JP6398250B2 - 焦点検出装置 - Google Patents

焦点検出装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6398250B2
JP6398250B2 JP2014063155A JP2014063155A JP6398250B2 JP 6398250 B2 JP6398250 B2 JP 6398250B2 JP 2014063155 A JP2014063155 A JP 2014063155A JP 2014063155 A JP2014063155 A JP 2014063155A JP 6398250 B2 JP6398250 B2 JP 6398250B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
focus
celestial
unit
luminance
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2014063155A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015184614A (ja
JP2015184614A5 (ja
Inventor
真己斗 大田
真己斗 大田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Imaging Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Imaging Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Imaging Co Ltd filed Critical Ricoh Imaging Co Ltd
Priority to JP2014063155A priority Critical patent/JP6398250B2/ja
Publication of JP2015184614A publication Critical patent/JP2015184614A/ja
Publication of JP2015184614A5 publication Critical patent/JP2015184614A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6398250B2 publication Critical patent/JP6398250B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Focusing (AREA)
  • Automatic Focus Adjustment (AREA)
  • Studio Devices (AREA)

Description

本発明は、天体撮影に適した焦点検出装置に関する。
従来、自動焦点調節装置を備えたカメラにより天体撮影するとき、被写体である天体が暗いため、焦点調節装置により焦点調節するのは困難であった。そのため従来は、カメラに搭載された遠景撮影モードを選択して自動焦点調節するか、手動でピントリングを無限遠とされた位置に回動させて焦点調節していたが、最適な合焦状態であるかどうかの確認ができなかった。
そこで、天体撮影方法が種々提案されている(特許文献1、2)。特許文献1は、低輝度合焦モード設定時に、焦点調節光学系を所定ピッチずつ移動させながら複数回の予備撮影を連続して行い、各予備撮影によって得た画像をその予備撮影時の焦点調節光学系の位置と対応づけて記憶し、記憶した各予備撮影画像を表示装置に表示し、表示した画像のいずれかが使用者により選択されると、選択された画像に対応づけられて記憶されている焦点調節光学系の位置に焦点調節光学系を駆動している。
特許文献2は、低輝度かつ無限遠の被写体に合焦可能させるための焦点調節装置を提案している。使用者は、例えば夜間の天体を所定の焦点距離で正確に合焦させて撮影しようする場合、予め昼間に、無限遠とみなせるような十分に遠い距離にある被写体に対して、ズームボタンを押下して所望の焦点距離を設定し、その後無限遠検出ボタンを押下してその焦点距離における無限遠の被写体に合焦させて、その合焦位置と焦点距離とを記憶させておく。使用者は、夜間、天体を撮影するときに、焦点調節装置の無限遠移動ボタンを押下して、焦点調節装置に予め記憶した焦点距離、合焦位置に自動設定させる。
特開2003-322789号公報 特開2006-201283号公報
しかしながら、特許文献1の焦点調節装置は、複数回撮影し、メモリに書き込んだ画像を表示装置に表示し、表示装置に表示された画像を使用者が見てどれがよいか判別しなければならないので手間がかかる。特許文献2の焦点調節装置は、予め、昼間に焦点距離および合焦位置を設定しておかなければならない。また、合焦位置は温度によって変化するため、昼間と夜間の気温差がある場合、夜間の天体撮影時には合焦位置が昼間の合焦位置からずれていることがある。
本発明は、以上の問題意識に鑑みてなされたものであって、天体のような被写体に対しても簡単に正確に合焦させることができる自動焦点調節装置を得ることを目的とする。
本発明は、撮影光学系の天体撮影における焦点状態を検出する焦点検出装置であって、上記撮影光学系により形成された被写体像を撮像する撮像素子と、上記撮像素子が撮像した複数の天体の画像信号から円状の光点となる画像を特定の天体画像として認識する画像認識部と、上記画像認識部が認識した上記円状の特定天体画像の上記撮像素子上の画像サイズを検出するサイズ検出部と、上記画像認識部が認識した上記特定の天体画像の輝度を検出する輝度検出部と、複数の異なる焦点状態において上記サイズ検出部が検出した複数の上記特定の天体画像の画像サイズの中から極小値を検出する極小値検出部と、複数の異なる焦点状態において上記輝度検出部が検出した複数の上記特定の天体画像の中心輝度の中から極大値を検出する極大値検出部と、を備えたことを特徴とする。
上記サイズ検出部は、上記特定の天体画像の画像サイズとして天体画像の直径を検出することが好ましい。本発明の焦点検出装置は、その一態様では、上記撮影光学系の焦点状態を変更する焦点調節部を光軸方向に移動する移動部を有し、上記サイズ検出部は、上記移動部により上記焦点調節部を無限遠物体合焦側可動端から最短物体合焦側可動端側に移動させながら上記特定の天体画像の画像サイズを検出することが実際的である。
発明の焦点検出装置は、その一態様では、上記撮影光学系の焦点状態を変更する焦点調節部を光軸方向に移動する移動部を有し、上記輝度検出部は、上記移動部により上記焦点調節部を無限遠物体合焦側可動端から最短物体合焦側可動端側に移動させながら上記特定の天体画像の中心輝度を検出することが実際的である。
本発明によれば、天体のような被写体に対しても簡単に正確に合焦させることができる自動焦点調節装置を得ることができる。
本発明を適用したミラーレスのレンズ交換式デジタルカメラの実施形態の主要部を示すブロック図である。 同デジタルカメラにより、夜間、天体撮影モードにより天体撮影する際の天体AF動作における、焦点調節レンズ群の移動軌跡と撮影した天体画像の様子を説明するタイミングチャートである。 同デジタルカメラにおけるAF動作の第1の実施形態を示すフローチャートである。 同デジタルカメラにおけるAF動作の第2の実施形態を示すフローチャートである。
図1は、本発明をミラーレスのレンズ交換式デジタルカメラに適用した実施形態であって、その主要構成をブロックで示した図である。このレンズ交換式のデジタルカメラ10は、カメラボディ11と、このカメラボディ11に着脱可能な撮影レンズ51とを備えている。
カメラボディ11は、カメラボディ11及び撮影レンズ51の機能を総括的に制御する制御手段としてボディCPU31(自動焦点調節部)を備えている。
一方、撮影レンズ51は、撮影光学系の一部を構成し、焦点調節部として機能する焦点調節レンズ群52と、焦点調節レンズ群52を光軸方向(光軸Oと平行な方向)に駆動するギヤブロック53と、マウント部に設けられた、カメラボディ11のジョイント35と着脱自在に連結するジョイント55と、レンズ機能を制御するレンズCPU57とを備えている。撮影光学系は焦点調節レンズ群52の他に、詳細は図示しないが、ズームレンズを構成するバリエータ、コンペンセータレンズ群と、絞りを含んでいる。ジョイント55は、一方向入出力回転伝達機構54を介してギヤブロック53と連結されている。さらに撮影レンズ51は、手動回転操作されるピントリング(手動操作部)59を備えている。ピントリング59は、焦点調節レンズ群52の光軸Oを仮想中心軸として回転自在に形成され、一方向入出力回転伝達機構(手動操作部)58を介してギヤブロック53に連結されている。
この撮影レンズ51において、一方の一方向入出力回転伝達機構54は、ジョイント55の回転はギヤブロック53に伝達して図示しないレンズ駆動環を回転させて焦点調節レンズ群52を光軸方向に移動させるが、ギヤブロック53の回転はジョイント55に伝達しない公知の機構である。他方の一方向入出力回転伝達機構58は、ピントリング59の回転はギヤブロック53に伝達してレンズ駆動環を回転させて焦点調節レンズ群52を光軸方向に移動させるが、ギヤブロック53の回転はピントリング59に伝達しない公知の機構である。このような機構はシームレスレンズ駆動切換機構として周知である。
撮影レンズ51は、装着されたカメラボディ11の自動焦点調節部とは独立して、ピントリング59を手動で操作することにより、焦点調節レンズ群52を移動させて焦点調節することが可能である。例えば、使用者がピントリング59を回転操作して焦点調節レンズ群52を特定被写体に対して合焦するであろう位置に移動させた後、カメラボディ11の自動焦点調節部によって焦点調節レンズ群52を特定被写体に対して合焦する位置に移動させることも、その逆も可能である。
ボディCPU31は、AFモータドライバ32を介してAFモータ33を回転駆動する。AFモータ33の回転は、ギヤブロック34により減速され、カメラボディ11のマウント部に設けられたジョイント35を介して撮影レンズ51のマウント部に設けられたジョイント55に伝達される。ジョイント55の回転は、一方向入出力回転伝達機構54を介してギヤブロック53に伝達され、ギヤブロック53を介して焦点調節レンズ群52を光軸方向に進退移動させる。AFモータ33は、その回転に連動してAFパルスを出力するエンコーダ37を備えている。ボディCPU31は、エンコーダ37が出力するAFパルスをAFモータ33の回転方向に応じて内蔵のカウンタ31aによりカウントして、焦点調節レンズ群52の光軸方向位置または基準位置からの駆動量を検出する公知の構成である。ボディCPU31、AFモータドライバ32、AFモータ33、ジョイント35、撮像素子45、AFE46及びDSP41は、自動焦点調節装置を構成している。
レンズCPU57は、電気接点群56、36の接続を介してカメラボディ11の周辺制御回路21と接続されていて、この周辺制御回路21を介してボディCPU31との間で、レンズの種別情報、開放(最小)F値/最大F値情報、焦点距離情報、撮影距離情報などを所定のデータ通信により通信する。
カメラボディ11内にはさらに、撮影レンズ51内の絞り装置(図示せず)を開閉制御する絞り機構22を備えている。
ボディCPU31には、フォーカスモードをマニュアルフォーカス(MF)モード、オートフォーカス(シングルAF/コンティニュアスAF)モード、オートフォーカスモードの中で、天体AFモードと通常AFモードを切り換えるフォーカスモードスイッチSWFMo、オートフォーカス動作(自動焦点調節動作)を開始させるAF作動スイッチSWAF、静止画撮影及び静止画記録処理を開始させるレリーズスイッチSWR、周辺制御回路21等への電源をオン/オフするメインスイッチSWM、撮影モード/再生モード/設定モードなどのモード、撮影モードにおいて、天体撮影モードと通常撮影モードを切り換えるモードスイッチSWMo、及び焦点検出領域または合焦した被写体画像を含む一部領域を拡大表示する拡大表示スイッチSWMagが接続されている。天体AFモードは天体撮影に最適化したAFモードあり、天体撮影モードは天体撮影に最適化した撮影モードであるが、詳細は後述する。
カメラボディ11には、撮像部として撮像素子45が設けられている。撮影レンズ51からカメラボディ11内に入射した被写体光束は、撮像素子45の受光面に被写体像を形成する。撮像素子45は、受光した被写体像を、画素単位で電気的な画像信号に変換して出力する。撮像素子45が出力した画像信号は、AFE(アナログフロントエンド)46でデジタル化され、DSP41でホワイトバランス等の信号処理、モニタ(表示部)42で表示可能な表示用画像信号への変換処理等がなされ、表示用画像信号によって被写体画像がモニタ42に表示される。モニタ42は、カメラボディ11の背面に装着されている。モニタ42にはさらに、設定されたAFモード(シングルAF/コンティニュアスAF)、撮影モード/再生モード/設定モード、シャッタ速度、絞り値などの各種撮影情報が表示される。なお、図1には、二点鎖線で示した撮像素子45と、実線で示したAFE46と接続された撮像素子45を示しているが、これらは同一の撮像素子である。
DSP41は、ボディCPU31との間で画像信号、撮影に関する情報を通信し、ボディCPU31の動作状態に応じて動作する。例えばDSP41とモニタ42は、ボディCPU31が撮影モードで動作している場合は、撮像素子45が出力した画像信号をモニタ42にライブビュー表示するライブビュー表示部として動作する。DSP41は、ボディCPU31が自動焦点調節動作(AF処理)している場合は、撮像素子45が出力した画像信号をボディCPU31が処理可能な画像信号に変換してボディCPU31に出力する。DSP41は、ボディCPU31が静止画撮影動作している場合は、ボディCPU31が設定した条件で撮像素子45に撮像動作させて撮像素子45が撮像した被写体画像信号に所定の処理を施してフラッシュメモリ38に書き込む。フラッシュメモリ38は、カメラボディ11に着脱自在な公知のメモリーカードである。
ボディCPU31は、メインスイッチSWMが電源ON操作されると、周辺制御回路21、DSP41などカメラボディ11内の他の部材への電源をONし、モニタ42に初期情報を表示させる。周辺制御回路21は、レンズCPU57と通信して、レンズ種別情報などの情報を通信する。ボディCPU31は、撮影モードが選択されている場合に、DSP41を介してライブビュー表示用の撮像処理(動画撮像処理)を撮像素子45に開始させて、撮像素子45が撮像した被写体画像をDSP41を介してモニタ42にライブビュー表示させる。
ボディCPU31は、DSP41から出力された被写体画像信号により被写体輝度を検出し、DSP41を介して、撮像素子45の露光時間(機械シャッタ速度、電子シャッタ速度)、または撮像素子45が出力した画像信号のゲイン(ISO感度)を調整する。
カメラボディ11(ボディCPU31)は、公知の通常AF(自動焦点調節)機能を有する。この実施形態の通常AFは、焦点調節レンズ群52を光軸方向に移動しながら撮像素子45が撮像した被写体像(画像信号を使用して焦点状態を検出する公知のいわゆる画像コントラスト検出方式である。ボディCPU31は、AF作動スイッチSWAFがONされたときに自動焦点調節処理を開始する。ボディCPU31は、AFモータ33を介して焦点調節レンズ群52を可動範囲(至近端と無限遠端)の間を移動させながら、撮像素子45が撮像した被写体像(画像信号に基づいてコントラストを算出し、コントラストがピークとなる焦点調節レンズ群52の位置(合焦位置)を検出するコントラストサーチ動作を実行する。ボディCPU31は、コントラストがピークとなる位置を検出したとき、そのときの焦点調節レンズ群52の位置(合焦位置)に焦点調節レンズ群52をAFモータ33を駆動して移動させる。AFモータ33、ギヤブロック34及びジョイント35は、焦点調節部である焦点調節レンズ群52を光軸方向に移動させる移動部を構成している。
このカメラボディ11は、天体撮影モードで動作する場合、自動焦点調節を天体AF動作で行う。ボディCPU31は、天体AF動作では、先ず、焦点調節レンズ群52を無限遠端(無限遠側可動端)に移動させて、撮像素子45が撮像した画像信号から円状の光点となる特定の天体画像を認識(抽出)し、認識した天体画像の直径Rまたは天体画像の中心輝度Bvを検出する。その後焦点調節レンズ群52を無限遠端から近端方向(無限遠側可動端から最短可動端側)に所定長単位でステップ移動させながら各位置において撮像素子45が撮像した画像信号から円状の光点となる特定の天体画像を認識(追従)し、認識した天体画像の直径Rまたは天体画像の中心輝度Bvを検出する。そうして、複数ステップ移動させて各位置で検出した複数の直径Rまたは中心輝度Bvから、直径Rの極小値または中心輝度Bvの極大値を検出する。直径Rの極小値または中心輝度Bvの極大値を検出したときの焦点調節レンズ群52の位置を天体合焦位置に設定してその天体合焦位置に焦点調節レンズ群52を移動させる。
ここでボディCPU31は、撮像素子45が撮像した画像信号から特定の天体画像を認識する画像認識部31cと、該画像認識部が認識した天体画像のサイズを検出するサイズ検出部31dと、同天体画像の輝度を検出する輝度検出部31eと、上記サイズの極小値を検出する極小値検出部31fと、輝度の極大値を検出する極大値検出部31gと、上記該極小値、または極大値を検出したときの焦点調節レンズ群52の位置を合焦位置に設定してこの合焦位置に上記焦点調節レンズ群52を移動させる移動制御部31hを構成している。
図2は、夜間、天体撮影モードにより天体撮影する際の天体AF動作における、焦点調節レンズ群52の移動軌跡(サーチ方向)と、撮影した天体画像の様子を説明するタイミングチャートである。ここでは、焦点調節レンズ群52を無限遠端から近端方向に1ステップ単位で移動したときの天体画像の変化を示している。図2において、正方形の升目は撮像素子45の各画素45aを表している。この実施形態では、特定天体画像のサイズとして直径Rを検出し、天体画像の輝度Bvとして、中心輝度Bvを検出する。
図2に示した例では、焦点調節レンズ群52を無限遠端から2ステップ目で直径Rの極小値及び中心輝度Bvの極大値が得られていたことを4ステップ目で判定し、極大値が得られたときの焦点調節レンズ群52の位置を合焦位置として、この合焦位置に焦点調節レンズ群52を移動している。この実施形態は、天体画像の直径Rまたは中心輝度Bvが2回連続小さくまたは大きくなり、かつその後2回連続して大きくまたは小さくなったときの極値(変曲点)を極小値または極大値、つまり天体の合焦位置と判定している。焦点調節レンズ群52の無限遠端は、無限遠側可動端であって、機械的な当て付き端でもある。
天体撮影時のAF動作(天体AF動作)について、図2及び図3を参照して説明する。図3は、AF動作に関するフローチャートである。図3のAF動作は、AF作動スイッチSWAFがオンされたとき、ボディCPU31による統括的制御により実行される。なお、撮影者は、できるだけ明るい天体(星)が画面の中央に位置するように構図を決めることが望ましい。
ボディCPU31は、AF動作に入ると、先ず天体撮影モードか否かチェックする(S101)。ボディCPU31は、天体撮影モードが設定されていない場合(S101:NO)は、通常のAF動作を実行してAF動作を終了する(S119、AF終了)。天体撮影モードが設定されている場合(S101:YES)は天体AF動作に入り、まずAFモータ33を無限遠端方向に駆動して、焦点調節レンズ群52を無限遠端(当て付き端)に移動させる(S103)。
続いてボディCPU31は、撮像素子45に撮像動作させて、撮像した画像信号から円状の光点となる天体画像を認識(検出、抽出)する(S105)。ボディCPU31は、円画像を認識できなかったとき(S107:NO)、焦点調節レンズ群52を近距離側にステップ移動させ(S109)、撮像素子45を撮像動作させて撮像した画像信号から円状の光点となる天体画像を認識する(S105)。
ボディCPU31は、円画像を認識できたとき(S107:YES)、その円画像の直径Rを検出し、検出した直径Rとこのときの焦点調節レンズ群52の位置をRAM31bに書き込み(S111)、直径Rの極小値が得られたか否かチェックする(S113)。ボディCPU31は、極小値が得られていなかったとき(S113:NO)、焦点調節レンズ群52を近距離側にステップ移動させ(S115)、撮像素子45を撮像動作させて撮像した画像信号から円画像を認識(円画像を追尾)し(S117)、認識した円画像の直径Rを検出して検出した直径Rとこのときの焦点調節レンズ群52の位置をRAM31bに書き込む(S111)。
ボディCPU31は、以上のステップS111ないしS117の処理を繰り返して、直径Rの極小値を検出する。
ボディCPU31は、直径Rの極小値を検出したとき(S113:YES)、その極小値が得られたときの焦点調節レンズ群52の位置をRAM31bから読み出して合焦位置に設定し、その合焦位置に焦点調節レンズ群52を移動させて(S119)、天体AFモードを終了する(AF終了)。天体画像の直径Rの極小値が得られたときの焦点調節レンズ群52の位置が、その天体画像に対する天体合焦位置である。
ボディCPU31は、焦点調節レンズ群52を天体合焦位置に移動したら、焦点調節レンズ群52を天体合焦位置にロックする。例えば、測光スイッチSWSがオンしても、焦点調節レンズ群52を移動させない。そうしてボディCPU31は、レリーズスイッチSWRがオンしたとき、天体撮影モードで撮影動作する。
以上の通り本発明の第1の実施形態は、天体撮影モードでAF動作するとき、天体画像の直径Rが極小になる焦点調節レンズ群52の位置を検出するので、天体画像に対して正確に合焦させることが可能になる。従って本発明の第1の実施形態によれば、焦点調節レンズ群52を異なる複数位置に移動して撮影した単一の天体画像のサイズの変化によって合焦状態(焦点状態)を検出するので、天体に対して簡単に正確に合焦状態(焦点状態)を検出し、合焦させることができる。
天体画像の認識、認識した天体画像の直径Rの検出は、公知の画像処理方法により実施できる。天体画像の認識は、画面の中央領域を優先して行うことが好ましい。
特定の天体画像は、地球の自転により撮影画面上を移動するので、ステップS117では、特定の天体画像の移動軌跡を演算して追尾することが好ましい。
天体画像の直径Rの極小値は、天体画像の直径Rが複数回連続して小さくなり、その後複数回連続して大きくなったことにより検出できる。なお、極小値を検出できなかったときは、例えば最も小さい直径Rが得られたときの焦点調節レンズ群52の位置に焦点調節レンズ群52を移動してもよい。
以上の実施形態は、天体画像のサイズとして直径Rを検出したが、天体画像の面積を検出してもよい。天体画像の面積が極小となったときの焦点調節レンズ群52の位置が天体合焦位置である。
天体画像が合焦しているか否か(天体画像の焦点状態)は、天体画像の中心輝度Bvにより検出することもできる。天体画像の輝度は、合焦したときが最も高く、デフォーカス(ピンぼけ)量が大きくなればなるほど低くなる。そこで第2の実施形態は、天体画像の直径Rの検出に代えて、天体画像の中心輝度Bvを検出することとした。図2に示したタイミングチャートでは、中心輝度Bv、1画素分の画像データによって検出している。
図4には、中心輝度Bvにより天体の焦点状態(天体合焦位置を検出するときの動作をフローチャートで示している。図3と同一の処理には同一のステップS番号を付して説明を省略する。円画像を認識するまでの処理(ステップS101ないしS109)は図3のフローチャートと同一なので、円画像を認識した後(S107:YES)以降のステップS211ないしS219の処理について説明する。
ボディCPU31は、その円画像の中心輝度Bvを検出し、検出した中心輝度Bvと、このときの焦点調節レンズ群52の位置をRAM31bに書き込む(S211)。そうしてボディCPU31は、中心輝度Bvの極大値が得られたか否かチェックし(S213)、極大値が得られていなかったとき(S213:NO)、焦点調節レンズ群52を近距離側にステップ移動させる(S215)。ボディCPU31は、撮像素子45を撮像動作させて撮像した画像信号から円画像を認識(円画像を追尾)し(S217)、認識した円画像の中心輝度Bvを検出して、検出した中心輝度Bvとこのときの焦点調節レンズ群52の位置をRAM31bに書き込む(S211)。
ボディCPU31は、以上のステップS211ないし217の処理を繰り返して、中心輝度Bvの極大値を検出する(S213:NO)。
ボディCPU31は、中心輝度Bvの極大値を検出したとき(S213:YES)、その極大値をとったときの焦点調節レンズ群52の位置をRAM31bから読み出して合焦位置に設定し、その合焦位置に焦点調節レンズ群52を移動させて(S219)、天体AFモードを終了する(AF終了)。天体画像の中心輝度Bvの極大値が得られたときの焦点調節レンズ群52の位置が、その天体画像に対する天体合焦位置である。
以上の通り本発明の第2の実施形態は、天体撮影モードでAF動作するとき、天体画像の中心輝度Bvが極大になる焦点調節レンズ群52の位置を検出するので、天体に対して正確に合焦させることが可能になる。従って本発明の第2の実施形態によれば、焦点調節レンズ群52を異なる複数位置に移動して撮影した単一の天体画像の輝度の変化によって合焦状態(焦点状態)を検出するので、天体に対して簡単に正確に合焦状態(焦点状態)を検出し、合焦させることができる。
天体画像の中心輝度Bvは、図3の実施形態では画素1個分の画像データを使用して求めたが、互いに隣接する画素4個分、または隣接する画素9個分もしくはそれ以上の画素の画像データの平均値を使用して求めてもよい。
天体画像の中心輝度Bvの極大値は、天体画像の中心輝度Bvが複数回連続して大きくなり、その後複数回連続して小さくなったことにより検出できる。なお、極大値を検出できなかったときは、例えば最も大きい(高い)中心輝度Bvが得られたときの焦点調節レンズ群52の位置に焦点調節レンズ群52を移動してもよい。
天体画像を認識する領域を予め画面の座標として設定し、天体画像認識領域を囲む天体測距フレームをモニタ画面に表示させて、使用者がこの天体測距フレーム内に天体画像が入るように構図決めする構成にしてもよい。この実施形態によれば、デジタルカメラ10は天体測距フレーム内の画像データにより天体画像を認識すればよいので画像データ量が少なく、天体画像の認識が容易になり、短時間で正確に、高精度に検出できる。撮影者は、天体測距フレーム内の天体像に合焦することが分かるので、合焦させるべき天体の捕捉、選択が容易になる。
AF作動スイッチSWAFがオンしたとき、フレーム内の画像をモニタに拡大表示すれば、撮影者はどの天体がフレーム内に入っているかの視認が容易になり、天体画像のピント状態をより正確に視認できる。
天体測距フレーム内に複数の天体画像が含まれる場合は、最も輝度が高い天体画像を特定の天体画像として認識することが好ましい。
なお、以上の第1、第2の実施形態において、撮像素子45による撮影動作(S105、S117、S217)は、撮影レンズ51の絞りは開放とし、露出時間は天体画像の輝度が適正な値となるように設定することが好ましい。ISO感度(ゲイン)は、通常のISO感度より数段階上げてもよい。
また、AFモータ33を近距離側にステップ移動する際の所定量は、撮影レンズの焦点距離、解像力等によって異なり、AFパルス1個または数個分が好ましい。焦点調節レンズ群52を最短移動長より長い移動長でステップ移動させた場合は、補間演算によりステップ移動間のより正確なレンズ位置を求めることが好ましい。焦点調節レンズ群52の移動はステップ移動でなく、連続移動させて、所定時間間隔で、または所定のレンズ位置間隔で撮像して天体画像のサイズまたは輝度を検出してもよい。また焦点調節レンズ群52の移動方向は、最短側可動端から無限遠側可動端としてもよい。
天体撮影モードでは、AF作動スイッチSWAFのオン操作を受けて焦点調節レンズ群52を天体合焦位置に移動すると、焦点調節レンズ群52をその天体合焦位置に保持(AFロック)し、その後測光スイッチSWSがオンしてもAF動作を行わないようすることが好ましい。言い換えると、天体撮影モードを設定した場合、AF作動スイッチSWAFのオン操作を受けて天体AF動作するが、測光スイッチSWSのオン操作を受けてもAF動作しない構成が好ましい。
以上は、いわゆるミラーレスデジタルカメラに適用した実施形態であるが、本発明は一眼レフタイプのデジタルカメラや、いわゆるコンパクトデジタルカメラ、ビデオカメラなどの撮影装置にも適用できる。一眼レフタイプのデジタルカメラの場合、通常AF動作は位相差検出方式で行うこともできる。
また、本発明は、撮像素子の受光面に形成された天体像が受光面に対して相対移動しないように光学系または撮像素子を駆動する天体追従撮影装置(例えば、特開2010−122672号公報、特開2012−005112号公報など)に適用した場合、天体AF駆動中に上記天体追従動作させると、長時間露出が可能になり、より正確で精度の高い焦点調節が可能になる。
11 カメラボディ
21 周辺制御回路
31 ボディCPU
31a カウンタ
31b RAM
31c 画像認識部
31d サイズ検出部
31e 輝度検出部
31f 極小値検出部
31g 極大値検出部
31h 移動制御部
32 AFモータドライバ(移動部)
33 AFモータ(移動部)
34 ギヤブロック(移動部)
35 ジョイント(移動部)
38 フラッシュメモリ
41 DSP
42 モニタ(表示部)
45 撮像素子
45a 画素
46 AFE
51 撮影レンズ(撮影光学系)
52 焦点調節レンズ群(焦点調節部)
53 ギヤブロック
54 一方向入出力回転伝達機構
55 ジョイント
57 レンズCPU
58 一方向入出力回転伝達機構
59 ピントリング
SWAF AF作動スイッチ
SWFMo フォーカスモードスイッチ
SWMo モードスイッチ

Claims (4)

  1. 撮影光学系の天体撮影における焦点状態を検出する焦点検出装置であって、
    上記撮影光学系により形成された被写体像を撮像する撮像素子と、
    上記撮像素子が撮像した複数の天体の画像信号から円状の光点となる画像を特定の天体画像として認識する画像認識部と、
    上記画像認識部が認識した上記円状の特定天体画像の上記撮像素子上の画像サイズを検出するサイズ検出部と、
    上記画像認識部が認識した上記特定の天体画像の輝度を検出する輝度検出部と、
    複数の異なる焦点状態において上記サイズ検出部が検出した複数の上記特定の天体画像の画像サイズの中から極小値を検出する極小値検出部と、
    複数の異なる焦点状態において上記輝度検出部が検出した複数の上記特定の天体画像の中心輝度の中から極大値を検出する極大値検出部と、
    を備えたことを特徴とする焦点検出装置。
  2. 請求項1記載の焦点検出装置において、上記サイズ検出部は、上記特定の天体画像の画像サイズとして天体画像の直径を検出する焦点検出装置。
  3. 請求項1または2記載の焦点検出装置において、上記撮影光学系の焦点状態を変更する焦点調節部を光軸方向に移動する移動部を有し、上記サイズ検出部は、上記移動部により上記焦点調節部を無限遠物体合焦側可動端から最短物体合焦側可動端側に移動させながら上記特定の天体画像の画像サイズを検出する焦点検出装置。
  4. 請求項記載の焦点検出装置において、上記撮影光学系の焦点状態を変更する焦点調節部を光軸方向に移動する移動部を有し、上記輝度検出部は、上記移動部により上記焦点調節部を無限遠物体合焦側可動端から最短物体合焦側可動端側に移動させながら上記特定の天体画像の中心輝度を検出する焦点検出装置。
JP2014063155A 2014-03-26 2014-03-26 焦点検出装置 Expired - Fee Related JP6398250B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014063155A JP6398250B2 (ja) 2014-03-26 2014-03-26 焦点検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014063155A JP6398250B2 (ja) 2014-03-26 2014-03-26 焦点検出装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2015184614A JP2015184614A (ja) 2015-10-22
JP2015184614A5 JP2015184614A5 (ja) 2017-04-27
JP6398250B2 true JP6398250B2 (ja) 2018-10-03

Family

ID=54351162

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014063155A Expired - Fee Related JP6398250B2 (ja) 2014-03-26 2014-03-26 焦点検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6398250B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2024046662A1 (fr) 2022-09-01 2024-03-07 Unistellar Procédé de mise au point automatique dans un télescope

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6936930B2 (ja) 2016-10-28 2021-09-22 Omデジタルソリューションズ株式会社 撮像装置および焦点調節方法
CN115484377B (zh) * 2021-06-15 2023-08-29 杭州海康威视数字技术股份有限公司 用于场景的全景成像的摄像机

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4840089B1 (ja) * 1969-11-27 1973-11-28
JPH0344608A (ja) * 1989-07-12 1991-02-26 Brother Ind Ltd 自動焦点合わせ方法
JPH04346305A (ja) * 1991-05-24 1992-12-02 Shinko Electric Co Ltd 視覚装置の焦点合わせ方法
JP3105334B2 (ja) * 1992-03-11 2000-10-30 三菱電機株式会社 自動合焦点装置
JP2001141990A (ja) * 1999-09-01 2001-05-25 Asahi Optical Co Ltd 観察光学機器の合焦装置
JP3501359B2 (ja) * 2000-04-11 2004-03-02 株式会社デンソー 全焦点撮像方法および立体表示方法
JP4543153B1 (ja) * 2009-08-11 2010-09-15 国立大学法人 岡山大学 欠陥検査方法及び欠陥検査装置
JP2011123289A (ja) * 2009-12-10 2011-06-23 Olympus Corp 観察用光学系

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2024046662A1 (fr) 2022-09-01 2024-03-07 Unistellar Procédé de mise au point automatique dans un télescope
FR3139393A1 (fr) 2022-09-01 2024-03-08 Unistellar Procédé de mise au point automatique dans un télescope

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015184614A (ja) 2015-10-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8964100B2 (en) Digital camera
JP4874669B2 (ja) オートフォーカスユニット及びデジタルカメラ
JP2008292894A (ja) 画像追尾装置、画像追尾方法および撮像装置
JP6398250B2 (ja) 焦点検出装置
JP2006340126A (ja) 撮像装置およびその制御方法
JP4992761B2 (ja) レンズ駆動装置および撮像装置
JP5966299B2 (ja) 焦点検出装置およびそれを備えた撮像装置
JP5776191B2 (ja) 焦点検出装置および撮像装置
JP2010145495A (ja) カメラシステム
JP4847352B2 (ja) 撮像装置及びその制御方法
JP2010147612A (ja) カメラおよびカメラシステム
JP5211822B2 (ja) 光学部品及び撮影装置
JP2010136097A (ja) カメラ装置及びカメラシステム
JP5458860B2 (ja) 撮像装置
JP5430314B2 (ja) 撮像装置及びその制御方法
JP5391587B2 (ja) 撮像装置
JPH05300422A (ja) フォーカス制御装置
JP5493470B2 (ja) 焦点調節装置およびそれを備えた撮像装置
JP2016086208A (ja) 撮影装置
JP2013190569A (ja) 撮像装置
JP6379844B2 (ja) 自動露出制御装置
JP4891132B2 (ja) 撮像装置
JP2009303113A (ja) 電子カメラ
JP2007233263A (ja) 撮像装置
JP2007286217A (ja) 撮像装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170324

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170324

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20171129

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171205

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180202

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180807

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180820

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6398250

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees