JP2017157392A - シールドコネクタの固定構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】コストアップを招くことなく、シールドシェルの固定強度を向上させることが可能なシールドコネクタの固定構造を提供すること。
【解決手段】一端側が機器に設けられた機器側コネクタに嵌合された状態で、他端側から電線133が嵌合方向と交差する方向に導出されるハウジング112と、ハウジング112を覆った状態で、機器のシールドケース101に電気的に接続されて固定されるシールドシェル113と、ハウジング112から導出された電線133を覆った状態で、シールドシェル113の電線導出部123側に取り付けられるプロテクタ114と、シールドケース101に設けられたプロテクタ係止部105と、プロテクタ係止部105に対してハウジング112の嵌合方向と同方向に係脱できるようにプロテクタ114の電線導出部123側に設けられたプロテクタ用被係止部166と、を備える。
【選択図】図5

Description

本発明は、シールドコネクタの固定構造に関する。
自動車等の車両には、モータ等の車両用搭載機器が多数搭載されており、これらの機器から発生する電磁波による影響は無視できないものとなっている。また、大電流・高電圧用の電線接続部分から生じる電磁波による影響も問題となっている。このため、電磁波の発生源や電磁波の種類によって対策は異なるものの、電磁シールド法などの手法を用いて、車両用搭載機器やハーネス用の接続部品などが電磁波障害から保護されている。
モータ等の車両用搭載機器に対して電源の供給や、信号の送受信を行なう電線においては、必要に応じて芯線の周囲がシールドされた電線が広く用いられている。特に、重量軽減のため、細径化が進む電線においては、電磁波による影響を受け易いことから、シールド電線が用いられている。
シールド電線は、電磁波や静電気などの電気的ノイズを遮断すべく、内皮により絶縁被覆された芯線の外側を編組によって覆い、更にその外側をシースにより絶縁被覆をした構成となっている。
そして、このようなシールド電線の編組を上述した機器(例えば、電力制御ユニットであるPCU(Power Control Unit)など)のシールドケース(金属ケースなど)にアース接続する高圧コネクタ(シールドコネクタ)は、複数の電線を一括して接続し、導電性を有するシールドシェルを備えてシールド電線およびシールド電線の芯線に接続される端子をシールド状態で保護している(特許文献1参照)。
このようなシールドコネクタの固定構造の一例を、図11を参照して説明する。
図11は従来のシールドコネクタの固定構造を表す要部断面図である。
このシールドコネクタ501は、下側から電線Cが導入されるハウジング502と、ハウジング502を覆うアッパーシェル503及びロアシェル504からなるシールドシェル505と、シールドシェル505の上端前縁に設けられ、上側から締結ボルトBTで締結されることでシールドケース506に電気的に接続されて固定される締結部507と、シールドシェル505の下側に設けられ、上側から締結ボルトBTで締結されることでシールドケース506に電気的に接続されて固定される補助締結部508と、を備えている。
特開2014−86152号公報
ところで、上記のシールドコネクタ501は、別部材からなるアッパーシェル503の締結部507とロアシェル504の補助締結部508とが、締結ボルトBTによりシールドケース506に上下からボルト締結されることで、シールドコネクタ501ががたつくことを防止される構造である。このため、締結部507と補助締結部508の間隔寸法のバラツキによっては、これら締結部507及び補助締結部508に対して振動が作用する以前にボルト締結時の応力が加わり、破断する可能性がある。その為、シールドシェル505の破断対策として材料の強度を上げるなどの材料変更や形状対策が必要となり、コストアップとなってしまう。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、コストアップを招くことなく、シールドシェルの固定強度を向上させることが可能なシールドコネクタの固定構造を提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係るシールドコネクタの固定構造は、下記(1)〜(3)の構成を特徴としている。
(1) 一端側が機器に設けられた機器側コネクタに嵌合された状態で、他端側から電線が嵌合方向と交差する方向に導出されるハウジングと、前記ハウジングを覆った状態で、前記機器のシールドケースに電気的に接続されて固定されるシールドシェルと、前記ハウジングから導出された前記電線を覆った状態で、前記シールドシェルの電線導出部側に取り付けられるプロテクタと、前記シールドケースに設けられたプロテクタ係止部と、前記プロテクタ係止部に対して前記ハウジングの嵌合方向と同方向に係脱できるように前記プロテクタの電線導出部側に設けられたプロテクタ用被係止部と、を備えることを特徴とするシールドコネクタの固定構造。
上記(1)の構成のシールドコネクタの固定構造では、シールドコネクタの嵌合作業時において、ハウジングが機器側コネクタに嵌合されると同時に、プロテクタの電線導出部側に設けられたプロテクタ用被係止部がシールドケースのプロテクタ係止部に係止される。
そこで、ハウジングから導出された電線は、シールドケースに係止されたプロテクタの電線導出部側により振動が抑止される。更に、プロテクタの電線導出部側から導出された電線が屈曲されても、例えばハウジングの電線導出部に設けられたゴム栓等に屈曲の影響を及び難くすることができる。
また、プロテクタ用被係止部が、シールドコネクタの嵌合と同時にシールドケースのプロテクタ係止部に係止されるので、振動を防止するためにハウジングから導出された電線をクランプ部材等で近傍の固定部(車体など)に固定していた従来構造のような大きな固定作業スペースを不要にできる。
(2) 前記シールドケースに設けられたプロテクタ固定部と、前記プロテクタを前記プロテクタ固定部に固定するために前記プロテクタのシールドシェル取付部側に設けられたプロテクタ用被固定部と、を備えることを特徴とする上記(1)に記載のシールドコネクタの固定構造。
上記(2)の構成のシールドコネクタの固定構造では、電線導出部側のプロテクタ用被係止部がプロテクタ係止部に係止され、シールドシェルへの取付部側のプロテクタ用被固定部がプロテクタ固定部に固定されることで、プロテクタがシールドケースに対して強固に固定される。
このように、プロテクタ固定部に対してプロテクタ用被固定部が固定されることで、シールドケースとシールドシェルの固定部が導出された電線の屈曲や振動等の影響を受け、シールドシェルの固定部にのみ応力が加わるようなことはない。
(3) 前記シールドケースに設けられたシールドシェル固定部と、前記シールドシェルを前記シールドシェル固定部に固定するために前記シールドシェルに設けられたシェル用被固定部と、前記シェル用被固定部及び前記シールドシェル固定部と前記プロテクタ固定部及び前記プロテクタ用被固定部とを、前記ハウジングの嵌合方向と交差する方向に貫通して共締めする締結ボルトと、を備えることを特徴とする上記(2)に記載のシールドコネクタの固定構造。
上記(3)の構成のシールドコネクタの固定構造では、締結ボルトによって共締めすることにより、シェル用被固定部とプロテクタ用被固定部の双方をシールドケースに一度に固定することができる。また、締結ボルトは、ハウジングの背面側に十分な締結作業スペースがない場合であっても、ハウジングの嵌合方向と交差する方向にシェル用被固定部及びシールドシェル固定部とプロテクタ固定部及びプロテクタ用被固定部とを貫通し、これらを容易に共締めすることができるので、シールドコネクタの取り付けが容易となる。
しかも、プロテクタは、プロテクタ用被係止部がプロテクタ係止部に係止されてシールドケースに対して位置決めされるので、プロテクタ固定部のボルト貫通孔に対するプロテクタ用被固定部のボルト貫通孔の位置合わせが容易となる。
本発明によれば、コストアップを招くことなく、シールドシェルの固定強度を向上させることが可能なシールドコネクタの固定構造を提供できる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は、本発明の一実施形態に係るシールドコネクタの固定構造を説明するためにシールドケースに固定されたシールドコネクタを表す斜視図である。 図2は、図1に示したシールドコネクタの分解斜視図である。 図3は、図1に示したシールドコネクタの背面図である。 図4は、図3におけるA−A線断面図である。 図5は、図3におけるB−B線断面図である。 図6は、参考例に係るシールドコネクタの固定構造を説明するためにシールドケースに固定されたシールドコネクタを表す斜視図である。 図7は、図6に示したシールドコネクタの分解斜視図である。 図8は、図6に示したシールドコネクタの背面図である。 図9は、図8におけるC−C線断面図である。 図10は、図8におけるD−D線断面図である。 図11は、従来のシールドコネクタの固定構造を表す要部断面図である。
以下、本発明に係る実施形態を、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るシールドコネクタの固定構造を説明するためにシールドケースに固定されたシールドコネクタを表す斜視図である。図2は、図1に示したシールドコネクタの分解斜視図である。図3は、図1に示したシールドコネクタの背面図である。図4は、図3におけるA−A線断面図である。図5は、図3におけるB−B線断面図である。
図1に示すように、本発明の一実施形態に係るシールドコネクタ111の固定構造は、シールドケース101内に設けられた機器側コネクタ(図示略)にシールドコネクタ111のハウジング112を嵌合して固定するための固定構造である。
図2〜図5に示すように、本実施形態のシールドコネクタ111は、ハウジング112と、シールドシェル113と、プロテクタ114と、を主要な構成として有する。
シールドケース101は、導電性金属材から形成されたもので、例えば、電気自動車やハイブリッド車などに搭載されるインバータやモータ等の金属ケースである。また、シールドケース101は、電力制御ユニットであるPCUなどの金属ケースであってもよい。
このシールドケース101には、コネクタ取付面102に突設された筒状の嵌合筒部103と、嵌合筒部103の両側に設けられたコネクタ固定ブロック104と、嵌合筒部103及びコネクタ固定ブロック104から図中下方側に離れた位置に設けられたプロテクタ係止部105とが設けられている。コネクタ固定ブロック104には、上下方向に貫通するボルト貫通孔106が設けられている。このコネクタ固定ブロック104は、上端側がシールドシェル固定部109とされ、下端側がプロテクタ固定部110とされている。また、プロテクタ係止部105は、先端が平板状に形成されたブラケット107とされている。
本実施形態に係るハウジング112は、絶縁性の合成樹脂から形成されている。ハウジング112は、その一端側に、嵌合部121が突設されており、嵌合部121には、フロントホルダ116が装着される。また、ハウジング112の他端側には、嵌合部121の突設方向と交差する方向(図2中、下方)に延在された電線導出部123が設けられている。電線導出部123には、端子132が接続された電線133の端部が導かれる。電線133は、導電性の芯線と、この芯線を被覆する絶縁性の被覆部とを備えている。電線133の芯線は、端子132に電気的に接続されている。
更に、ハウジング112には、その背面側に、一対の端子収容室124が形成されている。端子収容室124は、ハウジング112の背面から装着されるカバー117によって閉鎖される。それぞれの端子収容室124には、接続端子115が収容される。接続端子115は、編組線130を介して端子132と接続されている。即ち、電線133の端子132と接続端子115との間が、可撓性の編組線130で接続されているので、電線133の振動は編組線130で吸収され、接続端子115側に伝わり難くなる。
図4に示すように、電線133の端部近傍には、ゴム栓134が装着されており、このゴム栓134は電線導出部123に嵌め込まれる。ゴム栓134は、ゴム等の弾性材料によって形成される。ゴム栓134は孔部135を有しており、孔部135には電線133が挿通される。ゴム栓134の外周は、ハウジング112の電線導出部123の内壁面に密着する。これにより、ゴム栓134は、ハウジング112と電線133との間を防水シールする。更に、ハウジング112の電線導出部123には、リアホルダ118が装着され、このリアホルダ118によって電線導出部123が閉鎖される。リアホルダ118は、ハウジング112の電線導出部123に取り付けられることで、電線133の屈曲を抑制する。また、リアホルダ118は、電線導出部123内におけるゴム栓134の抜けや、倒れを抑制する。
本実施形態に係るシールドシェル113は、導電性金属材からなる。シールドシェル113は、アッパーシェル141と、ロアシェル142とから構成されている。アッパーシェル141は、ハウジング収容部145と、このハウジング収容部145の上部に設けられたシェル用被固定部146とを有している。ハウジング収容部145は、ハウジング112の上面、両側面及び背面を覆う箱型に形成されており、ハウジング112に対して、その背面側から装着される。シェル用被固定部146は、ハウジング112への装着方向へ張り出しており、その両端近傍には、取付孔147が形成されている。
ロアシェル142は、筒状部151と、筒状部151の一開口端側に設けられた板状部152と、板状部152の両側端に垂設された側板部153と、各側板部153の一側縁に設けられた端板部154とを有している。ロアシェル142は、ハウジング112に対して、電線導出部123側から装着され、筒状部151に電線導出部123が嵌め込まれ、ねじ157により固定される。このロアシェル142には、筒状部151に、複数の電線133の周囲を覆う編組線155の端部が被せられ、その外周側にシールドリング119が加締められる。これにより、ロアシェル142には、編組線155が電気的に接続される。なお、電線133を覆う編組線155の外周には、被覆156が設けられている。
アッパーシェル141及びロアシェル142がハウジング112に装着されると、ロアシェル142の側板部153がアッパーシェル141のハウジング収容部145の側面に当接する。これにより、アッパーシェル141とロアシェル142とが互いに導通される。
本実施形態に係るプロテクタ114は、絶縁性の合成樹脂から形成されており、リアプロテクタ161と、フロントプロテクタ162とを有している。リアプロテクタ161は、シールドシェル113が装着されたハウジング112における電線導出部123の背面側に装着される。これにより、シールドシェル113が装着されたハウジング112の電線導出部123は、その背面側がリアプロテクタ161によって覆われる。リアプロテクタ161は、その両側部に、プロテクタ用被固定部163を有している。プロテクタ用被固定部163は、上方へ延在されてシールドシェル113へのシールドシェル取付部側である上端部(図2中、上方部)が前方へ突出されている。プロテクタ用被固定部163には、それぞれナット部材164が埋設されている。
また、プロテクタ114は、プロテクタ用被係止部166を有している。プロテクタ用被係止部166は、プロテクタ114を構成するリアプロテクタ161の電線導出部123側における一側部に形成されている。プロテクタ用被係止部166は、ロック部167を有しており、このロック部167は、シールドケース101のプロテクタ係止部105のブラケット107を係止する。即ち、プロテクタ用被係止部166は、シールドケース101のプロテクタ係止部105に対して、嵌合筒部103へのハウジング112の嵌合部121の嵌合方向と同方向に係脱可能とされている。
フロントプロテクタ162は、シールドシェル113が装着されたハウジング112の電線導出部123の前面側に装着される。これにより、シールドシェル113が装着されたハウジング112の電線導出部123は、その前面側がフロントプロテクタ162によって覆われる。フロントプロテクタ162には、複数の係止爪168が形成されており、これらの係止爪168は、リアプロテクタ161を係止する。これにより、リアプロテクタ161とフロントプロテクタ162とが互いに固定されてシールドシェル113が装着されたハウジング112の電線導出部123に装着される。
シールドコネクタ111を機器側コネクタに接続するには、ハウジング112のフロントホルダ116が設けられた嵌合部121をシールドケース101側へ向けて近接させ、機器側コネクタの嵌合筒部103に嵌合させる。これにより、シールドコネクタ111は、その接続端子115が機器側コネクタの接続端子(図示略)に電気的に接続される。そして、ハウジング112の一端側の嵌合部121が機器側コネクタに嵌合された状態で、他端側の電線導出部123から導出された電線133は、機器側コネクタとの嵌合方向と交差する方向である下方に導出された状態となる。
また、シールドコネクタ111のハウジング112の嵌合部121を機器側コネクタの嵌合筒部103に嵌合させると略同時に、シールドケース101に設けられたプロテクタ係止部105のブラケット107が、プロテクタ114の電線導出部123側に設けられたプロテクタ用被係止部166に挿し込まれ、このプロテクタ用被係止部166のロック部167がブラケット107に係止される。これにより、プロテクタ114の電線導出部123側がシールドケース101に支持される。
この状態で、シールドシェル113を構成するアッパーシェル141のシェル用被固定部146は、コネクタ固定ブロック104のシールドシェル固定部109の上方に配置され、プロテクタ114を構成するリアプロテクタ161のプロテクタ用被固定部163は、コネクタ固定ブロック104のプロテクタ固定部110の下方に配置される。そして、シェル用被固定部146の取付孔147がコネクタ固定ブロック104のボルト貫通孔106と連通され、プロテクタ用被固定部163のナット部材164がコネクタ固定ブロック104のボルト貫通孔106を臨む位置に配置される。
そこで、締結ボルト170が、互いに連通した取付孔147及びボルト貫通孔106へ上方から挿し込まれ、プロテクタ用被固定部163のナット部材164にねじ込まれて締結される。このとき、プロテクタ114は、プロテクタ用被係止部166がプロテクタ係止部105に係止されてシールドケース101に対して位置決めされているので、取付孔147及びボルト貫通孔106へ挿し込んだ締結ボルト170をプロテクタ用被固定部163のナット部材164へ円滑かつ容易に螺合させることができる。
そして、プロテクタ用被固定部163のナット部材164に締結ボルト170をねじ込んで締結することで、シェル用被固定部146、シールドシェル固定部109、プロテクタ固定部110及びプロテクタ用被固定部163が、ハウジング112の嵌合方向と交差する方向(図5中、上から下へ向う方向)に貫通する締結ボルト170によって共締めされる。これにより、シェル用被固定部146がコネクタ固定ブロック104のシールドシェル固定部109に固定され、プロテクタ用被固定部163がコネクタ固定ブロック104のプロテクタ固定部110に固定される。さらに、電線133を覆う編組線155が電気的に接続されたシールドシェル113は、シールドケース101と電気的に接続される。これにより、シールドシェル113が、シールド回路を形成し、ノイズを遮蔽する構造が得られる。
このように、本実施形態に係るシールドコネクタ111の固定構造では、シールドコネクタ111の嵌合作業時において、ハウジング112が機器側コネクタに嵌合されると同時に、プロテクタ114の電線導出部123側に設けられたプロテクタ用被係止部166がシールドケース101のプロテクタ係止部105に係止される。そして、プロテクタ用被係止部166をプロテクタ係止部105に係止させた状態で、シールドシェル113及びプロテクタ114を締結ボルト170でシールドケース101に取付固定することができるので、シールドコネクタ111の背面側(図5中、右側)に十分な作業スペースが無くてもシールドコネクタ111を容易に取り付けることができる。
そこで、ハウジング112から導出された電線133は、シールドケース101に係止されたプロテクタ114の電線導出部123側に保持されることによって振動が抑止される。更に、プロテクタ114の電線導出部123側から導出された電線133が引っ張られて屈曲されても、ハウジング112の電線導出部123のゴム栓134等に屈曲の影響を及び難くすることができる。
また、プロテクタ用被係止部166が、シールドコネクタ111の嵌合と同時にシールドケース101のプロテクタ係止部105に係止されるので、振動を防止するためにハウジング112から導出された電線133をクランプ部材等で近傍の固定部(車体)に固定していた従来構造のような大きな固定作業スペースを不要にできる。
また、本実施形態に係るシールドコネクタ111の固定構造は、シールドケース101に設けられたプロテクタ固定部110と、プロテクタ114をプロテクタ固定部110に固定するためにプロテクタ114のシールドシェル113への取付部側に設けられたプロテクタ用被固定部163と、を備える。そこで、電線導出部123側のプロテクタ用被係止部166がプロテクタ係止部105に係止され、プロテクタ用被固定部163がプロテクタ固定部110に固定されることで、プロテクタ114がシールドケース101に対して強固に固定される。
このように、プロテクタ固定部110に対してプロテクタ用被固定部163が固定されることで、シールドケース101とシールドシェル113の固定部であるシェル用被固定部146が、導出された電線133の屈曲や振動等の影響を受け、シェル用被固定部146にのみ応力が加わるようなことはない。
さらに、本実施形態によれば、締結ボルト170によって共締めすることにより、シェル用被固定部146とプロテクタ用被固定部163の双方をシールドケース101に一度に固定することができる。また、締結ボルト170は、ハウジング112の背面側(図5中、右側)に十分な締結作業スペースがない場合であっても、ハウジング112の嵌合方向と交差する方向(図5中、上から下へ向う方向)にシェル用被固定部146及びシールドシェル固定部109とプロテクタ固定部110及びプロテクタ用被固定部163とを貫通し、これらを容易に共締めして取付固定することができる。
しかも、プロテクタ114は、プロテクタ用被係止部166がプロテクタ係止部105に係止されてシールドケース101に対して位置決めされるので、プロテクタ固定部110のボルト貫通孔106に対するプロテクタ用被固定部163のボルト貫通孔106への位置合わせを容易にできる。
なお、上記実施形態では、プロテクタ係止部105を突片状のブラケット107とし、プロテクタ用被係止部166を、ブラケット107に係止されるロック部167としたが、プロテクタ係止部105とプロテクタ用被係止部166との係止構造としては、この構造に限らず、例えば、プロテクタ係止部105を係止孔とし、プロテクタ用被係止部166を、係止孔を係止する係止突起としても良い。
また、プロテクタ114の電線導出部123側から導出された電線133を、結束バンドでプロテクタ114の電線導出部123側に緊締して固定しても良い。このようにすれば、電線133の振動や屈曲の影響がハウジング112の電線導出部123に及ぶことを確実に防止できる。
また、プロテクタ固定部110とプロテクタ用被固定部163との具体的な固定方法としては、締結ボルト170のナット部材164への締結によるものに限らず、種々の固定方法を採りうる。
また、上記実施形態では、シールドシェル固定部109とプロテクタ固定部110とが一体にされたブロック構造のコネクタ固定ブロック104を備える場合を例示したが、締結ボルト170が貫通する同心のボルト貫通孔106をそれぞれ有する別体のシールドシェル固定部とプロテクタ固定部とを備えたブロック構造としても良い。
従って、コストアップを招くことなく、シールドシェル113の固定強度を向上させることが可能なシールドコネクタ111の固定構造を提供することができる。
尚、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
ここで、上述した本発明に係るシールドコネクタの固定構造の実施形態の特徴をそれぞれ以下[1]〜[3]に簡潔に纏めて列記する。
[1] 一端側が機器に設けられた機器側コネクタに嵌合された状態で、他端側から電線(133)が嵌合方向と交差する方向に導出されるハウジング(112)と、
前記ハウジング(112)を覆った状態で、前記機器のシールドケース(101)に電気的に接続されて固定されるシールドシェル(113)と、
前記ハウジング(112)から導出された前記電線(133)を覆った状態で、前記シールドシェル(113)の電線導出部(123)側に取り付けられるプロテクタ(114)と、
前記シールドケース(101)に設けられたプロテクタ係止部(105)と、
前記プロテクタ係止部(105)に対して前記ハウジング(112)の嵌合方向と同方向に係脱できるように前記プロテクタ(114)の電線導出部(123)側に設けられたプロテクタ用被係止部(166)と、
を備えることを特徴とするシールドコネクタの固定構造。
[2] 前記シールドケース(101)に設けられたプロテクタ固定部(110)と、
前記プロテクタ(114)を前記プロテクタ固定部(110)に固定するために前記プロテクタ(114)のシールドシェル取付部側に設けられたプロテクタ用被固定部(163)と、
を備えることを特徴とする上記[1]に記載のシールドコネクタの固定構造。
[3] 前記シールドケース(101)に設けられたシールドシェル固定部(109)と、
前記シールドシェル(113)を前記シールドシェル固定部(109)に固定するために前記シールドシェル(113)に設けられたシェル用被固定部(146)と、
前記シェル用被固定部(146)及び前記シールドシェル固定部(109)と前記プロテクタ固定部(110)及び前記プロテクタ用被固定部(163)とを、前記ハウジング(112)の嵌合方向と交差する方向に貫通して共締めする締結ボルト(170)と、
を備えることを特徴とする上記[2]に記載のシールドコネクタの固定構造。
次に、参考例に係るシールドコネクタの固定構造について説明する。
図6は、参考例に係るシールドコネクタの固定構造を説明するためにシールドケースに固定されたシールドコネクタを表す斜視図である。図7は、図6に示したシールドコネクタの分解斜視図である。図8は、図6に示したシールドコネクタの背面図である。図9は、図8におけるC−C線断面図である。図10は、図8におけるD−D線断面図である。
図6に示すように、参考例に係るシールドコネクタ211の固定構造は、シールドケース201内に設けられた機器側コネクタ(図示略)にシールドコネクタ211のハウジング212を嵌合して固定するための固定構造である。
図7〜図10に示すように、本参考例のシールドコネクタ211は、ハウジング212と、シールドシェル213と、を主要な構成として有する。
シールドケース201は、導電性金属材から形成されたもので、例えば、電気自動車やハイブリッド車などに搭載されるインバータやモータ等の金属ケースである。また、シールドケース201は、電力制御ユニットであるPCUなどの金属ケースであってもよい。
このシールドケース201には、コネクタ取付面202に突設された筒状の嵌合筒部203と、嵌合筒部203の両側に設けられたシールドシェル固定部209とを有している。シールドシェル固定部209は、上下方向に貫通するボルト貫通孔206を有している。
本参考例に係るハウジング212は、絶縁性の合成樹脂から形成されている。ハウジング212は、その一端側に、嵌合部221が突設されており、嵌合部221には、フロントホルダ216が装着される。また、ハウジング212の他端側には、嵌合部221の突設方向と交差する方向(図7中、下方)に延在された電線導出部223が設けられている。電線導出部223には、端子232が接続された電線233の端部が導かれる。電線233は、導電性の芯線と、この芯線を被覆する絶縁性の被覆部とを備えている。電線233の芯線は、端子232に電気的に接続されている。
更に、ハウジング212には、その背面側に、一対の端子収容室224が形成されている。端子収容室224は、ハウジング212の背面から装着されるカバー217によって閉鎖される。それぞれの端子収容室224には、接続端子215が収容される。接続端子215は、編組線230を介して端子232と接続されている。即ち、電線233の端子232と接続端子215との間が、可撓性の編組線230で接続されているので、電線233の振動は編組線230で吸収され、接続端子215側に伝わり難くなる。
図9に示すように、電線233の端部近傍には、ゴム栓234が装着されており、このゴム栓234は電線導出部223に嵌め込まれる。ゴム栓234は、ゴム等の弾性材料によって形成される。ゴム栓234は、孔部235を有しており、孔部235には電線233が挿通される。ゴム栓234の外周は、ハウジング212の電線導出部223の内壁面に密着する。これにより、ゴム栓234は、ハウジング212と電線233との間を防水シールする。更に、ハウジング212の電線導出部223には、リアホルダ218が装着され、このリアホルダ218によって電線導出部223が閉鎖される。リアホルダ218は、ハウジング212の電線導出部223に取り付けられることで、電線233の屈曲を抑制する。また、リアホルダ218は、電線導出部223内におけるゴム栓234の抜けや、倒れを抑制する。
本参考例に係るシールドシェル213は、導電性金属材からなる。シールドシェル213は、アッパーシェル241と、ロアシェル242とから構成されている。アッパーシェル241は、ハウジング収容部245と、このハウジング収容部245の両側部に設けられたシェル用被固定部246とを有している。ハウジング収容部245は、ハウジング212の上面、両側面及び背面を覆う箱型に形成されており、ハウジング212に対して、その背面側から装着される。シェル用被固定部246は、ハウジング212への装着方向へ突設されており、その端部には、ねじ孔247が形成されている。
ロアシェル242は、筒状部251と、筒状部251の一開口端側に設けられた板状部252と、板状部252の両側端に垂設された側板部253と、各側板部253の一側縁に設けられた端板部254とを有している。ロアシェル242は、ハウジング212に対して、電線導出部223側から装着され、筒状部251に電線導出部223が嵌め込まれ、ねじ257により固定される。このロアシェル242には、筒状部251に、複数の電線233の周囲を覆う編組線255の端部が被せられ、その外周側にシールドリング219が加締められる。これにより、ロアシェル242には、編組線255が電気的に接続される。なお、電線233を覆う編組線255の外周には、被覆256が設けられている。
アッパーシェル241及びロアシェル242がハウジング212に装着されると、ロアシェル242の側板部253がアッパーシェル241のハウジング収容部245の側面に当接する。これにより、アッパーシェル241とロアシェル242とが互いに導通される。
本参考例に係るシールドコネクタ211を機器側コネクタに接続するには、ハウジング212のフロントホルダ216が設けられた嵌合部221をシールドケース201側へ向けて近接させ、機器側コネクタの嵌合筒部203に嵌合させる。これにより、シールドコネクタ211は、その接続端子215が機器側コネクタの接続端子(図示略)に電気的に接続される。そして、ハウジング212の一端側の嵌合部221が機器側コネクタに嵌合された状態で、他端側の電線導出部223から導出された電線233は、機器側コネクタとの嵌合方向と交差する方向である下方に導出された状態となる。
この状態で、シールドシェル213を構成するアッパーシェル241のシェル用被固定部246は、シールドシェル固定部209の下方に配置される。そして、シェル用被固定部246は、ねじ孔247がシールドシェル固定部209のボルト貫通孔206を臨む位置に配置される。
そこで、締結ボルト270が、ボルト貫通孔206へ上方から挿し込まれ、シェル用被固定部246のねじ孔247にねじ込まれて締結されることで、シェル用被固定部246がハウジング212の嵌合方向と交差する方向に貫通する締結ボルト270によってシールドシェル固定部209の下端に固定される。さらに、電線233を覆う編組線255が電気的に接続されたシールドシェル213は、シールドケース201と電気的に接続される。これにより、シールドシェル213が、シールド回路を形成し、ノイズを遮蔽する構造が得られる。
このように、本参考例に係るシールドコネクタ211の固定構造におけるシールドシェル213は、シェル用被固定部246が電線導出部223の反対側端(図7中、上端)よりも電線導出部223側に設けられる。したがって、シェル用被固定部が電線導出部の反対側端に設けられる従来のシールドシェルに比べて、ハウジング212から導出された電線233が屈曲されたり、振動させられたりした際に電線導出部223を介してシールドコネクタ211に作用する曲げモーメントが減少し、シェル用被固定部246に加わる応力が小さくなる。
また、シェル用被固定部246がシールドシェル固定部209を貫通した締結ボルト270に貫通されてボルト締結される構成とされることで、シェル用被固定部246が従来に比べて電線導出部223側に設けられているにも関わらず、シールドシェル固定部209に対する締結ボルト270の締結高さ(締結作業位置)が大きく変わるのを抑制できる。即ち、シールドケース201側の寸法等を変更することなく、シールドコネクタ211のシールドシェル213を変えるだけで、ハウジング212から導出された電線233の振動や屈曲によりシェル用被固定部246に作用する応力を低減することができる。
従って、コストアップを招くことなく、シールドシェル213の固定強度を向上させることが可能なシールドコネクタ211の固定構造を提供することができる。
ここで、参考例に係るシールドコネクタの固定構造の特徴をそれぞれ以下[4]及び[5]に簡潔に纏めて列記する。
[4] 一端側が機器に設けられた機器側コネクタに嵌合された状態で、他端側から電線(233)が嵌合方向と交差する方向に導出されるハウジング(212)と、
前記ハウジング(212)を覆った状態で、前記機器のシールドケース(201)に電気的に接続されて固定されるシールドシェル(213)と、
前記シールドケース(201)に設けられたシールドシェル固定部(209)と、
前記シールドシェル(213)を前記シールドシェル固定部(209)に固定するために、前記シールドシェル(213)における電線導出部(223)の反対側端よりも電線導出部(223)側に設けられたシェル用被固定部(246)と、
前記ハウジングの嵌合方向と交差する方向に前記シールドシェル固定部(209)及び前記シェル用被固定部(246)を貫通してボルト締結する締結ボルト(270)と、
を備えることを特徴とするシールドコネクタの固定構造。
[5] 前記シェル用被固定部(246)が、前記シールドシェル固定部(209)を貫通した前記締結ボルト(270)に貫通されてボルト締結されることを特徴とする上記[4]に記載のシールドコネクタの固定構造。
101:シールドケース
105:プロテクタ係止部
109:シールドシェル固定部
110:プロテクタ固定部
111:シールドコネクタ
112:ハウジング
113:シールドシェル
114:プロテクタ
123:電線導出部
133:電線
146:シェル用被固定部
163:プロテクタ用被固定部
166:プロテクタ用被係止部
170:締結ボルト

Claims (3)

  1. 一端側が機器に設けられた機器側コネクタに嵌合された状態で、他端側から電線が嵌合方向と交差する方向に導出されるハウジングと、
    前記ハウジングを覆った状態で、前記機器のシールドケースに電気的に接続されて固定されるシールドシェルと、
    前記ハウジングから導出された前記電線を覆った状態で、前記シールドシェルの電線導出部側に取り付けられるプロテクタと、
    前記シールドケースに設けられたプロテクタ係止部と、
    前記プロテクタ係止部に対して前記ハウジングの嵌合方向と同方向に係脱できるように前記プロテクタの電線導出部側に設けられたプロテクタ用被係止部と、
    を備えることを特徴とするシールドコネクタの固定構造。
  2. 前記シールドケースに設けられたプロテクタ固定部と、
    前記プロテクタを前記プロテクタ固定部に固定するために前記プロテクタのシールドシェル取付部側に設けられたプロテクタ用被固定部と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載のシールドコネクタの固定構造。
  3. 前記シールドケースに設けられたシールドシェル固定部と、
    前記シールドシェルを前記シールドシェル固定部に固定するために前記シールドシェルに設けられたシェル用被固定部と、
    前記シェル用被固定部及び前記シールドシェル固定部と前記プロテクタ固定部及び前記プロテクタ用被固定部とを、前記ハウジングの嵌合方向と交差する方向に貫通して共締めする締結ボルトと、
    を備えることを特徴とする請求項2に記載のシールドコネクタの固定構造。
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