸着テーブルへ押圧するようにしたことを特徴とする基板への接着テープ貼り付け方法。
  7. 前記テーブル凹部に、気体排出孔を設けておき、前記気体導入孔から気体を導入する際に、一部の気体を前記気体排出孔から排出するようにしたことを特徴とする請求項1記載の基板への接着テープ貼り付け方法。
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