JP5855597B2 - 植生マット及び法面緑化方法 - Google Patents

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Description

本発明は、法面を緑化するための植生マット、法面植生構造及び法面緑化方法に関する。
各種法面や新規造成地等の施工面においては、その緑化を積極的に行って、法面等の美化と共に土砂の流失を防止することが行われている。
従来の張芝帯は、その使用目的が法面及び表層の土砂流失防止の場合、一般的に発芽成長の速い洋芝の種子だけを張芝帯の中に播種して、洋芝ばかりの1次植生を計ることにより、早期に法面を安定せしめるものであった。
一方、工事目的における法面の表面及び表層の土砂流失防止の目的に加えて、治山工事の様な自然復旧をも求めるものである場合、従来洋芝の種子と治山用の種子(草本類又は木本類)を張芝帯の中へ混播せしめて、洋芝の種子による1次植生と、草本類及び木本類を発芽生育せしめた2次植生とを積極的に計ってきた。
例えば、特許文献1の張芝帯は、水溶性フィルム又は水脆弱性不織布からなる上シート(1)、下シート(2)及び補強用ネット(6)を備え、下シート(2)の縦方向(長手方向)に、洋芝の種子(3)と治山用種子又は草花の種子(4)とを交互かつ筋状に播種し、かつ当該張芝帯の横方向に、洋芝の種子(3)のみを適宜間隔で交互かつ筋状に播種したものである。つまり、この張芝帯は、洋芝の種子筋(3a)を格子状とし、この格子状となっている洋芝の種子筋(3a)間に、草木本類の種子又は草花の種子面(4a)を形成したものである。この張芝帯によれば、洋芝の種子(3)が格子状に播種されているので、洋芝で土砂の流失(又は流出)を防止しつつ、治山用種子又は草花の種子(4)もより確実に発芽生育出来る為、治山工事又は景観用工事としての目的を達成している。
特開平6−205603号公報
しかしながら、昨今の傾向として、土地又は地域ごとの自然環境における生物多様性を保護することが重要となっている。すなわち、各地域において法面等を緑化する際、外来植物でなく、その土地(又は地域)に元来生息する自然植生植物を使用して法面等を緑化することが求められている。そして、特許文献1の張芝帯では、土地ごとに自然植生植物の種類が異なることを想定していない。また、このような土地ごとの自然植生植物の種子は、一般的に収集が非常に困難であるので、手に入れにくく且つ高価であり、特許文献1の張芝帯の治山用種子又は草花の種子として外来の種子を使用せざるを得ない。したがって、従来の植生マットを使用した法面の緑化工法では、土砂の流失を防止し、且つ、その土地に生息する自然植生植物を法面等に選択的に植生することが困難であった。
本発明は、上記欠点を解決するためになされたものであり、その目的は、芝によって土砂の流失を防止しつつ、自然景観を保護又は復旧すべく、土壌表面をその土地に生息する自然植生植物でより効率的に緑化することが可能である植生マット、法面植生構造、及び、法面緑化方法に関する。
請求項1に記載の植生マットは、自然植生植物で緑化すべき土壌の表面に敷設される植生マットであって、
第1植生植物の種子が播種された、又は、第1植生植物が生育した第1植生領域と、
第1植生領域に隣接して配置され、飛来種子、埋土種子又はその両方を発芽させて第2植生植物を生育させるための第2植生領域と、を備え、
前記第2植生植物より先に生育した第1植生植物が飛来種子を第2植生領域に捕捉し、且つ、第2植生領域の飛来種子又は埋土種子の流失を抑制するように、第1植生領域が格子状に形成され、該第1植生領域が複数の第2植生領域を包囲していることを特徴とする。
請求項に記載の植生マットは、請求項に記載の植生マットにおいて、第1植生領域が本植生マットの総面積の10〜70%を占め、第2植生領域が総面積の30〜90%を占めることを特徴とする。
請求項に記載の法面緑化方法は、請求項1又は2に記載の植生マットを法面に敷設することによって、法面を植生植物で緑化することを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、第1植生領域で生育した第1植生植物が(法面等の)土壌表面に根付くことにより、土壌おける土砂の流失を抑制している。すなわち、予め播種された第1植生植物は一般的に自然植生植物(飛来種子等による第2植生植物)よりも成長が早いため、自然植生植物のための第2植生領域よりも先に第1植生領域に第1植生植物を根付かせ、土壌を部分的に素早く安定させることができる。このように土砂流失を抑制した状態で、当該第1植生領域及び第2植生領域が隣接配置されていることにより、風で運ばれた自然植生植物の飛来種子を、第1植生領域で土壌表面から所定高さまで生育した第1植生植物の外面に当接及び落下させて、飛来種子を隣接する第2植生領域に捕捉することができる。さらに、当該第1植生領域で根付いた第1植生植物が、風雨によって土砂と共に流失する自然植生植物の飛来種子又は埋土種子を堰き止めることにより、飛来種子又は埋土種子を第2植生領域に保持して該第2植生領域から流失することを抑制することができる。したがって、本発明の植生マットは、第1植生領域で法面等の土砂流失を効果的に防止すると共に、自然景観を保護又は復旧すべく、その土地ごとに生息する自然植生植物による緑化を低コスト且つ簡単に行うことを可能とする。さらに、第1植生領域が格子状に形成され、該第1植生領域が複数の第2植生領域を包囲していることにより、自然植生植物の飛来種子をより一層効果的に捕捉することができ、且つ、法面等の傾斜方向及びその直交方向への種子等の流失を防止することができる。なお、格子状とは、一方向及びその交差方向(直交方向に限定されない)において、第1植生領域と第2植生領域とが交互且つ筋状に配置された状態を示す。
請求項に記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加えて、第1植生領域が本植生マットの総面積の10〜70%を占め、第2植生領域が総面積の30〜90%を占めることにより、法面の土砂流失防止の効果を発揮しつつ、自然植生植物の植生を適切に実施することができる。
請求項に記載の発明によれば、本発明に係る緑化方法は、請求項1又は2に記載の植生マットを使用することで、第1植生領域で法面等の土砂流失を効果的に防止すると共に、その土地ごとに生息する自然植生植物による緑化を低コスト且つ簡単に行うことを可能とする。さらに、植生マットを法面に敷設するだけでよいため、簡単且つ迅速に法面緑化を施工することができる。
本発明の一実施形態の植生マットの分解斜視図。 図1の植生マットの平面図。 本発明の植生マット製造装置の模式図。 図3の植生マット製造装置の第1播種器の斜視図。 図3の植生マット製造装置の第2播種器の斜視図。 図1の植生マットを法面に敷設する工程を示す概略斜視図。 本発明の一実施形態の法面植生構造の初期段階を示す概略斜視図。 図7の法面植生構造の第1植生植物が成長した中間段階を示す概略斜視図。 図8の法面植生構造の部分拡大側面図。 図7の法面植生構造の自然植生植物が繁茂した最終段階を示す概略斜視図。 図10の法面植生構造の部分拡大側面図。 (a)〜(c)は、本発明の変形例の植生マットの平面図。 本発明の別変形例の植生マットの斜視図。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、以下の説明において参照する各図の形状は、好適な形状寸法を説明する上での概念図又は概略図であり、寸法比率等は実際の寸法比率とは必ずしも一致しない。つまり、本発明は、図面における寸法比率に限定されるものではない。
図1は、本発明の一実施形態の植生マット100の分解斜視図である。この植生マット100は、縦横所定の大きさ及び所定の厚みを有する柔軟な平面長手状のマットである。当該植生マット100は、図1の下方に位置する第1シート101と、当該第1シート101上に堆積される第2シート102とを備える。そして、第2シート102の上面には、複数の第1植生植物の種子103が格子状に播種されている。
図2は、植生マット100の平面図であり、説明の便宜のため、図2では、上側の第2シート102を透過させ、第1シート101表面の種子103を露出させている。植生マット100は、第1植生植物を繁茂させるために第1植生植物の種子103が播種された第1植生領域104と、その土地に生息する第2植生植物(すなわち、自然植生植物)を繁茂させるための第2植生領域105と、を備える。第1植生領域104は、所定の密度で播種された第1植生植物の種子103を含んでおり、土壌上に載置された後に発芽して第1植生植物を繁茂させる播種領域である。他方、第2植生領域105は、現時点で種子等が播種されていないシート材料のみからなり、自然植生植物の飛来種子や埋設種子を生育させるための非播種領域である。そして、図2に示すとおり、第1植生領域104が格子状に形成され、該第1植生領域104が複数に分離した第2植生領域105を包囲している。なお、本実施形態の植生マット100は、全幅1.5m及び全長12mの長尺マットとして構成されているが、当業者であれば、その寸法を状況に応じて任意に設計可能である。
なお、本実施形態では、第1植生領域104の筋の幅w1は250mmであり、筋間の距離d1は500mmに設定されている。しかしながら、当業者であれば外部環境や状況に応じて幅及び距離を任意に設定可能であり、本発明は上記範囲に限定されることはない。
さらに、第1植生領域104の第1面積S1と第2植生領域105の第2面積S2との比率を考慮した場合、第1植生植物のための第1面積S1が総面積S3(S1+S2)の約10〜70%を占め、換言すると、自然植生植物を繁茂させるための第2面積S2が総面積S3の約30〜90%を占めることが好ましい。すなわち、第2面積S2が総面積S3の30%未満である場合、自然植生植物による緑化領域が狭まり、その地域の自然復旧及び自然環境における生物多様性保護の目的を十分に果たすことができない。あるいは、種子103のコストが嵩み、緑化の効率性が低下する。他方、第2面積S2が総面積S3の90%より大きい場合、土砂流失を防止するための第1植生領域104の面積S1が相対的に低下するため、第2植生植物が根付くまでに(第1植生領域104から離隔した地点で)第2植生領域105において部分的な土砂の流失が発生する虞が高まる。つまり、土砂流失の防止、及び、自然景観の保護又は復旧を両立させるには、上記比率が好ましい。さらに好適には、第1面積S1が総面積S3の約40〜60%を占め、自然植生植物を繁茂させるための第2面積S2が総面積S3の約40〜60%を占める。なぜなら、この範囲では、土砂流失防止、コスト、及び自然植物(第2植生植物)による緑化面積の全ての点でバランスが取れているからである。この面積S1、S2、S3は、パターンが連続する図1のような長手形状のマット100の場合、繰り返しのパターンの1パターンから算出可能である。なお、本実施形態では、第1面積S1が総面積S3を占める割合は約54%であり、第2面積S2が総面積S3を占める割合は約46%である。しかしながら、当業者であれば外部環境や状況に応じてその割合を上記範囲から外れて任意に設定可能であり、本発明は上記範囲に限定されることはない。
なお、図1及び図2において、本実施形態の植生マット100は、取り扱いの便宜上、ロール状に巻き取り可能な長尺マットとして構成されている。しかしながら、当業者であれば、設置する領域の面積に応じて、植生マット100を必要な長さに切断して使用することができる。例えば、植生マット100を正方形に形成し、複数の植生マットを並べることにより、法面Pを緑化してもよい。
また、本実施形態では、第1シート101及び第2シート102は、経時により土壌と一体化される水溶性、水脆弱性又は生分解性材料等から形成されることが好ましい。そして、第1シート101及び第2シート102は、フィルム、織布、不織布等の形態で形成可能である。より具体的には、第1シート101及び第2シート102は、ポリビニルアルコール(PVA)フィルム、PVA不織布、水溶性の紙、植物繊維(麻、綿など)等の自然素材からなる織布又は不織布等で形成可能であるが、本発明はこれに限定されることはなく、当業者であれば適宜選択可能である。
本実施形態では、第1植生植物の種子103は、一般的に成長が早い芝の種子から選択することができる。そして、芝の種類は、匍匐茎型及び地下茎型の芝よりも株型で生育する品種の洋芝、日本芝等から選択されることが好ましい。この株状型の芝は、約1〜2ヶ月程度で土壌に根付いて所定長さまで成長するが、匍匐径型及び地下茎型の芝と比較して側方に広がり難い。これに対して、匍匐茎型の及び地下茎型の芝は、経時とともに、芝の種子103が播種された第1植生領域104からはみ出して、自然植生植物のための第2植生領域105にまで繁茂してしまう虞がある。この株状型の芝の一例としては、例えば、トールフェスク、ペレニアルライグラス(和名、オニウシノケグサ)、ペレニアルライグラス(ホソムギ)、レッドトップ(コヌカグサ)、ハイランドベントグラス(イトコヌカグサ)、オーチャードグラス(カモガヤ)、バヒアグラス(アメリカスズメノヒエ)等が挙げられる。しかしながら、その地域の気候等の環境に合わせて芝を根付かせるために、上述した株型の芝以外の匍匐茎型又は地下茎型の芝を選択することも可能である。
あるいは、第1植生植物の種子103は、自然植生植物の種から選択することも可能である。自然植生植物の種子は、例えば、ヨモギ、ススキ、メドハギ、カヤ、イタドリ、ヤハズ、ダケカンバ等の種子が挙げられる。当該種子は、手に入れやすく且つ安価なものから選択されることが好ましい。第1植生植物として自然植生植物を選択した場合、芝と比べて、成長の速度が遅く且つ種子のコストが嵩むが、法面等を占める自然植生植物の面積が増大し、最終的に、その土地に合わせて、より優れた自然景観の保護及び/又は復旧を提供することができる。なお、第1植生植物を自然植生植物とした場合、マット全体を占める第1植生植物の面積S1の比率を低下させることに伴って、土砂流失防止効果が低下するが、種子等に関するマットの製造コスト又は施工コストを下げることができる。しかしながら、種子103の種類は、上記に限定されず、本発明の技術的思想の範疇であれば、当業者が任意に選択可能である。
なお、本発明において、植生マットの状態で、種子を播種する代わりに第1植生植物を貼り付けて第1植生領域を構成してもよい。このような構成では、コストが高くなるが、第1植生植物の種子が発芽して生育するまでの時間を短縮することができ、迅速に土砂流失を防止することができる。
次に、図3から6を参照して、本実施形態の植生マット100を製造するための植生マット製造装置20及び製造方法について説明する。
図3は、植生マット100を製造する植生マット製造装置20の概略図である。当該装置20は、ロール状に巻かれた長尺の第1シート101を回転可能に支持する第1支持軸21と、接着用粉体22aを第1シート101の上面に散布するための接着剤散布器22と、該第1シート101の上面の接着用粉体22aを接着可能な状態まで加熱するヒーター23と、第1植生植物の種子103を第1シート101の長手方向に沿って播種するための第1播種器24と、第1植生植物の種子103を第1シート101に幅方向に沿って播種するための第2播種器25と、ロール状に巻かれた長尺の第2シート102を回転可能に支持する第2支持軸26と、第1シート101及び第2シート102を挟圧して貼り付けるための挟圧ローラー27と、貼り付けられた第1及び第2シート101、102(すなわち、完成した植生マット100)をロール状に巻き取る第3支持軸28と、を備える。
接着用粉体22aは、40℃から60℃で軟化する熱可塑性接着材の粉末である。接着剤散布器22は、接着粉体23aを第1シート101上に散布可能である。当該接着用粉体22aの一例として、限定されないが、酢酸ビニル系、アクリル系、PVA系の接着剤を使用可能である。そして、ヒーター23は、第1シート101上面を40℃から60℃に加熱するように第1シート101から離隔して配置される。該ヒーター23としてカーボンヒーター等を採用可能である。また、挟圧ローラー27には、該ローラーを回転させるための回転モーター27aが取着されている。そして、図示しないが、シートの送り出し及び/又は巻き取りのために、第1、第2及び第3支持軸21、26及び28を電動式で回転させるためのモーターを配置することもできる。
図4は、第1播種器24の斜視図である。この第1播種器24は、第1植生植物の種子103を含み底面を開放可能な容器24aと、容器24aをシートの送り方向に仕切る2組4枚の仕切り板24bと、容器24aの底部を閉塞する種子量調節用シャッター24cと、とを備える。各組の仕切り板24の内側領域に第1植生植物の種子103が充填されており、仕切り板24の間隔を変更することにより、第1領域104(シートの長手方向の筋)の幅w1を所望の値に調整することができる。また、種子量調整用シャッター24cの開放量を変更することにより、第1植生領域104の種子の濃度を所望の値に調整することができる。容器24aには、第1植生植物の種子103のみを充填してよいが、第1植生植物の種子103に土や肥料等を混ぜて充填してもよい。あるいは、容器24aの仕切り板24bの外側領域に肥料等を充填して、第2植生領域105に肥料等を散布してもよい。図示しないが、容器24aの下部に配置され、シートを先送りするためのコンベアベルトと、該コンベアベルトを駆動するためのモーターを取り付けてもよい。
図5は、第2播種器25の斜視図である。この第2播種器25は、第1植生植物の種子103を含み底面を開放可能な容器25aと、容器25aをシートの送り方向の直交方向に仕切る1組2枚の仕切り板25bと、容器25aの底部を閉塞する種子量調節用シャッター25cとを備える。仕切り板25の内側領域に第1植生植物の種子103が充填されており、仕切り板25の間隔を変更することにより、第1領域104(シートの幅方向の筋)の幅w1を所望の値に調整することができる。また、種子量調整用シャッター25cの開放量を変更することにより、第1植生領域104の種子の濃度を所望の値に調整することができる。容器25aには、第1植生植物の種子103のみを充填してよいが、第1植生植物の種子103に土や肥料等を混ぜて充填してもよい。あるいは、容器25aの仕切り板25bの外側領域に肥料等を充填して、第2植生領域105に肥料等を散布してもよい。図示しないが、容器25aの下部に配置され、シートを先送りするためのコンベアベルトと、該コンベアベルトを駆動するためのモーターを取り付けてもよい。
なお、上述した植生マット製造装置20は、植生マット100を製造する装置の一例にすぎず、当業者であれば任意に設計変更可能である。例えば、各要素の順番を入れ替えることも可能であり、あるいは、接着剤に液体状の糊を採用し、ヒーターを省略して自然乾燥により固化することもできる。また、図3には示されていないが、植生マット製造装置20には、シートを送るための従来のシート搬送手段(例えば、搬送ローラー、コンベアベルト等)を配置可能であり、当業者であれば適宜選択可能である。
次に、この植生マット製造装置20を使用して植生マット100を製造する方法を説明する。まず、第1シート101のロールを第1支持軸21に軸支させる。つぎに、搬送手段(図示せず)を用いて第1シート101の先端を長手方向に送り出す。当該送り出された第1シート101上面に接着剤散布器22から接着用粉体22aを散布する。そして、ヒーター23で第1シート101上面に散布された接着用粉体22aを加熱することにより、接着用粉体22aを接着可能な粘着状に変化させる。続いて、第1シート101が第1播種器25の下に到達したとき、該第1播種器25のシャッター25cを開き、充填された第1植生植物の種子103を落下させる。該第1播種器25のシャッター25cを開いた状態を維持しつつ、第1シート101をさらに送ることにより、長手方向に沿って第1植生植物の種子103を連続的に播種する。そして、第1シート101の所定位置で第2播種器26のシャッター26cを開閉して、所定間隔で第1植生植物の種子103を第1シート101の幅方向に沿って播種する。このとき、シャッター26cを開けるタイミングで第1シート101の送り出しを停止させてもよく、あるいは、送り出しながらシャッター26cを開閉させてもよい。次いで、第2支持軸26から第2シート102を送り出し、第1シート101及び第2シート102を挟圧ローラー27で挟圧して、第1シート101及び第2シート102を(粘着性の)接着粉体22a及び種子103を介して一体化することにより、植生マット100を形成する。最後に、一体化された植生マット100を第3支持軸28に巻き取ることにより、例えば、出荷や運搬に便利な形態であるロール形態に構成される。
なお、本実施形態では、第1植生領域104を格子状にすべく2つの播種器25、26を使用したが、本発明はこれに限定されない。例えば、いずれか一方の播種器を使用すれば、複数の筋が長手方向又は幅方向のいずれか一方に並列する形態の植生マット(例えば、後述の図12(a)の植生マット200等)を製造することができる。また、播種器内の仕切りの形状を変化させることにより、任意の形状の第1植生領域を有する植生マット(例えば、後述の図12(b)の植生マット300等)を形成することも可能である。
次に、図6を参照して、当該植生マット100を法面Pに設置する方法を説明する。法面Pを自然植生植物で緑化するための法面緑化方法は、第1植生植物の種子103が播種された(又は第1植生植物106が生育した)第1植生領域104を形成するステップと、飛来種子107、埋土種子108又はその両方を発芽させて自然植生植物として第2植生植物を生育させるための第2植生領域105を第1植生領域104の少なくとも傾斜上方側に形成するステップと、を含んでいる。より具体的には、図6に示すとおり、ロール状の複数の植生マット100を、法面Pの頂部に沿って傾斜方向に直交する方向に並列させる。そして、植生マット100の一端を杭等で法面Pに固定して、ロール状の植生マット100を法面Pの下方に展開させることにより、植生マット100が法面Pの所定領域を覆うように法面上に敷設可能である。さらに、植生マット100の長さが法面Pの斜辺長さよりも大きい場合、植生マット100を法面Pの植生領域の下端近傍で切断する。したがって、本実施形態の植生マット100を使用することで、例えば、法面P上の第1植生領域104に直接、種子103を播種する場合と比較して、簡単に、自然植生植物で法面Pを緑化するための(初期段階の)法面植生構造10を構築することができる。
図7は、複数の植生マット100を法面Pに敷設した初期段階の法面植生構造10を示している。この法面植生構造10には、植生マット100によって形成された格子状の第1植生領域104と、該第1植生領域104に包囲された第2植生領域105とが設けられている。前述したとおり、第1植生領域104には、第1植生植物の種子103が播種されており、他方、第2植生領域105には、植物の種子が意図的に播種されていない。この法面植生構造10の初期状態では、第1シート101及び第2シート102がシート原形を保って配置されている。そして、複数回の降雨や人為的な水の散布によって、(例えば、シートが水溶性原料で形成されている場合)第1シート101及び第2シート102が少なくとも部分的に溶解して、植生マット100が土壌と実質的に一体化する。あるいは、シートが水溶性原料でない場合においても、植生マット100の原形を留めるが経時とともに植生マット100が土壌に一体化する。そして、数日経過すると、第1植生領域104に播種された第1植生植物の種子103が土壌に根付くように発芽し始める。なお、人為的に水を散布することにより、第1植生植物の種子103の発芽までの時間を短縮することができる。
図8は、図7の法面植生構造10から約1ヶ月〜2ヶ月経過して、第1植生領域104に播種した種子103が所定長の第1植生植物106に生育した状態の概略図である。この状態では、格子状の第1植生領域104において、第1植生植物106が法面Pの土壌にしっかりと根付いており、土砂流失を防止するための格子状の領域を法面P上に形成している。この中間段階の法面植生構造10では、第1植生植物106が根付いた第1植生領域104が、法面Pの所定面積を占めており、且つ、植物が根付いていない第2植生領域105を包囲しているため、法面Pの土砂の流失を効果的に軽減させている。そして、一般的に、予め播種された第1植生植物106の発芽及び成長は第2植生領域105の自然植生植物(第2植生植物)より早いため、第1植生領域104で第1植生植物106が繁茂する一方で、図8では、第2植生領域105には自然植生植物が未だほとんど存在していない。しかしながら、図8は模式図であり、実際には、埋設種子108が発育した植物等が部分的に観測されてもよい。なお、図8〜12では、説明の便宜上(第1植生植物と第2植生植物を視覚的に区別するため)、第1植生植物106を芝として図示しているが、芝のかわりに自然植生植物を第1植生領域104に発芽させることが可能であることは云うまでもない。
図9は、図8の法面植生構造10の部分拡大側面図である。図9に示すとおり、自然植生植物の飛来種子107及び/又は埋土種子108を発芽及び生育させるための第2植生領域105は、第1植生領域104で生育した第1植生植物106で包囲されている。すなわち、第2植生領域105が、法面Pの傾斜上方側で第1植生領域104に隣接配置されている。また、一般的に、法面Pの周囲環境において、その土地に生息する自然植生植物の飛来種子107が風に乗って浮遊している。そして、この早く成長した第1植生植物106が、第2植生領域105を壁のように包囲していることにより、当該第1植生植物106に衝突した飛来種子107を第2植生領域105上に落下させて捕捉することができる。さらに、第1植生植物106が第2植生領域105の下縁で防波堤のように立設されているので、捕捉した飛来種子107又は埋設種子108を含む土砂を第1植生植物106の根元で堰き止め、法面Pの下方に流れ落ちることを抑止することができる。すなわち、風雨によって自然植生植物の種子(飛来種子及び/又は埋設種子)が流失する虞を軽減し、自然植生植物の種子を第2植生領域105内により効果的に留めることができる。したがって、法面植生構造10では、自然植生植物のための第2植生領域105が第1植生領域104で包囲されていることにより、自然植生植物の種子の捕獲を促進し、且つ、捕獲した種子等を留めており、自然植生植物の発芽及び生育のために有利な環境が構成されている。
図10は、図9の法面植生構造10からさらに数ヶ月経過し、自然植生植物109が繁茂した状態の最終段階の法面植生構造10の概略図である。そして、図11は、図10の法面植生構造10の部分拡大側面図である。図10及び図11に示すとおり、第1植生領域104には第1植生植物106が繁茂し、且つ、第2植生領域105には自然植生植物109が繁茂しており、法面P全体が植物(第1植生植物106及び自然植生植物109)によって緑化されている。つまり、この法面植生構造10では、法面P全体で土砂の流失が防止されていると共に、その土地に生息する自然植生植物109で十分に緑化されており、景観の保護及び/又は復旧が達成されている。なお、本実施形態の植生マット100及び法面植生構造10では、第1植生領域104の縦筋の幅と横筋の幅とが等しく、複数の植生マット100が法面P上に並列したときに、第1植生領域104と第2植生領域105とが規則的に整列するように構成されている。しかしながら、本発明はこれに限定されず、不規則な模様となるように、縦筋の幅と横筋の幅とを異なる値に設定することも可能である。
なお、図10及び図11の自然植生植物109は、例えば、ヨモギ、ススキ、メドハギ、カヤ、イタドリ、ヤハズ、ダケカンバ等の草花、草木であり、一般にその土地に生息する多種多様な自然植生植物である。
本発明の実施形態の法面植生構造10は、植生マット100が法面P上に敷設されることにより構成されているが、本発明の法面植生構造及び緑化方法はこれに限定されない。すなわち、第1植生植物の種子が播種された第1植生領域と、自然植生植物が発芽及び生育するための(予め種子が人為的に蒔かれていない)第2植生領域と、が法面P上に形成されていればよく、その手段は植生マットに限定されてない。例えば、植生マットを使用する代わりに、(手間はかかるが)格子状に第1植生植物の種子を播種したり、あるいは、市販の植生マット(例えば張芝マット)を土壌に配置したりしてもよい。
以下、本発明の一実施形態の植生マット100、法面植生構造10及び法面緑化方法の作用効果について説明する。
本実施形態の植生マット100(法面植生構造10及び法面緑化方法)では、第1植生領域104で生育した第1植生植物106が法面Pの土壌表面に根付くことにより、土壌のおける土砂の流失を抑制している。すなわち、先に播種された第1植生植物106は一般的に飛来種子等による自然植生植物109(第2植生植物)よりも成長が早いため、自然植生植物109のための第2植生領域105よりも先に第1植生領域104に第1植生植物106を根付かせ、法面Pの土壌を部分的に素早く安定させることができる。このように土砂流失を抑制した状態で、当該第1植生領域104が(法面Pの傾斜下方側で)第2植生領域105に隣接配置されていることにより、風で運ばれた(その土地に生育する)自然植生植物109の飛来種子107を、第1植生領域104で土壌表面から所定高さまで生育した第1植生植物106の外面に当接させて、飛来種子107を隣接する第2植生領域105に落下させて捕捉することができる。さらに、当該第1植生領域104で根付いた第1植生植物106が、風雨によって土砂と共に流れる自然植生植物109の飛来種子107又は埋土種子108を堰き止めることにより、飛来種子107又は埋土種子108を第2植生領域105に保持して該第2植生領域105から法面Pの下方に流失することを抑制することができる。したがって、本実施形態の植生マット100は、第1植生領域104で法面Pの土砂流失を効果的に防止すると共に、自然景観を保護及び/又は復旧すべく、その土地に生息する自然植生植物109による緑化を低コスト且つ簡単に行うことを可能とする。
(変形例)
図12(a)〜(c)は、本発明の植生マット100の別実施形態を示している。
図12(a)に示すとおり、植生マット200は、第1植生領域204と第2植生領域205とが、その長手方向においてのみ交互且つ筋状に配置されたことを特徴とする。この植生マット200においても、第1植生領域204の幅w1、第1植生領域204同士の間隔d1及び第2植生領域205の全体を占める面積の好ましい範囲は、上述の一実施形態の植生マット100と同様である。そして、当該植生マット200を法面Pに敷設する際、第1植生領域204の筋が、法面Pの傾斜方向に対して直交するように配置することにより、第2植生領域205からの流出土を第1植生領域204が下方から堰き止めるように機能する。
図12(b)に示すとおり、植生マット300は、複数の円形状の第2植生領域205と、該第2植生領域205を包囲する第1植生領域204とを備えることを特徴とする。この植生マット200においても、第2植生領域305の全体を占める面積の好ましい範囲は、上述の一実施形態の植生マット100と同様である。
図12(c)に示すとおり、植生マット400は、格子状の第1植生領域404と、該第1植生領域404に包囲された第2植生領域405とを備える。この植生マット400では、第2植生領域405にはシートが存在しておらず、第2植生領域405が切り欠かれた領域として形成されている。このような構造であっても、法面Pに設置した場合、一実施形態の植生マット100と同様に法面植生構造10を構築可能であることは明らかである。
図13の植生マット500は、第1植生領域504と第2植生領域505との境に肥料袋510を形成したことを特徴とする。この植生マット500では、風雨により、肥料袋510が破れ、又は、肥料袋510内に詰められた肥料が土壌に流出して、第1植生植物又は自然植生植物の発芽又は生育を補助することができる。さらに、この当初***した肥料袋510は、法面Pにおいて土砂等が下方に流れ落ちることを抑えるように補助的に機能することができる。あるいは、別例において、肥料袋の他に、強化ネット等を第1シート501上に配置することも可能である。
なお、本発明は上述した複数の実施例に限定されるものではなく、本発明の技術的範囲に属する限りにおいて種々の態様で実施しうるものである。
10 法面植生構造
100 植生マット
101 第1シート
102 第2シート
103 第1植生植物の種子
104 第1植生領域(播種領域)
105 第2植生領域(非播種領域)
106 第1植生植物(自然植生植物又は芝)
107 飛来種子
108 埋設種子
109 第2植生植物(自然植生植物)
20 植生マット製造装置
21 第1支持軸
22 接着剤散布器
23 ヒーター
24 第1播種器
25 第2播種器
26 第2支持軸
27 挟圧ローラー
28 第3支持軸
200〜500 別例の植生マット
P 法面

Claims (3)

  1. 自然植生植物で緑化すべき土壌の表面に敷設される植生マットであって、
    第1植生植物の種子が播種された、又は、第1植生植物が生育した第1植生領域と、
    前記第1植生領域に隣接して配置され、飛来種子、埋土種子又はその両方を発芽させて第2植生植物を生育させるための第2植生領域と、を備え、
    前記第2植生植物より先に生育した前記第1植生植物が前記飛来種子を前記第2植生領域に捕捉し、且つ、前記第2植生領域の前記飛来種子又は埋土種子の流失を抑制するように、前記第1植生領域が格子状に形成され、該第1植生領域が複数の前記第2植生領域を包囲していることを特徴とする植生マット。
  2. 前記第1植生領域が本植生マットの総面積の10〜70%を占め、前記第2植生領域が前記総面積の30〜90%を占めることを特徴とする請求項1記載の植生マット。
  3. 請求項1又は2に記載の植生マットを法面に敷設することによって、法面を植生植物で緑化することを特徴とする法面緑化方法
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