JP2017115510A - 改装用建具 - Google Patents

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Abstract

【課題】火災でブリッジ材が溶融した場合であっても、室内側枠と室外側枠との分離を抑制可能な改装用建具を提供すること。【解決手段】改装用枠体10は、室内側枠110cと、室外側枠120cと、室内側枠110cと室外側枠120cとの間に配置され、室内側枠110cと室外側枠120cとを連結するブリッジ材131c、132cと、室内側枠110cを建物Hの躯体20に固定する固定部材140cと、室内側枠110cと室外側枠120cとを連結する連結金具151cと、を備える。【選択図】図3

Description

本発明は、改装用建具に関する。
従来、いわゆる改装(リフォーム)によって、既設の建具を利用して簡易で安価に建物の性能を向上させることが行われている。例えば、ドアや窓等の改装は、既設枠の内側に新設枠(改装用枠)を重ねて配置することにより行われる。
ところで近年では、省エネや結露防止等の観点から、ドアや窓等の建具の断熱性能を向上させる改装が望まれている。これに対して、互いに離間する室内側に配置される室内側枠と室外側に配置される室外側枠とを有するとともに、熱伝導率が低い樹脂で構成されるブリッジ材により、これら室内側枠と室外側枠とを連結してなる新設枠が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この新設枠によれば、ブリッジ材によって室内側枠と室外側枠との間での熱伝導が遮断されるため、優れた断熱性能が得られる。
特開2014−55481号公報
しかしながら、特許文献1に開示された新設枠では、火災時に、樹脂で構成されたブリッジ材が溶融するおそれがある。その場合には、室内側枠と室外側枠とが分離し、防火性能が大きく低下する。特に、室外側で火災が生じた場合には、室外側枠が分離して脱落するおそれがある。
本発明は上記に鑑みてなされたものであり、その目的は、火災でブリッジ材が溶融した場合であっても、室内側枠と室外側枠との分離を抑制可能な改装用建具を提供することにある。
上記目的を達成するため本発明は、建物開口部(例えば、後述の開口2)に配置された既設枠(例えば、後述の既設枠体30)に重ねて配置される改装用建具(例えば、後述の改装用枠体10、改装用縦枠10c、10d)であって、室内側に配置される室内側枠(例えば、後述の室内側枠110c、110d)と、室外側に配置される室外側枠(例えば、後述の室外側枠120c、120d)と、前記室内側枠と前記室外側枠との間に配置され、前記室内側枠と前記室外側枠とを連結するブリッジ材(例えば、後述のブリッジ材131c、132c、131d、132d)と、前記室内側枠を建物(例えば、後述の建物H)の躯体(例えば、後述の躯体20)に固定する固定部材(例えば、後述の固定部材140c、140d)と、前記室内側枠と前記室外側枠とを連結する連結金具(例えば、後述の連結金具151c、151d、152c、152d)と、を備える改装用建具を提供する。
前記連結金具は、前記室内側枠及び前記室外側枠における前記既設枠側に配置されることが好ましい。
また改装用建具は、前記室内側枠と前記連結金具との間に配置される断熱部材(例えば、後述の断熱部材160c、160d)をさらに備えることが好ましい。
前記断熱部材は、加熱発泡材により構成されることが好ましい。
前記断熱部材は、加熱発泡材により構成されかつ前記ブリッジ材に沿って配置されることが好ましい。
本発明によれば、火災でブリッジ材が溶融した場合であっても、室内側枠と室外側枠との分離を抑制可能な改装用建具を提供できる。
本発明の一実施形態に係る改装用枠体の正面図である。 図1におけるA−A縦断面図である。 図1におけるB−B横断面図である。 上記実施形態に係る改装用枠体の構成を説明するための図であり、(a)が改装用枠体を構成する改装用縦枠の正面図であり、(b)が改装用枠体を構成する改装用縦枠の外側面図である。 上記実施形態に係る改装用枠体が既設枠体に取り付けられた状態を示す横断面図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しながら詳しく説明する。具体的には、図1から図5を参照して、本実施形態に係る改装用枠体(改装用建具)について説明する。
ここで、図1は、本実施形態に係る改装用枠体の正面図である。図2は、図1におけるA−A縦断面図である。図3は、図1におけるB−B横断面図である。図4は、本実施形態に係る改装用枠体の構成を説明するための図であり、(a)が改装用枠体を構成する改装用縦枠の正面図であり、(b)が改装用枠体を構成する改装用縦枠の外側面図である。図5は、本実施形態に係る改装用枠体が既設枠体に取り付けられた状態を示す横断面図である。
図1に示すように、建物Hには、建具としてのドア1が取り付けられている。ドア1は、建物Hに形成された開口12に取り付けられている。開口12は、後述する既設枠体30により形成される開口である。また、既設枠体30は、建物Hの躯体20(例えば、梁部材、柱部材、床部)により囲まれて形成された開口2(建物開口部)に取り付けられている。
ドア1は、ドア本体3と、改装用枠体10(改装用建具)と、を備える。
ドア本体3は、改装用枠体10における内側面側に配置される。ドア本体3は、改装用枠体10により形成される開口15に配置される。ドア本体3は、第1ドア本体3aと、第2ドア本体3bとを有する親子ドアである。
第1ドア本体3aは、後述する改装用縦枠10c(図1において右側)に、上下2つの丁番4aにより開閉可能に連結される。第1ドア本体3aは、室外側に取り付けられたシリンダー錠6及び取手7を有する。
第2ドア本体3bは、後述する改装用縦枠10d(図1において左側)に、上下2つの丁番4bにより開閉可能に連結される。
改装用枠体10は、建物Hに形成された開口12の内側面に配置される。具体的には、改装用枠体10は、既設枠体30により形成された長方形状の開口12における外縁内側に沿って配置される。この改装用枠体10は、建物Hに既に取り付けられている既設枠体30により形成された開口12の内側に重ねて配置されるリフォーム用の改装用建具である。即ち、改装用枠体10は、建物Hの躯体20(例えば、後述する梁部材や柱部材)に固定された既設枠体30を取り外すことなく、取り付けられる。
改装用枠体10は、改装用横枠10a、10bと、改装用縦枠10c、10dと、を有する。改装用横枠10a、10bと、改装用縦枠10c、10dは、中空状のアルミニウム製押出し成形部材で構成される。ここで、改装用横枠10a及び改装用縦枠10c、10dそれぞれは、室内側枠110a、110c、110dと、室外側枠120a、120c、120dと、ブリッジ材131a、131c、131d、132a、132c、132dと、を備える。また、改装用縦枠10c、10dそれぞれは、固定部材140c、140dと、連結金具151c、152c、151d、152dと、をさらに備える。
以下、改装用横枠10a、10b及び改装用縦枠10c、10dについて、それぞれ詳述する。
図2に示すように、改装用横枠10aは、改装用枠体10における垂直方向上側に配置される。改装用横枠10aは、水平方向に沿って配置される。改装用横枠10aは、開口12における上辺を構成するように配置される。改装用横枠10aは、既設枠体30における垂直方向上側に配置される既設横枠の垂直方向下側に重ねて配置される。改装用横枠10aは、既設横枠や躯体20(例えば、梁部材)に固定される。
改装用横枠10aは、室内側枠110aと、室外側枠120aと、ブリッジ材131a、132aと、断熱部材160aと、を有する。
室内側枠110aは、室内側に配置される新設枠である。室内側枠110aは、垂直方向上側において水平方向に沿って配置される中空の部材である。室内側枠110aは、室外側枠120aと離間して配置されるとともに、ブリッジ材131a、132aにより連結された状態で配置される。
室内側枠110aには、その下端から下方に延出する戸当たり111aと、戸当たり111aの室外側に取り付けられた気密材112aが設けられている。この気密材112aにより、ドア1の気密性が確保される。
室外側枠120aは、室外側に配置される新設枠である。室外側枠120aは、垂直方向上側において水平方向に沿って配置される中空の部材である。室外側枠120aは、室内側枠110aと離間して配置されるとともに、ブリッジ材131a、132aにより連結された状態で配置される。なお、室外側枠120aは、室内側枠110aと比べて見込み方向(図2に置いて左右方向)の寸法がより大きく設定されており、より大きな中空体で構成される。
ブリッジ材131a、132aは、室内側枠110aと室外側枠120aとの間に配置され、室内側枠110aと室外側枠120aとを連結する。ブリッジ材131a、132aは、室内側枠110aと室外側枠120aとを互いが離間した状態で連結する。これにより、ドア1(改装用枠体10)は、優れた断熱構造(断熱機能)を有する。これらブリッジ材131a、132aは、熱伝導率の低い材料により構成され、例えば、樹脂やゴムにより構成される。
断熱部材160aは、改装用横枠10aにおける垂直方向上面に載置される。断熱部材160aは、改装用横枠10aと既設横枠との間に配置される。断熱部材160aは、室内側枠110aから室外側枠120aにわたって配置される。即ち、断熱部材160aは、室内側枠110aと室外側枠120aとの間の隙間を覆うように、ブリッジ材131a、132aに沿って配置されている。なお、本実施形態において、断熱部材160aは、加熱発泡材で構成される。
改装用横枠10bは、改装用枠体10における垂直方向下側に配置される。改装用横枠10bは、水平方向に沿って配置される。改装用横枠10bは、開口12における下辺を構成するように配置される。改装用横枠10bは、既設枠体30における垂直方向下側に配置される既設横枠の垂直方向上側に重ねて配置される。改装用横枠10bは、既設横枠や躯体20(例えば、床部)に固定される。
改装用横枠10bの室内側には、上方に延出する戸当たり11bと、戸当たり11bの室外側に取り付けられた気密材12bが設けられている。この気密材12bにより、ドア1の気密性が確保される。
図3に示すように、改装用縦枠10c、10dそれぞれは、改装用枠体10における水平方向外側に配置されるとともに、垂直方向に沿って配置される。改装用縦枠10c、10dそれぞれは、開口12における左右の辺を構成し、互いに離間するとともに平行に配置される。また、改装用縦枠10c、10dそれぞれは、既設枠体における水平方向外側に配置される既設横枠の水平方向内側に重ねて配置される。これら改装用縦枠10c、10dは、既設縦枠や躯体20(例えば、後述の柱部材201、202)に固定される。
図3から図5に示すように、改装用縦枠10c、10dそれぞれは、室内側枠110c、110dと、室外側枠120c、120dと、ブリッジ材131c、131d、132c、132dと、固定部材140c、140dと、連結金具151c、152c、151d、152dと、断熱部材160c、160dと、ネジ用板部材171c、171d、172c、172dと、を備える。
室内側枠110c、110dそれぞれは、室内側に配置される新設枠である。室内側枠110c、110dそれぞれは、水平方向外側において垂直方向に沿って配置される中空の部材である。室内側枠110c、110dそれぞれは、室外側枠120c、120dそれぞれと離間して配置されるとともに、ブリッジ材131c、132c、131d、132dにより連結された状態で配置される。また、室内側枠110c、110dそれぞれは、連結金具151c、152c、151d、152dにより、室外側枠120c、120dそれぞれと連結される。これら室内側枠110c、110dそれぞれは、固定部材140c、140dにより、躯体20としての柱部材201、202に固定される。
室内側枠110c、110dそれぞれには、その室外側における内側面から見付方向内側に延出する戸当たり111c、111dと、戸当たり111c、111dの室外側に取り付けられた気密材112c、112dが設けられている。これら気密材112c、112dにより、ドア1の気密性が確保される。なお、図3に示すように、ドア1は親子ドアであるため、第1ドア本体3aと第2ドア本体3bとの間に設けられた縦桟110eにも、戸当たり111e及び気密材112eが設けられている。
室外側枠120c、120dそれぞれは、室外側に配置される新設枠である。室外側枠120c、120dそれぞれは、水平方向外側において垂直方向に沿って配置される中空の部材である。室外側枠120c、120dそれぞれは、室内側枠110c、110dそれぞれと離間して配置されるとともに、ブリッジ材131c、132c、131d、132dにより連結された状態で配置される。また、室外側枠120c、120dそれぞれは、連結金具151c、152c、151d、152dにより、室内側枠110c、110dそれぞれと連結される。
ブリッジ材131c、132cは、室内側枠110cと室外側枠120cとの間に配置され、室内側枠110cと室外側枠120cとを互いが離間した状態で連結する。同様に、ブリッジ材131d、132dは、室内側枠110dと室外側枠120dとの間に配置され、室内側枠110dと室外側枠120dとを互いが離間した状態で連結する。これにより、ドア1(改装用枠体10)は、優れた断熱構造(断熱機能)を有する。これらブリッジ材131c、132c、131d、132dは、熱伝導率の低い材料により構成され、例えば、樹脂やゴムにより構成される。
図5に示すように、固定部材140c、140dそれぞれは、室内側枠110c、110dそれぞれを建物Hの躯体20としての柱部材201、202に固定する。本実施形態において、固定部材140c、140dは、長ネジ部材である。
連結金具151c、152cは、室内側枠110cと室外側枠120cとを連結する金属製の部材である。同様に、連結金具151d、152dは、室内側枠110dと室外側枠120dとを連結する金属製の部材である。これら連結金具151c、152c、151d、152dは、ブリッジ材131c、132c、131d、132dよりも耐熱性が高い部材である。これら連結金具151c、152c、151d、152dは、各室内側枠と各室外側枠における既設枠体30側に取り付けられている。つまり、これら連結金具151c、152c、151d、152dは、改装用枠体10が取り付けられた状態において、外部から視認できない位置に配置される。
断熱部材160cは、室内側枠110cと連結金具151c、152cとの間に配置される。同様に、断熱部材160dは、室内側枠110dと連結金具151d、152dとの間に配置される。また、断熱部材160cは、室内側枠110cから室外側枠120cにわたって配置され、断熱部材160dは、室内側枠110dから室外側枠120dにわたって配置される。
また、断熱部材160c、160dそれぞれは、改装用縦枠10c、10dにおける垂直方向の一端近傍から他端近傍にわたって配置される。より詳しくは、断熱部材160cは、ブリッジ材131c、132cに沿って上下に延びて配置され、断熱部材160dは、ブリッジ材131d、132dに沿って上下に延びて配置される。即ち、断熱部材160cは、連結金具151c、152cが配置されていない領域にも配置され、断熱部材160dは、連結金具151d、152dが配置されていない領域にも配置される。
なお、断熱部材160c、160dそれぞれの見込み方向の寸法は、図3及び図4に示すように、連結金具151c、152c、151d、152dが配置されている領域のみ大きく設定されており、該領域ではこれら連結金具151c、152c、151d、152dとほぼ同等の見込み寸法となっている。
また、本実施形態において、断熱部材160c、160dは、加熱発泡材で構成される。
ネジ用板部材171c、172cは、室外側枠120cの内部に配置され、ネジ用板部材171d、172dは、室外側枠120dの内部に配置される。ネジ用板部材171c、172cは、連結金具151c、152cと断熱部材160cとを室外側枠120cに取り付けるための複数のネジ部材175が螺合する部材である。同様に、ネジ用板部材171d、172dは、連結金具151d、152dと断熱部材160dとを室外側枠120dに取り付けるための複数のネジ部材175が螺合する部材である。また、これらネジ用板部材170c、170dそれぞれは、複数のネジ部材175を螺合させる部材であるとともに、各室外側枠120c、120dの脱離を防止する部材である。
続けて、図5を参照して、ドア1について説明していない箇所について適宜説明する。図5に示すように、既設枠体30を構成する既設縦枠30c、30dは、第1縦枠31c、31dと、第2縦枠32c、32dと、を有する。第1縦枠31c、31dは、柱部材201、202の内側面側に互いに対向して配置される。第2縦枠32c、32dは、柱部材201,202における室外側の面に沿って配置される。
室内側額縁材114は、梁部材(不図示)及び柱部材201、202の内側面側に配置される。室内側額縁材114は、スペーサ(不図示)を介して梁部材に固定されるとともに、柱部材201、202に直接固定される。
断熱材119は、梁部材及び柱部材201、202における屋内側に配置される。断熱材119と、梁部材及び柱部材201、202との間には、スペーサ115が配置される。
内額縁25は、改装用枠体10における室内側に配置される。内額縁25は、既設枠体30の一部と、室内側額縁材114の一部とを覆うように配置される。内額縁25は、内額縁内側面251と、室内側側面部252と、を有する。内額縁25は、ボルトにより室内側額縁材114に固定されている。
外装パネル118は、梁部材及び柱部材201、202の屋外側に配置される。
建具用額縁11は、室外側に配置され、開口12の外縁に沿って取り付けられる。建具用額縁11は、既設の建具用額縁35、既設枠体30及び外装パネル118の一部(端部側)を覆うように配置される。
また、図5に示すように、本実施形態の改装用枠体10の改装用縦枠10c、10dはそれぞれ、各既設縦枠30c、30dとの間にスペーサ141c、141dを介在させた状態で、ネジ部材142c、142dにより既設の建具用額縁35に固定される。これにより、既設枠体30の歪等により生じる改装用枠体10との隙間を埋めることが可能となっている。
続けて、本実施形態に係る改装用枠体10の作用について説明する。具体的には、室外側火災時における改装用枠体10の作用について説明する。
まず、室外側で火災が発生すると、ドア1が室外側から高温加熱される。すると、室内側枠110cと室外側枠120cとの間に配置されて室内側枠110cと室外側枠120cとを連結するブリッジ材131c、132cが溶融する。同様に、室内側枠110dと室外側枠120dとの間に配置されて室内側枠110dと室外側枠120dとを連結するブリッジ材131d、132dが溶融する。
このとき、室内側枠110c、110dそれぞれは、固定部材140c、140dにより、躯体20である柱部材201、202に固定されているため、建物Hから脱離することはない。
これに対して、従来、室外側枠120c、120dそれぞれは、躯体20に直接固定されていないため、室内側枠110c、110dから脱離するおそれがあった。即ち、これら室外側枠120c、120dは、建物Hから脱離するおそれがあった。
ところが本実施形態においては、室外側枠120c、120dそれぞれは、耐熱性を有する連結金具151c、152c、151d、152dによって、室内側枠110c、110dに連結されているため、室内側枠110c、110dから脱離することがない。ひいては、建物Hから脱離することがなく、優れた防火性能を有する。
以上の構成を備える本実施形態に係る改装用枠体10(改装用建具)は、以下のような効果を奏する。
本実施形態に係る改装用枠体10は、開口2(建物開口部)に配置された既設枠体30に重ねて配置される改装用建具である。改装用枠体10を構成する改装用縦枠10c、10dは、室内側に配置される室内側枠110c、110dと、室外側に配置される室外側枠120c、120dと、室内側枠110c、110dと室外側枠120c、120dとの間に配置され、室内側枠110c、110dと室外側枠120c、120dとを連結するブリッジ材131c、132c、131d、132dと、室内側枠110c、110dを建物Hの躯体20に固定する固定部材140c、140dと、室内側枠110c、110dと室外側枠120c、120dとを連結する連結金具151c、151d、152c、152dと、を備える。
これにより、本実施形態に係る改装用枠体10によれば、ブリッジ材131c、132c、131d、132dが溶融した場合であっても、連結金具151c、151d、152c、152dによって、室内側枠110c、110dと室外側枠120c、120dとの分離を抑制できる。これにより、改装用枠体10は、火災等でブリッジ材131c、132c、131d、132dが溶融した場合であっても、室外側枠120c、120dの脱離を抑制できる。即ち、改装用枠体10は、火災時において、優れた防火性能を発揮し、躯体20を保護することができる。
また、本実施形態に係る改装用枠体10では、連結金具151c、151d、152c、152dは、室内側枠110c、110dと室外側枠120c、120dにおける既設枠体30側に取り付けられている。
これにより、本実施形態に係る改装用枠体10は、連結金具151c、151d、152c、152dが外部に露出していないので、外観を劣化させることなく、室外側枠120c、120dの脱離を抑制できる。
また、本実施形態に係る改装用枠体10は、室内側枠110c、110dと、連結金具151c、151d、152c、152dとの間に配置される断熱部材160c、160dをさらに備える。
これにより、本実施形態に係る改装用枠体10は、室内側枠110c、110dと室外側枠120c、120dとが連結金具151c、151d、152c、152dにより連結されていることによる断熱性の低下を抑制できる。
また、本実施形態に係る改装用枠体10では、断熱部材160c、160dは、加熱発泡材により構成される。
これにより、本実施形態に係る改装用枠体10は、火災時に既設枠体30と改装用枠体10との間の隙間を加熱発泡材で塞ぐことができ、優れた防火性能が得られる。
また、本実施形態に係る改装用枠体10では、断熱部材160c、160dは、ブリッジ材131c、132c、131d、132dに沿って配置されている。
これにより、本実施形態に係る改装用枠体10は、火災時にブリッジ材131c、132c、131d、132dが溶融することにより生じる室内側枠110c、110dと室外側枠120c、120dとの間の隙間を、加熱発泡材で塞ぐことができ、さらに優れた防火性能が得られる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれる。
上記実施形態では、建具は玄関等の室外と室内との間に配置されるドアであるが、これに限定されず、建具は、室内に配置されるドアであってもよい。また、建具は、ドアに限定されず、例えば、窓であってもよい。この場合、改装用枠体(改装用建具)は、窓のリフォームにおいて利用される。
2…開口(建物開口部)
10…改装用枠体(改装用建具)
10c、10d…改装用縦枠
20…躯体
30…既設枠体(既設枠)
110c、110d…室内側枠
120c、120d…室外側枠
131c、131d、132c、132d…ブリッジ材
140c、140d…固定部材
151c、151d、152c、152d…連結金具
160c、160d…断熱部材
H…建物

Claims (5)

  1. 建物開口部に配置された既設枠に重ねて配置される改装用建具であって、
    室内側に配置される室内側枠と、
    室外側に配置される室外側枠と、
    前記室内側枠と前記室外側枠との間に配置され、前記室内側枠と前記室外側枠とを連結するブリッジ材と、
    前記室内側枠を建物の躯体に固定する固定部材と、
    前記室内側枠と前記室外側枠とを連結する連結金具と、を備える改装用建具。
  2. 前記連結金具は、前記室内側枠及び前記室外側枠における前記既設枠側に配置される請求項1に記載の改装用建具。
  3. 前記室内側枠と前記連結金具との間に配置される断熱部材をさらに備える請求項1又は2に記載の改装用建具。
  4. 前記断熱部材は、加熱発泡材により構成される請求項3に記載の改装用建具。
  5. 前記断熱部材は、前記ブリッジ材に沿って配置される請求項4に記載の改装用建具。
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