JP2017118213A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】動画撮影中に、リフォーカス連写による静止画撮影を行いつつ、静止画撮影の被写体像の位置ずれをなくすことを可能にした撮像装置を提供する。【解決手段】撮影レンズユニット2と、撮影光軸方向に移動可能な半透過ミラー3と、半透過ミラー3を透過した光束を受光する第1撮像手段4と、半透過ミラー3で反射した光束を受光する第2撮像手段5と、を有する撮像装置である。撮像装置は、第1撮像手段4による動画撮影中に、第2撮像手段5による一連の静止画連続撮影を同時行うことが可能であり、動画撮影中に行われる一連の静止画連続撮影は、半透過ミラー3を撮影光軸方向に各々の静止画撮影ごとに漸次移動させることで、静止画撮影ごとに第2撮像手段5に対する合焦位置を漸次変化させる撮影を行い、一連の静止画連続撮影で得られる全ての静止画像に共通する撮影領域を算出し、共通撮影領域で一連の静止画連続撮影の各々の静止画像をクロップする。【選択図】図2

Description

本発明は、静止画や動画を撮像可能な撮像装置に関する。
被写体像を電気信号に変換して撮像するデジタルカメラ等の撮像装置では、撮影光束を撮像素子で受光し、その撮像素子から出力される光電変換信号を画像データに変換して、メモリカード等の記録媒体に記録する。撮像素子としては、CCD(Charge Coupled Device)やCMOSセンサ(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等が用いられる。
1つの撮像素子を用いて、静止画像および動画像の撮影を行うことは可能であるが、両画像を同時に得たい場合、画素読み出し処理の違いや最適な撮影条件が異なるため、静止画像の撮影中は動画像を一時的に中断する必要があった。
それを解決するために、特許文献1により提案されているように、第1の撮像部と第2の撮像部をもち、第1の撮像部で静止画撮影、第2の撮像部で動画撮影を行うという手法がある。また、特許文献2により提案されているように、撮影光軸上に回動自在なミラーを配置し、そのミラーの後方と上方に別々の撮像素子を配置する手法がある。そして、特許文献1と特許文献2の組み合わせにより、動画と静止画の撮影をシームレスに行うことが可能である。さらに、特許文献2には、ミラーを撮影光軸方向に移動させ、光路長を変化させることで、ミラーの上方に配置された撮像素子の合焦位置を変化させることが記載されている。よって、上記の組み合わせにより、動画と静止画の撮影をそれぞれ異なる合焦位置で撮影することが可能である。
特開2012−231197号公報 特開2005−99608号公報
しかしながら、上述の特許文献に開示された従来技術では、ミラーを撮影光軸方向に移動させると、ミラーの上方に配置された撮像素子で撮像される被写体像は、ミラーの移動にならって移動してしまう。例えば、ミラーを撮影光軸方向後ろへ移動させると、撮像される被写体像は下方へ移動してしまう。さらに、ミラーを少しずつ移動させて、ミラーの上方に配置された撮像素子の合焦位置を少しずつ変化させながら連続撮影を行う(以後、リフォーカス連写と言う)と、被写体像が少しずつ異なる位置で撮影されてしまい、撮影者の意図しない構図となってしまうおそれがある。また、リフォーカス連写画像の合成等の画処理を行う際にも被写体が異なる位置にあると、処理に余分な工程が加わり、処理時間の増大等の影響がある。
そこで、本発明の目的は、動画撮影中に、動画の合焦位置に影響を与えることなく、リフォーカス連写による静止画撮影を行いつつ、静止画撮影の被写体像の位置ずれをなくすことを可能にした撮像装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明に係る撮像装置は、
交換可能な撮影レンズユニット(2)と、前記撮影レンズユニット(2)から入射した光束の一部を透過し、残りの光束を反射させることで光束を分割する、撮影光軸方向に移動可能な半透過ミラー(3)と、前記半透過ミラー(3)を透過した光束を受光する第1撮像手段(4)と、前記半透過ミラー(3)で反射した光束を受光する第2撮像手段(5)と、を有する撮像装置であって、
前記撮像装置は、前記第1撮像手段(4)による動画撮影中に、前記第2撮像手段(5)による一連の静止画連続撮影を同時行うことが可能であり、
動画撮影中に行われる一連の静止画連続撮影は、前記半透過ミラー(3)を撮影光軸方向に各々の静止画撮影ごとに漸次移動させることで、前記第2撮像手段(5)までの光路長を各々の静止画撮影ごとに漸次変化させ、各々の静止画撮影ごとに前記第2撮像手段(5)に対する合焦位置を漸次変化させる撮影を行い、
一連の静止画連続撮影で得られる全ての静止画像に共通する撮影領域を算出し、前記共通撮影領域で一連の静止画連続撮影の各々の静止画像をクロップすることを特徴とする。
本発明によれば、動画撮影中に、動画の合焦位置に影響を与えることなく、リフォーカス連写による静止画撮影を行いつつ、静止画撮影の被写体像の位置ずれをなくすことを可能にした撮像装置を提供することができる。
本実施形態における撮像装置の主要部電気回路構成を示すブロック図である。 本実施形態における撮像装置の撮影光軸での断面図である。 本実施形態におけるカメラ1の動作を示したフローチャートである。 本実施形態における静止画撮影モード時の表示装置13上の画面表示である。 本実施形態における動画撮影モード時の表示装置13上の画面表示である。 本実施形態における静止画/動画同時撮影モード時の表示装置13上の画面表示である。 本実施形態における静止画リフォーカス連写設定時の表示装置13上の画面表示である。 本実施形態における静止画/動画の同時撮影時の表示装置13上の画面表示である。 本実施形態における静止画リフォーカス連写の動作を示したフローチャートである。 半透過ミラー3を撮影光軸に沿って前側へ移動させながら第2撮像手段5により連続撮影を行った撮影画像である。 図10を撮影共通領域でクロップした撮影画像である。 本実施形態における静止画/動画の同時撮影時の表示装置13上の画面表示である。
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。また、各図面において共通する部分には同一の符号を付す。
まず、図1、図2を参照して、本発明の第1の実施形態の主な構成を説明する。図1は本実施形態における撮像装置の主要部電気回路構成を示すブロック図である。また、図2は本実施形態における撮像装置の撮影光軸での断面図である。
カメラ1には着脱可能なレンズユニット2が取り付けられており、レンズユニット内にはフォーカスレンズ30、フォーカスレンズ30を駆動するためのレンズ駆動手段31を有する。レンズユニット2から入射した光は、撮影光軸A−Aに対して45°に配設された半透過ミラー3に入射する。半透過ミラー3はリードスクリュー等(不図示)により撮影光軸A−A方向に平行に移動可能に構成されている。半透過ミラー3に入射した光の一部は半透過ミラー3を透過し、カメラ1の内部にある第1撮像手段4に結像するよう構成されている。また半透過ミラー3に入射した残りの光は半透過ミラー3によって反射し、第2撮像手段5に結像するよう構成されている。ここで、第1撮像手段4と第2撮像手段5は例えばCCD、CMOS等で構成される。
第1撮像手段4には、焦点検出センサ22が内蔵されている。焦点検出センサ22は位相差方式の焦点検出を行う。焦点検出センサ22から出力される信号は、焦点駆動回路23に供給され、被写体像信号に換算された後、カメラ回路制御マイコン15に送信される。そして、カメラ回路制御マイコン15は、被写体像信号に基づいて位相差検出法による焦点検出演算を行う。具体的には、カメラ回路制御マイコン15は、被写体像信号を用いてデフォーカス量および方向を算出し、算出されたデフォーカス量および方向に従い、レンズ制御回路19およびレンズ駆動回路31を介してレンズユニット2内のフォーカスレンズ30を合焦位置に駆動させる。なお、本実施形態では第1撮像手段4内に配置された位相差検出方式の焦点検出センサを記載したが、他の配置、他の方式でも良い。例えば、公知の位相差方式の焦点検出ユニットを独立して配置させても良いし、第1撮像手段4による公知のコントラスト方式の焦点検出でも良い。
半透過ミラー3は通常待機位置にいる場合、レンズユニット2から半透過ミラー3を透過し第1撮像手段4までの光路長と、レンズユニット2から半透過ミラー3によって反射し第2撮像手段5までの光路長とは、略同等である。また、半透過ミラー3を撮影光軸A−A方向に移動させることで、第2撮像手段5の光路長を変化させ、第2撮像手段5の合焦位置を第1撮像手段4の合焦位置と異ならせることができる。
第1撮像手段4は第1撮像手段駆動/制御回路6により駆動/制御され、第1撮像手段4から出力されたアナログ信号は第1A/D変換回路7によりデジタル信号に変換される。また、第2撮像手段5は第2撮像手段駆動/制御回路8により駆動/制御され、第2撮像手段5から出力されたアナログ信号は第2A/D変換回路9によりデジタル信号に変換される。
第1A/D変換回路7および、第2A/D変換回路9から出力されたデジタル信号は画像処理回路10で処理を行い、画像データとして生成される。この画像データはバッファメモリ11へ保存されたり、表示部材駆動回路12により液晶等で構成された表示装置13およびファインダー内表示装置50に表示される。また表示装置13およびファインダー内表示装置50には、撮影モードやレンズの絞り値、シャッタスピード値、ISO感度などの各種情報を表示することができる。
接眼レンズ51はファインダー内表示装置50に表示される画像データや各種情報を拡大して観察することができる。
また、カメラ1は、デジタル回路制御マイコン14、カメラ回路制御マイコン15を有する。デジタル回路制御マイコン14はCPUバスを介して画像処理回路10、及び表示部材駆動回路12と通信、データの授受を行い、これらを統括的に制御している。カメラ回路制御マイコン15は、スイッチや釦などの操作部材16の状態の検知や、半透過ミラー3の駆動を行うミラー駆動回路17の各種演算処理を統括的に行う。また、カメラ回路制御マイコン15内にはEEPROM18からなるカメラ内設定記憶手段を有し、カメラ1の各種設定値が記録されている。また、カメラ回路制御マイコン15は、レンズユニット2内のレンズ制御回路19と、マウント接点20を介して通信を行っている。マウント接点20は、レンズユニット2が接続されるとカメラ回路制御マイコン15へ信号を送信する機能も有する。レンズユニット2内のレンズ内メモリ21には、レンズの固有情報が記録されており、レンズの焦点距離や画角、絞り量に関する情報等も含まれる。なお、デジタル回路制御マイコン14とカメラ回路制御マイコン15は互いに通信を行っており、協調してカメラ1全体の制御を行っている。
また、スイッチセンス回路16は、各スイッチの操作状態に応じて入力信号をカメラ回路制御マイコン15に送信する。カメラ1にはレリーズボタン24が配置されている。スイッチSW1(24a)は、レリーズボタン24の第1ストローク(半押し)によりONする。スイッチSW2(24b)は、レリーズボタン24の第2ストローク(全押し)によりONする。スイッチSW2(24b)がONされると、撮影開始の指示がカメラ回路制御マイコン15に送信される。また、撮影モード設定ダイヤル26、メインスイッチ27、動画測距ボタン28、動画開始/終了ボタン29がスイッチセンス回路16に接続されている。撮影モード設定ダイヤル26は、カメラ1の各種の撮影モードを設定することができるダイヤルである。メインスイッチ27は、カメラ1の電源ON、OFFを切り替えるスイッチである。動画測距ボタン28は、動画撮影時の測距開始を指示するボタンである。動画開始/終了ボタン29は、動画撮影待機状態で押すと動画撮影を開始し、動画撮影中で押すと動画撮影を終了するボタンである。
以上が本実施形態におけるカメラ1の主要部電気回路構成の概要である。
次に図3を参照して、本実施形態におけるカメラ1の基本的な動作について説明する。図3は本実施形態におけるカメラ1の動作を示したフローチャートである。
まずS100においてユーザーが撮影モード設定ダイヤル26を操作することにより撮影モードの選択を行う。
[静止画撮影モード]
S100において静止画撮影モードを選択するとS101へと進み、静止画撮影待機状態となる。静止画撮影モードにおいては、第1撮像手段4により静止画撮影が行われる。
図4は静止画撮影モード時の表示装置13上の画面表示を表す。
図4に示すように、表示装置13およびファインダー内表示装置50には第1撮像手段4のスルー画像が表示される。レリーズボタン24の半押し操作を行うとS102へと進み、焦点検出センサ22の情報に基づき、フォーカスレンズ30を駆動し、測距枠40への合焦動作を行う。そしてレリーズボタン24の全押し操作を行うとS103へと進み、第1撮像手段4により静止画撮影を行う。そしてS104においてカメラ回路制御マイコン15はメインスイッチ27の電源ON、OFFを判定する。電源ONの場合、S101へと戻り、電源OFFの場合には処理を終了する。
[動画撮影モード]
次に、S100において動画撮影モードを選択するとS105へと進み、動画撮影待機状態となる。動画撮影モードにおいては、第1撮像手段4により動画撮影が行われる。
図5は動画撮影モード時の表示装置13上の画面表示を表す。
図5に示すように、表示装置13およびファインダー内表示装置50には第1撮像手段4のスルー画像が表示される。動画測距ボタンの押し操作により合焦指示を行うとS106へと進み、焦点検出センサ22の情報に基づき、フォーカスレンズ30を駆動し、測距枠41への合焦動作を行う。その後の合焦指示はユーザー操作でも良いし、測距枠41で選択された被写体に対してカメラ自身による自動追尾でもよい。そして、動画開始/終了ボタンの押し操作により動画撮影開始を選択するとS107へと進み、第1撮像手段4により動画撮影を行う。そしてS108において動画開始/終了ボタンの押し操作により動画撮影を終了すると、S109においてカメラ回路制御マイコン15はメインスイッチ27の電源ON、OFFを判定する。電源ONの場合、S105に戻り、電源OFFの場合には処理を終了する。
[静止画/動画同時撮影モード]
次に、S100において静止画/動画の同時撮影モードを選択するとS110へと進み、動画撮影待機状態となる。静止画/動画の同時撮影モードにおいては、第1撮像手段4により動画撮影が行われ、第2撮像手段5により静止画撮影が行われる。
図6は静止画/動画同時撮影モード時の表示装置13上の画面表示を表す。
図6に示すように、表示装置13およびファインダー内表示装置50には第1撮像手段4のスルー画像が表示される。
S111においてユーザーは動画撮影中に静止画リフォーカス連写を行うか否かの選択を行う。静止画リフォーカス連写を行う場合はS112へ進み、リフォーカス領域と連写枚数を決定する。具体的な操作の一例を図7に示す。
図7は静止画リフォーカス連写設定時の表示装置13上の画面表示を表す。
図7に示すように、第一測距枠42aおよび第二測距枠42bを選択する。第一測距枠42aと第二測距枠42bの枠表示はユーザーが見て判別がつくように、枠の仕様を一重枠、二重枠と異ならせても良いし、枠の色を異ならせても良い。焦点検出センサ22の情報に基づき、第一測距枠42aおよび第二測距枠42bで選択された被写体までのデフォーカス量が分かる。その情報をもとにカメラ回路制御マイコン15は、第一測距枠42aにおいて合焦する半透過ミラー3の位置(図2の位置a3)、第二測距枠42bにおいて合焦する半透過ミラー3の位置(図2の位置a2)を算出する。これにより、半透過ミラー3の移動すべき距離(図2の距離L)が求められる。
次に、図7に示すように、操作部を操作し、連写の撮影枚数n(枚数決定枠43内の数値)を設定する。図7は撮影枚数n=3枚と設定した場合を表示している。これにより、カメラ回路制御マイコン15は、連写1枚ごとに半透過ミラー3が均等に移動するように位置を算出する。連写1枚目は初期位置(第一測距枠42aにおいて合焦する半透過ミラー3の位置)、連写2枚目は初期に対してL/(n−1)移動した位置、連写3枚目は初期に対して2×L/(n−1)移動した位置となる。そして、連写n枚目は初期に対して(n−1)×L/(n−1)、つまりL移動した位置となる。n=3の場合、図2に示すように、半透過ミラー3の位置は、連写1枚目は位置a3、連写2枚目は初期に対してL/2移動した位置(位置a1)、連写3枚目は初期に対してL移動した位置(位置a2)となる。ここでは、第一測距枠42aでの被写体距離の方が、第二測距枠42bでの被写体距離よりも近いため、半透過ミラー3は撮影光軸上を前側へ(第1撮像手段4側からレンズユニット2側へ向かって)移動する。
その後、動画測距ボタンの押し操作により合焦指示を行うとS113へと進み、焦点検出センサ22の情報に基づき、フォーカスレンズ30を駆動し、測距枠44への合焦動作を行う。その後の合焦指示はユーザー操作でも良いし、測距枠44で選択された被写体に対してカメラ自身による自動追尾でもよい。そして、動画開始/終了ボタンの押し操作により動画撮影開始を選択するとS114へと進み、第1撮像手段4による動画撮影を開始する。
その後、ユーザーがレリーズボタン24の半押し操作を行うと、S115へと進み、静止画/動画の同時撮影画面に切り替わる。表示装置13上に表示される静止画/動画の同時撮影画面の様子を図8に示す。図8に示すように、第1撮像手段4の動画の合焦位置を示す第1撮像手段測距枠44、第2撮像手段5のリフォーカス連写1枚目の合焦位置を示す第2撮像手段測距枠45a、リフォーカス連写終了時の合焦位置を示す第2撮像手段測距枠45bが表示される。ただし、第2撮像手段測距枠45a、45bは第2撮像手段5の合焦する位置のみを示しており、表示されている被写体のピントは、スルー画像の表示上では合っていなくてもよい。
そして、S115においてレリーズボタン24の全押し操作を行うとS116へと進み、第2撮像手段5により静止画リフォーカス連写撮影を行う。図9に本実施形態における静止画リフォーカス連写の動作のフローチャートを示す。なお、前述したように、nは設定されたリフォーカス連写の撮影枚数であり、Lは算出されたリフォーカス連写全枚数にわたる半透過ミラー3の総移動量である。
図10は半透過ミラー3を撮影光軸に沿って前側へ移動させながら第2撮像手段5により連続撮影を行った撮影画像を表す。図10(a)は1枚目の撮影画像、図10(b)は2枚目の撮影画像、図10(c)は3枚目の撮影画像を表す。図中の実線枠46は撮影画角であり、点線枠47は1枚目の撮影画角であり、2枚目、3枚目の撮影画像に対して仮想的に重畳させて表している。
一般的に、図10に示すように、半透過ミラー3を撮影光軸に沿って前側へ移動させると、撮像される被写体像は上方へ移動してしまい、リフォーカス連写の最初と最後の静止画を比べると画角が異なってしまう。
そこで、カメラ回路制御マイコン15は、リフォーカス連写1枚目の半透過ミラー3の位置およびリフォーカス連写終了時の半透過ミラー3の位置をもとに撮影共通領域を算出する。そして、その算出された撮影共通領域で連写1枚1枚をクロップする。こうすることで、連写1枚1枚の画角を同じにすることができる。図11はその一例であり、図10(a)の1枚目の撮影と図10(c)の3枚目の撮影との共通領域でクロップした撮影画像である。
フローチャートに戻って説明を続ける。まず、S130において上述したクロップ領域の算出を行う。次にS131において半透過ミラー3を、通常待機位置からリフォーカス連写1枚目の初期位置へ、撮影光軸に対して平行に移動させる。半透過ミラー3の初期位置は前述したとおりカメラ回路制御マイコン15により算出される。そして、S132においてリフォーカス連写1枚目の静止画撮影を行う。撮影画像は前述したように撮影共通領域でクロップされる。続いてS133に進み、半透過ミラー3をリフォーカス連写1枚目の初期位置からL/(n−1)の距離を撮影光軸に対して平行に移動させる。半透過ミラー3の移動量L/(n−1)は前述したとおりカメラ回路制御マイコン15により算出される。そして、S134においてリフォーカス連写2枚目の静止画撮影を行う。撮影画像は前述したように撮影共通領域でクロップされる。その後、同様の処理がリフォーカス連写設定枚数だけ続く。そして、S135において、半透過ミラー3をリフォーカス連写1枚目の初期位置から(n−1)×L/(n−1)=Lの距離を撮影光軸に対して平行に移動させる。そして、S136においてリフォーカス連写n枚目の静止画撮影を行う。撮影画像は前述したように撮影共通領域でクロップされる。設定枚数の連写処理が終了すると、S137において半透過ミラー3をリフォーカス連写撮影を実施する前の通常待機位置に戻す。
図3のフローチャートに戻って説明を続ける。S116が終了すると、S117へと進み、動画撮影が終了か否かを判定する。動画撮影が終了の場合、S118に進み、動画撮影続行中の場合、S115に戻る。S118において、カメラ回路制御マイコン15はメインスイッチ27の電源ON、OFFを判定する。電源ONの場合、S110に戻り、電源OFFの場合には処理を終了する。
一方、S111において動画撮影中の静止画リフォーカス連写を行わない選択をした場合、動画撮影中に通常の静止画撮影を行うことができるようになる。その後、動画測距ボタンの押し操作により合焦指示を行うとS120へと進み、焦点検出センサ22の情報に基づき、フォーカスレンズ30を駆動し、測距枠44への合焦動作を行う。その後の合焦指示はユーザー操作でも良いし、測距枠44で選択された被写体に対してカメラ自身による自動追尾でもよい。そして、動画開始/終了ボタンの押し操作により動画撮影開始を選択するとS121へと進み、第1撮像手段4による動画撮影を開始する。
その後、ユーザーがレリーズボタン24の半押し操作を行うと、S122へと進み、静止画/動画の同時撮影画面に切り替わる。
表示装置13上に表示される静止画/動画の同時撮影画面の様子を図12に示す。
図12に示すように、第1撮像手段4の動画の合焦位置を示す第1撮像手段測距枠44、第2撮像手段5の静止画の合焦位置を示す第2撮像手段測距枠48が表示される。ただし、第2撮像手段測距枠48は第2撮像手段5の合焦する位置のみを示しており、表示されている被写体のピントは、スルー画像の表示上では合っていなくてもよい。
続いてS123に進み、焦点検出センサ22の情報に基づき、フォーカスレンズ30を駆動させることなく、半透過ミラー3のみを撮影光軸に対して平行に移動させ、光路長を変化させることで、測距枠48への合焦動作を行う。そして、レリーズボタン24の全押し操作を行うとS124へと進み、第2撮像手段5により静止画撮影を行う。この時、第1撮像手段4の動画像に対して第2撮像手段5の静止画像は、半透過ミラー3の移動による影響で被写***置つまり画角が異なってしまう。よって、静止画像をクロップし、動画像に映っていない領域を削除してしまう処理を施しても良い。
その後、S125へと進み、動画撮影が終了か否かを判定する。動画撮影が終了の場合、S126に進み、動画撮影続行中の場合、S122に戻る。S126において、カメラ回路制御マイコン15はメインスイッチ27の電源ON、OFFを判定する。電源ONの場合、S110に戻り、電源OFFの場合には処理を終了する。
以上により、動画撮影中に、動画の合焦位置に影響を与えることなく、リフォーカス連写による静止画撮影を行いつつ、静止画撮影の被写体像の位置ずれをなくすことが可能になる。
また、動画撮影時、被写体の動きに合わせて、フォーカスレンズを駆動し続け、動く被写体に追従して合焦し続ける方法がある(動画サーボAF)。この動画サーボAF時には、フォーカスレンズ駆動による合焦位置変化方向に合わせて、静止画リフォーカス連写撮影時の半透過ミラー3の移動方向を決定させるとなお良い。例えば、動画の合焦位置が手前から奥に向かって変化している場合、半透過ミラー3も合焦位置が手前から奥に向かって変化するように移動させる。言い換えると、半透過ミラー3は撮影光軸上を前側へ(第1撮像手段4側からレンズユニット2側へ向かって)移動させる。
こうすることで、リフォーカス連写全枚数にわたる半透過ミラー3の総移動量であるLを小さくすることができる。よって、リフォーカス連写の最初と最後の被写体ずれ量(画角ずれ量)を小さくすることができ、連写全枚数における撮影共通領域が広がり、結果としてクロップ領域を広げることができる。最小限のクロップ領域となり、画角の広い撮影画像を得ることができ、ユーザーメリットにつながる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
1 カメラ、2 レンズユニット、3 半透過ミラー、4 第1撮像手段、
5 第2撮像手段、15 カメラ回路制御マイコン、22 焦点検出センサ、
30 フォーカスレンズ

Claims (2)

  1. 交換可能な撮影レンズユニット(2)と、
    前記撮影レンズユニット(2)から入射した光束の一部を透過し、残りの光束を反射させることで光束を分割する、撮影光軸方向に移動可能な半透過ミラー(3)と、
    前記半透過ミラー(3)を透過した光束を受光する第1撮像手段(4)と、
    前記半透過ミラー(3)で反射した光束を受光する第2撮像手段(5)と、
    を有する撮像装置であって、
    前記撮像装置は、前記第1撮像手段(4)による動画撮影中に、前記第2撮像手段(5)による一連の静止画連続撮影を同時行うことが可能であり、
    動画撮影中に行われる一連の静止画連続撮影は、前記半透過ミラー(3)を撮影光軸方向に各々の静止画撮影ごとに漸次移動させることで、前記第2撮像手段(5)までの光路長を各々の静止画撮影ごとに漸次変化させ、各々の静止画撮影ごとに前記第2撮像手段(5)に対する合焦位置を漸次変化させる撮影を行い、
    一連の静止画連続撮影で得られる全ての静止画像に共通する撮影領域を算出し、前記共通撮影領域で一連の静止画連続撮影の各々の静止画像をクロップすることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記第1撮像手段(4)の焦点検出を行う焦点検出手段(22)と、
    前記交換可能な撮影レンズユニット(2)内に配置され、前記焦点検出手段(22)の信号に基づき合焦位置へ移動するフォーカスレンズ(30)と、
    をさらに備え、
    前記第1撮像手段(4)による動画撮影時、被写体の動きに合わせて前記フォーカスレンズ(30)を移動させ続け、被写体へ合焦させ続ける動画被写体追尾撮影を行っている場合において、
    前記フォーカスレンズ(30)移動による合焦位置変化方向と、
    前記半透過ミラー(3)を撮影光軸方向に移動させることによる合焦位置変化方向とを同じにしつつ、
    前記第2撮像手段(5)による一連の静止画連続撮影を行うことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
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