JP2018018984A - 放熱構造および電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】筐体の外側に高温になる部材が露出しないこと。
【解決手段】集積回路20と、ブラケット30と、ヒートシンク40と、筐体50と、ブラケット30の第一締結孔311、第一締結孔312とヒートシンク40の締結孔434、締結孔435とに挿入され、集積回路20の主面21aがブラケット30と密着し、主面21bがヒートシンク40と密着した状態で集積回路20をブラケット30およびヒートシンク40に組み付ける第一締結部材S1、第一締結部材S2と、ブラケット30の第二締結孔322と筐体50の締結孔513とに挿入され、ヒートシンク40を筐体50に押圧した状態で、ブラケット30を筐体50に組み付ける第二締結部材S3とを備え、ヒートシンク40は、組み付け状態で、集積回路20と密着した面と反対側の面が筐体50と密着し、第一締結部材S1は、組み付け状態で、筐体50と離間して位置する。
【選択図】図1

Description

本発明は、放熱構造および電子機器に関する。
例えば、電子機器の基板に搭載されている制御回路は発熱するため、放熱構造を備えることが知られている(例えば、特許文献1ないし特許文献2参照)。特許文献1に記載の技術では、第1放熱部材および第2放熱部材の間に読出用ICおよび信号線を狭持するように配設される。また、第1放熱部材は、その外面が筐体の内側面に密着固定される。特許文献2に記載の技術は、押圧部材が、放熱シートを挟んで複数の発熱部品を、放熱面として形成されたブラケットの側壁部に向けて押圧する。
特開2009−082297号公報 特開2013−125897号公報
ところで、発熱する電子部品に接触した放熱部材は、電子部品から伝導された熱で高熱になっている。例えば、締結部材で放熱部材を筐体に固定する場合、締結部材が高温になるおそれがある。このため、筐体の外側には、高温になる部材が露出しないように組み付けることが好ましい。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、筐体の外側に高温になる部材が露出しない放熱構造および電子機器を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る放熱構造は、発熱する電子部品と、前記電子部品を支持するブラケットと、前記電子部品で生じた熱を放熱させる放熱部材と、前記ブラケットが組み付けられる筐体と、前記ブラケットに形成された第一締結孔と前記放熱部材に形成された締結孔とに挿入され、前記電子部品の一方の面が前記ブラケットと密着し、一方の面と向かい合う他方の面が前記放熱部材と密着した状態で前記電子部品を前記ブラケットおよび前記放熱部材に組み付ける第一締結部材と、前記ブラケットに形成された第二締結孔と前記筐体に形成された締結孔とに挿入され、前記放熱部材を前記筐体に押圧した状態で、前記ブラケットを前記筐体に組み付ける第二締結部材とを備え、前記放熱部材は、前記ブラケットが前記筐体に組み付けられた状態で、前記電子部品と密着した面と反対側の面が前記筐体と密着しており、前記第一締結部材は、前記ブラケットが前記筐体に組み付けられた状態で、前記筐体と離間して位置することを特徴とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る電子機器は、基板と、上記の放熱構造とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、筐体の外側に高温になる部材が露出しないようにすることができるという効果を奏する。
図1は、第一実施形態に係る放熱構造を有する電子機器を示す分解斜視図である。 図2は、第一実施形態に係る放熱構造のブラケットを示す斜視図である。 図3は、第一実施形態に係る放熱構造の位置決めを説明する部分拡大図である。 図4は、第一実施形態に係る放熱構造のヒートシンクを示す斜視図である。 図5は、第一実施形態に係る放熱構造の凹状部の部分における部分断面図であり、図1のI−I線断面である。 図6は、第一実施形態に係る放熱構造を示す部分断面図である。 図7は、第一実施形態に係る放熱構造の凸状部の部分における部分断面図であり、図1のII−II線断面である。 図8は、第二実施形態に係る放熱構造のブラケットの他の例を示す斜視図である。 図9は、第二実施形態に係る放熱構造のヒートシンクの他の例を示す斜視図である。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る放熱構造10を備えた電子機器1の実施形態を詳細に説明する。なお、以下の実施形態により本発明が限定されるものではない。
[第一実施形態]
図1は、第一実施形態に係る放熱構造を有する電子機器を示す分解斜視図である。図2は、第一実施形態に係る放熱構造のブラケットを示す斜視図である。図3は、第一実施形態に係る放熱構造の位置決めを説明する部分拡大図である。図4は、第一実施形態に係る放熱構造のヒートシンクを示す斜視図である。電子機器1は、例えば、AV一体型のカーナビゲーションシステムまたはカーオーディオなどである。
図1を用いて、電子機器1を説明する。電子機器1は、基板2と、放熱構造10とを備える。
基板2は、板状のプリント基板である。より詳しくは、基板2は、絶縁体で形成された板材上に配置した、例えば、集積回路(IC:Integrated Circuit)20、抵抗器、コンデンサ、トランジスタなどの電子部品を、電気的に接続し構成されている。基板2は、電子機器1の各部に制御信号を出力する。基板2は、ブラケット30を位置決めする係合孔2a、係合孔2bと、集積回路20の端子を挿入するスルーホール2cとが形成されている。
放熱構造10は、生じる熱を放熱させる。放熱構造10は、集積回路20と、ブラケット30と、ヒートシンク(放熱部材)40と、筐体50と、集積回路20をブラケット30およびヒートシンク40に組み付ける第一締結部材S1および第一締結部材S2と、ブラケット30を筐体50に組み付ける第二締結部材S3とを有する。
集積回路20は、薄い直方体状の箱型のケース21に、発熱する電子部品が搭載された基板が収容されている。集積回路20は、搭載した電子部品の発熱により、ケース21が高温になる。ケース21は、主面21aと、主面21aと向かい合う主面21bと、主面21aと主面21bとの向かい合う端部を接続する4つの側面21c、側面21d、側面21e、側面21fとを有する。ケース21は、ケース21の横幅方向の両端部に保持部22、保持部23が形成されている。保持部22、保持部23は、ケース21の高さ方向の中央部に形成されている。保持部22、保持部23は、第一締結部材S1、第一締結部材S2の軸部が挿通される。保持部22、保持部23は、ケース21を横幅方向の内側に凹状に凹ませて形成されている。保持部22、保持部23は、第一締結部材S1、第一締結部材S2の軸部の外周よりわずかに大きく形成されている。ケース21の側面21dからは、複数の端子24が下方に突出している。端子24は、集積回路20内の基板で生成された電気信号を出力する。端子24は、基板2のスルーホール2cに挿通されて半田付けされる。
図1、図2を用いて、ブラケット30を説明する。ブラケット30は、集積回路20を覆った状態で筐体50に支持するケース状である。ブラケット30は、板材を曲げ加工して形成されている。ブラケット30は、集積回路20のケース21およびヒートシンク40よりも熱伝導性の低い材料で構成されている。このため、組み付け状態において、ブラケット30には、集積回路20で生じた熱が伝導されにくい。ブラケット30は、本体部31と、本体部31の端部から立設された側壁32、側壁33、側壁34とを有する。
本体部31は、集積回路20のケース21の主面21aよりも大きい面積を有する矩形状に形成されている。本体部31は、組み付け状態において、集積回路20のケース21の主面21aと密着する。本体部31には、集積回路20の保持部22、保持部23と対応する位置に、第一締結孔311、第一締結孔312が形成されている。第一締結孔311、第一締結孔312には、雌ネジが形成されている。
側壁32は、集積回路20のケース21の側面21cよりも大きい面積を有する矩形状に形成されている。側壁32は、組み付け状態において、集積回路20のケース21の側面21cと離間して配置される。
突設部321は、側壁32の本体部31側の端部と反対側の端部に、上方に向かって突設されている。突設部321は、側壁32の横幅方向の中央部に形成されている。突設部321は、矩形状に形成されている。突設部321には、第二締結孔322が形成されている。第二締結孔322には、雌ネジが形成されている。
側壁33は、集積回路20のケース21の側面21eよりも大きい面積を有する矩形状に形成されている。側壁33は、組み付け状態において、集積回路20のケース21の側面21eと離間して配置される。
第一係合部331は、側壁33の本体部31側の端部と反対側の端部に突設されている。第一係合部331は、側壁33と同一平面上に形成されている。第一係合部331は、側壁33の高さ方向の中央部に形成されている。第一係合部331は、矩形板状に形成されている。第一係合部331は、組み付け時における、ヒートシンク40との位置決めに使用される。より詳しくは、図3に示すように、第一係合部331は、ヒートシンク40の係合孔(係合受部)432と係合されることで、ブラケット30とヒートシンク40とを、高さ方向および横幅方向において位置決めする。
第二係合部332は、側壁33の下端部から下方に突設されている。第二係合部332は、L字型の脚状に形成されている。第二係合部332は、組み付け時における、基板2との位置決めに使用される。より詳しくは、第二係合部332は、基板2の係合孔2aと係合されることで、ブラケット30と基板2とを、高さ方向および横幅方向において位置決めする。第二係合部332は、基板2の係合孔2aに挿通されて半田付けされる。
側壁34は、側壁33と平行な平面に配置されている。側壁34は、集積回路20のケース21の側面21fよりも大きい面積を有する矩形状に形成されている。側壁34は、組み付け状態において、集積回路20のケース21の側面21fと離間して配置される。
第一係合部341は、側壁34の本体部31側の端部と反対側の端部に突設されている。第一係合部341は、側壁34と同一平面上に形成されている。第一係合部341は、側壁34の高さ方向の中央部に形成されている。第一係合部341は、矩形板状に形成されている。第一係合部341は、組み付け時における、ヒートシンク40との位置決めに使用される。より詳しくは、第一係合部341は、ヒートシンク40の係合切欠部(係合受部)433と係合されることで、ブラケット30とヒートシンク40とを、高さ方向および横幅方向において位置決めする。
第二係合部342は、側壁34の下端部から下方に突設されている。第二係合部342は、L字型の脚状に形成されている。第二係合部342は、組み付け時における、基板2との位置決めに使用される。より詳しくは、第二係合部342は、基板2の係合孔2bと係合されることで、ブラケット30と基板2とを、高さ方向および横幅方向において位置決めする。第二係合部342は、基板2の係合孔2bに挿通されて半田付けされる。
図1、図4を用いて、ヒートシンク40を説明する。ヒートシンク40は、集積回路20の熱を放熱する。ヒートシンク40は、板材を曲げ加工して形成されている。ヒートシンク40は、集積回路20のケース21とブラケット30と筐体50よりも熱伝導性が高い材料で構成されている。このため、組み付け状態において、ヒートシンク40が集積回路20のケース21よりも低温である場合、ヒートシンク40には、集積回路20で生じた熱が伝導される。ヒートシンク40は、例えば、アルミニウム板で形成されている。ヒートシンク40は、側面視で、断面形状が逆U字型に形成されている。より詳しくは、ヒートシンク40は、本体部41と、本体部41の上端部から本体部41と直交する平面内に配置された接続部42と、接続部42の端部から下方に延設され、本体部41と平行な平面に配置された接触部43とを有する。
本体部41は、ブラケット30の本体部31よりも大きい面積を有する矩形状に形成されている。本体部41は、接触部43より大きい面積を有する。本体部41は、組み付け状態において、ブラケット30の本体部31と平行な平面に配置される。本体部41とブラケット30の本体部31との間は、図示しない冷却ファンから吹き出された空気の流路となっている。
接続部42は、本体部41と接触部43との間に配置されている。接続部42は、ブラケット30の側壁32よりも大きい面積を有する矩形状に形成されている。接続部42は、組み付け状態において、ブラケット30の側壁32と離間して配置される。
接触部43は、集積回路20のケース21の主面21bよりも大きい面積を有する矩形状に形成されている。接触部43は、組み付け状態において、集積回路20のケース21の主面21bと密着する。
挿通孔431は、接触部43と接続部42との接合部である曲げ部に形成されている。挿通孔431は、接触部43の横幅方向の中央部に形成されている。挿通孔431は、矩形状に形成されている。挿通孔431は、組み付け時に、ブラケット30の突設部321が挿通される。挿通孔431は、ヒートシンク40の熱伝導性を損なわないよう、可能な範囲で面積を小さくすることが好ましい。
係合孔432は、接触部43の横幅方向の一端部に形成されている。係合孔432は、接触部43の高さ方向の中央部に形成されている。係合孔432は、矩形状に形成されている。係合孔432は、組み付け時における、ブラケット30との位置決めに使用される。より詳しくは、係合孔432は、ブラケット30の第一係合部331と係合されることで、ヒートシンク40とブラケット30とを、高さ方向および横幅方向において位置決めする。
係合切欠部433は、接触部43の横幅方向の他端部に形成されている。係合切欠部433は、接触部43の高さ方向の中央部に形成されている。係合切欠部433は、コの字型に形成されている。係合切欠部433は、組み付け時における、ブラケット30との位置決めに使用される。より詳しくは、係合切欠部433は、ブラケット30の第一係合部341と係合されることで、ヒートシンク40とブラケット30とを、高さ方向および横幅方向において位置決めする。
接触部43には、組み付け状態において、集積回路20の保持部22、保持部23と対応する位置に、締結孔434、締結孔435が形成されている。
図1に戻って、筐体50を説明する。筐体50は、電子機器1の外周を覆う。筐体50は、ブラケット30が組み付けられる。本実施形態では、筐体50は、背面パネルである。筐体50は、パネル板51を有する。
パネル板51は、ブラケット30が組み付けられる。パネル板51は、ヒートシンク40よりも熱伝導性が低い材料で構成されている。このため、組み付け状態において、パネル板51には、集積回路20からヒートシンク40に伝導された熱が伝導されにくい。また、組み付け状態において、パネル板51には、集積回路20からブラケット30に伝導された熱が伝導されにくい。
凸状部511は、組み付け状態で、パネル板51において、集積回路20の保持部22と対応する位置に形成されている。凸状部511は、円柱状に形成されている。凸状部511は、ヒートシンク40の組み付け側とは反対側に膨出するように絞り加工で形成されている。凸状部511は、組み付け状態において、ヒートシンク40の締結孔434から突出した第一締結部材S1の頭部を、凸状部511と離間した状態で収容する。
凸状部512は、組み付け状態で、パネル板51において、集積回路20の保持部23と対応する位置に形成されている。凸状部512は、円柱状に形成されている。凸状部512は、ヒートシンク40の組み付け側とは反対側に膨出するように絞り加工で形成されている。凸状部512は、組み付け状態において、ヒートシンク40の締結孔435から突出した第一締結部材S2の頭部を、凸状部512と離間した状態で収容する。
締結孔513は、組み付け状態で、パネル板51において、ブラケット30の第二締結孔322と対応する位置に形成されている。
凹状部514は、組み付け状態で、パネル板51において、ヒートシンク40の接触部43と当接する位置に形成されている。凹状部514は、平面視においてT字型に形成されている。凹状部514は、ヒートシンク40の組み付け側に膨出するように絞り加工で形成されている。言い換えると、凹状部514は、凸状部511および凸状部512と反対側に膨出するように形成されている。凹状部514は、ヒートシンク40の接触部43において、集積回路20のケース21の主面21bと密着している部分と対応する位置に当接する。凹状部514は、この形状に限定されず、より広い面積で集積回路20のケース21の主面21bと密着する他の形状および他の配置としてもよい。
第一締結部材S1、第一締結部材S2について説明する。第一締結部材S1は、ヒートシンク40に形成された締結孔434とブラケット30に形成された第一締結孔311とに挿入される。第一締結部材S2は、ヒートシンク40に形成された締結孔435とブラケット30に形成された第一締結孔312とに挿入される。第一締結部材S1および第一締結部材S2は、集積回路20のケース21の主面21aがブラケット30と密着し、集積回路20のケース21の主面21bがヒートシンク40と密着した状態で、集積回路20をブラケット30およびヒートシンク40に組み付ける。
第二締結部材S3について説明する。第二締結部材S3は、筐体50に形成された締結孔513とブラケット30に形成された第二締結孔322とに挿入される。第二締結部材S3は、ヒートシンク40を筐体50に押圧した状態で、ブラケット30を筐体50に組み付ける。
次に、このように構成された電子機器1の放熱構造10の組み付け方法および作用について説明する。
電子機器1の放熱構造10の組み付け方法について説明する。
まず、作業者は、集積回路20のケース21を、ブラケット30およびヒートシンク40で挟む。より詳しくは、作業者は、集積回路20のケース21の主面21aとブラケット30の本体部31とを当接させる。そして、作業者は、ブラケット30の突設部321をヒートシンク40の挿通孔431に挿通させるとともに、ブラケット30の第一係合部331、第一係合部341を、ヒートシンク40の係合孔432、係合切欠部433に挿通させる。そして、作業者は、集積回路20のケース21の主面21bとヒートシンク40の接触部43とを当接させる。これにより、集積回路20とブラケット30とヒートシンク40とは、高さ方向および横幅方向において位置決めされる。このとき、ヒートシンク40の締結孔434と、集積回路20のケース21の保持部22と、ブラケット30の第一締結孔311とが同軸上に重なり合った状態となっている。また、ヒートシンク40の締結孔435と、集積回路20のケース21の保持部23と、ブラケット30の第一締結孔312とが同軸上に重なり合った状態となっている。そして、作業者は、ヒートシンク40の締結孔434と、集積回路20のケース21の保持部22と、ブラケット30の第一締結孔311とが同軸上に重なり合った状態で、第一締結部材S1で締結する。同様に、作業者は、ヒートシンク40の締結孔435と、集積回路20のケース21の保持部23と、ブラケット30の第一締結孔312とが同軸上に重なり合った状態で、第一締結部材S2で締結する。
このようにして、集積回路20とブラケット30とヒートシンク40とは、集積回路20のケース21がブラケット30およびヒートシンク40で挟まれた状態で組み付けられる。この状態において、ブラケット30の本体部31は、集積回路20のケース21の主面21aと面同士が密着している。また、ヒートシンク40の接触部43は、集積回路20のケース21の主面21bと面同士が密着している。
そして、作業者は、組み付けられた集積回路20とブラケット30とヒートシンク40とを、基板2上に組み付ける。より詳しくは、作業者は、集積回路20の端子24を、基板2のスルーホール2cに挿通し、半田付けで固定する。作業者は、ブラケット30の第二係合部332を、基板2の係合孔2aに係合させ、半田付けで固定する。作業者は、ブラケット30の第二係合部342を、基板2の係合孔2bに係合させ、半田付けで固定する。このようにして、組み付けられた集積回路20とブラケット30とヒートシンク40とは、基板2上に組み付けられる。この状態において、ブラケット30の第二締結孔322と、筐体50のパネル板51の締結孔513とが同軸上に重なり合っている。図5は、第一実施形態に係る放熱構造の凹状部の部分における部分断面図であり、図1のI−I線断面である。このとき、ヒートシンク40の接触部43は、筐体50のパネル板51の凹状部514と面同士が密着している。なお、第二締結部材S3で締結する前の状態では、ブラケット30の突設部321は、筐体50のパネル板51からわずかに離間した状態となっており、締結により両者が密着するようにすることで、接触部43と凹状部514とは圧力を持って密着する。本実施形態では、第二締結部材S3で締結する前の状態では、ブラケット30の突設部321は、筐体50のパネル板51から距離d離間した状態となっている。
作業者は、基板2上に組み付けられた集積回路20とブラケット30とヒートシンク40とを、筐体50に組み付ける。より詳しくは、作業者は、ブラケット30の突設部321を、筐体50のパネル板51に押し付けて重ね合わせる。そして、作業者は、図6、図7に示すように、ブラケット30の第二締結孔322と、筐体50のパネル板51の締結孔513とが同軸上に重なり合った状態で、第二締結部材S3で締結する。図6は、第一実施形態に係る放熱構造を示す部分断面図である。図7は、第一実施形態に係る放熱構造の凸状部の部分における部分断面図であり、図1のII−II線断面である。
このようにして、基板2上に組み付けられた集積回路20とブラケット30とヒートシンク40とが、筐体50に組み付けられた組み付け状態となる。この状態において、ブラケット30の突設部321は、集積回路20の横幅方向の中央部の真上を、筐体50のパネル板51側に押し付ける。言い換えると、ブラケット30の突設部321は、集積回路20を可能な範囲で近くから押圧し、集積回路20を筐体50のパネル板51側に押し付ける。このため、ブラケット30の突設部321で、ヒートシンク40の接触部43が、筐体50のパネル板51に強固に押し付けられる。
つぎに、このように組み付けられた放熱構造10の作用について説明する。組み付け状態において、ブラケット30の本体部31は、集積回路20のケース21の主面21aと面同士が密着している。ブラケット30は、集積回路20のケース21よりも熱伝導性の低い材料で構成されている。このため、ブラケット30が集積回路20のケース21よりも低温である場合でも、ブラケット30には、集積回路20で生じた熱が伝導されにくい。言い換えると、外部に露出する第二締結部材S3は、高温になりにくい。
また、組み付け状態において、ヒートシンク40の接触部43は、集積回路20のケース21の主面21bと面同士が密着している。ヒートシンク40は、集積回路20のケース21よりも熱伝導性が高い材料で構成されている。このため、ヒートシンク40が集積回路20のケース21よりも低温である場合、ヒートシンク40には、集積回路20で生じた熱が伝導される。
さらに、組み付け状態において、ヒートシンク40の接触部43は、筐体50のパネル板51の凹状部514と面同士が密着している。筐体50は、ヒートシンク40よりも熱伝導性が低い材料で構成されている。このため、パネル板51がヒートシンク40よりも低温である場合でも、筐体50には、ヒートシンク40に伝導された熱が伝導されにくい。言い換えると、パネル板51は、高温になりにくい。
さらにまた、ヒートシンク40の本体部41とブラケット30の本体部31との間は、図示しない冷却ファンから吹き出された空気の流路となっている。このため、ヒートシンク40の本体部41は、冷却ファンから吹き出された空気によって常時冷却されている。これにより、ヒートシンク40の本体部41は、接触部43を介して集積回路20からヒートシンク40に伝導された熱により、冷却ファンから吹き出された空気より高温の場合、熱を放熱する。
このようにして、集積回路20で生じた熱がヒートシンク40によって放熱され、集積回路20は、冷却される。
組み付け状態において、第一締結部材S1は、ヒートシンク40の締結孔434と、集積回路20のケース21の保持部22と、ブラケット30の第一締結孔311とが同軸上に重なり合った状態で締結している。このため、第一締結部材S1は、高温になるおそれがある。第一締結部材S1は、筐体50のパネル板51の凸状部511に、凸状部511と離間した状態で収容されている。このように、高温になるおそれのある第一締結部材S1は、筐体50の外側に露出しない。
また、組み付け状態において、第一締結部材S2は、ヒートシンク40の締結孔435と、集積回路20のケース21の保持部23と、ブラケット30の第一締結孔312とが同軸上に重なり合った状態で締結している。このため、第一締結部材S2は、高温になるおそれがある。第一締結部材S2は、筐体50のパネル板51の凸状部512に、凸状部512と離間した状態で収容されている。このように、高温になるおそれのある第一締結部材S2は、筐体50の外側に露出しない。
組み付け状態において、第二締結部材S3は、筐体50の外側に露出している。第二締結部材S3は、ブラケット30の突設部321に形成された第二締結孔322と螺合している。第二締結部材S3は、集積回路20のケース21から離れて配置されているので、高温になりにくい。さらに、ブラケット30が集積回路20のケース21よりも熱伝導性の低い材料で構成されているので、ブラケット30には、集積回路20で生じた熱が伝導されにくい。このため、第二締結部材S3は、高温になりにくい。
上述したように、本実施形態によれば、組み付け状態において、第一締結部材S1は、高温になるおそれがある。本実施形態は、このように高温になるおそれのある第一締結部材S1を、筐体50のパネル板51の凸状部511に、凸状部511と離間した状態で収容することができる。言い換えると、本実施形態によれば、高温になるおそれのある第一締結部材S1が筐体50の外側に露出しないように配置することができる。また、本実施形態は、第一締結部材S2を、筐体50のパネル板51の凸状部512に、凸状部512と離間した状態で収容することができる。言い換えると、本実施形態によれば、高温になるおそれのある第一締結部材S2が筐体50の外側に露出しないように配置することができる。このように、本実施形態は、作業者が、筐体50などに不用意に触れた場合、高温の部材に接触することを回避することができる。
本実施形態によれば、組み付け状態において、ブラケット30の突設部321に形成された第二締結孔322と螺合している第二締結部材S3は、筐体50の外側に露出している。第二締結部材S3は、ブラケット30が集積回路20のケース21よりも熱伝導性の低い材料で構成されているので、集積回路20で生じた熱が伝導されにくく、高温になりにくい。このように、本実施形態によれば、高温になりにくい第二締結部材S3で、放熱構造10を筐体50に固定することができる。
また、本実施形態によれば、組み付け状態において、ブラケット30の本体部31と集積回路20のケース21の主面21aとを面同士で密着させる。また、本実施形態によれば、組み付け状態において、ヒートシンク40の接触部43と集積回路20のケース21の主面21bとを面同士で密着させる。ブラケット30は、集積回路20のケース21よりも熱伝導性の低い材料で構成されている。また、ヒートシンク40は、集積回路20のケース21よりも熱伝導性が高い材料で構成されている。このため、本実施形態は、ヒートシンク40が集積回路20のケース21よりも低温である場合、ヒートシンク40には、集積回路20で生じた熱を伝導させることができる。
さらに、本実施形態によれば、ヒートシンク40の本体部41は、冷却ファンから吹き出された空気によって常時冷却することができる。これにより、本実施形態は、ヒートシンク40の本体部41が冷却ファンから吹き出された空気より高温の場合、熱を放熱することができる。
このようにして、本実施形態は、集積回路20で生じた熱を放熱させて、集積回路20を冷却することができる。
本実施形態によれば、組み付け状態において、ヒートシンク40の接触部43と筐体50のパネル板51の凹状部514とを面同士で密着させることができる。筐体50がヒートシンク40よりも熱伝導性が低い材料で構成されている。このため、本実施形態は、パネル板51がヒートシンク40よりも低温である場合でも、筐体50に、ヒートシンク40に伝導された熱が伝導されにくくすることができる。このように、本実施形態は、作業者が、筐体50などに不用意に触れた場合、高温の部材に接触することを回避することができる。
本実施形態において、第二締結部材S3は、筐体50のパネル板51と締結される。一方、筐体50のパネル板51よりやわらかい板材で形成されたヒートシンク40と締結される第一締結部材S1および第一締結部材S2は、筐体50のパネル板51と締結されない。これにより、本実施形態によれば、第二締結部材S3は、筐体50のパネル板51と締結される図示されない他の締結部材と共通のネジを使用することができる。このため、本実施形態は、筐体50のパネル板51の締結作業において、使用される締結部材と締結工具、トルクを共通化することができる。これにより、本実施形態は、組み付け作業を効率化することができる。なお、本実施形態では、第一締結部材S1および第一締結部材S2は、第二締結部材S3よりも小径のネジが使用される。このため、第一締結部材S1および第一締結部材S2と、第二締結部材S3とは、使用される締結工具、トルクが異なる。
本実施形態によれば、ヒートシンク40は、板材を曲げ加工若しくは押し出し加工して形成することができる。このため、本実施形態は、ヒートシンク40が、例えば、冷却フィンなどの他の放熱部材で構成される場合に比べて、省スペース化することができる。また、本実施形態の形状のヒートシンク40は、他の放熱部材で構成される場合に比べて、コストを削減することができる。
本実施形態によれば、発熱する電子部品20は、これを支持するブラケット30とヒートシンク40とで一体化された状態で、電子部品20の端子24が基板2のスルーホール2cに半田付けされ、ブラケット30の第二係合部332、342が基板2の係合孔2a、2bに半田付けされる。この後、第二締結部材S3にてブラケット30の突起部321に形成された第二係合孔322が筐体50に締結される。前述のように、第二締結部材S3で締結する前の状態では、ブラケット30の突設部321は、筐体50のパネル板51からわずかに離間した状態となっている。これにより、第二締結部材S3の締結時の力が半田付部に過大に作用することが抑制される。このため、本実施形態は、半田付部にストレスが加わってクラックなどを生じることを抑制することができる。
[第二実施形態]
図8、図9を参照しながら、本実施形態に係る放熱構造について説明する。図8は、第二実施形態に係る放熱構造のブラケットの他の例を示す斜視図である。図9は、第二実施形態に係る放熱構造のヒートシンクの他の例を示す斜視図である。
本実施形態の放熱構造は、ブラケット60およびヒートシンク70の構成が、第一実施形態のブラケット30およびヒートシンク40と異なる。その他の構成は、第一実施形態の放熱構造10と同様である。以下の説明においては、放熱構造10と同様の構成要素は、その詳細な説明は省略する。
ブラケット60は、一対の突設部621を有する。一対の突設部621は、側壁63、側壁64に一対として配置されている。一対の突設部621は、側壁63、側壁64から側壁63、側壁64の横幅方向外側に張り出すように突設されている。一対の突設部621は、本体部61と平行な平面に沿って配置されている。
ヒートシンク70は、ブラケット60の突設部621を挿通する挿通孔が形成されていない点で、第一実施形態のヒートシンク40と異なる。このため、ヒートシンク70は、接触部73と接続部72との接合部である曲げ部に孔が形成されていない。
このような構成のブラケット60とヒートシンク70とを有する電子機器1の組み付け方法を説明する。
作業者は、集積回路20とブラケット60とヒートシンク70とを位置決めした状態で、集積回路20のケース21の主面21aとブラケット60の本体部61とを当接させ、集積回路20のケース21の主面21bとヒートシンク70の接触部73とを当接させる。この状態では、ブラケット60の一対の突設部621は、集積回路20およびヒートシンク70の接触部73の横幅方向外側に位置している。そして、作業者は、集積回路20とブラケット60とヒートシンク70とを、基板2上に組み付ける。そして、作業者は、基板2上に組み付けられた集積回路20とブラケット60とヒートシンク70とを、筐体50に組み付ける。より詳しくは、作業者は、ブラケット60の一対の突設部621を、筐体50のパネル板51に押し付けて重ね合わせる。作業者は、ブラケット60の締結孔622と、筐体50のパネル板51の締結孔とが同軸上に重なり合った状態で、締結部材で締結する。このように、一対の突設部621は、組み付け状態において、ヒートシンク70の接触部73の横幅方向外側に位置し、筐体50のパネル板51に形成された締結孔と締結されている。
上述したように、本実施形態によれば、ヒートシンク70にブラケット60の突設部621を挿通するための挿通孔を形成しなくてよい。これにより、本実施形態は、第一実施形態のヒートシンク40に比べて、ヒートシンク70の表面積を大きくすることができる。言い換えると、ヒートシンク70は、第一実施形態のヒートシンク40に比べて、熱伝導性を高くすることができる。このため、本実施形態は、集積回路20で生じた熱をより放熱させ、より冷却することができる。
さて、これまで本発明に係る放熱構造10および電子機器1について説明したが、上述した実施形態以外にも種々の異なる形態にて実施されてよいものである。上記で説明した放熱構造10の構成は、一例であり、これに限定されるものではない。
上記の実施形態で説明したブラケット30の構成は一例であり、ブラケット30は、集積回路20を筐体50に組み付けられる構成であればよい。
上記の実施形態で説明したヒートシンク40の構成は一例であり、ヒートシンク40は、集積回路20で生じた熱を放熱させる構成であればよい。
ブラケット30とヒートシンク40との位置決めを行うブラケット30の第一係合部331と、ヒートシンク40の係合孔432の形状、および、ブラケット30の第一係合部341と、ヒートシンク40の係合切欠部433の形状は、上記の形状に限定されない。例えば、ブラケット30に係合孔を配置し、ヒートシンク40に係合受部を配置した構成であってもよい。
1 電子機器
2 基板
2a 係合孔
2b 係合孔
2c スルーホール
10 放熱構造
20 集積回路(電子部品)
21 ケース
22 保持部
23 保持部
30 ブラケット
311 第一締結孔
312 第一締結孔
321 突設部
322 第二締結孔
331 第一係合部
332 第二係合部
341 第一係合部
342 第二係合部
40 ヒートシンク(放熱部材)
431 挿通孔
432 係合孔(係合受部)
433 係合切欠部(係合受部)
434 締結孔
435 締結孔
50 筐体
51 パネル板
511 凸状部
512 凸状部
513 締結孔
514 凹状部
S1 第一締結部材
S2 第一締結部材
S3 第二締結部材

Claims (6)

  1. 発熱する電子部品と、
    前記電子部品を支持するブラケットと、
    前記電子部品で生じた熱を放熱させる放熱部材と、
    前記ブラケットが組み付けられる筐体と、
    前記ブラケットに形成された第一締結孔と前記放熱部材に形成された締結孔とに挿入され、前記電子部品の一方の面が前記ブラケットと密着し、一方の面と向かい合う他方の面が前記放熱部材と密着した状態で前記電子部品を前記ブラケットおよび前記放熱部材に組み付ける第一締結部材と、
    前記ブラケットに形成された第二締結孔と前記筐体に形成された締結孔とに挿入され、前記放熱部材を前記筐体に押圧した状態で、前記ブラケットを前記筐体に組み付ける第二締結部材とを備え、
    前記放熱部材は、前記ブラケットが前記筐体に組み付けられた状態で、前記電子部品と密着した面と反対側の面が前記筐体と密着しており、
    前記第一締結部材は、前記ブラケットが前記筐体に組み付けられた状態で、前記筐体と離間して位置することを特徴とする放熱構造。
  2. 前記筐体は、前記ブラケットが前記筐体に組み付けられた状態で、前記第一締結部材と対応する位置に配置され、前記ブラケットと反対側に凸状に形成された凸状部と、前記第一締結部材と前記第二締結部材との間に対応する位置に配置され、前記ブラケット側に凹状に形成された凹状部と、を有し、
    前記第一締結部材のねじ頭の高さをH、前記凹状部の前記ブラケット側へ窪んだ深さをA、前記凸状部の前記ブラケットと反対側に膨出した高さをBとすると、
    H<A+B
    を満たす請求項1に記載の放熱構造。
  3. 前記ブラケットは、前記締結孔が形成された突設部を有し、
    前記放熱部材は、前記突設部を挿通可能な挿通孔を有し、
    前記ブラケットは、前記突設部を前記挿通孔に挿通させて、前記突設部が前記筐体に密着した状態で、前記筐体に組み付けられる請求項1または2に記載の放熱構造。
  4. 前記突設部は、前記ブラケットの幅方向の中央部に形成されている請求項3に記載の放熱構造。
  5. 前記ブラケットは、係合部を有し、
    前記放熱部材は、前記係合部と係合する係合受部を有し、
    前記ブラケットと前記放熱部材とは、前記係合部と前記係合受部とにより位置決めされる請求項1から4のいずれか一項に記載の放熱構造。
  6. 基板と、
    請求項1から5のいずれか一項に記載の放熱構造と
    を備えることを特徴とする電子機器。
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