JP2018012471A - 自動車の下部車体構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】床下にバッテリ等の補機を配置するものにおいて、車両の重量化を招くことなく、ポール衝突のような過酷な側突から補機を保護すること。
【解決手段】フロアパネル4下側において前後方向に延びるフロアフレーム9aとトンネルサイドメンバ8aとの車幅方向の間のスペースSに補機40を配設し、車幅方向における補機40を配設した側のフロアフレーム9aと、補機40を配設した側に対して反対側のトンネルサイドメンバ8bとに跨る車幅方向に延びるメンバ2,3を取り付け、メンバ2,3の幅方向におけるトンネル部4aに対応するトンネル対応部21,31の車幅方向耐力が、補機40に対応する補機対応部31,32のそれよりも低く設定された。
【選択図】図1
【解決手段】フロアパネル4下側において前後方向に延びるフロアフレーム9aとトンネルサイドメンバ8aとの車幅方向の間のスペースSに補機40を配設し、車幅方向における補機40を配設した側のフロアフレーム9aと、補機40を配設した側に対して反対側のトンネルサイドメンバ8bとに跨る車幅方向に延びるメンバ2,3を取り付け、メンバ2,3の幅方向におけるトンネル部4aに対応するトンネル対応部21,31の車幅方向耐力が、補機40に対応する補機対応部31,32のそれよりも低く設定された。
【選択図】図1
Description
フロアパネルの下側にバッテリ等の補機を配設した自動車の下部車体構造に関する。
フロアパネルの下側にバッテリ等の補機を配設したものとしては、特許文献1,2のものが知られている。
特許文献1のものは、補機としてのバッテリモジュールが、フロアパネルの左右各側において、前後方向に延びる車体剛性部材としてのフロアフレームとトンネルフレーム(トンネルサイドメンバ)と、車幅方向に延びる車体剛性部材としての前後各側のシートクロスメンバとに囲まれた領域にフロアパネルの裏側から配設されている。
特許文献1のものは、補機としてのバッテリモジュールが、フロアパネルの左右各側において、前後方向に延びる車体剛性部材としてのフロアフレームとトンネルフレーム(トンネルサイドメンバ)と、車幅方向に延びる車体剛性部材としての前後各側のシートクロスメンバとに囲まれた領域にフロアパネルの裏側から配設されている。
すなわち、特許文献1のバッテリモジュールは、これら車体剛性部材に車両底面視で取り囲まれるようにしてフロアパネルに配設されることで保護されている。
しかし、特許文献1の構成においては、バッテリモジュールの下側等、車両底面視でバッテリモジュールに対応する部位には、例えば車幅方向に延びる車体剛性部材が配設されていないため、車両の側突(側面衝突)等に対してバッテリモジュールを保護する観点で改善の余地があった。
特許文献2のものは、フロアパネルの下側に車幅方向に沿って補機としての複数のバッテリが配置されるとともに、これらバッテリを収容する収容箱が固定部(トンネル部)を跨ぐように取り付けられており、バッテリ収容箱は、複数のバッテリを下側から覆う略方形状の底部と該底部の四辺から立ち上がる枠部とで構成され、該バッテリ収容箱によってフロアパネルの下側に配置された複数のバッテリ全体が外側から覆われたものである。
しかしながら、特許文献2のようにバッテリ収容箱全体を頑強にしたものにおいては、バッテリの保護性能は向上するが、車体重量の軽量化を図ることについて改善の余地があった。
そこでこの発明は、床下にバッテリ等の補機を配置するものにおいて、車両の重量化を招くことなく、ポール衝突のような過酷な側突から補機を保護することができる自動車の下部車体構造の提供を目的とする。
この発明の自動車の下部車体構造は、車幅方向中央において前後方向に延びるトンネル部を有するフロアパネルと、該フロアパネルの下面に前記トンネル部を挟むように配設された左右一対のフロアフレームと、前記トンネル部の車幅方向外側かつ前記フロアフレームの車幅方向内側の位置で前記トンネル部に沿って延びる左右一対のトンネルサイドメンバとを備えたものであって、前記フロアフレームと前記トンネルサイドメンバとの間の前記フロアパネルの下側に補機を配設し、車幅方向における前記補機を配設した側のフロアフレームと、前記補機を配設した側に対して反対側の前記トンネルサイドメンバとに跨る車幅方向に延びるメンバを取り付け、前記メンバの幅方向における前記トンネル部に対応するトンネル対応部の車幅方向耐力が、前記補機に対応する補機対応部のそれよりも低く設定されたものである。
上記構成によれば、側突荷重を前記メンバで直接反対側の前記トンネルサイドメンバに伝達しつつ前記トンネル部を荷重吸収変形させ、補機の変形を防止できる。
この発明の態様として、前記メンバは前記トンネル対応部と前記補機対応部が一体化され、前記補機対応部が前記トンネル対応部よりも前後方向に幅広に形成されたものである。
上記構成によれば、車高が低下することを防ぎつつ、前記メンバの生産性と補機のカバー性を向上することができる。
またこの発明の態様として、前記メンバを、前記トンネル対応部が車幅方向の外側に対して車幅方向内側が前後方向に幅狭になるくびれ部を有して形成するとともに、前記補機対応部を車幅方向に沿って延びる略直線状に形成し、前記補機対応部を前記トンネル対応部の前後方向におけるくびれ部の側へオフセットして連結したものである。
上記構成によれば、前記トンネル部の荷重吸収変形による荷重吸収量増大と車体の補強を高次元で両立することができる。
またこの発明の態様として、前記補機は、前記トンネル部に対して左右各側のうち一方側にのみに配設され、前記メンバの端部が前記反対側のトンネルサイドメンバに連結されたものである。
上記構成によれば、車幅方向における前記トンネル部に対して補機配設部位を有する側とは反対側から側突荷重が補機配設部位へ伝達することを防止できる。
この発明によれば、床下にバッテリ等の補機を配置するものにおいて、車両の重量化を招くことなく、ポール衝突のような過酷な側突から補機を保護することができる。
この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図1は本実施例の自動車の下部車体構造の底面図、図2は図1中の要部拡大図、図3は図1中のA−A線の要部に対して斜め上方から見た斜視断面図、図4はトンネル部の幅方向の中央部の要部を示す縦断面図、図5(a)は図1(a)中のB−B線の要部に対して斜め上方から見た斜視断面図、図5(b)は図1(a)中のC−C線の要部の断面図、図6(a)は前側床下メンバの上側パネルを前方斜め上方から見た斜視図、図6(b)は図6(a)中のD−D線に相当する前側床下メンバの拡大断面図、図6(c)は図6(a)中のE−E線に相当する前側床下メンバの拡大断面図、図7は後側床下メンバの上側パネルを前方斜め上方から見た斜視図、図8(a)は前側床下メンバに車両右側からの側突(側面衝突)により大荷重が入力した際の作用説明図、図8(b)は後側床下メンバに車両右側からの側突により大荷重が入力した際の作用説明図である。
図1は本実施例の自動車の下部車体構造の底面図、図2は図1中の要部拡大図、図3は図1中のA−A線の要部に対して斜め上方から見た斜視断面図、図4はトンネル部の幅方向の中央部の要部を示す縦断面図、図5(a)は図1(a)中のB−B線の要部に対して斜め上方から見た斜視断面図、図5(b)は図1(a)中のC−C線の要部の断面図、図6(a)は前側床下メンバの上側パネルを前方斜め上方から見た斜視図、図6(b)は図6(a)中のD−D線に相当する前側床下メンバの拡大断面図、図6(c)は図6(a)中のE−E線に相当する前側床下メンバの拡大断面図、図7は後側床下メンバの上側パネルを前方斜め上方から見た斜視図、図8(a)は前側床下メンバに車両右側からの側突(側面衝突)により大荷重が入力した際の作用説明図、図8(b)は後側床下メンバに車両右側からの側突により大荷重が入力した際の作用説明図である。
なお、図中、矢印Fは車両前方を示し、矢印Rは車両右側を示し、矢印Lは車両左側を示し、矢印Uは車両上方を示す。また、以下に説明する前後各床下メンバについての前、後、左、右、上及び下は、それぞれ、前後各床下メンバが上記車両に搭載された状態での前、後、左、右、上及び下のことであり、上記車両についての前、後、左、右、上及び下と同じである。
図1〜図3に示すように、本実施例の自動車の下部車体構造は、フロアパネル4、左右一対のサイドシル5(5a,5b)、ダッシュパネル6、左右一対のフロントサイドフレーム7(7a,7b)、左右一対のトンネルサイドメンバ8(8a,8b)、左右一対のフロアフレーム9(9a,9b)(Bフレーム)、前後各側の床下メンバ2,3等を備えている。
図3に示すように、フロアパネル4は、床面を形成し、フロアパネル4の車幅方向中央部分に車両前後方向に延びるトンネル部4aが上方(車室側)へ向かって凸状に形成されている。
同図3に示すように、左右一対のサイドシル5a,5bは、車両前後方向に延び、これらサイドシル5a,5bにフロアパネル4の左右端部が接合されている。サイドシル5a,5bは断面ハット状のインナパネル51およびアウタパネル52を有し、これらインナパネル51とアウタパネル52によって車両前後方向に延びる閉断面を構成している。さらにサイドシル5は、閉断面内においてインナパネル51およびアウタパネル52の間にレインフォースメント53を有している。
そして、インナパネル51の車幅方向内側の下部にフロアパネル4の車幅方向外端が接合されている。
ダッシュパネル6は、車室とその前方のエンジンルームとを仕切り、ダッシュパネル6の後方斜め下方へ延びる下端部にフロアパネル4の前端部が接合されている。
左右一対のフロントサイドフレーム7a,7bは、車両前後方向に延び、その後部がフロアパネル4の下面に接合され、該フロントサイドフレーム7の後部とフロアパネル4の下面とで閉断面が形成されている。さらに、フロントサイドフレーム7の後部のフロアパネル4との接合部分よりも前側部位がダッシュパネル6の前面部に接合されている(図1参照)。
左右一対のトンネルサイドメンバ8a,8b(トンネルロアフレーム)は、その前部がフロントサイドフレーム7a,7bの後端部の内側面から車幅方向内側程車両後方へ傾斜状に延びるとともに、その傾斜部分よりも後方がトンネル部4aの車幅方向両側に隣接して車両前後方向に略直線状に延びる下方へ凸状のハット形状であり、ダッシュパネル6の下部およびフロアパネル4の下面に接合されることによって前後方向に延びる閉断面が構成されている。
なお、図3中の符号110は、上方へ凸状の断面ハット状に形成され、トンネル部4aの上面との間に閉断面を構成するトンネル補強メンバ110である。
なお、図3中の符号110は、上方へ凸状の断面ハット状に形成され、トンネル部4aの上面との間に閉断面を構成するトンネル補強メンバ110である。
また、図1、図2に示すように、トンネル部4aの前後方向の中間部位の前後各側には、トンネル部4aを補強する前側トンネルクロスメンバ100と後側トンネルクロスメンバ101が配設されている。これら前後各トンネルクロスメンバ100,101は、トンネル部4aを跨ぐようにトンネル部4aの内面に沿って上方へ凸状に形成し、図4に示すように、トンネル部4aの内面(下面)に接合されている。
ここで図4に示すように、トンネル部4aは、後方程徐々に低くなっている。すなわちトンネル部4aは該トンネル部4aによって構成される内部空間後方程内部空間が狭くなっている。このようなトンネル部4aによって構成される内部空間には、車両前方から後方へ延びる図外のプロペラシャフトやエンジンの排気系部品としての排気管等が前後方向に配置されている。
左右一対のフロアフレーム9a,9bは、フロアパネル4の下面においてフロントサイドフレーム7a,7bの後端から車体後方へ延びる下方へ凸状のハット形状であり、ダッシュパネル6の下部およびフロアパネル4の下面に接合されることによって閉断面が構成されるとともに、サイドシル5とトンネルサイドメンバ8との間において車両後方程車幅方向外側へ延びている。
なお、左右各側においてフロアフレーム9a,9bの後端は、サイドシル5の後部の内側面に接合するとともに車両後方へ延びるリヤサイドフレーム111の前端に接合されている(図1参照)。
また、図1中の符号112は強度部材として左右一対備えたトルクボックス112であり、フロアパネル4の下面であってトルクボックス112よりも車両後方には、サイドシル5の前部とフロアフレーム9の前部とを連結するクロスメンバ113が配設されている。
また、図3に示すように、フロアパネル41の前方部位にはフロントシート200(前席)を備え、該フロントシート200は、シートレール201を介して前後にスライド可能に支持されている。
フロントシート200は、左右一対(一方が運転席シートであり、他方が助手席シートである)を備え、夫々車幅方向に並んで配設されている。なお、フロアパネル41上におけるフロントシート200よりも後方部位には、リヤシートが配設されているが本実施例においては図示省略している。
図3、図5(b)に示すように、シートレール201は、各フロントシート200の車幅方向の両端に対応させて左右一対を備え、前後方向に延びるように前側クロスメンバ210と後側クロスメンバ211とに架け渡された状態で支持されている。
前側クロスメンバ210と後側クロスメンバ211は、フロアパネル4の上面における左右一対のフロントシート200の前後各側に対応する部位に車幅方向に延びて設けられ、左右各側で車幅方向の外端がサイドシル5に接続されるとともに車幅方向内端がトンネルサイドメンバ8とに接続され、フロアパネル4上面との間で閉断面を構成している。前側クロスメンバ210は、フロアパネル4の前後方向においてフロアパネル4の下面に設けられた後述する前側床下メンバ2と略一致する部位に配設されるとともに、後側クロスメンバ211は、フロアパネル4の前後方向においてフロアパネル4の下面に設けられた後述する後側床下メンバ3と略一致する部位に配設される。これら前後のクロスメンバ210,211と後述する前後の床下メンバ2,3により、側突荷重に対して車室内空間を確保している。
具体的にシートレール201の前端は、図3に示すように、前側クロスメンバ210に直接支持された状態で取り付けられているのに対して、シートレール201の後部は、図5(a)、(b)に示すように、シート支持ブラケット212を介して後側クロスメンバ211に取り付けられている。シート支持ブラケット212は、後側クロスメンバ211の車幅方向の両端部に設けられている。なお、図5(a)においては、シートレール201は図示省略している。
図1〜図3、図5(a)、(b)に示すように、上述した構成の自動車の下部車体構造は、フロアパネル4の下側における車幅方向の一方側、本実施例では右側のフロアフレーム9aとトンネルサイドメンバ8aとの間の床下スペースに、補機としての蓄電ユニット40が配設されている。蓄電ユニット40は、適宜、そのケースがフロアパネル4の下面或いは前後床下メンバ2,3等に図外のボルト等によって取り付けられている。
ここで、上述の補機としては、蓄電ユニット40に代えて、燃料タンク、排ガス浄化装置(いわゆるSCR)、車両コントロールユニット、非接触充電ユニット、ドライブレコーダ等の電装品などの他の補機であってもよい。
一方、図1に示すように、フロアパネル4の下側であって、車幅方向の他方側、本実施例では車両左側には、蓄電ユニット40等の補機が配置されていない。
一方、図1に示すように、フロアパネル4の下側であって、車幅方向の他方側、本実施例では車両左側には、蓄電ユニット40等の補機が配置されていない。
蓄電ユニット40は、右側のフロアフレーム9aとトンネルサイドメンバ8aとの間の領域に構成された蓄電ユニット配置スペースSに配置され、蓄電ユニット40の前端が前後方向において略クロスメンバ113の位置に相当するとともに(図1参照)、後端が前後方向において略後側トンネルクロスメンバ101の位置に相当する前後方向に長い底面視略矩形状に形成されている(図1、図5(a)、(b)参照)。
なお、蓄電ユニット40を、このように車両右側の車幅方向におけるフロアフレーム9aとトンネルサイドメンバ8aとの間に配設することで車両右側からの側突時にサイドシル5aとフロアフレーム9aとの間のスペースが先に変形して側突荷重を吸収することができる。これにより、蓄電ユニット配置スペースSが側突荷重によって変形しないように保護することができる。
図1、図3に示すように、フロアパネル4の下側であって、蓄電ユニット40の前後方向の中間位置には蓄電ユニット40を下側から覆うガセット41が設けられている。このガセット41は車幅方向に延び、車両右側のフロアフレーム9aと車両右側のトンネルサイドメンバ8aとの間に連結されている。
さらに、フロアパネル4の下側であって、蓄電ユニット40の前後方向のガセット41に対して前後各側には、車幅方向に延びて蓄電ユニット40を下側から覆う床下メンバ2,3が取り付けられている。床下メンバ2,3は、前側床下メンバ2と、該前側床下メンバ2よりも車両後方に配設された後側床下メンバ3とを備えている。
これら前後各側の床下メンバ2,3は、ガセット41が車両右側のフロアフレーム9aと車両右側のトンネルサイドメンバ8aとの間に架け渡されているのに対して、いずれも車幅方向における蓄電ユニット40を配設した車両右側のフロアフレーム9aと、蓄電ユニット40を配設した側と反対側の車両左側のトンネルサイドメンバ9bとに架け渡されている。
すなわち、前後各側の床下メンバ2,3は、トンネル部4aに対して左右各側のうち蓄電ユニット40を配設した右側からその反対側(左側)のトンネルサイドメンバ8bに至るまで形成されており、該床下メンバ2,3の左端部2b,3bが左側のトンネルサイドメンバ8bに連結されている。なお、前後各側の床下メンバ2,3は、左側のトンネルサイドメンバ8bからさらに左側(車幅方向外側)へ延設しないで形成されている。
前後各側の床下メンバ2,3は、車幅方向に直線状に延び、車幅方向において主にトンネル部4aを跨ぐように延びる前側トンネル対応部21,31と主に補機としての蓄電ユニット40を跨ぐように延びる前側補機対応部22,32とで一体に形成されている。
前側床下メンバ2は、前側トンネル対応部21が前側補機対応部22よりも前後方向に幅小に形成されている。これにより、前側トンネル対応部21の車幅方向耐力が、前側補機対応部22のそれよりも低く設定されている。なお、車幅方向耐力とは側突荷重に対する耐力を示す。換言すると、前側床下メンバ2は、前側補機対応部22が前側トンネル対応部21よりも前後方向に幅広に形成されていることにより、蓄電ユニット40へのチッピング(飛石)を防ぐカバー効果(耐チッピング性)を高めている。
図3、図4、図6(a)、(b)、(c)に示すように、前側床下メンバ2は、上側パネル23と下側パネル24とを上下に対向した状態で配置して一体に構成され、前側補機対応部22が蓄電ユニット40の前後方向の略中間位置を下側から覆うとともに前側トンネル対応部21がトンネル部4aにおける前側トンネルクロスメンバ100と前後方向にオーバーラップする位置に配設されている(図1、図2参照)。図2、図3、図6(a)、(b)、(c)に示すように、前側床下メンバ2の上側パネル23と下側パネル24とは、互いに底面視で略同じ形状および大きさに形成されている。
続いて前側床下メンバ2のフロアパネル4下の車体側の各フレーム9a,8a,8bへの取り付けについて図2、図6、図8(a)を用いて説明する。
上述した前側床下メンバ2は、その右端の前後各位置において上側パネル23および下側パネル24が、右側のフロアフレーム9aの下面にボルトB1及びナットN1等を用いて共締めされ、右端締結部25aが形成されている。
上述した前側床下メンバ2は、その右端の前後各位置において上側パネル23および下側パネル24が、右側のフロアフレーム9aの下面にボルトB1及びナットN1等を用いて共締めされ、右端締結部25aが形成されている。
前側床下メンバ2は、その左端部2bの前後各位置において上側パネル23および下側パネル24が、左側のトンネルサイドメンバ8bの下面にボルトB2及びナットN2等を用いて共締めされ、左端締結部25bが形成されている。
さらに前側床下メンバ2は、その車幅方向における右側のトンネルサイドメンバ8aを跨ぐ位置に相当する車幅方向の中間位置において、上側パネル23および下側パネル24が、右側のトンネルサイドメンバ8aの下面にボルトB3及びナットN3等を用いて共締めされ、中間締結部25cが形成されている。
これにより、右側のフロアフレーム9aと右側のトンネルサイドメンバ8aとは、前側床下メンバ2の前側補機対応部22を介して連結され、左右一対のトンネルサイドメンバ8a,8bは、前側トンネル対応部21を介して連結されている。
但し、前側床下メンバ2は、左側のトンネルサイドメンバ8bからさらに左側(車幅方向外側)へ延設せずに形成されている(図1〜図3参照)。
但し、前側床下メンバ2は、左側のトンネルサイドメンバ8bからさらに左側(車幅方向外側)へ延設せずに形成されている(図1〜図3参照)。
なお、本実施例では便宜上、図2に示すように、前側床下メンバ2の車幅方向の蓄電ユニット40に対応する部位のみならず、前側床下メンバ2の右端部2aおよび中間部2c(前側トンネル対応部21と前側補機対応部22の連結部分2c)も含めて前後方向に幅広に形成した部位を、前側補機対応部22に設定するとともに、前側床下メンバ2の車幅方向のトンネル部4aに対応する部位のみならず、前側床下メンバ2の左端部2bおよび中間部2cも含めた部位を前側トンネル対応部21に設定している。
図2、図6(b)、(c)に示すように、前側床下メンバ2の下側パネル24には、前側補機対応部22と前側トンネル対応部21とに亘って、その前後方向幅の中間部に、車幅方向へ延びるとともに下方へ凸の中間凸状部27aを有して形成している。さらに、前側補機対応部22の下側パネル24には、中間凸状部27aに加えてその前後各側に有する一対の凹状部27bとを有して車幅方向の直交断面が凹凸形状に形成されている。これにより前側補機対応部22が前側トンネル対応部21よりも前後方向に幅広に形成されている。
但し、図2、図6(b)に示すように、前側トンネル対応部21の左端部2bの前後各部は、左端締結部25bに対応させてフランジ状に形成することに伴って前後各側に幅広に形成している。一方、前側トンネル対応部21の右端部2cは、該前側トンネル対応部21と前側補機対応部22との連結部分2cに相当し、前側補機対応部22の幅と同じ幅広に形成している。
すなわち、前側トンネル対応部21は、その車幅方向の左右両端部2b,2cを除いた部位を、前側床下メンバ2の右端部2aに設けた右端締結部25aの前後各側の間隔、左端部2bに設けた左端締結部25bの前後各側の間隔、並びに車幅方向の中間部2cに設けた中間締結部25cの前後各側の間隔に対して同等以下の幅で形成している。
図6(b)を用いて詳述すると、前側補機対応部22の下側パネル24は、前後方向の中間位置において下側に位置する水平な中間下壁部24aと、その前後各端から立ち上がる一対の内側縦壁部24b,24bと、各内側縦壁部24bの上端から外側(前後各側)へ水平に延びる一対の上壁部24c,24cと、その前後各端から降下する一対の外側縦壁部24d,24dと、該外側縦壁部24d,24dの下端から外側(前後各側)へ水平に延びる一対の外側下壁部24e,24eとで一体に形成している。
これら中間下壁部24a、一対の内側縦壁部24b,24b、一対の上壁部24c,24c、一対の外側縦壁部24d,24dおよび一対の外側下壁部24e,24eのうち、一対の上壁部24c,24cの上面が上側パネル23の下面に接合され、中間下壁部24aと一対の内側縦壁部24b,24bとで上述した中間凸状部27aが形成され、該中間凸状部27aと上側パネル23との間に閉断面を構成している。
一方、図6(c)に示すように、前側トンネル対応部21についても下側パネル24に中間下壁部24aと一対の内側縦壁部24b,24bとで中間凸状部27aが形成され、該中間凸状部27aと上側パネル23との間に閉断面を構成している。
なお、前側トンネル対応部21の上壁部24cは、前側補機対応部22の上壁部24cと比較して半分以下の長さで短小に形成している。
なお、前側トンネル対応部21の上壁部24cは、前側補機対応部22の上壁部24cと比較して半分以下の長さで短小に形成している。
ここで図6(a)、図8(a)に示すように、前側床下メンバ2は、下側パネル24と上側パネル23とが共に前側トンネル対応部21が、前側補機対応部22との連結部分2cを含めて該前側補機対応部22の略板厚相当分だけ前側補機対応部22に対して上方へオフセットして配置されており、前側トンネル対応部21と前側補機対応部22との連結部分2c(前側床下メンバ2の中間部2c)の右端には段部21dが形成されている(図6(a)参照)。さらに前側補機対応部22における少なくとも右端締結部25aに相当する部分は、前側トンネル部21の上面と略同じ高さで***する複数の台座部21eが配設されている。なお、複数の台座部21eのうち右端締結部25aに設けた台座部21eの中心部にはボルトB1挿通用の貫通孔21fが形成されている(図6(a)参照)。
このような前側床下メンバ2を、上述したようにフロアパネル4の下側の各フレーム9a,8a,8bに下側から取り付け状態においては、図8(a)に示すように、前側床下メンバ2の上面のうち少なくとも右端締結部25a、左端締結部25b、中間締結部25cに相当する部位を車幅方向の他の部位と比較して高い位置に配置することができる。
すなわち、図8(a)に示すように、前側トンネル対応部21の車幅方向両端2b,2cに有する中間締結部25c、左端締結部25bの高さH1は、前側トンネル対応部21の車幅方向の中間位置に有する剛性中心g(重心)の高さH2よりも高い位置でそれぞれ右側のトンネルサイドメンバ8、左側のトンネルサイドメンバ8bに締結されたものである。
これにより、車体右側からの側突時において仮に、前側床下メンバ2に、それ自体が変形するような大きな側突荷重が入力されても、前側補機対応部22よりも脆弱(車幅方向耐力が低くなるよう)になるように幅小に形成した前側トンネル対応部21が優先的に変形する。しかも、前側トンネル対応部21が変形する際には、確実に下方へ折れるように変形させることができ、変形した前側トンネル対応部21がトンネル部4aの内部に配置した図外の排気管等に干渉することを防ぐことができる。
具体的には、中間締結部25cと左端締結部25bとは、フロアパネル4の下側に設けられた各トンネルサイドメンバ8a,8bに、前側床下メンバ2の他の部位と比較して相対的に高位置(H1)で締結したものであるため、段部21dを介して相対的に低位置(H2)に配置された前側補機対応部22から中間締結部25cと左端締結部25bとに入力される荷重は上方へオフセットして伝達される。さらに、中間締結部25cと左端締結部25bへと入力される側突荷重の荷重入力点は、前側トンネル対応部21の剛性重心gよりも上方に位置するため(H1>H2)、これら中間締結部25cと左端締結部25bへの荷重入力により前側トンネル部4aが車幅方向内側へ圧縮され、これに伴って図8(a)中の仮想線で示したように、前側トンネル対応部21を確実に下方へ変形させることができる。
従って、前側トンネル対応部21が上方へ曲げ変形した場合のようにトンネル部4aの内部に配置した排気管等に干渉することで変形が阻害され、荷重吸収性を損なうことを防ぐことができる。
続いて上述した後側床下メンバ3について図2を用いて説明する。
後側床下メンバ3の後側補機対応部32は、前側床下メンバ2の前側補機対応部22と前後方向幅が略同じであるとともに車幅方向に直線状に形成されている。一方、後側床下メンバ3の後側トンネル対応部31は、車幅方向の外側に対して車幅方向中間部が前後方向に幅狭になる幅狭部38(くびれ部38)を有しており、底面視で左右各側の2等辺三角形の頂点同士を車幅方向の中間部で突き合わした形状すなわち、いわゆる蝶形状で形成している。
後側床下メンバ3の後側補機対応部32は、前側床下メンバ2の前側補機対応部22と前後方向幅が略同じであるとともに車幅方向に直線状に形成されている。一方、後側床下メンバ3の後側トンネル対応部31は、車幅方向の外側に対して車幅方向中間部が前後方向に幅狭になる幅狭部38(くびれ部38)を有しており、底面視で左右各側の2等辺三角形の頂点同士を車幅方向の中間部で突き合わした形状すなわち、いわゆる蝶形状で形成している。
これにより、後側トンネル対応部31の前側部分の車幅方向中間部には、車幅方向外側に対して後方へ凹んだ前側凹状空間39fを有するとともに、後側トンネル対応部31の後側部分の車幅方向中間部には、車幅方向外側に対して前方へ凹んだ後側凹状空間39rを有している。
すなわち、後側床下メンバ3の後側トンネル対応部31の前辺は、車幅方向中央部が車幅方向外側に対して後方へくびれたくびれ形状(凹状)に形成され、該前辺の車幅方向中央部には前辺くびれ部38aが形成されている。後側床下メンバ3の後側トンネル対応部31の後辺は、車幅方向中央部が車幅方向外側に対して前方へくびれたくびれ形状(凹状)に形成され、該後辺の車幅方向中央部には後辺くびれ部38bが形成されている。
さらに後側床下メンバ3は、後側補機対応部32を前後方向における後側トンネル対応部31の前辺くびれ部38a(前側凹状空間39f)の側へオフセットして該後側トンネル対応部31に一体に連結する形状で形成している。
すなわち、後側補機対応部32は、前後方向における後側トンネル対応部31の前辺くびれ部38aにオーバーラップする部位に配設されているため、車幅方向に直線状に延びる後側補機対応部32の左側延長線上に部前側凹状空間39fを有している。これにより、後側トンネル対応部31の車幅方向耐力は、後側補機対応部32のそれよりも低く設定している。
続いて後側補機対応部32および後側トンネル対応部31の夫々の詳細な形状について説明する。
後側補機対応部32は、車幅方向の直交断面が前側補機対応部22の直交断面(図6(b)参照)と略同じ形状に形成されている。すなわち図2に示すように、後側補機対応部32は、車幅方向の中間部に下方へ凸の中間凸状部37aと、その前後各側の一対の凹部37b,37bとを有して車幅方向の直交断面が凹凸形状に形成されており、下側パネル34と上側パネル33との間には、車幅方向に延びる閉断面を有している。
後側補機対応部32は、車幅方向の直交断面が前側補機対応部22の直交断面(図6(b)参照)と略同じ形状に形成されている。すなわち図2に示すように、後側補機対応部32は、車幅方向の中間部に下方へ凸の中間凸状部37aと、その前後各側の一対の凹部37b,37bとを有して車幅方向の直交断面が凹凸形状に形成されており、下側パネル34と上側パネル33との間には、車幅方向に延びる閉断面を有している。
一方、図2に示すように、後側トンネル対応部31の下側パネル34は、底面視略X字状に形成し、底面視略X字状に下方へ凸のX字状凸部31aと、該X字状凸部31aの上縁辺に沿って形成したフランジ部31bとで一体に形成している。X字状凸部31aは、車幅方向に対して右前方向へ傾斜して直線状に延びる右前方向直線状凸部31cと、左前方向へ傾斜して直線状に延びる左前方向直線状凸部31dとで底面視X字状に形成され、X字状凸部31aの中央部に有する幅狭部38において、これら一対の直線状凸部31c,31dが交差している。
下側パネル34のX字状凸部31aと、少なくとも該X字状凸部31aとの対向部分が平坦状である上側パネル33とで、これらの内部にX字状の閉断面を構成している。
なお、下側パネル34のX字状凸部31aの中央部に対して右側には右側凹状空間39aを有するとともに左側には左側凹状空間39bを有している。
なお、下側パネル34のX字状凸部31aの中央部に対して右側には右側凹状空間39aを有するとともに左側には左側凹状空間39bを有している。
後側補機対応部32の上述した中間凸状部37aの左端部3cfと後側トンネル対応部31の右前方向直線状凸部31cの右端部3cfとは一体に連結されており、夫々の内部の閉断面部は互いに連続して延びている。
図7に示すように、後側トンネル対応部31の上側パネル33は、下側パネル34と底面視でオーバーラップする部分に加えて底面視で下側パネル34の右側凹状空間39aおよび左側凹状空間39bにオーバーラップする部分にも形成されており、底面視で左右各側に配置した2等辺三角形の頂点同士を中央部において突き合わせた形状すなわち、いわゆる蝶形状で形成している。
さらに上側パネル33は、下側パネル34のX字状凸部31aとであって、その中央部および車幅方向両端部を除いた部位に、上方へ***する***部31gを形成している。***部31gは、上側パネル33の中央部に対して左側の前後各側と中央部に対して右側の前後各側との合計4箇所に配設されている。換言すると、上側パネル33の中央部は、これら4つの***部31gに対して下方へ凹状に形成され、これに伴って後側トンネル対応部31の平面視中央部の上面には、凹状中央部31eが形成されている。
また図2に示すように、後側床下メンバ3は、上側パネル33と下側パネル34とを上下に対向した状態で配置して一体に形成され、前後方向において後側補機対応部32が蓄電ユニット40の後部を覆うとともに、後側トンネル対応部31の前側凹状空間39fが後側トンネルクロスメンバ101と前後方向に一致する位置、すなわち後側トンネルクロスメンバ101に対してX字状凸部31aの中央部が後方へオフセットされた位置に配設されている。
図2、図8(b)に示すように、上述した後側床下メンバ3は、その右端部3aの前後各位置において上側パネル33および下側パネル34が、右側のフロアフレーム9aの下面にボルトB4及びナットN4等を用いて共締めされ、右端締結部35aが形成されている。
後側床下メンバ3は、その左端部3b(3bf,3br)の前後各位置において上側パネル33および下側パネル34が、左側のトンネルサイドメンバ8の下面にボルトB5及びナットN5等を用いて共締めされ、左端締結部35b(35bf,35br)が形成されている。
後側床下メンバ3は、その車幅方向における右側のトンネルサイドメンバ8を跨ぐ位置に相当する車幅方向の中間部3c(3cf,3cr)において、上側パネル33および下側パネル34が、右側のトンネルサイドメンバ8bの下面にボルトB6及びナットN6等を用いて共締めされ、中間締結部35c(35cf,35cr)が形成されている。
これら締結部35a,35b,35cのうち、右端締結部35aは、後側補機対応部32と後側トンネル対応部31との連結部分3cfに有する前側中間端締結部35cfと、後側トンネル対応部31の右後端部3crに有する後側中間端締結部35crとを有している。さらに、左端締結部35bは、後側トンネル対応部31の左前端部3bfに有する前側左端締結部35bfと左後端部3brに有する後側左端締結部35brとで構成される。
これにより、右側のフロアフレーム9aと右側のトンネルサイドメンバ8aとは、後側補機対応部32を介して連結され、左右一対のトンネルサイドメンバ8a,8bは、後側トンネル対応部31を介して連結されている。
ここで図7、図8(b)に示すように、後側床下メンバ3は、前側床下メンバ2と同様に、下側パネル34と上側パネル33とが共に後側トンネル対応部31が、後側補機対応部32との連結部分3cfを含めて後側補機対応部32に対して該後側補機対応部32の略板厚相当分だけ上方へオフセットして配置されており、後側トンネル対応部31と後側補機対応部32との連結部分3cf(後側床下メンバ3の前側中間位置3cf)の右端には段部36bが形成されている(図7参照)。さらに後側補機対応部32における少なくとも右端締結部35aに相当する部分は、前側トンネル部4aの上面と略同じ高さで***する複数の台座部36cが配設されている。なお、複数の台座部36cのうち右端部3aに設けた台座部36cの中心部にはボルトB4挿通用の貫通孔36eが形成されている。
この構成により、図8(b)に示すように、後側床下メンバ3を、上述したようにフロアパネル4の下側の各フレーム9a,8a,8bに下側から取り付け状態においては、前側床下メンバ2と同様に、後側床下メンバ3の上面のうち少なくとも右端締結部35a、左端締結部35b、中間締結部35cに相当する部位の高さ(H1)を車幅方向の他の部位の高さ(H2)と比較して高い位置に配置することができる。
しかも、後側床下メンバ3の後側トンネル対応部31の平面視中央部の上面には、凹状中央部31e(図7参照)が形成されているため、その分、後側トンネル対応部31の車幅方向中央部に有する剛性中心gの高さ(H2)をより低く設定することができる。
このため、後側トンネル対応部31の車幅方向両端に有する中間締結部35c、左端締結部35bは後側トンネル対応部31の剛性中心g(重心)の高さ(H2)よりも高い位置(H1)でそれぞれ右側のトンネルサイドメンバ8a、左側のトンネルサイドメンバ8bに締結されたものである。
以上により、車体右側からの側突時において仮に、後側床下メンバ3に、それ自体が変形するような大きな側突荷重が加わっても、前側床下メンバ2の場合と同様に、後側補機対応部32よりも優先的に変形する後側トンネル対応部31を確実に下方へ折れるように変形させることができ(図8(b)中の仮想線で示した後側トンネル対応部31参照)、前側床下メンバ2と同様の効果を得ることができる。さらに、後側床下メンバ3の後側トンネル対応部31には、平面視中央部の上面に凹状中央部31eが形成されているため、図4に示すように、トンネル部4aの下側に後側トンネル対応部31を配設しても、車両後方程低くなるトンネル部4aの下方の上下方向のスペースS1をより確保することができる。
上述した本実施例の自動車の下部車体構造は、車幅方向中央において前後方向に延びるトンネル部4aを有するフロアパネル4と、該フロアパネル4の下面にトンネル部4aを挟むように配設された左右一対のフロアフレーム9a,9bと、トンネル部4aの車幅方向外側かつフロアフレーム9a,9bの車幅方向内側の位置でトンネル部4aに沿って延びる左右一対のトンネルサイドメンバ8a,8bとを備えたものであって、フロアフレーム9aとトンネルサイドメンバ8aとの間のフロアパネル4の下側に補機としての蓄電ユニット40を配設し、車幅方向における蓄電ユニット40を配設した車体右側のフロアフレーム9aと、蓄電ユニット40を配設した側に対して反対側の車体左側のトンネルサイドメンバ8bとに跨る車幅方向に延びる床下メンバ2,3(前側床下メンバ2および後側床下メンバ3)を取り付け、床下メンバ2,3の幅方向におけるトンネル部4aに対応するトンネル対応部21,31の車幅方向耐力が、蓄電ユニット40に対応する補機対応部22,32のそれよりも低く設定されたものである(図1〜図3参照)。
上記構成によれば、車幅方向における蓄電ユニット40を配設した車体右側からの側突荷重が、車体右側のサイドシル5aから車幅方向内側に離間したフロアフレーム9aに加わった場合においても、その側突荷重を前後各床下メンバ2,3によって、車幅方向におけるトンネル部4aに対して左右一対のトンネルサイドメンバ8a,8bへ伝達して分散することができる。さらに、床下メンバ2,3が変形する程度の大きな側突荷重が車両右側から入力された場合であっても、補機対応部22,23よりも車幅方向耐力が低く設定されたトンネル対応部21,31が優先して荷重吸収変形しつつ補機対応部22,23によって蓄電ユニット配置スペースSを確保することができる。
以上により、側突時においても蓄電ユニット配置スペースSを確実に確保することができる。しかも、この蓄電ユニット配置スペースSは、車幅方向においてフロントシート20が配設された部位に相当するため、乗員の生存空間も確保することができる。
この発明の態様として、前側床下メンバ2は前側トンネル対応部21と前側補機対応部22が一体化され、前側補機対応部22が前側トンネル対応部21よりも前後方向に幅広に形成されたものである(図1、図2参照)。
上記構成によれば、車高が低下することを防ぎつつ、前側床下メンバ2の生産性と蓄電ユニット40のカバー性能を向上することができる。
詳述すると、前側床下メンバ2は、前側補機対応部22を前側トンネル対応部21よりも前後方向に幅広に形成するとともに、車両右側のフロアフレーム9aから反対側の車両左側のトンネルサイドメンバ8bまで車幅方向に延ばして形成することにより、側突荷重の伝達性、分散性を高めることができ、例えば、車両右側のフロアフレーム9aと車両右側のトンネルサイドメンバ8aとの間のみに架け渡されていた従来から存在するガセットのように強度を確保するために上下方向に厚く形成したものと比較して、強度を確保しつつ薄く形成することが可能となり、車両の最低地上高が低下することを防ぐことができる。
さらに、前側補機対応部21は、強度を確保しつつ薄く形成することが可能となることで、強度を確保するために上面や下面に深い凹部や高い凸部を有して形成した従来から存在するガセットと比較してプレス成形等による加工性を高めることで生産性を向上させることができる。
しかも、前側補機対応部22は、前後方向に幅広に形成することで蓄電ユニット40を前後方向においてより広範囲で覆うことができるため、走行時に小石等が飛散するチッピング等に対して蓄電ユニット40の保護性能(補機カバー性能)も高めることができる。
またこの発明の態様として、後側床下メンバ3を、その後側トンネル対応部31が車幅方向の外側に対して車幅方向内側が前後方向に幅狭になるくびれ部として少なくとも前辺くびれ部38aを有して形成するとともに、後側補機対応部32を車幅方向に沿って延びる略直線状に形成し、該後側補機対応部32を後側トンネル対応部31の前後方向における前辺くびれ部38aの側へオフセットして連結したものである(図2、図3参照)。
上記構成によれば、車両右側からの側突時には、上述したように、後側補機対応部32と後側トンネル対応部31とが協働して側突荷重を受け止めることができ、さらに大荷重が入力した場合には、前方へオフセットした後側補機対応部32からの荷重を受けて前辺くびれ部38aを有する後側トンネル対応部31が後側補機対応部32よりも優先的に変形して側突荷重を吸収しつつ左側のトンネルサイドメンバ8bへと分散し、後側補機対応部32によって蓄電ユニット配置スペースSを確保することができる。
すなわち、後側トンネル対応部31には、前辺くびれ部38aと後辺くびれ部38bとのうち少なくとも一方を有した形状とすることで、該後側トンネル対応部31を脆弱化させることができ、右側側突時に補機対応部32よりも優先的に車幅方向へ圧縮することで下方へ変形させる等して側突荷重を吸収することができる。
さらにこのように、後側補機対応部32を後側トンネル対応部31の前後方向における前辺くびれ部38aの側へオフセットして連結することで、該後側トンネル対応部31を後側補機対応部32からの荷重入力に対してさらに変形し易くすることができるため、該後側トンネル対応部31を、その前後方向幅を小さくすることなく低耐力化することができ、車体剛性に関しては高剛性化する一方で後側補機対応部32からの荷重入力に対して脆弱化することができる。
また本実施例においては、後側トンネル対応部31は、トンネル部4aの左右両側のトンネルサイドメンバ8a,8bに両側から支持されるとともに、底面視で蝶形状、すなわち少なくともX字状凸部31aを備えた形状で形成しているため、後側トンネル対応部31によってトンネル部4aの車幅方向の剛性が高めることができ、通常走行時における車体剛性を高めることができる。
またこの発明の態様として、蓄電ユニット40は、トンネル部4aに対して左右各側のうち右側にのみに配設され、前後各側の床下メンバ2,3(前側床下メンバ2および後側床下メンバ3)の左端部2b,3bが左側のトンネルサイドメンバ8bに連結されたものである(図1、図3参照)。
上記構成によれば、車幅方向においてトンネル部4aに対して蓄電ユニット配置スペースSを有する車両右側とは反対側の車両左側からの側突があった場合においても、その側突荷重が前後各床下メンバ2,3を介して蓄電ユニット配置スペースSへ伝達することを抑制できる。また、仮に、車両左側から側突荷重が入力され、その荷重が前側床下メンバ2や後側床下メンバ3に伝達された場合であっても、これら前後各側の床下メンバ2,3におけるトンネル対応部21,31が補機対応部22,32よりも優先的に変形して側突荷重を吸収することで蓄電ユニット配置スペースSを確実に確保することができる。
また、図1〜図4に示すように、本実施例においては、前側トンネル対応部21と前側トンネルクロスメンバ100とを前後方向において一致させる。一方、後側トンネル対応部31は、その車幅方向の外側部分すなわち、前側中間締結部35cfおよび前側左端締結部35bfとを後側トンネルクロスメンバ101に前後方向において一致させる。これにより、トンネル部4aの車幅方向の剛性を高めて、通常時における車体剛性を高めることができる。
また、前側トンネル対応部21は、その上方に位置する前側トンネルクロスメンバ100と前後方向に一致するように配設しているのに対して、後側トンネル対応部31は、後側補機対応部32に対して後方へオフセットさせるに伴って該後側トンネル対応部31の上方に位置する後側トンネルクロスメンバ101に対しても後方へオフセットしたものである(図2、図4参照)。
ここでトンネル部4aは、通常、図4に示すように、後方に向けて徐々に低く形成されているため、これに伴ってトンネル部4aの内部(下方)の空間の高さが徐々に低くなっている。
ここでトンネル部4aは、通常、図4に示すように、後方に向けて徐々に低く形成されているため、これに伴ってトンネル部4aの内部(下方)の空間の高さが徐々に低くなっている。
これに対して本実施例では上記のとおり、後側トンネル対応部31は、特にその平面視X字状の中心部分が、後側トンネルクロスメンバ101に対して後方向にずらして配設したため、図4に示すように、後側床下メンバ3を車両の最低地上高Hよりも高く配置しつつ、トンネル部4aの後方におけるトンネル部4aの内部の上下スペースS1が後側トンネル対応部31と後側トンネルクロスメンバ101によって上下両側から圧迫されることがなく、高さが低いトンネル部4aの後側における内部においてもそのレイアウト性を確保することができる。
その他にも本実施例においては、フロアパネル4における平面視で少なくとも蓄電ユニット配置スペースSの有する部位に相当する車両右側を車両左側と比較して高い位置に(Hr>Hl)配設している(図3参照)。これにより、蓄電ユニット配置スペースSを確保することができる。
なお、このようにフロアパネル4の一部を高い位置に配置した構成は、フロアパネル4における平面視で蓄電ユニット配置スペースSに対応する部位の中でも、図外のリヤシートに着席する乗員の足元のスペースの前方であって、フロントシート200のシートクッション部200aに対応する部位に形成することが乗員の足元スペースを確保することができる点で好ましい。
ここでフロアパネル4の一部を高い位置に配置した構成とすることにより、フロアパネル4の上面側であって、車両右側に配設した前後各クロスメンバ210,211(図3、図5(a)、(b)参照)が薄くなることで側突荷重に対する剛性が低下することが懸念されるが、本実施例においては、フロアパネル4の下面側において、これら前後各クロスメンバ210,211と前後方向で一致する部位に配設した前後各床下メンバ2,3で補強しているので、側突荷重に対する剛性を確保することができる。
ここで図5(a)、(b)に示すように、後側クロスメンバ211の車幅方向の両側には、シート支持ブラケット212(212a,212b)が配設されているが、これらシート支持ブラケット212a,212bは、本実施例においては、ブラケット上部212Uと、ブラケット10の上部よりも薄肉のブラケット下部212Dとで別体で形成し、互いに接合した箱型で形成されたものである。
車幅方向の両側のシート支持ブラケット212a,212bのうちサイドシル5側に配設したシート支持ブラケット212a(外側シート支持ブラケット212a)は、図5(a)に示すように、ブラケット下部212Dの前後各壁部に、該ブラケット下部212Dの前後各壁部における下端部を含めた下側部位が車幅方向外端から内側へ切欠部213が形成されていることが好ましい。
このように、外側シート支持ブラケット212aのブラケット下部212Dを薄肉に形成したり、ブラケット下部212Dに切欠部213を設けることで外側シート支持ブラケット212a自体を脆弱化する(車幅方向の耐力を低下させる)ことができ、側突時にサイドシル5aから伝達される側突荷重に対して変形しながら側突荷重を吸収することで側突荷重による車体変形を外側シート支持ブラケット212aまでの変形に留めて、より車幅方向内側に有する蓄電ユニット配置スペースSが潰れないように保護することができる。
一方、シート支持ブラケット212は、全体を脆弱化すると十分なシート支持剛性を確保することができないおそれがある。そこで本実施例では、シート支持ブラケット212は、ブラケット上部212Uをブラケット下部212Dよりも厚肉に形成することで、該ブラケット上部212Uによりシート荷重を受け止めながらその荷重をブラケット下部212Dへ効率よく分散できるため、軽量化しつつ、シート支持ブラケット212全体としてのシート支持剛性を高めることができる。
この発明の構成と、上述の実施例との対応において、この発明の補機は、本実施例の蓄電ユニット40に対応し、以下同様に、
メンバは、前側床下メンバ2または後側床下メンバ3に対応し、
トンネル対応部は、前側トンネル対応部21または後側トンネル対応部31に対応し、
補機対応部は、前側補機対応部22または後側補機対応部32に対応し、
くびれ部は、前辺くびれ部38aに対応するも、この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
メンバは、前側床下メンバ2または後側床下メンバ3に対応し、
トンネル対応部は、前側トンネル対応部21または後側トンネル対応部31に対応し、
補機対応部は、前側補機対応部22または後側補機対応部32に対応し、
くびれ部は、前辺くびれ部38aに対応するも、この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
例えば、本実施例の後側トンネル対応部31は、車幅方向の外側に対して車幅方向内側が前後方向に幅狭になる前辺くびれ部38aおよび後辺くびれ部38bを有する中央くびれ形状に形成したが、本発明のメンバはこの形状に限らず、本発明のくびれ部は前後方向の少なくとも一方に形成することができる。
さらに、後側トンネル対応部31における上側パネル33は、下側パネル34と同様に底面視でX字状に形成する等して、後側トンネル対応部31自体を底面視でX字状に形成してもよい。
このように、後側トンネル対応部31を少なくともX字状部分を有して形成することで、通常走行時における車両の捩じれを効果的に抑制することができる。
このように、後側トンネル対応部31を少なくともX字状部分を有して形成することで、通常走行時における車両の捩じれを効果的に抑制することができる。
また、本実施例において後側補機対応部32は、前側補機対応部22と略同じ前後方向幅で形成したが、これに限らず、例えば、後側トンネル対応部31におけるX字状凸部31aを構成する左右一対の直線状凸部31c,31dと同等以下の前後幅で形成する等、後側トンネル対応部31が後側補機対応部32よりも車幅方向耐力が低く設定された構成であればよい。
さらにまた、フロアパネル4の下側には、前側床下メンバ2と後側床下メンバ3とを備えたものに限らず、少なくとも一方の床下メンバを備えて補機としての蓄電ユニット40を下側から覆う構成としてもよい。
以上説明したように、本発明は、フロアパネルの下側にバッテリ等の補機を配設した自動車の下部車体構造について有用である。
2…前側床下メンバ(メンバ)
3…後側床下メンバ(メンバ)
4a…トンネル部
4…フロアパネル
8a,8b…トンネルサイドメンバ
9a,9b…フロアフレーム
21…前側トンネル対応部(トンネル対応部)
22…前側補機対応部(補機対応部)
31…後側トンネル対応部(トンネル対応部)
32…後側補機対応部(補機対応部)
38a…前辺くびれ部(くびれ部)
40…蓄電ユニット(補機)
3…後側床下メンバ(メンバ)
4a…トンネル部
4…フロアパネル
8a,8b…トンネルサイドメンバ
9a,9b…フロアフレーム
21…前側トンネル対応部(トンネル対応部)
22…前側補機対応部(補機対応部)
31…後側トンネル対応部(トンネル対応部)
32…後側補機対応部(補機対応部)
38a…前辺くびれ部(くびれ部)
40…蓄電ユニット(補機)
Claims (4)
- 車幅方向中央において前後方向に延びるトンネル部を有するフロアパネルと、該フロアパネルの下面に前記トンネル部を挟むように配設された左右一対のフロアフレームと、前記トンネル部の車幅方向外側かつ前記フロアフレームの車幅方向内側の位置で前記トンネル部に沿って延びる左右一対のトンネルサイドメンバとを備えた自動車の下部車体構造であって、
前記フロアフレームと前記トンネルサイドメンバとの間の前記フロアパネルの下側に補機を配設し、
車幅方向における前記補機を配設した側のフロアフレームと、前記補機を配設した側に対して反対側の前記トンネルサイドメンバとに跨る車幅方向に延びるメンバを取り付け、
前記メンバの幅方向における前記トンネル部に対応するトンネル対応部の車幅方向耐力が、前記補機に対応する補機対応部のそれよりも低く設定された
自動車の下部車体構造。 - 前記メンバは前記トンネル対応部と前記補機対応部が一体化され、
前記補機対応部が前記トンネル対応部よりも前後方向に幅広に形成された
請求項1に記載の自動車の下部車体構造。 - 前記メンバを、前記トンネル対応部が車幅方向の外側に対して車幅方向内側が前後方向に幅狭になるくびれ部を有して形成するとともに、前記補機対応部を車幅方向に沿って延びる略直線状に形成し、
前記補機対応部を前記トンネル対応部の前後方向におけるくびれ部の側へオフセットして連結した
請求項1、又は2に記載の自動車の下部車体構造。 - 前記補機は、前記トンネル部に対して左右各側のうち一方側にのみに配設され、
前記メンバの端部が前記反対側のトンネルサイドメンバに連結された
請求項1乃至3のいずれか1項に記載の自動車の下部車体構造。
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