JP2017176049A - 植生マット及び法面緑化方法 - Google Patents
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前記緑化すべき土壌の自然環境に対応する埋土種子を含む現地発生土を収容した第1収容部と、
前記第1収容部と異なる位置で人工土を収容した第2収容部と、を備え、
前記人工土を内包する前記第2収容部よりも先に前記現地発生土を内包する前記第1収容部から自然植生植物が発芽及び成長することを特徴とする。
前記植生マットは、法面に敷設されたときに、前記粗部が前記法面の法肩側に位置し、前記密部が前記法面の法尻側に位置するように敷設可能であることを特徴とする。
前記緑化すべき土壌の自然環境に対応する埋土種子を含む現地発生土を収容する第1収容部と、
前記第1収容部と異なる位置で人工土を収容する第2収容部と、を備え、
前記第1収容部は、前記植生マット表面と、前記植生マットに取着され、前記植生マット表面を覆う網状の蓋体とによって定められていることを特徴とする。
前記緑化すべき土壌に対応する自然環境から埋土種子を含む現地発生土を採取する工程と、
前記法面上の一部に前記現地発生土を配置した第1領域を形成する工程と、
前記第1領域を形成する工程に前後して、前記法面上の一部で前記第1領域と異なる位置に、人工土を配置した第2領域を形成する工程と、を含み、
前記第2領域よりも先に前記第1領域から植生植物が発芽及び成長することを特徴とする。
前記第1収容部に前記現地発生土を収容することにより、前記第1領域を形成し、前記第2収容部に前記人工土を収容することにより、前記第2領域を形成することを特徴とする。
前記長筒体は、目が粗い粗部、及び、目が細かい密部を組み合わせてなり、前記粗部は、前記植生マットの平面視において、前記長筒体の長手方向に直交する幅方向の一端側に偏って形成されており、
前記粗部が前記法面の法肩側に位置するとともに前記密部が前記法面の法尻側に位置するように、前記植生マットを前記法面上に敷設することを特徴とする。
図1は、本発明の一実施形態の植生マット100の概略斜視図である。この植生マット100は、縦横所定の大きさ及び所定の厚みを有する柔軟な平面長手状のマットである。当該植生マット100は、不織布シートからなるマット状の基部101に、縦糸及び横糸を略直交に編み込んで形成したネット体を貼り合わせたものである。本実施形態では、植生マット100が法面に敷設されたときに法面の傾斜方向に沿う方向を「縦」方向とし、法面の等高線方向に沿う方向を「横」方向として定義する。さらに、植生マット100が法面に敷設されたときに法面の法肩側(上方又は高所側)に配置される側を「上」位置とし、法面の法尻側(下方又は低所側)に配置される側を「下」位置として定義する。
次に、図7〜図9を参照して、本発明の別実施形態の植生マット200について説明する。図7は、本発明の第2実施形態の植生マット200の概略斜視図である。図8は、該植生マット200の概略断面図である。図9は、該植物育成装置200を設置した法面植生構造20を示す模式図である。なお、図面において、三桁で示される構成要素における下二桁が共通する構成要素に関しては、特別な説明がない限り、同一又は類似の特徴を有する。
次に、図10〜図11を参照して、本発明の別実施形態の法面緑化方法及び法面植生構造30,40について説明する。図10は、本発明の第3実施形態の法面植生構造30の概略斜視図である。図11は、本発明の第4実施形態の法面植生構造40の概略斜視図である。なお、図面において、三桁で示される構成要素における下二桁が共通する構成要素に関しては、特別な説明がない限り、同一又は類似の特徴を有する。
第1領域302を定めている。他方、堰止体409は、硬質の合成樹脂からなる湾曲した網状体からなり、蓋体のごとく現地発生土406を上方から覆って第1領域402を定めている。そして、現地発生土306,406を堰止体309,409で堰き止めて、現地発生土306,406が流出することを抑えることにより、第1領域302,402を法面G上で維持することができる。図示しないが、第2領域303,403の法尻側に人工土307,407を堰止めるための第2の堰止体が配置されてもよい。
100,200 植生マット
101,201 基部
102,202,302,402 第1収容部(第1領域)
103,203,303,403 第2収容部(第2領域)
104,204 粗部
105,205 密部
106,206,306,406 現地発生土
107,207,307,407 人工土
108,208,308,408 植生袋
209 蓋体
309,409 堰止体
111,211,311,411 埋土種子
112,212,312,412 飛来種子
P 自然植生植物
G 法面
前記緑化すべき土壌の自然環境に対応する埋土種子を含む現地発生土を収容した第1収容部と、
前記第1収容部と異なる位置で人工土を収容した第2収容部と、を備え、
第1及び第2収容部は、長手方向に延伸する網状の長筒体から構成され、前記現地発生土又は前記人工土を収容する植生袋を保持可能に構成され、
前記長筒体は、目が粗い粗部、及び、目が細かい密部を組み合わせてなり、前記粗部は、前記植生マットの平面視において、前記長筒体の長手方向に直交する幅方向の一端側に偏って形成されており、
前記植生マットは、法面に敷設されたときに、前記粗部が前記法面の法肩側に位置し、前記密部が前記法面の法尻側に位置するように敷設可能であり、
前記人工土を内包する前記第2収容部よりも先に前記現地発生土を内包する前記第1収容部から自然植生植物が発芽及び成長することを特徴とする。
前記緑化すべき土壌に対応する自然環境から埋土種子を含む現地発生土を採取する工程と、
前記法面上の一部に前記現地発生土を配置した第1領域を形成する工程と、
前記第1領域を形成する工程に前後して、前記法面上の一部で前記第1領域と異なる位置に、人工土を配置した第2領域を形成する工程と、を含み、
前記現地発生土を収容する第1収容部、及び、前記人工土を収容する第2収容部を備える植生マットを敷設する工程をさらに含み、
前記第1収容部に前記現地発生土を収容することにより、前記第1領域を形成し、前記第2収容部に前記人工土を収容することにより、前記第2領域を形成し、
前記第1及び第2収容部は、長手方向に延伸する網状の長筒体から構成され、水解性又は生分解性の植生袋を保持可能に構成され、
前記長筒体は、目が粗い粗部、及び、目が細かい密部を組み合わせてなり、前記粗部は、前記植生マットの平面視において、前記長筒体の長手方向に直交する幅方向の一端側に偏って形成されており、
前記粗部が前記法肩側に位置するとともに前記密部が前記法尻側に位置するように、前記植生マットを前記法面上に敷設し、
前記第2領域よりも先に前記第1領域から植生植物が発芽及び成長することを特徴とする。
Claims (10)
- 自然植生植物で緑化すべき土壌に敷設される植生マットであって、
前記緑化すべき土壌の自然環境に対応する埋土種子を含む現地発生土を収容した第1収容部と、
前記第1収容部と異なる位置で人工土を収容した第2収容部と、を備え、
前記人工土を内包する前記第2収容部よりも先に前記現地発生土を内包する前記第1収容部から自然植生植物が発芽及び成長することを特徴とする植生マット。 - 第1及び第2収容部は、長手方向に延伸する網状の長筒体から構成され、前記現地発生土又は前記人工土を収容する植生袋を保持可能に構成されていることを特徴とする請求項1に記載の植生マット。
- 前記長筒体は、目が粗い粗部、及び、目が細かい密部を組み合わせてなり、前記粗部は、前記植生マットの平面視において、前記長筒体の長手方向に直交する幅方向の一端側に偏って形成されており、
前記植生マットは、法面に敷設されたときに、前記粗部が前記法面の法肩側に位置し、前記密部が前記法面の法尻側に位置するように敷設可能であることを特徴とする請求項2に記載の植生マット。 - 自然植生植物で緑化すべき土壌に敷設される植生マットであって、
前記緑化すべき土壌の自然環境に対応する埋土種子を含む現地発生土を収容する第1収容部と、
前記第1収容部と異なる位置で人工土を収容する第2収容部と、を備え、
前記第1収容部は、前記植生マット表面と、前記植生マットに取着され、前記植生マット表面を覆う網状の蓋体とによって定められていることを特徴とする植生マット。 - 前記蓋体は、前記植生マット表面に回動式に開閉自在に取着されていることを特徴とする請求項4に記載の植生マット。
- 前記蓋体は、剛性の合成樹脂からなることを特徴とする請求項4又は5に記載の植生マット。
- 法面を自然植生植物で緑化するための法面緑化方法であって、
前記緑化すべき土壌に対応する自然環境から埋土種子を含む現地発生土を採取する工程と、
前記法面上の一部に前記現地発生土を配置した第1領域を形成する工程と、
前記第1領域を形成する工程に前後して、前記法面上の一部で前記第1領域と異なる位置に、人工土を配置した第2領域を形成する工程と、を含み、
前記第2領域よりも先に前記第1領域から植生植物が発芽及び成長することを特徴とする法面緑化方法。 - 前記現地発生土を収容する第1収容部、及び、前記人工土を収容する第2収容部を備える植生マットを敷設する工程をさらに含み、
前記第1収容部に前記現地発生土を収容することにより、前記第1領域を形成し、前記第2収容部に前記人工土を収容することにより、前記第2領域を形成することを特徴とする請求項7に記載の法面緑化方法。 - 前記第1及び第2収容部は、長手方向に延伸する網状の長筒体から構成され、水解性又は生分解性の植生袋を保持可能に構成され、
前記長筒体は、目が粗い粗部、及び、目が細かい密部を組み合わせてなり、前記粗部は、前記植生マットの平面視において、前記長筒体の長手方向に直交する幅方向の一端側に偏って形成されており、
前記粗部が前記法肩側に位置するとともに前記密部が前記法尻側に位置するように、前記植生マットを前記法面上に敷設することを特徴とする請求項8に記載の法面緑化方法。 - 前記第1領域の法尻側に、前記現地発生土を堰き止めるための堰止体を設ける工程をさらに含むことを特徴とする請求項7から9のいずれか一項に記載の法面緑化方法。
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