JP2017112187A - 貫通配線を有する基板に素子を設けたデバイス及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 素子形成の際の昇降温工程で生ずる素子の変形等を抑制したデバイスの製造方法を提供する。
【解決手段】 基板の第一の面側から該第一の面の反対側に位置する第二の面側に到達する貫通孔を形成する工程と、前記貫通孔の内壁を含む前記基板の表面に絶縁膜を形成する工程と、前記内壁に形成された前記絶縁膜に接するように前記貫通孔に前記導電性材料を充填する工程と、前記貫通孔に充填された導電性材料が前記基板表面の前記絶縁膜面を超えないように前記基板の第一の面側を研磨する工程と、研磨された前記基板の前記第一の面側の導電性材料と接続する前記素子を形成する工程と、を有し、前記貫通孔の幅を前記第二の面側に比して前記第一の面側で、小さくしたデバイスの製造方法。
【選択図】図1

Description

本発明は、貫通配線を有する基板に素子を設けたデバイス及びその製造方法に関する。
電子デバイス、半導体デバイス、光デバイス等のデバイスの小型化、高速化及び多機能化などの高機能化のため、デバイスを構成するチップ間、または基板表面の素子と基板裏面の電極パッド間を最短距離で電気的に接続できる貫通配線が用いられている。貫通配線の形成は、素子を形成する前に貫通配線を形成するビア・ファースト(via first)方式と、素子を形成した後に貫通配線を形成するビア・ラスト(via last)方式と、に大別される。ビア・ファースト方式は、貫通孔の内壁を含む基板表面に高品質な絶縁膜を高温で成膜でき、高い絶縁耐圧を必要とするデバイスに向いている。しかし、素子を形成するために昇温工程が必要な場合、貫通配線を構成する材料の基板への熱拡散や、貫通配線と基板との熱膨張の差による素子への影響を考慮する必要がある。
熱拡散を低減するために、バリア層を設ける手法がある。熱膨張の差を低減するために、基板と近い材料で貫通配線を形成することができる。例えば、基板がシリコンの場合、リンをドープしたポリシリコンで貫通配線を形成することができる。一方、ポリシリコンからなる貫通配線は抵抗率が高い欠点がある。貫通配線の抵抗率を低減するため、比較的に低温で素子を形成できる場合、金属で貫通配線を形成することが望ましい。例えば、基板はシリコンで、貫通配線はCu(銅)である。この場合、Cuの熱膨張係数がシリコンの6倍以上であるため、素子を形成するための昇降温時に、貫通配線が貫通配線を納める貫通孔の内壁に対して相対的に伸縮または滑動する。このような相対的な動きによって、昇温時、貫通配線の端面が基板の表面より突出して、素子を構成する薄膜の永久変形または破損を引き起こす恐れがある。また、降温時、貫通配線は復元しようとして薄膜を引張り、その端面付近で薄膜の永久変形または破損、または応力増加を引き起こす恐れがある。このような薄膜の永久変形、破損、または応力増加は、素子の不良や素子の性能バラつきの原因になる。素子の性能を確保するために、貫通配線の付近に素子を配置しないことができるが、素子の集積度が低下する。薄膜の永久変形、破損、または応力増加を低減するために、素子のある基板の面側において、温度変化による貫通配線の相対的な動きを抑制する必要がある。特許文献1は、ビア・ラスト方式を用いて、素子を設けていない基板の面側から素子を設けた基板の面側に向かうにつれて幅が細くなる貫通配線構造の製造方法を開示する。このような貫通配線構造にあっては、貫通配線の表面が受ける貫通孔の内壁からの拘束は、素子のない面側よりも、素子のある面側で大きくなる。よって、温度変化による貫通配線の基板に対する相対的な動きは、貫通孔の内部において、素子のない基板面側よりも素子のある基板の面側で小さくなる。
特開2013−46006号公報
しかしながら、特許文献1は、ビア・ラスト方式を採用し、貫通配線とそれを囲む絶縁リングの埋め込み性を向上するために考案されたもので、素子のある面側において、貫通配線の端面が基板の表面から突出して素子を構成する薄膜の内部まで入り込んでいる。このような構造をビア・ファースト方式に適用する場合、素子を形成するための昇降温工程において、素子のある面側の貫通配線の端面は、熱伸縮して素子を構成する薄膜を永久変形、または破損させる恐れがある。本発明は、素子形成の際の昇降温工程で生ずる素子の変形等を抑制したデバイスの製造方法を提供することを目的とする。
上記課題に鑑みなされた本発明の貫通配線を有する基板に素子を設けたデバイスの製造方法は、基板の第一の面側から該第一の面の反対側に位置する第二の面側に到達する貫通孔を形成する工程と、前記貫通孔の内壁を含む前記基板の表面に絶縁膜を形成する工程と、前記内壁に形成された前記絶縁膜に接するように前記貫通孔に前記導電性材料を充填する工程と、前記貫通孔に充填された導電性材料が前記基板表面の前記絶縁膜面を超えないように前記基板の第一の面側を研磨する工程と、研磨された前記基板の前記第一の面側の導電性材料と接続する前記素子を形成する工程と、を有し、前記貫通孔の幅を前記第二の面側に比して前記第一の面側で、小さくしたことを特徴とする。
本発明は、デバイスを包含する。本発明の貫通配線を有する基板に素子を設けたデバイスは、基板の第一の面側から該第一の面の反対側に位置する第二の面側に到達する貫通孔と、前記貫通孔の内壁を含み前記基板の第一の面側に位置する絶縁膜と、前記内壁に接し前記貫通孔の内部を充填する導電性材料で形成された貫通配線と、前記基板の前記第一の面側に設けられ、前記導電性材料に接続された前記素子と、を有し、 前記貫通孔の内部に形成された前記貫通配線が前記第一の面側の絶縁膜の面を超えないと共に、前記貫通孔の幅を前記第二の面側に比して前記第一の面側で、小さくしたことを特徴とする。
本発明においては、貫通配線を納める貫通孔は、素子が設けられる基板の第一の面側は、素子のない基板の第二の面側に比して、幅が小さくなっている。そして、貫通配線は、貫通孔の内壁に形成された絶縁膜と接するように貫通孔の内部を充填され、その端面が基板表面の絶縁膜の表面を超えないように研磨されている。そのため、素子形成に伴う加熱昇降温時に貫通配線を構成する導電性材料が素子側(第一の面側)に突き出るのが抑制される。よって、素子形成の際の昇降温工程で生ずる素子の変形等を抑制したデバイスが製造可能となる。
本発明のデバイスの製造方法の実施形態を説明するための断面図である。 本発明のデバイスの製造方法の第1の実施例を説明するための平面図である。 本発明のデバイスの製造方法の第1の実施例を説明するための断面図である。 本発明のデバイスの製造方法の第2の実施例を説明するための断面図である。 本発明のデバイスの応用例を説明するための平面図である。 本発明のデバイスの作製方法の実施形態を説明するための断面図である。
本発明は、貫通配線を有する基板に素子を設けて構成されるデバイスにおいて、素子を構成する薄膜に永久変形、または破損をもたらすのは、主に素子の設けられる基板の第一面側における貫通孔の長さ方向(つまり、基板の第一面と第二の面に垂直する方向)に沿う貫通配線の相対的な動きであるという発明者が得た知見に基づいている。そして、この相対的な動きの中でも、特に影響が大きいのは、温度変化に伴う貫通配線の端面の相対的な動きである。本発明では、貫通孔の構造を素子の設けられた基板の第一面側における貫通配線の相対的な動きを抑え、素子を構成する薄膜の損傷を低減するように工夫している。
本発明においてデバイスとは、電子デバイス、半導体デバイス、光デバイス等各種デバイスを包含する。本発明の貫通配線を有する基板に素子を設けたデバイスの製造方法は、基板の第一の面側から該第一の面の反対側に位置する第二の面側に到達する貫通孔を形成する工程と、前記貫通孔の内壁を含む前記基板の表面に絶縁膜を形成する工程を有する。更に、前記内壁に形成された前記絶縁膜に接するように前記貫通孔に前記導電性材料を充填する工程と、前記貫通孔に充填された導電性材料が前記基板表面の前記絶縁膜面を超えないように前記基板の第一の面側を研磨する工程を有する。そして、研磨された前記基板の前記第一の面側の導電性材料と接続する前記素子を形成する工程、を有し、前記貫通孔の幅を前記第二の面側に比して前記第一の面側で、小さくしている。この構成によると、素子形成に伴う加熱昇降温時に貫通配線を構成する導電性材料が素子側(第一の面側)に突き出るのが抑制される。よって、素子形成の際の昇降温工程で生ずる素子の変形等を抑制したデバイスが製造可能となる。より詳しくは、ビア・ファースト方式によるデバイス製造に際して、素子を形成するための昇降温時、貫通配線の基板に対する滑りに着目した相対的な動きは、貫通孔の幅が第一の面側が第二の面側よりも小さいことから、第一の面側において小さく、第二の面側で大きくなる。よって、素子を設けた第一の面側の貫通配線の端面は相対的に動く量が低減され、その周辺で素子を構成する薄膜等の部材を永久変形または破損させる恐れが低減する。その結果、デバイスの電気的な信頼性が高まり、素子の不良や性能バラつきが改善できる。
以下に、本発明の実施形態について図を用いて説明するが、本発明はこうした実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
(実施形態)
図1と図2の断面図を参照して、本発明のデバイスの製造方法の実施形態を説明する。デバイスの製造において、1枚の基板上に同時に複数の貫通配線、または複数の素子を形成することが一般的であるが、図1では、簡潔にして見やすくするために、2つの貫通配線と1つの素子だけを示している。本発明のデバイスの製造方法は、典型的には下記の工程を含む。基板に対して、基板の第一の面から該第一の面の反対側に位置する第二の面に到達する貫通孔を形成する。ここで貫通孔を形成する工程は、貫通孔を有する基板を用意する工程であっても構わない。そして、ここで、貫通孔の幅が第一の面側において最も狭いように加工する。そして、貫通孔の内壁を含む基板の表面に絶縁膜を形成する。そして、貫通孔の内壁に形成された絶縁膜と接するように導電性材料を貫通孔の内部に充填してから、導電性材料の端面が絶縁膜を含む基板の第一と第二の表面を超えないように研磨して、貫通配線を形成する。そして、基板の第一の面側に素子を形成する。そして、基板の第二の面側に電極パッドを形成する。
まず、図1(A)のように、基板1を用意する。基板1は、Si(シリコン)基板のような半導体材料から構成されている。基板1は、第一の面1a及び第一の面の反対側に位置する第二の面1bを有しており、第一の面1a及び第二の面1bは、共に平坦で鏡面に研磨されている。基板1の厚さHは、例えば、50μm〜1000μmの範囲とすることができる。次に、図1(B)のように、基板1に貫通孔13を形成する。貫通孔13は、基板1の第一の面1aから第二の面1bに到達し、基板1を貫通する。貫通孔13の数、配置、及び開口の形状とサイズなどは、用途に応じて、フォトレジストパターンで規定する。基板1の第一の面1a側における貫通孔13の開口は、例えば、円状であり、直径が20μm〜100μmの範囲のもので、例えば、横方向の周期が200μmで縦方向の周期が2mmの配列で形成される。ここで、貫通孔13は、幅が第一の面1a側において最も小さい(狭い)ように加工される。このような構造は、主に第一の面1a側における貫通孔の長さ方向に沿う貫通配線2(図1(D)〜(F)参照)の相対的な動きを抑え、素子を構成する薄膜の損傷を低減するためである。ただし、得ようとする効果が十分となるならば、貫通孔13の内壁13dの形状は制限されるものではない。また、貫通孔13の内壁13dに表面凹凸(表面うねりと表面粗さを含む)を設けてもよい。例えば、貫通孔13は、図2(A)〜(F)に示した例の何れかの断面形状を有するものとしても良い。図2(A)では、貫通孔13の内壁13dは逆テーパー形状になっており、第一の面1a側から第二の面1b側に向かって幅Wが広くなっている。即ち、幅Wは、第二の面側よりも第一の面側で徐々に小さくなっている。図2(B)では、貫通孔13の内壁13dは2段階になっており、第一の面1a側のHaの部分において貫通孔13の幅Wがほぼ一様(W=W1)である。一方、第二の面1b側のHbの部分において貫通孔13の幅Wがほぼ一様(W=W2)である。但し、W1<W2である。つまり、貫通孔13の幅Wが、第一の面1a側のHaの部分において、第二の面1b側のHbの部分より小さい(狭い)ようになっている。図2(C)では、貫通孔13の内壁13dは多段階(3段階または3段階以上。図2(C)では3段階だけを示している。)になっており、第一の面1a側のHaの部分における貫通孔13の幅W(=W1)が最も小さい(W1<W2<W3・・・)ようになっている。ここでは、幅が段階的に(階段状に)小さくなっている。図2(A)〜(C)において、貫通孔13の内壁13dはほぼ平滑であり、その表面凹凸の最大高さは、例えば、0.5μm以下である。ここで、表面凹凸の最大高さは、測定した粗さ曲線から、その高さの平均線の方向に基準長さだけ抜き取り、この抜き取り部分の平均線から最も高い山頂と最も低い谷底までの深さとの和を指す。この基準長さは、表面凹凸の表面うねり成分に対して、例えば、表面うねり成分の周期(または平均間隔)の2倍である。また、この基準長さは、表面凹凸の表面粗さ成分に対して、例えば、20μmである。図2(D)〜(F)は、図2(A)〜(C)の貫通孔13の内壁13dのHaの部分に対して、それぞれ表面凹凸13cを設けた貫通孔構造である。図2(D)〜(F)において、Ha部分の表面凹凸13cの最大高さは、例えば、2μm以上である。表面凹凸13cの1周期(または平均間隔)をpとした場合、10p≧Ha≧1pであることが望ましい。より望ましくは、5p≧Ha≧2pである。例えば、pが約5μmであって、25μm≧Ha≧10μmである。また、Haは、貫通孔13の長さ(または基板の厚さ)Hの1/5以下、つまり、Ha≦1/5Hであることが望ましい。また、必要に応じて、貫通孔13の内壁13dを平滑化し、表面凹凸13cの山頂を含む貫通孔の内壁の尖っている部分を滑らかにする。平滑化の目的は、貫通孔の内壁13dにおいて基準以上の電界集中が起きないためである。以下では、説明しやすさを考慮して貫通孔13の内壁13dが逆テーパー形状になっている例を用いて説明をする。また、第二の面側における貫通孔13の内壁13dと、基板の第二の面と、のなす角度をθとする。原理的に、θ<90°であれば、本発明が求めている効果が発生する。しかし、θが大きすぎる(例えば、88°<θ<90°)と、効果が不十分である。一方、θが小さすぎる(例えば、θ<60°)と、第二の面1b側において、貫通孔13の内壁の貫通配線2(図1(D)参照)に対する拘束力が弱くなり、昇降温の際、貫通配線2が貫通孔13から脱離する恐れがある。また、貫通孔13の加工も難しくなる。よって、60°≦θ≦88°であることが望ましい。より望ましくは、75°≦θ≦85°である。貫通孔13の加工は、例えば、ボッシュ(Bosch)プロセスを採用したSiの深堀反応性イオンエッチング(RIE:Reactive Ion Etching)技術を用いて行う。RIEの際、ガス流量、チャンバー内圧力、エッチングパワー、バイアスパワー及びエッチング時間等の加工条件を調整することによって、所望の貫通孔13の内壁13d形状を実現する。加工後、必要に応じて、貫通孔の内壁13dを平滑化する。平滑化は、Siからなる基板1の表面の熱酸化と熱酸化膜の除去によって行われる。次に、図1(C)のように、基板1の第一の面1a、第二の面1b及び貫通孔13の内壁13d(図1(B)参照)を含む基板1の表面上に、絶縁膜14を形成する。絶縁膜14として、例えば、Siの熱酸化膜を用いる。Siの熱酸化膜は、図1(B)で形成した貫通孔13を有する基板1を酸素雰囲気中で高温加熱することによって形成される。絶縁膜14の形成によって、絶縁膜14の表面14aは基板1の第一の面1aの新たな表面となり、絶縁膜14の表面14bは基板1の第二の面1bの新たな表面となる。また、絶縁膜14の表面14dは、貫通孔13の新たな内壁となる。図1(C)の構造を有する基板1は、貫通基板1sと呼ぶ。ここで、図1(B)で説明した貫通孔を形成する工程や、図1(C)で説明した絶縁膜を形成する工程は、それぞれ貫通孔を有する基板を用意する工程、絶縁膜を形成した基板を用意する工程と読み替えることが可能であり、読み替えた形態についても本願発明の規定する範囲内と捉えられる。
次に、図1(D)のように、貫通基板1sの貫通孔13(図1(C)参照)の内部に貫通配線2(2−1と2−2を含む)を形成する。貫通配線2を形成するために、まず、貫通孔の内壁に形成された絶縁膜14の表面14d(図1(C)参照)と接するように導電性材料2を貫通孔13の内部に充填する。充填の方法として、例えば、導電性ペーストの埋め込み、導電性材料のめっきなどの技術が用いられる。そして、導電性材料2を研磨して平坦化し、貫通配線2を形成する。平坦化によって、基板1の第一面1a側において、貫通配線2の端面2−1aと2−2aが絶縁膜14の表面14aを超えないようにする。また、基板1の第二の面1b側において、貫通配線2の端面2−1bと2−2bが絶縁膜14の表面14bを超えないようにする。平坦化は、例えば、化学機械研磨(CMP:Chemical Mechenical Polishing)を用いる。貫通配線2を形成した貫通基板1s(図1(C)参照)は、貫通配線基板3と呼ぶ。
次に、図1(E)のように、基板1の第一の面1a側(つまり、絶縁膜14の表面14a上)に、素子30を形成する。素子30は、例えば、電極(第一の電極4と第二の電極6を含む)部分と他の部分35によって構成される。第一の電極4と第二の電極6は、金属材料から構成される。第一の電極4は貫通配線の端面2−1a(図1(D)参照)と電気的に接続され、第二の電極6は貫通配線の端面2−2a(図1(D)参照)と電気的に接続される。素子30は、例えば、各種のMEMS(Micro Electro Mechenical System)素子である。より具体的に、例えば、静電容量型トランスデューサ(CMUTとも呼ぶ。CMUT:Capacitive Micromachined Ultrasonic Transducer)である。素子30の構造は、製造するデバイスの仕様に合わせて設計される。素子30の形成工程において、100℃以上の加熱が必要な場合がある。この場合、昇降温によって、温度の変化量に比例して、貫通孔の内壁14d(図1(C)参照)に対する貫通配線2の相対的な動きが生じる。貫通配線2の相対的な動きは、温度の変化量にほぼ比例する。素子を設けた基板1の第一面1a側において、絶縁膜14を含む貫通孔13の内壁14d(図1(C)参照)は第二面1b側に比して幅がより小さい(狭い)ので、貫通配線2の表面をより強く拘束している。一方、素子のない基板1の第二の面1b側において、絶縁膜14を含む貫通孔13の内壁14d(図1(C)参照)は幅がより大きい(広い)ので、貫通配線2の表面の拘束は弱いものとなる。そのため、昇降温過程において、貫通配線2の相対的な動きは、素子30のある基板1の第一面1a側で抑制され、素子のない基板1の第二の面1b側で解放される。つまり、素子30の設けられる基板1の第一面1a側における貫通配線2の端面(2−1aと2−2aを含む。図1(D)参照)の相対的な動きが低減される。その結果、貫通配線2の端面の近傍において、素子30を構成する薄膜(第一の電極4、第二の電極6、及び他の部分35を含む)が永久変形や破損される恐れが低減される。
次に、図1(F)のように、基板1の第二の面1b側(つまり、絶縁膜14の表面14b上)に電極パッド(11と12を含む)を形成する。電極パッド11は貫通配線2の端面2−1b(図1(E)参照)と電気的接続され、電極パッド12は貫通配線2の端面2−2b(図1(E)参照)と電気的に接続される。電極パッド11と12は、金属を主材料によって構成される。例えば、電極パッド11と12は、密着層としてのTi(チタン)薄膜とその上に形成されるAl(アルミニウム)薄膜によって構成される。電極パッド11と12の形成方法として、例えば、金属のスパッタ成膜、フォトリソグラフィーを含むエッチングマスクの形成、及び金属のエッチングを含む方法がある。これらの工程において、基板の最高温度が100℃程度で、昇降温による貫通孔の内壁14d(図1(C)参照)に対する貫通配線2の相対的な動きが素子30の形成時よりも小さい。また、金属薄膜は比較的に高い展延性を持つので、電極パッド11と12の応力による永久変形または破損が更に低減できる。よって、電極パッドの形成工程において、素子30を構成する薄膜、電極パッド11と12を構成する金属薄膜の永久変形または破損の恐れが低い。
次に、図示はしないが、図1(A)〜(F)の工程によって製造されたデバイス(素子30、貫通配線基板3及び電極パッド11と12を含む)を制御回路と接続する。接続は、電極パッド11と12を介して行う。接続の方法として、金属直接接合や、バンプ接合や、ACF(Anisotropic Conductive Film)圧着や、ワイヤボンディングなどの方法がある。
以上の作製方法を用いれば、図1(F)に示したデバイスを製造できる。この製造方法によれば、素子を形成するための昇降温時、素子のある第一の面側の貫通配線の端面は貫通孔の内壁に対する相対的な動きが低減され、その周辺で素子を構成する薄膜を永久変形または破損させる恐れが低減される。その結果、貫通配線の近傍においても、素子を構成する薄膜は破損が少なく、膜厚及び膜応力の均一性に優れたものとなる。これにより貫通配線の近傍に素子を配置することができ、その結果、素子の集積度が高まる。また、貫通孔の内壁及びその上に形成された薄膜が永久変形または破損される恐れも低減され、デバイスの電気的な信頼性が高まる。以下、具体的な実施例を挙げて本発明を詳しく説明する。
(実施例1)
ここでは、図3の平面図と図4の断面図を用いて、ビア・ファースト法により貫通配線基板上にCMUTを形成する製造方法の一例を説明する。CMUTは、振動膜の振動を用いて超音波などの音響波を送信、受信することができ、特に液中において優れた広帯域特性を容易に得ることができる静電容量型トランスデューサである。CMUTは、一対の電極を備えたセルを有し、一対の電極間の静電容量変化に基づき電気信号を得るトランスデューサである。実用上、図3の平面図に示すように、1つのCMUTデバイスにおいて、2次元アレイ状に配置される複数の振動膜(セルとも呼ぶ)31により1つのエレメント32とし、更に、複数のエレメント32を基板上に並べて素子30を構成することで、所望の性能を実現している。各エレメント32を独立に制御するためには、それぞれのエレメントに対応して貫通配線を形成する。CMUTの製造工程を示す図4の断面構造は、図3におけるA−Bの断面を示している。簡明のため、図4においては、CMUTの1つのセル(1つの振動膜)と2つの貫通配線のみが示されている。本実施例のCMUTは、図4(K)に示すように、素子30は基板1の第一の面1a上(第一の面側)に形成され、電極パッド(11、12と24を含む)は基板1の第二の面1b上(第二の面側)に形成される。貫通配線2(2−1と2−2を含む)は基板1の第一の面1a側で素子30と、基板1の第二の面1b側で電極パッド11と12とそれぞれ電気的に接続されている。素子30は、第一の電極4と、第一の電極4と間隙5を挟んで設けられた第二の電極6と、第二の電極6の上下に配設された絶縁膜(7、8と19を含む)で構成され振動可能な振動膜9と、を含むセルを有する。第一の電極4は、貫通配線2−1を介して、電極パッド11と接続されている。第二の電極6は、貫通配線2−2を介して、電極パッド12と接続されている。また、基板1は、電極パッド24と接続されている。
以下、CMUTの製造工程について説明する。まず、図4(A)に示すように、貫通配線基板3を用意する。貫通配線基板3は、図1(A)〜(D)で説明した方法と同様に作製する。基板1は、Si基板である。基板1は、第一の面1aと第二の面1bを有し、この2つの面がミラー研磨され、表面粗さRa<2nmである。基板1の抵抗率が約0.01Ω・cmであり、基板1の厚さは約300μmである。貫通孔13(図1(C)参照)は、第一の面1aにおける直径が50μmであり、横方向の周期が400μmで縦方向の周期が2mmの配列である。貫通孔13は、第一の面1a側から第二の面1b側に向かって、内壁が略逆テーパー形状で、貫通孔13の内壁13dの角度θが約85°である。貫通孔13の加工後、貫通孔の内壁が平滑化され、その表面凹凸の山頂(または谷底)の包絡線の曲率直径が5μm以上になっている。貫通孔13の内壁に、絶縁膜として、厚さ約1μmのSiの熱酸化膜14が形成されている。また、貫通孔13の中に、貫通孔の内壁に形成された絶縁膜14の表面14dと密接するように貫通配線2(2−1と2−2を含む)が形成されている。貫通配線2は、Cuを主材料として、Cuの電解めっき(電気めっき)によって形成されている。貫通配線2の端面(2−1a、2−1bと2−2a、2−2bを含む)は、CMPによって平坦化されている。平坦化によって、基板1の第一面1a側において、貫通配線2の端面2−1aと2−2aが絶縁膜14の表面14aを超えないようになっている。また、基板1の第二の面1b側において、貫通配線2の端面2−1bと2−2bが絶縁膜14の表面14bを超えないようになっている。貫通配線2は、CMUTの1つのエレメント32(図3に参照)に対して2つ形成されている。
次に、図4(B)に示すように、基板1の第一の面1a側に第一の電極4を形成する。第一の電極4は、振動膜9(図4(K)に参照)を駆動するための電極の1つである。第一の電極4は、Siの熱酸化膜14の上に形成されるので、基板1と絶縁されている。第一の電極4は、セルの振動膜9の振動部分(図4(K)の間隙5に対応する部分)の下部に位置し、振動膜9の振動部分より周囲に延伸している。第一の電極4は、同じエレメント中の各セルに関して、導通するように形成されている。第一の電極4は、厚さが約10nmのTiの薄膜と厚さが約50nmのWの薄膜を積層して構成される。第一の電極4は、金属の成膜、フォトリソグラフィーを含むエッチングマスクの形成及び金属のエッチングを含む方法によって形成される。次に、図4(C)に示すように、絶縁膜16のパターンを形成する。絶縁膜16は、第一の電極4の表面を覆い、その役割の1つは第一の電極4の絶縁保護膜として働く。絶縁膜16は、200nm厚のSi酸化物の薄膜である。Si酸化物の薄膜は、約300℃の基板温度でCVD法によって形成される。Si酸化物の成膜後、絶縁膜16に、開口16a、16b、16cを形成する。開口16a、16b、16cは、フォトリソグラフィーを含むエッチングマスク形成と反応性イオンエッチングを含むドライエッチングとを含む方法で形成される。次に、図4(D)に示すように、犠牲層17を形成する。犠牲層17は、セルの間隙5を形成するためのもので、Cr(クロム)によって構成される。犠牲層17の厚さと形状は、必要なCMUT特性によって決まる。まず、200nm厚のCr膜を電子ビーム蒸着法で基板1の第一の面1aに形成する。そして、フォトリソグラフィーとウェットエッチングとを含む方法でCr膜を所望の形状に加工する。犠牲層17は、直径が約30μm、高さが約200nmの円柱状構造を有し、図4(H)で形成されるエッチホール18に繋がっている。 次に、図4(E)に示すように、絶縁膜7を形成する。絶縁膜7は、図4(F)で形成される第二の電極6の下表面に接し、その役割の1つは第二の電極6の絶縁保護膜として働く。絶縁膜7は、400nm厚のSi窒化物である。Si窒化物の薄膜は、約300℃の基板温度でPE−CVD(Plasma Enhanced Chemical Vapor Deposition)によって成膜される。成膜時、成膜ガスの流量等を制御して、絶縁膜7となるSi窒化物の膜が0.1GPa程度の引張り応力を有するようにする。 次に、図4(F)に示すように、第二の電極6を形成する。第二の電極6は、振動膜9(図4(K)参照)の上において第一の電極4と対向して形成され、振動膜9を駆動するための電極の1つである。第二の電極6は、10nmのTi膜と100nmのAlNd(アルミニウム・ネオジウム)合金膜をこの順番に積層して形成される。第二の電極6は、金属のスパッタ成膜、フォトリソグラフィーを含むエッチングマスクの形成、及び金属のエッチングを含む方法によって形成される。第二の電極6は、CMUTの製造が完成した時点で、0.4GPa以下の引張り応力を有するように成膜条件を調整する。第二の電極6は、同じエレメント中の各セルに関して、導通するように形成される。次に、図4(G)に示すように、絶縁膜8を形成する。絶縁膜8は、第二の電極6の上表面を覆い、その役割の1つは第二の電極6の絶縁保護膜として働く。絶縁膜8は、絶縁膜7と同様な構成を持ち、絶縁膜7と同様な方法で形成される。次に、図4(H)に示すように、エッチホール18を形成して犠牲層17を除去する。エッチホール18は、フォトリソグラフィーと反応性イオンエッチングとを含む方法によって形成される。そして、エッチホール18を介して、エッチング液の導入によってCrからなる犠牲層17(図4(G)を参照)を除去する。これによって、犠牲層17と同じ形状の間隙5が形成される。
次に、図4(I)に示すように、薄膜19を形成する。薄膜19は、エッチホール18を封止すると同時に、絶縁膜7、第二の電極6、及び絶縁膜8と合わせて、間隙5の上部で振動可能な振動膜9を構成する。薄膜19は、800nm厚のSi窒化物である。薄膜19は、絶縁膜7と同様、約300℃の基板温度でPE−CVDによって成膜される。このように形成された振動膜9は、全体で0.7GPa程度の引張り応力を有し、スティッキングあるいは座屈がなく、破壊しにくい構造になっている。また、振動膜9は、必要なCMUT特性によって、その構成(材料、厚さ、応力を含む)が設計される。ここで記述した振動膜9の構成は、製造方法を説明するための一例に過ぎない。次に、図4(J)に示すように、電気接続用のコンタクト穴20、21(21aと21bを含む)、22(22aと22bを含む)を形成する。コンタクト穴20は、基板1の第二の面1b側に形成され、第二の面1bを部分的に露出する開口である。コンタクト穴21、22は、基板1の第一の面1a側に形成される。コンタクト穴21aは貫通配線2−2の端面2−2aを部分的に露出する開口で、コンタクト穴21bは第二の電極6の表面を部分的に露出する開口である。コンタクト穴22aは第一の電極4の表面を部分的に露出する開口で、コンタクト穴22bは貫通配線2−1の端面2−1aを部分的に露出する開口である。コンタクト穴20の形成法として、フォトリソグラフィーを含むエッチングマスク形成とバッファードフッ酸(BHF)によるSiの熱酸化物のエッチングとを含む方法を用いる。コンタクト穴21、22の形成法として、フォトリソグラフィーを含むエッチングマスク形成とSi窒化物の反応性イオンエッチングとを含む方法を用いる。コンタクト穴20、21、22の形状は、例えば、直径が10μm程度の円柱状である。次に、図4(K)に示すように、接続配線10、23、電極パッド11、12、24を形成する。接続配線10、23は、基板1の第一の面1a側に形成され、厚さが約10nmのTi膜と厚さが約500nmのAl膜をこの順番に積層して構成される。接続配線10は、コンタクト穴21(21aと21bを含む。図4(J)参照)を介して、第二の電極6と貫通配線2−2の端面2−2aとを電気的に接続する。接続配線23は、コンタクト穴22(22aと22bを含む。図4(J)参照)を介して、第一の電極4と貫通配線2−1の端面2−1aとを電気的に接続する。電極パッド11、12、24は、基板1の第二の面1b側に形成され、厚さが約500nmのAl膜から構成される。電極パッド11は、貫通配線2−1の端面2−1bと接続するように形成される。電極パッド12は、貫通配線2−2の端面2−2bと接続するように形成される。その結果、基板1の第一の面1a側にある第一の電極4は、貫通配線2−1を介して、基板1の第二の面1b側に引出されている。同様に、基板1の第一の面1a側にある第二の電極6は、貫通配線2−2を介して、基板1の第二の面1b側に引出されている。電極パッド24は、基板1と接続するように形成される。
以上の絶縁膜7、8、19の製造工程において、膜間密着性を向上するために、上層の膜を成膜する前に、下層膜の表面に対してプラズマ処理を施してもよい。このプラズマ処理によって、下層膜の表面が清浄化または活性化される。 次に、図示しないが、図4(A)〜(K)で作製したCMUTを制御回路と接続する。接続は、電極パッド11、12、24を介して行う。接続の方法として、異方性導電膜(ACF:Anisotropic Conductive Film)圧着法を用いる。上述した製造方法によって製造されたCMUTは、1つのエレメント32内において、各セルの第一の電極と第二の電極のうちの少なくとも一方が電気的に接続されている。駆動の際、バイアス電圧を第一の電極4に印加し、信号印加または信号取り出し電極として第二の電極6を用いる。電極パッド24を介して基板1を接地して、信号ノイズを低減することができる。以上の工程において、基板の最高温度が300℃程度である。
(実施例2)
ここでは、図5の断面図を用いて、ビア・ファースト法により貫通配線基板上にデバイスを形成する製造方法を説明する。
まず、図5(A)のように、基板1を用意する。基板1は、Si基板である。基板1は、第一の面1aと第二の面1bを有し、この2つの面がミラー研磨され、表面粗さRa<2nmである。基板1の抵抗率が約0.01Ω・cmである。基板1の厚さが約300μmである。次に、図5(B)のように、基板1に貫通孔13を形成する。貫通孔13は、基板1の第一の面1aから第二の面1bに到達し、基板1を貫通する。貫通孔13は、第一の面1aにおける直径が30μmであり、横方向の周期が400μmで縦方向の周期が2mmの配列である。貫通孔13の加工は、ボッシュプロセスを採用したSiの深堀RIEを用いて行う。RIEの際、加工条件を調整することによって、貫通孔13の内壁が略逆テーパー形状で、貫通孔13の内壁13dの角度θが約85°になるようにする。また、第一の面1a側のHaの部分における貫通孔の内壁に表面凹凸13cとしてスキャロップ構造を形成する。表面凹凸13cの1周期(または平均間隔)が約5μmであって、Haが約20μmである。表面凹凸13cは、貫通孔13のテーパー形状の加工と同時に形成しても良い。また、表面凹凸13cは、貫通孔13のテーパー形状を加工してから形成しても良い。表面凹凸13c形成後、貫通孔13の内壁13dを平滑化し、スキャロップの山頂を含む貫通孔の内壁の尖っている部分を滑らかにする。平滑化は、Siからなる第一の基板1の表面の熱酸化と熱酸化膜の除去によって行われる。平滑化によって、図5(C)の絶縁膜14の形成後、絶縁膜14を含む貫通孔の内壁の表面凹凸14cの山頂(または谷底)の包絡線の曲率直径が5μm以上になるようにする。平滑後、第一の面1a側のHaの部分におけるスキャロップの最大高さが約5μmである。一方、第二の面1b側のHbの部分における貫通孔の内壁のスキャロップは、最大高さが0.5μm以下になるようにする。次に、図5(C)のように、基板1の第一の面1a、第二の面1b及び貫通孔13の内壁13d(図5(B)参照)を含む基板1の表面上に、絶縁膜として、1μm厚のSiの熱酸化膜14を形成する。Siの熱酸化膜14は、図5(B)で形成した貫通孔13を有する基板1を酸素雰囲気中で1000℃程度の加熱によって形成される。Siの熱酸化膜14の表面14dは、貫通孔13の新たな内壁表面である。図5(C)の構造を有する基板1は、貫通基板1sと呼ぶ。次に、図5(D)のように、貫通基板1sの貫通孔13(図5(C)参照)の内部に貫通配線2(2−1と2−2を含む)を形成する。貫通配線2は、貫通孔の内壁に形成された絶縁膜14の表面14dと密接するように形成されている。貫通配線2の形成は、Cuの電解めっきとCMPを用いる。CMP後、基板1の第一面1a側において、貫通配線2の端面2−1aと2−2aが絶縁膜14の表面14aを超えないようになっている。また、基板1の第二の面1b側において、貫通配線2の端面2−1bと2−2bが絶縁膜14の表面14bを超えないようになっている。貫通配線2を形成した貫通基板1s(図5(C)参照)は、貫通配線基板3と呼ぶ。 次に、図5(E)のように、基板1の第一の面1a上に、素子30を形成する。素子30は、電極(第一の電極4と第二の電極6を含む)部分と他の部分35によって構成される。電極は、金属材料から構成される。第一の電極4は貫通配線の端面2−1a(図5(D)参照)と電気的に接続され、第二の電極6は貫通配線の端面2−2a(図5(D)参照)と電気的に接続される。素子30は、例えば、CMUTである。
次に、図5(F)のように、基板1の第二の面1b側に電極パッド(11と12を含む)を形成する。電極パッド11は貫通配線2の端面2−1b(図5(E)参照)と電気的接続され、電極パッド12は貫通配線2の端面2−2b(図5(E)参照)と電気的に接続される。電極パッド11と12は、厚さが約10nmのTiの薄膜と厚さが約500nmのAlの薄膜を積層して構成される。電極パッド11と12は、金属のスパッタ成膜、フォトリソグラフィーを含むエッチングマスクの形成、及び金属のエッチングを含む方法によって形成される。
次に、図示はしないが、図5(A)〜(F)の工程によって作製されたデバイス(素子30、貫通配線基板3及び電極パッド11と12を含む)を制御回路と接続する。接続は、電極パッド11と12を介して、ACF圧着法で行う。
素子30の形成工程において、最高で約300℃の加熱が必要な場合がある。素子30のある基板1の第一面1a側において、絶縁膜14を含む貫通孔13の内壁(図5(C)参照)14dは幅がより狭いので、貫通配線2の表面をより強く拘束している。更に、第一の面1a側のHaの部分において、貫通孔の内壁の表面凹凸14c(図5(C)参照)によって、貫通配線2の表面と貫通孔の内壁の表面14d(図5(C)参照)と嵌め合うようになっている。よって、Haの部分において、貫通配線2の表面が更に強い拘束を受けている。一方、素子のない基板1の第二の面1b側において、絶縁膜14を含む貫通孔13の内壁14d(図5(C)参照)は幅がより広く、表面凹凸もより小さいので、貫通配線2の表面に対する拘束がより弱い。そのため、昇降温過程において、貫通配線2の相対的な動きは、素子30のある基板1の第一面1a側で抑制され、素子のない基板1の第二の面1b側に集中する。つまり、素子30のある基板1の第一面1a側における貫通配線2の端面(2−1aと2−2aを含む。図5(D)参照)の貫通孔の内壁に対する相対的な動きが、表面凹凸14cがない場合より更に低減される。その結果、貫通配線2の端面(2−1aと2−2aを含む。図5(D)参照)の近傍において、素子30を構成する薄膜が永久変形や破損される恐れが更に低減される。
貫通孔の内壁の表面凹凸14c(図5(C)参照)は下記の働きもある。つまり、温度変化する際、貫通配線2(図5(D)〜(F)参照)が貫通孔13(図5(C)参照)から脱落する恐れを低減する。一般的に、金属からなる貫通配線2は、半導体の酸化物等からなる貫通孔13の内壁14dとは密着性が強くない。更に、両者の熱膨張係数が大きく異なる。そのため、大きな温度変化があるとき、貫通配線2が貫通孔13から脱落する例があった。本発明では、貫通孔の内壁に表面凹凸14cを設けることによって、第一の面1a側のHaの部分において、貫通配線2の表面と貫通孔の内壁の表面14d(図5(C)参照)と嵌め合うようにしている。このような嵌め合う構造は、上記の脱落を防止することができる。(実施例3)
ここで、実施例1と実施例2で作製したデバイス(CMUT)の応用例を説明する。第1の実施例で作製したCMUTは、音響波を用いた超音波診断装置、超音波画像形成装置などの被検体情報取得装置に適用することができる。被検体からの音響波をCMUTで受信し、出力される電気信号を用いて、光吸収係数などの被検体の光学特性値を反映した被検体情報や音響インピーダンスの違いを反映した被検体情報などを取得することができる。 図6(A)は、光音響効果を利用した被検体情報取得装置の実施例を示したものである。光源2010から射出されたパルス光は、レンズ、ミラー、光ファイバー等の光学部材2012を介して、被検体2014に照射される。被検体2014の内部にある光吸収体2016は、パルス光のエネルギーを吸収し、音響波である光音響波2018を発生する。プローブ(探触子)2022内の本発明を用いて製造された電気機械変換装置(CMUT)を含むデバイス2020は、光音響波2018を受信して電気信号に変換し、信号処理部2024に出力する。信号処理部2024は、入力された電気信号に対して、A/D変換や増幅等の信号処理を行い、データ処理部2026へ出力する。データ処理部2026は、入力された信号を用いて被検体情報(光吸収係数などの被検体の光学特性値を反映した特性情報)を画像データとして取得する。ここでは、信号処理部2024とデータ処理部2026を含めて、処理部という。表示部2028は、データ処理部2026から入力された画像データに基づいて、画像を表示する。以上のように、本例の被検体の情報取得装置は、本発明による電子デバイスと、光源と、処理部と、を有する。そして、電子デバイスは、光源から発した光が被検体に照射されることにより発生する光音響波を受信して電気信号に変換し、処理部は、電気信号を用いて被検体の情報を取得する。 図6(B)は、音響波の反射を利用した超音波エコー診断装置等の被検体情報取得装置を示したものである。プローブ(探触子)2122内の本発明の電気機械変換装置(CMUT)を含む電子デバイス2120から被検体2114へ送信された音響波は、反射体2116により反射される。電子デバイス2120は、反射された音響波(反射波)2118を受信して電気信号に変換し、信号処理部2124に出力する。信号処理部2124は、入力された電気信号に対して、A/D変換や増幅等の信号処理を行い、データ処理部2126へ出力する。データ処理部2126は、入力された信号を用いて被検体情報(音響インピーダンスの違いを反映した特性情報)を画像データとして取得する。ここでも、信号処理部2124とデータ処理部2126を含めて、処理部という。表示部2128は、データ処理部2126から入力された画像データに基づいて、画像を表示する。以上のように、本例の被検体の情報取得装置は、本発明を用いて製造されたデバイスと、該電子デバイスが出力する電気信号を用いて被検体の情報を取得する処理部と、を有し、該電子デバイスは、被検体からの音響波を受信し、電気信号を出力する。
なお、プローブは、機械的に走査するものであっても、医師や技師等のユーザが被検体に対して移動させるもの(ハンドヘルド型)であってもよい。また、図6(B)に示す反射波を用いる装置の場合、音響波を送信するプローブは受信するプローブと別に設けてもよい。さらに、図6(A)と図6(B)の装置の機能をどちらも兼ね備えた装置とし、被検体の光学特性値を反映した被検体情報と、音響インピーダンスの違いを反映した被検体情報と、をどちらも取得するようにしてもよい。この場合、図6(A)のデバイス2020が光音響波の受信だけでなく、音響波の送信と反射波の受信を行うようにしてもよい。
また、上記の如きCMUTを、外力の大きさを測定する測定装置などでも用いることができる。ここでは、外力を受けるCMUTからの電気信号を用いて、CMUTの表面に印加された外力の大きさを測定する。本例では、CMUTを用いた例を示したが、CMUTに代えて圧電型トランスデューサを用いることも可能である。
1 基板
1a 基板の第一の面
1b 基板の第二の面
2 導電性材料(貫通配線)
13 貫通孔

Claims (12)

  1. 貫通配線を有する基板に素子を設けたデバイスの製造方法であって、
    基板の第一の面側から該第一の面の反対側に位置する第二の面側に到達する貫通孔を形成する工程と、
    前記貫通孔の内壁を含む前記基板の表面に絶縁膜を形成する工程と、
    前記内壁に形成された前記絶縁膜に接するように前記貫通孔に前記導電性材料を充填する工程と、
    前記貫通孔に充填された導電性材料が前記基板表面の前記絶縁膜面を超えないように前記基板の第一の面側を研磨する工程と、
    研磨された前記基板の前記第一の面側の導電性材料と接続する前記素子を形成する工程と、を有し、
    前記貫通孔の幅を前記第二の面側に比して前記第一の面側で、小さくしたことを特徴とするデバイスの製造方法。
  2. 前記貫通孔の幅は、前記第二の面側よりも前記第一の面側で徐々に小さくなっていることを特徴とする請求項1に記載のデバイスの製造方法。
  3. 前記貫通孔の内壁と前記第二の面とがなす角度をθとして、θは、60°≦θ≦88°の範囲内にあることを特徴とする請求項2に記載のデバイスの製造方法。
  4. 前記θは、75°≦θ≦85°の範囲内にあることを特徴とする請求項3に記載のデバイスの製造方法。
  5. 前記貫通孔の幅は、前記第二の面側より前記第一の面側に進むにつれて階段状に小さくなっていることを特徴とする請求項1に記載のデバイスの製造方法。
  6. 前記導電性材料を充填する工程の後に前記貫通孔より突出した前記導電性材料を研磨する工程を更に有することを特徴とする請求項1に記載のデバイスの製造方法。
  7. 前記デバイスは、一対の電極を備えたセルを有し、前記一対の電極間の静電容量変化に基づき電気信号を得るトランスデューサであることを特徴とする請求項6に記載のデバイスの製造方法。
  8. 貫通配線を有する基板に素子を設けたデバイスであって、
    基板の第一の面側から該第一の面の反対側に位置する第二の面側に到達する貫通孔と、
    前記貫通孔の内壁を含み前記基板の第一の面側に位置する絶縁膜と、
    前記内壁に接し前記貫通孔の内部を充填する導電性材料で形成された貫通配線と、
    前記基板の前記第一の面側に設けられ、前記導電性材料に接続された前記素子と、を有し、
    前記貫通孔の内部に形成された前記貫通配線が前記第一の面側の絶縁膜の面を超えないと共に、
    前記貫通孔の幅を前記第二の面側に比して前記第一の面側で、小さくしたことを特徴とするデバイス。
  9. 前記素子は、一対の電極を備えたセルを有し、前記一対の電極間の静電容量変化に基づき電気信号を得るトランスデューサであることを特徴とする請求項8に記載のデバイス。
  10. 前記素子は、圧電型トランスデューサであることを特徴とする請求項8に記載のデバイス。
  11. 請求項9または10に記載のデバイスと、該デバイスが出力する電気信号を用いて被検体の情報を取得する処理部と、を有し、前記デバイスは前記被検体からの音響波を受信し、前記電気信号に変換することを特徴とする被検体情報取得装置。
  12. 光源をさらに有し、前記デバイスは、前記光源から射出された光が前記被検体に照射されることにより発生する光音響波を受信して電気信号に変換し、前記処理部は、前記デバイスからの前記電気信号を用いて前記被検体の情報を取得することを特徴とする請求項11に記載の被検体情報取得装置。
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